JP2000161816A - 蒸発器 - Google Patents

蒸発器

Info

Publication number
JP2000161816A
JP2000161816A JP10334181A JP33418198A JP2000161816A JP 2000161816 A JP2000161816 A JP 2000161816A JP 10334181 A JP10334181 A JP 10334181A JP 33418198 A JP33418198 A JP 33418198A JP 2000161816 A JP2000161816 A JP 2000161816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
temperature
evaporating
water
heat transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10334181A
Other languages
English (en)
Inventor
Shosuke Ishiguro
捷祐 石黒
Hiroshi Kamiya
洋 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Paloma Kogyo KK filed Critical Paloma Kogyo KK
Priority to JP10334181A priority Critical patent/JP2000161816A/ja
Publication of JP2000161816A publication Critical patent/JP2000161816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発器の蒸発効率を上げる。 【解決手段】 冷媒水は、蒸発管部41aの上部の水受
皿44から散布され、酸化被膜62を生成した溝63の
付いた蒸発管部41aに広がって流下すると共に、その
一部はコイル60により螺旋状に導かれながら、蒸発管
41aとコイル60との間から流下される。その際冷媒
水が対流して蒸発管部41a全域で接触して蒸発するた
め蒸発効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝熱管の外表面に
液体冷媒を散布する構造の蒸発器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、伝熱管の外表面に液体冷媒を
散布して蒸発させ、伝熱管内を流れる液体を冷却させる
といった構造の蒸発器が知られており、このような構造
の蒸発器では、伝熱管の外表面での熱交換を効率良く行
うために、外表面に溝等を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような伝熱管では、散布された液体冷媒は、その量や散
布方法によっては、十分に伝熱管の外表面に広がらず、
特に伝熱管が鉛直に立設されている場合は、伝熱管の外
表面を真下に流下するため伝熱管の水平方向にはあまり
広がらず、しかも短時間で下部に到達してしまい、伝熱
管の外表面全体を使って液体冷媒を蒸発させることが難
しく冷却効率が悪い。また液体冷媒が少量の場合は、外
表面に広がりにくく、熱交換面積を有効に使うことがで
きないため、雫のまま落下し易い。従って所定量の液体
冷媒を、伝熱管の外表面で蒸発させることができないた
め、冷却効率がかなり悪かった。
【0004】そのため表面積や濡れ性を考慮して、伝熱
管の外表面全体に縦横方向の溝を形成した構成が知られ
ているが、液体冷媒が流れる部分の近傍に広がるのみ
で、十分な効果を得ることができない。また、特開平1
0−185488においては、有機金属化合物と金属酸
化物微粒子を含有する処理液を、伝熱管表面にコーティ
ングし、加熱して、伝熱管表面に多孔質の金属酸化物層
を形成した蒸発器が知られているが、金属アルコキシド
等の有機金属化合物を材料とし、またかなりの高温で加
熱処理する必要があるため、製造コストが嵩むという不
都合が生じていた。本発明の蒸発器は上記課題を解決
し、蒸発器の蒸発効率を上げることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の蒸発器は、吸収式冷凍機に設けら
れ、伝熱管の外表面に液体冷媒を散布して蒸発させ、該
伝熱管内を流れる液体を冷却させる蒸発器において、上
記伝熱管の外表面を酸化して酸化被膜を生成したことを
要旨とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載の蒸発器は、
上記請求項1記載の蒸発器において、上記伝熱管はその
外表面に溝を形成した溝付管であることを要旨とする。
