JP2000158764A - 印刷制御装置および印刷制御装置の初期化方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御装置の初期化方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JP2000158764A
JP2000158764A JP10340239A JP34023998A JP2000158764A JP 2000158764 A JP2000158764 A JP 2000158764A JP 10340239 A JP10340239 A JP 10340239A JP 34023998 A JP34023998 A JP 34023998A JP 2000158764 A JP2000158764 A JP 2000158764A
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initialization
printer
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JP10340239A
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Nobutsune Kobayashi
伸恒 小林
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレーティングシステムが初期化処理を正
常に認知できる初期化処理環境を自在に整備することで
ある。 【解決手段】 プリンタCPU401が通信可能なホス
ト装置側のオペレーティングシステムの種類を判別し、
該判別結果に基づいていずれかの初期化処理を選択的に
切り替える構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介してデータ処理装置と通信して受信する印刷情報に基
づく印刷部の印刷処理を制御する印刷制御装置および印
刷制御装置の初期化方法およびコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ホスト装置と、該ホスト装置に所
定の通信媒体を介して接続される周辺装置として使用さ
れるプリンタ装置により構成される印刷システムが普及
している。
【0003】このような印刷システムにおいて、ホスト
装置を制御するオペレーティングシステムは多種類存在
しており、ユーザはニーズに応じて適切なオペレーティ
ングシステムをホスト装置にインストールして使用する
ことが可能である。
【0004】ホスト側にいかなるオペレーティングシス
テムがインストールされていても、各々のオペレーティ
ングシステムに応じたプリンタドライバソフトウエアを
用意しておけば該プリンタ装置を使用することは可能で
ある。このような構成により、ユーザはオペレーティン
グシステムに対応した個別のプリンタ装置を用意するこ
となく、フレキシブルな印刷システムの構築が可能であ
った。
【0005】このような構成において、多くのオペレー
ティングシステムにおいては、特定の状況下、例えばそ
の起動時などに、プリンタドライバソフトウエアを介す
ることなくプリンタ装置に対して初期化信号を発信する
ものがあることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一部の
オペレーティングシステムにおいては、該初期化信号に
対するプリンタ装置の応答をタイマで監視し、一定時間
が経過しても応答なき場合には再び初期化信号を発する
ものが存在する。
【0007】一方、プリンタ装置の初期化処理は、印刷
技術の高度化に伴い複雑化、長時間化する傾向がある。
【0008】このようなオペレーティングシステムとプ
リンタ装置の組み合わせにおいて、該プリンタ装置の初
期化処理に要する応答時間が、該オペレーティングシス
テムのタイマ設定時間よりも長い場合、該オペレーティ
ングシステムはプリンタ装置の応答を検出できないた
め、該プリンタ装置に再び初期化信号を送出する。該プ
リンタ装置は2つめの初期化信号を受信すると、実行中
の初期化処理を中断して再び初期化処理を最初から開始
する。この繰り返しにより、両者は永遠に初期化処理の
ループから抜け出せなくなり、システムがダウンしてし
まうという問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、通信可能なデータ処
理装置側のオペレーティングシステムの種類を判別し
て、いずれかの初期化処理を選択的に実行させることに
より、データ処理装置からの初期化要求時に、該初期化
要求元のオペレーティングシステムに最適な初期化処理
を選択して実行でき、該オペレーティングシステムに対
して初期化終了を適時に通知して、オペレーティングシ
ステムが初期化処理を正常に認知できる初期化処理環境
を自在に整備することができる印刷制御装置および印刷
制御装置の初期化方法およびコンピュータが読み出し可
能なプログラムを格納した記憶媒体を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体(インタフェース,ネットワークを
含む)を介してデータ処理装置(図2に示すホスト装置
101)と通信して受信する印刷情報に基づく印刷部の
印刷処理を制御する印刷制御装置であって、前記印刷部
に対して異なる初期化処理を実行する複数の初期化手段
(図5に示すプリンタCPU401が図示しないROM
または他のメモリ資源に記憶される制御プログラムを実
行して初期化処理する)と、前記データ処理装置で動作
するオペレーティングシステムの種類に基づいていずれ
かの初期化手段を選択する選択手段(図5に示すプリン
タCPU401が図示しないROMまたは他のメモリ資
源に記憶される制御プログラムを実行して選択処理す
る)とを有するものである。
【0011】本発明に係る第2の発明は、前記データ処
理装置(図2に示すホスト装置101)で動作するオペ
レーティングシステムの種類を判別する判別手段(図5
に示すプリンタCPU401が図示しないROMまたは
他のメモリ資源に記憶される制御プログラムを実行して
判別処理する)を有し、前記選択手段は、前記判別手段
による判別結果に基づいていずれかの初期化手段を選択
するものである。
【0012】本発明に係る第3の発明は、前記データ処
