JP2000158791A - 情報隠蔽印刷方法および情報隠蔽印刷物 - Google Patents

情報隠蔽印刷方法および情報隠蔽印刷物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的なインキや印刷基材を利用して、人間
が視覚的に認識できない状態で、網点に情報を内在させ
る印刷方法および印刷物を提供すること。 【解決手段】 規則に従って配置される網点群と、前記
網点群に内在するとともに、前記規則による配置との相
違が肉眼視不能であるようにした別規則により配置され
る別の網点群と、よりなる印刷対象画像において、前記
別の網点群の配置を特定の文字もしくは記号または図形
に対応する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷方法および印刷
物に係り、情報を隠蔽させた網点を印刷するための方法
および情報を隠蔽させた網点を有する印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より写真やイラストなどの連続した
濃淡(明暗)の階調を持つ画像をオフセット方式などで
印刷物上に再現するために、網点が利用されている。網
点は、人間が視認しにくいほど小さな円形や四角形など
の点であり、その大きさは100段階ほどある。また、
一定面積内に配置される網点の数は、その大きさに関係
なく一定である。これら100段階の大きさの網点は、
それぞれの大きさに応じて原稿となる画像の階調と対応
づけられている。
【0003】具体的には、写真などの原稿となる画像を
多数の区画に等分し、各区画に含まれる画像の階調を濃
淡(明暗)に応じて100階調に分け、それぞれの階調
に対応する大きさの網点に変換して、図6に示すよう
に、小さい網点31、中くらいの網点32、大きい網点
33など、大きさの異なる100段階の網点を各区画ご
とに等間隔に配置し、かつ各区画の網点の密度を同一
(同一個数)にすることにより、写真等の連続的な階調
の変化を表現するものである。
【0004】写真等を印刷するのに使われる紙は、通常
白または白に近い色であるが、例えば、この紙に白黒写
真を印刷する場合、濃淡を濃く(黒っぽく)したい部分
には、大きな黒い網点を配置しすることにより、紙の表
面がこれらの網点群で塗りつぶされる、または塗りつぶ
したのに近い状態になり、人間の視覚上濃いものとして
認識される。逆に淡く(白っぽく)したい部分には、小
さな黒い網点を配置しすることにより、紙の地色が多く
現れるので、人間の視覚上淡いものとして認識される。
【0005】また、カラー印刷をする場合は、通常、色
材の3原色である「シアン」(Cyan、以下「C」で表
す)、「マゼンタ」(Magenta、以下「M」で表す)、
「イエロー」(Yellow、以下「Y」で表す)、およびブ
ラック(Black、以下「K」で表す)の4色の網点を使
う。これは、3原色を混合することですべての色を表す
ことができると言う減色混合の理論に基づくものであ
り、3原色にくわえて、深みのある黒を表現するために
ブラックを使う。原稿の画像をスキャナなどでこれら4
色にカラー分解することにより、これらの色に応じた網
点の大きさを割り出し、4色の網点を並べ配して印刷す
ることにより、画像の色彩が表現できる。
【0006】なお、単純に4色の網点を並べ配して印刷
した場合、原稿の画像の状況によっては干渉縞が現れる
ことがあるので、図7に示すように、網点の水平方向に
対する配列の角度について、例えば、Yの網点群41を
0度、Mの網点群42を45度、Cの網点群43を75
度、Kの網点群44を105度などとして、配列の角度
を異なるものにして干渉縞の発生を抑えている。各色ご
とに網点の水平方向に対する配列角度を変えて印刷する
ことにより、干渉縞の発生を抑えている。
【0007】また、最近では、上述した、大きさの異な
る網点を同一密度で配置することにより階調を表す方法
のほかに、図8に示すように、同一の大きさの網点を異
なる密度で配置する方法が登場している。この方法は、
ラジオ放送の電波などにおける周波数変調方式の「F
M」になぞらえてFMスクリーニング方式と呼ばれてお
り、それに対して、網点を同一密度で配置する方法は、
振幅変調方式の「AM」になぞらえてAMスクリーニン
グ方式と呼ばれている。なお、画像の階調を網点の大き
さに変換する工程は、近年、コンピュータによりデジタ
ルデータ化されて処理されており、「RIP(Raster I
