JP2000161166A - エンジン - Google Patents

エンジン

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JP2000161166A
JP2000161166A JP10330086A JP33008698A JP2000161166A JP 2000161166 A JP2000161166 A JP 2000161166A JP 10330086 A JP10330086 A JP 10330086A JP 33008698 A JP33008698 A JP 33008698A JP 2000161166 A JP2000161166 A JP 2000161166A
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throttle body
intake
engine
throttle
injector
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JP10330086A
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Yukinori Kashima
幸典 加島
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 吸気通路などの配設が容易なエンジンを
提供する。 【解決手段】 エンジン(9)は、吸気通路(53)
が、燃焼室(11a)の吸気口とサイレンサー(51)
との間に配設されており、この吸気通路の中間部にはス
ロットルボディー(41)が設けられ、このスロットル
ボディーよりも上流側の吸気通路が吸気管(46)で構
成され、スロットルボディーまたは吸気管に、燃料を噴
射するインジェクター(56)が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気が吸気通路を
通って燃焼室に供給されているとともに、インジェクタ
ーが吸気通路の空気に燃料を噴射しているエンジンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンの吸気通路は、燃焼室の
吸気口とサージタンクとの間に配設され、このサージタ
ンクの空気の流入部にスロットルボディーが設けられて
いる。そして、スロットルボディーでサージタンクに流
入する空気の量を調整し、この空気を、サージタンクか
ら吸気通路を介して燃焼室に供給している。また、吸気
通路の空気に燃料を噴射するインジェクターは、燃焼室
の吸気口付近に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サージタン
クおよび吸気通路は、負圧となっているので、外部の空
気が、サージタンクと吸気通路とのつなぎ目などからサ
ージタンクや吸気通路内に流入しないように、サージタ
ンクや吸気通路の組み立ては、高い精度が要求され、製
造に労力や時間などがかかっている。そして、万一、サ
ージタンクおよび吸気通路内に外部の空気が流入する
と、スロットルボディーで調整した空気の量が変動し、
エンジン出力が不安定となる。
【0004】また、インジェクターやスロットルボディ
ーは、個々に取り付ける必要があり、エンジンの組み立
てラインにおける工数が増大している。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、吸気通路などの配設が容易なエンジンを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン(9)
は、吸気通路(53)が、燃焼室(11a)の吸気口と
サイレンサー(51)との間に配設されており、この吸
気通路の中間部にはスロットルボディー(41)が設け
られ、このスロットルボディーよりも上流側の吸気通路
が吸気管(46)で構成され、スロットルボディーまた
は吸気管に、燃料を噴射するインジェクター(56)が
取り付けられている。
【0007】また、インジェクターの噴射口が、スロッ
トルボディーの内部のスロットル弁(42)よりも下流
側において、吸気通路と連通している場合がある。
【0008】さらに、インジェクターの噴射口が、スロ
ットル弁よりも上流側において、吸気通路と連通してい
るとともに、インジェクターから燃料が、スロットルボ
ディーの内面とスロットル弁との間の隙間に向かって噴
射されている場合がある。
【0009】そして、サイレンサーおよび吸気管が樹脂
製である場合がある。
【0010】また、クランクシャフトが上下方向に配置
されているとともに、スロットルボディーのスロットル
弁の弁軸が上下方向に配置されている場合がある。
【0011】なお、この明細書においては、クランクシ
ャフトに対してシリンダ配置側を、「後側」としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明におけるエンジンの
実施の第1の形態を図1ないし図4を用いて説明する。
図1は本発明におけるエンジンを搭載した船外機を横か
ら見た断面図である。図2は図1の要部拡大図である。
図3は実施の第1の形態のエンジンの平断面図である。