理装置(図2に示すホスト装置101)で動作するオペ
レーティングシステムの種類を設定する設定手段を有
し、前記判別手段は、前記設定手段により設定状態から
前記データ処理装置で動作するオペレーティングシステ
ムの種類を判別するものである。
【0013】本発明に係る第4の発明は、前記判別手段
は、前記データ処理装置(ホスト装置101)から送信
されるオペレーティングシステムの種別情報を取得して
該オペレーティングシステムの種類を判別するものであ
る。
【0014】本発明に係る第5の発明は、前記判別手段
は、前記データ処理装置(ホスト装置101)のプリン
タドライバより通知されるオペレーティングシステムを
判別するための判別情報を取得して該オペレーティング
システムの種類を判別するものである。
【0015】本発明に係る第6の発明は、所定の通信媒
体(ネットワーク,インタフェースを含む)を介してデ
ータ処理装置と通信して受信する印刷情報に基づく印刷
部の印刷処理を制御する印刷制御装置の初期化方法であ
って、前記印刷部に対して異なる初期化処理を実行する
複数の初期化工程(図11に示すステップ(1)〜
(4),図12に示すステップ(1),(2))と、前
記データ処理装置で動作するオペレーティングシステム
の種類に基づいていずれかの初期化工程を選択する選択
工程(図17に示すステップ(1)〜(5))とを有す
るものである。
【0016】本発明に係る第7の発明は、前記データ処
理装置で動作するオペレーティングシステムの種類を判
別する判別工程(図17のステップ(2))を有し、前
記選択工程は、前記判別工程による判別結果に基づいて
いずれかの初期化工程を選択するものである。
【0017】本発明に係る第8の発明は、前記データ処
理装置で動作するオペレーティングシステムの種類を設
定する設定工程(図15に示すステップ(1)の前工程
であって図示しない)を有し、前記判別工程は、前記設
定工程により設定状態から前記データ処理装置で動作す
るオペレーティングシステムの種類を判別するものであ
る。
【0018】本発明に係る第9の発明は、前記判別工程
は、前記データ処理装置から送信されるオペレーティン
グシステムの種別情報を取得して該オペレーティングシ
ステムの種類を判別するものである。
【0019】本発明に係る第10の発明は、前記判別工
程は、前記データ処理装置のプリンタドライバより通知
されるオペレーティングシステムを判別するための判別
情報を取得して該オペレーティングシステムの種類を判
別するものである。
【0020】本発明に係る第11の発明は、所定の通信
媒体(ネットワーク,インタフェースを含む)を介して
データ処理装置と通信して受信する印刷情報に基づく印
刷部の印刷処理を制御するコンピュータが読み出し可能
なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記印刷部
に対して異なる初期化処理を実行する複数の初期化工程
(図11に示すステップ(1)〜(4),図12に示す
ステップ(1),(2))と、前記データ処理装置で動
作するオペレーティングシステムの種類に基づいていず
れかの初期化工程を選択する選択工程(図17に示すス
テップ(1)〜(5))とを有するコンピュータが読み
出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものであ
る。
【0021】本発明に係る第12の発明は、前記データ
処理装置で動作するオペレーティングシステムの種類を
判別する判別工程(図17のステップ(2))を有し、
前記選択工程は、前記判別工程による判別結果に基づい
ていずれかの初期化工程を選択するコンピュータが読み
出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものであ
る。
【0022】本発明に係る第13の発明は、前記データ
処理装置で動作するオペレーティングシステムの種類を
設定する設定工程(図15に示すステップ(1)の前工
程であって図示しない)を有し、前記判別工程は、前記
設定工程により設定状態から前記データ処理装置で動作
するオペレーティングシステムの種類を判別するコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納し
たものである。
【0023】本発明に係る第14の発明は、前記判別工
程は、前記データ処理装置から送信されるオペレーティ
ングシステムの種別情報を取得して該オペレーティング
システムの種類を判別するコンピュータが読み出し可能
なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0024】本発明に係る第15の発明は、前記判別工
程は、前記データ処理装置のプリンタドライバより通知
されるオペレーティングシステムを判別するための判別
情報を取得して該オペレーティングシステムの種類を判
別するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶
媒体に格納したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
実施の形態について図面を用いて説明する。
【0026】図1は、本発明に係る印刷制御装置,デー
タ処理装置を適用した印刷システムの構成を説明する図
であり、プリンタがシリアルプリンタで構成される場合
に対応する。
【0027】図において、101はパーソナルコンピュ
ーターに代表されるCPUを持つホスト装置であり、1
02はインクジェットプリンタ装置に代表されるCPU
を持つプリンタ装置であり、103はインタフェースケ
ーブルで、該ホスト装置101と該プリンタ装置102
を接続するパラレルインタフェース及びシリアルインタ
フェースに代表される情報送受手段として機能する。
【0028】図2は、図1に示した印刷システムの制御
構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0029】ホスト装置101において、201は主制
御を司っているのが中央処理装置(CPU)であり、そ
の基本的制御を指示するのがBIOS ROM202で
あり、これによりコンフィグレエションされる入出力デ
バイス環境で各デバイスの入出力手段を総括的に制御し
ている。
【0030】また、CPU201は、書き込み可能な不
揮発性メモリ装置であるフロッピーディスク(FDD)
