JP2000161111A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JP2000161111A
JP2000161111A JP10335651A JP33565198A JP2000161111A JP 2000161111 A JP2000161111 A JP 2000161111A JP 10335651 A JP10335651 A JP 10335651A JP 33565198 A JP33565198 A JP 33565198A JP 2000161111 A JP2000161111 A JP 2000161111A
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Japan
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fuel
internal combustion
combustion engine
fuel injection
air
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JP10335651A
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English (en)
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Tomohiko Otani
朝彦 大谷
Mitsuru Nagase
永瀬  満
Masasuke Osato
征祐 大里
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内燃機関の各気筒に向かって燃料を噴射供給
する一個の燃料噴射弁を具備する燃料噴射制御装置にお
いて、内燃機関や燃料噴射弁に経年変化や初期性能ばら
つきがあっても、各気筒の空燃比に及ぼす影響を最小も
しくは吸収することのできる制御装置を提供する。 【解決手段】 スロットル弁を有する吸気通路と、該吸
気通路の下流から分岐した分岐吸気通路と、複数の気筒
に向かって燃料を噴射する一個の燃料噴射弁3と、排気
通路に配置された空燃比センサ12とを備えた内燃機関
であって、運転状態検出手段71の出力信号に基づき前
記燃料噴射弁の噴射量と噴射時期とを設定する燃料噴射
弁駆動手段72と、前記空燃比センサの出力信号を前記
燃料噴射弁の噴射量反映成分と前記噴射時期反映成分と
に分析するセンサ信号分析手段73と、該分析結果に基
づき前記燃料噴射弁の噴射量と噴射時期とを調整する燃
料噴射弁駆動調整手段74とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットル弁より
も下流に多方向に燃料を噴射する一個の燃料噴射弁を備
えた多気筒の内燃機関の燃料噴射制御装置に係り、特
に、前記内燃機関や前記燃料噴射弁が、経年変化や初期
性能ばらつきにより、エンジンに供給される混合気の全
体の空燃比と各気筒の空燃比とが影響を受けるのを補正
吸収できる、前記多気筒の内燃機関の燃料噴射制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車用の多気筒内燃機関等の
各気筒への燃料噴射供給装置の廉価タイプのものとして
は、多方向に燃料を分岐噴射できる一個の多方向燃料噴
射弁を、スロットル弁の下流の各気筒に対応した吸気管
集合部に配置し、該多方向燃料噴射弁で多気筒の各々の
気筒に燃料を噴射供給する方式のもの(以下、多方向噴
射弁方式と云う)が提案されている(例えば、特開昭5
6−41452号公報、特開昭59−39965号公
報、特開昭61−72871号公報、実開昭59−56
9号公報、実開平01−152062号公報、特開昭6
3−223364公報等参照)。また、前記多方向噴射
弁方式において、各気筒への燃料分配性能を確保する技
術も種々提案されている(例えば、特開平09−722
63号公報、特開平09−72264号公報、特開平0
9−209879号公報、特開平09−303239号
公報、特開平10−47212号公報、特開平10−6
1531号公報、特開平10−89136号公報等参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関の
構造、及び燃料噴射弁等の内燃機関の部品は、経年変化
を生じるものであり、かつ製造誤差等により初期性能に
もばらつきがあるものであり、前記経年変化や初期性能
のばらつきは、内燃機関の性能に影響を与えるもので、
前記燃料の各気筒への噴射供給も例外ではない。
【0004】前記の従来技術は、内燃機関の各気筒の空
燃比が均等になるように、燃料噴射弁や吸気系の構造、
あるいは、各気筒への燃料の噴射方法に工夫を凝らした
ものであるが、前記経年変化や初期性能のばらつきに配
慮されたものではなく、各気筒の空燃比に及ぼす影響を
吸収する手段等に関して、検討がなされたものではな
い。
【0005】実際の内燃機関においては、その機構部品
の性能には、必ず、ばらつきや経年変化が存在する。こ
のため、各気筒の空燃比の偏差が実用上問題ないレベル
としてその影響を少なくするためには、例えば、前記燃
料噴射弁の製造に際して、通常の燃料噴射弁に比べてよ
り精密な加工精度と厳密な管理が要求されるものであ
り、コスト的にも望ましものではない。また、内燃機関
の実際の稼働状態においては、各気筒の空燃比の偏差の
是正制御は、所謂オープンループ制御であるため、汚れ
などの予期せぬ外乱に対応できず、排気ガス成分の悪化
を招く恐れがあり、環境保護上も望ましくない。
【0006】本発明は、前記のような問題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、吸気通路内
のスロットル弁よりも下流位置にあって、内燃機関の各
気筒に向かって前記吸気通路から分岐した分岐吸気通路
内の空気に、燃料を噴射供給する一個の燃料噴射弁を具
備した内燃機関の燃料噴射制御装置において、該内燃機
関や燃料噴射弁に経年変化や初期性能ばらつきがあって
も、安価で簡素な構成で、各気筒の空燃比に及ぼす影響
を最小もしくは吸収して、排ガス性能の良好な内燃機関
の燃料噴射制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、基本的には、
スロットル弁を有する吸気通路と、該吸気通路の下流か
ら分岐した分岐吸気通路と、複数の気筒に向かって前記
分岐吸気通路内の空気に燃料を噴射する一個の燃料噴射
弁と、排気通路に配置された空燃比センサとを備えた内