図4は実施の第1の形態のエンジンの平面図である。図
5はスロットル弁の駆動機構の平面図で、(a)が実施
の第1の形態の図、(b)が変形例の図である。なお、
図1および図2において、エンジンは一部切欠き側面図
で図示されている。また、図3および図4において、ベ
ーパーセパーレータータンクは破線で図示されている。
図4において、スロットル弁の駆動機構は図示が省略さ
れている。
【0013】船外機は、上側から順番にアッパーカウリ
ング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシング3お
よびロワーケーシング4からなるハウジングで覆われて
いる。そして、船外機を小型船舶に装着するための取り
付けブラケット6は、小型船舶のトランサム7などに取
り付けられて固定されている。この取り付けブラケット
6の後部に、ピボット軸8などを介して船外機本体が回
動自在に取り付けられている。
【0014】アッパーカウリング1およびロワーカウリ
ング2からなるカウリング1,2の内部には、燃料噴射
式のV型6気筒の4サイクルエンジン9が配置されてい
る。この4サイクルエンジン9のクランクシャフト10
はその軸が略垂直すなわち上下方向に設けられており、
クランクシャフト10の後方には、左右一対のシリンダ
11が左右方向にV字状になるように振り分けて配置さ
れている。この左右一対のシリンダ11が上下方向に3
段設けられて、シリンダ11は計6気筒配置されてい
る。また、クランクシャフト10には、6個のピストン
13が各々コンロッド14を介して連結されており、こ
のピストン13が各シリンダ11の内部に摺動可能に配
置されている。また、エンジン9のケース17は、前述
の6個のシリンダ11を形成するシリンダブロック20
と、シリンダブロック20のクランクシャフト10側を
覆うクランクケース21と、シリンダブロック20の燃
焼室11a側を覆って閉塞する左右一対のシリンダヘッ
ド22とからなっている。
【0015】そして、クランクシャフト10の下端は、
エンジンケース17から突出して延在しており、アッパ
ーケーシング3内に配置されているドライブシャフト2
6に連結されている。このドライブシャフト26の回転
は、傘歯車などを介して、ロワーケーシング4の後端部
に回転自在に設けられているプロペラ28に伝達されて
いる。
【0016】また、シリンダヘッド22には、先端部が
燃焼室11aの吸気口と連通してシリンダ11に空気を
供給する吸気路31と、同様に、先端部が燃焼室11a
の排気口と連通してシリンダ11の燃焼ガスを排気する
排気路32とがシリンダ11毎に形成されている。この
燃焼室11aの吸気口を吸気弁35が、また、燃焼室1
1aの排気口を排気弁36が開閉している。
【0017】そして、シリンダヘッド22の各吸気路3
1の端部には、インテークマニホールド37を介して、
スロットルボディー41が接続されている。このスロッ
トルボディー41には、スロットル弁42が弁軸を上下
方向にして設けられ、流れる空気の量を調整している。
スロットルボディー41には、樹脂製の吸気管46の後
端部が接続されている。この吸気管46はスロットルボ
ディー41から前方に延在し、前端部は、カウリング
1,2内の前部に配置されている樹脂製のサイレンサー
51に接続されている。吸気管46は左右に各々3本ず
つ上下方向に設けられている。この樹脂製の吸気管46
とサイレンサー51とは、溶着、嵌合や接着剤などで接
続された後に、エンジン本体に組み付けられている。
【0018】この様にして、シリンダヘッド22の吸気
路31、インテークマニホールド37、スロットルボデ
ィー41および吸気管46で、サイレンサー51から燃
焼室11aの吸気口までの吸気通路53は構成されてい
る。この吸気通路53は、平面図において(すなわち、
クランクシャフト10の先端側から見て)、燃焼室11
aの吸気口から一旦外側へ延在して張出通路部53aが
形成され、ついで、サイレンサー51に向かって延在し
て前端がサイレンサー51に接続される接続通路部53
bとからなっている。そして、張出通路部53aはシリ
ンダヘッド22の吸気路31およびインテークマニホー
ルド37で構成されている。接続通路部53bはスロッ
トルボディー41および吸気管46で構成されている。
【0019】また、スロットルボディー41には、電子
制御されているインジェクター56が各吸気通路53毎
に設けられている。インジェクター56は、噴射口が吸
気通路53と連通しているとともに、エンジンケース1
7と吸気通路53との間に配置されている。そして、こ
のインジェクター56から、ガソリンなどの燃料が吸気
通路53内の空気に供給されている。また、アイドル時
に回転変動を小さくするために空気の流量を調整する吸
気系部品であるISC(アイドルスピードコントロー
ル)57が、エンジンケース17の上側に取り付けら
れ、ISC57からの空気供給流路58が、各スロット
ルボディー41に接続されている。そして、アイドル時
には、ISC57から空気がスロットルボディー41内
に供給されている。なお、符号61はスターターモータ
ー、符号62はベーパーセパーレータータンク、また、
符号63は点火プラグである。
【0020】スロットルボディー41は、エンジンケー
ス17の左右に各々3個ずつ上下に配置されており、上
