JP2000162133A - 基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパラレルリンク機構 - Google Patents

基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパラレルリンク機構

Info

Publication number
JP2000162133A
JP2000162133A JP11263791A JP26379199A JP2000162133A JP 2000162133 A JP2000162133 A JP 2000162133A JP 11263791 A JP11263791 A JP 11263791A JP 26379199 A JP26379199 A JP 26379199A JP 2000162133 A JP2000162133 A JP 2000162133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal
rotation
mounting table
arm
link mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11263791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Warabe
毅 童
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11263791A priority Critical patent/JP2000162133A/ja
Publication of JP2000162133A publication Critical patent/JP2000162133A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】人の手の動きと同様に試料の表裏面の向きを自
由に切り換えることによって、試料の表裏面全体に亘っ
て隈無くマクロ的に目視検査することが可能な基板検査
装置を提供する。 【解決手段】ウエハ2を吸着保持可能な載置台70と、
この載置台を回転させる回転モータ70bと、この載置
台を支持するパラレルリンク機構82とを備え、パラレ
ルリンク機構には、固定ベース84と、載置台が連結し
た可動板86と、この可動板を傾斜及び揺動並びに揺動
回転させることが可能な6本のリンク機構88とが設け
られている。リンク機構は、その両側に設けられたボー
ルジョイント90を介して固定ベース及び可動板に接続
されており、直動式アクチュエータ92と、この直動式
アクチュエータに接続されたリンク94とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハや液晶基板等の試料の表裏面の外観を検査する基板検
査装置に関し、特に、試料に照明光を照射しながら、そ
の表裏面の欠陥等を目視により検査するマクロ検査に用
いる基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパ
ラレルリンク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエハや液晶基板等の試料
の表面に照明光を照射しながら試料表面の膜圧ムラや傷
等の欠陥或いは所定のパターンを目視によりマクロ的に
検査した後、顕微鏡等によって試料のミクロ検査を行う
ことが可能な基板検査装置が知られている。
【0003】この種の基板検査装置のマクロ検査方法と
しては、半導体ウエハや液晶基板等の試料を載置台に載
置した後、この載置台を傾斜及び公転させて試料の観察
面を変化させながら試料表面のマクロ検査を行う傾斜公
転方式が知られている。
【0004】また、この傾斜公転方式によって載置台を
揺動傾斜させる機構としては、ジョイスティックを操作
することによって載置台に載置された試料を揺動傾斜さ
せる手動機構や、予め設定された揺動傾斜プログラムに
従って載置台を自動的に揺動傾斜させる自動機構が知ら
れている。
【0005】なお、上述したような基板検査装置は、例
えば、特開平9−186209号公報、特開平9−26
9221号公報等に開示されている。
【0006】このように従来の基板検査装置は、試料の
表面に形成されている欠陥或いは所定のパターンをマク
ロ検査することを目的として構成されているが、最近で
は、試料の裏面のマクロ検査も重要視されてきている
(実開平5−64760号公報参照)。これは試料裏面
にゴミや水分等の異物が付着していると、例えばダイシ
ング時に断面に割れが生じたり、ダイシング後のチップ
を基板に接着する際に接着不良が発生して、製品の不良
率が大きくなるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実開平5−
64760号公報の装置のマクロ検査では、試料として
の円盤状物品を中心軸回りに回転(自転)させたり、固
定軸回りに試料を傾斜させることによって、試料表裏面
に対するマクロ的な目視検査が行われている。
【0008】この場合、照明光の光軸や人の視線に対す
る試料表裏面の向きの切換自由度が限られてしまってい
るため、試料の表裏面全体に亘って隈無くマクロ的に目
視検査することが困難になり、試料表面の欠陥やパター
ン或いは試料裏面に付着した異物を見落としてしまう場
合がある。
【0009】試料表面の欠陥やパターン或いは試料裏面
に付着した異物の見え具合は、照明光の光軸や人の視線
に対する試料表裏面の向き(傾き量、回転量、揺動量な
ど)によって異なって来るため、試料の表裏面全体に亘
って隈無くマクロ的に目視検査するためには、例えば人
の手の動きと同様に、試料表裏面の向きを自由に切り換
えられることが不可欠となる。
【0010】そこで、本発明は、人の手の動きと同様に
試料の表裏面の向きを自由に切り換えることによって、
試料の表裏面全体に亘って隈無くマクロ的に目視検査す
ることが可能な基板検査装置を提供することを目的とす
る。
【0011】また、本発明は、自由度の高い多様な動き
を実現できるとともに、精度の高い基板検査などを能率
よく行なうことができるパラレルリンク機構を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
試料を載置可能な載置台と、この載置台を支持するパラ
レルリンク機構とを備えており、前記パラレルリンク機
構には、前記載置台が連結した可動板と、この可動板を
傾斜及び揺動並びに揺動回転させることが可能な3本以
上のリンク機構とが設けられている。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、基板検査装置は、前記載置台を回転させる
回転駆動系と、前記リンク機構を夫々駆動させることが
可能なジョイスティックとを備えており、前記ジョイス
ティックによって前記リンク機構を夫々駆動して前記可
動板を動作制御することによって、前記載置台に載置さ
れた前記試料を所定方向に傾斜させた状態で自転させ、
或いは、前記載置台に載置された前記試料を所定方向に
揺動させた状態で自転させ、或いは、前記載置台に載置
された前記試料を所定方向に揺動回転させた状態で自転
させる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記パラレルリンク機構は、前記載置台の
中心を三次元座標の中心とした場合に、その各座標軸か
ら外れた任意の仮想軸回りに前記載置台を傾斜及び揺動
並びに揺動回転させる。
【0015】請求項4記載の発明は、水平方向に回転可
能な水平回転アームを有する少なくとも3個の水平回転
アクチュエータと、前記水平回転アームにそれぞれ設け
られるとともに、垂直回転可能な垂直回転アームを有す
る垂直回転アクチュエータと、前記垂直回転アームに支
持された可動部材とを具備したことを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、水平回転アクチュエータは、隣接するもの
のそれぞれの間の距離が等しくなるように配置されるこ
とを特徴としている。
【0017】請求項6記載の発明は、水平方向に直動可
能な移動体を有する少なくとも3個の水平直動アクチュ
エータと、これら水平直動アクチュエータの移動体にそ
れぞれ設けられるとともに、垂直回転可能な垂直回転ア
ームを有する垂直回転アクチュエータと、前記垂直回転
アームに支持された可動部材とを具備したことを特徴と
している。
【0018】請求項7記載の発明は、水平方向に回転可
能な水平回転アームを有する少なくとも3個の水平回転
アクチュエータと、前記水平回転アームにそれぞれ設け
られるとともに、垂直回転可能な垂直回転アームを有す
る垂直回転アクチュエータと、前記垂直回転アームによ