203やハードディスク(HDD)204からフロッピ
ーディスクコントローラ205(FDC)やハードディ
スクコントロエラ206(HDC)を経由してアプリケ
ーションプログラムを読み出し、RAM等で構成される
システムメインメモリ207に展開し、またシステムメ
インメモリ207を利用してプログラムを実行する。
【0031】このとき、画面の表示方法としては、ビデ
オグラフィックアレイコントローラ208(VGAC)
を使って液晶(LCD)209にビデオメモリ(VRA
M)210に書き込まれているキャラクタ等の表示を行
い、キーボード211からのキー入力はキーボードコン
トローラ(KBC)212を経由して行われる。
【0032】ここで、数値演算プロセッサ(FPU)2
13はCPU201に対して演算処理のサポートを行う
ものである。
【0033】214はリアルタイムクロック(RTC)
で、現時点で経過時間を示すもので、システム全体の電
源が切られた状態においても、専用バッテリにより動作
は行われる。
【0034】なお、SRAMメモリ(図示しない)はシ
ステムの動作状態などシステム情報が格納されている。
このメモリも上記専用バッテリにより電源未投入時にも
その内容は保持されている。
【0035】DMAコントローラ(DMAC)215は
メモリーメモリ間、メモリーI/O間、I/O−I/O
間において高速にデータ転送を行うために、CPUの介
在無しでデータ転送を行う。割り込みコントローラ(I
PQC)216は各I/Oからの割り込みを受け付け、
優先順位に従って処理を行う。タイマは数チャンネルの
フリーラニングタイマを持ち、各種時間管理を行う。
【0036】その他外部につながるシリアルインタフェ
ース(SIO)217、拡張ポート(PORT)218
やユーザに動作状態を伝えるLEDがある。
【0037】本ホスト装置101は、インタフェース2
30を介してインタフェースケーブル103によりプリ
ンタ装置102のインタフェース231と通信を行うこ
とができる。
【0038】図3は、図1に示したプリンタ装置102
の一例を示す概略斜視図であり、例えばインクジェット
プリンタに対応する。
【0039】プリンタ装置102において、301はキ
ャリッジで、互いに平行に延在する2本のガイド軸30
4およびガイド軸305と摺動可能に係合する。これに
より、キャリッジ301は、駆動用モータおよびその駆
動力を伝達するべルト等の駆動力伝達機構(いずれも不
図示)により、ガイド軸304,ガイド軸305に沿っ
て移動することができる。
【0040】キャリッジ301には、インクジェットヘ
ッドと、このヘッドで用いられるインクを収納するイン
ク容器としてのインクタンクとを有するインクジェット
ユニット302が搭載される。
【0041】なお、インクジェットユニット302は、
インクを吐出するためのヘッドおよびこれに供給される
インクを収納する容器としてのタンクからなる。
【0042】すなわち、ブラック(Bk),シアン
(C),マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色の
各インクをそれぞれ吐出する4個のヘッドおよびこれら
のそれぞれに対応して設けられるタンクがインクジェッ
トユニット302としてキャリッジ301上に搭載され
て、モノクロあるいはフルカラー印刷が可能に構成され
ている。
【0043】また、上記インクジェットユニット302
の各ヘッドとタンクとは交互に着脱可能なものであり、
タンク内のインクまたは処理液が無くなった場合等、必
要に応じて個々のインク色毎にタンクのみを交換できる
よう設けられている。さらに、ヘッドのみを必要に応じ
て交換できることはもちろんである。なお、ヘッドおよ
びタンクの着脱の構成は、上記の例に限られず、ヘッド
とタンクが一体に成形された構成としてもよいことはも
ちろんである。
【0044】306はプリント媒体としての用紙で、装
置の前端部に設けられる挿入口から挿入され、最終的に
その搬送方向が反転され、送りローラ309によって上
記キャリッジ301の移動領域の下部に搬送される。
【0045】これにより、キャリッジ301に搭載され
たヘッドからその移動に伴ってプラテンによって支持さ
れた用紙306上のプリント領域にプリントがなされ
る。
【0046】以上のようにして、キャリッジ301の移
動に伴うヘッドの吐出口配列の幅に対応した幅のプリン
トと用紙306の送りとを交互に繰り返しながら、用紙
306全体にプリントがなされ、用紙306は装置前方
に排出される。
【0047】キャリッジ301の移動可能な領域の左端
には、キャリッジ301上の各ヘッドとそれらの下部に
おいて対向可能な回復系ユニット310が設けられ、こ
れにより非記録時等に各ヘッドの吐出口をキャップする
動作や各ヘッドの吐出口からインクを吸引する等の動作
を行うことができる。また、この左端部の所定位置はヘ
ッドのホームポジションとして設定される。
【0048】一方、装置の右端部には、スイッチや表示
素子を備えた操作部307が設けられる。ここにおける
スイッチは装置電源のオン/オフや各種プリントモード
の設定時等に使用され、表示素子は装置の各種状態を表
示する役割をする。
【0049】図4は、図1に示したプリンタ装置102
の制御構成を説明するブロック図であり、図1と同一の
ものには同一の符号を付してある。
【0050】図において、401はプリンタ装置のプリ
ンタ制御用のプリンタCPUで、ROM402に記憶さ
れたプリンタ制御プログラムやプリンタエミュレーショ
ン,印刷フォントを利用して印刷処理を制御する。
【0051】403はRAMで、印刷のための展開デー
タ、ホストからの受信データを蓄える。404はプリン
タヘッド、405はモータを駆動するモータドライバ、
406はプリンタコントローラで、RAM403のアク
セス制御やホスト装置101とのデータのやりとりやモ
ータドライバヘの制御信号送出を行う。407はサーミ
スタ等で構成される温度センサで、プリンタ装置102
の温度を検知する。
【0052】CPU401は、ROM402内の制御プ
ログラムにより本体のメカ的/電気的制御を行いつつ、
ホスト装置101からプリンタ装置102へ送られてく
るエミュレーションコマンド等の情報をプリンタコント
ローラ406内のI/Oデータレジスタから読み出し、
コマンドに対応した制御をプリンタコントローラ406
内のI/Oレジスタ、I/Oポ‐卜に書き込み、読み出