mage Processing、以下「RIP」とする)と呼ばれて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷物の需
要者に直接関係ない情報、例えば、印刷した工場、印刷
機械番号、ロット番号など印刷物の品質管理に関する情
報は、従来、印刷物の目立たない部位に印刷されていた
が、この情報を必要としない者にとっては、目障りなも
のとなってしまう。
【0009】そこで、この情報を写真などを印刷した部
分に人間が視覚的に認識できない状態で内在させること
ができれば、大変有効である。しかし、従来の情報を隠
蔽する印刷方法は、例えば、特開平6−107985号
や特開平10−76745号などに見られるように、特
殊なインキや特殊な印刷基材を利用するものであり、一
般的に利用されているインキや印刷基材(紙等)をその
まま使えないので、コストが高いものになってしまう。
【0010】そこで、本発明は、上記従来技術の欠点を
解消するために、一般的なインキや印刷基材を利用し
て、人間が視覚的に認識できない状態で、網点に何らか
の情報を内在させる印刷方法を提供することを目的とし
ている。また、印刷物において、一般的なインキや印刷
基材を利用して、人間が視覚的に認識できない状態で、
網点に何らかの情報を内在させた印刷物を提供すること
を第2の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、 (1)規則に従って配置された複数の網点により構成さ
れる網点群と、前記網点群に内在するとともに、前記規
則による配置との相違が肉眼視不能であるように別規則
により配置された別の複数の網点により構成される別の
網点群と、により形成された画像を印刷することを特徴
とする情報隠蔽印刷方法としたものである。 (2)さらに、(1)の印刷方法において、前記別の網
点群の配置を特定の文字もしくは記号または図形に対応
したものとすることを特徴とする情報隠蔽印刷方法とし
たものである。 (3)また、規則に従って配置された複数の網点により
構成される網点群において、前記網点群の一部の網点を
他の網点と異なる形状になして、前記網点群により形成
された画像を印刷することを特徴とする情報隠蔽印刷方
法としたものである。 (4)さらに、(3)の印刷方法において、前記一部の
網点の形状または配置を特定の文字もしくは記号または
図形に対応したものとすることを特徴とする情報隠蔽印
刷物としたものである。 (5)また、規則に従って配置される網点群と、前記網
点群に内在するとともに、前記規則による配置との相違
が肉眼視不能であるようにした別規則により配置される
別の網点群と、よりなる画像を有することを特徴とする
情報隠蔽印刷物としたものである。 (6)さらに、(5)の印刷物において、前記別の網点
群の配置を特定の文字もしくは記号または図形に対応し
たものとすることを特徴とする情報隠蔽印刷物としたも
のである。 (7)また、規則に従って配置される網点群と、前記網
点群に内在するとともに、前記網点群を構成する網点と
形状の異なる網点と、よりなる画像を有することを特徴
とする情報隠蔽印刷物としたものである。 (8)さらに、(7)の印刷物において、前記別の網点
の形状または配置を特定の文字もしくは記号または図形
に対応したものとすることを特徴とする情報隠蔽印刷物
としたものである。
【0012】なお、上記の手段における(2)、
(4)、(6)および(8)の別の網点群もしくは一部
の網点または別の網点において、その形状または配置を
透かしのような印刷物の真偽を判別するための情報とし
て利用しても良い。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、所定の規則に従って配置
される網点群と、前記網点群に内在するとともに、前記
網点群とは別の規則に従って配置される別の網点群と、
からなり、前記別の網点群の配置を特定の文字もしくは
記号または図形に対応する構成にしたので、人間が肉眼
では認識できない状態で、印刷された写真等の画像に何
らかの情報を内在させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る情報隠蔽印刷
方法および情報隠蔽印刷物の具体的な実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態を表
す図であり、また、図2は本発明の別実施形態において
文字等との対応をつけた状態を表す図である。また、図
3は、本発明の別の実施形態を表す図である。さらに、
図4は、網点の配置関係の説明図であり、図5は、本発
明のFMスクリーニング方式における実施形態を表す図