燃機関に適用するものであって、前記内燃機関の運転状
態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段
の出力信号に基づき前記燃料噴射弁の噴射量と噴射時期
とを設定する燃料噴射弁駆動手段と、前記空燃比センサ
の出力信号を前記燃料噴射弁の噴射量反映成分と前記噴
射時期反映成分とに分析するセンサ信号分析手段と、該
分析結果に基づき前記燃料噴射弁の噴射量と噴射時期と
を調整する燃料噴射弁駆動調整手段とを備えたことを特
徴としている。
【0008】前記の如く構成された本発明の内燃機関の
燃料噴射制御装置は、空燃比センサの出力を燃料噴射弁
の燃料の噴射量と噴射時期とに反映する成分に分析し、
該分析結果に基づき、内燃機関の運転状態に基づき算出
される基本の噴射量と噴射時期とを補正するようにした
ので、内燃機関や燃料噴射弁に、経年変化や初期性能ば
らつきがあっても、前記空燃比センサの出力に基づき燃
料の噴射量と噴射時期とを各別に補正できるので、各気
筒の空燃比に及ぼす悪影響を吸収することができ、各気
筒の空燃比のばらつき、ひいては内燃機関全体としての
空燃比のばらつきを抑え、運転性や排気性能の良好な内
燃機関の燃料噴射装置を提供できる。
【0009】そして、本発明の内燃機関の燃料噴射制御
装置の具体的態様は、前記センサ信号分析手段が、前記
空燃比センサの出力信号の周波数分析を行ない、該出力
信号を高周波成分と低周波成分と分けて認識すること、
及び、前記空燃比センサの出力信号から電気的ノイズ成
分を除去した後、前記分析を行うことを特徴としてい
る。
【0010】また、本発明の内燃機関の燃料噴射制御装
置の前記センサ信号分析手段の具体的態様は、該センサ
信号分析手段が、前記内燃機関の回転速度に応じて前記
分析の特性を補正すること、前記内燃機関の回転速度が
高くなるにしたがって、高周波と低周波とを識別する判
定値を高周波数側へ補正すること、及び、前記空燃比セ
ンサの出力信号の信号周期を計測して、所定周期よりも
短い信号周期が所定時間中に占める時間を高周波成分と
認識し、所定周期よりも長い信号周期が所定時間中に占
める時間を低周波成分と認識することを特徴としてい
る。
【0011】更に、本発明の内燃機関の燃料噴射制御装
置の他の具体的態様は、前記燃料噴射弁駆動調整手段
が、前記内燃機関に供給される混合気の空燃比を所望の
値に制御すべく、前記センサ信号分析手段の分析結果に
基づく低周波成分を前記燃料噴射弁の噴射量に反映させ
ると共に、前記内燃機関の各気筒の空燃比を均等に制御
すべく、前記分析結果に基づく高周波成分を前記燃料噴
射弁の噴射時期に反映させることを特徴とし、前記運転
状態検出手段により得られた前記内燃機関の回転速度が
所定値以上の場合、前記センサ信号分析手段の分析結果
における高周波成分の前記燃料噴射弁の噴射時期への反
映を停止することを特徴としている。
【0012】更にまた、本発明の内燃機関の燃料噴射制
御装置の更に他の具体的態様は、該燃料噴射制御装置
が、前記センサ信号分析手段の分析結果における低周波
成分と高周波成分とを比較する周波数成分比較手段と、
該周波数成分比較結果と前記内燃機関の回転速度に応じ
て設定される予想値とを比較する比較結果検証手段と、
該検証の結果から、予想値よりも前記周波数成分比較結
果が所定値以上に高周波成分が多いと判定した場合、前
記センサ信号分析手段の分析結果における高周波成分の
前記燃料噴射弁の噴射時期への反映を停止する手段を持
つこと、及び、前記空燃比センサが活性状態にあるか否
かを判定するセンサ活性判定手段と、前記空燃比センサ
が故障しているか否かを判定するセンサ故障判定手段と
のいずれかを備え、該判定手段の判定結果に基づき前記
空燃比センサが非活性状態、もしくは故障状態にある場
合、前記燃料噴射弁駆動調整手段が機能しないようにす
る調整停止手段を持つことを特徴としている。
【0013】更にまた、本発明の内燃機関の燃料噴射制
御装置の更に他の具体的態様は、該燃料噴射制御装置
が、前記運転状態検出手段の出力信号に基づき前記内燃
機関が過渡運転状態にあるか否かを判定する過渡運転状
態判定手段と、前記運転状態検出手段の出力信号に基づ
き前記内燃機関が高温始動状態にあるか否かを判定する
高温始動状態判定手段とのいずれかを備え、該判定手段
の判定結果に基づき前記内燃機関が過渡運転状態、もし
くは高温始動状態状態にある場合、前記燃料噴射弁駆動
調整手段が機能しないようにする調整停止手段を備えた
こと、及び、燃料タンクに発生する燃料蒸気をキャニス
タに蓄えて前記内燃機関の吸気系に該燃料蒸気を吸引す
るエバポパージ系から吸引される燃料蒸気量が前記内燃
機関に供給される混合気の空燃比に与える影響が大きい
か否かを判定する燃料蒸気量判定手段と、前記燃料蒸気
量が前記空燃比に大きな影響を及ぼしていると前記燃料
蒸気量判定手段で判定した時に前記センサ信号分析手段
の分析結果における高周波成分を前記燃料噴射弁の駆動
時期に反映させるのを停止する手段とを備えたことを特
徴としている。
【0014】更にまた、本発明の内燃機関の燃料噴射制
御装置の更に他の具体的態様は、前記燃料噴射弁駆動調
整手段が、前記センサ信号分析手段の分析結果に基づく
高周波成分を前記燃料噴射弁の噴射時期に反映させるに
あたって前記高周波成分を低減すべく前記駆動時期を早
くするか否かの判定を行う駆動時期調整方向判定手段
と、該判定結果に基づく方向に前記噴射時期を徐々に微
調整する駆動時期微調整手段とを備え、前記駆動時期調
整方向判定手段は、自らの判定結果に基づき前記駆動時
期微調整手段により前記噴射時期が微調整された結果、
前記高周波成分が低減しないか、もしくは増加した場
合、前記噴射時期を逆方向に調整するように判定するこ
と、及び、前記駆動時期調整方向判定手段が、自らの判
定結果に基づき前記駆動時期微調整手段により前記噴射
時期が微調整された結果、元の前記噴射時期を早遅何れ
の方向に調整しても前記高周波成分が低減しないか、も
しくは増加した場合、元の前記噴射時期をもって最適位
置と判定し、該最適位置を不揮発メモリに記憶する記憶
手段を備え、該記憶手段は、前記内燃機関の複数の運転
状態毎に用意された複数のメモリ領域の内、当該運転状
態に対応した領域に前記最適位置を格納するものであ
り、前記燃料噴射弁駆動手段は、前記最適位置を反映し
た結果を基に、前記燃料噴射弁を駆動することを特徴と
している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の内燃機
関の燃料噴射制御装置の一実施形態について詳細に説明
する。図1は、本実施形態の内燃機関、および、該内燃