下のスロットルボディー41のスロットル弁42の弁軸
は、互いに連結されて連動している。そして、最上段の
スロットル弁42の弁軸の上端部は、エンジンケース1
7よりも上方に突出しており、リンク66などを介し
て、回動板67に連結されている。この回動板67は、
エンジンケース17の上側に回動自在に取り付けられて
いる。そして、図示しないスロットルレバーが操作され
ると、図5(a)に図示するように、駆動機構であるス
ロットルケーブル91、カムレバー92、L型摺動レバ
ー93、およびロッド94などを介して、回動板67が
回動される。この回動板67の回動が、左右のリンク6
6を介して、左右のスロットル弁42の弁軸に固定され
ているレバー65に伝達されて、スロットル弁42の弁
軸が回動する。この様にして、スロットル弁42の弁軸
が回動すると、スロットルボディー41に流れる空気の
量が調整される。また、駆動機構の変形例が、図5
(b)に図示されている。この変形例においては、スロ
ットルレバーが操作されると、スロットルケーブル9
1、カムレバー92、摺動レバー96、および一対のワ
イヤ97などを介して、回動板67が回動される。
【0021】クランクシャフト10の上端部には、カム
シャフト用駆動プーリー71が、また、排気弁36を駆
動するカムシャフト72の上端部には、被駆動プーリー
73が設けられている。このカムシャフト用駆動プーリ
ー71および被駆動プーリー73には、ベルト76が掛
け渡されている。また、テンショナー78が設けられ、
ベルト76にテンションを付加している。そして、スロ
ットル弁42の弁軸を駆動するスロットル用連動部材の
一部を構成する前述のリンク66は、エンジンケース1
7とベルト76との間の空間に配置されている。
【0022】この様に構成されている船外機において、
クランクシャフト10が回転すると、カウリング1,2
内の空気がサイレンサー51内に吸い込まれ、この吸い
込まれた空気が吸気管46、スロットルボディー41、
インテークマニホールド37およびシリンダヘッド22
の吸気路31を通り、シリンダ11の燃焼室11a内に
流入している。そして、スロットルボディー41におい
て、インジェクター56から噴射されたガソリンなどの
燃料が、スロットルボディー41、インテークマニホー
ルド37や吸気路31を流れる空気に混合されている。
また、燃焼室11a内に流入した燃料混合気体は、点火
プラグ63で点火されて燃焼しており、この際に生じる
排気ガスはシリンダヘッド22の排気路32やケーシン
グ3,4などを通って、プロペラ28のボスなどから排
出されている。そして、燃料混合気体が燃焼した際の膨
張力により、ピストン13が往復動し、このピストン1
3の往復動によりコンロッド14を介してクランクシャ
フト10が回転する。
【0023】前述のように、実施の第1の形態において
は、スロットルボディー41が吸気通路53の中間部に
設けられており、スロットルボディー41の前側すなわ
ち上流側には、樹脂製の吸気管46およびサイレンサー
51が取り付けられている。この様に、流れる空気の量
を調整するスロットルボディー41が、吸気管46やサ
イレンサー51の下流側に配置されているので、吸気管
46とサイレンサー51との接続部分などから外気が、
吸気管46やサイレンサー51内に流入しても、スロッ
トルボディー41よりも下流側における空気の流量は、
殆ど変動しない。したがって、吸気管46やサイレンサ
ー51などの取付精度を低くすることができ、取付作業
や加工作業が容易となる。
【0024】また、吸気管46とサイレンサー51とを
組み立てた後に、組み立てられた吸気管46およびサイ
レンサー51をエンジン本体に取り付けている。したが
って、吸気管46とサイレンサー51とがユニット化さ
れ、エンジン9の組み付け作業が容易となる。
【0025】さらに、インジェクター56はスロットル
ボディー41に取り付けられているので、スロットルボ
ディー41とインジェクター56とをユニット化するこ
とができる。したがって、インジェクター56およびス
ロットルボディー41をユニット化した状態で取り付け
ることができ、エンジン9の組み立て作業に要する時間
を短縮することができる。その結果、エンジン組み立て
ラインにおける工数を減少させることができる。
【0026】そして、ISC57がエンジンケース17
の上側に配置され、このISC57から空気供給流路5
8を介して左右の各スロットルボディー41に空気が供
給されている。したがって、一個のISC57で、アイ
ドル時に、多数のスロットルボディー41に空気を供給
することができる。
【0027】また、スロットルボディー41のスロット
ル弁42の弁軸を上下方向に配置するとともに、左右の
最上段のスロットルボディー41の弁軸が、エンジンケ
ース17上方の連動機構(回動板67やリンク66な
ど)を介して連動している。したがって、連動機構がエ
ンジン9の横側から外側へ張り出すことが少なく、カウ
リング1,2の横幅をコンパクトとすることができる。
【0028】次に、本発明におけるエンジンの実施の第
2の形態について説明する。図6は実施の第2の形態の
エンジンの平断面図である。なお、この実施の第2の形
態の説明において、前記実施の第1の形態の構成要素に
