JP2000161893A - 熱交換器用タンク - Google Patents

熱交換器用タンク

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Publication number
JP2000161893A
JP2000161893A JP10337128A JP33712898A JP2000161893A JP 2000161893 A JP2000161893 A JP 2000161893A JP 10337128 A JP10337128 A JP 10337128A JP 33712898 A JP33712898 A JP 33712898A JP 2000161893 A JP2000161893 A JP 2000161893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
heat exchanger
mounting pin
tank body
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP10337128A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Chikuma
浩 竹間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
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Priority to US09/450,004 priority patent/US6450253B1/en
Publication of JP2000161893A publication Critical patent/JP2000161893A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ラジエータ等の熱交換器を車体側
ブラケットに固定するため、タンク本体に取付ピンを固
定してなる熱交換器用タンクに関し、取付ピンをタンク
本体に容易,確実に固定することを目的とする。 【解決手段】 アルミニウムからなるタンク本体31
に、車体側への取り付け用のアルミニウムからなる取付
ピン35を固定してなる熱交換器用タンクにおいて、前
記取付ピン35を中空状に形成するとともに、前記取付
ピン35の一端に形成されるフランジ部39を、前記タ
ンク本体31にろう付けしてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータ等の熱
交換器を車体側ブラケットに固定するため、タンク本体
に取付ピンを固定してなる熱交換器用タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラジエータでは、車両走行時の
振動等を吸収して、外力が直接ラジエータに伝達するの
を防止するため、マウントラバーを介して車体側ブラケ
ットに固定することが行われている。図10は、この種
の熱交換器の取付構造を示すもので、符号11は、樹脂
製のアッパタンク13とロアタンク15との間にコア部
17の形成されるラジエータを示している。
【0003】ロアタンク15の下面には、ロアタンク1
5と一体に取付ピン19が形成されており、この取付ピ
ン19には、マウントラバー21が被嵌されている。そ
して、このマウントラバー21は、車体に固着される車
体側ブラケット23に支持されている。一方、アッパタ
ンク13の上面には、アッパタンク13と一体に取付ピ
ン25が形成されており、この取付ピン25には、マウ
ントラバー27が被嵌されている。
【0004】そして、このマウントラバー27は、車体
に固着される車体側ブラケット29に支持されている。
このような熱交換器の取付構造では、マウントラバー2
1,27を介してラジエータ11を車体側に支持したの
で、車両走行時の振動等を吸収して、外力が直接ラジエ
ータ11に伝達するのを有効に防止することができる。
【0005】一方、近時、ラジエータのタンクを、アル
ミニウムにより形成することが行われている。そして、
このようなアルミニウム製のタンクでは、図11に示す
ように、タンク本体26に形成される穴部26aに、ア
ルミニウムからなる取付ピン28の取付部28aを嵌挿
し、この取付部28aをカシメ固定した後、ろう付けに
よりタンク本体26に固定することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱交換器用タンクでは、取付ピン28をタン
ク本体26に強固に固定することが困難であるという問
題があった。また、取付ピン28を切削加工により形成
しているため、多大な工数が必要になるという問題があ
った。
【0007】さらに、取付ピン28は、中実棒状である
ため熱容量が大きく、ろう付け時に昇温性が悪く、充分
なろう付け強度を得ることが困難であるという問題があ
った。また、充分なろう付けが行われない上、取付ピン
を嵌挿したタンク本体の穴部が密に塞がらず、内部の液
体が漏洩するおそれがあった。
【0008】本発明は、かかる従来の問題を解決したも
ので、取付ピンをタンク本体に容易,確実に固定するこ
とができる熱交換器用タンクを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の熱交換器用タ
ンクは、アルミニウムからなるタンク本体に、車体側へ
の取り付け用のアルミニウムからなる取付ピンを固定し
てなる熱交換器用タンクにおいて、前記取付ピンを中空
状に形成するとともに、前記取付ピンの一端に形成され
るフランジ部を、前記タンク本体にろう付けしてなるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2の熱交換器用タンクは、請求項1
