JP2000157485A - 内視鏡の保持具 - Google Patents
内視鏡の保持具Info
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内視鏡を形成する略棒形状の外筒のあらゆる
外径に対応して安定したクランプ力が得られ、確実に、
また安全に内視鏡を固定することが可能であり、クラン
プする力が強すぎた場合においても内視鏡を曲げたり、
傷付けたりすることがなく、更に清潔で衛生的に使用す
ることができる内視鏡の保持具を提供することにある。 【解決手段】 内部に変形可能な略筒形状の中空の弾性
部材と、弾性部材と隣接して外周の一部に楔形に切欠を
設けた軸方向に摺動可能な中空の円筒部材を設けると共
に、円筒部材の切欠と係合する楔形の切欠を有する略円
周方向に摺動可能な摺動部材を形成し、摺動部材の摺動
により円筒部材を軸方向に摺動して隣接する弾性部材を
押圧し、円周の軸心方向に膨出させて弾性部材の中空部
に内視鏡8の略棒状部位8aを把持可能に設けた内視鏡
の保持具である。
外径に対応して安定したクランプ力が得られ、確実に、
また安全に内視鏡を固定することが可能であり、クラン
プする力が強すぎた場合においても内視鏡を曲げたり、
傷付けたりすることがなく、更に清潔で衛生的に使用す
ることができる内視鏡の保持具を提供することにある。 【解決手段】 内部に変形可能な略筒形状の中空の弾性
部材と、弾性部材と隣接して外周の一部に楔形に切欠を
設けた軸方向に摺動可能な中空の円筒部材を設けると共
に、円筒部材の切欠と係合する楔形の切欠を有する略円
周方向に摺動可能な摺動部材を形成し、摺動部材の摺動
により円筒部材を軸方向に摺動して隣接する弾性部材を
押圧し、円周の軸心方向に膨出させて弾性部材の中空部
に内視鏡8の略棒状部位8aを把持可能に設けた内視鏡
の保持具である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、術野等において使
用され、内視鏡を所望の位置に保持するために支持装置
より延設した自在腕部の先端に設け、内視鏡を直接ホー
ルドするために用いる内視鏡の保持具に関する。
用され、内視鏡を所望の位置に保持するために支持装置
より延設した自在腕部の先端に設け、内視鏡を直接ホー
ルドするために用いる内視鏡の保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、術野の状況に応じて内視鏡を
移動したり固定したりするために、ガスや圧縮エア等を
用いた内視鏡の支持装置が用いられている。この支持装
置には支持装置本体を固定して支持するための支持部分
が設けられ、更に、支持部分付近から屈曲可能な自在腕
部が設けられている。自在腕部の自由端である先端部に
は接続部位が形成されており、この接続部位に内視鏡を
保持するための保持具を接続するようにしている。
移動したり固定したりするために、ガスや圧縮エア等を
用いた内視鏡の支持装置が用いられている。この支持装
置には支持装置本体を固定して支持するための支持部分
が設けられ、更に、支持部分付近から屈曲可能な自在腕
部が設けられている。自在腕部の自由端である先端部に
は接続部位が形成されており、この接続部位に内視鏡を
保持するための保持具を接続するようにしている。
【0003】手術等の際には、保持具に接続された内視
鏡を保持具と共に取外し、手術に使用する内視鏡に応じ
て新たに保持具を選択した後に接続部位に取付けてい
た。
鏡を保持具と共に取外し、手術に使用する内視鏡に応じ
て新たに保持具を選択した後に接続部位に取付けてい
た。
【0004】従来より、保持具において内視鏡を挿入す
るための挿入孔と、この挿入孔の内部に球状等の形状を
有する突起状の押圧体を設け、内視鏡を形成する略棒形
状の外筒を挿入孔に挿入した後、この押圧体によって内
視鏡の外筒を挟持することによって内視鏡を保持した
り、或は押圧体を設ける代りにチャック機構等の挟持装
置を設け、このチャック機構によって内視鏡の外筒を挟
持するようにしていた。
るための挿入孔と、この挿入孔の内部に球状等の形状を
有する突起状の押圧体を設け、内視鏡を形成する略棒形
状の外筒を挿入孔に挿入した後、この押圧体によって内
視鏡の外筒を挟持することによって内視鏡を保持した
り、或は押圧体を設ける代りにチャック機構等の挟持装
置を設け、このチャック機構によって内視鏡の外筒を挟
持するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の内視鏡
の保持具は、狭持可能な内視鏡が使用する保持具によっ
て夫々決まっていた。すなわち、挟持される部位である