対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
【0029】図6は、実施の第1の形態の図3に対応す
る図であり、インジェクター56が、スロットルボディ
ー41ではなく、吸気管46に取り付けられている。ま
た、インジェクター56の噴射口が、実施の第1の形態
では、スロットル弁42よりも下流側で吸気通路53と
連通しているが、この実施の第2の形態では、スロット
ル弁42よりも上流側で連通しており、インジェクター
56は、スロットルボディー41の内面とスロットル弁
42との間の隙間に向かって燃料を噴射している。この
スロットルボディー41の内面とスロットル弁42との
間の隙間では、空気の流れが早いので、インジェクター
56から噴射された燃料は効率よく飛散することができ
る。また、インジェクター56の噴射方向は上方に向い
ておらず、インジェクター56の噴射口付近に燃料など
が溜まることはない。
【0030】また、ISC57は、各スロットルボディ
ー41に設けられている。さらに、インジェクター56
は吸気管46に取り付けられているので、インジェクタ
ー56と吸気管46とをユニット化することができる。
したがって、インジェクター56および吸気管46をユ
ニット化した状態で取り付けることができ、エンジン9
の組み立て作業に要する時間を短縮することができる。
【0031】次に、本発明におけるエンジンの実施の第
3の形態について説明する。図7は実施の第3の形態の
エンジンの平断面図である。なお、この実施の第3の形
態の説明において、前記実施の第1の形態の構成要素に
対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説
明は省略する。また、図7において、ベーパーセパーレ
ータータンクは破線で図示されている。
【0032】図7は、実施の第1の形態の図3に対応す
る図であり、実施の第3の形態においては、インテーク
マニホールド37の部分はシリンダヘッド22に一体に
形成されている。また、吸気通路53は、平面図におい
て(すなわち、クランクシャフト10の先端側から見
て)、燃焼室11aの吸気口から一旦外側へ延在して張
出通路部53aが形成され、ついで、湾曲しながら内側
に延びて引込通路部53cが形成されており、この引込
通路部53cからサイレンサー51に向かって延在する
サイド通路部53dとからなっている。そして、張出通
路部53aはシリンダヘッド22の吸気路31で構成さ
れている。引込通路部53cはスロットルボディー41
で構成されているとともに、シリンダ11の壁49に略
沿って、後に行くほど外側となる様に傾斜して配置され
ている。サイド通路部53dは吸気管46で構成されて
いるとともに、クランク室47の外壁48に略沿って
(すなわち、略前後方向に)配置されている。
【0033】そして、インジェクター56は、スロット
ルボディー41に取り付けられているとともに、その軸
線が前後方向(すなわちクランク室47の外壁48に沿
って略平行)に配置されており、インジェクター56が
外側に張り出していない。したがって、カウリング1,
2の横幅を小さくすることができる。
【0034】また、インジェクター56は吸気通路53
よりも外側に配設されており、交換などのメンテナンス
を容易に行うことができる。
【0035】次に、本発明におけるエンジンの実施の第
4の形態について説明する。図8は実施の第4の形態の
エンジンの平断面図である。なお、この実施の第4の形
態の説明において、前記実施の第3の形態の構成要素に
対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説
明は省略する。また、図8において、ベーパーセパーレ
ータータンクは破線で図示されている。
【0036】図8は、実施の第3の形態の図7に対応す
る図であり、実施の第4の形態においては、インジェク
ター56が、スロットルボディー41ではなく、吸気管
46に取り付けられている。また、インジェクター56
の噴射口が、実施の第3の形態では、スロットル弁42
よりも下流側で吸気通路53と連通しているが、この実
施の第4の形態では、スロットル弁42よりも上流側で
連通しており、インジェクター56は、スロットルボデ
ィー41の内面とスロットル弁42との間の隙間に向か
って燃料を噴射している。このスロットルボディー41
の内面とスロットル弁42との間の隙間では、空気の流
れが早いので、インジェクター56から噴射された燃料
は効率よく飛散することができる。また、インジェクタ
ー56の噴射方向は上方に向いておらず、インジェクタ
ー56の噴射口付近に燃料などが溜まることはない。
【0037】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)前記実施の形態においては、エンジンはV型6気
筒4サイクルエンジンであるが、その形式や気筒数など
は適宜変更可能である。たとえば、L型エンジンである
ことも可能である。また、このエンジンは、船外機に使
用するのに適しているが、船外機以外の用途に使用する
ことも可能である。
【0038】(2)左右方向の配置の関係は、反転させ
ることも可能である。 (3)サイレンサー51および吸気管46の材質は、必