機関の燃料噴射装置の全体構成を示したものである。内
燃機関1は、4気筒からなり、各気筒には点火プラグ
(図示省略)が配置されると共に、スロットルバルブ4
を介して吸気官2から混合気5が各気筒に供給される。
前記吸気管2は、スロットルバルブ4の配置部分では、
一つの管路2aとなっており、その下流で末広がり部2
bを構成し、該末広がり部2bから各気筒に分配するた
めに分岐された通気通路2c、2c…となって各気筒に
接続されている。
【0016】燃料タンク等(図示省略)からなる燃料供
給系から供給される燃料を噴射するインジェクタ(燃料
噴射弁)3は、前記末広がり部2bの根本部に配置され
ており、その配置部の上流位置の管路2aに前記スロッ
トルバルブ4が配置されている。該スロットルバルブ4
で流量を調節された空気流4aは、前記インジェクタ3
から噴射された燃料3aと混合され、前記分岐通帰路2
cに導かれて混合気5として各気筒に供給される。
【0017】前記吸気管2の管路2aには、前記内燃機
関1の負荷状態を検知するための吸気管負圧センサ7が
配置されると共に、前記内燃機関1には、該内燃機関1
の運転状態を検知するために、内燃機関1の回転速度や
クランク角度を検知するクランク角センサ8、冷却水温
センサ9、スロットル開度センサ6が各々の適宜位置に
配置されている。
【0018】制御装置10は、前記クランク角センサ8
からの信号8s、その他前記各種センサーからの検出信
号を取り込み、該取り込み検出信号に基づき演算して、
前記インジェクタ3に駆動信号3sとして出力すると共
に、点火プラグ(図示省略)にも出力する。
【0019】前記内燃機関1で燃焼した排気ガスは、排
気管11を通じて触媒コンバータ13に導かれ、浄化さ
れた後、排出される。前記排気管11は、各気筒から伸
びた分岐排気管の合流部に、空燃比センサ12を配置し
ている。該空燃比センサ12は、触媒コンバータ13の
上流側において、排気ガス中の酸素濃度を測定し、内燃
機関1に供給された混合気の空燃比を検知するもので、
その出力信号12sは制御装置10に入力される。な
お、この空燃比センサ12は、理論空燃比を境にジャン
プ特性を示すO2センサでも、空燃比に対して直線的特
性を示すリニアA/Fセンサでもよい。
【0020】前記制御装置10は、図2に示す如く、入
力回路191、A/D変換部192、中央演算部19
3、ROM194、RAM195、及び、出力回路19
6とを含んだ構成とされている。入力回路191は、入
力信号190(例えば、冷却水温センサ9、スロットル
開度センサ7、空燃比センサ12等からの信号)を受け
て、該信号からノイズ成分の除去等を行って、当該信号
をA/D変換部192に出力するためのものである。A
/D変換部192は、該信号をA/D変換し、中央演算
部193に出力する。中央演算部193は、該A/D変
換結果を取り込み、ROM194に記憶された所定のプ
ログラムを実行することによって、前記各制御および診
断等を実行する機能を備えている。なお、演算結果、お
よび、前記A/D変換結果は、RAM195に一時保管
されると共に、該演算結果は、出力回路196を通じて
制御出力信号197として出力され、インジェクタ3等
の制御に用いられる。ただし、制御装置10の構成は、
該構成に限定されるものではない。
【0021】図3(b)に示されているように、制御装
置10は、インジェクタ3で噴射される燃料の燃料噴射
パルス幅3pと噴射時期3fを演算し、インジェクタ駆動
信号3sとして出力する。燃料噴射パルス幅3p(噴射量
Ti)は、以下の式1によって計算される。
【0022】
【数1】 Ti = KM×PM×α+Tb (式1)
【0023】ここで、PMは、前記吸気管負圧センサ7
で測定した吸気管負圧、Tbは、図4に示すインジェク
タの流量特性(Qf)の無効パルス幅補正項である。ま
た、KMは、補正係数であり、空燃比が目標値付近にな
るように全運転領域で補正を行うものである。その一例
を図5に示す。
【0024】αは、空燃比補正係数であり、空燃比セン
サ12の出力12sに応じて空燃比を目標空燃比に制御
する、フィードバック補正項である。これは、前記KM
のみでは、部品のばらつきなどで目標空燃比に制御しき
れない分を補正するものであり、空燃比センサ12にO
2センサを使用した場合の一例を図6(a)に示す。α
は、以下に記載した式2のように、比例分P(PRL、
PLR)と積分分Iとから構成されており、比例分PR
Lは、空燃比センサ信号12sがリッチ信号からリーン
信号へ反転したとき、比例分PLRは、逆にリーン信号
からリッチ信号に反転したときに加算される。また、積
分分Iは空燃比センサ信号12sがリッチ信号またはリ
ーン信号を保持している間、加算される。
【0025】
【数2】 αn=αn-1+PRL+PLR+I (式2)
【0026】ここで、PRLとPLRは、非平衡に設定
され、PRLの方がPLRよりも若干大きな値にして、
中心の実空燃比を若干リッチ側にシフトするようにする
のが一般的である。これは、図6(b)に示す如く、内
燃機関の排出ガス成分は、理論空燃比(14.7)より
も若干リーン側でNOxが最も多くなる一方、図7
(a)に示す如く、一般に使用される三元触媒コンバー
タ13の特性は、理論空燃比をリーン側に少し外れただ
けでNOxの転化効率が急激に悪化するため、NOxが
浄化されずに排出される危険性を回避するためである。
【0027】ここで、図6(a)は、各気筒の空燃比が
ほぼ均等である場合を示しているが、逆に気筒毎の空燃
比に大きな差があると、図7(b)の如く、空燃比セン
サ信号12sは、リップルが乗ったような波形になる。
これは、空燃比センサ12が、排気管11の集合部に配
置されてはいるものの、そこを通過する排気ガスは、内
燃機関1の燃焼順にしたがって各気筒から順々に排出さ
れてくるので、各気筒の空燃比に大きな差があると、空
燃比センサ12は、これに反応し、図7(b)のような
信号を出力するようになる。
【0028】一方、そのような信号に従ってαを制御す
ると、比例分が頻繁に加算されることになり、更に前述
のようにリッチ側へ空燃比をシフトする特性にしている
と、全体の空燃比が必要以上にリッチ側へシフトされる
事になり、COやHCを触媒コンバータ13が浄化し切
れずに排出してしまう危険性がある。本実施形態では、
このような問題を回避すべく、気筒毎の空燃比と全体の
空燃比を適宜制御しばらつきを吸収するものである。
【0029】前記図3(a)(b)は、4気筒内燃機関
1の各気筒の行程と燃料噴射との関係を示している。イ
ンジェクタ駆動信号3sは、1燃焼サイクル当たりの噴
射回数が2回の場合を示している。内燃機関1は、第