内視鏡の略棒形状の外筒の外径は各内視鏡毎に異なって
おり、均一ではないことから、内視鏡の保持具に内視鏡
を取付ける際には、使用する内視鏡の略棒形状の外筒の
外径に応じた保持具を選択しなければならなかった。
の保持具は、狭持可能な内視鏡が使用する保持具によっ
て夫々決まっていた。すなわち、挟持される部位である
内視鏡の略棒形状の外筒の外径は各内視鏡毎に異なって
おり、均一ではないことから、内視鏡の保持具に内視鏡
を取付ける際には、使用する内視鏡の略棒形状の外筒の
外径に応じた保持具を選択しなければならなかった。
【0006】従って、内視鏡を交換する毎に、内視鏡の
保持具に関しても交換する必要性が生じるため、保持具
を自在腕部の接続部位から取り外して、使用する内視鏡
に応じて取付ける必要があった。このため、内視鏡の略
棒形状の外筒の外径に応じて保持可能な保持具を備えな
ければならず、コストがかかることと、また、手術毎に
使用する内視鏡によって保持具を選択して交換するとい
う煩わしさがあった。
保持具に関しても交換する必要性が生じるため、保持具
を自在腕部の接続部位から取り外して、使用する内視鏡
に応じて取付ける必要があった。このため、内視鏡の略
棒形状の外筒の外径に応じて保持可能な保持具を備えな
ければならず、コストがかかることと、また、手術毎に
使用する内視鏡によって保持具を選択して交換するとい
う煩わしさがあった。
【0007】また、上記の内視鏡の保持具は、押圧体に
よって略棒形状の外筒を押圧するためにスプリング等の
弾発部材を使用していた。スプリング等の弾発部材は固
定する力がしっかりしておらず、また、長時間の使用な
どによって劣化したりして弾発力が弱くなり、内視鏡を
保持する力が弱くなってくると、内視鏡に接続されてい
るケーブル等の重量によって使用中に保持具が回転した
り、ぐらついたりして内視鏡の固定位置がずれてしまう
ことがあり、術中の使用に支障をきたすことがあった。
よって略棒形状の外筒を押圧するためにスプリング等の
弾発部材を使用していた。スプリング等の弾発部材は固
定する力がしっかりしておらず、また、長時間の使用な
どによって劣化したりして弾発力が弱くなり、内視鏡を
保持する力が弱くなってくると、内視鏡に接続されてい
るケーブル等の重量によって使用中に保持具が回転した
り、ぐらついたりして内視鏡の固定位置がずれてしまう
ことがあり、術中の使用に支障をきたすことがあった。
【0008】また、チャック機構によって内視鏡を保持
する場合、チャックの締め具合が強すぎる状態で締め付
けたり、或はチャックの狭持部分の内径が内視鏡の略棒
状部位の外径と合っていない状態、例えば、内視鏡の略
棒形状の外筒がチャックの狭持部分より大きい状態で無
理にチャックを締め付けると、挟持する力が強くなって
しまい内視鏡が曲がったり、傷ついたりして故障するこ
とがあった。
する場合、チャックの締め具合が強すぎる状態で締め付
けたり、或はチャックの狭持部分の内径が内視鏡の略棒
状部位の外径と合っていない状態、例えば、内視鏡の略
棒形状の外筒がチャックの狭持部分より大きい状態で無
理にチャックを締め付けると、挟持する力が強くなって
しまい内視鏡が曲がったり、傷ついたりして故障するこ
とがあった。
【0009】また、手術中においては、支持装置の自在
腕部に術者が手で触れたりすることがあるため、衛生用
のドレープと呼ばれる布製の衛生具によって自在腕部全
体を包み込んで支持装置を清潔に保つようにしている
が、内視鏡の保持具を支持装置の接続部位に取付ける際
において、接続部位である自在腕部の先端と保持具を固
定するには保持具に設けたねじ等の固定手段を用いてい
るため、手術前の準備段階でドレープに穴が空いてしま
い従来の固定方法では不衛生になることがあった。
腕部に術者が手で触れたりすることがあるため、衛生用
のドレープと呼ばれる布製の衛生具によって自在腕部全
体を包み込んで支持装置を清潔に保つようにしている
が、内視鏡の保持具を支持装置の接続部位に取付ける際
において、接続部位である自在腕部の先端と保持具を固
定するには保持具に設けたねじ等の固定手段を用いてい
るため、手術前の準備段階でドレープに穴が空いてしま
い従来の固定方法では不衛生になることがあった。
【0010】本発明は、上記の実情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、内視鏡を形成する略棒
形状の外筒のあらゆる外径に対応して安定したクランプ
力が得られ、確実に、また安全に内視鏡を固定すること
が可能であり、内視鏡を曲げたり、傷付けたりすること
がなく、更に清潔で衛生的に使用することができる内視
鏡の保持具を提供することにある。
ので、その目的とするところは、内視鏡を形成する略棒