【0007】また、本発明の請求項3記載の蒸発器は、
上記請求項1又は2記載の蒸発器において、上記伝熱管
を鉛直に立設し、その外表面にコイルを装着したことを
要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項4記載の蒸発器は、
上記請求項1又は2又は3記載の蒸発器において、上記
伝熱管の材料に銅を用い、その外表面に酸化銅(Cu
O)の被膜を生成したことを要旨とする。
【0009】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
蒸発器は、伝熱管の外表面に液体冷媒を散布して蒸発さ
せ、伝熱管内を流れる液体を冷却させる。この伝熱管の
外表面は酸化されて、酸化被膜が生成されているため、
その表面がビロード状に生成されて表面積が大きくな
り、液体冷媒の濡れ性が向上する。従って、散布した液
体冷媒は少量の場合でも、雫状で落下することが無く伝
熱管の鉛直方向だけではなく、水平方向へも拡散するた
め、伝熱管の外表面を利用して蒸発することができ、ま
た外表面を確実に伝っていくため、外表面上で蒸発しな
がら流下する時間が長くなり、蒸発効率を高くすること
ができる。
【0010】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
蒸発器は、酸化被膜を生成した伝熱管の外表面に縦横方
向の溝が形成されているため、表面積が一層増加し濡れ
性が向上して、伝熱管の外表面をより有効に利用するこ
とができ蒸発効率をより高くすることができる。
【0011】上記構成を有する本発明の請求項3記載の
蒸発器は、酸化被膜を生成した伝熱管の外表面に更にコ
イルを装着することにより、散布された液体冷媒はコイ
ル上に溜り伝熱管の外表面とコイルとの間隙を縫って徐
々に流下するため、伝熱管の外表面上で蒸発しながら流
下する時間が一層長くなり、また、液体冷媒の一部はコ
イルに沿って伝熱管の全周に螺旋状に導かれつつ前述の
間隙から流下するので、伝熱管の外表面全体を利用し
て、蒸発効率を高くすることができる。
【0012】上記構成を有する本発明の請求項4記載の
蒸発器は、伝熱管の材料を熱伝導の良い銅にすることに
より冷却能力を高め、その伝熱管を酸化させるという簡
単な方法により酸化銅(CuO)の被膜を得て、伝熱管
の外表面に液体冷媒を拡散させるため、冷却能力を高く
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の蒸発器の好適
な実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施
形態としての吸収式冷凍機の概略構成図である。この吸
収式冷凍機は、バーナ12の燃焼熱により低濃度の吸収
液である臭化リチウム水溶液(以下、臭化リチウムの濃
度に応じて単に低濃度溶液、中間濃度溶液、高濃度溶液
と記す)を加熱する高温再生器10と、高温再生器10
で加熱された低濃度溶液を水蒸気と中間濃度溶液とに分
離する高温再生器気液分離器14(以下、単に高温分離
器と記す)と、高温分離器14から高温熱交換器17を
介して送られる中間濃度溶液を高温分離器14から送ら
れる水蒸気により再加熱する低温再生器20と、低温再
生器20で加熱された中間濃度溶液を水蒸気と高濃度溶
液とに分離する低温再生器気液分離器23(以下、単に
低温分離器と記す)と、低温分離器23から送られる水
蒸気を冷却して液化させる凝縮器30と、凝縮器30か
ら送られる冷媒水を蒸発させることにより冷房用冷水を
冷却すると共に低温分離器23から低温熱交換器26を
介して送られる高濃度溶液によりその水蒸気を吸収させ
る二重管ユニット40と、二重管ユニット40及び凝縮
器30を冷却する冷却ファン50と、二重管ユニット4
0から低濃度溶液を低温熱交換器26及び高温熱交換器
17において熱交換により温度を上げて高温再生器10
へ送る溶液ポンプP1とを基本的要素として備えてお
り、それらの間はそれぞれ配管により接続されている。
各要素について、以下にさらに具体的に説明する。
【0014】高温再生器10は、ハウジング11内に収
容されて、バーナ12により加熱されるフィンチューブ
式熱交換器13(以下、熱交換器と記す)を有してお
り、チューブ内を流れる臭化リチウム水溶液を効率よく
加熱することができるようになっている。高温再生器1
0に循環管K1を介して接続された高温分離器14に
は、液面の下限を検知する下限フロートスイッチ15a
と、液面の上限を検知する上限フロートスイッチ15b
と、上限フロートスイッチ15bの上に設けられて限界
液面を検知する停止フロートスイッチ15cとが設けら
れている。この停止フロートスイッチ15cがオンする
ことにより、バーナ12の加熱が停止され、運転が停止
するようになっている。また、高温分離器14内には、
貯留された中間濃度溶液の温度を検出する液温センサ1