り支持された可動部材と、前記可動部材に回転可能に設
けられ、且つ被検体を保持する被検体保持手段とを具備
したことを特徴としている。
【0019】請求項8記載の発明は、水平方向に直動可
能な移動体を有する少なくとも3個の水平直動アクチュ
エータと、これら水平直動アクチュエータの移動体にそ
れぞれ設けられるとともに、垂直回転可能な垂直回転ア
ームを有する垂直回転アクチュエータと、前記垂直回転
アームに支持された可動部材と、前記可動部材に回転可
能に設けられ、且つ被検体を保持する被検体保持手段と
を具備したことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0021】(第1の実施の形態)図1には、本発明の
第1の実施の形態の基板検査装置の全体の構成が示され
ている。
【0022】図1に示すように、基板検査装置は、複数
枚のウエハ2を所定間隔で積層して収容することが可能
であって且つエレベータ3によって上下動可能なキャリ
ア1と、このキャリア1に対してウエハ2を挿脱させる
ことが可能な吸着アーム23と、ウエハ2の表裏面をマ
クロ的に目視検査するためのマクロテーブル80と、ウ
エハ2をミクロ検査するためのミクロ検査用顕微鏡12
とを備えている。
【0023】吸着アーム23は、マクロテーブル80と
キャリア1との間を水平方向に移動するように構成され
ており、この吸着アーム23をキャリア1内に挿入させ
た状態において、キャリア1を下降させることによっ
て、吸着アーム23上にウエハ2を吸着保持させること
ができる。そして、吸着アーム23をマクロテーブル8
0方向に水平移動させた後、吸着アーム23上に吸着保
持されたウエハ2をマクロテーブル80に受け渡すこと
によって、後述するようなウエハ2の表裏面に対するマ
クロ検査が行われる。
【0024】マクロ検査が終了すると、マクロ検査終了
済みのウエハ2は、交換アーム9によってホルダ13に
受け渡された後、このホルダ13によってミクロ検査用
顕微鏡12の観察視野内に位置付けられる。そして、こ
のミクロ検査用顕微鏡12によってウエハ2のミクロ検
査が行われる。
【0025】なお、マクロテーブル80の周囲には、ウ
エハ2の芯出しを行うための一対の芯出しガイド6と、
ウエハ2に形成されたオリフラ(図示しない)を検出す
るためのオリフラセンサ8とが設けられており、これら
芯出しガイド6及びオリフラセンサ8によって、マクロ
テーブル80に受け渡されるウエハ2の位置決めが行わ
れる。
【0026】図2に示すように、マクロテーブル80に
は、ウエハ2を吸着して保持することが可能な載置台7
0と、この載置台70を回転(自転)させるための回転
モータ70bと、載置台70を任意の角度に傾斜又は揺
動させると共に、この載置台70を任意の角度で揺動回
転させるためのパラレルリンク機構82とが設けられて
いる。
【0027】回転モータ70bは、回転モータ用ドライ
バ70cを介して、操作パネル25に設けられた回転速
度スイッチ49に電気的に接続されており、回転速度ス
イッチ49を操作して回転モータ用ドライバ70cを駆
動させることによって、回転モータ70bを所望の速度
で回転させることができる。
【0028】載置台70には、真空ポンプ(図示しな
い)に連結した吸着孔32が設けられており、真空ポン
プを介して吸着孔32を負圧に引くことによって、載置
台70上にウエハ2を真空吸着させることができるよう
になっている。このようにウエハ2を真空吸着したと
き、ウエハ2は載置台70上に安定且つ確実に保持され
るため、後述するマクロ検査において載置台70を傾斜
させても、ウエハ2が載置台70からずれたり又は脱落
したりすることは無い。
【0029】また、載置台70は、回転軸70aによっ
て回転自在に支持されており、この回転軸70aに回転
モータ70bが接続されている。この場合、回転モータ
70bの回転運動は、回転軸70aを介して載置台70
に伝達され、この載置台70を所望の回転速度で回転さ
せる。このように載置台70を回転させることによっ
て、この載置台70上に真空吸着しているウエハ2を所
望の回転速度で自転(回転)させることができる。
【0030】図3に示すように、パラレルリンク機構8
2は、固定ベース84と、可動板86と、同一の構成か
ら成る6本のリンク機構88とを備えている。
【0031】6本のリンク機構88は、夫々、その両端
に設けられたボールジョイント90を介して固定ベース
84及び可動板86に接続されており、直動式アクチュ
エータ92と、この直動式アクチュエータ92に接続さ
れたリンク94とから構成されている。
【0032】このようなパラレルリンク機構82によれ
ば、6本のリンク機構88の直動式アクチュエータ92
を伸縮させてリンク94の長さを変化させることによっ
て、可動板86を並進方向に3自由度及び回転方向に3
自由度の合計6自由度の範囲に亘って相対移動させるこ
とができる。
【0033】図2に示すように、パラレルリンク機構8
2の固定ベース84は、ガイド60を介してボールネジ
96に接続されており、この結果として、上述したよう
なマクロテーブル80全体をガイド60に支持させるこ
とができるように構成されている。
【0034】また、ボールネジ96は、基板検査装置の
上下方向Sに沿って延出しており、その一端には、昇降
モータ98が取り付けられている。なお、ボールネジ9
6の延出方向(矢印S方向)は、エレベータ3によって
キャリア1(図1参照)を上下動させる方向に一致して
いる。
【0035】一方、パラレルリンク機構82の可動板8
6からは、固定アーム100が延出しており、この固定
アーム100の延出端には、載置台70を回転させる回
転モータ70bが連結されている。
【0036】この構成において、昇降モータ98を駆動
させてボールネジ96を回転させることによって、ガイ
ド60を矢印S方向に上下動させることが可能であり、
このようにガイド60を上下動させることによって、こ
のガイド60に支持されているマクロテーブル80を矢
印S方向に上下動させることができる。
【0037】また、固定アーム100を介して可動板8
6に固定された載置台70は、上述したように6自由度
の相対移動が可能な可動板86の移動状態に伴って、6
自由度の範囲の動作制御が可能となる。
【0038】このようなマクロテーブル80の上下動制
御及び載置台70の動作制御は、操作パネル25に隣接
して設けられたジョイスティック24を操作することに
よって行うことができる。
【0039】具体的には、ジョイスティック24の先端
に設けられた昇降スイッチ24aをON操作すると、昇
降モータ98が駆動してボールネジ96を回転させるこ
とによって、ガイド60の移動に従ってマクロテーブル
80を所定位置まで上昇させることができる。これに対
して、昇降スイッチ24aをOFF操作すると、ガイド
60の移動に従ってマクロテーブル80を所定位置まで
下降させて待機状態にすることができる。
【0040】また、ジョイスティック24を操作する
と、その操作状況に応じてパラレルリンク機構の制御ボ
ックス102から出力される制御信号によって、6本の
リンク機構88の各々の直動式アクチュエータ92が駆
動制御される。このとき、各直動式アクチュエータ92
が伸縮してリンク機構88の長さを変化させることによ
って、可動板86が相対移動し、この相対移動に伴って
載置台70を6自由度の範囲で動作制御することができ
る。
【0041】ここで、載置台70を6自由度の範囲で動
作制御する方法について説明する。まず、図4に示すよ
うに、載置台70の中心を(X,Y,Z)w 座標系と
し、この(X,Y,Z)w 座標系における各軸の回転角
度指令θw を制御ボックス102に入力する。そして、
パラレルリンク機構82の可動板86の座標系(X,
Y,Z)h へ座標回転変換する。すなわち、座標系
(X,Y,Z)h で(X,Y,Z)w 座標系を−90°
回転させる。
【0042】
【数1】
【0043】(X,Y,Z)w 座標系において、ウエハ
2の中心の位置空間ベクトルPw を式(2)でパラレル
リンク機構82の可動板86上の(X,Y,Z)h 座標
系へ変換する。
【0044】
【数2】
【0045】このように変換された載置台70の中心位
置P、姿勢(傾斜角度)を含んだ変換行列Rを夫々以下
の式に入力すると、固定ベース84上の(X,Y,Z)
b 座標系における6本のリンク機構88の長さLi を規
定することが可能となり、この長さLi に基づいて、各
直動式アクチュエータ92の伸縮量を求めることができ
る。
【0046】
【数3】
【0047】なお、式(3)〜(5)において、 R :回転角度指令θw を含む回転変換行列 P :パラレルリンク機構82における可動板86の
中心の位置ベクトル phi :パラレルリンク機構82の可動板86と6本の
リンク機構88の結合点を可動板座標で表した空間ベク
トル pbi :パラレルリンク機構82の固定ベース84と6