である。
【0015】まず、図1は、本発明の実施形態であり、
画像の濃淡の階調を網点の大きさに変換した際の1区画
の網点群を示すものである。別の網点群もしくは別規則
網点11、12、13は、上方にややずれた状態で配置
されており、別規則網点14、15、16は、逆に下方
にややずれた状態で配置されており、これらが周囲の網
点とは異なる規則で配置されていることが分かる。しか
し、配置位置が周囲の網点群と異なっているものの、周
囲の等間隔に配置されている周囲の網点群とは、網点自
体の大きさは変わっておらず、さらに、区画内に存在す
る網点の個数にも変更を加えていない。
【0016】したがって、従来技術により図3のように
配置された網点とは、一部の網点の配置に差異があるも
のの、1区画に含まれる網点の占める面積は同じであ
り、網点で表される色の階調に変化がない。よって、人
間の視覚上、図3のように等間隔に配置したものと、図
1のようにその配置を変化させたものとの間に差を感じ
ることはない。
【0017】ところで、本発明の実施形態における網点
を個別に識別できる程度の解像度のあるスキャナやデジ
タルカメラで画像を読み込み、さらに、コンピュータ上
で、網点の位置関係を分析することができる。例えば、
コンピュータにより、すべての網点について上下左右に
隣接する網点間の距離を求めた場合、大部分の網点は周
囲の網点と等間隔に配置されているので、網点間距離は
ある数値(以下、特定数値とする)に集中するはずであ
る。そのなかで、上下左右の4つの距離のうち2つ以上
が特定数値と異なる網点が存在した場合は、周囲の網点
と配置の規則が異なると言える。
【0018】これは、図4に示すように、ある網点が、
上下左右に配置された隣接する網点23a、23b、2
3c、23dに対して同規則配置位置24に位置する場
合は、隣接する網点23a、23b、23c、23dと
の距離はすべて特定距離になる。しかし、別規則により
配置された網点網点25、あるいは別規則により配置さ
れた網点網点26のように、同規則配置位置24と異な
る位置に存在する場合は、当然隣接する網点23a、2
3b、23c、23dとの距離が特定距離と異なってく
るので、網点の配置の規則が周囲と別のものであること
が判別できる。
【0019】なお、画像の外縁に位置する網点の場合
は、上下左右のいずれか3方向で隣接する網点のうち、
2つが特定数値でない場合に、周囲の網点と配置の規則
が異なると言える。
【0020】さらに、図1の別規則網点11、12、1
3のように、別の規則で配置される網点が3つ直列した
状態にある場合でも、別規則網点12は、上下に隣接す
る別規則網点11、13との距離が特定距離と一致する
場合があるとしても、左右の網点との距離は特定数値と
相違するので、網点の配置の規則が周囲と別のものであ
ることが判別できる。ちなみに、規則網点17は、特定
上下左右に配置された隣接する網点との距離において、
特定数値と異なるものは、別規則網点11との距離だけ
なので、別規則網点11、12、13とは配置の規則が
異なる、つまり、大部分の網点と同一の規則で配置され
たものであることが判別できる。
【0021】なお、別規則網点11、12、13に隣接
して別規則網点14、15、16のようなものが存在す
る場合、または、これらと同様の別規則網点がさらに多
数隣接し合って存在する場合、さらに、別規則網点がそ
れぞれ独立した配置規則を持っている場合などは、判別
方法がより複雑になるが各種の画像認識処理の手法によ
り判別が可能である。
【0022】また、RIP機能を持つコンピュータにお
いて、別規則網点11、12、13、14、15、16
のような周囲の網点群と異なる配置をされたものを生成
することが可能である。くわえて、例えば、別規則網点
11、12、13のような配置に対して「9」という数
字との対応関係を持たせておき、さらに、別規則網点1
4、15、16のような配置に対して「8」という数字
との対応関係を持たせておくことが可能である。さら
に、ある画像に対してRIPを行う際に、例えば、
「9」に対応する配置となる網点群を内在させてRIP
をするよう命令した場合、生成される網点群の一部が別
規則網点11、12、13のように配置させ、「8」の
場合も同様に配置させることが可能である。
【0023】そこで、以下の手順に従えば、文字等を周
囲と異なる配列をされた網点群を用いて印刷物に情報を
隠蔽することが可能となる。 (1)ある画像に対してRIPを行う。その際、一部の
網点が数字の「9」および「8」に対応する配置になる
よう命令する。これによって、生成される網点の一部
