JP2000158531A - 成形品の位置合せ部の位置調整方法及び位置調整装置及び成形品の整形方法及び整形装置及び部品の組み付け方法 - Google Patents

成形品の位置合せ部の位置調整方法及び位置調整装置及び成形品の整形方法及び整形装置及び部品の組み付け方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形品を用いた製品の精度をローコストに向上
させることができる成形品の位置合せ部の位置調整方法
を提供する 【解決手段】成形品の他の部材に対する位置決め精度を
向上させるために成形品の位置合わ部W2a,W3a,
W4aを位置調整するための、成形品の位置合せ部の位
置調整方法であって、位置合せ部W2a,W3a,W4
aを超音波振動によって熱変形させることにより、位置
合せ部を位置調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品の他の部材
に対する位置決め精度を向上させるために成形品の突き
当て部を位置調整するための、成形品の突き当て部の位
置調整方法及び位置調整装置に関するものである。
【0002】また、成形品の整形部位を超音波振動によ
り熱変形させて、その整形部位を目標変形量だけ整形す
る成形品の整形方法および整形装置に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、成形により加工された部品を使用
する製品の場合、複数の部品を組合わせて所定の精度を
出すためには、単部品の精度の積上げでは限界があるた
め、複数の部品を組付け後、測定をして、切削等の加工
をしていた。しかしながら、このような方法では、加工
の際の変形を考慮する必要があったり、製品への切子の
混入の対策をする必要があるなどの問題があり、さら
に、製品によっては、形状的にあるいは剛性上の問題
で、加工が非常に難しいものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めには、加工をなくし、シム等の調整用の部材を選択し
て組付けしたり、あるいは、調整用の機構を新たに設け
る必要があった。
【0005】また、消耗品等の交換が前提の製品の場
合、交換時に製品本体にかかる負荷による変形を考慮す
る必要があり、そのマージンを見込んで、さらに高度で
複雑な装置の開発や、新機構の部品を設けて負荷をかけ
たままの調整が可能な新規部品を追加する必要があっ
た。しかしながら、上記のような従来技術では、ますま
す高度化し、高精度を要求される製品の部品点数の増
加、複雑化、及び生産設備のコストアップは避けられ
ず、製品のコストダウンの大きな障害となっていた。
【0006】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、成形品を用いた製品の
精度をローコストに向上させることができる成形品の位
置合せ部の位置調整方法及び位置調整装置を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、超音波振動停止
後における成形品の変形の程度を考慮して、より高精度
な整形を実施することができる成形品の整形方法および
整形装置を提供することである。また、本発明のさらに
他の目的は、精度良く部品を位置合せすることができる
部品の位置合せ方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる成形品の位置合
わせ部の位置調整方法は、成形品の他の部材に対する位
置決め精度を向上させるために前記成形品の位置合せ部
を位置調整するための、成形品の位置合せ部の位置調整
方法であって、前記位置合せ部を超音波振動によって熱
変形させることにより、前記位置合せ部を位置調整する
ことを特徴としている。
【0008】また、本発明に係わる成形品の位置合せ部
の位置調整装置は、成形品の他の部材に対する位置決め
精度を向上させるために前記成形品の位置合せ部を位置
調整するための、成形品の位置合せ部の位置調整装置で
あって、前記位置合せ部に当接し、超音波振動により前
記位置合せ部を発熱させるための超音波振動子と、該超
音波振動子に対して前記位置合せ部を付勢する付勢手段
とを具備することを特徴としている。
【0009】また、本発明に係わる部品の組み付け方法
は、第1の部品に第2の部品を組み付けるための部品の
組み付け方法であって、前記第1の部品には前記第2の
部品の位置合せ部と位置合せするための位置決め部を設
け、前記第2の部品には前記第1の部品の位置決め部に
位置合せをするための突出部を設け、前記突出部を超音
波加熱により加工して、前記第1の部品と第2の部品の
位置合わせを行うことを特徴としている。
【0010】また、本発明に係わる部品の組み付け方法
は、第1の部品と第2の部品を基準位置に合わせて組み
付けるための部品の組み付け方法であって、前記第1の
部品には前記第2の部品の位置合せ部と位置合せするた
めの位置決め部を設け、前記第2の部品には前記第1の
部品の位置決め部に位置合わせするための突出部を設
け、前記基準位置からの前記第2の部品の組み付け位置
の偏倚量を測定し、該測定結果に応じて前記突出部を超
音波加熱により加工して、前記第2の部品の位置合せ部
を補正して組み付けることを特徴としている。
【0011】また、本発明に係わる成形品の整形方法
は、成形品の整形部位を超音波振動により熱変形させ
て、その整形部位を目標変形量だけ整形する成形品の整
形方法において、前記整形部位の振動中の変形速度に基
づいて、該整形部位の振動を停止させた後における該成
形部位の振動停止後の変形量を予測し、前記整形部位の
現時点までの変形量に、前記予測した振動停止後の変形
量を加味した変形量が前記目標変形量に達したときに、
前記整形部位の振動を終了させることを特徴としてい
る。
【0012】また、本発明に係わる成形品の整形装置
は、成形品の整形部位を超音波振動により熱変形させ
て、その整形部位を目標変形量だけ整形する成形品の整
形装置において、前記整形部位の振動中の変形速度に基
づいて、該整形部位の振動を停止させた後における該成
形部位の振動停止後の変形量を予測する予測手段と、前
記整形部位の現時点までの変形量に、前記予測した振動
停止後の変形量を加味した変形量が前記目標変形量に達
したときに、前記整形部位の振動を終了させる制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0013】また、本発明に係わる部品の組み付け方法
は、第1の部品と第2の部品を位置合せして組み付ける
ための部品の組み付け方法であって、前記第1の部品の
