JP2000161294A - 強制空冷機 - Google Patents

強制空冷機

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JP2000161294A
JP2000161294A JP10338664A JP33866498A JP2000161294A JP 2000161294 A JP2000161294 A JP 2000161294A JP 10338664 A JP10338664 A JP 10338664A JP 33866498 A JP33866498 A JP 33866498A JP 2000161294 A JP2000161294 A JP 2000161294A
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JP
Japan
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impeller
environmental temperature
forced air
air cooler
temperature
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10338664A
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English (en)
Inventor
Toyoshige Shimoda
豊繁 下田
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を招くことなく、簡易な構造
で、環境温度の変化に応じて冷却用気体の流用を大幅に
自動的に変化させることが可能な強制空冷機を提供す
る。 【解決手段】 回転手段3によって回転するとともに、
環境温度が所定の温度以上になると変形する第1羽根車
1と、第1羽根車1の変形により該第1羽根車1と係合
し、第1羽根車1とともに回転手段3によって回転する
第2羽根車2を有する。第1羽根車1は形状記憶合金に
よって形成することができ、第1羽根車1及び第2羽根
車2は軸流ファンの羽根車であって、第2羽根車2は、
第1羽根車1の外側に位置し、第1羽根車1が第2羽根
車2とともに回転することにより軸流ファンの外形を大
きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強制空冷機に関
し、特に、食品保冷装置等に使用され、冷却用気体の流
量を自動的に調整することができる強制空冷機に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその解決しようとする課題】従来、食
品保冷装置等種々の装置を冷却する際に使用される強制
空冷機は、一般的に、一定量の冷却用気体を送風してい
た。
【0003】しかし、環境温度が変化すると、これに応
じて冷却用気体の流量を変化させることが好適であるた
め、例えば、特開平10−190268号公報に記載の
技術では、強制空冷のためのファンが備えられるととも
に、例えば、装置の動作が可能な温度範囲の上限と下限
の温度の中間の温度を境界として、熱変形手段の放熱ヒ
ートシンクが変形し、冷却用流体経路を変更し、冷却用
流体の流量を変化させている。
【0004】しかし、この公報に記載の技術では、強制
空冷を行うためのファンと放熱を行うためのヒートシン
クとが備えられているため、これらのためのスペースが
必要となり、強制空冷機が大型化するという問題があっ
た。
【0005】一方、特開平6−33895号公報には、
温度制御装置及び可変速電動機を使用する必要のない冷
却用ファン及びこのファンを用いた冷気循環式冷却装置
として、環境温度が変化した場合に、素材として形状記
憶合金を用いた羽根のピッチ角度が変化して冷却用気体
の発生量を調整することができる装置が開示されてい
る。
【0006】しかし、この装置によると、環境温度の変
化に応じてファンの羽根のピッチ角度が変化するだけで
あるため、冷却用気体の流量を大幅に変化させることは
困難であるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記従来の強制空冷機に
おける問題点に鑑みてなされたものであって、装置の大
型化を招くことなく、簡易な構造で、環境温度の変化に
応じて冷却用気体の流用を大幅に自動的に変化させるこ
とが可能な強制空冷機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、強制空冷機であって、回転
手段によって回転するとともに、環境温度が所定の温度
以上になると変形する第1羽根車と、前記第1羽根車の