6が設けられている。
【0015】高温分離器14からの溶液を循環させる循
環管K2は、高温熱交換器17を介して低温再生器20
の後述するフィンチューブ式熱交換器22(以下、熱交
換器と記す)に接続される。高温熱交換器17は、外側
を流れる高温分離器14からの高温溶液と、内側を流れ
る上記溶液ポンプP1から供給される低温の低濃度溶液
との熱交換を行うものである。高温熱交換器17と低温
再生器20との間の循環管K2には、オリフィス18と
フロート連動弁V1とが並列で設けられている。オリフ
ィス18は、通過する溶液の圧力を減圧して前後の圧力
差を小さくし、高温分離器14の液面を、液シールがで
きるような適正な高さに保つものである。フロート連動
弁V1は、高温分離器14内のフロートスイッチ15
a、15bと連動した電磁弁であり、内部の中間濃度溶
液の液面が下限に達して下限フロートスイッチ15aが
オフになったとき閉鎖され、液面が上限に達して上限フ
ロートスイッチ15bがオンしたとき開放されるように
なっている。
【0016】循環管K2の高温熱交換器17の上流側
(以下、溶液の流れてくる側を上流側、溶液の流れて行
く側を下流側と記す)では、循環管K2から分岐して後
述する循環管K8に合流接続するオーバーフロー防止管
K3が設けられている。オーバーフロー防止管K3に
は、管路を開閉するオーバーフロー弁V2が設けられて
おり、オーバーフロー弁V2の開放により高温分離器1
4内の溶液のオーバーフロー状態を解消できるようにな
っている。
【0017】低温再生器20は、ハウジング21内に収
容されたフィンチューブ式の熱交換器22を有し、ハウ
ジング21には高温分離器14からの水蒸気の経路であ
る流通管Q1が接続されている。そして、熱交換器22
内を流れる臭化リチウム水溶液が、高温分離器14から
流通管Q1を通して供給される水蒸気により加熱される
ようになっている。また、ハウジング21の底部には、
ハウジング21内部に溜った水分を凝縮器30の底部に
送る流通管Q2が設けられており、流通管Q2には低温
再生器20と凝縮器30との間に差圧をもたせるための
オリフィス機能を有する弁V3が介装されている。
【0018】低温分離器23は、循環管K4を介して熱
交換器22の下流側に接続されている。低温分離器23
にも、下限フロートスイッチ24aと、上限フロートス
イッチ24bと、停止フロートスイッチ24cが設けら
れており、それぞれ液面制御に用いられる。また、低温
分離器23内には、貯留された高濃度溶液の温度を検出
する液温センサ25が設けられている。低温分離器23
からの溶液を循環させる循環管K5には、低温熱交換器
26と、管路を開閉する電磁弁V4とが順次介装されて
おり、循環管K5は電磁弁V4の下流側で循環管K6に
合流し、後述する分配器48に接続される。低温熱交換
器26は、外側を流れる低温分離器23からの高温溶液
と、内側を流れる上記溶液ポンプP1から供給される低
温の低濃度溶液との熱交換を行うものである。
【0019】循環管K5の低温熱交換器26の上流側で
は、循環管K5から分岐して後述する循環管K8に合流
接続するオーバーフロー防止管K7が設けられている。
オーバーフロー防止管K7には、管路を開閉するオーバ
ーフロー弁V5が設けられており、オーバーフロー弁V
5の開放により低温分離器23内の溶液のオーバーフロ
ー状態を解消できるようになっている。
【0020】凝縮器30は、鉛直に立設した複数の円筒
パイプにより複数枚のフィンを貫いて形成されており、
上端部が流通管Q3によって低温分離器23と接続さ
れ、低温分離器23から送られる水蒸気を冷却ファン5
0による送風により冷却して水に凝縮させる。また、凝
縮器30には、低温再生器20で液化した水が、底部に
接続された上記流通管Q2を通して流入し、凝縮器30
内で凝縮された水と合流する。凝縮器30の下部には、
冷媒タンク31が接続されており、凝縮器30及び低温
再生器20で凝縮された冷媒水が流入して一時的に溜め
られるようになっている。冷媒タンク31内には、液面
の下限を検知する下限フロートスイッチ32aと、液面
の上限を検知する上限フロートスイッチ32bとが設け
られている。冷媒タンク31の下端部からは流通管Q4
が延設されており、後述する分配器45に接続されてい
る。流通管Q4には冷媒ポンプP2が介装されており、
冷媒ポンプP2は、冷媒タンク31の液面が上限に達し
て上限フロートスイッチ32bがオンすることにより運
転を開始して冷媒液を供給し、液面が下限に達して下限
フロートスイッチ32aがオフになることにより運転を
停止するもので、液面制御により流通管Q4内への気体
の混入を防止すると共に、系全体の濃度管理を行ってい
る。
【0021】二重管ユニット40は、図示しない屋内冷
房機で用いる冷水の流路となる冷水管41と、その外周