は、別規則網点11、12、13、および別規則網点1
4、15、16と同じ配置になる。 (2)この網点群を印刷する。 (3)この画像をスキャナ等で読み込み、網点の配置等
を分析するソフトウェアを持つコンピュータ上で網点の
配置を分析する。なお、このコンピュータには、あらか
じめ別規則網点11、12、13、および別規則網点1
4、15、16と同じ配置の網点群に対して、数字の
「9」および「8」が対応することを記憶させておき、
該当する網点群が発見された際には、数字の「9」およ
び「8」を出力機能を持たせておく。 (4)網点の配置を分析すると、2つの列の網点におい
て、別規則網点11、12、13、および別規則網点1
4、15、16に対応する配置の網点群が発見されるの
で、発見した結果がこの配置に対応する文数字の「9」
および「8」として出力される。
【0024】さらに、文字等に対応する網点の個数が異
なる別の実施形態においても、例えば、図2(1)に示
すような網点の配列に対して「P」という文字と対応関
係を持たせておき、さらに、図2(2)に示すような配
列に対して数字の「1」と対応関係を持たせることをあ
らかじめ行なっておけば、図1に示す実施形態と同様の
結果が得られる。
【0025】また、別規則網点群21のように、1行分
の網点群の配置を周囲と異なるものとしても、別規則網
点11、12、13、14、15、16の場合と同様
に、人間がその配列の差を視覚的に感じることはない
が、スキャナやデジタルカメラで画像を読み込み、コン
ピュータ上で網点の配置の分析を行うことにより、その
差異を判別することが可能である。そこで、別規則網点
群21のようなものは、その配置そのものを網点上の図
形として扱うことにより、所定の位置を示すマークとし
て利用することができる。
【0026】さらに、別の実施形態として、図3に示す
ように、網点の配置を変えるのではなく、網点自体の形
状を変える方法もある。 例えば、別形状網点21のよ
うに周囲の網点と形状の異なる網点を配置し、あるい
は、このような形状の異なる複数の網点を適宜配置し
て、別形状網点の形状や、別形状網点同士の位置関係を
文字等に対応させることにより、図1に示す実施形態と
同様の作用が得られる。
【0027】以上は、AMスクリーニング方式における
実施形態であるが、FMスクリーング方式においても、
図5に示すように、人間の視覚上、あたかも規則性なく
配置されているように見える網点群において、規則配置
網点群22のように、規則的に配置させた網点を内在さ
せ、この網点群に対して文字等を対応させればAMスク
リーニング方式と同様の作用を得られる。
【0028】なお、カラー印刷の場合においては、コン
ピュータが4色のうち1色の網点の配置を変更しただけ
でも認識することが可能であるので、特定の1色の網点
のみの配置を変更するだけでよい。さらに、Yは4色の
中で、人間の視覚上最も認識しにくい色であるので、配
置を変更する網点は、Yのものとするのが好ましい。
【0029】なお、上述の実施形態においては、大部分
の網点が上下左右の網点と等間隔に配置された中で、一
部の網点を別の配置の規則で、つまり上下左右の網点と
等間隔に配置されていない状態で内在させることを前提
としているが、コンピュータで認識することが可能なら
ば、大部分、あるいはすべての網点の配置規則を網点毎
に変更したり、あるいは一定の少数の網点をグループと
してまとめて、グループ毎に配置規則を変更して、文字
等との対応関係を持たせることも可能である。
【0030】また、別規則網点、別規則網点群、FMス
クリーニング方式における規則配置網点をコンピュータ
で文字、記号および図形として判別する場合において、
判別を迅速にするために、あらかじめ画像の読みとり時
における印刷物の上下(天地)を特定の向きに合わせて
決めておくと良い。このようにすれば、コンピュータ側
で読み込んだ網点の配置の方向性を判断する過程を省略
することができるので、作業の迅速化が図れる。
【0031】以上のように、様々な網点の配置に対し
て、様々な文字、記号および図形と対応関係を持たせて
おけば、人間が知覚できない情報を印刷物に内在させる
ことが可能となる。しかも、本発明の実施形態のよう
に、網点の配置を変更するにあたって、既存の印刷設備
にわずかな変更を加えるだけで済む。
【0032】近年は、コンピュータ、スキャナ、デジタ
ルカメラ、プリンタなどを用いることにより、印刷原稿
の作成、編集から印刷までのすべてを行う「DTP(Des
ktoppublishing)」が一般的になっており、RIPはD