組み付け位置におけるX軸とY軸の少なくとも2軸方向
に対応する位置に、前記第2の部品に突出部を設け、前
記第2の部品を第1の部品の組み付け位置に組み付ける
ための前記突出部の加工量を夫々測定し、該測定の結果
に応じて、前記突出部を超音波加熱により加工して前記
第1と第2の部品の位置合わせを行って組み付けるよう
にしたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる成形品の突き当て部の位置調整装置
の概略構成を示す図である。
【0016】図1において、基台1上には、一対のコラ
ム4によって支持された状態で搬送機構3が配置されて
おり、搬送機構3は、コラム4に支持されたX軸ガイド
3Aと、これに沿ってX軸方向に往復移動自在なZ軸ガ
イド3Bと、Z軸ガイド3Bに沿ってZ軸方向に往復移
動自在であるZ軸アーム3Cと、その下端に懸架された
把持装置5を有し、Z軸ガイド3B、Z軸アーム3Cは
図示されていない駆動機構によってそれぞれX軸、Z軸
に沿って駆動され、把持装置5を基台1上で移動させ
る。
【0017】基台1上には補正加工装置2が固定され、
その近傍にはワーク搬送用のコンベアCが配設されてい
る。コンベアCはワークWを保持する搬送パレットPを
紙面に垂直な軸方向に搬送する。また、基台1上には、
コンベアCによって搬入された搬送パレットPを所定位
置に決め停止するための位置決めユニットSが設けられ
る。
【0018】把持装置5は、把持機構5Aと一対のジョ
ー5Bとを有し、把持機構5Aの図示されていない駆動
機構によって開閉駆動されるジョー5Bによってワーク
を把持するように構成されている。そして把持装置5
は、位置決めユニットSによって、コンベアC上の所定
位置に位置決め停止された治具パレットP上のワークW
上に下降して、ジョー5BによってワークWを把持し、
搬送機構3によって補正加工装置2上に搬送し、下降
し、補正加工装置2にワークを受け渡すように構成され
ている。
【0019】図2は、本実施形態のワークWの概略図で
あり、(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ上
面図、正面図、下面図、右側面図である。
【0020】ワークWは、Xw,Yw,Zwの外形寸法
を持つ直方体形状のベースW1に一体成形された突起部
W2,W3,W4を有している。またベースW1には図
示されていない幾つかの部品を間に介してワークW5が
組付けされている。また、ワークW5には、製品本体に
組付けられた際に位置精度を出したい穴W5a,W5b
が形成されている。
【0021】ワークWは製品本体W0に組付けされる際
には、X方向はW1a,W2a,W3aの3ヶ所、Y方
向はW4aの1ヶ所、Z方向はW2b,W3bの2ヶ所
を突き当て基準として組付けられ、それぞれの方向にW
1b,W1c,W1dの部分に所定の荷重を加えること
によって保持されている。
【0022】図3は、本実施形態のワークWが、製品本
体W0に組付けされた際のモデル図であり、(a),
(b),(c),(d)は、それぞれ上面図、正面図、
下面図、右側面図である。ワークWのX方向はW1a,
W2a,W3aの3ヶ所、Y方向はW4aの1ヶ所、Z
方向はW2b,W3bの2ヶ所を突き当て基準として、
それぞれ製品本体W0の部材W10,W20,W30,
W40に設けられたX方向はW10a,W20a,W3
0aの3ヶ所、Y方向はW40aの1ヶ所、Z方向はW
20b,W30bの2ヶ所に突き当てして組付けられ、
それぞれ既知のバネ機構を有したクランプ部材W10
b,W10c,W10dによって、所定の荷重Fx,F
y,Fzで保持される。
【0023】ワークWの概略寸法は、Xwは40mm、Y
wは40mm、Zwは80mmであり、突起W2とW3は直
径4mmで高さ2mmであり、W4は直径5mmで高さ2mmで
ある。穴W5a,W5bの直径は約0.02mmであり、
穴ピッチは約12mmである。また荷重Fxは約1.8Kg
f、Fyは3.0Kgf、Fzは約2.5Kgfである。また、
ワークWは、熱可塑性樹脂を材料とする成形品である。
【0024】本実施形態で位置調整する部位は、図2
(c)において、穴W5a,W5bを基準にして、X方
向の突き当て部W2aまでの寸法X1、X方向の突き当
て部W2bまでの寸法X2、Y方向の突き当て部W4a
までの寸法Y1の3ヶ所であり、それぞれの寸法は、X
1,X2は10mm、Y1は15mmであり、それぞれ補正
加工による位置調整精度は±0.01mm以下である。
【0025】図4、図5、図6は本実施形態の補正加工
装置2のそれぞれ上面図、正面図、右側面図である。
【0026】図4乃至図6において、基台1上に載置さ
れたベース部材6上の所定位置に移載されたワークWの
位置調整しない突き当て部W1a,W2b、及びW3b
は、それぞれベース部材6上に固定された基準部材8の
8a部、基準部材7の7a,7bにそれぞれ突き当てら
れる。またワークWの調整対象の突き当て部W2a,W
3a,W4aは、それぞれ超音波加熱装置H,I,Jの
超音波振動子9,13,17の振動子側面9a,13
a,17aに突き当てられる。
【0027】ここで超音波発振装置H,I,Jの超音波
振動子9,13,17は、それぞれ超音波発振器12,
16,20に接続され、超音波発振器12,16,20
は、それぞれブラケット11,15,19によりベース
部材6上に固定されている。またベース部材6上に固定
されたガイド10,14,18によって超音波振動子
9,13,17の無振動点(最大応力点)9b,13
b,17bを、振動子に発生させる超音波振動に影響を
与えることなく支持している。
【0028】またワークWは、前記製品本体W0と同様
に、X,Y,Z方向にそれぞれ押付け加圧装置K,M,
Lによって押付け加圧される。押付け加圧装置K,M,
Lは、それぞれクランプ部材21,24,27を有し、
これらのクランプ部材は、それぞれブラケット22,2
5,28によりベース部材6に固定された流体圧シリン
ダー23,26,29に接続されており、流体圧シリン
ダー23,26,29によって駆動される。流体圧シリ
ンダー23,26は直動タイプであり、流体圧シリンダ
ー29は回動タイプである。
【0029】またクランプ部材21,24,27による
押付け加圧荷重の設定は、本実施形態では流体圧シリン
ダー23,26,29の流体圧を、圧力調整弁にて、製
品本体W0に組込まれた状態と同様の荷重に調整して行
っているが、既知のバネ機構により行ってもよい。
【0030】またクランプ部材21,24,27のワー
クWとの当接部には、押付け加圧が確実に行われるよう
に、既知の転がり機構を設けてもよい。
【0031】またベース部材6の下部には、ワークW5