本のリンク機構88の結合点を固定ベース座標で表した
空間ベクトル Wi :リンク機構88の空間ベクトル Li :リンク機構88の長さ Zi :リンク機構88の単位空間ベクトル ・ :ベクトルの内積 i :6本のリンク機構88の順番(1〜6) 図5には、パラレルリンク機構82における6本のリン
ク機構88の長さを制御するための制御ボックス102
の構成が示されている。
【0048】図5に示すように、ジョイスティック24
を操作すると、まず最初に、座標変換部104におい
て、上述した式(1)及び式(2)に基づいて、載置台
70の座標系(X,Y,Z)w が可動板86の座標系
(X,Y,Z)h へ座標変換される。
【0049】次に、運動学演算部106において、上述
した式(3)〜(5)に基づいて、6本のリンク機構8
8の長さLi が求められる。
【0050】続いて、比較器108において、6本のリ
ンク機構88の長さLi と、位置検出部110によって
測定された実際の6本のリンク機構88の長さLとが比
較され、各リンク機構88の伸縮量ΔLi が求められ
る。
【0051】更に、6軸間補間演算部112において各
リンク機構88の速度指令Vi を求めた後、比較器11
4において、各リンク機構88の速度指令Vi と、速度
検出部116によって測定された実際の6本のリンク機
構88の速度指令Vとが比較され、各リンク機構88の
伸縮速度ΔVi が求められる。
【0052】そして、ドライバ118は、各リンク機構
88の伸縮速度ΔVi に基づいて、所定の駆動信号Sを
各リンク機構88の直動式アクチュエータ92に出力
し、各々の直動式アクチュエータ92を伸縮制御する。
この結果、載置台70を6自由度の範囲で動作制御する
ことが可能となる。
【0053】上述したような構成によれば、ジョイステ
ィック24を操作するだけで、座標系(X,Y,Z)w
の各軸回りに載置台70を動作制御(回転、並進、揺
動、傾斜、及び、これら4つの動きを任意に組み合わせ
た動作制御)することができるだけで無く、座標系
(X,Y,Z)w の各軸から外れた任意の仮想軸回りに
載置台70を動作制御(回転、並進、揺動、傾斜、及
び、これら4つの動きを任意に組み合わせた動作制御)
することができる。そして、このような動作制御に加え
て、更に、回転モータ70bで載置台70を回転(自
転)させる動作が加えられることによって、人の手の動
きと同様に載置台70を動作させることが可能となる。
【0054】この場合、この載置台70上に吸着保持さ
れたウエハ2は、載置台70の動作に伴って、そのウエ
ハ表裏面の向きを観察者が希望する向きに6自由度の範
囲に亘って自由に切り換えられる。
【0055】従って、基板検査装置(図1参照)でマク
ロ検査を行う際において、照明灯5からの照明光の光軸
や観察者の視線に対するウエハ2の表裏面の向きの切換
自由度を無制限に拡げることができるため、ウエハ2の
表裏面全体に亘って隈無くマクロ的に目視検査すること
ができる。
【0056】また、図1に示すように、基板検査装置に
は、自動モード/手動モードの切り換えを行うための切
換スイッチ47が設けられている。自動モードのとき
は、開始スイッチ20を1回押すだけで、キャリア1に
収容されたウエハ2は、任意に或いは予め設定されたプ
ログラムに従って、吸着アーム23によって連続的にマ
クロテーブル80まで搬送され、一方、手動モードのと
きは、開始スイッチ20を1回押す毎に、所望の1枚の
ウエハ2のみがマクロテーブル80まで搬送される。
【0057】更に、基板検査装置には、シーケンス設定
スイッチ48が設けられており、このシーケンス設定ス
イッチ48は、揺動マクロシーケンス設定用スイッチ4
8aと、水平マクロシーケンス設定用スイッチ48b
と、裏面マクロシーケンス設定用スイッチ48cとから
構成されている(図2参照)。
【0058】なお、自動モードにおいて、停止時間設定
スイッチ50がONされている場合には、マクロ検査時
のウエハ2の載置台70上での停止時間が設定され、ホ
ルダ搬送スイッチ22がONされている場合には、ホル
ダ13上でのウエハ2の停止時間が設定される。また、
一時停止スイッチ51は、これがONされたとき、停止
時間設定スイッチ50を無効にして装置の運転が停止さ
れる。
【0059】ここで、マクロテーブル80上でのマクロ
検査方法について説明する。
【0060】(a)自動モードにおいて、揺動マクロシ
ーケンス設定用スイッチ48aがONされている場合 エレベータ3にキャリア1を載せた後、開始スイッチ2
0を押すと、照明灯5が点灯すると共に、吸着アーム2
3によって第1番目のウエハ2が載置台70上に搬送さ
れる。そして、芯出しガイド6及びオリフラセンサ8に
よって、載置台70に受け渡されるウエハ2の位置決め
が行われる。
【0061】ウエハ2が載置台70に真空吸着された
後、ジョイスティック24の先端に設けられた昇降スイ
ッチ24aをON操作すると、昇降モータ98が駆動し
てボールネジ96を回転させることによって、マクロテ
ーブル80(載置台70)を所定位置まで上昇させる。
【0062】この状態において、ジョイスティック24
を操作すると、その操作状況に応じてパラレルリンク機
構の制御ボックス102から出力される制御信号によっ
て、6本のリンク機構88の各々の直動式アクチュエー
タ92が駆動制御される。
【0063】このとき、各直動式アクチュエータ92が
伸縮してリンク機構88の長さを変化させることによっ
て、可動板86が相対移動する。そして、この可動板8
6の相対移動に伴って、載置台70が例えば図6及び図
7に示すように揺動することによって、ウエハ2も揺動
する。この結果、ウエハ2の表面に対するマクロ検査が
行われる。なお、このとき回転速度スイッチ49がON
されている場合には、回転モータ70bによって載置台
70が回転(自転)するため、ウエハ2を揺動と共に回
転させながらマクロ検査が行われる。
【0064】続いて、設定された時間だけ載置台70が
上昇状態を保った後、載置台70は再び下降する。そし
て、吸着アーム23が、第1番目のウエハ2をキャリア
1に戻した後、第2番目のウエハ2を第1番目と同様に
揺動検知位置まで搬送する。このようなプロセスが繰り
返された後、最後のウエハ2がキャリア1に収容された
とき、吸着アーム23及びエレベータ3は初期位置に戻
り停止する。
【0065】(b)自動モードにおいて、水平マクロシ
ーケンス設定用スイッチ48bがONされている場合 基本動作は、上記(a)のシーケンスと同様であるが、
載置台70を上昇させること無く図2に示すような水平
な状態のままで、ウエハ2の表面に対するマクロ検査が
行われる。なお、回転速度スイッチ49がONされてい
る場合には、回転モータ70bによって載置台70が回
転(自転)するため、ウエハ2を回転させながらマクロ
検査が行われる。
【0066】(c)自動モードにおいて、裏面マクロシ
ーケンス設定用スイッチ48cがONされている場合 基本動作は、上記(a)のシーケンスと同様であるが、
図8に示すように、ジョイスティック24の操作によっ
て、可動板86をZb 軸回りに回転させて載置台70を
矢印方向に傾ける。
【0067】このとき、ウエハ2の裏面が観察者の視線
に向けられ、その状態において、ウエハ2の裏面に対す
るマクロ検査が行われる。なお、回転速度スイッチ49
がONされている場合には、回転モータ70bによって
載置台70が回転(自転)するため、ウエハ2を回転さ
せながらマクロ検査が行われる。
【0068】(d)手動モードが設定されている場合 1枚のウエハ2毎に開始スイッチ20を押しながらマク
ロ検査が行われる。例えば、マクロ検査済みウエハ2が
吸着アーム23によってキャリア1に収容された後、こ
の吸着アーム23が次のウエハ2を取り出した状態(準
備完了状態)において、開始スイッチ20のON操作待
ちの状態に維持される。そして、開始スイッチ20がO
N操作されたときには、上述した(a)〜(c)の各モ
ードを選択してウエハ2に対するマクロ検査が行われ
る。
【0069】次に、ミクロ検査方法について説明する。
【0070】第1番目のウエハ2のマクロ検査が終了す
ると、停止時間設定スイッチ50によって設定された停
止時間経過後、載置台70上の第1番目のウエハ2及び
ホルダ13上の第2番目のウエハ2は、交換アーム9に
よって同時に支持されながら180°回転して、その位
置が交換される。そして、第2番目のウエハ2は、吸着
アーム23に受け渡され、一方、第1番目のウエハ2
は、ホルダ13に受け渡される。この場合、ホルダ13
が受け渡し位置にセットされているか否かは、ホルダ検
知スイッチ14によって検知され、その検知信号に基づ
いて、停止時間設定スイッチ50の停止時間並びに交換
アーム9によるウエハ2の受け渡しタイミングが設定さ
れる。
【0071】この後、吸着アーム23に真空吸着された