しを行う。
【0053】図5は、図4に示したプリンタコントロー
ラ406の詳細構成を説明するブロック図であり、図4
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0054】図において、501はI/Oデータレジス
タで、ホストとのコマンドレベルでのデータのやり取り
を行う。502は受信バッファコントローラで、レジス
タから受信データをRAM403に直接書き込む。
【0055】503は印刷バッファコントローラで、印
刷時にはRAMの記録データバッファから記録データを
読み出し、プリンタヘッド404に対してデータの送出
を行う。504はメモリコントローラで、RAM403
に対して3方向のメモリアクセスを制御する。505は
プリントシーケンスコントローラで、プリントシーケン
スをコントロールする。231はホストインタフェース
で、ホストとの通信を司る。
【0056】図6は、図2に示したホスト装置101の
インタフェース230とプリンタ装置102のインタフ
ェース231とのインタフェース信号の構成を説明する
図であり、情報のやり取りに用いられる信号線は、一般
的に使用されているセントロニクスのプロトコルに準じ
た信号線の配列となる場合に対応する。
【0057】図において、インタフェース230はイン
タフェース231が出力するBusy信号がLowのと
き、すなわちプリンタ装置102がレディのとき、Da
ta0〜7の信号を使用してデータを送る。このときデ
ータと一緒にnStrobe信号をデータ取り込み信号
として出力する。プリンタ装置102は該nStrob
e信号を検出すると、直ちにBusy信号を「Hig
h」にする。さらに、プリンタ装置102は、次のデー
タの取り込みが可能になったらBusy信号を「Lo
w」にする。
【0058】また、ホスト装置101はプリンタ装置1
02を初期化したい場合には、nInit信号を「Lo
w」にする。プリンタ装置102は該nInit信号を
検知すると、直ちにBusy信号を「High」にす
る。さらに、プリンタ装置102は、初期化処理が終了
して、次のデータの取り込みが可能になったらBusy
信号を「Low」にする。
【0059】以上のシーケンスを繰り返すことによって
データを継続的に送ることができる。以下、図7〜図1
0を参照して、ホスト装置101を制御する一般的なオ
ペレーティングシステムにおけるプリンタ装置の初期化
処理について説明する。以後、該オペレーティングシス
テムをオペレーティングシステム900と呼ぶ。
【0060】図7は、この種のデータ処理装置における
第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、オペレーティングシステム900における処理手順
を示している。なお、(1)はステップを示す。
【0061】図8は、図7に示した第1のデータ処理手
順に基づくインタフェース信号の状態を説明するタイミ
ングチャートであり、図6と同一のものには同一の符号
を付してある。
【0062】図7において、オペレーティングシステム
900は、初期化処理が開始されると、ステップ(1)
で、初期化信号をプリンタ装置102に送出して、初期
化処理を終了する。
【0063】これにより、図8に示すように、ホス卜装
置101がnInit信号を「Low」にすると、これ
を検知したプリンタ装置102はBusy信号を「Hi
gh」にする。
【0064】図9は、この種のデータ処理装置における
第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、初期化信号に対するプリンタ装置の応答をタイマで
監視し、一定時間が経過しても応答なき場合には再び初
期化信号を発する処理手順を具備したオペレーティング
システムにおける処理手順を示している。なお、(1)
〜(5)はステップを示す。
【0065】図10は、図9に示した第2のデータ処理
手順に基づくインタフェース信号の状態を説明するタイ
ミングチャートであり、図6と同一のものには同一の符
号を付してある。以後、該オペレーティングシステムを
オペレーティングシステム1000と呼ぶ。
【0066】図9において、オペレーティングシステム
1000は初期化処理が開始されると、ステップ(1)
で、初期化信号をプリンタ装置102に送出する。次
に、ステップ(2)で、タイムアウト判定を下すための
カウンタTime Countを「0」に初期化する。
【0067】そして、ステップ(3)において、プリン
タ装置102よりBusy信号が解除されたか否かを検
出し、Busy信号の解除が検出されたと判定した場合
には、初期化処理を終了する。
【0068】一方、ステップ(3)で、Busy信号の
解除が検出されなかったと判定した場合には、ステップ
(4)に進み、カウンタTime Countのカウン
トアップ(カウンタTime Countの値を「1」
加算する)を行う。
【0069】次に、ステップ(5)では、カウンタTi
me Countの値がタイムアウト判定用の制限値L
imitCount以下かどうかを判定して、タイムア
ウト状態に達していないと判定した場合はステップ
(3)に戻る。
【0070】一方、ステップ(5)で、タイムアウト状
態に達していると判定した場合にはステップ(1)に戻
り、初期化処理を最初から再度行う。
【0071】これにより、図10に示すように、ホスト
装置101がnInit信号を「Low」にすると、こ
れを検知したプリンタ装置102がBusy信号を「H
igh」にし、さらにホスト装置101はBusy信号
の監視を続け、タイムアウト判定時間LimitCou
ntが経過してもBuSy状態(Busy信号を「Hi
gh」)が継続している場合には、再びnInit信号
を「Low」にしてプリンタ装置102に対して初期化
処理を最初から行うよう命令する。
【0072】この例の場合、プリンタ装置102の初期
化処理所要時間は、オペレーティングシステム1000
の持つタイムアウト判定時間LimitCountに対
して大きいため、オペレーティングシステム1000は
プリンタ装置102が初期化処理を完了する前に次の初
期化処理を命令してしまう。
【0073】この繰り返しにより、ホスト装置101と
プリンタ装置102は永遠に初期化処理のループを抜け
出せなくなり、システムはダウンしてしまう。