一、第三、第四、第二気筒の順で吸気行程を迎える。第
一気筒と第四気筒が外側に位置し、第一気筒は第二気筒
と、第四気筒は第三気筒と、隣り合わせた位置に配置さ
れている。クランク角センサ8からの内燃機関1の回転
に同期したクランク角センサ8からの特定位置信号8s
を基準信号として、該信号8sから所定時間3f経過し
た時点で燃料を噴射する。その所定時間3fを適宜調整
することで、燃料噴射時期を調整することができる。
【0030】図8は、本実施形態の燃料噴射制御装置の
制御ブロック図の全体構成を示したものである。運転状
態検出手段71は、前記吸気管負圧センサ7、クランク
角センサ8、冷却水温センサ9、及びスロットル開度セ
ンサ6等の信号を元に、過渡運転時や高温始動時などの
判定ができるように前記A/D変換などの情報処理を行
なう。燃料噴射弁駆動手段72は、前記情報をもとに、
燃料噴射弁の駆動量(噴射量)Tiと駆動位置(噴射時
期)TOFとを算出する。即ち、燃料噴射弁駆動量算出
手段72aで出力パルス3sのパルス幅3pとしての噴
射量Tiを、燃料噴射弁駆動時期算出手段72bで開始
時期TOFを算出する。前記燃料噴射弁駆動手段72か
らの前記信号は、駆動信号生成部19b、即ち、出力回
路196を介して燃料噴射弁駆動信号3sとして燃料噴
射弁3に出力される。燃料噴射弁3は、前記出力パルス
3sのパルス幅3pの間だけ燃料を噴射するよう動作す
る。
【0031】一方、空燃比センサ12の信号12sは、
前記A/D変換の後、センサ信号分析手段73に出力さ
れ、分析器73aにより燃料噴射弁の駆動時期反映成分
73bと駆動量(噴射量)反映成分73cとに分けて識
別される。その識別結果は、燃料噴射弁駆動調整手段7
4へ出力され、前記燃料噴射弁の駆動時期反映成分73
bから駆動時期調整分TFBが求められ、駆動量(噴射
量)反映成分73cから駆動量調整分αが求められる。
前記駆動時期調整分TFBと駆動量調整分αはは、各
々、燃料噴射弁駆動量算出手段72aと燃料噴射弁駆動
時期算出手段72bとに出力されて、燃料噴射弁の駆動
量Tiと駆動位置(噴射時期)TOFに反映される。
【0032】図9(a)は、前記センサ信号分析手段7
3の詳細な内部構成を示したものである。A/D変換の
後、空燃比センサからの信号12sは、電気的ノイズ成
分を除去するためローパスフィルタ(ノイズフイルタ)
81に出力される。このローパスフィルタ81は、一次
遅れ特性を持つソフトウェアフィルタであればよく、次
の式3で表される。
【0033】
【数3】 VAFn=G×VAFad+(1−G)×VAFn-1 (式3) 但し、 VAFn :フィルタ後のセンサ信号 VAFad :フィルタ前のセンサ信号 VAFn-1 :前回のVAFn G :フィルタリングゲイン(G≦1)
【0034】なお、このローパスフィルタ81は、ハー
ドウェア(電気回路)的に構成しても良く、この場合に
はA/D変換以前に電気回路内に一次遅れ特性を持つR
−Cフィルタを挿入すれば良い。図10は、R−Cフィ
ルタの回路の一例である。次に、図9(a)の周波数分
析部82は、例えばFFTなどの手法を以ってしても実
現できるが、制御装置10への組み込みソフトウェアに
おいてFFTを具現化するには、非常に高性能なCPU
と、高度なソフトウェアプログラミングが必要であり、
現実的に採用は困難である。
【0035】図11は、簡易的に空燃比センサ12の信
号12sの信号周期を測定し、分析する方法の一例を示
したものである。
【0036】まず、前述の電気的ノイズ成分を除去した
後の空燃比センサ信号12sの反転周期を計測するカウ
ンタCNT1を用意する。このCNT1は、空燃比セン
サ信号12sが反転する毎に0にリセットされるととも
に、しきい値ThCNT1と比較される。このしきい値
ThCNT1は、前記反転周期の長短を識別するもの
で、図9(a)の識別周波数85に相当し、内燃機関1
の回転速度(Ne)84によって補正される。図9
(b)は、ThCNT1とNeとの関係を示したもので
ある。
【0037】高周波成分の認識方法に関して以下に説明
する。空燃比センサ信号12sが反転した時、CNT1
の値がThCNT1を超えていたら、0にリセットする
前にその値を累積カウンタICNT1Lに足し込む。逆
にThCNT1よりも小さければICNT1Sに足し込
む。所定期間中TPRDのICNT1Lを長周期分TL
し、ICNT1Sを短周期分TSとして、この両者の比、
即ち、
【0038】
【数4】 TSratio=TS / TL (式4) を高周波成分として認識し、これを駆動時期反映部73
bとして燃料噴射弁駆動調整手段74へ伝達する。
【0039】次に、低周波成分の識別方法について説明
する。これは、簡単には、CNT1がThCNT1に到
達した時レベルをサンプリングする事によって達成され
るが、図11の(A)のようなリップルが、CNT1が
ThCNT1に到達するギリギリの時点で発生するとリ
ッチ/リーンを誤判定する恐れがある。そこで、ICN
T1LとICNT1Sから各々、正しくサンプリングした
時に0にリセットされるカウンタICNT2LとICN
T2Sを生成し、各々をサンプリング判定時間ThCN
T2と比較して、ICNT2L≧ThCNT2で、かつ
ICNT2S<ThCNT2、かつCNT1=ThCN
T1の時にサンプリングすることで前記誤判定を防止す
る。このようにして空燃比センサ信号12sからリップ
ルを除去した信号12s’を低周波成分として、前記燃
料噴射弁駆動調整手段74に伝達し、これをもとにαを
生成すれば、図6(a)に示したように乱れの無い空燃
比制御が行なえる。
【0040】なお、ThCNT2は、ThCNT1と同
じく内燃機関1の回転速度(Ne)84によって補正さ
れる。図9(b)は、ThCNT2とNeとの関係を示
したものである。なお、前記低周波成分の識別は、図1
2の如く、より簡単なローパスフィルタによっても実現
できる。空燃比センサ信号12sから前述の電気的ノイ
ズ成分を除去した後、更にローパスフィルタを介し、フ
ィルタリング後信号12sfを生成する。該フィルタリ
ング後信号12sfをスライスレベルVSLと比較し、
低周波成分12s’を生成する。なお、スライスレベル
にヒステリシスを設け、HighからLowへのスライ
スレベルをVSLL、LowからHighへのスライス
レベルをVSLHとして、低周波成分12s’を生成す
る事により、更にリップルに強い判定を行なうことがで
きる。
【0041】図13は、燃料噴射弁駆動調整手段74の
動作のフローチャートを示したものである。ステップ1
20では、内燃機関1の運転状態を取り込み、ステップ