第2番目のウエハ2はキャリア1に戻され、第3番目の
ウエハ2が吸着アーム23によって載置台70まで搬送
される。一方、ホルダ13に受け渡された第1番目のウ
エハ2は、ホルダ13によってミクロ検査用顕微鏡12
の観察視野内に位置付けられて、ミクロ検査が施され
る。
【0072】本実施の形態の基板検査装置によれば、ジ
ョイスティック24の操作により、ウエハ2を自転させ
ながら、同時に、(X,Y,Z)w の各軸回りに動作制
御(回転、並進、揺動、傾斜、及び、これら4つの動き
を任意に組み合わせた動作制御)することができるだけ
で無く、座標系(X,Y,Z)w の各軸から外れた任意
の仮想軸回りに載置台70を動作制御(回転、並進、揺
動、傾斜、及び、これら4つの動きを任意に組み合わせ
た動作制御)することができる。この結果、人の手の動
きと同様に、ウエハ2を動作させて、そのウエハ表裏面
の向きを観察者が希望する向きに6自由度の範囲に亘っ
て自由に切り換えることがきる。
【0073】また、コンパクトで構成の簡単な1つのパ
ラレルリンク機構82によって、ウエハ2の表裏面の向
きを人の手の動きのように変化させることができるた
め、基板検査装置の小型化及び低コスト化を実現するこ
とが可能となる。
【0074】なお、本発明は、上述した実施の形態の構
成に限定されることは無く、以下のように種々変更する
ことが可能である。
【0075】上述した実施の形態に示すように、6本の
リンク機構88を備えたパラレルリンク機構82を用い
るのが好ましいが、3本以上のリンク機構88によって
パラレルリンク機構82を構成しても良い。例えば図9
に示すように、3本のリンク機構88の場合、可動板8
6の自由度は3となり、載置台70は、(X,Y,Z)
w 座標系の各軸回りに回転、或いは、各軸方向に沿って
移動させることができる。
【0076】また、パラレルリンク機構82として、例
えば図10に示すような直動固定型パラレルリンク機構
を用いても良い。この直動固定型パラレルリンク機構
は、固定ベース84と、可動板86と、同一の構成から
成る6本のリンク機構120とを備えている。
【0077】6本のリンク機構120は、夫々、固定長
リンク122と、固定ベース84に対して角度αを成し
て配設された直動アクチュエータ124と、この直動ア
クチュエータ124の伸縮動作に連動してスライドする
スライダ126とを備えており、固定長リンク122
は、その一端がボールジョイント128を介して可動板
86に連結され、その他端がボールジョイント130を
介してスライダ126に連結されている。なお、固定長
リンク122は、その長さが一定に固定されている。
【0078】このような直動固定型パラレルリンク機構
によれば、各々の直動アクチュエータ124によってス
ライダ126を矢印方向にスライドさせて、各々の固定
長リンク122の向きを変えることによって、可動板8
6を6自由度の範囲に亘って相対移動させることができ
る。
【0079】また、パラレルリンク機構82として、例
えば図11に示すような回転型パラレルリンク機構を用
いても良い。この回転型パラレルリンク機構は、固定ベ
ース84と、可動板86と、中間部がボールジョイント
132で連結された6本のリンク機構134とを備えて
いる。
【0080】6本のリンク機構134のうち、図中向か
って両側の2本のリンク機構134は、その両端に設け
られたボールジョイント136を介して固定ベース84
及び可動板86に連結されており、残りの4本のリンク
機構134は、その一端がボールジョイント138を介
して可動板86に連結され、その他端が回転アクチュエ
ータ140に連結されている。
【0081】なお、各々の回転アクチュエータ140
は、固定ベース84に取り付けられている。また、6本
のリンク機構134は、夫々、ボールジョイント132
を介して連結された第1及び第2のリンク134a,1
34bから構成されている。
【0082】このような回転型パラレルリンク機構によ
れば、各回転アクチュエータ140を矢印方向に回転さ
せて、この回転運動を第2のリンク134bから第1の
リンク134aに伝達して、各第1及び第2のリンク1
34a,134bの向きを変えることによって、可動板
86を6自由度の範囲に亘って相対移動させることがで
きる。
【0083】また、パラレルリンク機構82として、例
えば図12に示すような旋回型パラレルリンク機構を用
いても良い。この旋回型パラレルリンク機構は、固定ベ
ース84と、可動板86と、同一の構成から成る6本の
リンク機構142とを備えている。
【0084】6本のリンク機構142は、その一端がボ
ールジョイント150を介して可動板86に連結され、
その他端がボールジョイント136を介して旋回リンク
146に連結されている。
【0085】このような旋回型パラレルリンク機構によ
れば、各旋回アクチュエータ144によって旋回リンク
146を矢印方向に旋回させて各駆動リンク148の向
きを変えることによって、可動板86を6自由度の範囲
に亘って相対移動させることができる。
【0086】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0087】図13は、本発明のパラレルリンク機構を
適用した基板検査装置の概略構成を示している。
【0088】図において、201はベースで、このベー
ス201上には、複数(図示例では3個)の水平回転ア
ーム202a、202b、202cを設けている。これ
ら水平回転アーム202a、202b、202cは、一
方の端部を水平回転アクチュエータ203a、203
b、203cにより支持され、ベース201面に沿って
水平回転、つまり図示矢印A1、A2、A3方向に回転
可能になっている。この場合、水平回転アクチュエータ
203a、203b、203cは、隣接する水平回転ア
クチュエータ203aと203b、203bと203
c、203cと203aのそれぞれの間の距離がL1、
L2、L3になるように配置されている。ここで、L
1、L2、L3は、必要とされる動作範囲に応じて水平
回転アームが干渉しないような寸法に設定される。
【0089】水平回転アーム202a、202b、20
2cの他方端部には、垂直回転アクチュエータ204
a、204b、204cを各別に設け、これら垂直回転
アクチュエータ204a、204b、204cには、垂
直回転アーム205a、205b、205cの基端部を
設けている。これら垂直回転アーム205a、205
b、205cは、垂直回転アクチュエータ204a、2
04b、204cにより、垂直回転、つまり図示矢印B
1、B2、B3方向に起倒可能になっている。
【0090】垂直回転アーム205a、205b、20
5cの先端部には、自在連結手段としてのボールジョイ
ント206a、206b、206cを介して可動部材と
してのステージ支持枠207を連結している。ステージ
支持枠207は、矩形状をなすもので、枠周囲に沿って
一定間隔にボールジョイント206a、206b、20
6cを介して垂直回転アーム205a、205b、20
5cを連結している。
【0091】この場合、ステージ支持枠207は、装置
前面に対応する辺部2071の中央部に垂直回転アーム
205bを連結し、装置側面に対応する辺部2072の
端部に垂直回転アーム205a、205cを連結してい
る。また、ステージ支持枠207は、相対向する辺部に
垂直方向に突設した突出部207a、207bを一体に
形成し、これら突出部207a、207bの間に基板ホ
ルダ208を回動可能に支持している。この場合、突出
部207a、207bのうち一方には、回転駆動部20
9を設けていて、この回転駆動部209により基板ホル
ダ208を図示矢印C方向に回動可能になっている。
【0092】基板ホルダ208は、被検体である被検査
基板210を載置するもので、被検査基板210の周縁
に対向させて図示しない吸着口を複数個設け、これら吸
着口に接続される図示しない真空ポンプの真空吸引によ
り、被検査基板210を吸着し保持するようにしてい
る。
【0093】このように構成した基板検査装置211
は、図示しないクリーンルーム内に収容されている。ク
リーンルームは、基板受渡し部212を設けていて、こ
の基板受渡し部212に対応させて基板搬送部213を
設けている。
【0094】基板搬送部213は、搬送駆動部213a
に駆動軸213bを介して搬送アーム213cを設けた
もので、駆動軸213bの図示矢印D方向の回動によ
り、搬送アーム213cを図示矢印E方向に回動させる
とともに、図示矢印F方向に水平動作させ、駆動軸21
3bの図示矢印G方向の上下動により搬送アーム213
cを平行移動させるようになっている。
【0095】クリーンルームの基板受渡し部212に対
応させてカセット214を設けている。このカセット2
14は、複数の被検査基板210を積層方向に収容した
もので、検査工程にしたがって基板搬送部213の搬送