の穴W5a,W5bの位置を測定するための測定装置3
1がブラケット32により取付けされている。またベー
ス部材6にはワークW5の穴W5a,W5bを測定する
ために穴6aが明けられている。測定装置31は、本実
施形態では要求精度と測定部位の形状から判断して、穴
W5a,W5bのそれぞれに1台、計2台のCCDカメ
ラにより画像を取込み、これを画像処理することによっ
て測定を行うことにしている。
【0032】さらに本実施形態では、超音波振動子9,
13,17にかかる負荷による位置の変化を測定するた
め、それぞれ図示されていない部材によってベース部材
6に固定された第2の測定装置41,42,43を設け
ている。第2の測定装置41,42,43は、本実施形
態では、要求精度と使い勝手の良さからレーザー式測長
器を使用している。
【0033】さらに本実施形態では、加工量の測定のた
めに、測定装置31とは別に、図示されていない部材に
よってベース部材6に固定された第3の測定装置51,
52,53を設けている。第3の測定装置51,52,
53は、本実施形態では、要求精度と使い勝手の良さか
らレーザー式測長器を使用している。
【0034】図7は上述した各装置を作動制御する制御
ブロック図を示し、各装置はコントローラ61により駆
動制御される。
【0035】次に、上記のように構成される位置調整装
置の動作について、図1乃至図7及び図8に示すフロー
チャートを参照して説明する。
【0036】まず、コンベアCによって搬入された搬送
パレットPを、位置決めユニットSによってコンベアC
上の所定位置に位置決め停止させる(ステップ1)。
【0037】次に、把持装置5を治具パレットP上のワ
ークW上に下降させ、ワークWをジョー5Bによって把
持し、把持装置5を上昇させ、次に把持装置5を搬送機
構3によって補正加工装置2上に移動させる。そして、
そのまま把持装置5を下降させ、把持装置5のワークW
の把持を解除し、次に把持装置5を上昇させ、ワークW
の治具パレットPから補正加工装置2への受け渡しを完
了する(ステップ2)。
【0038】次に、流体圧シリンダー23を作動させ、
クランプ部材21を前進動作させることによりワークW
をX方向に押付け加圧する。続いて、流体圧シリンダー
26を作動させ、クランプ部材24を前進動作させるこ
とによりワークWをY方向に押付け加圧する。続いて、
流体圧シリンダー29を作動させ、クランプ部材27を
回転前進動作させることによってワークWをZ方向に押
付け加圧する。以上の動作で、ワークWの突き当て部は
基準部材7,8及び超音波振動子9,13,17に隙間
なく突き当てられ、ワークWのクランプ動作を完了する
(ステップ3)。
【0039】本実施形態の方式では、ワークの形状によ
っては、ステップ2の受け渡し完了状態の姿勢が不安定
であるため、ステップ3のワークWの突き当てが隙間な
く突き当てられない場合が考えられるが、その場合に
は、ワークWが突き当て及び加工時のワークの移動に影
響しない様に、クッション機構を有したワークWの仮受
け手段を設けると良い。
【0040】次に、測定装置31によりワークW5の穴
W5a,W5bの位置測定を開始すると共に、超音波発
振装置H,I,Jの超音波発振器12,16,20を作
動させ、超音波振動子9,13,17に発生する超音波
振動によって、超音波振動子13,9,17に接触して
いるワークWの突き当て基準W2a,W3a,W4aの
発熱が始まる(ステップ4)。
【0041】この発熱によって、突き当て基準を押し付
けられたワークWは、突き当て基準W2a,W3a,W
4aの熱変形により、それぞれ振動子側に移動し始め
る。次に、測定装置31によりワークW5の穴W5a,
W5bの位置が所定の位置になったことが測定装置31
により検出されたところで、超音波発振器12,16,
20の発振を停止する。実際には発振停止後、熱変形部
位が冷却して熱変形が停止するまでに、数μm〜数十μ
mの変形が続くため、それを考慮して停止信号を出して
いる。以上の動作によって、突き当て部の超音波振動を
利用した加工による所定寸法への位置調整が完了する
(ステップ5)。
【0042】なお、本実施形態では、超音波振動子と測
定装置との位置関係を出す手段として、精度上のマスタ
ーとなるダミーワークを用いている。
【0043】次に、流体圧シリンダー23,26,29
を作動させ、クランプ部材21,24,27の後退動作
によりワークWのX,Y,Z方向の押付け加圧を解除す
る(ステップ6)。
【0044】次に、把持装置5を調整装置2上のワーク
W上に下降させ、ワークWをジョー5Bによって把持
し、把持装置5を上昇させ、次に把持装置5を搬送機構
3によって治具パレットP上に移動させる。そして、そ
のまま把持装置5を下降させ、把持装置5によるワーク
Wの把持を解除し、次に把持装置5を上昇させ、ワーク
Wの補正加工装置2から治具パレットPへの排出を完了
する(ステップ7)。
【0045】以下、以上のステップ1からステップ7ま
での動作の繰り返しである。
【0046】超音波発振器の振動の種類は、図9のよう
に(a)縦振動、(b)横振動、(c)ねじり振動が考
えられるが、本実施形態では、ワークにダメージを与え
にくいことと、ワークに対する超音波振動子のレイアウ
トの関係から、図10のように縦振動する振動子の側面
を使い、ワークに対しては横振動で接するようにしてい
る。
【0047】また、発振周波数は、ワークWの突き当て
部以外への超音波振動による悪影響及び測定部位の振動
による測定装置の誤測定を防止するため、ワークWへの
振動の伝達距離が浅くなるように、通常の溶着で使用さ
れるよりも高い周波数である60KHzとした。また、振
幅は、約20μmである。
【0048】また、超音波振動子の形状は、ワークWと
製品本体W0との突き当ての安定性から、ワークWの突
き当て部がR形状に形成されるように、ワークWのW4
部は図11の形状にし、W2,W3部は図12の形状に
した。図11,図12において、(a)が押付け加圧前
の状態、(b)が押付け加圧した状態、(c)が超音波
発振による熱変形状態、(d)が本実施形態の調整完了
の状態である。
【0049】また、本実施形態でのステップ4とステッ
プ5までの時間は、本実施形態で想定した必要最大加工
量:0.3mmの場合で、約2秒であった。
【0050】また、ワークによっては押付け加圧力が不
足し、超音波発振による発熱と変形に時間がかかる場合
があると考えられるが、その場合は、押付け加圧装置の
圧力調整弁を切換えする等の方法で、加工時の押付け加
圧力を一時的に上げるとよい。ただし、加圧力の差によ
る変形量の違いを考慮して加工量は補正する必要があ
る。
【0051】また、本実施形態では3個所同時に加工し
