JP2009210959A - 光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器 - Google Patents

光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009210959A
JP2009210959A JP2008055750A JP2008055750A JP2009210959A JP 2009210959 A JP2009210959 A JP 2009210959A JP 2008055750 A JP2008055750 A JP 2008055750A JP 2008055750 A JP2008055750 A JP 2008055750A JP 2009210959 A JP2009210959 A JP 2009210959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
nut member
moving body
screw
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008055750A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Daiguji
政隆 大宮司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chinontec KK
Original Assignee
Chinontec KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chinontec KK filed Critical Chinontec KK
Priority to JP2008055750A priority Critical patent/JP2009210959A/ja
Publication of JP2009210959A publication Critical patent/JP2009210959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成で、送りネジとナット部材との食付きを防止することが可能になるとともに適切な光学要素の送り動作が可能になる光学要素の駆動機構を提供すること。
【解決手段】所定方向へ直線的に光学要素を移動させる光学要素の駆動機構15は、モータ33と、モータ33の出力軸に形成される送りネジ34と、送りネジ34に螺合するナット部材35と、ナット部材35の可動範囲を規制する規制部材12yとを備えている。ナット部材35は、送りネジ34に螺合するメネジが形成されるネジ形成部35bと、ネジ形成部35bよりも径方向外側に形成され、規制部材12yに当接する当接部35cとを備えている。規制部材12yは、当接部35cと規制部材12yとが当接したときに、ナット部材35が送りネジ34の軸方向に直交する方向に対して傾く位置に配置されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器に関する。
従来から、レンズを光軸方向へ往復移動させるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のレンズ駆動装置は、レンズを移動させるための駆動源となるステッピングモータと、ステッピングモータの出力軸に形成された送りネジと、送りネジに螺合するネジ孔が形成されたコマと、コマの下端に固定されレンズを保持するレンズ保持枠とを備えている。
また、このレンズ駆動装置では、モータが異常回転したときの送りネジとコマの食付きやネジ山の損傷を防止するため、送りネジは、中央部に配置されネジ山が形成されたネジ部と、ネジ部の両端側に配置されネジ山が形成されない逃げ部とから構成されている。また、このレンズ駆動装置では、ネジ部から外れて逃げ部へ移動したコマをネジ部へ戻すため、コマを送りネジの軸方向内側へ付勢する板バネが送りネジの軸端に配置されている。
特開2000−275497号公報
しかしながら、特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、送りネジの軸端に板バネが配置されているため、ネジ部と逃げ部との境界から板バネまでの距離を適切に設定しないと、逃げ部へ移動したコマが板バネに当接しない状況が生じ得る。また、板バネの付勢力を適切に設定しないと、逃げ部へ移動したコマをネジ部へ戻すための付勢力が生じなくなる。そのため、送りネジや板バネの製造上のばらつき等により、ネジ部から外れたコマがネジ部へ戻らなくなる状況が生じ得る。その結果、このレンズ駆動装置では、一度、モータが異常回転をすると、それ以降の適切なレンズの送り動作が困難となる状況が生じ得る。
そこで、本発明の課題は、簡易な構成で、送りネジとナット部材との食付きを防止することが可能になるとともに適切な光学要素の送り動作が可能になる光学要素の駆動機構を提供することにある。また、本発明の課題は、かかる光学要素の駆動機構を備える光学要素の駆動装置および光学機器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、所定方向へ直線的に光学要素を移動させる光学要素の駆動機構において、駆動源としてのモータと、モータの出力軸に固定または形成される送りネジと、送りネジに螺合するナット部材と、ナット部材の可動範囲を規制する規制部材とを備え、ナット部材は、送りネジに螺合するメネジが形成されるネジ形成部と、ネジ形成部よりも径方向外側に形成され、規制部材に当接する当接部とを備え、規制部材は、当接部と規制部材とが当接したときに、ナット部材が送りネジの軸方向に直交する方向に対して傾く位置に配置されていることを特徴とする。
本発明の光学要素の駆動機構では、ナット部材の可動範囲を規制する規制部材は、ナット部材の当接部と規制部材とが当接したときに、ナット部材が送りネジの軸方向に直交する方向に対して傾く位置に配置されている。すなわち、本発明では、ナット部材と規制部材とが当接すると、ナット部材は、送りネジの軸方向に直交する方向に対して傾いた状態で止まる。