形状の外筒のあらゆる外径に対応して安定したクランプ
力が得られ、確実に、また安全に内視鏡を固定すること
が可能であり、内視鏡を曲げたり、傷付けたりすること
がなく、更に清潔で衛生的に使用することができる内視
鏡の保持具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の保持具は、内部に変形可能な略筒
形状の中空の弾性部材と、弾性部材と隣接して外周の一
部に楔形に切欠を設けた軸方向に摺動可能な中空の円筒
部材を設けると共に、円筒部材の切欠と係合する楔形の
切欠を有する略円周方向に摺動可能な摺動部材を形成
し、摺動部材の摺動により円筒部材を軸方向に摺動して
隣接する弾性部材を押圧し、円周の軸心方向に膨出させ
て弾性部材の中空部に内視鏡の略棒状部位を把持可能に
設けた。
め、本発明の内視鏡の保持具は、内部に変形可能な略筒
形状の中空の弾性部材と、弾性部材と隣接して外周の一
部に楔形に切欠を設けた軸方向に摺動可能な中空の円筒
部材を設けると共に、円筒部材の切欠と係合する楔形の
切欠を有する略円周方向に摺動可能な摺動部材を形成
し、摺動部材の摺動により円筒部材を軸方向に摺動して
隣接する弾性部材を押圧し、円周の軸心方向に膨出させ
て弾性部材の中空部に内視鏡の略棒状部位を把持可能に
設けた。
【0012】また、上記の内視鏡の保持具と支持装置の
自在腕部の先端部との接続する部位をコレット形状にす
るのが望ましい。
自在腕部の先端部との接続する部位をコレット形状にす
るのが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の内視鏡の保持具を、図に
示す実施の形態に基づいて説明する。図2は、本発明の
内視鏡の保持具を設置した一例を示す状態を示す概略図
である。図において11は、手術中に内視鏡を所望の位
置に支持して固定するための支持装置である。
示す実施の形態に基づいて説明する。図2は、本発明の
内視鏡の保持具を設置した一例を示す状態を示す概略図
である。図において11は、手術中に内視鏡を所望の位
置に支持して固定するための支持装置である。
【0014】支持具11aは、圧縮空気、又は窒素ガス
等の気体を動力源としてシリンダ等によって支持可能に
設け、手術室内の診察台、ベッド等の固定部10に取付
け自在になっている。12は、屈曲可能に設けたフレキ
シブルアームであり、このフレキシブルアーム12の自
由端の先端に設けた接続部12aに本発明の内視鏡の保
持具本体1を固定する。
等の気体を動力源としてシリンダ等によって支持可能に
設け、手術室内の診察台、ベッド等の固定部10に取付
け自在になっている。12は、屈曲可能に設けたフレキ
シブルアームであり、このフレキシブルアーム12の自
由端の先端に設けた接続部12aに本発明の内視鏡の保
持具本体1を固定する。
【0015】図1は、本発明の内視鏡の保持具を示す外
観図である。5は内視鏡の挿入方向に略円形の中空孔5
gを有するケーシングであり、この中空孔5g内の両側
付近には変形可能な挿通孔2bを有する略筒形状の弾性
部材からなるクランピングラバー2、2を設け、クラン
ピングラバー2、2の中央部側の一端面と隣接するよう
にしてクランピングラバー2、2の挿通孔2bと略同径
の連通孔3bを有し、外周面の一部に略楔形に切欠いた
切欠部3aを有する略円筒形状のプランジャ3、3を軸
方向に摺動可能に設ける。
観図である。5は内視鏡の挿入方向に略円形の中空孔5
gを有するケーシングであり、この中空孔5g内の両側
付近には変形可能な挿通孔2bを有する略筒形状の弾性
部材からなるクランピングラバー2、2を設け、クラン
ピングラバー2、2の中央部側の一端面と隣接するよう
にしてクランピングラバー2、2の挿通孔2bと略同径
の連通孔3bを有し、外周面の一部に略楔形に切欠いた
切欠部3aを有する略円筒形状のプランジャ3、3を軸
方向に摺動可能に設ける。
【0016】各クランピングラバー2、2の外側付近
は、押圧具5bと隣接しており、この押圧部5bの外周
にはおねじ部5dを設け、ケーシング5の中空孔5gの
両端付近に設けためねじ部5eと螺合している。押圧具
5bは、複数の締付穴5cを有し、この締付穴5cを工
具等で締付けることによって押圧具5bがクランピング
ラバー2、2を押圧することが可能になるようにしてい
る。
は、押圧具5bと隣接しており、この押圧部5bの外周
にはおねじ部5dを設け、ケーシング5の中空孔5gの
両端付近に設けためねじ部5eと螺合している。押圧具
5bは、複数の締付穴5cを有し、この締付穴5cを工
具等で締付けることによって押圧具5bがクランピング
ラバー2、2を押圧することが可能になるようにしてい
