JP2000159552A - ガラスパネルシール方法 - Google Patents

ガラスパネルシール方法

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JP2000159552A
JP2000159552A JP10330955A JP33095598A JP2000159552A JP 2000159552 A JP2000159552 A JP 2000159552A JP 10330955 A JP10330955 A JP 10330955A JP 33095598 A JP33095598 A JP 33095598A JP 2000159552 A JP2000159552 A JP 2000159552A
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glass panel
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Hideo Yoshizawa
英夫 吉沢
Yoshio Kaneshiro
芳雄 金城
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/06Joining glass to glass by processes other than fusing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好なシール効果が得やすく、且つ、手間を
掛けずに経済性の高いガラスパネルを形成することが可
能なガラスパネルシール方法を提供する。 【解決手段】 対向面間に隙間Vが形成される状態に一
対の板ガラス1を配置すると共に、一対の板ガラス1外
周部間に密閉用ろう材5を介在させて隙間Vを密閉する
ガラスパネルシール方法において、ろう材5を、一対の
板ガラス1外周部間で加熱溶融し、溶融状態のろう材5
表面に形成された酸化皮膜5aが破れるように両板ガラ
ス1でろう材5を押圧し、ろう材5の中身を一対の板ガ
ラス1に直接触れる状態にして冷却固化させることで隙
間Vを密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向面間に隙間が
形成される状態に一対の板ガラスを配置すると共に、前
記一対の板ガラス外周部間に密閉用ろう材を介在させて
前記隙間を密閉するガラスパネルシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガラスパネルシール方法
としては、低融点ガラスを使用して一対の板ガラスをシ
ールしていたが、この低融点ガラスの焼結においては、
500℃前後の環境温度に保つ必要があり、例えば、板
ガラスに熱強化ガラスを用いてある場合には、前記環境
温度下に板ガラスが曝されることで熱強化度が低下して
しまう問題点があり、その問題点を解消するシール方法
として、上述のとおり、比較的低温で融解させることが
可能なろう材をシール材に用いることが考えられてい
る。即ち、ろう材であれば、融解点の低いものが用意し
やすく、且つ、固化後においては、強度が高く良好なシ
ール性を得やすいから、種々の板ガラスに対応すること
が可能である。但し、溶融させたろう材表面に酸化皮膜
ができると、その酸化皮膜が板ガラス表面と本来のろう
材との間に介在し、ろう材・板ガラス相互の付着性能が
劣ってシール効果が低くなることが懸念されるので、酸
化皮膜ができ難い状態でシールすることが重要である。
こういった意味から、従来、前記ろう材を使用して板ガ
ラスのシールを行う方法としては、次の二つの方法が考
えられている。 [1] 酸化しない雰囲気(真空や還元雰囲気等)下に
おいて前記ろう材を融解させてシール作業を行う(所
謂、雰囲気ろう付け法や、活性ろうによるろう付け
法)。 [2] ろう材に超音波を作用させて酸化皮膜が形成さ
れ難い状態にしてシール作業を行う(例えば、特公昭5
5−36032号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来から考え
られているガラスパネルシール方法によれば、特に前記
[1]の方法によれば、大気下によるシール作業は不可
能であるから、上述のような特殊な雰囲気を形成して維