ずしも樹脂である必要はなく、アルミダイカストなどで
形成することも可能である。 (4)駆動機構が、右または左の一方のスロットル弁4
2の弁軸に直接連結されており、スロットルケーブル9
1からの駆動力が、右または左のスロットル弁42の弁
軸に伝達され、ついで、連動機構66,67を介して、
他方のスロットル弁42の弁軸に伝達されていることも
可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、吸気通路の中間部にス
ロットルボディーが設けられており、吸気管およびサイ
レンサーがスロットルボディーよりも上流側に配置され
ている。したがって、吸気管とサイレンサーとの接続部
分などから、外気が吸気管やサイレンサー内に流入して
も、スロットルボディーにより調整された空気の流量は
殆ど変動しない。そのため、吸気管やサイレンサーの取
付精度を低くすることができる。その結果、部品の加工
や、組み立て作業が容易となる。しかも、インジェクタ
ーがスロットルボディーまたは吸気管に取り付けられて
いるので、ユニット化することができる。したがって、
エンジンの組み立て作業が容易となる。
【0040】また、インジェクターの噴射口が、スロッ
トルボディーの内部のスロットル弁よりも下流側におい
て、吸気通路と連通している場合には、吸気通路に流れ
ている空気の略全体にわたって、燃料を噴射することが
できる。
【0041】さらに、インジェクターの噴射口が、スロ
ットル弁よりも上流側において、吸気通路と連通してい
るとともに、インジェクターから燃料が、スロットルボ
ディーの内面とスロットル弁との間の隙間に向かって噴
射されている場合がある。この様な場合には、スロット
ルボディーの内面とスロットル弁との間の隙間の空気の
流れは比較的早いので、インジェクターからの燃料を勢
いよく飛散させることができる。
【0042】そして、サイレンサーおよび吸気管が樹脂
製である場合には、軽量化することができる。しかも、
前述の様に、吸気通路の中間部にスロットルボディーが
設けられており、吸気管やサイレンサーの取付精度を低
くすることができることと相まって、サイレンサーおよ
び吸気管をエンジン本体に組み付ける作業が容易とな
る。
【0043】また、クランクシャフトが上下方向に配置
されているとともに、スロットルボディーのスロットル
弁の弁軸が上下方向に配置されている場合には、スロッ
トル弁の弁軸が横方向に張り出すことが減少し、エンジ
ンの横幅をコンパクトとすることができる。特に、この
様なエンジンを船外機に採用した際には、カウリングの
横幅を小さくすることができる。その結果、小型船舶な
どに船外機を搭載する際に要するスペースを小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明におけるエンジンを搭載した船外
機を横から見た断面図である。
【図2】図2は図1の要部拡大図である。
【図3】図3は実施の第1の形態のエンジンの平断面図
である。
【図4】図4は実施の第1の形態のエンジンの平面図で
ある。
【図5】図5はスロットル弁の駆動機構の平面図で、
(a)が実施の第1の形態の図、(b)が変形例の図で
ある。
【図6】図6は実施の第2の形態のエンジンの平断面図
である。
【図7】図7は実施の第3の形態のエンジンの平断面図
である。
【図8】図8は実施の第4の形態のエンジンの平断面図
である。
【符号の説明】
11a 燃焼室 41 スロットルボディー 42 スロットル弁 46 吸気管 51 サイレンサー 53 吸気通路 56 インジェクター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路が、燃焼室の吸気口とサイレン
    サーとの間に配設されており、 この吸気通路の中間部には、スロットルボディーが設け
    られ、 このスロットルボディーよりも上流側の吸気通路が、吸
    気管で構成され、 スロットルボディーまたは吸気管に、燃料を噴射するイ
    ンジェクターが取り付けられていることを特徴とするエ
    ンジン。
  2. 【請求項2】 前記インジェクターの噴射口は、スロッ
    トルボディーの内部に設けられているスロットル弁より
    も下流側において、吸気通路と連通していることを特徴
    とする請求項1記載のエンジン。
  3. 【請求項3】 前記インジェクターの噴射口は、スロッ
    トルボディーの内部のスロットル弁よりも上流側におい
    て、吸気通路と連通しているとともに、インジェクター
    から燃料が、スロットルボディーの内面とスロットル弁
    との間の隙間に向かって噴射されていることを特徴とす
    る請求項1記載のエンジン。
  4. 【請求項4】 前記サイレンサーおよび吸気管が樹脂製
    であることを特徴とする請求項1,2または3記載のエ
    ンジン。
  5. 【請求項5】 クランクシャフトが上下方向に配置され
    ているとともに、スロットルボディーのスロットル弁の
    弁軸が上下方向に配置されていることを特徴とする請求
    項1ないし4の何れか1項記載のエンジン。
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