【0074】図11は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、プリンタ装置102側の第1のプリンタ初期化
処理手順(プリンタ装置102側のプリンタコントロー
ラ406による初期化処理であって、以下、当該初期化
処理の主体を初期化手段1100と呼ぶ)に対応する。
なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0075】図11において、初期化手段1100が開
始されると、ステップ(1)で、プリンタ装置102図
示しないセンサ等の信号を判定して用紙が入っていれば
排紙を行う。
【0076】次に、ステップ(2)では、キャリッジを
ホームポジションに移動させ、印刷処理に備える。さら
に、ステップ(3)に進み、総印刷枚数や、インクジェ
ットプリンタであればインク残量などの必要な情報を、
図5に示したRAM403にセーブする。以上の処理が
終了すると、ステップ(4)に進んで、Busy信号を
「Low」にし、ホスト装置101に対して初期化処理
が終了したことを伝える。以上を遂行して、初期化手段
1100による処理が終了する。
【0077】図12は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、プリンタ装置102側の第1のプリンタ初期化
処理手順(プリンタ装置102側のプリンタコントロー
ラ406による初期化処理であって、以下、当該初期化
処理の主体を初期化手段1200と呼ぶ)に対応する。
なお、(1),(2)は各ステップを示す。
【0078】図12において、初期化手段1200が開
始されると、ステップ(1)に進み、総印刷枚数や、イ
ンクジェットプリンタであればインク残量などの必要な
情報を、RAM403にセーブする。以上の処理が終了
すると、ステップ(2)に進んで、Busy信号を「L
ow」にし、ホスト装置101に対して初期化処理が終
了したことを伝える。以上を遂行して、初期化手段12
00による処理は終了する。
【0079】図13は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、初期化手段1100と初期化手段1200を選
択して使用する場合、簡易の初期化手段1200を適用
したことによりプリンタ装置102の動作に不具合が生
じるような場合の印刷手段1300による対策処理に対
応する。なお、(1)はステップを示す。
【0080】印刷手段1300が開始されると、ステッ
プ(1)で、用紙への印刷を行い、処理を終了する。
【0081】図14は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、初期化手段1100と初期化手段1200を選
択して使用する場合、簡易の初期化手段1200を適用
したことによりプリンタ装置102の動作に不具合が生
じるような場合の印刷手段1400による対策処理に対
応する。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0082】図14においては、印刷手段1400が開
始されると、ステップ(1)で、プリンタ装置102に
紙が入っていれば排紙を行う。ステップ(2)では、キ
ャリッジをホームポジションに移動させ、印刷処理に備
える。
【0083】最後にステップ(3)に進み、用紙への印
刷を行い、処理を終了する。
【0084】図15は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、プリンタ装置102が、ホスト装置101を制
御しているオペレーティングシステムの種類を判別する
ための情報を入力する処理に対応し、該処理を実行する
主体を設定手段1500と呼ぶ。なお、(1)〜(4)
は各ステップを示す。
【0085】プリンタ装置102がパワーオンされる
と、ステップ(1)に進み、プリンタ装置102に専用
に設けられた特殊スイッチ(図示しない)をユーザが押
下したかどうかの判定を行い、該特殊キーが押下されて
いると判定した場合は、ステップ(2)に進み、プリン
タ装置102はホスト装置101を制御しているオペレ
ーティングシステムがオペレーティングシステム900
であると判定して、該情報をRAM403に記憶する。
さらに、ステップ(4)に進み、メカ及びソフトの初期
化処理を遂行して、パワーオン処理を終了する。
【0086】一方、ステップ(1)で、該特殊キーが押
下されていないと判定した場合は、ステップ(3)に進
み、プリンタ装置102は、ホスト装置101を制御し
ているオペレーティングシステムはオペレーティングシ
ステム1000であると判定して、該情報をRAM40
3に記憶し、さらに、ステップ(4)に進み、メカ及び
ソフトの初期化処理を遂行して、パワーオン処理を終了
する。
【0087】図16は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、プリンタ装置102が、ホスト装置101から
印刷情報を受信したときに行う処理にに対応する。な
お、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0088】処理が開始されると、ステップ(1)で、
ホスト装置102を制御しているオペレーティングシス
テムが何であるかの判定を行う。なお、該判定には、設
定手段1500で設定されたオペレーティングシステム
に関するRAM403上の情報が参照される。
【0089】該ステップ(1)の判定で、オペレーティ
ングシステムがオペレーティングシステム900である
と判定した場合には、上述した印刷手段1300による
処理を実行して、処理を終了する。
【0090】一方、ステップ(1)で、オペレーティン
グシステムがオペレーティングシステム1000である
と判定した場合には、ステップ(3)に進み、印刷手段
1400による処理を実行して、処理を終了する。
【0091】図17は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、プリンタ装置102がnInit信号の「Lo
w」を検出した後に行う処理に対応する。なお、(1)
〜(4)は各ステップを示す。
【0092】先ず、上述したようにnInit信号の
「Low」を検出すると、ステップ(1)で、プリンタ
装置102はBusy信号を「High」にする。さら
に、ステップ(2)で、オペレーティングシステムが何
