JP2000157637A - ステント及び製造法 - Google Patents

ステント及び製造法

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JP2000157637A
JP2000157637A JP37553098A JP37553098A JP2000157637A JP 2000157637 A JP2000157637 A JP 2000157637A JP 37553098 A JP37553098 A JP 37553098A JP 37553098 A JP37553098 A JP 37553098A JP 2000157637 A JP2000157637 A JP 2000157637A
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stent
wire
pin
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JP37553098A
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Toshio Saeki
敏雄 佐伯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、挿入具を用い、管空内に留置し、狭
窄防止、血栓の移動防止に用いるステントに関するもの
である。 【解決手段】丸材(1)の一端に必要数のピン(2)を
設けもう一端に必要数のピン(2)を設け、一端の任意
のピン(2)に線材(3)を巻き付け線材(3)の残部
分をもう一端の任意のピン(2)に巻き、次に一端の任
意のピン(2)に線材(3)を巻き付け線材(3)の残
部分を、もう一端の任意のピン(2)に巻くこと繰り返
し線材(3)の一端ともう一端を溶接し、線材(3)の
交差部(4)を溶接したことを特徴したステント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入具を用い、管
空内に留置し狭窄防止に用いるステントに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、図1の如く円筒型
メッシュ状ステント14がある。このステントは、拡張
用バルンカテーテルのバルン部分にステントを持着す
る。次に狭窄部まで挿入したシースの内空をバルンカテ
ーテルに持着したまま通過させ目的の部位まで挿入す
る。次にバルンカテーテルを拡張させる事によってステ
ントを拡張させ狭窄部にステントを留置する。次にバル
ンカテーテルの拡張を解き体外に除去し狭窄部を拡張す
る技術が知られている。(例えば、radiology
168:727−731 1988,radiolog
y175:97−102 1990参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には次のよ
うな欠点があった。円筒型メッシュ状ステントであるた
め体内に留置後時間の経過とともに長さが短くなり正確
な留置が出来ず、目的を果たさず長期の開存が望めない
ことが多かった。その結果ステントを追加挿入すること
が多く術者の手間及び患者治療費、苦痛が増加してい
た。また円筒型メッシュ状ステントであるため側枝の部
分に使用すると側枝を、ふさぎ早期閉塞の原因となって
いた。またステント両端が鋭利な棘状で留置後管空内を
傷つけ、早期閉塞の原因となっていた。 また弁がない
ため液が逆流し感染の原因となってい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の欠点を
解決するため図2の如く丸材(1)の一端に等間隔に4
本のピン(2)を打ち、次に4cmの間隔を開けもう一
端に同様に4本のピン(2)をうつ。一端側の1本のピ
ン(2)をA1とし右周りにA2,A3,A4とする。
次にもう一端側にA1に対面するピン(2)をB1とし
右回りにB2,B3,B4とする。次に線材(3)を図
3の如くA1に巻き付け次に右周りにB1に巻く。次に
右回りにA2に巻く前記と同様に右回りにB2に巻く。
以上の如く各ピン(2)に巻き付け線材(3)の一端と
もう一端を溶接し、次に図4の如く線材(3)の交差部
(4)のを溶接した形状のステントとする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を使用する時は図5の如く
先端近傍が細いダイレーター(5)にステントを乗せ
る。次に、図6の如くダイレイター(5)にシース
(6)をかぶせシース(6)をセットする。次にガイド
ワイヤ(7)を管空内の目的の位置まで挿入する。つぎ
に図7の如くセットされたダイレイター(5)にガイド
ワイヤ(7)に挿入し図8の如くシースセットを管空内
目的の部分に挿入しダイレイター(5)を固定したまま
シース(6)を体外方向に引くとステントは自己拡張性
があるため図9如く拡張し体内に留置される。次にダイ
レイター(5)、シース(6)、ガイドワイヤ(7)を
体外にのぞき留置作業を終える。
【0006】
【実施例】本発明を図によって細説すれば図2の如く丸
材(1)の一端に等間隔に4本のピンを打つ。次に5c
mの間隔を開けもう一端に同様に4本のピン(2)をう
つ。1本のピン(2)をA1とし右周りにA2,A3,
A4とする。次にもう一端側にA1に対面するピン
(2)をB1とし右回りにB2,B3,B4とする。次
に線材(3)を図3の如くA1に巻き付け次に右周りに
B1に巻く。次に右回りにA2に巻く前記と同様に右回
りにB2に巻く。以上の如く各ピンに巻き付け線材
(3)の一端ともう一端を溶接する。次に図4の如く線
材(3)の交差部(4)のを溶接したものである。線材
(3)の材質はステンレス合金等が望ましい。線材
(3)の太さは0、2mmが望ましい。線材(3)をピ
ン(2)に巻く位置はA1から右回りに丸材を巻きB2
に巻き進めてもよい。本発明の目的を達せられる巻き方
であれば良い。勿論、丸材(1)にたいして左周りであ
ってもよい。線材(3)は通常前記の如く巻き進め形成
するが線材(3)を任意位置にて平織り状に交差させ巻
き、進めてもよい。また図19の如きピン(2)の位置
でも、巻く事ができる。本発明の目的を達せられるピン
(2)の位置及び巻き方であれば良い。
【0007】また図10の如く線材の部分に曲部をつく
る事ができる。交差部(4)は通常図の如く溶接する
が、図11の如く結び状でもよい。掛けた状態でもよ
い。また、図13の如く線材(4)にリング(8)を作
ることができる。12図の如くリング(8)に細線
(9)を通し細線(9)を輪状に加工する事ができる。
本発明の目的を達せられる曲部、交差部の形状であれば
良い。図14の如く線材(4)の両端にマーカー(1
0)を作ることができる。マーカーの材質は白金線を線
材(4)に巻き付け使用することができる。本発明の目
的を達せられる材質、形状、位置であれば良い。
【0008】また図14の如く加工済み線材(3)を2
個作る。前記加工済み線材(3)の内空にもう一つの加
工済み線材(3)を挿入し任意部分を溶接したもの使用
できる。
【0009】丸材(1)の材質は木製で太さは、10m
mで長さは30mmが望ましい。また図15の如くピン
(2)の材質はステンレス合金で針状のものがで望まし
い。太さは0、2mm。長さは10mmが望ましい。ピ
ン(2)の数は本発明では、一端に4本もう一端に4本
としているが、本発明の目的を達せられる数であれば良
い。図18の如く一端に6本もう一端6本でもよい。図
19の如くピンの位置は目的のよって変えよい。本発明
の目的を達せられピン(2)の位置であれば良い。
【0010】また図17の如くピン(2)の間隔は等間
隔が望ましい。当然ピン(2)の数が増えても等間隔が
望ましい。図2の如く一端のピン(2)ともう一端のピ
ン(2)の距離は40mmが望ましい。また図22の如
くステントの内空には、弁を取り付ける事ができ。る弁
(13)の材質はポリエチレンが望ましい。形状は円錐
型で、一部にきり込みを入れたものが望ましい。本発明
の目的を達せられる材質、形状であれば良い。線材
(3)は図20の如くカバー(11)を取り付けること
ができる。カバー(11)の材質はポリエチレン等のプ
ラスチック樹脂がのぞましい。カバー(11)の構造は
ポリウレタン樹脂等をステントに塗布する。また図21
の如く薄い円筒型のカバー(11)をステンの内方と外
方より接着剤等により固定する事ができる。本発明の目
的を達せられるカバーの材質、構造であれば良い。
【0011】
【発明の効果】本発明は体内に留置後時間の経過ととも
に長さの変化がなく迅速で正確に留置が出来、患者及び
術者の疲労が少ない。また長さの変化がないためステン
トの追加をすることが少なく術者の手間及び患者の治費
を少なくする事ができる。ステント両端が鋭利な棘状で
ないため留置後管空内を傷つけることがなく、長期の開
存ができる。また線材を波形に巻き円筒型に加工したス
テントであるため、曲がりに強い部分に使える。また線
材に太いものが使え、拡張力が強く透視下で見えやす
い。弁があるため逆流せず感染を起こしにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術側面図
【図2】丸材にピンを設けた側面図
【図3】本発明製作時側面図
【図4】本発明完成時側面図
【図5】本発明にダイレーターを設けた側面図
【図6】本発明にシースをかぶせた側面図
【図7】本発明にガイドワイヤを設けた側面図
【図8】本発明挿入時側面図
【図9】本発明挿入時シース移動側面図
【図10】線材に波型を設けた挿入側面図
【図11】交差部に結びを設けた側面図
【図12】本発明にリングを設けた側面図
【図13】本発明にリング加工を設けた側面図
【図14】本発明にマーカーを設けた側面図
【図15】本発明に使用するピン側面図
【図16】丸材の側面図
【図17】丸材にピンを等間隔に設けた正面図
【図18】6本のピンを丸材に設けた側面図
【図19】丸材上のピンの位置を変えた側面図
【図20】本発明にカバーを設けた側面図
【図21】本発明に部分的にカバーを設けた側面図
【図22】本発明に弁を設けた側面図
【符号の説明】
1 丸材 2 ピン 3 線材 4 交差部 5 ダイレーター 6 シース 7 ガイドワイヤ 8 リング 9 細線 10 マーカー 11 カバー 12 管空 13 弁 14 円筒型メッシュ状ステント