に同軸的に配置された外管42とを備えて鉛直に立設さ
れている。冷水管41は、屋内冷房機側から冷水が流入
する流入管W1に一体で接続されてその下端が封止され
た蒸発管部41aと、蒸発管部41aの内部に同軸的に
配置された内側管部41bとにより二重管構造に構成さ
れている。内側管部41bは、その下端が蒸発管部41
aの下端近傍で開口すると共に、上端が蒸発管部41a
の上端を貫通して突出した状態で蒸発管部41aに液密
に固定され、先端が屋内冷房機へ冷水が流出する流出管
W2に一体で接続されている。なお、流入管W1には、
冷水循環ポンプPWが介装されており、流出管W2には
管内を循環する冷水の温度を検出する水温センサTWが
設けられている。
【0022】外管42は、上下端は封止されており、外
表面に冷却用の多数のフィン42aが同軸的に取り付け
られている。そして、上記冷水管41は、外管42の上
端面を貫通して下端が外管42の下端から所定距離隔て
た位置に配置された状態で、外管42上端面に液密に固
定して取り付けられる。これにより、二重管ユニット4
0が形成されて、蒸発管部41aと外管42との間に、
冷媒水の蒸発が行われる蒸発室と蒸発した冷媒の吸収が
行われる吸収室とからなる蒸発吸収室43が設けられ
る。
【0023】冷水管41の蒸発管部41aには、図1及
び図2に示すように、蒸発吸収室43内の上端近傍位置
に、外表面を囲んで環状の水受皿44が同軸的に設けら
れており、水受皿44の内周位置には、蒸発管部41a
に沿って冷媒水を散布するための複数の散布孔44aが
設けられている。水受皿44の上部には、冷媒タンク3
1から延出された上記流通管Q4の先端に設けた分配器
45を介して分配された冷媒散布管である水散布管46
が、外管42上面を貫通して蒸発吸収室43内に突出し
て配置されている。
【0024】蒸発管部41aの材料には熱伝導の良い銅
を用いる。蒸発管部41aに脱脂処理を施し、例えば、
100℃という低温で、酸化剤を含有するアルカリ水溶
液に浸して、その表面を酸化させて酸化銅(CuO)の
被膜62を厚さ0.1〜1μmで均一に生成させる。こ
のように、蒸発管部41aを酸化させるだけなので、酸
化被膜62を生成するために特別な薬品を用いることは
なく、また比較的低温で処理できるため、管理が容易で
あり、低コストで済む。尚、酸化銅(CuO)は酸化銅
(Cu2O)と区別するために、一般に酸化銅(II)と
呼ばれているので、以下酸化銅(II)と呼ぶ。酸化銅
(II)は、ビロード状に毛羽立って生成させることがで
きるため、表面積が大きくなり濡れ性が良好である。従
って、特に散布した冷媒水が少量の場合でも雫状で落下
することは無く、蒸発管部41aの水平方向へも拡散す
るため、蒸発管部41aの外表面を有効に利用すること
ができ、また蒸発管部41aの外表面を確実に伝ってい
くため、蒸発管部41aの外表面上で蒸発しながら流下
する時間が長くなり、蒸発管部41aの外表面を流れる
冷媒水の蒸発を効率よく行わせている。次に、酸化銅
(II)の被膜62が濡れ性が良好であることを以下の実
験結果により示す。5mm×30mmの銅板(酸化被膜
の無い平滑板)に水を1滴(約0.04cc)滴下した
時の水滴が銅板と接触している部分は直径約5mmの円
形で、その面積は約20mm2となったが、これに対し
酸化被膜62を生成させた同一面積の銅製の平滑板で
は、滴下直後には5mm×20mm程度広がり、面積で
は約100mm2となり、滴下2〜3秒後では板全面に
広がり、面積では約150mm2という結果が得られ、
酸化被膜62の濡れ性に対する効果は非常に大きいこと
が分かる。
【0025】一般に酸化被膜に小孔が存在すると酸化被
膜との間で電位差を生じ腐食の要因となるが、この実施
形態では完全に脱脂処理をするため酸化銅(II)による
被膜62が均一に生成されて、また、水に不溶性でしか
も高温でも分解しない(1026℃で分解しながら融解
する)ので温度変化に強く蒸発管部41aの耐食性およ
び耐久性を向上させている。尚、酸化銅には、この実施
形態で用いた酸化銅(II)すなわちCuOの他に酸化銅
(I)すなわちCu2Oもあるが、酸化銅(I)は湿っ
た空気中では徐々に酸化銅(II)に酸化され、不安定な
ため適していない。
【0026】また、散布孔44aから散布された冷媒水
は、表面張力により水受皿44の底面に停滞して蒸発管
部41aへ移動しにくいが、水受皿44の底面付近の蒸
発管部41aにも酸化被膜62が生成されているため、
円滑に冷媒水を水受皿44の底面から蒸発管部41aへ
導いて、蒸発を促進させている。尚、蒸発管部41aに
は、その外表面に縦横方向の溝63を形成すると共にコ
イル60を装着している。この溝63によって表面積が
更に増加するため、濡れ性が一層向上し蒸発管部41a
の外表面全体を利用して蒸発させることができ、冷媒水
の蒸発を効率よく行わせている。