アーム213cにより1枚づつ出し入れされるようにな
っている。
【0096】ベース21上には、制御部215が設けら
れ、制御部215には、並進移動ジョイステック216
および回転動揺ジョイステック217を設けている。制
御部215は、並進移動ジョイステック216および回
転動揺ジョイステック217の操作にしたがって水平回
転アクチュエータ203a、203b、203c、垂直
回転アクチュエータ204a、204b、204cおよ
び回転駆動部209を協調制御するものである。
【0097】次に、このように構成した実施の形態の動
作を説明する。
【0098】まず、被検査基板210を受渡しするに
は、回転駆動部209を駆動して基板ホルダ208を図
13に示すように水平状態に保持させる。続けて、基板
ホルダ208への被検査基板210の搬入待機位置に対
応する所定の位置座標、すなわち、クリーンルームの基
板受渡し部212まで、水平回転アクチュエータ203
a、203b、203cにより水平回転アーム202
a、202b、202cを、垂直回転アクチュエータ2
04a、204b、204cにより垂直回転アーム20
5a、205b、205cをそれぞれ協調制御すること
によりステージ支持枠207を移動させる。
【0099】次に、基板搬送部213の搬送アーム21
3cを図示矢印E方向に回動して、最初にカセット21
4方向に向けた後、水平方向に移動させてカセット21
4中の被検査基板210を1枚だけ取出す。続けて、搬
送アーム213cを図示矢印E方向にさらに回動し、基
板ホルダ208方向に反転させた後、図示矢印F方向に
水平動作させて、水平状態で待機している基板ホルダ2
08上に被検査基板210を受け渡す。
【0100】基板ホルダ208は、受取った被検査基板
210を図示しない整列装置により正常位置に整列する
とともに、被検査基板210の周縁に対向させて設けら
れた図示しない吸着口での真空吸引により、被検査基板
210を吸着し保持する。
【0101】次に、図14に示すように水平回転アクチ
ュエータ203a、203b、203cによる水平回転
アーム202a、202b、202cの水平回転制御と
垂直回転アクチュエータ204a、204b、204c
による垂直回転アーム205a、205b、205cの
垂直回転制御を協調して行ないながら、ステージ支持枠
207を検査者の観察位置まで水平移動(X軸およびY
軸方向)させ、さらに垂直回転アクチュエータ204
a、204b、204cにより垂直回転アーム205
a、205b、205cのそれぞれの立上がり角度を調
整して、ステージ支持枠207を垂直方向(Z軸方向)
に移動させ、基板ホルダ208を被検査基板210の目
視観察に最適な高さに設定する。
【0102】この状態で、被検査基板210の上方か
ら、被検査基板210面に照明光を照射する。そして、
回転駆動部209を駆動して基板ホルダ208を水平状
態から図15に示すように目視観察に最適な所定の角度
に傾斜させ、被検査基板210表面からの反射光を利用
して基板表面の膜厚ムラや傷などを目視によりマクロ的
に観察し、外観検査を行なう。
【0103】この場合、水平回転アクチュエータ203
a、203b、203cによる水平回転アーム202
a、202b、202cの水平回転制御と、垂直回転ア
クチュエータ204a、204b、204cによる垂直
回転アーム205a、205b、205cの垂直回転制
御を協調して行なう際に、特に、図16に示すように、
検査者の観察側、つまり装置前面に位置する水平回転ア
ーム202bを、水平回転アクチュエータ203bを中
心に回転させ、垂直回転アーム205bの立上がり角度
を変化させると、ステージ支持枠207全体が前後に揺
動されるようになり、基板ホルダ208をX軸回りに回
動させることができる。
【0104】同様にして、図17に示すように、装置側
面に位置する水平回転アーム202aまたは202c
を、水平回転アクチュエータ203aまたは203cを
中心に回転させ、垂直回転アーム205bの立上がり角
度を変化させると、ステージ支持枠207全体が左右に
揺動されるようになり、基板ホルダ208をY軸回りに
回動させることができる。
【0105】さらに、図18に示すように、装置前面に
位置する垂直回転アクチュエータ204bにより垂直回
転アーム205bの立上がり角度を調整しながら、装置
側面に位置する水平回転アーム202aおよび202c
を所定の時間のずれを持たせて水平回転アクチュエータ
203aおよび203cを中心に回転させることによ
り、ステージ支持枠207とともに、基板ホルダ208
をZ軸回りに回動させることができる。
【0106】これまでの説明では、基板ホルダ208の
各軸方向の平行移動および各軸回りの回動について述べ
たが、これらの平行移動および各軸回りの回動などを組
み合わせることにより、例えば、図19に示すように、
左右の揺動とZ軸回りの回動を組み合わせるなど、さら
に複雑な動きを実現することもできる。
【0107】また、基板ホルダ208上の被検査基板2
10表面を目視によりマクロ検査する場合を述べたが、
最近、基板裏面の検査も重要視されている。これは、基
板裏面にゴミや水分が付着していると、ダイシングの際
に断面に割れが生じたり、ダイシングの後のチップを基
板に接着する際に接着不良が生じ、製品の不良率が大き
くなるからである。このような要求に対しては、基板ホ
ルダ208上に被検査基板210を吸着保持した状態
で、回転駆動部209により基板ホルダ208を360
°回転できる構成とし、基板表面の目視によるマクロ検
査が終了したところで、回転駆動部209により基板ホ
ルダ208を回転させて、基板裏面を装置前面に向ける
ことにより、上述したと同様にして基板裏面の目視によ
るマクロ検査を行なうことができる。
【0108】また、上述したステージ支持枠207の平
行移動や前後左右の揺動などの一連の動きは、制御部2
15に設けられた並進移動ジョイステック216および
回転動揺ジョイステック217の操作により実現され
る。例えば、並進移動ジョイステック216の操作によ
りステージ支持枠207とともに基板ホルダ208を前
後左右に平行移動させ、回転動揺ジョイステック217
の操作によりステージ支持枠207とともに基板ホルダ
208を前後左右に揺動させるようにすれば、人間の手
の自由度と同様な動きの下で被検査基板210のマクロ
検査を行なうことができる。
【0109】その後、被検査基板210の目視によるマ
クロ検査が終了すると、回転駆動部209を駆動して基
板ホルダ208を傾斜状態から図13に示す水平状態に
戻す。そして、被検査基板210の搬入待機位置に対応
するクリーンルームの基板受渡し部212まで、水平回
転アーム202a、202b、202cおよび垂直回転
アーム205a、205b、205cのそれぞれの協調
制御によりステージ支持枠207を移動させる。
【0110】そして、基板ホルダ208上の被検査基板
210の吸着保持を解除した後、基板搬送部213の搬
送アーム213cを基板ホルダ208方向に向けて図示
矢印F方向に水平動作させ、基板ホルダ208上の検査
済み被検査基板210を取出し、続けて、搬送アーム2
13cをさらに回動してカセット214方向に反転させ
た後、水平方向に移動させてカセット214に戻すとと
もに、新たな被検査基板210を取り出して、再び、水
平状態で待機している基板ホルダ208上に受け渡す。
【0111】以下、同様にして基板ホルダ208への被
検査基板210の受渡しを繰り返し、上述したステージ
支持枠207の平行移動、前後左右の揺動などの一連の
動きを実行することにより、検査者の目視によるマクロ
検査を連続して行なうことができる。
【0112】従って、このようにすればベース201上
での水平回転アクチュエータ203a、203b、20
3cによる水平回転アーム202a、202b、202
cの水平回転制御と垂直回転アクチュエータ204a、
204b、204cによる垂直回転アーム205a、2
05b、205cの垂直回転制御を協調して行なうこと
により、基板ホルダ208に保持された被検査基板21
0に対して平行移動、前後左右の揺動、垂直軸回り回動
など、人間の手の自由度と同様な動きを実現できるの
で、マクロ検査のための照明合わせを始め、その後の目
視検査も精度よく行なうことができる。
【0113】また、被検査基板210を保持した基板ホ
ルダ208を回転駆動部209により回転させることに
より、観察者の観察しやすい角度に被検査基板210を
傾斜させた状態でマクロ検査を行なうことができる。ま
た、基板ホルダ208を、さらに回転させることで、基
板裏面を装置前面に向けることができるので、基板裏面
についても精度の高いマクロ検査を行なうことができ
る。
【0114】さらに、パラレルリンク機構は、ベース2
01面に沿って回動する水平回転アーム202a、20
2b、202cと、これら水平回転アーム202a、2