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】丸材(1)の一端に必要数のピン(2)を
    設けもう一端に必要数のピン(2)を設け、一端の任意
    のピン(2)に線材(3)を巻き付け線材(3)の残部
    分をもう一端の任意のピン(2)に巻き、次に一端の任
    意のピン(2)に線材(3)を、巻き付け線材(3)の
    残部分を、もう一端の任意のピン(2)に巻くこと繰り
    返し線材(3)の一端ともう一端を取り付け、線材
    (3)の任意の部分の交差部(4)を取り付けたことを
    特徴したステント。
  2. 【請求項2】ステントの内方及び外方にもう一つのステ
    ントを設けたことを特徴した請求項1のステント。
  3. 【請求項3】ステントの一端及び両端へリング(8)を
    設けリング(8)に細線(9)を設けたことを特徴した
    請求項1、2記載のステント。
  4. 【請求項4】 ステント任意の部分にカーバー(11)
    を設けたことを特徴とする請求項1、2、3記載のステ
    ント。
  5. 【請求項5】 ステントの任意部分にマーカー(10)
    を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4記載の
    ステント。
  6. 【請求項6】ステントの任意の部分に弁(13)を設け
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5記載のス
    テント。
JP37553098A 1998-11-26 1998-11-26 ステント及び製造法 Pending JP2000157637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100373864B1 (ko) * 2000-10-17 2003-02-26 주식회사 엠아이텍 스텐트 및 그 제조 방법

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