記載の熱交換器用タンクにおいて、前記取付ピンが、板
材を深絞り成形して形成されていることを特徴とする。
請求項3の熱交換器用タンクは、請求項2記載の熱交換
器用タンクにおいて、前記取付ピンには、貫通穴が形成
されていないことを特徴とする。
【0011】(作用)請求項1の熱交換器用タンクで
は、取付ピンが中空状に形成され、取付ピンの一端に形
成されるフランジ部が、タンク本体にろう付けされる。
【0012】請求項2の熱交換器用タンクでは、取付ピ
ンが、板材を深絞り成形することにより形成される。請
求項3の熱交換器用タンクでは、取付ピンに、油を供給
する貫通穴を形成することなく、深絞り成形が行われ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0014】図1および図2は、本発明の熱交換器用タ
ンクの一実施形態を示しており、図において符号31
は、ラジエータのタンク本体を示している。このタンク
本体31は、断面コ字状をしており、下面が開口されて
いる。また、このタンク本体31は、アルミニウムのク
ラッド材からなり、内面側に犠牲腐食層が形成され、外
面側にろう材層が形成されている。
【0015】このタンク本体31の上面33には、取付
ピン35が固定されている。この取付ピン35は、アル
ミニウムのクラッド材からなり、外面側に犠牲腐食層が
形成されている。取付ピン35は、円筒有底状の筒状部
37を有しており、内部が中空部37aとされている。
【0016】取付ピン35の一端には、外側に突出する
円形状のフランジ部39が一体形成されている。そし
て、このフランジ部39が、タンク本体31にろう付け
されている。上述した取付ピン35は、以下述べるよう
にして製造される。先ず、図3に示すように、アルミニ
ウムのクラッド材からなる板材41を深絞り加工するこ
とにより、一端にフランジ部39aが形成される有底筒
状の部材43が得られる。
【0017】なお、この深絞り加工は、図3の(b),
(c),(d)に示すように、3段階から6段階程度に
分けて行われる。次に、(e)に示すように、有底筒状
のフランジ部39aがトリム加工され、不要部分が除去
されフランジ部39が形成される。なお、上述した実施
形態では、取付ピン35を深絞り加工により製造した例
について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではなく、鍛造等により製造しても良い。
【0018】そして、上述した熱交換器用タンクは、以
下述べるようにして製造される。先ず、タンク本体31
の上面33に、取付ピン35の一端に一体形成されるフ
ランジ部39が配置され、このフランジ部39が、タン
ク本体31の上面33に仮止めされる。
【0019】この仮止めは、図2に示すように、タンク
本体31に当接するフランジ部39を、その両側の二点
P1,P2でスポット溶接することにより行われる。そ
して、この状態で、ラジエータにタンクとして組み込
み、非腐食性フラックスを塗布し、熱処理を行うことに
より、取付ピン35のフランジ部39が、タンク本体3
1の上面13にろう付けされる。
【0020】以上のように構成された熱交換器用タンク
では、アルミニウムからなる取付ピン35を中空状に形
成し、取付ピン35の一端に形成されるフランジ部39
を、タンク本体31にろう付けしたので、取付ピン35
をタンク本体31に容易,確実に固定することができ
る。すなわち、取付ピン35が中空状に形成されるた
め、熱容量が小さくなり、タンク本体31へのろう付け
強度を向上することができる。
【0021】また、フランジ部39をタンク本体31に
ろう付けするようにしたので、ろう付け面積が大きくな
り、ろう付け強度を向上することができる。さらに、タ
ンク本体31に穴部を形成する必要がなくなるため、タ
ンク本体31内の流体の漏洩のおそれを低減することが
できる。そして、上述した熱交換器用タンクでは、取付
ピン35を、板材41を深絞り成形して形成するように
したので、取付ピン35を容易に形成することができ、
また、加工費および材料費を低減することができる。
【0022】さらに、上述した熱交換器用タンクでは、
取付ピン35に、油を供給する貫通穴が形成されないた
め、ろう付け直後の冷却により中空部37aが雰囲気よ
り低圧になり、図4に示すように、タンク本体31の溶
融したろう材が、冷却時に中空部37a側に引かれ、R
(フィレット)が形成され、ろう付け強度を向上するこ
とができる。
【0023】また、図5に示すように、取付ピン35の
フランジ部39がマウントラバー45の座板となるた
め、別途座板を配置する必要がなくなる。なお、上述し
た実施形態では、取付ピン35の筒状部37に貫通穴を
形成しない例について説明したが、本発明はかかる実施
形態に限定されるものではなく、例えば、図6に示すよ
うに、筒状部37の底面に貫通穴37bを形成し、深絞
り加工時に、この貫通穴37bから潤滑油を供給するこ
とにより、深絞り加工および洗浄(潤滑油除去)を容易
に行うことができる。
【0024】また、図7に示すように、タンク本体31
に、外側に突出する突出部31aをエンボス加工し、こ
の突出部31aに取付ピン35の中空部37aを嵌合す
ることにより、取付ピン35の位置決めをより容易に行
うことができる。さらに、図8に示すように、取付ピン
35のフランジ部39bの外径を小さくし、タンク本体
31に形成される凹部31bに、フランジ部39bを圧
入することにより、取付ピン35の位置決めを容易に行
うことが可能になり、また、仮止めを廃止することがで
きる。
【0025】また、上述した実施形態では、ラジエータ
に本発明を適用した例について説明したが、本発明はか
かる実施形態に限定されるものではなく、コンデンサ,
オイルクーラ等の熱交換器に広く適用することができ
る。さらに、上述した実施形態では、取付ピン35をタ
ンク本体31に電気スポット溶接により仮止めした例に