る。
【0017】係合部材6は、プランジャ3、3の切欠部
3aと係合可能に切欠部3aと略同勾配のテーパを有す
る楔形に切欠き、切欠くことによって形成した作動カム
6a、6aを突設してプランジャ3、3と係合する部位
である内側に設けているので、プランジャ3、3の切欠
部3a、3aに係合部材6、6の作動カム6a、6aを
係合したときにプランジャ3、3の軸方向に対して略鉛
直方向に摺動可能になっている。
3aと係合可能に切欠部3aと略同勾配のテーパを有す
る楔形に切欠き、切欠くことによって形成した作動カム
6a、6aを突設してプランジャ3、3と係合する部位
である内側に設けているので、プランジャ3、3の切欠
部3a、3aに係合部材6、6の作動カム6a、6aを
係合したときにプランジャ3、3の軸方向に対して略鉛
直方向に摺動可能になっている。
【0018】外周面にスクリュー4dを有するクランピ
ングスクリュー4は、ケーシング5の略中央付近の上部
において押圧部4cがケーシング5の当接部5fに接触
してケーシング5を下方に押圧可能になるようにして設
けると共に、上部にはハンドル4aを設ける。クランピ
ングスクリュー4は、係止部材6と螺着し止め輪4eに
よって一体になるようにして設け、また、ハンドル4a
を回転したときのクランピングスクリュー4の移動量で
あるストロークStが決められている。
ングスクリュー4は、ケーシング5の略中央付近の上部
において押圧部4cがケーシング5の当接部5fに接触
してケーシング5を下方に押圧可能になるようにして設
けると共に、上部にはハンドル4aを設ける。クランピ
ングスクリュー4は、係止部材6と螺着し止め輪4eに
よって一体になるようにして設け、また、ハンドル4a
を回転したときのクランピングスクリュー4の移動量で
あるストロークStが決められている。
【0019】7はコレット部であり、内視鏡8の円筒状
の部位の中心軸と略鉛直に交差するようにして設ける。
本発明の内視鏡の保持具の本体1を支持装置11に接続
する際は、コレット部7を支持装置11のフレキシブル
アーム12先端の接続部12aに接続し、このコレット
部7は、内周側に接続部12aを挿入するための挿入孔
7cを有しており、また、テーパ7aとおねじ7dを有
する締結ハンドル7bがめねじ7eと螺合して保持具本
体1と一体になっている。また、7fは接続部12aと
接続する際に接続部12aを把持するための把持部であ
り、7gは接続時に接続部12aに設けた勾配面12b
と嵌着することによって抜け止めとした嵌着部である。
の部位の中心軸と略鉛直に交差するようにして設ける。
本発明の内視鏡の保持具の本体1を支持装置11に接続
する際は、コレット部7を支持装置11のフレキシブル
アーム12先端の接続部12aに接続し、このコレット
部7は、内周側に接続部12aを挿入するための挿入孔
7cを有しており、また、テーパ7aとおねじ7dを有
する締結ハンドル7bがめねじ7eと螺合して保持具本
体1と一体になっている。また、7fは接続部12aと
接続する際に接続部12aを把持するための把持部であ
り、7gは接続時に接続部12aに設けた勾配面12b
と嵌着することによって抜け止めとした嵌着部である。
【0020】接続の際は、コレット部7の挿入孔7cに
接続部12aを挿入し、締結ハンドル7bを締結するこ
とによりテーパ7aによって把持部7fが締め付けられ
る方向に力が加わり、切欠いて設けたすり割り7hによ
って把持部7fが内径側に向けて収縮し、接続部12a
の外周の一部を把持すると共に、嵌着部7gにおいては
接続部12aの勾配面12bが嵌着することによって支
持装置11に固定される。
接続部12aを挿入し、締結ハンドル7bを締結するこ
とによりテーパ7aによって把持部7fが締め付けられ
る方向に力が加わり、切欠いて設けたすり割り7hによ
って把持部7fが内径側に向けて収縮し、接続部12a
の外周の一部を把持すると共に、嵌着部7gにおいては
接続部12aの勾配面12bが嵌着することによって支
持装置11に固定される。
【0021】次に上記実施の形態の作用を説明する。ハ
ンドル4aをスクリュー4dが図3において下方に進む
ように回転すると、クランピングスクリュー4の押圧部
4cがケーシング5の当接部5fを押し、ケーシング5
全体を図において下方に押圧する。図7及び図8に示し
た係合部材6とプランジャ3には、それぞれ作動カム6
a、切欠部3aを設けているので、前述したように作動
カム6aと切欠部3aは夫々摺動可能になるように係合
している。
ンドル4aをスクリュー4dが図3において下方に進む
ように回転すると、クランピングスクリュー4の押圧部
4cがケーシング5の当接部5fを押し、ケーシング5