そのため、ナット部材と規制部材とが当接しているときの、ナット部材のメネジと送りネジのオネジとの接触面積は小さくなる。したがって、比較的速い速度で移動するナット部材が規制部材に当接しても、ナット部材と送りネジとが締結した状態になりにくくなる。その結果、本発明では、規制部材を所定位置に配置するといった簡易な構成で、送りネジとナット部材との食付きを防止することが可能になる。また、本発明では、ナット部材を送りネジに螺合させた状態でナット部材を停止させることができるため、送りネジを反転させれば、ナット部材を再び送りネジで移動させることができる。したがって、本発明では、仮に、モータが異常回転をしたとしても、以降も適切な光学要素の送り動作を行うことが可能になる。
本発明において、当接部は、ネジ形成部から所定の範囲で径方向外側に突出していることが好ましい。このように構成すると、ナット部材を小型化することができる。また、この場合には、ナット部材には、送りネジとの共回りを防止するための溝部が当接部に隣接するように形成されていることが好ましい。このように構成すると、送りネジとの共回り防止機能を果たす溝部がナット部材に形成される場合であっても、ナット部材を小型化することができる。したがって、光学要素の駆動機構を簡素化することができる。
本発明の光学要素の駆動機構は、ナット部材が係合しナット部材と一緒に移動して光学要素を移動させる移動体と、モータの本体側に向かって移動体を常時付勢する付勢部材とを備え、規制部材は、モータの本体側に配置され、モータの本体側に向かう方向でのナット部材の可動範囲を規制し、送りネジの先端側は、ネジ山が形成されていない非ネジ部となっている光学要素の駆動装置に用いることができる。この光学要素の駆動装置では、簡易な構成で、モータの本体側に向かって移動するナット部材と送りネジとの食付きを防止することが可能になり、また、モータの本体側での適切な光学要素の送り動作が可能になる。
また、この光学要素の駆動装置では、送りネジの先端側は、ネジ山が形成されていない非ネジ部となっているため、モータの本体側から離れる方向へ移動するナット部材と送りネジとの食付きを防止することが可能になる。また、この光学要素の駆動装置は、モータの本体側に向かって移動体を常時付勢する付勢部材を備えているため、移動体に係合するナット部材にはモータの本体側に向かう付勢力が常時、働く。したがって、非ネジ部に移動したナット部材を送りネジのネジ山部分へ確実に戻すことが可能になる。
また、本発明の光学要素の駆動機構は、ナット部材が係合しナット部材と一緒に移動して光学要素を移動させる移動体と、移動体の位置を検出するための位置検出機構とを備え、移動体に形成される被検出部を位置検出機構が検出した後、あるいは、被検出部を位置検出機構が検出しなくなった後、モータが所定量、回転するようにモータを制御するオープンループ制御を行う光学要素の駆動装置に用いることができる。本発明の光学要素の駆動機構では、送りネジとナット部材との食付きを防止することができるため、オープンループ制御でモータを制御しても、送りネジとナット部材との食付きが発生しにくくなる。そのため、この光学要素の駆動装置では、送りネジとナット部材との食付きを防止しつつ、モータを制御するための機械的な構成や回路構成を簡素化することができる。
本発明の光学要素の駆動装置は、たとえば、光学要素としての撮像素子を備え、撮像素子を移動させて光学像のブレを補正する。また、本発明の光学要素の駆動装置は、各種の光学機器に用いることができる。この光学機器では、簡易な構成で、送りネジとナット部材との食付きを防止することが可能になり、また、適切な光学要素の送り動作が可能になる。
以上のように、本発明にかかる光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器では、簡易な構成で、送りネジとナット部材との食付きを防止することが可能になるとともに適切な光学要素の送り動作が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(光学機器の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる光学機器1の正面図である。
本形態の光学機器1は、たとえば、撮像素子5(図2参照)を有するデジタルカメラである。この光学機器(カメラ)1は、図1に示すように、ズームレンズ鏡筒2と本体部3とを備えている。
ズームレンズ鏡筒2の内部には、所定のレンズ群(図示省略)が配置されている。ズームレンズ鏡筒2は、撮影が行われないときには、本体部3の中に収納されている。一方、被写体の撮影時には、ズームレンズ鏡筒2は、本体部3から被写体側に向かって伸びる。
本体部3の内部には、撮像素子5が配置されている。撮像素子5は、たとえば、CCDやC−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)である。また、本形態のカメラ1は、撮像素子5の撮像面に結像される光学像のブレを補正するためのブレ補正装置7(図2等参照)を、本体部3の内部に備えている。以下、このブレ補正装置7の構成について説明する。
(ブレ補正装置の構成)
図2は、本発明の実施の形態にかかるブレ補正装置7の正面図である。図3は、図2に示すブレ補正装置7の背面図である。図4は、図2に示すブレ補正装置7の主要部の分解斜視図である。
なお、以下の説明では、カメラ1の光軸方向をZ方向、Z方向に直交する図2の上下方向をY方向、Z方向およびY方向に直交する図2の左右方向をX方向とする。また、以下の説明では、図2の紙面手前を前、紙面奥を後(後ろ)、Y1方向を上、Y2方向を下、X1方向を左、X2方向を右とする。さらに、以下の説明では、X方向とY方向とから構成される平面をXY平面、Y方向とZ方向とから構成される平面をYZ平面、Z方向とX方向とから構成される平面をZX平面とする。
本形態のブレ補正装置7は、光学要素としての撮像素子5をX方向およびY方向へ移動させて、手ブレ等に起因する光学像のブレを補正するための装置である。このブレ補正装置7は、図2から図4に示すように、撮像素子5を保持しX方向へ往復移動可能な第2移動体10と、第2移動体10を相対移動可能に保持しY方向へ往復移動可能な第1移動体11と、第2移動体10および第1移動体11を相対移動可能に保持するとともに本体部3内に固定される固定体12とを備えている。