TPの一部として含まれているので、RIPにより網点
を作成することがきわめて容易に行える。よって、様々
な印刷物の分野において応用することが可能である。
【0033】例えば、ある印刷物について、印刷した工
場、印刷機械番号、ロット番号などの情報を印刷物その
ものに持たせることができ、印刷物の品質管理が非常に
容易になることが期待できる。さらに、カラーコピー機
で再現することが困難な程度に網点の密度を高めれば、
有価証券等の偽造を防止する手段として利用することも
可能になる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、所定の
規則に従って配置される網点群と、前記網点群に内在す
るとともに、前記網点群とは別の規則に従って配置され
る別の網点群と、からなり、前記別の網点群の配置を特
定の文字もしくは記号または図形に対応する構成とした
ので、既存の印刷設備に大きな変更を加えることなく、
印刷物中に何らかの情報を内在させることができ、この
種の印刷物の生産コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を表す図である。
【図2】本発明の別実施形態において文字等との対応を
つけた状態を表す図である。
【図3】本発明の別の実施形態を表す図である。
【図4】網点の配置関係の説明図である。
【図5】本発明のFMスクリーニング方式における実施
形態を表す図である。
【図6】従来の網点の配置を表す図である。
【図7】カラー印刷における網点の角度を示す図であ
る。
【図8】FMスクリーニング方式による網点を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 別規則網点 12 別規則網点 13 別規則網点 14 別規則網点 15 別規則網点 16 別規則網点 17 規則網点 19 別規則網点群 21 別形状網点 22 規則配置網点群 23a 隣接する網点 23b 隣接する網点 23c 隣接する網点 23d 隣接する網点 24 同規則配置位置 25 別規則により配置された網点 26 別規則により配置された網点 31 小さい網点 32 中くらいの網点 33 大きい網点 41 Yの網点群 42 Mの網点群 43 Cの網点群 44 Kの網点群

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規則に従って配置された複数の網点によ
    り構成される網点群と、前記網点群に内在するととも
    に、前記規則による配置との相違が肉眼視不能であるよ
    うに別規則により配置された別の複数の網点により構成
    される別の網点群と、により形成された画像を印刷する
    ことを特徴とする情報隠蔽印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記別の網点群の配置を特定の文字もし
    くは記号または図形に対応したものとすることを特徴と
    する請求項1に記載の情報隠蔽印刷方法。
  3. 【請求項3】 規則に従って配置された複数の網点によ
    り構成される網点群において、前記網点群の一部の網点
    を他の網点と異なる形状になして、前記網点群により形
    成された画像を印刷することを特徴とする情報隠蔽印刷
    方法。
  4. 【請求項4】 前記一部の網点の形状または配置を特定
    の文字もしくは記号または図形に対応したものとするこ
    とを特徴とする請求項3に記載の情報隠蔽印刷方法。
  5. 【請求項5】 規則に従って配置される網点群と、前記
    網点群に内在するとともに、前記規則による配置との相
    違が肉眼視不能であるようにした別規則により配置され
    る別の網点群と、よりなる画像を有することを特徴とす
    る情報隠蔽印刷物。
  6. 【請求項6】 前記別の網点群の配置を特定の文字もし
    くは記号または図形に対応したものとすることを特徴と
    する請求項5に記載の情報隠蔽印刷物。
  7. 【請求項7】 規則に従って配置される網点群と、前記
    網点群に内在するとともに、前記網点群を構成する網点
    と形状の異なる網点と、よりなる画像を有することを特
    徴とする情報隠蔽印刷物。
  8. 【請求項8】 前記別の網点の形状または配置を特定の
    文字もしくは記号または図形に対応したものとすること
    を特徴とする請求項7に記載の情報隠蔽印刷物。
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