121aでは、後述の空燃比センサ活性化判定を行い、
およびステップ121bでは、後述する空燃比センサの
故障判定を行なう。ステップ121cでは、それらの判
定結果に基づいて空燃比センサが異常か否か、或いはま
だ活性化していないか否かを判定し、空燃比センサが正
常でかつ活性化されている以外の場合(NOの場合)に
は、処理を終了する。一方、ステップ121cで前記判
定結果から、空燃比センサが正常で、かつ活性化してい
ると判定した場合は、ステップ122へ進み、前記式2
で示したように駆動調整値(空燃比補正係数)αを算出
する。
【0042】次に、ステップ123aでは、後述する外
乱判定を行ないステップ123bに進む。ステップ12
3bでは、前記外乱判定の結果に基づき外乱がある場合
には、処理を終了する。一方、ステップ123bで外乱
無しと判定した場合には、ステップ124aへ進み、後
述する過渡運転状態の判定と、高温始動の判定を行な
う。ステップ124bでは、過渡運転状態か、若しくは
高温始動状態のいずれかであり、駆動時期の調整に適し
た状態に無いと判定した場合には、処理を終了する。一
方、ステップ124bで過渡運転状態でも、高温始動状
態でもなく、駆動時期の調整に適した状態であると判定
した場合は、ステップ125に進む。
【0043】ステップ125では、前記高周波成分TS
ratioが所定値以上であり、燃料噴射弁の駆動時期
を調整するのに適しているかどうかを判定する。内燃機
関1の回転速度Neが高くなると、排気ガスの流速は高
くなり、それに応じて空燃比センサの信号波形の周期も
全体的に短くなる。したがって、前記TLに対するTS
の割合であるTSratioはTLが小さくなる分、必
然的に大きな値になり、TSが同じでも高周波成分が増
加したと誤認識してしまう。そこで、上記判定値を内燃
機関1の回転速度Neの関数とし、Neが大きくなるに
従って、判定値も大きくなるようにしておく。それでも
なお、ステップ125においてTSratioが該判定
値よりも大きいと判定した場合は、高周波成分と低周波
成分の区別が付いていない場合があり、駆動時期を調整
するのに適していないと判定し、処理を終了する。一
方、ステップ125において、TSratioが該判定
値よりも小さいと判定した場合は、ステップ126へ進
む。
【0044】ステップ126では、内燃機関1の回転速
度が所定値以下であるかを判定し、該所定値を超過して
いる場合には、処理を終了する。これは、前述の通り内
燃機関1の回転速度Neが高くなると空燃比センサの信
号波形の周期が全体的に短くなり、あるレベル以上の高
回転域では、コンピュータプログラムの処理周期や周期
計測用タイマの分解能の関係で計測誤差が大きくなり、
TSratioの値自体の信頼性が低下するため、これ
による誤判認識を防止することが目的である。一方、ス
テップ126で高回転域ではないと判定した場合は、ス
テップ127で、後述の駆動時期調整を行ない、燃料噴
射弁3の駆動時期TOFを算出する。
【0045】次に、図14は、前記図13のステップ1
21aの空燃比センサの活性化判定の手順を説明したフ
ローチャートである。空燃比センサ12は、非活性状態
では内部抵抗値が大きく、電圧信号を出力しない。活性
化すると、その内部抵抗値は低下し、その時の空燃比に
応じてHighまたはLow電圧を出力する。そこで、
ステップ131では、空燃比センサ12の信号出力VA
Fが所定値(VACTH)以上であるか否かを判定し、
ステップ132では、所定値(VACTL)以下を出力
したか否かを判定する。前記ステップ131とステップ
132で、所定値(VACTH)以上か、もしくは所定
値(VACTL)以下である場合には、ステップ133
に進む。
【0046】ステップ133では、前記状態が所定時間
継続したか否かを判定し、所定時間継続していれば、ス
テップ134に進み、空燃比センサ12が活性化したも
のと判定する。前記以外の場合には、ステップ135に
進み、空燃比センサ12が不活性状態にあると判定す
る。
【0047】図15は、空燃比センサ12の故障判定の
フローチャートである。空燃比センサ12は、正常でか
つ活性化していれば、その時々の空燃比に応じてリッチ
/リーンの信号を出力し、何れかの状態に長時間へばり
つくことはない。そこで、ステップ141で、空燃比セ
ンサ12の信号出力VAFが所定値(VNGH)以上で
あるか否かを判定すると共に、ステップ142で、所定
値(VNGL)以下を出力したか否かを判定する。前記
ステップ141とステップ142で、所定値(VNG
H)以上か、もしくは所定値(VNGL)以下である場
合には、ステップ143に進む。
【0048】ステップ143では、前記状態が所定時間
継続したか否かを判定し、空燃比センサ12が前記状態
を所定時間以上継続していれば、ステップ144に進
み、空燃比センサが故障したものと判定する。前記以外
の場合には、ステップ145に進み、空燃比センサ12
が正常状態であると判定する。
【0049】図16は、燃料蒸気(エバポ)等の外乱の
判定を行うフローチャートである。ガソリンタンク内で
発生した燃料蒸気は、通常カーボンキャニスタに一旦、
吸着され、そこから吸気系に導入される。これは、吸気
管内部の負圧によって吸引されるため、内燃機関1が低
負荷で運転されている状態、即ち吸気管圧力が深い負圧
状態にある時により多く吸引される。それらの導入口
は、エンジンルームのレイアウトの制約上、吸気管の端
に位置している場合が多いので、吸引された蒸気ガスが
いずれかの気筒に偏って吸引される傾向が強い。このよ
うな場合でも気筒毎の空燃比に差が生じるが、これを以
て、気筒毎の空燃比を調整すべく燃料噴射弁3の駆動時
期を調整すると、誤った補正を施してしまうことにな
る。特に、前記ガスは、内燃機関1が高温状態になるほ
ど大量に発生するので、その状態で調整すると低温側で
燃料噴射弁3の駆動時期が最適時期からずれてしまうこ
とになる。
【0050】前記ことを防ぐには、まず、エバポの発生
量を検知する必要があり、該検知は本出願人の出願に係
る特開平9−4524号公報に開示され、前記検知の詳
細は該公報を参照することとするが、前記図16は、前
記エバポの発生量の検知を含んだ燃料蒸気(エバポガ
ス)等の外乱の判定を行うフローチャートである。該フ
ローチャートにおいては、ステップ151で内燃機関1
の運転状態を取り込み、ステップ152では空燃比補正
係数αを読み出す。該空燃比補正係数αは、前記式
(1)から明らかなように、1.0を中心として働く補
正値である。ステップ153では、空燃比補正係数αの
平均値αaveを算出するが、これは例えば所定時間内の