また、ブレ補正装置7は、第2移動体10をX方向へ移動させる第2駆動機構14と、第2移動体10とともに第1移動体11をY方向へ移動させる第1駆動機構15と、X方向における第2移動体10の位置検出を行うための位置検出機構としてのセンサ16と、Y方向における第1移動体11の位置検出を行うための位置検出機構としてのセンサ17とを備えている。本形態では、第2駆動機構14および第1駆動機構15は、光学要素としての撮像素子5を移動させる光学要素の駆動機構である。
さらに、ブレ補正装置7は、第2移動体10をX方向へ案内するガイド軸18と、第2移動体10の、X方向を中心とする回動を防止する回動防止軸19と、第1移動体11をY方向へ案内するガイド軸20と、第1移動体11の、Y方向を中心とする回動を防止する回動防止軸21と、第1移動体11に対して第2移動体10を左方向へ付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ22と、固定体12に対して第1移動体11を下方向へ付勢する付勢部材としての圧縮コイルバネ23とを備えている。
本形態のブレ補正装置7では、後述のように、枠状に形成された固定体12の内周側に第1移動体11が配置されており、ブレ補正装置7は、X方向における第1移動体11と固定体12との間の一方に配置されるボール24と、固定体12に対して、第1移動体11および固定体12とボール24とが当接する方向に第1移動体11を付勢する引張りコイルバネ25とを備えている。また、本形態のブレ補正装置7は、第2駆動機構14を構成する後述のナット部材32に係合してX方向へ往復移動する第3移動体26と、第2移動体10と第3移動体26との間に配置されるボール27とを備えている。
撮像素子5は、フレキシブル基板40に固定されている。フレキシブル基板40は、第2移動体10に形成された後述の固定孔10dに撮像素子5が配置されるように、素子固定板41(図3参照)によって、第2移動体10の後面に固定されている。
第2移動体10には、図4に示すように、ガイド軸18が挿通される挿通孔が形成された挿通孔形成部10aと、回動防止軸19が係合する係合溝が形成された係合溝形成部10bと、ボール27が係合するボール係合部10cとが形成されている。また、第2移動体10の中心部には、撮像素子5を配置するための固定孔10dが形成されている。
挿通孔形成部10aは、第2移動体10の上端側に形成され、係合溝形成部10bは、第2移動体10の下端に形成されている。ボール係合部10cは、第2移動体10の上端側に突出した部分に形成されている。また、ボール係合部10cは、第2移動体10の左端に配置されている。ボール係合部10cには、ボール27が配置される配置溝10eと、第3移動体26に係合する突起10fとが形成されている。
第1移動体11の中心部には、図4に示すように、第2移動体10が配置される配置孔11aが形成されており、第1移動体11は略矩形の枠状に形成されている。Z方向から見たとき、第1移動体11の内周側には第2移動体10の大半部分が配置されている。
また、第1移動体11には、ガイド軸20が挿通される挿通孔が形成された挿通孔形成部11bと、回動防止軸21が係合する係合溝が形成された係合溝形成部11cと、ボール24が係合するボール係合部11dと、ガイド軸18を保持する軸保持部11eと、回動防止軸19を保持する軸保持部11fとが形成されている。また、第1移動体11には、後述のナット部材35が係合するナット係合部11gと、引張りコイルバネ25の一端が係合するバネ係合部11hと、センサ17とともに第1移動体11の位置検出を行うための被検出部11iとが形成されている。
挿通孔形成部11bは、第1移動体11の左端側に形成され、係合溝形成部11cは、第1移動体11の右端側に形成されている。ボール係合部11dは、第1移動体11の右端側に形成されている。ボール係合部11dには、ボール24が配置される配置溝が左方向に向かって窪むように形成されている。
軸保持部11eは、第1移動体11の上端側に形成され、ガイド軸18の軸方向がX方向と一致するように、ガイド軸18の端部を保持している。また、軸保持部11eの間には、圧縮コイルバネ22の右端が当接するバネ当接部11kが形成されている。軸保持部11fは、第1移動体11の下端側に形成され、回動防止軸19の軸方向がX方向と一致するように、回動防止軸19の端部を保持している。
ナット係合部11gは、第1移動体11の左端側に突出した部分に形成されている。また、ナット係合部11gは、第1移動体11の下端側に配置されている。このナット係合部11gの詳細な構成については後述する。
2個のバネ係合部11hのうちの一方は、第1移動体11の上端側へ突出するように形成され、他方は、第1移動体11の下端側へ突出するように形成されている。被検出部11iは、第1移動体11の下端側へ突出するように、かつ、左端側に形成されている。
固定体12の中心部には、図4に示すように、第1移動体11が配置される配置孔12aが形成されており、固定体12は略矩形の枠状に形成されている。Z方向から見たとき、固定体12の内周側には第1移動体11が配置されている。
また、固定体12には、ボール24が係合するボール係合部12bと、ガイド軸20を保持する軸保持部12cと、回動防止軸21を保持する軸保持部12dと、後述のモータ30、33が固定されるモータ固定部12e、12fと、引張りコイルバネ25の他端が係合するバネ係合部12hと、センサ16、センサ17がそれぞれ固定されるセンサ固定部12g、12kと、ボール係合部10c、ナット係合部11gがそれぞれ配置される配置孔12p、12rとが形成されている。
ボール係合部12bは、固定体12の右端側に形成されている。ボール係合部12bには、ボール24が配置される配置溝が形成されている。軸保持部12cは、固定体12の左端側に形成され、ガイド軸20の軸方向がY方向と一致するように、ガイド軸20の端部を保持している。また、軸保持部12cの間には、圧縮コイルバネ23の上端が当接するバネ当接部12mが形成されている。軸保持部12dは、固定体12の右端側に形成され、回動防止軸21の軸方向がY方向と一致するように、回動防止軸21の端部を保持している。