であるかの判定を行う。なお、該判定には、設定手段1
500で設定されたオペレーティングシステムに関する
情報が参照される。
【0093】これにより、ステップ(2)で、オペレー
ティングシステムがオペレーティングシステム900で
あると判定された場合には、ステップ(3)に進み、初
期化手段1100を遂行して、ステップ(5)で、Bu
sy信号を「Low」にして、処理を終了する。
【0094】一方、ステップ(2)で、オペレーティン
グシステムがオペレーティングシステム1000である
と判定した場合には、ステップ(4)に進み、初期化手
段1200を遂行して、ステップ(5)で、Busy信
号を「Low」にして、処理を終了する。
【0095】図18は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける初期化処理状態を説明するタイミングチャートであ
り、上述した構成において、オペレーティングシステム
1000によってプリンタ装置102に対して初期化処
理が命令された場合の初期化処理タイミングに対応す
る。
【0096】図18において、ホスト装置101がnI
nit信号を「Low」にすると、これを検知したプリ
ンタ装置102は、Busy信号を「High」にす
る。さらに、ホスト装置101はBusy信号の監視を
続け、タイムアウト判定時間LimitCountが経
過しても、Busy状態が継続している場合には、再び
nInit信号を「Low」にしてプリンタ装置102
に対して初期化処理を最初から行おうとする。
【0097】しかしながら、図10で説明したタイミン
グチャートにおける動作例とは異なり、本実施形態にお
ける印刷制御装置とデータ処理装置においては、図17
に示した処理手順により、より簡易な装置初期化手段1
200が選択されるため、初期化手段に要する時間は短
い。
【0098】従って、プリンタ装置102は、オペレー
ティングシステムの持つタイムアウト判定制限値Lim
itCountを超えることなく、Busy信号を「L
ow」に落とすことができ、無限ループによるシステム
ダウンを回避することができる。
【0099】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におけ
る図15に示した処理に代わって、オペレーティングシ
ステムの種類を判別する判定手段として、専用の信号線
を設け、該信号線を用いてホスト装置101からプリン
タ装置102に対してオペレーティングシステムの種類
を送信するように構成しててもよい。
【0100】〔第3実施形態〕上記第1実施形態におけ
る図15の処理に代わって、オペレーティングシステム
の種類を判別する判定手段として、ホスト装置101側
で使用されるプリンタ装置102のドライバソフトウエ
アが、オペレーティングシステムの種類を判別するため
の判別情報を送出するように構成し、プリンタ装置10
2は該判別情報を認識してオペレーティングシステムの
種類を判別するように構成してもよい。
【0101】上記各実施形態によれば、各オペレーティ
ングシステムの特性に適したプリンタ装置初期化手段を
適用することによって、プリンタ装置の必要とする初期
化処理の効果を損なうことなくホスト装置側の初期化信
号に対するプリンタ装置のレスポンスを向上させること
ができ、安定したシステムを構成することが可能とな
る。
【0102】以下、図19に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。
【0103】図19は、本発明に係る印刷制御装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【0104】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0105】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0106】本実施形態における図9〜図11に示す機
能が外部からインストールされるプログラムによって、
ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0107】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0108】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0109】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0110】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介してデータ処理装
置と通信して受信する印刷情報に基づく印刷部の印刷処
理を制御する印刷制御装置であって、前記印刷部に対し
て異なる初期化処理を実行する複数の初期化手段と、前
記データ処理装置で動作するオペレーティングシステム
の種類に基づいていずれかの初期化手段を選択する選択
手段とを有するので、データ処理装置側のオペレーティ
ングシステムに最適な初期化処理を実行させることがで
き、オペレーティングシステムに依存した初期化要求時
に、データ処理装置側の印刷装置からの応答を監視する
ための監視時間がタイムアウトしてしまう事態を回避し
て、初期化処理を確実に終了させることができる。
【0113】第2の発明によれば、前記データ処理装置
で動作するオペレーティングシステムの種類を判別する
判別手段を有し、前記選択手段は、前記判別手段による
判別結果に基づいていずれかの初期化手段を選択するの
で、データ処理装置側のオペレーティングシステムに最
適な初期化処理を確実に実行させることができる。
【0114】第3の発明によれば、前記データ処理装置
で動作するオペレーティングシステムの種類を設定する
設定手段を有し、前記判別手段は、前記設定手段により
設定状態から前記データ処理装置で動作するオペレーテ
ィングシステムの種類を判別するので、データ処理装置
側にオペレーティングシステムを通知する機能を備えて
いない場合でも、印刷装置側から直接的にユーザがオペ
レーティングシステムの種類を設定して最適な初期化処
理が選択できるようにセットアップすることができる。
【0115】第4の発明によれば、前記判別手段は、前
記データ処理装置から送信されるオペレーティングシス
テムの種別情報を取得して該オペレーティングシステム
