JP2000159058A - シートベルト支持装置 - Google Patents
シートベルト支持装置Info
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- JP2000159058A JP2000159058A JP10337537A JP33753798A JP2000159058A JP 2000159058 A JP2000159058 A JP 2000159058A JP 10337537 A JP10337537 A JP 10337537A JP 33753798 A JP33753798 A JP 33753798A JP 2000159058 A JP2000159058 A JP 2000159058A
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Abstract
を向上すると共に、ベルトに所定値以上の張力が加わっ
ても、ジャミング現象の発生を防止することが可能なシ
ートベルト支持装置を提供する。 【解決手段】 ベルト10を移動可能に挿通させる挿通
穴24と、挿通穴24に挿通されるベルト10が当接す
る当接面と、を備え、この当接面は、ベルト10が転が
り接触可能なローラ25a、25b及び25cと、ベル
ト10が滑り接触可能な面32と、を有し、通常の使用
条件では、ローラ25a、25b及び25cが面32よ
り突出してベルト10に接触し、ベルト10に所定値以
上の張力が加わった際には、面32がローラ25a、2
5b及び25cと同じ高さ、あるいは突出してベルト1
0に接触する。
Description
シートベルト装置のベルトを移動可能に支持するために
使用されるシートベルト支持装置、いわゆるローラース
ルーアンカー、あるいはスルーリング等に関するもので
ある。
は、乗員の安全を図るために、シートベルト装置が取付
けられている。このシートベルト装置では、座席に着座
した乗員を保護するベルト(ウエビング)の一端が、セ
ンターピラーの下方に設けられた巻取装置に連結され、
他端が、当該側壁に設けられたアンカープレートに固定
されている。さらに、このベルトには、タングプレート
が移動自在に設けられており、このタングプレートを、
前記座席を挟んで車体床部に設けられたバックル装置に
着脱自在に係合することで、ベルトの装着・装着解除を
行っている。
固定又は回転可能に支持されたシートベルト支持装置に
よって、乗員の肩拘束部から巻取装置に至るベルト中間
部が挿通自在に支持されている。この従来のシートベル
ト装置では、前記巻取装置から上方に延出したベルトが
シートベルト支持装置によって折り返されるように案内
されており、これによってベルトの方向を前方の乗員側
に変えている。
トが当接して摺動する面と、該ベルトとの間に滑り抵抗
が生じるため、ベルトを引出す際にベルトが重くなり、
またベルトを巻取る力が弱くなる傾向がある。
近年では、ベルトが当接する部分を、シートベルト支持
装置の本体に対し回転可能なローラから構成したものが
種々提案されている。
ルトが当接する部分をローラから構成した従来のシート
ベルト支持装置は、ベルトの引出し及び巻取り性は向上
するが、その反面、例えば、ベルトがローラの回転によ
り横方向にズレ、片側に寄せられる、いわゆる「ジャミ
ング現象」が起こる虞がある。
することを課題とするものであり、通常時におけるベル
トの引出し及び巻取り性を向上すると共に、ベルトに所
定値以上の張力が加わっても、ジャミング現象を発生し
にくくすることが可能なシートベルト支持装置を提供す
ることを目的とする。
め、本発明は、車体に装備されたシートベルト装置のベ
ルトを移動可能に挿通させる挿通穴と、当該挿通穴に挿
通されるベルトが当接する当接面と、を備えたシートベ
ルト支持装置であって、前記当接面は、前記ベルトが転
がり接触可能な転がり接触面と、前記ベルトが滑り接触
可能な滑り接触面と、を備え、通常の使用条件では、前
記転がり接触面が前記滑り接触面より突出して前記ベル
トに接触し、前記ベルトに所定値以上の張力が加わった
際には、前記滑り接触面が前記転がり接触面と同じ高
さ、あるいは該転がり接触面より突出して前記ベルトに
接触するシートベルト支持装置を提供するものである。
は、通常の使用条件下では、転がり接触面がベルトに接
触するため、該ベルトを引出す、または巻取る際にベル