時間平均値でよい。ステップ154では、該平均値αav
eの中心値1.0からの偏差EVPを算出する。エバポガス
が内燃機関1に吸引されると、混合気の空燃比はリッチ
となるので、これを理論空燃比になるように制御すべ
く、空燃比制御が、燃料噴射パルス幅3p(T1)を減
らす方向、即ち、空燃比補正係数αと平均値αaveとを
1.0よりも小さい値に補正する。従って、前記偏差EV
Pは、エバポガスが内燃機関1に吸引される量と相関し
ている。
【0051】しかし、内燃機関1に吸引されるエバポガ
スを外乱要因として、より確実に判定するためには、そ
の時の内燃機関1の運転状態等を加味する必要がある。
このため、ステップ155では、内燃機関1が高温状態
か否かを判定し、ステップ156では、内燃機関1が高
温状態にある場合に、部分負荷運転か否か、吸気管圧力
が低圧となり、エバポガスが吸引され易い状況か否かを
判定する。前記部分負荷か否かは、吸気管負圧センサ7
が所定値以上の負圧を示しているかどうか、或いは、ス
ロットル開度センサ6が所定値以下のスロットル開度を
示しているか否かで判定できる。前記ステップ155と
ステップ156での判定により、エバポガスが確実に発
生しており、かつ該エバポガスが内燃機関1に吸引され
ているかを判定できる。
【0052】ステップ157では、内燃機関1が高水温
で部分負荷である場合に、偏差EVPが所定値以上である
か否かを判定する。偏差EVPが所定値以上である場合に
は、ステップ158に進み、該ステップ158で内燃機
関1に吸引されるエバポガスに基づく外乱ありと判定す
る。ステップ155〜ステップ157で、内燃機関1の
運転状態が、高水温でなく、部分負荷でなく、或いは、
偏差EVPが所定値以下と判定された場合には、ステップ
159で、内燃機関1に吸引されるエバポガスに基づく
外乱なしと判定する。
【0053】図17は、高温の始動か否かを判定するフ
ローチャートである。内燃機関1を高温状態に放置する
と、燃料配管内部のガソリンが気化し、配管内部を気泡
が占有してしまう。その状態から始動すると、始動から
しばらくの間は、その気泡が燃料噴射弁3から噴射され
る事になり、所望の空燃比が得られず内燃機関1の燃焼
は不安定になる傾向がある。この場合、その期間の空燃
比センサ12の信号12sは、信頼できないものとなる
ので、高温の始動か否かの判定を行ない、燃料噴射弁3
の駆動時期を誤って調整することの無いようにするもの
である。
【0054】前記フローチャートのステップ161で
は、内燃機関1の運転状態を取り込み、ステップ162
とステップ163では、高水温時か否か、始動後所定時
間以内か否かを判定し、高水温時で始動後所定時間内で
ある場合には、ステップ165に進み、該ステップ16
5で高温始動と判定する。前記以外の場合には、ステッ
プ164に進み、該ステップ164で、通常の始動であ
ると判定する。
【0055】図18は、過渡運転状態か否かを判定する
フローチャートである。内燃機関1の加減速時などに負
荷が急変すると、燃料噴射弁3から噴射された後に吸気
管2の内壁に付着する燃料の量が変化するため、実際に
内燃機関1に吸引される燃料量が不安定になる傾向があ
る。こうした場合にも、空燃比センサ12の信号12s
は、燃料噴射弁3の駆動時期を調整するには信頼性が乏
しくなり、誤調整の原因となる場合がある。この誤調整
を防止するために過渡運転状態か否かを判定する。
【0056】前記フローチャートのステップ171で
は、内燃機関1の運転状態を取り込み、ステップ17
2、ステップ173、及びステップ174では、スロッ
トル開度の変化速度が大きいか否か、負荷変動が大きい
か否か、ギヤがシフトされたか否か等を判定することで
内燃機関1の負荷が変動したか否かを判定する。前記ス
テップ172、ステップ173、及びステップ174
で、スロットル開度の変化速度が大きい、負荷変動が大
きい、若しくは、ギヤがシフトされたの何れかの一つの
場合が判定された場合には、ステップ175に進み、該
ステップ175で、過渡運転状態であると判定する。前
記何れの場合にも当たらない場合は、ステップ176
で、定常運転状態であると判定する。
【0057】図19は、燃料のインジェクタ3の駆動時
期(燃料噴射時期)の調整のフローチャートである。ス
テップ181では、内燃機関1の運転状態を取り込み、
ステップ182では、基本駆動時期TOFマップを検索
する。該駆動時期TOFのマップは、書換可能な不揮発
性メモリに格納され、次の式5のごとく、吸気管負圧
(PM)、回転速度(Ne)の関数として設定すること
ができるが、無論、吸入空気量(Qa)が計測できる場
合は、吸入空気量Qaの関数としてもよいし、PMの代
わりに、Qa/Neの算出結果やスロットル開度(TV
O)を負荷状態として用いることもできる。
【0058】
【数5】 TOF = f(PM、Ne) (式5)
【0059】次に、ステップ183では、前述の高周波
成分TSratioが所定値以下に収まっているかどう
かを判定する。収まっていないと判定した場合、ステッ
プ184に進み、駆動時期を早めるか遅くするかの判定
を行なう。具体的には、その運転領域において、初めて
調整を行なう場合には、まず駆動時期を早める方向に調
整するものと判定し、その後TSratioが減少しな
い場合には遅くする方向に調整するものとする。ステッ
プ185では、既に早遅両方向に調整したか否か、及
び、早遅両方向に調整したがTSratioが減少しな
いか否かを判定する。ステップ185で早遅両方向に調
整されておらず、まだ片方向のみであれば、ステップ1
87へ進み、駆動時期TOFを調整する。ステップ18
7で駆動時期を調整する際には、駆動時期を早くする場
合は、現在のTOFから調整代TOFADJを減じ、逆
に遅くする場合は、TOFADJを加算する。
【0060】一方、ステップ183で、TSratio
が所定値以内に収まっていると判定されたか、或いはス
テップ185で、既に両方向調整し、TSratioが
減少しない場合には、ステップ186で、現状のTOF
を最適値として、現在の運転領域に該当する基本TOF
マップの値を、該最適値に書きかえる。以上、本発明の
一実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形
態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載さ
れた発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々
の変更ができるものである。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、吸気通路内のスロ