の種類を判別するので、データ処理装置からの送信され
る種別情報からオペレーティングシステムの種類を自動
判別して最適な初期化処理が選択できるようにセットア
ップすることができる。
【0116】第5の発明によれば、前記判別手段は、前
記データ処理装置のプリンタドライバより通知されるオ
ペレーティングシステムを判別するための判別情報を取
得して該オペレーティングシステムの種類を判別するの
で、プリンタドライバから通知されるオペレーティング
システムの種類を自動判別して最適な初期化処理が選択
できるようにセットアップすることができる。
【0117】第6,第11の発明によれば、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置と通信して受信する印刷情
報に基づく印刷部の印刷処理を制御する印刷制御装置の
初期化方法であって、所定の通信媒体を介してデータ処
理装置と通信して受信する印刷情報に基づく印刷部の印
刷処理を制御するコンピュータが読み出し可能なプログ
ラムを格納した記憶媒体であって、前記印刷部に対して
異なる初期化処理を実行する複数の初期化工程と、前記
データ処理装置で動作するオペレーティングシステムの
種類に基づいていずれかの初期化工程を選択する選択工
程とを有するので、データ処理装置側のオペレーティン
グシステムに最適な初期化処理を実行させることがで
き、オペレーティングシステムに依存した初期化要求時
に、データ処理装置側の印刷装置からの応答を監視する
ための監視時間がタイムアウトしてしまう事態を回避し
て、初期化処理を確実に終了させることができる。
【0118】第7,第12の発明によれば、前記データ
処理装置で動作するオペレーティングシステムの種類を
判別する判別工程を有し、前記選択工程は、前記判別工
程による判別結果に基づいていずれかの初期化工程を選
択するので、データ処理装置側のオペレーティングシス
テムに最適な初期化処理を確実に実行させることができ
る。
【0119】第8,第13の発明によれば、前記データ
処理装置で動作するオペレーティングシステムの種類を
設定する設定工程を有し、前記判別工程は、前記設定工
程により設定状態から前記データ処理装置で動作するオ
ペレーティングシステムの種類を判別するので、データ
処理装置側にオペレーティングシステムを通知する機能
を備えていない場合でも、印刷装置側から直接的にユー
ザがオペレーティングシステムの種類を設定して最適な
初期化処理が選択できるようにセットアップすることが
できる。
【0120】第9,第14の発明によれば、前記判別工
程は、前記データ処理装置から送信されるオペレーティ
ングシステムの種別情報を取得して該オペレーティング
システムの種類を判別するので、データ処理装置からの
送信される種別情報からオペレーティングシステムの種
類を自動判別して最適な初期化処理が選択できるように
セットアップすることができる。
【0121】第10,第15の発明によれば、前記判別
工程は、前記データ処理装置のプリンタドライバより通
知されるオペレーティングシステムを判別するための判
別情報を取得して該オペレーティングシステムの種類を
判別するので、プリンタドライバから通知されるオペレ
ーティングシステムの種類を自動判別して最適な初期化
処理が選択できるようにセットアップすることができ
る。
【0122】従って、データ処理装置からの初期化要求
時に、該初期化要求元のオペレーティングシステムに最
適な初期化処理を選択して実行でき、該オペレーティン
グシステムに対して初期化終了を適時に通知して、オペ
レーティングシステムが初期化処理を正常に認知できる
初期化処理環境を自在に整備することができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷制御装置,データ処理装置を
適用した印刷システムの構成を説明する図である。
【図2】図1に示した印刷システムの制御構成を説明す
るブロック図である。
【図3】図1に示したプリンタ装置の一例を示す概略斜
視図である。
【図4】図1に示したプリンタ装置の制御構成を説明す
るブロック図である。
【図5】図4に示したプリンタコントローラの詳細構成
を説明するブロック図である。
【図6】図2に示したホスト装置のインタフェースとプ
リンタ装置のインタフェースとのインタフェース信号の
構成を説明する図である。
【図7】この種のデータ処理装置における第1のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図7に示した第1のデータ処理手順に基づくイ
ンタフェース信号の状態を説明するタイミングチャート
である。
【図9】この種のデータ処理装置における第2のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図9に示した第2のデータ処理手順に基づく
インタフェース信号の状態を説明するタイミングチャー
トである。
【図11】本発明に係る印刷制御装置における第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る印刷制御装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る印刷制御装置における第3のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る印刷制御装置における第4のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る印刷制御装置における第5のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る印刷制御装置における第6のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係る印刷制御装置における第7のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明に係る印刷制御装置における初期化処
理状態を説明するタイミングチャートである。
【図19】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