トと当接面(転がり接触面)との間に生じる摩擦抵抗が
小さくなる。したがって、ベルトの良好な引出し及び巻
取りを行うことができる。
よって、前記ベルトに所定値以上の張力が加わった際に
は、滑り接触面がベルトに接触するため、ベルトと当接
面(主に滑り接触面)との間に生じる摩擦抵抗が大きく
なり、ベルトにジャミング現象が生じることを防止でき
る。
シートベルト支持装置について図面を参照して説明す
る。
係るシートベルト支持装置を示す正面図であり、通常状
態を示す図、図2は、図1に示すシートベルト支持装置
の一部断面図、図3は、図2の側面図、図4は、実施の
形態1に係るシートベルト支持装置を示す正面図であ
り、車両衝突事故などの衝撃によって、前記ベルトに所
定値以上の張力が加わった状態を示す図、図5は、図4
に示すシートベルト支持装置の一部断面図、図6は、図
5の側面図、図7は、実施の形態1に係るシートベルト
支持装置の本体(スルー)を示す平面図、図8は、図7
に示す本体の側面図、図9は、実施の形態1に係るシー
トベルト支持装置の一部組立分解図である。
係るシートベルト支持装置1は、車体に装備されたシー
トベルト装置(図示せず)のベルト10を移動可能に挿
通可能な開口部12(図7参照)が形成された本体11
と、本体11の開口部12内にその一部が設けられて、
前記挿通されたベルト10が挿通する挿通穴24を画定
すると共に、ベルト10を当接させて案内する当接部1
3と、を備えて構成されている。
から見て略五角形の略ホームベース形状を備えたプレー
トから構成されている。この本体11は、その略中央部
にベルト10が挿通可能な略四角形の開口部12が形成
されており、ここに後に詳述する当接部13の一部が位
置される。また、本体11の開口部12に連通する下部
と両側(図1では左右方向)には、当接部13を収納・
支持するための空間15が形成された収納部14が設け
られている。すなわち、本体11は、図8に示すように
側面から見ると、下部が空間15を画定するように略長
方体状に広げられた形状を備えている。
トベルト支持装置を、図示しない車体のボディ等に回動
可能に固定するための螺子やボルト等が挿入される固定
穴16が形成されている。さらに、固定穴16の下に
は、後に詳述する上部当接部21を固定するための固定
穴17が形成されている。
部当接部21と、下部当接部22と、を備えて構成され
ている。この当接部13は、特に図9に示すように、下
部当接部22を本体11の空間15に挿入した後、上部
当接部21を嵌め込むことで、下部当接部22の構成要
素であるローラガイド28が本体11から外れない構造
となっている。
上面に当接して、ベルト10をガイドするものであり、
後に詳述する下部当接部22と組み合わされて、ベルト
10が挿通する挿通穴24を画定する。この上部当接部
21は、後に詳述する下部当接部22を本体11の収容
部14に固定するよう、下部当接部22上に当接した状
態で配置される。この上部当接部21は、その上部略中
央部に設けられた固定部材23によって、本体11に固
定される。
25b及び25cと、ローラ25a、25b及び25c
の中心を貫通し、ローラ25a、25b及び25cを支
持する軸26と、軸26の両端を支持する軸受27a及
び27bと、軸26が上下方向に移動可能に貫通される
と共に、ローラ25a、25b及び25cを軸方向にガ
イドするローラガイド28と、軸受27a及び27bを
上方に押上げるばね29と、を備えて構成されている。
ト10の幅方向に所定の間隔をおいて軸26に配設され
ている。このローラ25a、25b及び25cは、ロー
ラ25aから25cまでの長さがベルト10の幅より短
くなるように配置されている。また、このローラ25
a、25b及び25cは、軸受27a及び27bに支持
された軸26のまわりを回転する。
軸26と一体とされ、軸26が軸受27a及び27bに
対し回転するようになっていても勿論差し支えない。
下方向に長く開口された長穴30と、ローラ25a、2
5b及び25cが上下方向に移動可能に収容される収容
部31a、31b及び31cが形成されている。このた
め、後に詳述するが、車両衝突事故などの衝撃によっ
て、ベルト10に所定以上の張力がかかり、ばね29が
下方に撓んだ際に、軸26及びローラ25a、25b及
び25cが下方に移動できるようになっている。また、
ローラガイド28の上面32(挿通穴24に面した面)