02b、202cに垂直回転される垂直回転アーム20
5a、205b、205cを設け、リンク全体を2つ折
れ構造にしているので、従来の液体圧シリンダの伸縮に
よる各リンク長の調整のみにより可動板面の方向を決定
するものと比べ、基板ホルダ208の床面からの位置を
低く抑えることができ、これにより、検査者は無理な姿
勢を強いられることなく座ったままで基板検査を行なう
ことができるなど、検査作業の能率向上も実現できる。
【0115】なお、上述した実施の形態では、目視によ
るマクロ検査の場合のみについて述べたが、ステージ支
持枠207をXY軸方向に平行移動できることから、ス
テージ支持枠207をX軸方向に平行移動させるととも
に、図示しない顕微鏡をステージ支持枠207の移動方
向(X軸)と交差する方向(Y軸)に移動させることに
より、基板全面について顕微鏡によるミクロ観察を実現
することもできる。また、上述した実施の形態では、本
発明のパラレルリンク機構を基板検査装置に適用した例
を示すが、基板検査装置以外への適用も勿論可能であ
る。
【0116】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。
【0117】図20は、本発明のパラレルリンク機構を
適用した基板検査装置の概略構成を示すもので、図13
と同一部分には、同符号を付している。
【0118】この場合、ベース201上には、複数(図
示例では3個)の水平直動アクチュエータ301a、3
01b、301cを設けている。これら水平直動アクチ
ュエータ301a、301b、301cは、それぞれ直
線状のねじシャフト302a、302b、302cに移
動体303a、303b、303cを有していて、これ
らねじシャフト302a、302b、302cをモータ
304a、304b、304cにより回転駆動すること
で、移動体303a、303b、303cを水平方向、
つまり図示矢印C1、C2、C3方向に直線移動させる
ようになっている。
【0119】この場合、水平直動アクチュエータ301
a、301b、301cのうち水平直動アクチュエータ
301bは、ベース201の装置前面の左右方向、水平
直動アクチュエータ301a、301cは、ベース20
1の装置側面の前後方向に直動するように配置されてい
る。
【0120】水平直動アクチュエータ301a、301
b、301cの移動体303a、303b、303cに
は、垂直回転アクチュエータ204a、204b、20
4cを各別に設け、これら垂直回転アクチュエータ20
4a、204b、204cには、垂直回転アーム205
a、205b、205cの基端部を設けている。
【0121】これら垂直回転アーム205a、205
b、205cは、垂直回転アクチュエータ204a、2
04b、204cにより、垂直回転、つまり図示矢印B
1、B2、B3方向に起倒可能になっている。
【0122】その他の構成は、上述した図13と同様で
あり、ここでの説明は省略する。
【0123】次に、このように構成した実施の形態の動
作を説明する。
【0124】この場合も、被検査基板210を受渡しす
るには、回転駆動部209を駆動して基板ホルダ208
を図20に示すように水平状態に保持させる。続けて、
基板ホルダ208への被検査基板210の搬入待機位置
に対応する所定の位置座標、すなわち、クリーンルーム
の基板受渡し部212まで、水平直動アクチュエータ3
01a、301b、301cにより移動体303a、3
03b、303cを、垂直回転アクチュエータ204
a、204b、204cにより垂直回転アーム205
a、205b、205cをそれぞれ協調制御することに
よりステージ支持枠207を移動させる。
【0125】次に、基板搬送部213の搬送アーム21
3cを図示矢印E方向に回動して、最初にカセット21
4方向に向けた後、水平方向に移動させてカセット21
4中の被検査基板210を1枚だけ取出す。続けて、搬
送アーム213cを図示矢印E方向にさらに回動すると
ともに、基板ホルダ208方向に反転させた後、図示矢
印F方向に水平動作させて、水平状態で待機している基
板ホルダ208上に被検査基板210を受け渡す。
【0126】基板ホルダ208は、受取った被検査基板
210を図示しない整列装置により正常位置に整列する
とともに、被検査基板210の周縁に対向させて設けら
れた図示しない吸着口での真空吸引により、被検査基板
210を吸着し保持する。
【0127】次に、図21に示すように水平直動アクチ
ュエータ301a、301b、301cによる移動体3
03a、303b、303cの水平直動制御と垂直回転
アクチュエータ204a、204b、204cによる垂
直回転アーム205a、205b、205cの垂直回転
制御を協調して行ないながら、ステージ支持枠207を
検査者の観察位置まで水平移動(X軸およびY軸方向)
させ、さらに垂直回転アクチュエータ204a、204
b、204cにより垂直回転アーム205a、205
b、205cのそれぞれの立上がり角度を調整して、ス
テージ支持枠207を垂直方向(Z軸方向)に移動さ
せ、基板ホルダ208を被検査基板210の目視観察に
最適な高さに設定する。
【0128】この状態で、被検査基板210の上方か
ら、被検査基板210面に照明光を照射する。そして、
回転駆動部209を駆動して基板ホルダ208を目視観
察に最適な所定の角度に傾斜させ、被検査基板210表
面からの反射光を利用して基板表面の膜厚ムラや傷など
を目視によりマクロ的に観察し、外観検査を行なう。
【0129】この場合、水平直動アクチュエータ301
a、301b、301cによる移動体303a、303
b、303cの水平直動制御と、垂直回転アクチュエー
タ204a、204b、204cによる垂直回転アーム
205a、205b、205cの垂直回転制御を協調し
て行なう際に、特に、図22に示すように、装置側面の
水平直動アクチュエータ301a、301cの移動体3
03a、303cにより垂直回転アクチュエータ204
a、204cを後方に移動させ、この状態で、装置前面
の垂直回転アクチュエータ204bの垂直回転アーム2
05bの立上がり角度を変化させると、ステージ支持枠
207全体が前後に揺動されるようになり、基板ホルダ
208をX軸回りに回動させることができる。
【0130】同様にして、図23に示すように、装置側
面の水平直動アクチュエータ301a、301cの移動
体303a、303cにより垂直回転アクチュエータ2
04a、204cを後方に移動させた状態で、垂直回転
アーム205aと205bの組と垂直回転アーム205
bと205cの組の立上がり角度を交互に変化させる
と、ステージ支持枠207全体が左右に揺動されるよう
になり、基板ホルダ208をY軸回りに回動させること
ができる。
【0131】さらに、図24に示すように、装置前面に
位置する垂直回転アクチュエータ204bにより垂直回
転アーム205bの立上がり角度を調整しながら、装置
側面の水平直動アクチュエータ301a、301cの移
動体303a、303cを交互に前後方向に移動させる
ことにより、ステージ支持枠207とともに、基板ホル
ダ208をZ軸回りに回動させることができる。
【0132】これまでの説明では、基板ホルダ208の
各軸方向の平行移動および各軸回りの回動について述べ
たが、これらの水平移動および各軸回りの回動などを組
み合わせることにより、例えば、図25に示すように、
左右の揺動とZ軸回りの回動を組み合わせるなど、さら
に複雑な動きを実現することもできる。
【0133】また、この場合も、基板ホルダ208上に
被検査基板210を吸着保持した状態で、回転駆動部2
09により基板ホルダ208を360°回転できる構成
とし、基板表面の目視によるマクロ検査が終了したとこ
ろで、回転駆動部209により基板ホルダ208を回転
させて、基板裏面を装置前面に向けることにより、上述
したと同様にして基板裏面の目視によるマクロ検査を行
なうことができる。
【0134】さらに、上述したステージ支持枠207の
平行移動や前後左右の揺動などの一連の動きは、制御部
215に設けられた並進移動ジョイステック216およ
び回転動揺ジョイステック217の操作により実現され
る。例えば、並進移動ジョイステック216の操作によ
りステージ支持枠207とともに基板ホルダ208を前
後左右に平行移動させ、回転動揺ジョイステック217
の操作によりステージ支持枠207とともに基板ホルダ
208を前後左右に揺動させるようにすれば、人間の手
の自由度と同様な動きの下で被検査基板210のマクロ
検査を行なうことができる。
【0135】その後、被検査基板210の目視によるマ
クロ検査が終了すると、回転駆動部209を駆動して基
板ホルダ208を傾斜状態から図20に示す水平状態に
戻す。そして、被検査基板210の搬入待機位置に対応
するクリーンルームの基板受渡し部212まで、水平直