ているが、測定装置の処理上の問題やワークの形状等に
よっては、本実施形態を例にすると、先にX方向の2個
所を加工した後、残りのY方向1個所を加工する等のよ
うに、加工を分割して行う方法が適している場合も考え
られる。
【0052】また、押付け加圧力と要求精度によって
は、超音波振動子にかかる加圧力による超音波振動子の
変位、あるいは超音波振動子の位置のヒステリシス特性
を考慮する必要があるが、この場合、本実施形態の中の
超音波振動子の位置を第2の測定装置41,42,43
のデーターを測定で得られた加工データーにフィードバ
ックして加工寸法を補正すればよい。
【0053】さらに、ワークWの測定内容によっては、
例えば、プリンターヘッドのように紙等に印字させた位
置を測定装置31で測定し、そのデーターに基づいた調
整を行う場合には、超音波の発振停止のタイミングを測
定装置31だけでコントロールするのは難しい。あるい
は、測定装置31の方式によっては、測定のサンプリン
グタイムが長いため、事前に加工量を測定装置31によ
って測定した後、超音波による加工量を別な測定装置に
よって制御して、発振を停止させたほうがサイクルタイ
ム上有利な場合があると考えられる。この場合、本実施
形態にもあるように、ワークWの加工時の移動量を測定
し、超音波の発振停止のタイミングをコントロールする
ための第3の測定装置51,52,53を設けるとよ
い。また、本実施形態では超音波振動による加工時に、
ほとんど加工カスは発生せず、実用上まったく問題ない
レベルであったが、ワーク材質等の条件によってはわず
かではあろうが加工カスが生じる場合もあると考えら
れ、この場合は、本加工方式は切削加工のように切子が
大きく飛散しないので、集塵機構を設ける等の簡単な対
策で容易に解決できる。なお、上記の説明では、成形品
の突き当て部を超音波振動により補正加工(位置調整)
する場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ることなく、突き当て以外で位置決めを行う場合の位置
決め部の位置調整にも適用可能である。
【0054】(第2の実施形態)上記の第1の実施形態
では、成形品の整形部位を超音波振動により熱変形させ
て整形する方法および装置を提案した。かかる整形方法
によれば、成形品を簡易に整形(位置調整)することが
できる。
【0055】ところが、本願発明者等は、超音波振動に
よって成形品を熱変形させた場合に、その超音波振動を
停止させても成形品の変形が直ちに止まらないことを見
出した。すなわち、成形品の超音波振動を停止させた後
に、成形品が、その材質、形状、変形量などの条件に応
じて、例えば、数μmから数10μmの範囲に渡って変
形することを見出した。
【0056】この第2の実施形態は、この超音波振動を
停止させた後の成形品の変形も考慮するようにしたもの
である。
【0057】図13は、第2の実施形態の整形装置の概
略構成図である。図13において、定位置に固定された
超音波発振器101には、矢印Y方向に振動される超音
波振動子102が取り付けられている。105は、成形
品としてのワークであり、そのワーク突き当て部107
を基準として製品に組み付けられるようになっている。
このワーク105は、ワーク押さえ機構103により矢
印X1方向に押されて、その整形部位としての突き当て
部107が超音波振動子102に押し付けられる。変位
センサ104は、ワーク105の矢印X方向の移動量を
連続的に測定することにより、突き当て部107の変形
量を測定する。図示しないCCDカメラと画像処理装置
は、ワーク105に形成された基準穴106の位置の検
出が可能である。
【0058】図14は、超音波振動子102の矢印Y方
向の超音波振動により、ワーク105の突き当て部10
7を熱変形させて、その突き当て部107を整形した場
合の変形カーブを示す。図14の横軸は、超音波振動子
102による突き当て部107の加振後からの経過時間
t、その縦軸は、変位センサ104によって測定した突
き当て部107の変形量である。突き当て部107に超
音波振動を加えていくことにより、その突き当て部10
7の熱変形による変形が進行する。そして、超音波振動
子102の超音波振動を停止した時点t1においては、
突き当て部107の変形が止まらずに、その後において
も点P1から図14のようなカーブを描いて突き当て部
107の変形が進行する。超音波振動停止後における図
14中の点線の冷却範囲Sに着目した場合、突き当て部
107の変形が指数曲線に近似したカーブを描いて進行
していく。その冷却範囲S内のカーブが指数曲線に近似
することにより、点P1における変形速度V(点Pを通
る斜めの直線の傾きに相当)と、時定数Tsとの積によ
って、超音波振動停止後の変形量hcを求めることがで
きる。
【0059】図15は、整形方法の手順を説明するため
のフローチャートである。
【0060】ステップS101;まず、人手またはロボ
ットなどを用いて、ワーク105をセットする。
【0061】ステップS102;ワーク押さえ機構10
3によって、ワーク105の位置決めをする。
【0062】ステップS103;図示しないCCDカメ
ラおよび画像処理装置により、ワーク105における基
準穴106の位置を測定する。
【0063】ステップS104;目標変形量H(図14
参照)を算出する。その目標変形量Hは、予め設定され
ているワーク105の目標寸法に対応する基準穴106
の位置と、ステップS103にて測定された基準穴10
6の位置との差から算出することができる。この目標変
形量は、例えば本実施形態では150μmである。
【0064】ステップS105;変位センサ104によ
って、整形開始前のワーク105のX方向の位置を測定
し、それを基準位置X0とする。
【0065】ステップS106;変位センサ104によ
って、現時点のワーク105のX方向の位置Xを測定
し、その現時点の位置Xと基準位置X0から、下式
(1)により現時点までの変形量hを算出する。この変
形量hは、例えば136μmなどである。
【0066】h=X−X0・・・(1) ステップS107;変位センサ104の前回の測定値
X’と今回の測定値Xとの差(X−X’)と、それらの
測定時の時間間隔T0とに基づき、下式(2)から変形
速度Vを算出する。
【0067】V=(X−X’)/T0・・・(2) ここで、T0は、制御の処理間隔時間であり、10ms
ecとした。この変形速度Vは、例えば本実施形態では
100μm/secである。また、加工される成形品の
材質は、本実施形態では変性ポリフェニレンエーテル
(PPE)、ポリフェニレンオキサイド(PPO)など
であり、また、超音波振動数は60kHz、振幅は20
μmとした。