モータ固定部12eは、固定体12の上端かつ左端に形成されている。モータ固定部12eには、第3移動体26をX方向へ案内する案内溝12nが形成されている。モータ固定部12fは、固定体12の下端かつ左端に形成されている。センサ固定部12gは、モータ固定部12eの下側に形成され、センサ固定部12kは、モータ固定部12fの右側に形成されている。配置孔12pは、モータ固定部12eの右側にかつ前後方向に貫通するように形成され、配置孔12rは、モータ固定部12fの上側にかつ前後方向に貫通するように形成されている。2個のバネ係合部12hのうちの一方は、固定体12の上端側から内側へ向かって突出するように形成され、他方は、固定体12の下端側から内側へ突出するように形成されている。
第2駆動機構14は、駆動源としてのモータ30と、モータ30の出力軸に形成される送りネジ31と、送りネジ31に螺合するナット部材32とを備えている。第1駆動機構15は、駆動源としてのモータ33と、モータ33の出力軸に形成される送りネジ34と、送りネジ34に螺合するナット部材35とを備えている。この第2駆動機構14および第1駆動機構15の詳細な構成については後述する。
第3移動体26には、固定体12の案内溝12nに係合してX方向へスライドするスライド部26aと、ナット部材32が係合するナット係合部26bと、センサ16とともに第2移動体10の位置検出を行うための被検出部26cとが形成されている。この第3移動体26の詳細な構成については後述する。
圧縮コイルバネ22には、ガイド軸18が挿通されている。圧縮コイルバネ22の左端は、左側に配置される挿通孔形成部10aの右側面に当接し、圧縮コイルバネ22の右端は、バネ当接部11kの左側面に当接している。そのため、第2移動体10は、圧縮コイルバネ22によって、第1移動体11に対して左方向に常時付勢されている。
圧縮コイルバネ23には、ガイド軸20が挿通されている。圧縮コイルバネ23の下端は、下側に配置される挿通孔形成部11bの上面に当接し、圧縮コイルバネ23の上端は、バネ当接部12mの下面に当接している。そのため、第1移動体11は、圧縮コイルバネ23によって、固定体12に対して下方向に常時付勢されている。
引張りコイルバネ25の左端はバネ係合部11hに係合し、引張りコイルバネ25の右端はバネ係合部12hに係合している。そのため、第1移動体11は、引張りコイルバネ25によって、固定体12に対して右方向に付勢されている。
センサ16およびセンサ17は、図示を省略する発光素子と受光素子とが対向配置されたフォトインタラプタである。
(第1駆動機構、第2駆動機構およびその周辺部の構成)
図5は、図2のE部の拡大図である。図6は、図2のF部の拡大図である。図7は、図5のG−G方向から第1駆動機構15の構成を説明するための図であり、(A)はナット部材35が規制突起12yに当接している状態を示す図、(B)はナット部材35がネジ部34aの先端まで移動した状態を示す図である。図8は、図5のH−H断面を示す断面図である。
以下、第2駆動機構14、第1駆動機構15の構成および第2駆動機構14、第1駆動機構15に関連する構成を説明する。
上述のように、第2駆動機構14は、モータ30と送りネジ31とナット部材32とを備え、第1駆動機構15は、モータ33と送りネジ34とナット部材35とを備えている。モータ30は、出力軸が右側を向くように、ブラケット36を介して、モータ固定部12eに固定されている。モータ33は、出力軸が上側を向くように、ブラケット36を介して、モータ固定部12fに固定されている。
モータ固定部12eには、ナット部材32の左方向(モータ30に向かう方向)への可動範囲を規制する規制部材としての規制突起12xが形成されている。この規制突起12xは、YZ平面に平行な平面状に形成されるとともに前側へ突出するように形成されている。また、規制突起12xは、配置孔12pの左端の上端側の縁に形成されている。
モータ固定部12fには、ナット部材35の下方向(モータ33に向かう方向)への可動範囲を規制する規制部材としての規制突起12yが形成されている。この規制突起12yは、ZX平面に平行な平面状に形成されるとともに前側へ突出するように形成されている。また、規制突起12yは、配置孔12rの下端の左端側の縁に形成されている。
本形態のモータ30、33はステッピングモータである。なお、モータ30、33は、ステッピングモータ以外のDC(直流)モータであっても良い。
送りネジ31、34は、ネジ山が形成されたネジ部31a、34aと、ネジ山が形成されていない非ネジ部31b、34bとから構成されている。本形態では、ネジ部31a、34aと非ネジ部31b、34bとがモータ30、33の本体側からこの順番で配置されており、送りネジ31、34の先端側が非ネジ部31b、34bとなっている。
ナット部材35は、図4、図8に示すように、Y方向から見たときの形状が略長方形となる板状に形成されている。このナット部材35は、図8に示すように、送りネジ34に螺合するメネジ35aが形成されたネジ形成部35bと、メネジ35aの中心に対して、ネジ形成部35bよりも径方向外側に形成され、規制突起12yに当接する当接部35cとを備えている。ネジ形成部35bは、上端側に配置されており、当接部35cは、ネジ形成部35bから下側に向かって突出している。
そのため、当接部35cと規制突起12yとが当接すると、図7(A)の二点鎖線で示すように、ナット部材35はZX平面に対して傾く。すなわち、本形態では、規制突起12yは、当接部35cと当接したときに、ナット部材35がZX平面に対して傾く位置に配置されている。また、本形態では、図7(A)に示すように、ナット部材35がネジ部34aから外れない位置に、規制突起12yが配置されている。なお、本形態では、図8に示すように、ナット部材35の左後端部分が当接部35cとなっている。
当接部35cの右側、かつ、メネジ35aの下側には、送りネジ34との共回りを防止するための溝部35dが当接部35cに隣接するように形成されている。溝部35dは、Y方向から見たとき、後ろ側が開口するU形状に形成されている。この溝部35dは、図8に示すように、ナット係合部11gに形成された後述の突起11rに係合して、ナット部材35の共回りを防止する機能を果たす。