は、略水平な面となっている。
に図2及び図3に示すように、ばね29によって軸受2
7a及び27bが上方に押上げられているため、軸26
は、ローラガイド28の長穴30の上部に位置した状態
になる。このため、この軸26を貫通しているローラ2
5a、25b及び25cは、ローラガイド28の上面3
2より上方に突出した状態になっている。
ベルト10に所定以上の張力がかかり、ばね29の両端
が下方に沈んだ際には、軸受27a及び27bが下方に
下げられ、軸26は、ローラガイド28の長穴30の下
部に位置した状態になる。このため、この軸26を貫通
しているローラ25a、25b及び25cは、特に図4
〜図6に示すように、ローラガイド28の上面32と同
じ高さになる。
装置1の具体的動作について説明する。
巻取る際には、ローラ25a、25b及び25cが、ロ
ーラガイド28の上面32より挿通穴24側に突出して
いるため、ベルト10は、主に、ローラ25a、25b
及び25cに転がり接触する。また、ローラ25a、2
5b及び25cは、ローラ25aから25cまでの長さ
がベルト10の幅より短くなるように配置されているた
め、ベルト10は、これらのローラ25a、25b及び
25cと確実に転がり接触することができる。したがっ
て、ベルト10の引出し及び巻取りの際に生じる摩擦力
が低く抑えられるので、スムーズなベルトの引出し、巻
取りが行える。
ベルト10に所定以上の張力がかかった際には、ベルト
10が、ローラ25a、25b及び25cに圧力をかけ
るため、軸26が軸受27a及び27bを下方に押圧
し、これによってばね29が押し下げられる。この結
果、ローラ25a、25b及び25cは、特に図4〜図
6に示すように、ローラガイド28の上面32と同じ高
さになるため、ベルト10は、ローラガイド28の上面
32及びローラ25a、25b及び25cの両方に接触
することになる。したがって、ベルト10の引出しの際
に生じる摩擦力が、前述した通常状態に比べ、滑り摩擦
の分、大きくなるため、ジャミング現象を発生しにくく
することができる。
どの衝撃によって、ベルト10に所定以上の張力がかか
った際に、ローラ25a、25b及び25cと、ローラ
ガイド28の表面32とが同じ高さになるように構成し
たが、これに限らず、ローラ25a、25b及び25c
は、ローラガイド28の表面32より下がった状態、す
なわち、ローラガイド28の表面32の方が、ローラ2
5a、25b及び25cより、挿通穴24側に突出した
状態となるようにしてもよい。このようにすることで、
ベルト10に所定以上の張力がかかった際には、ベルト
10がローラガイド28の表面32に滑り接触すること
になり、ベルト10の摩擦抵抗が大きくなり、ジャミン
グ現象の発生をさらに防ぐことができる。
態2に係るシートベルト支持装置について、図面を参照
して説明する。
ト支持装置の一部断面図であって、通常状態を示す図で
ある。
係るシートベルト支持装置1と同様の部材には、同一の
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
2の、実施の形態1に係るシートベルト支持装置1と異
なる点は、下部当接部の構成要素であるローラを軸の中
央部に1ヶ所設置した点である。
33は、図10に示すように、1個のローラ35と、ロ
ーラ35の中心を貫通し、ローラ35を支持する軸26
と、軸26の両端を支持する軸受27a及び27bと、
軸26が上下方向に移動可能に貫通されると共に、ロー
ラ35を軸方向にガイドするローラガイド37と、軸受
27a及び27bを上方に押上げるばね29と、を備え
て構成されている。
央に位置するように、軸26の中央部に配設されてい
る。このローラ35は、軸受27a及び27bに支持さ
れた軸26の回転によって回転する。
した収容部31a、31b及び31cの代わりに、ロー
ラ35を上下方向に移動可能に収容する収容部36が、
ベルト10の幅方向中央部に形成されている以外は、実
施の形態1に係るローラガイド28と同様の構成を備え
ている。
施の形態1に係るシートベルト支持装置1と同様に、ロ
ーラ35がローラガイド37の上面38より上方に突出
した状態になっている。また、車両衝突事故などの衝撃
によって、ベルト10に所定以上の張力がかけられた際
には、ローラ35がローラガイド37の上面38と同じ
高さになるよう下げられる。