【0068】ステップS108;超音波振動停止後の変
形量hcを下式(3)により予測計算する。
【0069】hc=V・f(t)・・・(3) ここで、f(t)=A・tとする。tは、ステップS1
05からの経過時間、Aは定数(本実施形態では、例え
ば100msec/sec)である。tは、突き当て部
107の振動開始から現時点までの経過時間(本実施形
態では、例えば1.36sec)に相当し、またf
(t)は、その時間tの単調増加関数である。この超音
波停止後の変形量hcは、上記の数値からして、たとえ
ば13.6μmなどである。
【0070】ステップS109;(h+hc)と目標変
形量Hとを比較し、h+hc<HのときはステップS1
10に進み、h+hc≧HのときはステップS111に
進む。
【0071】ステップS110;超音波発振器101に
よって超音波振動子102を振動させる。ステップS1
05にて基準位置X0を測定してから、ステップS10
6,S107,S108,S109に進む初期の時点で
は、h+hc<Hとなるため、このステップS110に
進むことになる。
【0072】ステップS111;超音波発振器101に
よる超音波振動子102の振動を停止させる。
【0073】ステップS112;変形量hが目標変形量
Hに達しているか否かを判定し、変形量hが目標変形量
Hに達していないときは、ステップS106に戻り、ス
テップS106〜S112を10msecに1回の制御
サイクルで実行する。変形量hが目標変形量Hに達して
いるときは、整形作業を終了する。
【0074】その後は、ワーク押さえ機構103を解除
して、ワーク105を取り出せばよい。このようにし
て、1個のワーク105の突き当て部107に対する整
形作業が終了する。
【0075】なお、ステップS107において、変形速
度Vの算出に際しては、変位センサ104の前回と今回
の測定値だけではなく、変位センサ104の過去数回分
の測定値に基づいて算出した方がより正確に求めること
ができる。例えば、過去数回分の測定値の変化率から変
化傾向を求めた上、より正確に変形速度Vを求めること
ができる。
【0076】また、ステップS108において、振動停
止後の変形量hcを下式(3’)により算出することも
可能である。
【0077】hc=V・f(h)・・・(3’) ここで、f(h)=A・hとする(Aは定数)。hは、
突き当て部107の振動開始から現時点までの変形量で
あり、f(h)は、その変形量hの単調増加関数であ
る。
【0078】(第3の実施形態)本実施形態は、ワーク
105の複数箇所を超音波振動により溶融変形させて、
それらを整形する場合の適用例である。
【0079】図16および図17は、ワーク105の2
箇所の突き当て部107A,107Bを整形するための
整形装置の概略構成図であり、突き当て部107Aは、
超音波発振器101Aによって矢印Y方向に振動される
超音波振動子102Aにより整形され、突き当て部10
7Bは、超音波発振器101Bによって矢印Y方向に振
動される超音波振動子102Bにより整形される。ワー
ク105は矢印X1方向から押し付けられる。比較例で
は、図19のように、超音波発振器101AのON/O
FF制御による突き当て部107Aの整形(ステップS
121)と、超音波発振器101BのON/OFF制御
による突き当て部107Bの整形(ステップS124)
が並行して行われる。そして、それらの整形作業の終了
時に終了フラグ1,2がセットされ(ステップS12
2,S123、およびステップS125,S126)、
それらの終了フラグ1,2が共にセットされたときに、
整形作業を終了する(ステップS127)ようになって
いる。いま、突き当て部107Aの目標変形量H1が突
き当て部107Bの目標変形量H2よりも小さい場合に
は、図20のように、先に、突き当て部107Aの変形
が終了し、その後に突き当て部107Bの変形が終了す
ることになる。図20において、突き当て部107A、
107Bは、対応する超音波発振器101A,101B
の発振停止後において、前述した第2の実施形態のよう
に変形が進行することになる。また、突き当て部107
Aは、その変形終了後にも、突き当て部107Bが変形
されることによる悪影響を受けることになる。
【0080】図18は、このような突き当て部107A
に関し、その変形終了後にも、突き当て部107Bが変
形されることによる悪影響を説明するための図17中点
線部分の拡大図である。突き当て部107Aの変形終了
後に、突き当て部107Bの変形によってワーク105
が傾くことになるため、突き当て部107Aの接触面
は、図18中のΔXだけずれて隙間があいてしまう。そ
の隙間ΔXは、下式(4)により求めることができる。
【0081】 ΔX=L・(H2−H1)/Yw・・・(4) ここで、YwおよびLはワーク5の寸法(図16および
図18参照)、H1は突き当て部107Aの目標変形
量、H2は突き当て部107Bの目標変形量である。具
体例として、Yw=40mm,L=1mm,H1=50
μm、H2=300μmとした場合、ΔXは12.5μ
mとなり、その分、ワーク105の整形精度には限界が
あった。
【0082】本発明の第3の実施形態は、このように突
き当て部107A,107Bの変形終了時点に大きなず
れが生じた場合の問題を解消して、ワーク105の整形
精度を向上させるものである。
【0083】図21は、本実施形態における整形動作の
手順を説明するためのフローチャートである。
【0084】ステップS131;突き当て部7A,7B
の目標変形量H1,H2の大きさを比較し、H1がH2
以上のときはステップS132に進み、H1がH2未満
のときはステップS134に進む。
【0085】ステップS132;目標変形量の差|H2
−H1|と平均変形速度V0から、下式(5)により、
目標変形量が小さい突き当て部107Bの整形開始の遅
れ時間Tdを算出する。ここで、平均変形速度V0は一
定とする。
【0086】Td=|H2−H1|/V0・・・(5) 平均変形速度V0は、予め、いくつかのワーク105の
突き当て部を整形することにより求めることができる。
また、この平均変形速度V0は、ワーク105の材質、
突き当て部107A,107Bの形状、突き当て部10
7A,107Bに対する矢印X1方向の加圧力、超音波
振動子102A,102Bの振幅や周波数などによって
決まるが、それらの要因はほぼ一定とすることができ
る。
【0087】ステップS133;目標変形量が大きい突
き当て部107Aの振動開始時間T0を”0”とし、目
標変形量が小さい突き当て部107Bの振動開始時間
を”Td”とする。
【0088】ステップS134;目標変形量の差|H2
−H1|と平均変形速度V0から、上式(5)により、