ナット部材32は、ナット部材35と同様に、X方向から見たときの形状が略長方形となる板状に形成されている。また、ナット部材32は、図4に示すように、送りネジ31に螺合するメネジ32aが形成されたネジ形成部32bと、メネジ32aの中心に対して、ネジ形成部32bよりも径方向外側に形成され、規制突起12xに当接する当接部32cとを備えている。ネジ形成部32bは、前端側に配置されており、当接部32cは、ネジ形成部32bから後ろ側に向かって突出している。
そのため、当接部32cと規制突起12xとが当接すると、ナット部材32はYZ平面に対して傾く。すなわち、本形態では、規制突起12xは、当接部32cと当接したときに、ナット部材32がYZ平面に対して傾く位置に配置されている。また、本形態では、ナット部材32がネジ部31aから外れない位置に、規制突起12xが配置されている。なお、本形態では、ナット部材32の上後端部分が当接部32cとなっている。
当接部32cの下側、かつ、メネジ32aの後ろ側には、送りネジ31との共回りを防止するための溝部32dが当接部32cに隣接するように形成されている。溝部32dは、X方向から見たとき、後ろ側が開口するU形状に形成されている。この溝部32dは、第3移動体26に形成された突起(図示省略)に係合して、ナット部材32の共回りを防止する機能を果たす。
第1移動体11に形成されたナット係合部11gは、図4等に示すように、ZX平面と平行に形成され前側に突出する主壁部11mと、YZ平面と平行に形成されX方向における主壁部11mの両端から下側に向かって伸びる2個の側壁部11nとを備えている。ナット部材35は、2個の側壁部11nの間に配置されナット係合部11gに係合している。また、ナット部材35は、主壁部11mの下面に当接している。
主壁部11mには、送りネジ34との干渉を防止するための逃げ部11pが形成されている。逃げ部11pは、主壁部11mの前端から窪むようにかつY方向から見たときの形状がU形状となるように形成されている。主壁部11mの後端側には、図8に示すように、ナット部材35の溝部35dに係合してナット部材35の共回りを防止する突起11rが下側に突出するように形成されている。また、右側に配置される側壁部11nの下端側には、図5に示すように、ナット部材35に当接して2個の側壁部11nの間からのナット部材35の抜けを防止する抜止め壁11qが左側へ突出するように形成されている。
第3移動体26には、上述のように、スライド部26aとナット係合部26bと被検出部26cとが形成されている。被検出部26cは、第3移動体26の下端から左方向へ突出するように形成されている。
ナット係合部26bは、第3移動体26の右端に形成されている。このナット係合部26bは、図4等に示すように、YZ平面と平行に形成されスライド部26aの右端から前側に突出する主壁部26dと、ZX平面と平行に形成されY方向における主壁部26dの両端から左側に向かって伸びる2個の側壁部26eとを備えている。ナット部材32は、2個の側壁部26eの間に配置されナット係合部26bに係合している。また、ナット部材32は、主壁部26dの左側面に当接している。
主壁部26dには、送りネジ31との干渉を防止するための逃げ部26fが形成されている。逃げ部26fは、主壁部26dの前端から窪むように、かつ、X方向から見たときの形状がU形状となるように形成されている。主壁部26dの後端側には、ナット部材32の溝部32aに係合してナット部材32の共回りを防止する突起(図示省略)が左方向へ突出するように形成されている。また、下側に配置される側壁部26eの左端側には、図6に示すように、ナット部材32に当接して2個の側壁部26eの間からのナット部材32の抜けを防止する抜止め壁26jが上方向に突出するように形成されている。
主壁部26dの右側面には、ボール27が配置される配置溝(図示省略)と、配置溝から前側へボール27の抜けるのを防止する防止壁26hとが形成されている。配置溝は、左方向に向かって窪むように形成されている。防止壁26hは、XY平面と平行に、かつ、配置溝の前端から右側に突出するように形成されている。また、主壁部26dの後端には、第2移動体10の突起10fに係合する突起(図示省略)が後側へ突出するように形成されている。
上述のように、第2移動体10は、圧縮コイルバネ22によって第1移動体11に対して左方向に常に付勢されているため、圧縮コイルバネ22の付勢力で、配置溝10eの底面および第3移動体26に形成された配置溝の底面とボール27とが常に当接し、ナット部材32と主壁部26dの左側面とが常に当接している。また、第1移動体11は、圧縮コイルバネ23によって固定体12に対して下方向に常に付勢されているため、圧縮コイルバネ23の付勢力で、ナット部材35と主壁部11mの下面とが常に当接している。
本形態では、モータ30の動力でナット部材32が右方向へ移動すると、圧縮コイルバネ22の付勢力に抗して、第2移動体10が第1移動体11に対して右方向へ移動する。一方、モータ30の動力でナット部材32が左方向へ移動すると、ナット部材32の移動量に応じて、圧縮コイルバネ22の付勢力で第2移動体10が左方向へ移動する。同様に、モータ33の動力でナット部材35が上方向へ移動すると、圧縮コイルバネ23の付勢力に抗して、第1移動体11が固定体12に対して上方向へ移動する。一方、モータ33の動力でナット部材35が下方向へ移動すると、ナット部材35の移動量に応じて、圧縮コイルバネ23の付勢力で第1移動体11が下方向へ移動する。
また、本形態では、センサ16が被検出部26cを検出することで、X方向における第2移動体10および第3移動体26の所定位置が検出され、センサ17が被検出部11iを検出することで、Y方向における第1移動体11の所定位置が検出される。また、本形態では、センサ16が被検出部26cを検出した後に、モータ30が所定量、回転するように(すなわち、所定のステップ数だけ回転するように)モータ30を制御するオープンループ制御が行われている。同様に、センサ17が被検出部11iを検出した後に、モータ33が所定量、回転するように(すなわち、所定のステップ数だけ回転するように)モータ33を制御するオープンループ制御が行われている。
なお、本形態では、通常、下方向へ移動するナット部材35が規制突起12yに当接することがないように、また、図8(B)に示すように、上方向に移動するナット部材35がネジ部34aから外れることがないように、モータ33が制御される。同様に、通常、左方向へ移動するナット部材32が規制突起12xに当接することがないように、また、右方向に移動するナット部材32がネジ部31aから外れることがないように、モータ30が制御される。