変形により該第1羽根車と係合し、該第1羽根車ととも
に前記回転手段によって回転する第2羽根車を有するこ
とを特徴とする。
【0009】そして、請求項1記載の発明によれば、環
境温度が所定の温度以下の場合には、第1羽根車のみが
回転し、環境温度が所定の温度以上になると、第1羽根
車とともに第2羽根車も回転するため、環境温度の変化
に応じて冷却用気体の流量を自動的に変化させることが
できる。
【0010】この際、環境温度の変化に応じて第1羽根
車を変形させて第2羽根車をも回転させるため、可変速
の回転手段によって第1羽根車及び第2羽根車の回転数
を変化させたり、従来のように、放熱ヒートシンクを使
用したりする必要がなく、簡易な構成により冷却用空気
の流量を変化させることができる。
【0011】また、従来のように、単に羽根のピッチ角
度を変化させるのではなく、もう一つの別の羽根車を回
転させるため、冷却用空気の流量を大幅に変化させるこ
とができるため、冷却効果が大きくなる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記第1羽
根車は形状記憶合金によって形成され、環境温度が該形
状記憶合金の変態温度以上になると、該第1羽根車が変
形して前記第2羽根車と係合することを特徴とする。
【0013】これによって、冷却用空気の流量を変化さ
せるための所定の環境温度を形状記憶合金の変態温度に
合わせることにより、容易に上記強制空冷機を構成する
ことができる。
【0014】さらに、請求項3記載の発明は、前記第1
羽根車及び第2羽根車は軸流ファンの羽根車であって、
前記第2羽根車は、前記第1羽根車の外側に位置し、前
記第1羽根車が前記第2羽根車とともに回転することに
より該軸流ファンの外形が大きくなることを特徴とす
る。
【0015】これによって、第1羽根車と第2羽根車が
同一の回転中心の回りに回転し、軸流ファンの外形寸法
を変化させることにより、冷却用空気の流量を変化させ
るため、装置の大型化を招くことがない。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる強制空冷機
の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0017】図1乃至図3は、本発明にかかる強制空冷
機の一実施例の全体を示す図であって、この強制空冷機
は、モータ3によって回転するとともに、環境温度が所
定の温度以上になると変形する第1羽根車1と、第1羽
根車1の変形によりこの第1羽根車1と係合し、第1羽
根車1とともにモータ3によって回転する第2羽根車2
を有し、これら第1羽根車1及び第2羽根車2は軸流フ
ァンを構成する。
【0018】図2に示すように、モータ3は、フレーム
5に固定され、このモータ3の出力軸に第1羽根車1の
係合穴1d(図4)が固定され、モータ3の回転に伴っ
て第1羽根車1も回転するように構成される。
【0019】第1羽根車1は、図4に示すように、4枚
の羽根1aが支柱部1bによって連結され、支柱部1b
に穿設された係合穴1dがモータ3の出力軸に挿入、固
定される。この羽根1aは、形状記憶合金で形成され、
羽根1aの縁部1cは、環境温度が所定の温度以上にな
り、この形状記憶合金の変態温度を超えると、図4
(c)、(d)におけるハッチング部のように変形す
る。
【0020】第2羽根車2は、図5に示すように、4枚
の羽根2aが支柱部2bによって連結され、支柱部2b
に穿設された係合穴2cがフレーム4の支軸4aに挿入
され、第2羽根車2は回転可能に支持される。そして、
環境温度が所定の温度以上になり、第1羽根車1の縁部
1cが変形すると、支柱部2bが縁部1cと係合し、第
2羽根車2が第1羽根車1とともに回転可能となる。
【0021】フレーム4とフレーム5は一体的に形成さ
れ、両者によって第1羽根車1、第2羽根車2、モータ
3の各部品が保持される。
【0022】図3に示すように、この強制空冷機には、
さらに、モータ3に電力を供給するためにケーブル6及
びコネクタ7が備えられる。
【0023】次に、上記構成を有する強制空冷機の動作
について詳細に説明する。
【0024】まず、環境温度が所定の温度以下の場合に
は、図2(a)に示すように、モータ3によって第1羽
根車1が回転し、矢印X方向から矢印Y方向に冷却用空
気が流れる。
【0025】そして、環境温度が所定の温度以上とな
り、第1羽根車1を形成している形状記憶合金の変態温
度以上となると、図4に示すように第1羽根車1の縁部
1cが変形し、図2(b)に示すように縁部1cが支柱
部2bと係合する。これによって、モータ3の回転力が
第1羽根車1を介して第2羽根車2にも伝達され、第2
羽根車2がフレーム4の支軸4aを中心に回転する。そ
のため、矢印X方向から矢印Y方向により大量の冷却用