【0027】また、蒸発管部41aの外表面にコイル6
0を蒸発管部41aにほぼ接するように装着すること
で、散布孔44aから散布された冷媒水はコイル60上
に溜り、蒸発管部41aの外表面とコイル60との間隙
を縫って徐々に流下するため、蒸発管部41aの外表面
上で蒸発しながら流下する時間が一層長くなり、また、
冷媒水の一部はコイル60に沿って蒸発管部41aの全
周に螺旋状に導かれつつ前述の間隙から流下するので、
蒸発管部41aの外表面全体を利用することができ、蒸
発管部41aを流れる冷媒水の蒸発を効率よく行わせて
いる。特に、散布孔の数が少ない場合にはこのコイル6
0の働きが有効となる。
【0028】図3は、本実施形態の冷水管41の斜視図
である。蒸発管41aの外表面には縦横方向の溝63を
形成し、酸化被膜62が生成されると共にコイル60を
装着している。散布孔44aから蒸発管41aに散布さ
れた冷媒水は、溝63と酸化被膜62とによって蒸発管
41aの外表面で拡散しながらコイル60に到達し、上
述したように蒸発管部41aの外表面全体を流下して、
冷媒水の蒸発を効率よく行わせている。これに対して酸
化被膜62を生成していない平滑管を用いた場合は、図
4に示すように、散布孔44aから散布された冷媒水
は、拡散しないまま真下に流下し蒸発管41aの外表面
の一部にしか接触しないため、蒸発効率が悪い。
【0029】水散布管46は、蒸発吸収室43の直前か
ら先端部分にかけて絞り46aが設けられており、この
絞り46aによって、高温にさらされた上流側と、低温
低圧の蒸発吸収室43内とが分離されるようになってい
る。また、外管42の内周面には、水受皿44のわずか
に下側に、内周面に沿って環状の溶液受皿47が同軸的
に設けられており、溶液受皿47の外周位置には外管4
2の内周面に沿って溶液を散布するための複数の散布孔
47aが設けられている。溶液受皿47の上部には、延
出された上記循環管K6の先端に設けた分配器48を介
して分配された溶液散布管49が、外管42上面を貫通
して蒸発吸収室43内に突出して配置されている。
【0030】そして、溶液散布管49についても、水散
布管46と同様に、蒸発吸収室43の直前から先端部分
にかけて絞り49aが設けられており、高温にさらされ
る絞り49aの上流側と、低温低圧の蒸発吸収室43と
が分離されるようになっている。また、外管42の内周
面にも、ショットブラスト加工等が施されて面が荒さ
れ、内周面に溶液を保液し易くさせて、その落下速度を
遅くすると共に広がり易くしている。なお、内周面にラ
ス網61等の板材を設けてもよい。ここで、図示しない
が、二重管ユニット40は、上記分配器45により分配
された複数の水散布管46及び分配器48により分配さ
れた複数の溶液散布管49に応じて、複数個並列して設
けられている。
【0031】二重管ユニット40の底壁からは、低濃度
溶液を高温再生器10へ供給する溶液循環路を形成する
循環管K8が延出されており、循環管K8の途中には上
記溶液ポンプP1が設けられている。循環管K8の溶液
ポンプP1の上流側では、上記オーバーフロー防止管K
7、K3が順次合流接続されている。循環管K8には、
溶液ポンプP1を挟んでバイパス管K9が設けられてお
り、バイパス管K9にはバイパス弁Vが設けられ、溶液
の流量を調節できるようになっている。また、循環管K
8には、溶液の温度を検出する液温センサ51が設けら
れており、通常運転及び希釈運転制御に用いられる。循
環管K8の溶液ポンプP1下流側には、流量センサ52
が介装されており、バーナ12の点火制御や、低濃度溶
液の流量によってバーナ12へのガス供給量等を制御す
るために用いられる。また、低温熱交換器26の入口近
傍には管路を開閉する電磁弁V6が設けられている。低
温熱交換器26の内管と高温熱交換器17の内管の間
は、循環管K10で接続されており、また高温熱交換器
17の内管は循環管K11によって高温再生器10の熱
交換器13に接続されている。
【0032】循環管K8の電磁弁V6のわずか上流側で
は、循環管K8から分岐して循環管K6に合流する希釈
液循環管KDが設けられており、希釈液循環管KDには
管路を開閉する希釈弁VDが介装されている。希釈液循
環管KDは、希釈弁VDの開放により、循環管K6を通
して溶液ポンプP1が設けられた循環管K8を直接分配
器48に接続できるようになっており、通常運転後の高
濃度溶液を希釈する運転に用いられている。
【0033】吸収式冷凍機の動作の電気的制御は、例え
ばCPU、ROM、RAM、タイマ、I/O等からなる
マイクロコンピュータ等により構成された、図示しない
制御装置によって行われ、上記下限フロートスイッチ1
5a、上限フロートスイッチ15b、停止フロートスイ
ッチ15c、液温センサ16、液温センサ25、下限フ
ロートスイッチ32a、上限フロートスイッチ32b、
液温センサ51、流量センサ52、外気温を検出する外