持するための装置が必要となる。また、前記[2]の方
法によれば、超音波をろう材に与える装置が別途必要と
なる他、超音波の特性上、ろう材中を伝播する際に減衰
したり、伝播が不均一になって、対象となるろう材全体
への超音波の酸化膜除去作用が発揮され難い。即ち、ろ
う材のシール効果が低くなり易いと共に、上述の何れの
方法においても、特別な装置が必要となり、ガラスパネ
ル形成上のコストアップにつながるといった問題点があ
る。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、良好なシール効果が得やすく、且つ、手間を掛け
ずに経済性の高いガラスパネルを形成することが可能な
ガラスパネルシール方法を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴手段は、図3に例示するごとく、対向面間に隙間
Vが形成される状態に一対の板ガラス1を配置すると共
に、前記一対の板ガラス1外周部間に密閉用ろう材5を
介在させて前記隙間Vを密閉するガラスパネルシール方
法において、前記ろう材5を、一対の板ガラス1外周部
間で加熱溶融し、溶融状態の前記ろう材5表面に形成さ
れた酸化皮膜5aが破れるように両板ガラス1で前記ろ
う材5を押圧し、前記ろう材5の中身を前記一対の板ガ
ラス1に直接触れる状態にして冷却固化させることで前
記隙間Vを密閉するところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴手段は、図1〜4に
例示するごとく、前記一対の板ガラス1間における前記
ろう材5の配置予定位置の内側又は外側の内の少なくと
も一方側に、溶融状態の前記ろう材5の移動を規制自在
な堤防部6を予め設けておくところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴手段は、前記ろう材
5は、錫・ビスマス・鉛・亜鉛・インジウム・アンチモ
ンの内の何れか一種、又は、二種以上を主成分とするも
のであるところにある。
【0008】請求項4の発明の特徴手段は、前記ろう材
5は、銀・アルミニウム・銅の内の何れか一種、又は、
二種以上を添加してあるところにある。
【0009】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0010】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴手
段によれば、前記ろう材を、一対の板ガラス外周部間で
加熱溶融し、溶融状態の前記ろう材表面に形成された酸
化皮膜が破れるように両板ガラスで前記ろう材を押圧
し、前記ろう材の中身を前記一対の板ガラスに直接触れ
る状態にして冷却固化させることで前記隙間を密閉する
から、前記ろう材からなるシール部においては、酸化皮
膜が破れた状態で中から表れたろう材そのものが直接に
板ガラスと接当して高い接着強度を発揮することが可能
となる。従って、信頼性の高いシール効果を発揮するこ
とが可能となる。また、シールを実施するのに、従来の
ように、特殊雰囲気を形成維持する設備や、超音波を発
生して前記ろう材に伝播させる超音波発生装置等を使用
せずに、簡単な手順で両板ガラス間のシールを実施する
ことが可能となる。即ち、コストアップを緩和しなが
ら、ろう材を使用した板ガラス間のシールを高強度に確
実に実施することが可能となる。
【0011】請求項2の発明の特徴手段によれば、請求
項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加
えて、前記一対の板ガラス間における前記ろう材の配置
予定位置の内側又は外側の内の少なくとも一方側に、溶
融状態の前記ろう材の移動を規制自在な堤防部を予め設
けておくから、前記ろう材が溶融して両板ガラス間に広
がる際に、前記堤防部によってそれ以上広がるのを規制
され、予定外の範囲にまでろう材が行き渡るのを防止で
き、必要な範囲にろう材を位置させ易くなる。例えば、
前記堤防部を前記ろう材の配置予定位置の内側に設けて
あれば、前記ろう材によるシール部が必要以上に内側に
広がるのを防止でき、特に、透視性を備えた板ガラスを
使用する場合には、ろう材が広がった際(きわ)の部分
が前記堤防部に沿った形状に揃い易く、ガラスパネルの