ットル弁よりも下流位置にあって、内燃機関の各気筒に
向かって前記吸気通路から分岐した分岐吸気通路内の空
気に燃料を噴射する1個の燃料噴射弁の噴射時期や燃料
噴射量を最適に制御し、内燃機関や燃料噴射弁の経年変
化や初期性能ばらつきが、各気筒の空燃比に及ぼす影響
を吸収できるので、空燃比のばらつきを抑え、運転性や
排気性能の良好な内燃機関の燃料噴射装置を簡素な構成
で安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態の燃料噴射制御装
置を備えた内燃機関のシステム構成図。
【図2】図1の燃料噴射制御装置の内部構成図。
【図3】図1の燃料噴射制御装置を備えた内燃エンジン
の各気筒の行程と燃料噴射時期との関係を示す図。
【図4】図1の内燃機関の燃料噴射弁の特性を示す図。
【図5】図1の内燃機関の燃料噴射制御装置の燃料噴射
パルス幅の補正係数を示す図。
【図6】(a)は、空燃比センサ信号と空燃比補正係数
αとの関係を示す図で、(b)は、空燃比センサ信号と
空燃比補正係数αとの関係を示す図。
【図7】(a)は、内燃機関から排出される排気ガス成
分濃度と空燃比との関係を示す図で、(b)は、触媒コ
ンバータの転化効率と空燃比との関係を示す図。
【図8】図1の内燃機関の燃料噴射制御装置の制御ブロ
ック図。
【図9】(a)は図8のセンサ信号分析手段の内部構成
を示す詳細な制御ブロック図で、(b)は、(a)の周
波数分析に係る識別値の特性を示す図。
【図10】空燃比センサの信号の電気的ノイズフィルタ
の電気回路の構成を示す図。
【図11】図9(a)の周波数分析の手法の一例を示す
図。
【図12】図9(a)の低周波成分の摘出する手法の一
例を示す図。
【図13】図8の燃料噴射弁駆動時期調整手段の制御フ
ローチャート。
【図14】図1の内燃機関の燃料噴射制御装置の空燃比
センサの活性判定の一例を示す図。
【図15】図1の内燃機関の燃料噴射制御装置の空燃比
センサの故障判定の一例を示す図。
【図16】図1の内燃機関の燃料噴射制御装置のエバポ
レータからのガスなどの外乱の有無を判定の一例を示す
図。
【図17】図1の内燃機関の燃料噴射制御装置の高温始
動か否かを判定の一例を示す図。
【図18】図1の内燃機関の燃料噴射制御装置の過渡運
転状態であるか否かの判定の一例を示す図。
【図19】図13の燃料噴射弁駆動時期調整手段の駆動
時期TOFの調整のフローチャート。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 吸気管 3 燃料噴射弁(インジェクタ) 4 スロットル弁 5 混合気 6 スロットル開度センサ 7 吸気管負圧センサ 8 クランク角センサ 9 冷却水温センサ 10 制御装置 11 排気管 12 空燃比センサ 13 触媒コンバータ 71 運転状態検出手段 72 燃料噴射弁駆動手段 73 センサ信号分析手段 74 燃料噴射弁駆動調整手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 358 F02D 45/00 358C 368 368G 368H F02M 25/08 301 F02M 25/08 301H 301U (72)発明者 永瀬 満 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 大里 征祐 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 Fターム(参考) 3G084 BA09 BA13 BA15 CA01 CA04 CA06 DA12 DA21 DA22 DA27 DA30 EA00 EA01 EB22 FA10 FA11 FA20 FA29 FA33 FA38 3G301 HA01 HA06 HA14 JA03 JA15 JA17 JA21 JB01 JB09 KA03 KA11 MA01 MA11 MA18 NA08 NB00 NB02 NB07 NC01 ND01 PA07Z PA11Z PD03A PD03Z PD04A PD04Z PE01Z PE03Z PE08Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁を有する吸気通路と、該吸
    気通路の下流から分岐した分岐吸気通路と、複数の気筒
    に向かって前記分岐吸気通路内の空気に燃料を噴射する
    一個の燃料噴射弁と、排気通路に配置された空燃比セン
    サと、を備えた内燃機関の燃料噴射制御装置において、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、該運転状態検出手段の出力信号に基づき前記燃料噴
    射弁の噴射量と噴射時期とを設定する燃料噴射弁駆動手
    段と、前記空燃比センサの出力信号を前記燃料噴射弁の
    噴射量反映成分と前記噴射時期反映成分とに分析するセ
    ンサ信号分析手段と、該分析結果に基づき前記燃料噴射
    弁の噴射量と噴射時期とを調整する燃料噴射弁駆動調整
    手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ信号分析手段は、前記空燃比
    センサの出力信号の周波数分析を行ない、該出力信号を
    高周波成分と低周波成分と分けて認識することを特徴と
    する請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ信号分析手段は、前記空燃比
    センサの出力信号から電気的ノイズ成分を除去した後、
    前記分析を行うことを特徴とする請求項2に記載の内燃
    機関の燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】 前記センサ信号分析手段は、前記内燃機
    関の回転速度に応じて前記分析の特性を補正することを
    特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関の燃料噴射
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記センサ信号分析手段は、前記内燃機
    関の回転速度が高くなるにしたがって、高周波と低周波
    とを識別する判定値を高周波数側へ補正することを特徴
    とする請求項4に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 【請求項6】 前記センサ信号分析手段は、前記空燃比