気温センサTG、水温を検出する水温センサTW及び運
転スイッチSWの入力により、上記フロート連動弁V
1、オーバーフロー弁V2、V5、電磁弁V4、V6、
希釈弁VD、溶液ポンプP1、冷媒ポンプP2、冷水循
環ポンプPW、バーナ12、冷却ファン50を制御する
ことにより行われる。
【0034】次に、上記のように構成した実施形態の動
作について説明する。屋内冷房機の運転スイッチSWを
オンにすることにより、冷水循環ポンプPWが冷水を二
重管ユニット40に供給開始するが、冷水温度が設定温
度(例えば7℃)以下の場合、冷凍機の運転が行われな
い。冷水温度が設定温度以上になると、電磁弁V4、V
6及びオーバーフロー弁V2が開放され、かつ溶液ポン
プP1が動作を開始する。流量センサ52により溶液の
流れが確認されると、バーナ12の燃焼が開始され、低
濃度溶液の加熱が行われる。さらに冷却ファン50の運
転も開始される。これにより、高温再生器10で加熱さ
れた低濃度の臭化リチウム溶液は、水分が蒸発し、高温
分離器14で水蒸気と中間濃度溶液に分離される。そし
て、循環管K1、K2、オーバーフロー防止管K3、循
環管K8、K10、K11をつなぐ短い経路を通して溶
液が循環し、急速にその温度上昇が行われる。
【0035】そして、高温分離器14内の液温が、設定
温度(例えば70℃)以上になったことが液温センサ1
6によって検知されると、オーバーフロー弁V2が閉鎖
され、オーバーフロー弁V5が開放される。これによ
り、高温分離器14の中間濃度溶液は、高温熱交換器1
7で冷却された後、低温再生器20の熱交換器22で加
熱されて、低温分離器23で水蒸気と高濃度溶液に分離
される。そして、循環管K1、K2、K4、K5、オー
バーフロー防止管K7、循環管K8、K10、K11を
つなぐ短い経路を通して溶液の温度上昇が急速に行われ
る。ここでは、下限上限フロートスイッチ15a、15
bとフロート連動弁V1により、高温分離器14の液面
制御が行われ、水蒸気と溶液の混合が防止される。
【0036】低温分離器23内の液温が、設定温度(例
えば70℃)以上となったことが液温センサ25によっ
て検知されると、オーバーフロー弁V5が閉鎖される。
これにより低温分離器23の高濃度溶液は、低温熱交換
器26を通過して冷却され、循環管K5、K6を経て分
配器48で分配され、各溶液散布管49の散布孔から溶
液受皿47に滴下され外管42内壁を伝って流下する。
これに伴い、熱媒である水蒸気が高濃度溶液に吸収され
る際発生する熱が、冷却ファン50により効率よく冷却
される。
【0037】低温分離器23の流通管Q3からの水蒸気
が、凝縮器30で凝縮されて液化し、冷媒タンク31を
経て冷媒ポンプP2により分配器45に供給される。分
配器45で分配された冷媒水は水散布管46から水受皿
44に滴下され、水受皿44の散布孔44aから蒸発管
部41aの外表面を伝って流下すると共に、その一部は
コイル60により螺旋状に導かれる。その際、冷媒水が
対流して蒸発管部41aに接触する面積が増加し、濡れ
性の良い酸化被膜62を生成した溝63の付いた管によ
って更に広がることで、外表面全域を有効利用しながら
流下する。このとき、蒸発吸収室43内は低圧に保持さ
れているので、流下する冷媒水は蒸発し、その蒸発潜熱
により蒸発管部41aが冷却され、蒸発管部41aに流
入した冷水が冷却され内側管部41bを経て屋内冷房機
に還流される。この冷水により屋内冷房機の冷却運転が
行われる。
【0038】蒸発した冷媒水は、外管42内壁を流下す
る高濃度溶液に吸収され、これにより高濃度溶液が低濃
度に希釈され、外管42底部から循環管K8に排出され
る。上記動作が連続的に行われることにより、冷水管4
1を循環する冷水の冷却が効率よく行われ、屋内冷房機
の冷房運転を維持できる。
【0039】以上説明したように、本実施形態の吸収式
冷凍機によれば、以下のような効果を得られる。 1. 銅管の表面に酸化銅(II)の被膜62を生成した
ため、管の表面が毛羽立ち表面積が大きくなって濡れ性
が向上し、散布孔44aから散布された冷媒水を蒸発管
部41aの水平方向へも拡散させる。このため蒸発管部
41aの外表面全体を利用することができ、しかも蒸発
管部41aの外表面上で蒸発しながら流下する時間が長
くなるため、蒸発管部41aを流れる冷媒水の蒸発を効
率よく行うことができる。また、酸化被膜62によって
円滑に冷媒水を水受皿44の底面から蒸発管部41aへ
導いて、蒸発を促進させることができる。また、蒸発管
部41aを酸化させて被膜62を生成するといった簡単
な構成で済み、装置が大型化しないため、コストアップ
せずに蒸発効率を上げることができる。 2. 蒸発管部41aは酸化被膜62が均一に生成され
ていることにより、耐食性および耐久性が向上をする。 3.蒸発管部41aに溝63を形成することにより、表