透視範囲にろう材が不揃いにはみ出すといったことを防
止でき、ガラスパネルの美観性の向上を叶えることが可
能となる。そして、透視可能範囲をより広く確実に確保
しやすくなる。また、前記堤防部を前記ろう材の配置予
定位置の外側に設けてあれば、両板ガラス間の隙間から
溶融状態のろう材が外側へはみ出して、予定範囲に納ま
るべきろう材量が少なくなってしまうのを防止すること
が可能となる。即ち、所定量のろう材を両板ガラス間の
隙間に、より確実な状態に位置させることが可能とな
り、シール効果の維持を図ることが可能となる。そし
て、前記堤防部を前記ろう材の配置予定位置の内側と外
側とに各別に設けてあれば、上述の両方の作用を叶える
ことが可能となり、より好ましい。
【0012】請求項3の発明の特徴手段によれば、請求
項1又は2の発明による作用効果を叶えることができる
のに加えて、前記ろう材は、錫・ビスマス・鉛・亜鉛・
インジウム・アンチモンの内の何れか一種、又は、二種
以上を主成分とするものであるから、ろう材の溶融温度
の上限を約300℃程度に抑えることが可能となり、例
えば、板ガラスが熱強化ガラスであっても、シール時に
熱強化度が低下してしまうのを防止することが可能とな
る。従って、強化処理の有無を問わず種々の板ガラスシ
ールに適用させることが可能となる。また、素材そのも
のが柔らかく塑性変形性に富むから、例えば、一対の板
ガラスどうしが、熱(太陽熱や輻射熱等)を受けて撓む
ような場合にも、その動きを変形によって吸収し、板ガ
ラスに生じる残留応力の低減化を図ることが可能とな
る。
【0013】請求項4の発明の特徴手段によれば、請求
項1〜3の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、前記ろう材は、銀・アルミニウム・
銅の内の何れか一種、又は、二種以上を添加してあるか
ら、請求項3の発明の特徴手段のろう材主成分と相乗的
に作用し、例えば、共晶により更に融解温度を下げるこ
とが可能となったり、板ガラスとの濡れ性の向上を図る
ことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1・2は、本発明のガラスパネルシール
方法によって形成したガラスパネルの一例を示すもの
で、ガラスパネルPは、一対の板ガラス1間に、板面に
沿って間隔をあけて多数のスペーサ2を介在させると共
に、両板ガラス1A,1Bの外周部間にわたって外周シ
ール部4を設け、前記一対の板ガラス1の内の何れか一
方の板ガラス1Aに、両板ガラス1間の空隙部(隙間に
相当)Vを減圧密閉するための吸引部3を設けて構成し
たガラスパネル本体P1に対して、その吸引部3から前
記空隙部V内の空気を吸引した状態で密閉して形成して
ある。
【0016】前記一対の板ガラス1の内の一方の板ガラ
ス1A、及び、他方の板ガラス1Bは、共にフロート板
ガラス(厚み寸法2.65mm〜3.2mm)で構成し
てある。
【0017】前記スペーサ2は、圧縮強度が、5000
kg/cm2 以上の材料が好ましく、本実施形態におい
ては、それぞれインコネル718で形成してある。強度
が低いと、板ガラス1に作用する大気圧によってスペー
サ2が破壊し、前記空隙部Vを形成できなくなる危険性
があり、両板ガラス同士が直接に接当してガラスパネル
そのものの断熱性能が低下したり、板ガラスが破損した
りする。また、スペーサ2の形状は、円柱形状に成形し
てあり、形状寸法は、直径が0.3mm〜1.0mm
で、高さ寸法が0.15mm〜(スペーサ直径相当寸
法)に設定してある。そして、円柱形状に形成してある
ことによって、両板ガラス1に対する接当部分に、応力
集中を生じ易い角部を造り難く、板ガラス1に対して優
しい状態の支持を叶え、破壊し難くすることができる。
一方、各スペーサ2は、板面方向に沿った縦横に、20
mmの間隔で夫々設置してある。
【0018】前記外周シール部4は、また、両板ガラス
1A,1Bどうしの外周縁部間にわたって、ろう材5を
一体的に位置させて、前記空隙部Vの密閉を図ってあ
る。そして、前記空隙部Vは、前記吸引部3からの吸引
減圧操作によって、例えば、減圧環境(1.0×10-3
Torr以下)を呈する状態に構成してある。
【0019】前記吸引部3について説明する。前記吸引
部3は、図2に示すように、前記一方の板ガラス1Aに