目標変形量が小さい突き当て部107Aの振動開始の遅
れ時間Tdを算出する。
【0089】ステップS135;目標変形量が大きい突
き当て部107Bの振動開始時間T0を”0”とし、目
標変形量が小さい突き当て部107Aの振動開始時間
を”Td”とする。
【0090】ステップS136;現時刻tと、突き当て
部107Aの振動開始時間T1とを比較し、振動開始時
間T1に達したときにステップS137に進む。 ステップS137;超音波発振器101AをON/OF
F制御して、突き当て部107Aを振動させて整形す
る。その整形作業に際しては、前述した第2の実施形態
と同様に、超音波停止後における突き当て部107Aの
変形量を考慮して超音波発振器101Aを制御し、目標
変形量H1まで突き当て部107Aを変形させる。
【0091】ステップS138;突き当て部107Aが
目標変形量H1まで整形されたか否かを判定する。その
判定に際しては、前述した第2の実施形態と同様に、超
音波振動停止後の変形を考慮する。突き当て部107A
の整形が終了していないときはステップS140に進
み、それが終了したときはステップS139に進む。
【0092】ステップS139;終了フラグ1をセット
する。
【0093】ステップS140;現時刻tと、突き当て
部107Bの振動開始時間T2とを比較し、振動開始時
間T2に達したときにステップS141に進む。
【0094】ステップS141;超音波発振器101B
をON/OFF制御して、突き当て部107Bを振動さ
せて整形する。その整形作業に際しては、前述した第2
の実施形態と同様に、超音波停止後における突き当て部
107Bの変形量を考慮して超音波発振器101Bを制
御し、目標変形量H2まで突き当て部107Bを変形さ
せる。
【0095】ステップS142;突き当て部107Bが
目標変形量H2まで整形されたか否かを判定する。その
判定に際しては、前述した第2の実施形態と同様に、超
音波振動停止後の変形を考慮する。突き当て部107B
の整形が終了していないときはステップS144に進
み、それが終了したときはステップS143に進む。
【0096】ステップS143;終了フラグ2をセット
する。
【0097】ステップS144;終了フラグ1、および
2が共にセットされているか否かを判定し、それらが共
にセットされていないときはステップS136に戻り、
それらが共にセットされているときは、整形作業が終了
したと判定して作業を終了する。ステップS136から
ステップS144は、10msecのサイクルで実行さ
せた。
【0098】このような整形作業において、突き当て部
107Aの目標整形量H1が突き当て部107Bの目標
変形量H2よりも小さい場合は、図22のように、突き
当て部107A,107Bの振動がほぼ同時に終了する
ことになる。この結果、突き当て部107A,107B
の変形終了時間が大幅にずれることによる問題、つまり
突き当て部107Aの接触面が大きく傾くことを防止で
きることになる。
【0099】なお、本実施形態では、2箇所の突き当て
部の整形例について説明したが、3箇所以上の突き当て
部に対しても同様の整形作業を実施して、それらの変形
をほぼ同時に終了させることができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形品の突き当て部を加工により所定寸法に仕上げる加
工手段として、超音波振動を利用することで、一体成形
の従来ワーク形態のままで、高精度で切子の出ないクリ
ーンな位置調整を実現できる。
【0101】また、成形品の突き当て部を、固定された
超音波発振器の振動子に押付け加圧して加工すること
で、ローコストでシンプルな位置調整を実現できる。
【0102】また、成形品の調整寸法を測定するための
測定手段を具備することで、ローコストでシンプルな位
置調整の自動化を実現できる。
【0103】また、超音波振動子の位置を測定するため
の第2の測定手段を具備することで、より高精度な位置
調整を実現できる。
【0104】また、成形品の加工量を測定するための第
3の測定手段を具備することで測定手段を限定しない、
より自由度の高い位置調整を実現できる。
【0105】また、成形品の突き当て部を、超音波振動
子に突き当てしたままで測定し、その状態のまま続けて
突き当て部を測定で得られた加工寸法に加工すること
で、ローコストでシンプル、かつ高速で高精度な位置調
整の自動化を実現できる。
【0106】また、成形品の突き当て部を、超音波振動
子に突き当てしたままで測定しつつ、所定寸法になるま
で加工することで、より高速な位置調整を実現できる。
【0107】また、成形品の突き当て部に、製品に組付
けられた状態と同様の負荷を加えて測定、及び加工をす
ることで、非常に信頼性の高い位置調整を実現できる。
【0108】また、成形品の突き当て部を、複数箇所同
時に加工することで非常に高速な位置調整を実現でき
る。
【0109】以上のように本発明は、成形品を使った単
部品の製品から、複数部品の組合わせで構成される製品
の要求精度を実現するために、超音波を利用した新規な
位置調整方法と装置を提案することにより、クリーンで
シンプルな、さらに非常に高速で高精度な位置調整を実
現させ、製品の部品点数の削減、シンプル化、生産設備
のコストダウン、及び製品のコストダウンを高いレベル
で実現することが出来る。
【0110】また、本発明によれば、成形品の整形部位
の変形速度に基づいて、その整形部位の振動停止後の変
形量を予測し、現時点までの整形部位の変形量に、予測
した振動停止後の変形量を加味した変形量が目標変形量
に達したときに、整形部位の振動を終了することによ
り、整形部位を目標変形量まで高精度に整形することが
できる。
【0111】整形部位の振動停止後の変形量は、例え
ば、超音波振動による整形開始から現時点までの経過時
間tの単調増加関数f(t)、または現時点までの変形
量hの単調増加関数f(h)を用いて、求めることがで
きる。
【0112】また、複数の整形部位の変形をほぼ同時に
終了するように、各整形部位の目標変形量に応じて、各
整形部位に対する振動開始時刻をずらすことにより、整
形作業中における成形品の大きな傾きを防止して、複数
の整形部位を目標変形量だけより高精度に整形すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる成形品の突き
当て部の位置調整装置の概略構成を示す図である。
【図2】ワークの概略図である。
【図3】ワークが製品本体に組付けられた際のモデル図
である。
【図4】補正加工装置の上面図である。
【図5】補正加工装置の正面図である。
【図6】補正加工装置の右側面図である。
【図7】制御系のブロック図である。