動アクチュエータ301a、301b、301cおよび
垂直回転アーム205a、205b、205cのそれぞ
れの協調制御によりステージ支持枠207を移動させ、
基板ホルダ208上の検査済み被検査基板210を取出
し、続けて、搬送アーム213cをさらに回動してカセ
ット214方向に反転させた後、水平方向に移動させて
カセット214に戻すとともに、新たな被検査基板21
0を取り出して、再び、水平状態で待機している基板ホ
ルダ208上に受け渡す。
【0136】以下、同様にして基板ホルダ208への被
検査基板210の受渡しを繰り返し、上述したステージ
支持枠207の平行移動、前後左右の揺動などの一連の
動きを実行することにより、検査者の目視によるマクロ
検査を連続して行なうことができる。
【0137】従って、このようにしても第2の実施の形
態で述べたと同様な効果を期待することができる。
【0138】
【発明の効果】本発明によれば、人の手の動きと同様に
試料の表裏面の向きを自由に切り換えることによって、
試料の表裏面全体に亘って隈無くマクロ的に目視検査す
ることが可能な基板検査装置を提供することができる。
【0139】また、本発明によれば、水平回転アクチュ
エータによる水平回転アームまたは水平直動アクチュエ
ータによる移動体の制御と垂直回転アクチュエータによ
る垂直回転アームの制御を協調して行なうことにより、
可動部材の平行移動、前後左右の揺動、垂直軸回り回動
などの多様な動きを実現することができる。
【0140】さらに、本発明によれば、被検体保持手段
に保持された被検体に対して平行移動、前後左右の揺
動、垂直軸回り回動など、人間の手の自由度と同様な多
様な動きを実現できるので、精度の高いマクロ検査を行
なうことができる。また、可動部材に設けられ被検体保
持手段を回転させることで、被検体の裏面についても、
多様な動きの下でマクロ検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る基板検査装置
の全体の構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態のマクロテーブルの構成を示
す図。
【図3】第1の実施の形態のパラレルリンク機構の構成
を示す図。
【図4】第1の実施の形態のマクロテーブルにおける座
標変換系及び空間ベクトルを示す図。
【図5】第1の実施の形態のパラレルリンク機構の制御
系のブロック図。
【図6】第1の実施の形態のウエハを揺動させることに
よってウエハ表面のマクロ検査を行っている状態を示す
図。
【図7】第1の実施の形態のウエハを揺動させることに
よってウエハ表面のマクロ検査を行っている他の状態を
示す図。
【図8】第1の実施の形態のウエハ裏面のマクロ検査を
行っている状態を示す図。
【図9】第1の実施の形態の変形例に係り、3本のリン
ク機構から成るパラレルリンク機構の構成を示す図。
【図10】第1の実施の形態の変形例に係る直動固定型
パラレルリンク機構の構成を示す図。
【図11】第1の実施の形態の変形例に係る回転型パラ
レルリンク機構の構成を示す図。
【図12】第1の実施の形態の変形例に係る旋回型パラ
レルリンク機構の構成を示す図。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るパラレルリ
ンク機構の概略構成を示す図。
【図14】第2の実施の形態の基板ホルダの平行移動お
よび垂直移動を説明するための図。
【図15】第2の実施の形態の基板ホルダの傾斜動作を
説明するための図。
【図16】第2の実施の形態の基板ホルダの前後の揺動
を説明するための図。
【図17】第2の実施の形態の基板ホルダの左右の揺動
を説明するための図。
【図18】第2の形態の基板ホルダのZ軸回りの回動を
説明するための図。
【図19】第2の形態の基板ホルダの複合動作を説明す
るための図。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係るパラレルリ
ンク機構の概略構成を示す図。
【図21】第3の実施の形態の基板ホルダの平行移動お
よび垂直移動を説明するための図。
【図22】第3の実施の形態の基板ホルダの前後の揺動
を説明するための図。
【図23】第3の実施の形態の基板ホルダの左右の揺動
を説明するための図。
【図24】第23形態の基板ホルダのZ軸回りの回動を
説明するための図。
【図25】第3の形態の基板ホルダの複合動作を説明す
るための図。
【符号の説明】
2…ウエハ 70…載置台 70b…回転モータ 82…パラレルリンク機構 84…固定ベース 86…可動板 88…リンク機構 90…ボールジョイント 92…直動式アクチュエータ 94…リンク 201…ベース 202a.202b.202c…水平回転アーム 203a.203b.203c…水平回転アクチュエー
タ 204a.204b.204c…垂直回転アクチュエー
タ 205a.205b.205c…垂直回転アーム 206a.206b.206c…ボールジョイント 207…ステージ支持枠 207a.207b…突出部 2071.2072…辺部 208…基板ホルダ 209…回転駆動部 210…被検査基板 211…基板検査部 212…基板受渡し部 13…基板搬送部 213a…搬送駆動部 213b…駆動軸 213c…搬送アーム 214…カセット 215…制御部 216…並進移動ジョイステック 217…回転動揺ジョイステック

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を載置可能な載置台と、 この載置台を支持するパラレルリンク機構とを備えてお
    り、 前記パラレルリンク機構には、前記載置台が連結した可
    動板と、この可動板を傾斜及び揺動並びに揺動回転させ
    ることが可能な3本以上のリンク機構とが設けられてい
    ることを特徴とする基板検査装置。
  2. 【請求項2】 前記載置台を回転させる回転駆動系と、 前記リンク機構を夫々駆動させることが可能なジョイス
    ティックとを備えており、 前記ジョイスティックによって前記リンク機構を夫々駆
    動して前記可動板を動作制御することによって、前記載
    置台に載置された前記試料を所定方向に傾斜させた状態
    で自転させ、或いは、前記載置台に載置された前記試料
    を所定方向に揺動させた状態で自転させ、或いは、前記
    載置台に載置された前記試料を所定方向に揺動回転させ
    た状態で自転させることを特徴とする請求項1に記載の
    基板検査装置。
  3. 【請求項3】 前記パラレルリンク機構は、前記載置台
    の中心を三次元座標の中心とした場合に、その各座標軸
    から外れた任意の仮想軸回りに前記載置台を傾斜及び揺
    動並びに揺動回転させることを特徴とする請求項1に記
    載の基板検査装置。
  4. 【請求項4】 水平方向に回転可能な水平回転アームを
    有する少なくとも3個の水平回転アクチュエータと、 前記水平回転アームにそれぞれ設けられるとともに、垂
    直回転可能な垂直回転アームを有する垂直回転アクチュ
    エータと、 前記垂直回転アームに支持された可動部材と を具備したことを特徴とするパラレルリンク機構。
  5. 【請求項5】 水平回転アクチュエータは、隣接するも
    ののそれぞれの間の距離が等しくなるように配置される
    ことを特徴とする請求項4記載のパラレルリンク機構。
  6. 【請求項6】 水平方向に直動可能な移動体を有する少
    なくとも3個の水平直動アクチュエータと、 これら水平直動アクチュエータの移動体にそれぞれ設け
    られるとともに、垂直回転可能な垂直回転アームを有す
    る垂直回転アクチュエータと、 前記垂直回転アームに支持された可動部材とを具備した
    ことを特徴とするパラレルリンク機構。
  7. 【請求項7】 水平方向に回転可能な水平回転アームを
    有する少なくとも3個の水平回転アクチュエータと、 前記水平回転アームにそれぞれ設けられるとともに、垂
    直回転可能な垂直回転アームを有する垂直回転アクチュ
    エータと、 前記垂直回転アームにより支持された可動部材と、 前記可動部材に回転可能に設けられ、且つ被検体を保持
    する被検体保持手段とを具備したことを特徴とする基板
    検査装置。
  8. 【請求項8】 水平方向に直動可能な移動体を有する少
    なくとも3個の水平直動アクチュエータと、 これら水平直動アクチュエータの移動体にそれぞれ設け
    られるとともに、垂直回転可能な垂直回転アームを有す
    る垂直回転アクチュエータと、 前記垂直回転アームに支持された可動部材と、 前記可動部材に回転可能に設けられ、且つ被検体を保持
    する被検体保持手段とを具備したことを特徴とする基板
    検査装置。