101 ホスト装置 102 プリンタ装置 103 インタフェースケーブル 201 CPU 230,231 インタフェース 401 プリンタCPU 403 RAM 406 プリンタコントローラ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
    と通信して受信する印刷情報に基づく印刷部の印刷処理
    を制御する印刷制御装置であって、 前記印刷部に対して異なる初期化処理を実行する複数の
    初期化手段と、 前記データ処理装置で動作するオペレーティングシステ
    ムの種類に基づいていずれかの初期化手段を選択する選
    択手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理装置で動作するオペレー
    ティングシステムの種類を判別する判別手段を有し、 前記選択手段は、前記判別手段による判別結果に基づい
    ていずれかの初期化手段を選択することを特徴とする請
    求項1記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記データ処理装置で動作するオペレー
    ティングシステムの種類を設定する設定手段を有し、 前記判別手段は、前記設定手段により設定状態から前記
    データ処理装置で動作するオペレーティングシステムの
    種類を判別することを特徴とする請求項2記載の印刷制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、前記データ処理装置か
    ら送信されるオペレーティングシステムの種別情報を取
    得して該オペレーティングシステムの種類を判別するこ
    とを特徴とする請求項2記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、前記データ処理装置の
    プリンタドライバより通知されるオペレーティングシス
    テムを判別するための判別情報を取得して該オペレーテ
    ィングシステムの種類を判別することを特徴とする請求
    項2記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
    と通信して受信する印刷情報に基づく印刷部の印刷処理
    を制御する印刷制御装置の初期化方法であって、 前記印刷部に対して異なる初期化処理を実行する複数の
    初期化工程と、 前記データ処理装置で動作するオペレーティングシステ
    ムの種類に基づいていずれかの初期化工程を選択する選
    択工程と、を有することを特徴とする印刷制御装置の初
    期化方法。
  7. 【請求項7】 前記データ処理装置で動作するオペレー
    ティングシステムの種類を判別する判別工程を有し、 前記選択工程は、前記判別工程による判別結果に基づい
    ていずれかの初期化工程を選択することを特徴とする請
    求項6記載の印刷制御装置の初期化方法。
  8. 【請求項8】 前記データ処理装置で動作するオペレー
    ティングシステムの種類を設定する設定工程を有し、 前記判別工程は、前記設定工程により設定状態から前記
    データ処理装置で動作するオペレーティングシステムの
    種類を判別することを特徴とする請求項7記載の印刷制
    御装置の初期化方法。
  9. 【請求項9】 前記判別工程は、前記データ処理装置か
    ら送信されるオペレーティングシステムの種別情報を取
    得して該オペレーティングシステムの種類を判別するこ
    とを特徴とする請求項7記載の印刷制御装置の初期化方
    法。
  10. 【請求項10】 前記判別工程は、前記データ処理装置
    のプリンタドライバより通知されるオペレーティングシ
    ステムを判別するための判別情報を取得して該オペレー
    ティングシステムの種類を判別することを特徴とする請
    求項7記載の印刷制御装置の初期化方法。
  11. 【請求項11】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置と通信して受信する印刷情報に基づく印刷部の印刷処
    理を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
    を格納した記憶媒体であって、 前記印刷部に対して異なる初期化処理を実行する複数の
    初期化工程と、 前記データ処理装置で動作するオペレーティングシステ
    ムの種類に基づいていずれかの初期化工程を選択する選
    択工程と、を有することを特徴とするコンピュータが読
    み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記データ処理装置で動作するオペレ
    ーティングシステムの種類を判別する判別工程を有し、 前記選択工程は、前記判別工程による判別結果に基づい
    ていずれかの初期化工程を選択することを特徴とする請
    求項11記載のコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記データ処理装置で動作するオペレ
    ーティングシステムの種類を設定する設定工程を有し、 前記判別工程は、前記設定工程により設定状態から前記
    データ処理装置で動作するオペレーティングシステムの
    種類を判別することを特徴とする請求項12記載のコン
    ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
    体。
  14. 【請求項14】 前記判別工程は、前記データ処理装置
    から送信されるオペレーティングシステムの種別情報を
    取得して該オペレーティングシステムの種類を判別する
    ことを特徴とする請求項12記載のコンピュータが読み
    出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記判別工程は、前記データ処理装置
    のプリンタドライバより通知されるオペレーティングシ
    ステムを判別するための判別情報を取得して該オペレー
    ティングシステムの種類を判別することを特徴とする請
    求項12記載のコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
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