【図8】位置調整装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】超音波振動の種類の説明図である。
【図10】第1の実施形態の超音波振動の説明図であ
る。
【図11】第1の実施形態の超音波振動子の形状の説明
図である。
【図12】第1の実施形態の超音波振動子の形状の説明
図である。
【図13】本発明の第2の実施形態における整形装置の
概略構成図である。
【図14】本発明の第2の実施形態における変形量の変
化の説明図である。
【図15】本発明の第2の実施形態における整形作業の
手順を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の第3の実施形態における整形装置の
整形作業前の状態の概略構成図である。
【図17】本発明の第3の実施形態における整形装置の
整形作業後の状態の概略構成図である。
【図18】図17中の点線部分の拡大図である。
【図19】従来の整形作業の手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図20】従来の整形作業による変形量の変化の説明図
である。
【図21】本発明の第3の実施形態における整形作業の
手順を説明するためのフローチャートである。
【図22】本発明の第3の実施形態における変形量の変
化の説明図である。
【符号の説明】
W ワーク P 搬送パレット 1 基台 2 補正加工装置 3 搬送機構 5 把持装置 6 ベース部材 7,8 基準部材 9,13,17 超音波振動子 12,16,20 超音波発振器 K,M,L クランプ装置 31 測定装置 41,42,43 測定装置 51,52,53 測定装置 101 超音波発振器 102 超音波振動子 103 ワーク押さえ機構 104 変位センサ 105 ワーク(成形品) 106 基準穴 107 ワーク突き当て部(整形部位)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 BA06 BC01 BC03 BC12 BC15 BD10 BN01 BN10 BQ07 BQ27 BQ38 BQ41 BQ52 4F209 PA15 PB01 PC20 PH01 PH07 PH16 4F211 TA06 TC23 TH02 TH18 TN22 TQ06

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品の他の部材に対する位置決め精度
    を向上させるために前記成形品の位置合せ部を位置調整
    するための、成形品の位置合せ部の位置調整方法であっ
    て、 前記位置合せ部を超音波振動によって熱変形させること
    により、前記位置合せ部を位置調整することを特徴とす
    る成形品の位置合せ部の位置調整方法。
  2. 【請求項2】 前記位置合せ部を、固定された超音波加
    熱器に押し付けて加圧することにより位置調整を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の成形品の位置合せ部の
    位置調整方法。
  3. 【請求項3】 前記位置合せ部を前記超音波振動子に突
    き当てた状態で、前記成形品の位置を測定し、前記突き
    当て部を前記超音波振動子に突き当てたままの状態で、
    前記成形品の測定位置に基づいて、前記位置合せ部を位
    置調整することを特徴とする請求項2に記載の成形品の
    位置合せ部の位置調整方法。
  4. 【請求項4】 前記成形品の位置を測定しつつ前記位置
    合せ部を所望の寸法に加工することを特徴とする請求項
    3に記載の成形品の位置合せ部の位置調整方法。
  5. 【請求項5】 前記位置合せ部に、前記成形品を製品に
    組み付けた状態と同様の負荷を加えて加工することを特
    徴とする請求項3に記載の成形品の位置合せ部の位置調
    整方法。
  6. 【請求項6】 前記位置合せ部を、複数箇所同時に加工
    することを特徴とする請求項1に記載の成形品の位置合
    せ部の位置調整方法。
  7. 【請求項7】 成形品の他の部材に対する位置決め精度
    を向上させるために前記成形品の位置合せ部を位置調整
    するための、成形品の位置合せ部の位置調整装置であっ
    て、 前記位置合せ部に当接し、超音波振動により前記位置合
    せ部を発熱させるための超音波振動子と、 該超音波振動子に対して前記位置合せ部を付勢する付勢
    手段とを具備することを特徴とする成形品の位置合せ部
    の位置調整装置。
  8. 【請求項8】 前記成形品の位置を測定するための第1
    の測定手段をさらに具備することを特徴とする請求項7
    に記載の成形品の位置合せ部の位置調整装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の測定手段は、レーザ測長器で
    あることを特徴とする請求項8に記載の成形品の位置合
    せ部の位置調整装置。
  10. 【請求項10】 前記超音波振動子の位置を測定するた
    めの第2の測定手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項7に記載の成形品の位置合せ部の位置調整装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の測定手段は、レーザ測長器
    であることを特徴とする請求項10に記載の成形品の位
    置合せ部の位置調整装置。
  12. 【請求項12】 前記位置合せ部の加工量を測定するた
    めの第3の測定手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項7に記載の成形品の位置合せ部の位置調整装置。
  13. 【請求項13】 前記第3の測定手段は、レーザ測長器
    であることを特徴とする請求項12に記載の成形品の位
    置合せ部の位置調整装置。
  14. 【請求項14】 第1の部品に第2の部品を組み付ける
    ための部品の組み付け方法であって、 前記第1の部品には前記第2の部品の位置合せ部と位置
    合せするための位置決め部を設け、前記第2の部品には
    前記第1の部品の位置決め部に位置合せをするための突
    出部を設け、前記突出部を超音波加熱により加工して、
    前記第1の部品と第2の部品の位置合わせを行うことを
    特徴とする部品の組み付け方法。
  15. 【請求項15】 第1の部品と第2の部品を基準位置に
    合わせて組み付けるための部品の組み付け方法であっ