JP11263791A 1998-09-21 1999-09-17 基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパラレルリンク機構 Withdrawn JP2000162133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11263791A JP2000162133A (ja) 1998-09-21 1999-09-17 基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパラレルリンク機構

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26663298 1998-09-21
JP10-266632 1998-09-21
JP11263791A JP2000162133A (ja) 1998-09-21 1999-09-17 基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパラレルリンク機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000162133A true JP2000162133A (ja) 2000-06-16

Family

ID=26546198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11263791A Withdrawn JP2000162133A (ja) 1998-09-21 1999-09-17 基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパラレルリンク機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000162133A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014649A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 板状物体検査装置
WO2003091970A1 (fr) * 2002-04-24 2003-11-06 Shin-Etsu Engineering Co., Ltd. Dispositif de collage pour substrat de panneau plat
WO2003102561A1 (fr) * 2002-05-30 2003-12-11 Olympus Corporation Dispositif de maintien de substrat et dispositif d'inspection de substrat
DE102004017114A1 (de) * 2004-04-07 2005-11-03 Integrated Dynamics Engineering Gmbh Vorrichtung zur Handhabung eines scheibenartigen Elements, insbesondere zur Handhabung eines Wafers
CN102528796A (zh) * 2012-01-12 2012-07-04 广西大学 一种可控机构式六自由度并联机器人平台
JP2013002900A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Mitsubishi Electric Corp エリプソメーター装置および単結晶シリコンに形成された反射防止膜の測定方法
CN115230524A (zh) * 2022-08-18 2022-10-25 奥莱特汽车科技有限公司 一种五自由度运动平台

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014649A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 板状物体検査装置
WO2003091970A1 (fr) * 2002-04-24 2003-11-06 Shin-Etsu Engineering Co., Ltd. Dispositif de collage pour substrat de panneau plat
WO2003102561A1 (fr) * 2002-05-30 2003-12-11 Olympus Corporation Dispositif de maintien de substrat et dispositif d'inspection de substrat
DE102004017114A1 (de) * 2004-04-07 2005-11-03 Integrated Dynamics Engineering Gmbh Vorrichtung zur Handhabung eines scheibenartigen Elements, insbesondere zur Handhabung eines Wafers
US7400392B2 (en) 2004-04-07 2008-07-15 Integrated Dynamics Engineering Gmbh Apparatus for handling of a disklike member, especially for handling of a wafer
DE102004017114B4 (de) * 2004-04-07 2012-03-15 Integrated Dynamics Engineering Gmbh Vorrichtung zur Handhabung eines scheibenartigen Elements, insbesondere zur Handhabung eines Wafers
JP2013002900A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Mitsubishi Electric Corp エリプソメーター装置および単結晶シリコンに形成された反射防止膜の測定方法
CN102528796A (zh) * 2012-01-12 2012-07-04 广西大学 一种可控机构式六自由度并联机器人平台
CN115230524A (zh) * 2022-08-18 2022-10-25 奥莱特汽车科技有限公司 一种五自由度运动平台
CN115230524B (zh) * 2022-08-18 2023-06-20 奥莱特汽车科技有限公司 一种五自由度运动平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3745750B2 (ja) 表示パネルの検査装置および検査方法
JP4700365B2 (ja) 基板検査装置
TWI702373B (zh) 翻面式多軸機械手臂裝置及其光學檢測設備
JP2000162133A (ja) 基板検査装置および該基板検査装置に用いられるパラレルリンク機構
JP2010099755A (ja) 生産装置
JP4596619B2 (ja) 基板処理システム、システム内で基板を移載する方法、基板処理システム用ロボットブレード、及び基板処理システム用ロボット
JP7054131B2 (ja) スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法
JPH03170280A (ja) 物品搬送装置
JP4312965B2 (ja) 真空処理装置
JP3999863B2 (ja) 被測定基板の検査装置
WO1983000828A1 (en) Work positioner including rotatable work-tables
JPH11142126A (ja) フォトマスク等の表面検査装置
JP3635572B2 (ja) パラレルメカニズム及び検査装置
JP2000275140A5 (ja)
JP2603191B2 (ja) 薄板傾動装置
JP2001194311A (ja) 基板検査装置
JPWO2019031206A1 (ja) スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法
JPH10268209A (ja) 大型基板検査装置
CN114895487A (zh) 一种点灯测试系统
JP2000266638A (ja) 基板検査装置
CN208305079U (zh) 一种机械手组件及机械手
JPH08102476A (ja) 板状の被検査体の検査装置
JP2001305064A (ja) 基板検査装置
KR100922775B1 (ko) 웨이퍼 검사용 듀얼 검사장치
JP3636814B2 (ja) 外観検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205