面積が更に増加するため、濡れ性が一層向上し、蒸発管
部41aをより有効に利用することができ蒸発管部41
aを流れる冷媒水の蒸発を効率よく行わせている。ま
た、蒸発管部41aに溝63を形成するといった簡単な
構成で蒸発効率を上げることができる。 4. 蒸発管部41aにコイル60を装着することによ
り、冷媒水の一部はコイル60に沿って蒸発管部41a
の全周に螺旋状に導かれつつ、蒸発管部41aの外表面
とコイル60との間隙を縫って徐々に流下するので、蒸
発管部41aの外表面全体を利用することができ、また
蒸発しながら流下する時間が一層長くなり、蒸発管部4
1aを流れる冷媒水の蒸発を効率よく行わせ、簡単な構
成で蒸発効率を上げることができる。
【0040】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実
施形態では冷房装置を用いて説明したが、例えば二重管
ユニット40に送風していたファン50を止め、高濃度
溶液と冷媒水との散布箇所を切替えることで暖房運転を
行うといった冷暖房装置であってもよい。また、本実施
形態では蒸発管部41aに溝63の付いた管を用いた
が、例えば平滑管を用いてもよく、またコイルを装着し
なくてもよい。また、蒸発器は吸収器を一体化した二重
管構造に限らず、伝熱管の外表面に沿って液体冷媒を散
布して蒸発させ、伝熱管内を流れる液体を冷却させると
いった構成の蒸発器であれば適用できる。また、冷媒と
吸収液とは水と臭化リチウムとに限ったものではない。
また、本実施形態では蒸発管部41aの材料に銅を用い
たが、アルミニウム等他の材料でもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の蒸発器によれば、伝熱管の外表面上で液体冷媒が
十分に拡散し、蒸発しながら流下する時間が長くなるた
め、伝熱管の外表面全体を有効に利用でき、冷却能力が
効率良く発揮される。また、伝熱管を酸化して酸化被膜
を生成させるといった簡単な構成で蒸発効率を上げるこ
とができる。
【0042】また、本発明の請求項2記載の蒸発器によ
れば、溝によって表面積が一層増加するため、簡単な構
成で更に冷却能力が向上できる。
【0043】また、本発明の請求項3記載の蒸発器によ
れば、コイルによって液体冷媒の一部を螺旋状に導き、
特に水平方向への拡散が良好になると共に、更に伝熱管
とコイルとの間から流下させるため、鉛直に伝熱管を設
置した場合でも外表面全体を利用でき、また外表面上で
蒸発しながら流下する時間が一層長くなるため、蒸発効
率をより高めて、冷却能力が向上できる。また、伝熱管
にコイルを設けるといった簡単な構成で蒸発効率を上げ
ることができる。
【0044】更に、本発明の請求項4記載の蒸発器によ
れば、伝熱管の材料を熱伝導の良い銅にすることにより
冷却能力を高めることができ、酸化銅(CuO)の被膜
により濡れ性を向上させ、冷却能力を一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としての吸収式冷凍機の概略構成図
である。
【図2】二重管ユニットの断面図である。
【図3】一実施形態としての冷水管の斜視図である。
【図4】酸化被膜を生成していない冷水管の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…高温再生器、 20…低温再生器、 30…凝縮
器、40…二重管ユニット、 41…冷水管、 42…
外管、 43…蒸発吸収室、 44…水受皿、 60…
コイル、 62…酸化被膜、 63…溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収式冷凍機に設けられた伝熱管の外表
    面に液体冷媒を散布して蒸発させ、該伝熱管内を流れる
    液体を冷却させる蒸発器において、 上記伝熱管の外表面を酸化して酸化被膜を生成したこと
    を特徴とする蒸発器。
  2. 【請求項2】 上記伝熱管はその外表面に溝を形成した
    溝付管であることを特徴とする請求項1記載の蒸発器。
  3. 【請求項3】 上記伝熱管を鉛直に立設し、その外表面
    にコイルを装着したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の蒸発器。
  4. 【請求項4】 上記伝熱管の材料に銅を用い、その外表
    面に酸化銅(CuO)の被膜を生成したことを特徴とす
    る請求項1又は2又は3記載の蒸発器。