出す、または巻取る際には、ベルト10は、主に、ロー
ラ35に転がり接触するため、ベルト10の引出し及び
巻取りの際に生じる摩擦力が低く抑えられるので、スム
ーズなベルトの引出し、巻取りが行える。
ベルト10に所定以上の張力がかかった際には、ベルト
10が、ローラ35に圧力をかけるため、軸26が軸受
27a及び27bを下方に押圧し、これによってばね2
9が押し下げられる結果、ローラ35がローラガイド3
7の上面38と同じ高さになる。このため、ベルト10
は、ローラガイド37の上面38とローラ35の両方に
接触することになる。したがって、ベルト10の引出し
の際に生じる摩擦力が、前述した通常状態に比べ大きく
なるため、ジャミング現象を発生しにくくすることがで
きる。
態3に係るシートベルト支持装置について、図面を参照
して説明する。
ト支持装置の一部断面図であって、通常状態を示す図で
ある。
係るシートベルト支持装置1と同様の部材には、同一の
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
3の、実施の形態1に係るシートベルト支持装置1と異
なる点は、下部当接部の構成要素であるローラを軸の一
端側に1ヶ所と、中央部に1ヶ所設置した点である。
43は、図11に示すように、2個のローラ45a及び
45bと、ローラ45a及び45bの中心を貫通し、ロ
ーラ45a及び45bを支持する軸26と、軸26の両
端を支持する軸受27a及び27bと、軸26が上下方
向に移動可能に貫通されると共に、ローラ45a及び4
5bを軸方向にガイドするローラガイド47と、軸受2
7a及び27bを上方に押上げるばね29と、を備えて
構成されている。
方の端部に位置するように、軸26の一端側に配設され
ている。また、ローラ45bは、ベルト10の幅方向中
央部から他方の端部側に若干ずれた部分に位置するよう
に、軸26の中央部より他端側に配設されている。この
構成により、ベルト10の幅方向他端部は、通常状態で
は、ローラガイド47の上面48に接触し、この部分は
滑り接触することになる。これらのローラ45a及び4
5bは、軸受27a及び27bに支持された軸26に支
持されて回転する。
した収容部31a、31b及び31cの代わりに、ロー
ラ45a及び45bを上下方向に移動可能に収容する収
容部46a及び46bが形成されている以外は、実施の
形態1に係るローラガイド28と同様の構成を備えてい
る。
施の形態1に係るシートベルト支持装置1と同様に、ロ
ーラ45a及び45bがローラガイド47の上面48よ
り上方に突出した状態になっている。また、車両衝突事
故などの衝撃によって、ベルト10に所定以上の張力が
かけられた際には、ローラ45a及び45bがローラガ
イド47の上面48と同じ高さになるよう下げられる。
は、通常状態で、ベルト10を引出す、または巻取る際
には、ベルト10の幅方向他端部は、ローラガイド47
の上面48に滑り接触し、それ以外のローラ45a及び
45bと接触している部分は、転がり接触する。このた
め、ベルト10の幅方向他端部は、摩擦抵抗が大きくな
るため、こちら側でジャミング現象が起こりにくくする
ことができる。
支持装置の取付け位置によって、車両の前方側に起き易
いか、後方側に起き易いかが決まる。このため、ジャミ
ング現象が起き易い側のベルト10の摩擦抵抗を、前述
のような態様で大きくすることで、このジャミング現象
を防止することができる。
11とは反対側)が、ローラガイド47の上面48と滑
り接触するように構成した例であるが、その基本的な構
造は、図11に示すシートベルト支持装置3と同様であ
るため、その説明は省略する。
類のシートベルト支持装置を用意することで、ジャミン
グ現象の起こる方向に応じて、シートベルト支持装置を
選択して車体に取付けることができ、さらに効果的なジ
ャミング現象を起こりにくくする効果を得ることができ
る。
ベルト10に所定以上の張力がかかった際には、前述し
た実施の形態1と同様に、ローラ45a及び45bがロ
ーラガイド47の上面48と同じ高さになり、ベルト1
0が滑り接触する面積が増加するため、ベルト10の引
出しの際に生じる摩擦力が、前述した通常状態に比べ大
きくなる。さらに、ジャミング現象が起き易い側の摩擦
力が、実施の形態1に係るシートベルト支持装置1より
大きくなっているため、さらにジャミング現象の発生を
防ぐことができる。