ブレ補正装置7では、手ブレ等に起因する光学像のブレが生じると、撮像素子5をX方向および/またはY方向へ移動させて、そのブレを補正する。たとえば、カメラ1の本体部3に設けられたブレ検出センサ(図示省略)によって、X方向のブレが検出されると、カメラ1の制御部からの制御指令によって、モータ30が駆動され、第3移動体26と一緒に第2移動体10が、第1移動体11および固定体12に対してX方向へ相対移動する。また、ブレ検出センサでY方向のブレが検出されると、制御部からの制御指令でモータ33が駆動され、第2移動体10と一緒に第1移動体11が、固定体12および第3移動体26に対してY方向へ相対移動する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、規制突起12xは、当接部32cと規制突起12xとが当接したときに、ナット部材32がYZ平面に対して傾く位置に配置され、規制突起12yは、当接部35cと規制突起12yとが当接したときに、ナット部材35がZX平面に対して傾く位置に配置されている。そのため、ナット部材32、35と規制突起12x、12yとが当接すると、ナット部材32、35は、傾いた状態で止まる。
したがって、何からの原因でモータ30、33が異常回転をして、比較的速い速度で移動するナット部材32、35が規制突起12x、12yに当接して停止しても、メネジ32a、35aとネジ部31a、34aとの接触面積が小さいため、ナット部材32、35と送りネジ31、34とが締結した状態になりにくくなる。その結果、本形態では、規制突起12x、12yを所定位置に配置するといった簡易な構成で、モータ30、33の本体側において、送りネジ31、34とナット部材32、35との食付きを防止することができる。
また、モータ31、33の本体側では、規制突起12x、12yによって、ナット部材32、35がネジ部31a、34aから外れることがないので、送りネジ31、34を反転させれば、ナット部材32、35を再び送りネジ31、34で移動させることができる。したがって、本形態では、仮に、モータ30、33が異常回転をしたとしても、以降も適切な撮像素子5の送り動作を行うことができる。
本形態では、送りネジ31、34の先端側は、非ネジ部31b、34bとなっている。また、本形態では、第2移動体10は、圧縮コイルバネ22によって、第1移動体11に対して左方向に常に付勢され、第1移動体11は、圧縮コイルバネ23によって、固定体12に対して下方向に常に付勢されている。そのため、ナット部材32、35にはモータ30、33の本体側に向かう付勢力が常時、働く。したがって、非ネジ部31b、34bに移動したナット部材32、35をネジ部31a、34aへ確実に戻すことができる。
本形態では、当接部32cはネジ形成部32bから後ろ側に向かって突出するように形成され、当接部35cはネジ形成部35bから下側に向かって突出するように形成されている。そのため、X方向およびY方向でナット部材32、35を小型化することができる。また、本形態では、ナット部材32、35には、共回りを防止するための溝部32d、35dが当接部32c、35cに隣接するように形成されている。そのため、共回り防止機能を果たす溝部32c、35cがナット部材32、35に形成される場合であっても、ナット部材32、35を小型化することができる。したがって、第2駆動機構14、第1駆動機構15の構成を簡素化することができる。
本形態では、送りネジ31、34とナット部材32、35との食付きを防止することができるため、オープンループ制御でモータ30、33を制御しても、送りネジ31、34とナット部材32、35との食付きが発生しない。そのため、本形態では、送りネジ31、34とナット部材32、35との食付きを防止しつつ、オープンループ制御でモータ30、33を制御することができる。その結果、モータ30、33を制御するための機械的な構成や回路構成を簡素化することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、ナット部材32の上後端部分が当接部32cとなっており、溝部32dの上側が規制突起12xに当接する。この他にもたとえば、溝部32dの上下両側が当接するように、規制突起12xが形成されても良い。同様に、上述した形態では、ナット部材35の左後端部分が当接部35cとなっており、溝部35dの左側が規制突起12yに当接するが、溝部35dの左右両側が当接するように、規制突起12yが形成されても良い。また、溝部32d、35dと隣接していない部分が当接部となるように、規制突起12x、12yが形成されても良い。
上述した形態では、規制突起12x、12yはモータ30、33に向かう方向へのナット部材32、35の可動範囲を規制している。この他にもたとえば、規制突起12x、12yに加え、あるいは、規制突起12x、12yに代えて、モータ30、33から離れる方向へ向かうナット部材32、35の可動範囲を規制する規制突起が形成されても良い。
上述した形態では、センサ16、17が被検出部26c、11iを検出した後に、モータ30、33が所定量、回転するオープンループ制御が行われている。この他にもたとえば、センサ16、センサ17が被検出部26c、11iを検出しなくなった後に、モータ30、33が所定量、回転するオープンループ制御が行われるように、センサ16、17が配置され、また、被検出部26c、11iが形成されても良い。
上述した形態では、モータ30、33の出力軸に送りネジ31、34が形成されている。この他にもたとえば、モータ30、33の出力軸に別体で形成された送りネジ31、34が固定されても良い。また、上述した形態では、圧縮コイルバネ22によって、第2移動体10が左方向へ付勢され、圧縮コイルバネ23によって、第1移動体11が下方向へ付勢されているが、第2移動体10や第1移動体11は、引張りコイルバネによって、左方向や下方向に付勢されても良い。また、圧縮コイルバネ22、23に代えて、板バネ等の他のバネやゴム等の弾性部材が使用されても良い。