形成した吸引口1aと、その吸引口1aに固定された吸
引用ガラス細管1bと、前記吸引口1a及び前記ガラス
細管1bを含めて上から覆うキャップ1cとを設けて構
成してある。そして、前記ガラス細管1bから前記空隙
部Vのガスを吸引した状態で、ガラス細管1b先端部を
加熱して封じきった後、その上から前記キャップ1cを
取り付けることによって吸引部は構成される。
【0020】次に、前記外周シール部4の形成方法、即
ち、ガラスパネル本体P1の外周シール方法について詳
しく説明する。 [1] 一対の板ガラス1をスペーサを介して合わせる
際に、図3(イ)に示すように、外周部のシール予定部
分を挟んだ内側・外側部分に、ステンレス製メッシュで
構成した帯状部材(堤防部に相当)6を、ガラスパネル
本体P1全周にわたる環状に各別に配置しておくと共
に、それら両帯状部材6・6間に前記ろう材5を配置し
ておく。因みに、前記帯状部材6は、40μm径のステ
ンレス線を織って、最小厚み寸法(両板ガラスを挟持し
て最も近接させた状態での厚み寸法)が前記スペーサ2
の高さ寸法と同じになるように形成してあり、ろう材5
が加熱溶融した際に流れ出るのを防止することができる
と共に、スペーサとしての役割も果たすことができる。
そして、物性的には、前記ろう材5との濡れ性の悪いも
のが好ましく、その意味で、ステンレスを選定してあ
る。また、前記ろう材5は、インジウム製の素線で、直
径が1mmのものを使用している。 [2] ガラスパネル本体の外周部に、図3(ロ)に示
すように、複数の挟持用クリップ7を取り付ける。この
クリップ7は、前記インジウム素線が加熱溶融した際に
両板ガラス1を介して前記インジウム素線を押圧し、溶
融状態の前記ろう材表面に形成された酸化皮膜5aを破
り、ろう材5の中身(酸化されてないインジウム溶融
体)を前記一対の板ガラス1に直接触れる状態にするた
めに、強力な挟持力を作用させられるように形成してあ
る。因みに、前記ろう材5は、溶融した状態において
は、表面に酸化皮膜(酸化インジウム)が形成され、表
面張力が作用した状態となる。そして、この酸化皮膜
は、板ガラス1との濡れ性が悪いこともあって、そのま
ま硬化すると板ガラス1とろう材5との付着性能が低
く、シール効果が期待し難いものである。 [3] 前記ガラスパネル本体を170℃の環境下にお
いて、前記ろう材5を溶融させた後、冷却固化させる
(図3(ハ)参照)。170℃の環境下で前記ろう材
(金属インジウムの場合の融点は156.4℃)5は溶
融すると共に、前記クリップ7による押圧力を受けて、
上述のように中身のインジウムが板ガラス1に直接触れ
る状態に広がる。そして、その状態のまま冷却すること
で固化し、密閉性の高い外周シール部4を形成すること
が可能となる。
【0021】そして、後は上述のように吸引部3から空
隙部V内の空気を吸引して減圧状態に保つことによって
断熱性の高いガラスパネルPを形成することが可能とな
る。こうして形成されたガラスパネルPは、前記外周シ
ール部4のろう材(金属インジウム)そのものが柔らか
く塑性変形性に富むから、例えば、一対の板ガラス1A
・1Bどうしが、熱(太陽熱や輻射熱等)を受けて撓む
ような場合にも、その動きを変形によって吸収し、板ガ
ラスに生じる残留応力の低減化を図ることが可能とな
る。
【0022】尚、前記ろう材としては、インジウム以外
にも、錫・ビスマス・鉛・亜鉛・インジウム・アンチモ
ンの内の何れか一種、又は、二種以上を主成分とするも
のであってもよい。更には、銀・アルミニウム・銅の内
の何れか一種、又は、二種以上を添加してあってもよ
い。
【0023】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
【0024】〈1〉 本発明のガラスパネルは、多種に
わたる用途に使用することが可能で、例えば、建築用・
乗物用(自動車の窓ガラス、鉄道車両の窓ガラス、船舶
の窓ガラス)・機器要素用(プラズマディスプレイの表
面ガラスや、冷蔵庫の開閉扉や壁部、保温装置の開閉扉
や壁部)等に用いることが可能である。 〈2〉 前記板ガラスは、先の実施形態で説明した厚み
2.65mm〜3.2mmの板ガラスに限るものではな
く、他の厚みの板ガラスであってもよい。また、一方の
板ガラスと他方の板ガラスとの厚み寸法が異なるものを