    て、 前記第1の部品には前記第2の部品の位置合せ部と位置
    合せするための位置決め部を設け、前記第2の部品には
    前記第1の部品の位置決め部に位置合わせするための突
    出部を設け、前記基準位置からの前記第2の部品の組み
    付け位置の偏倚量を測定し、該測定結果に応じて前記突
    出部を超音波加熱により加工して、前記第2の部品の位
    置合せ部を補正して組み付けることを特徴とする部品の
    組み付け方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の部品の前記突出部の超音波
    加熱による加工量を測定し、前記測定による測定値に応
    じて超音波出力を調整することを特徴とする請求項15
    に記載の部品の組み付け方法。
  17. 【請求項17】 成形品の整形部位を超音波振動により
    熱変形させて、その整形部位を目標変形量だけ整形する
    成形品の整形方法において、 前記整形部位の振動中の変形速度に基づいて、該整形部
    位の振動を停止させた後における該成形部位の振動停止
    後の変形量を予測し、 前記整形部位の現時点までの変形量に、前記予測した振
    動停止後の変形量を加味した変形量が前記目標変形量に
    達したときに、前記整形部位の振動を終了させることを
    特徴とする成形品の整形方法。
  18. 【請求項18】 前記整形部位の目標変形量をHとし、
    かつ現時点までの変形量をhとして、 前記整形部位の振動停止後の変形量hcを、現時点の変
    形速度に比例するものとして予測し、 h+hc<Hのときに前記整形部位の振動を続行させ、 h+hc≧Hのときに前記整形部位の振動を終了させる
    ことを特徴とする請求項17に記載の成形品の整形方
    法。
  19. 【請求項19】 前記整形部位の現在の変形速度をV、
    超音波振動による整形開始から現時点までの経過時間を
    t、時間tの単調増加関数をf(t)として、前記振動
    停止後の変形量hcを、 hc=V・f(t) の式から求めることを特徴とする請求項17に記載の成
    形品の整形方法。
  20. 【請求項20】 前記整形部位の現在の変形速度をV、
    現時点までの変形量をh、変形量hの単調増加関数をf
    (h)として、前記振動停止後の変形量hcを、 hc=V・f(h) の式から求めることを特徴とする請求項17に記載の成
    形品の整形方法。
  21. 【請求項21】 複数の前記整形部位を個別に超音波振
    動させて、各整形部位をそれぞれの目標変形量だけ整形
    することを特徴とする請求項17に記載の成形品の整形
    方法。
  22. 【請求項22】 前記複数の整形部位に対する整形をほ
    ぼ同時に終了するように、各整形部位の目標変形量に応
    じて、各整形部位に対する振動開始時刻をずらすことを
    特徴とする請求項21に記載の成形品の整形方法。
  23. 【請求項23】 前記整形部位は、前記成形品の取付け
    の基準位置をなす突き当て部であることを特徴とする請
    求項17に記載の成形品の整形方法。
  24. 【請求項24】 成形品の整形部位を超音波振動により
    熱変形させて、その整形部位を目標変形量だけ整形する
    成形品の整形装置において、 前記整形部位の振動中の変形速度に基づいて、該整形部
    位の振動を停止させた後における該成形部位の振動停止
    後の変形量を予測する予測手段と、 前記整形部位の現時点までの変形量に、前記予測した振
    動停止後の変形量を加味した変形量が前記目標変形量に
    達したときに、前記整形部位の振動を終了させる制御手
    段とを備えたことを特徴とする成形品の整形装置。
  25. 【請求項25】 前記予測手段は、前記整形部位の目標
    変形量をH、現時点までの変形量をhとして、前記整形
    部位の振動停止後の変形量hcを、現時点の変形速度に
    比例するものとして予測し、 前記制御手段は、h+hc<Hのときに前記整形部位の
    振動を続行させ、h+hc≧Hのときに前記整形部位の
    振動を終了させることを特徴とする請求項24に記載の
    成形品の整形装置。
  26. 【請求項26】 前記予測手段は、前記整形部位の現在
    の変形速度をV、超音波振動による整形開始から現時点
    までの経過時間をt、時間tの単調増加関数をf(t)
    として、前記振動停止後の変形量hcを、 hc=V・f(t) の式から求めることを特徴とする請求項24に記載の成
    形品の整形装置。
  27. 【請求項27】 前記予測手段は、前記整形部位の現在
    の変形速度をV、現時点までの変形量をh、変形量hの
    単調増加関数をf(h)として、前記振動停止後の変形
    量hcを、 hc=V・f(h) の式から求めることを特徴とする請求項24に記載の成
    形品の整形装置。
  28. 【請求項28】 複数の前記整形部位を個別に超音波振
    動させて、各整形部位をそれぞれの目標変形量だけ整形
    可能な複数の超音波振動手段を備えたことを特徴とする
    請求項24に記載の成形品の整形装置。
  29. 【請求項29】 前記複数の整形部位に対する整形をほ
    ぼ同時に終了させるように、各整形部位の目標変形量に
    応じて、前記複数の超音波振動手段による各整形部位の
    振動開始時刻をずらす振動開始時刻設定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項28に記載の成形品の整形装置。
  30. 【請求項30】 第1の部品と第2の部品を位置合せし
    て組み付けるための部品の組み付け方法であって、前記
    第1の部品の組み付け位置におけるX軸とY軸の少なく
    とも2軸方向に対応する位置に、前記第2の部品に突出
    部を設け、前記第2の部品を第1の部品の組み付け位置
    に組み付けるための前記突出部の加工量を夫々測定し、
    該測定の結果に応じて、前記突出部を超音波加熱により
    加工して前記第1と第2の部品の位置合わせを行って組
    み付けるようにしたことを特徴とする部品の組み付け方
    法。
  31. 【請求項31】 前記第2の部品の前記突出部の超音波
    加熱による加工量を測定し、前記測定の測定値に応じて
    超音波出力を調整することを特徴とする請求項30に記
    載の部品の組み付け方法。
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