上述した形態では、ブレ補正装置7は、撮像素子5をX方向およびY方向へ移動させている。この他にもたとえば、ブレ補正装置7は、ズームレンズ鏡筒2の内部に配置されるレンズ群をX方向およびY方向へ移動させても良い。また、ブレ補正装置7は、屈折ガラス等をX方向およびY方向へ移動させても良い。すなわち、第2移動体10には撮像素子5以外の光学要素が保持されても良い。
また、第2駆動機構14、第1駆動機構15を用いて、光軸方向へレンズ群を移動させるレンズの駆動機構を構成しても良い。たとえば、第2駆動機構14、第1駆動機構15を用いて、オートフォーカス用のレンズを光軸方向へ移動させるレンズの駆動機構を構成しても良い。このように、本形態の第2駆動機構14、第1駆動機構15は、ブレ補正装置7以外の光学要素の駆動装置で使用されても良い。
上述した形態では、カメラ1を例に本発明の実施の形態を説明したが、第2駆動機構14、第1駆動機構15が適用される光学機器は、カメラ1には限定されない。たとえば、ビデオカメラ等の動画撮影装置や、双眼鏡、望遠鏡等の観察装置その他の光学機器に、第2駆動機構14、第1駆動機構15が適用されても良い。
本発明の実施の形態にかかる光学機器の正面図である。 本発明の実施の形態にかかるブレ補正装置の正面図である。 図2に示すブレ補正装置の背面図である。 図2に示すブレ補正装置の主要部の分解斜視図である。 図2のE部の拡大図である。 図2のF部の拡大図である。 図5のG−G方向から第1駆動機構の構成を説明するための図であり、(A)はナット部材が規制突起に当接している状態を示す図、(B)はナット部材がネジ部の先端まで移動した状態を示す図である。 図5のH−H断面を示す断面図である。
符号の説明
1 カメラ(光学機器)
5 撮像素子(光学要素)
7 ブレ補正装置(光学要素の駆動装置)
11 第1移動体(移動体)
12x、12y 規制突起(規制部材)
14 第2駆動機構(光学要素の駆動機構)
15 第1駆動機構(光学要素の駆動機構)
16、17 センサ(位置検出機構)
22、23 圧縮コイルバネ(付勢部材)
26 第3移動体(移動体)
30、33 モータ
31、34 送りネジ
31b、34b 非ネジ部
32、35 ナット部材
32a、35a メネジ
32b、35b ネジ形成部
32c、35c 当接部
32d、35d 溝部

Claims (7)

  1. 所定方向へ直線的に光学要素を移動させる光学要素の駆動機構において、
    駆動源としてのモータと、前記モータの出力軸に固定または形成される送りネジと、前記送りネジに螺合するナット部材と、前記ナット部材の可動範囲を規制する規制部材とを備え、
    前記ナット部材は、前記送りネジに螺合するメネジが形成されるネジ形成部と、前記ネジ形成部よりも径方向外側に形成され、前記規制部材に当接する当接部とを備え、
    前記規制部材は、前記当接部と前記規制部材とが当接したときに、前記ナット部材が前記送りネジの軸方向に直交する方向に対して傾く位置に配置されていることを特徴とする光学要素の駆動機構。
  2. 前記当接部は、前記ネジ形成部から所定の範囲で径方向外側に突出していることを特徴とする請求項1記載の光学要素の駆動機構。
  3. 前記ナット部材には、前記送りネジとの共回りを防止するための溝部が前記当接部に隣接するように形成されていることを特徴とする請求項2記載の光学要素の駆動機構。
  4. 請求項1から3いずれかに記載の光学要素の駆動機構と、前記ナット部材が係合し前記ナット部材と一緒に移動して前記光学要素を移動させる移動体と、前記モータの本体側に向かって前記移動体を常時付勢する付勢部材とを備え、
    前記規制部材は、前記モータの本体側に配置され、前記モータの本体側に向かう方向での前記ナット部材の可動範囲を規制し、
    前記送りネジの先端側は、ネジ山が形成されていない非ネジ部となっていることを特徴とする光学要素の駆動装置。
  5. 請求項1から3いずれかに記載の光学要素の駆動機構と、前記ナット部材が係合し前記ナット部材と一緒に移動して前記光学要素を移動させる移動体と、前記移動体の位置を検出するための位置検出機構とを備え、
    前記移動体に形成される被検出部を前記位置検出機構が検出した後、あるいは、前記被検出部を前記位置検出機構が検出しなくなった後、前記モータが所定量、回転するように前記モータを制御するオープンループ制御を行うことを特徴とする光学要素の駆動装置。
  6. 前記光学要素は撮像素子であり、
    前記撮像素子を移動させて光学像のブレを補正することを特徴とする請求項4または5記載の光学要素の駆動装置。
  7. 請求項4から6いずれかに記載の光学要素の駆動装置を備えることを特徴とする光学機器。
JP2008055750A 2008-03-06 2008-03-06 光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器 Pending JP2009210959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008055750A JP2009210959A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008055750A JP2009210959A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009210959A true JP2009210959A (ja) 2009-09-17

Family

ID=41184153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008055750A Pending JP2009210959A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009210959A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215388A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hoya Corp 防振機能付き光学機器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09258087A (ja) * 1996-03-26 1997-10-03 Canon Inc 移動機構および光学機器