組み合わせてガラスパネルを構成してあってもよい。ま
た、ガラスの種別は任意に選定することが可能であり、
例えば型板ガラス、すりガラス(表面処理により光を拡
散させる機能を付与したガラス)、網入りガラス又は強
化ガラスや熱線吸収、紫外線吸収、熱線反射等の機能を
付与した板ガラスや、それらとの組み合わせであっても
よい。また、ガラスの組成については、ソーダ珪酸ガラ
ス(ソーダ石灰シリカガラス)や、ホウ珪酸ガラスや、
アルミノ珪酸ガラスや、各種結晶化ガラスであってもよ
い。 〈3〉 前記スペーサは、先の実施形態で説明したイン
コネル718製のスペーサに限るものではなく、例え
ば、ステンレス鋼や、それ以外にも、他の金属・石英ガ
ラス・セラミックス、ガラス・低融点ガラス等であって
もよく、要するに、外力を受けて両板ガラスどうしが接
することがないように変形しにくいものであればよい。 〈4〉 前記堤防部は、先の実施形態で説明したステン
レス製メッシュからなる帯状部材6で構成するものに限
るものではなく、ステンレス以外の金属や、セラミック
ス・ガラス等で形成してあってもよい。また、メッシュ
以外に、単なる帯状部材や線材で構成することも可能で
ある。更には、一方の板ガラス1A(又は、1B)に、
前記堤防部を予め一体的に形成しておいてもよい。ま
た、堤防部は、ろう材配置予定位置の内外両側に設ける
ことの他、図4に示すように、内外何れか一方にのみ設
けてあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラスパネルを示す一部切欠き斜視図
【図2】ガラスパネルを示す断面図
【図3】ガラスパネル形成方法を示す説明断面図
【図4】ガラスパネル形成方法の別実施形態を示す説明
断面図
【符号の説明】
1 板ガラス 5 ろう材 5a 酸化皮膜 6 堤防部 V 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E016 AA01 AA07 BA01 BA02 CA01 CB01 CC02 EA00 EA01 FA00 GA01 4G061 AA09 AA25 BA01 BA02 BA03 BA10 CA03 CB02 CB04 CB14 CD25 DA23 DA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向面間に隙間が形成される状態に一対
    の板ガラスを配置すると共に、前記一対の板ガラス外周
    部間に密閉用ろう材を介在させて前記隙間を密閉するガ
    ラスパネルシール方法であって、 前記ろう材を、一対の板ガラス外周部間で加熱溶融し、
    溶融状態の前記ろう材表面に形成された酸化皮膜が破れ
    るように両板ガラスで前記ろう材を押圧し、前記ろう材
    の中身を前記一対の板ガラスに直接触れる状態にして冷
    却固化させることで前記隙間を密閉するガラスパネルシ
    ール方法。
  2. 【請求項2】 前記一対の板ガラス間における前記ろう
    材の配置予定位置の内側又は外側の内の少なくとも一方
    側に、溶融状態の前記ろう材の移動を規制自在な堤防部
    を予め設けておく請求項1に記載のガラスパネルシール
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ろう材は、錫・ビスマス・鉛・亜鉛
    ・インジウム・アンチモンの内の何れか一種、又は、二
    種以上を主成分とするものである請求項1又は2に記載
    のガラスパネルシ−ル方法。
  4. 【請求項4】 前記ろう材は、銀・アルミニウム・銅の
    内の何れか一種、又は、二種以上を添加してある請求項
    1〜3の何れか一項に記載のガラスパネルシール方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000058234A1 (fr) * 1999-03-25 2000-10-05 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Panneau de verre et son procede de production
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