全体を図において下方に押圧する。図7及び図8に示し
た係合部材6とプランジャ3には、それぞれ作動カム6
a、切欠部3aを設けているので、前述したように作動
カム6aと切欠部3aは夫々摺動可能になるように係合
している。
【0022】係合部材6、6がクランピングスクリュー
4の回転によって下方に摺動すると、プランジャ3、3
は係合部材6、6にテーパ状に設けた作動カム6a、6
aによってクランピングスクリュー4の回転に即して軸
方向にそれぞれ外方に向けて摺動するために、隣接する
クランピングラバー2、2は、図に示すようにそれぞれ
外側方向に押圧されるが、溝部2aを設けているために
クランピングラバー2、2は軸心方向に膨出変形し、内
視鏡8の棒状部位8aの外周を押圧することにより内視
鏡8を把持する。
4の回転によって下方に摺動すると、プランジャ3、3
は係合部材6、6にテーパ状に設けた作動カム6a、6
aによってクランピングスクリュー4の回転に即して軸
方向にそれぞれ外方に向けて摺動するために、隣接する
クランピングラバー2、2は、図に示すようにそれぞれ
外側方向に押圧されるが、溝部2aを設けているために
クランピングラバー2、2は軸心方向に膨出変形し、内
視鏡8の棒状部位8aの外周を押圧することにより内視
鏡8を把持する。
【0023】クランピングラバー2、2は、シリコンゴ
ム等のゴム質性の材料等からなる弾性材料であり、上記
のように外部からの押圧力によって形状が変形して棒状
部位8aを把持可能にしているのでスプリング等の弾力
を有する弾発部材に比して強固に固定することができ、
また、内視鏡を保持する力が弱くなりケーブル等の重量
を支えきれずに保持具が回転したり、ぐらついたりして
内視鏡8の位置がずれたりすることがなく、手術中等に
おいて安心して使用できる。また、棒状部位8aの外径
に応じて把持する力をハンドル4aによって調節可能に
しているため、内視鏡が曲がったり、傷ついたり、故障
したりすることがない。
ム等のゴム質性の材料等からなる弾性材料であり、上記
のように外部からの押圧力によって形状が変形して棒状
部位8aを把持可能にしているのでスプリング等の弾力
を有する弾発部材に比して強固に固定することができ、
また、内視鏡を保持する力が弱くなりケーブル等の重量
を支えきれずに保持具が回転したり、ぐらついたりして
内視鏡8の位置がずれたりすることがなく、手術中等に
おいて安心して使用できる。また、棒状部位8aの外径
に応じて把持する力をハンドル4aによって調節可能に
しているため、内視鏡が曲がったり、傷ついたり、故障
したりすることがない。
【0024】なお、内視鏡8の棒状部位8aの外径は、
約8〜12mmまでを把持することが可能であり、ま
た、クランピングラバー2、2のみを交換することによ
って約5〜8mmの外径にも対応することが可能である
ので保持具を交換する必要がない。従って、各手術毎に
使用する内視鏡によって保持具を交換する必要がないの
で、煩わしさや面倒がなく、手術の準備に要する時間を
短縮することができると共に、従来のように保持具を多
数揃える必要がないので、無駄なコストがかからない。
約8〜12mmまでを把持することが可能であり、ま
た、クランピングラバー2、2のみを交換することによ
って約5〜8mmの外径にも対応することが可能である
ので保持具を交換する必要がない。従って、各手術毎に
使用する内視鏡によって保持具を交換する必要がないの
で、煩わしさや面倒がなく、手術の準備に要する時間を
短縮することができると共に、従来のように保持具を多
数揃える必要がないので、無駄なコストがかからない。
【0025】また、接続部12aは、嵌着部7gのテー
パと接続部12aの勾配面12bにおいて嵌着している
ので、接続部12aが離脱することがなく、強固で安定
している。
パと接続部12aの勾配面12bにおいて嵌着している
ので、接続部12aが離脱することがなく、強固で安定
している。
【0026】接続部12aと保持具本体1との接続は、
接続部12aの形状に対応したコレット形状に設けたコ
レット部7としねじ等を使用していないので、ドレープ
13によってフレキシブルアーム12全体を包み込んだ
後、コレット部7と接続部12aを接続したとしても、
ドレープ13に穴を空けたり、傷つけたりすることがな
く、衛生的に使用することができる。また、把持部7f
の材料としてゴム等の弾性部材等を用いると更に効果的
である。
接続部12aの形状に対応したコレット形状に設けたコ
レット部7としねじ等を使用していないので、ドレープ
13によってフレキシブルアーム12全体を包み込んだ
後、コレット部7と接続部12aを接続したとしても、
ドレープ13に穴を空けたり、傷つけたりすることがな