空気が流れ、環境温度の上昇に対応することができる。
【0026】尚、図2(b)に示す状態において、環境
温度が所定の温度以下となった場合には、第1羽根車1
の形状が、図4(a)、(b)に示す状態に戻り、図2
(a)に示すように、縁部1cと支柱部2bとの係合が
解かれるため、第1羽根車1のみが回転し、冷却用空気
の流量が低下する。
【0027】尚、上記実施例において、第1羽根車1
は、形状記憶合金によって形成され、環境温度がこの形
状記憶合金の変態温度以上になると変形して第2羽根車
2と係合したが、本発明は、第1羽根車1が形状記憶合
金で形成されている場合に限らず、第1羽根車1の全体
または一部が熱膨張等によって変形し、第2羽根車2と
係合するように構成することも可能である。
【0028】また、上記実施例においては、第1羽根車
1及び第2羽根車2が軸流ファンの羽根車の場合につい
て説明したが、本発明は、軸流ファンを有する場合に限
られず、第1羽根車1及び第2羽根車2が遠心式ファン
の羽根車とすることも可能である。
【0029】さらに、上記実施例においては、第2羽根
車2は、第1羽根車1の外側に位置し、第1羽根車1が
第2羽根車2とともに回転することにより軸流ファンの
外形が大きくなる場合について説明したが、外形のみな
らず、羽根の幅方向の寸法を大きくするように構成する
こと等ももちろん可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置の大型化を招くことなく、簡易な構造で、環境温度
の変化に応じて冷却用気体の流用を大幅に自動的に変化
させることが可能な強制空冷機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる強制空冷機の一実施例を示す平
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図であって、(a)は、環
境温度が所定温度以下の場合、(b)は、環境温度が所
定温度以上の場合を示す。
【図3】図2(b)のB−B線断面図である。
【図4】図1の強制空冷機の第1羽根車を示す図であっ
て、(a)、(b)は、各々環境温度が所定温度以下の
場合の平面図及び正面図、(c)、(d)は、各々環境
温度が所定温度以上の場合の平面図及び正面図である。
【図5】図1の強制空冷機の第2羽根車を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 第1羽根車 1a 羽根 1b 支柱部 1c 縁部 1d 係合穴 2 第2羽根車 2a 羽根 2b 支柱部 2c 係合穴 3 モータ 4 フレーム 4a 支軸 5 フレーム 6 ケーブル 7 コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転手段によって回転するとともに、環
    境温度が所定の温度以上になると変形する第1羽根車
    と、 前記第1羽根車の変形により該第1羽根車と係合し、該
    第1羽根車とともに前記回転手段によって回転する第2
    羽根車を有することを特徴とする強制空冷機。
  2. 【請求項2】 前記第1羽根車は形状記憶合金によって
    形成され、環境温度が該形状記憶合金の変態温度以上に
    なると、該第1羽根車が変形して前記第2羽根車と係合
    することを特徴とする請求項1記載の強制空冷機。
  3. 【請求項3】 前記第1羽根車及び第2羽根車は軸流フ
    ァンの羽根車であって、前記第2羽根車は、前記第1羽
    根車の外側に位置し、前記第1羽根車が前記第2羽根車
    とともに回転することにより該軸流ファンの外形が大き
    くなることを特徴とする請求項1または2記載の強制空
    冷機。
JP10338664A 1998-11-30 1998-11-30 強制空冷機 Withdrawn JP2000161294A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10302597A1 (de) * 2002-11-21 2004-06-09 Delta Electronics, Inc. Gebläse mit mehreren Gebläserädern
CN103016125A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 三一重工股份有限公司 发动机冷却风扇、发动机冷却系统和工程机械
CN110778508A (zh) * 2018-07-31 2020-02-11 山洋电气株式会社 风扇控制装置和风扇控制方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207