態4に係るシートベルト支持装置について、図面を参照
して説明する。
ト支持装置の正面図であって、通常状態を示す図、図1
4は、実施の形態4に係るシートベルト支持装置を示す
正面図であり、車両衝突事故などの衝撃によって、前記
ベルトに所定値以上の張力が加わった状態を示す図であ
る。
係るシートベルト支持装置1と同様の部材には、同一の
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
4の、実施の形態1に係るシートベルト支持装置1と異
なる点は、ローラガイド28の上面32のベルト10が
接触可能な部分に、複数の細かい凹凸50を形成し、こ
の部分の摩擦係数を大きくした点である。
は、通常状態では、実施の形態1に係るシートベルト支
持装置1と同様の動作を示す。
ベルト10に所定以上の張力がかかった際にも、同様の
動作を示すが、ベルト10が滑り接触する部分の摩擦係
数が大きくなっているため、及び、凹凸により横方向へ
のベルトのズレに対する抵抗が大きくなっているため、
より一層ジャミング現象を発生しにくくすることができ
る。
8の上面32のベルト10が接触可能な部分に、複数の
細かい凹凸50を形成した場合について説明したが、こ
れに限らず、凹凸50は、ローラガイド28の上面32
のジャミング現象が起こり易い側にのみ形成してもよ
い。
力付与剤を塗布してもよく、ローラガイド28自身を高
い摩擦材料で形成するなど、ローラガイド28の上面3
2の摩擦係数を向上させる種々の方法を採用することが
できる。
25a、25b及び25cの表面に、軸26の軸線方向
と直交する溝51を形成し、ローラ25a、25b及び
25cの表面の摩擦抵抗を大きくすると共に、ベルトの
横方向へのズレに対する抵抗を大きくすることで、ジャ
ミング現象を発生しにくくすることができる。
表面の摩擦抵抗を大きくする方法としては、前述の溝5
1の形成の他、ローラ表面に摩擦力付与剤を塗布しても
よく、ローラ自身を高い摩擦材料で形成するなど、種々
の方法を採用することができる。
態で説明した構成のシートベルト支持装置に組み合わせ
ることも可能であることは勿論である。
態5に係るシートベルト支持装置について、図面を参照
して説明する。
ト支持装置の一部断面図であって、通常状態を示す図で
ある。
び2に係るシートベルト支持装置と同様の部材には、同
一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
5の、実施の形態2に係るシートベルト支持装置2と異
なる点は、車両衝突事故などの衝撃によって、ベルト1
0に所定以上の張力がかかり、ローラ35が下げられた
際に、ローラ35の回転が阻止される点である。
ド57には、実施の形態2に係るローラガイド37の収
容部36と同様の収容部56が形成されている。この収
容部56の内側であって、ローラ35が下げられた際
に、ローラ35の表面と接触することが可能な位置に
は、内側に向けて突出した凸部52が形成されている。
この凸部52は、互いに間隔をおいて任意の数で設けて
もよく、収容部57の内壁に沿って周状に形成してもよ
い。
の摩擦力をより大きくするために、凹凸を形成したり、
摩擦力付与剤を塗布したり、凸部52自身を高摩擦材料
で形成するなど、種々の摩擦力向上処理を施してもよ
い。
は、通常状態では、ローラ35が上方に押上げられてい
るため、凸部52と接触することなく、実施の形態2に
係るシートベルト支持装置2と同様の動作を示す。
ベルト10に所定以上の張力がかかった際には、実施の
形態2と同様に、ローラ35がローラガイド57の上面
58と同じ高さになり、ベルト10は、ローラガイド5
7の上面58とローラ35の両方に接触することにな
る。この時、ローラ35は、凸部52と接触してその回
転が阻止されるため、ベルト10は、ローラ35と滑り
接触することになり、ベルト10の引出しの際に生じる
摩擦力が、従来のローラを有しないシートベルト支持装
置と同等、もしくはローラ35の表面に摩擦力向上処理
が施されている場合は、従来品より一層大きくなる。こ
のため、ジャミング現象の発生をさらに効率よく起こり
にくくすることができる。
施の形態で説明した構成のシートベルト支持装置に組み
合わせることも可能であることは勿論である。
トベルト支持装置は、通常の使用条件では、転がり接触
面が滑り接触面より突出して前記ベルトに接触し、当該