く、衛生的に使用することができる。また、把持部7f
の材料としてゴム等の弾性部材等を用いると更に効果的
である。
【0027】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の内視鏡の保持具は、内視鏡を形成する略棒形状の部位
のあらゆる径に対して安定したクランプ力が得られ、確
実に、又、安全に内視鏡を固定することが可能であり、
クランプする力が強すぎたりすることがないので、内視
鏡を曲げたり、傷つけることがなく、また、ドレープが
常に清潔に保たれている等の優れた効果がある。
の内視鏡の保持具は、内視鏡を形成する略棒形状の部位
のあらゆる径に対して安定したクランプ力が得られ、確
実に、又、安全に内視鏡を固定することが可能であり、
クランプする力が強すぎたりすることがないので、内視
鏡を曲げたり、傷つけることがなく、また、ドレープが
常に清潔に保たれている等の優れた効果がある。
【図1】本発明の内視鏡の保持具を示す外観図である。
【図2】本発明の内視鏡の保持具を設置した一例を示す
概略図である。
概略図である。
【図3】図1の中央縦断面図である。
【図4】図1の中央縦断面図である。
【図5】図1の中央縦断面図である。
【図6】係合部を示す説明図である。
【図7】係合部材の斜視図である。
【図8】プランジャの外観図である。
【図9】本発明の内視鏡の保持具の中央横断面図であ
る。
る。
1 保持具本体 2 クランピングラバー 3 プランジャ 3a 切欠部 6 係合部材 6a 作動カム 7 コレット部 8 内視鏡 8a 棒状部位 12a 接続部
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に変形可能な略筒形状の中空の弾性
部材と、弾性部材と隣接して外周の一部に楔形に切欠を
設けた軸方向に摺動可能な中空の円筒部材を設けると共
に、円筒部材の切欠と係合する楔形の切欠を有する略円
周方向に摺動可能な摺動部材を形成し、摺動部材の摺動
により円筒部材を軸方向に摺動して隣接する弾性部材を
押圧し、円周の軸心方向に膨出させて弾性部材の中空部
に内視鏡の略棒状部位を把持可能に設けた内視鏡の保持
具。 - 【請求項2】 上記内視鏡の保持具と支持装置の自在腕
部の先端部との接続する部位をコレット形状にした請求
項1記載の内視鏡の保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10339171A JP2000157485A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 内視鏡の保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10339171A JP2000157485A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 内視鏡の保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000157485A true JP2000157485A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18324919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10339171A Pending JP2000157485A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 内視鏡の保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000157485A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10211390B2 (en) | 2014-02-18 | 2019-02-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Friction drive actuator |
US11464396B2 (en) | 2016-03-31 | 2022-10-11 | Keio University | Endoscope holder |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP10339171A patent/JP2000157485A/ja active Pending
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