JP2000162665A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sanyo Electric Co Ltd 往復移動制御機構及びこれを用いたカラー/モノクロ切り換え式カメラ
JP2002214505A (ja) * 2001-01-15 2002-07-31 Sony Corp レンズ駆動装置
JP2004341392A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Sony Corp レンズ駆動機構および撮像装置
JP2007205426A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Pentax Corp 送りねじ駆動機構
JP2008026635A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Fujinon Corp 駆動装置、および撮影装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09258087A (ja) * 1996-03-26 1997-10-03 Canon Inc 移動機構および光学機器
JP2000162665A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sanyo Electric Co Ltd 往復移動制御機構及びこれを用いたカラー/モノクロ切り換え式カメラ
JP2002214505A (ja) * 2001-01-15 2002-07-31 Sony Corp レンズ駆動装置
JP2004341392A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Sony Corp レンズ駆動機構および撮像装置
JP2007205426A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Pentax Corp 送りねじ駆動機構
JP2008026635A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Fujinon Corp 駆動装置、および撮影装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215388A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hoya Corp 防振機能付き光学機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7536091B2 (en) Image stabilizer
KR20120033278A (ko) 촬상 유닛
JP4045290B2 (ja) 撮像装置
JP2004341392A (ja) レンズ駆動機構および撮像装置
US7113350B2 (en) Lens barrel and optical device
US10498965B2 (en) Image stabilization apparatus, method of controlling the same, and storage medium
US20070086766A1 (en) inclination angle adjusting mechanism for image pickup device
US8368807B2 (en) Imaging device
JP2008233385A (ja) ぶれ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器
JP7346636B2 (ja) 撮像装置、カメラシステムおよび制御方法
US7729060B2 (en) Lens barrel and image pickup apparatus
US20060115258A1 (en) Imaging device having an optical image stabilizer
CN104714352B (zh) 能够使光学元件从光路退避的光学设备
US7751699B2 (en) Image blur correcting mechanism and image-capture apparatus
US9151927B2 (en) Rack and optical apparatus using the same
JP2009210959A (ja) 光学要素の駆動機構、光学要素の駆動装置および光学機器
JP2011043587A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
US8009974B2 (en) Power transmission and camera
US20200285022A1 (en) Lens apparatus to which intermediate adapter is mountable, optical apparatus, and imaging system
JP2009216725A (ja) ブレ補正装置および光学機器
JP2011033981A (ja) 光学機器
US11487188B2 (en) Optical apparatus and image pickup apparatus having a mechanism that extends distal end in optical axis direction
JP2003222924A (ja) カメラ
JP2011158713A (ja) レンズ鏡胴および撮影装置
JP2013231928A (ja) 撮像ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091015

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110225

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120626