    センサの出力信号の信号周期を計測して、所定周期より
    も短い信号周期が所定時間中に占める時間を高周波成分
    と認識し、所定周期よりも長い信号周期が所定時間中に
    占める時間を低周波成分と認識することを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴
    射制御装置。
  7. 【請求項7】 前記燃料噴射弁駆動調整手段は、前記内
    燃機関に供給される混合気の空燃比を所望の値に制御す
    べく、前記センサ信号分析手段の分析結果に基づく低周
    波成分を前記燃料噴射弁の噴射量に反映させると共に、
    前記内燃機関の各気筒の空燃比を均等に制御すべく、前
    記分析結果に基づく高周波成分を前記燃料噴射弁の噴射
    時期に反映させることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  8. 【請求項8】 前記燃料噴射弁駆動調整手段は、前記運
    転状態検出手段により得られた前記内燃機関の回転速度
    が所定値以上の場合、前記センサ信号分析手段の分析結
    果における高周波成分の前記燃料噴射弁の噴射時期への
    反映を停止することを特徴とする請求項7に記載の内燃
    機関の燃料噴射制御装置。
  9. 【請求項9】 前記センサ信号分析手段の分析結果にお
    ける低周波成分と高周波成分とを比較する周波数成分比
    較手段と、該周波数成分比較結果と前記内燃機関の回転
    速度に応じて設定される予想値とを比較する比較結果検
    証手段と、該検証の結果から、予想値よりも前記周波数
    成分比較結果が所定値以上に高周波成分が多いと判定し
    た場合、前記センサ信号分析手段の分析結果における高
    周波成分の前記燃料噴射弁の噴射時期への反映を停止す
    る手段を持つことを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    か一項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  10. 【請求項10】 前記空燃比センサが活性状態にあるか
    否かを判定するセンサ活性判定手段と、前記空燃比セン
    サが故障しているか否かを判定するセンサ故障判定手段
    とのいずれかを備え、該判定手段の判定結果に基づき前
    記空燃比センサが非活性状態、もしくは故障状態にある
    場合、前記燃料噴射弁駆動調整手段が機能しないように
    する調整停止手段を持つことを特徴とする請求項1乃至
    9のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装
    置。
  11. 【請求項11】 前記運転状態検出手段の出力信号に基
    づき前記内燃機関が過渡運転状態にあるか否かを判定す
    る過渡運転状態判定手段と、前記運転状態検出手段の出
    力信号に基づき前記内燃機関が高温始動状態にあるか否
    かを判定する高温始動状態判定手段とのいずれかを備
    え、該判定手段の判定結果に基づき前記内燃機関が過渡
    運転状態、もしくは高温始動状態にある場合、前記燃料
    噴射弁駆動調整手段が機能しないようにする調整停止手
    段を備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいづれ
    か一項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  12. 【請求項12】 燃料タンクに発生する燃料蒸気をキャ
    ニスタに蓄えて前記内燃機関の吸気系に該燃料蒸気を吸
    引するエバポパージ系から吸引される燃料蒸気量が前記
    内燃機関に供給される混合気の空燃比に与える影響が大
    きいか否かを判定する燃料蒸気量判定手段と、前記燃料
    蒸気量が前記空燃比に大きな影響を及ぼしていると前記
    燃料蒸気量判定手段で判定した時に前記センサ信号分析
    手段の分析結果における高周波成分を前記燃料噴射弁の
    駆動時期に反映させるのを停止する手段と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載
    の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  13. 【請求項13】 前記燃料噴射弁駆動調整手段は、前記
    センサ信号分析手段の分析結果に基づく高周波成分を前
    記燃料噴射弁の噴射時期に反映させるにあたって前記高
    周波成分を低減すべく前記駆動時期を早くするか否かの
    判定を行う駆動時期調整方向判定手段と、該判定結果に
    基づく方向に前記噴射時期を徐々に微調整する駆動時期
    微調整手段とを備え、前記駆動時期調整方向判定手段
    は、自らの判定結果に基づき前記駆動時期微調整手段に
    より前記噴射時期が微調整された結果、前記高周波成分
    が低減しないか、もしくは増加した場合、前記噴射時期
    を逆方向に調整するように判定することを特徴とする請
    求項1乃至12のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料
    噴射制御装置。
  14. 【請求項14】 前記駆動時期調整方向判定手段は、自
    らの判定結果に基づき前記駆動時期微調整手段により前
    記噴射時期が微調整された結果、元の前記噴射時期を早
    遅何れの方向に調整しても前記高周波成分が低減しない
    か、もしくは増加した場合、元の前記噴射時期をもって
    最適位置と判定し、該最適位置を不揮発メモリに記憶す
    る記憶手段を備え、該記憶手段は、前記内燃機関の複数
    の運転状態毎に用意された複数のメモリ領域の内、当該
    運転状態に対応した領域に前記最適位置を格納するもの
    であり、前記燃料噴射弁駆動手段は、前記最適位置を反
    映した結果を基に、前記燃料噴射弁を駆動することを特
    徴とする請求項13に内燃機関の燃料噴射制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229663A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置

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