ベルトに所定値以上の張力が加わった際には、前記滑り
接触面が前記転がり接触面と同じ高さ、あるいは該転が
り接触面より突出して前記ベルトに接触する構造を備え
ている。したがって、通常の使用状態では、前記ベルト
は、シートベルト支持装置に対して主に転がり接触し、
ベルトに所定値以上の張力が加わった際には、前記ベル
トには、シートベルト支持装置に対して滑り接触により
生じる摩擦力が加わることになり、その分摩擦抵抗が大
きくなる。
の引出し及び巻取り性を向上することができると共に、
ベルトに所定値以上の張力が加わった際にも、ジャミン
グ現象を発生しにくくすることができるという効果が得
られる。
装置を示す正面図であり、通常状態を示す図である。
である。
装置を示す正面図であり、車両衝突事故などの衝撃によ
って、前記ベルトに所定値以上の張力が加わった状態を
示す図である。
である。
装置の本体(スルー)を示す平面図である。
装置の一部組立分解図である。
持装置の一部断面図であって、通常状態を示す図であ
る。
持装置の一部断面図であって、通常状態を示す図であ
る。
持装置の一部断面図であって、通常状態を示す図であ
る。
持装置の正面図であって、通常状態を示す図である。
持装置を示す正面図であり、車両衝突事故などの衝撃に
よって、前記ベルトに所定値以上の張力が加わった状態
を示す図である。
持装置の構成要素であるローラの斜視図である。
持装置の一部断面図であって、通常状態を示す図であ
る。
ーラ 25 軸 27a、27b 軸受 28、37、47、57 ローラガイド 29 ばね 32、38、48、58 上面
Claims (1)
- 【請求項1】 車体に装備されたシートベルト装置のベ
ルトを移動可能に挿通させる挿通穴と、当該挿通穴に挿
通されるベルトが当接する当接面と、を備えたシートベ
ルト支持装置であって、 前記当接面は、前記ベルトが転がり接触可能な転がり接
触面と、前記ベルトが滑り接触可能な滑り接触面と、を
備え、 通常の使用条件では、前記転がり接触面が前記滑り接触
面より突出して前記ベルトに接触し、前記ベルトに所定
値以上の張力が加わった際には、前記滑り接触面が前記
転がり接触面と同じ高さ、あるいは該転がり接触面より
突出して前記ベルトに接触するシートベルト支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33753798A JP4183812B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | シートベルト支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33753798A JP4183812B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | シートベルト支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159058A true JP2000159058A (ja) | 2000-06-13 |
JP4183812B2 JP4183812B2 (ja) | 2008-11-19 |
Family
ID=18309594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33753798A Expired - Fee Related JP4183812B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | シートベルト支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4183812B2 (ja) |
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WO2012063373A1 (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-18 | 株式会社遠州 | スルーアンカ |
JP2014223916A (ja) * | 2014-09-09 | 2014-12-04 | 株式会社遠州 | スルーアンカ |
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