JP10334181A 1998-11-25 1998-11-25 蒸発器 Pending JP2000161816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10334181A JP2000161816A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 蒸発器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10334181A JP2000161816A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 蒸発器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000161816A true JP2000161816A (ja) 2000-06-16

Family

ID=18274453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10334181A Pending JP2000161816A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 蒸発器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000161816A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482825B1 (ko) * 2002-07-09 2005-04-14 삼성전자주식회사 열교환기
WO2010063840A3 (en) * 2008-12-04 2010-08-19 Solarcool Ag Evaporator of a cooling machine
JP2020109332A (ja) * 2018-12-29 2020-07-16 浩 畑元 液体冷却装置
CN114811985A (zh) * 2022-06-08 2022-07-29 广州市凌静制冷设备有限公司 一种节能环保型满液式螺杆机冷水机组

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482825B1 (ko) * 2002-07-09 2005-04-14 삼성전자주식회사 열교환기
WO2010063840A3 (en) * 2008-12-04 2010-08-19 Solarcool Ag Evaporator of a cooling machine
JP2020109332A (ja) * 2018-12-29 2020-07-16 浩 畑元 液体冷却装置
CN114811985A (zh) * 2022-06-08 2022-07-29 广州市凌静制冷设备有限公司 一种节能环保型满液式螺杆机冷水机组
CN114811985B (zh) * 2022-06-08 2023-01-10 广州市凌静制冷设备有限公司 一种节能环保型满液式螺杆机冷水机组

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06221718A (ja) 吸収式冷温水機の高温再生器及び吸収式冷温水機
KR100346049B1 (ko) 흡수식 냉동기 및 그 제조방법
US6230517B1 (en) Absorption cooling apparatus
JP2000161816A (ja) 蒸発器
JP3865325B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2000213824A (ja) 吸収器
JPH0320575A (ja) 吸収式冷凍機
JP2000035261A (ja) 吸収式冷凍機
JP4279917B2 (ja) 吸収式冷凍機
JPH1194389A (ja) 吸収式冷凍機
JP4279984B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP3836930B2 (ja) 蒸発器
CN1111695C (zh) 在吸收式冷却设备中分送液态冷却剂的装置
JP2000035260A (ja) 吸収式冷凍機
JP3936804B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2001041608A (ja) 吸収冷凍機の蒸発器及び吸収器
JP3117631B2 (ja) 吸収式空調装置
KR200229523Y1 (ko) 이중효용 흡수식 냉온수기의 흡수용액 유도장치
JP3038525B2 (ja) 冷凍機の空冷式放熱装置
JP2008202873A (ja) 吸収式冷凍装置
JP2994253B2 (ja) 吸収式空調装置
JP3113195B2 (ja) 吸収式冷凍装置の抽気装置
JP3432864B2 (ja) 吸収式冷凍機の精留装置
JP2954515B2 (ja) 吸収式空調装置
JPH0828998A (ja) 吸収式空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071218