ついて説明したが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではなく、例えば、レーザ溶接,カシメ等により
仮止めするようにしても良い。
【0026】また、上述した実施形態では、上下方向に
間隔をおいてタンク本体31が配置されるラジエータに
本発明を適用した例について説明したが、本発明はかか
る実施形態に限定されるものではなく、左右方向に間隔
をおいてタンク本体が配置されるラジエータにも適用す
ることができる。
【0027】そして、この場合には、図9に示すよう
に、コア部51の両側に配置されるタンク本体31の両
端面に取付ピン35を配置するようにしても良い。さら
に、上述した実施形態では、ラジエータの上側に配置さ
れるタンク本体31に本発明を適用した例について説明
したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでは
なく、ラジエータの下側に配置されるタンク本体にも適
用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の熱交換器
用タンクでは、アルミニウムからなる取付ピンを中空状
に形成し、取付ピンの一端に形成されるフランジ部を、
タンク本体にろう付けしたので、取付ピンをタンク本体
に容易,確実に固定することができる。
【0029】すなわち、取付ピンが中空状に形成される
ため、熱容量が小さくなり、タンク本体へのろう付け強
度を向上することができる。また、フランジ部をタンク
本体にろう付けするようにしたので、ろう付け面積が大
きくなり、ろう付け強度を向上することができる。そし
て、タンク本体に穴部を形成する必要がなくなるため、
タンク本体内の流体の漏洩のおそれを低減することがで
きる。
【0030】また、フランジ部がマウントラバーの座板
となるため、別途座板を配置する必要がなくなる。請求
項2の熱交換器用タンクでは、取付ピンを、板材を深絞
り成形して形成するようにしたので、取付ピンを容易に
形成することができ、また、加工費および材料費を低減
することができる。請求項3の熱交換器用タンクでは、
取付ピンに、油を供給する貫通穴が形成されないため、
ろう付け直後の冷却により中空部が雰囲気より低圧にな
り、ろう材が、中空部側に引かれ、ろう付け強度を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器用タンクの一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1の熱交換器用タンクを示す斜視図である。
【図3】図1の取付ピンの製造方法を示す説明図であ
る。
【図4】図1の取付ピンのろう付け状態を示す説明図で
ある。
【図5】取付ピンにマウントラバーを配置した状態を示
す説明図である。
【図6】取付ピンに貫通穴を形成した例を示す説明図で
ある。
【図7】タンク本体に突出部を形成した例を示す説明図
である。
【図8】タンク本体に凹部を形成した例を示す説明図で
ある。
【図9】左右方向にタンクが配置されるラジエータを示
す説明図である。
【図10】従来の熱交換器の車体側への取付構造を示す
説明図である。
【図11】従来の取付ピンのタンク本体への固定方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
31 タンク本体 35 取付ピン 39 フランジ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムからなるタンク本体(3
    1)に、車体側への取り付け用のアルミニウムからなる
    取付ピン(35)を固定してなる熱交換器用タンクにお
    いて、 前記取付ピン(35)を中空状に形成するとともに、前
    記取付ピン(35)の一端に形成されるフランジ部(3
    9)を、前記タンク本体(31)にろう付けしてなるこ
    とを特徴とする熱交換器用タンク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器用タンクにおい
    て、 前記取付ピン(35)が、板材(41)を深絞り成形し
    て形成されていることを特徴とする熱交換器用タンク。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の熱交換器用タンクにおい
    て、 前記取付ピン(35)には、貫通穴が形成されていない
    ことを特徴とする熱交換器用タンク。
JP10337128A 1998-11-27 1998-11-27 熱交換器用タンク Pending JP2000161893A (ja)

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JP10337128A JP2000161893A (ja) 1998-11-27 1998-11-27 熱交換器用タンク
US09/450,004 US6450253B1 (en) 1998-11-27 1999-11-29 Tank of heat exchanger

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155169A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Denso Corp 熱交換器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155169A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Denso Corp 熱交換器

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