JP2000157243A - 鱗茎菜類用茎根切断作業機 - Google Patents

鱗茎菜類用茎根切断作業機

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JP2000157243A
JP2000157243A JP10342097A JP34209798A JP2000157243A JP 2000157243 A JP2000157243 A JP 2000157243A JP 10342097 A JP10342097 A JP 10342097A JP 34209798 A JP34209798 A JP 34209798A JP 2000157243 A JP2000157243 A JP 2000157243A
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JP
Japan
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root
stem
supply
transport
bulb vegetables
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JP10342097A
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English (en)
Inventor
Shinichi Toyama
信一 遠山
Atsushi Nakazawa
厚 中沢
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Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 根部切断手段にて鱗茎菜類の根部を所定位置
で正確に切断でき、作業効率を向上できる鱗茎菜類用茎
根切断作業機を提供する。 【解決手段】 茎部T2 および根部T3 を有する多数の
玉葱Tを載置する載置部21を上面部に設けた機体1を備
える。この載置部21に搬送傾斜板25を先端側を下方向に
傾斜させて連設する。この搬送傾斜板25の先端近傍には
機体1の短辺方向に沿って供給搬送コンベヤ31の供給用
無端回行体35を配設する。この供給用無端回行体35の外
面には多数の仕切り片部36を所定間隔をおいて形成す
る。この供給用無端回行体35の回行により投入口11に向
けて玉葱Tを1個ずつ互いに所定間隔をおいて連続的に
供給する。機体1の内部に配設した一対の搬送ローラ15
は投入口からの隣合う玉葱Tを互いに離間させた状態で
搬送経路部を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鱗茎菜類の茎部お
よび根部の切断作業を自動的にする鱗茎菜類用茎根切断
作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば玉葱等の鱗茎菜類の茎部お
よび根部の切断作業は、作業者による手作業にて行わ
れ、作業者が一方の手で鱗茎菜類の略球状の実部をつか
み、他方の手に持ったはさみ等でその茎部および根部を
切断している。しかし、この手作業は重労働である問題
を有している。
【0003】そこで、この問題を解消するために、この
手作業の自動化を図った鱗茎菜類用茎根切断作業機とし
ては、例えば、特開平5−68523号公報、特開平6
−7133号公報、特開平10−99064号公報に記
載の鱗茎菜類用茎根切断作業機が知られている。
【0004】この特開平5−68523号公報等に記載
の鱗茎菜類用茎根切断作業機は、茎部および根部を有す
る鱗茎菜類を投入する投入口を備えるとともに茎部およ
び根部の切断された鱗茎菜類を排出する排出口を備えか
つ前記投入口から前記排出口に向って鱗茎菜類が搬送さ
れる搬送経路部を備えた機体を具備し、この機体の搬送
経路部の途中に、所定の正方向を向いた状態で搬送され
る鱗茎菜類の茎部および根部を切断する茎部切断手段お
よび根部切断手段を設けた構造が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特開平5−68523号公報等に記載の鱗茎菜類用
茎根切断作業機では、機体の投入口に鱗茎菜類を投入す
る場合に、作業者が鱗茎菜類の向きを所定の正方向の向
きに合わせなければならず、鱗茎菜類を1個ずつその向
きを確認しながら投入することが必要であるので、作業
効率が悪い問題を有している。
【0006】また、根部切断手段によっては、投入口か
らの隣合う鱗茎菜類が互いに略接触した状態で搬送され
た場合に、根部切断手段にて鱗茎菜類の根部が正確な位
置で切断されないおそれがある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、根部切断手段にて鱗茎菜類の根部を所定位置で正
確に切断でき、作業効率を向上できる鱗茎菜類用茎根切
断作業機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の鱗茎菜類
用茎根切断作業機は、茎部および根部を有する鱗茎菜類
を投入する投入口を備えるとともに茎部および根部の切
断された鱗茎菜類を排出する排出口を備えかつ前記投入
口から前記排出口に向って鱗茎菜類が搬送される搬送経
路部を備えた機体と、この機体の搬送経路部に設けら
れ、所定の正方向を向いた状態で搬送される鱗茎菜類の
茎部および根部を切断する茎部切断手段および根部切断
手段とを具備した鱗茎菜類用茎根切断作業機において、
前記機体の搬送経路部の前記茎部切断手段および前記根
部切断手段茎部より搬送上流側に、鱗茎菜類の向きを所
定の正方向の向きに合わせる向き合わせ手段を設け、前
記機体に、前記投入口に向けて鱗茎菜類を1個ずつ互い
に所定間隔をおいて連続的に供給する供給手段を設けた
ものである。
【0009】そして、茎部および根部を有する鱗茎菜類
は供給手段にて1個ずつ互いに所定間隔をおいて連続的
に供給されて投入口から投入され、この投入された鱗茎
菜類は搬送経路部を搬送され、この搬送中の鱗茎菜類の
向きが向き合わせ手段にて所定の正方向の向きに合わせ
られ、茎部切断手段にて鱗茎菜類の茎部が切断されると
ともに根部切断手段にて鱗茎菜類の根部が切断される。
この茎部および根部の切断された鱗茎菜類が排出口から
排出される。
【0010】請求項2記載の鱗茎菜類用茎根切断作業機
は、請求項1記載の鱗茎菜類用茎根切断作業機におい
て、機体の搬送経路部にこの搬送経路部の搬送方向に沿
って互いに対向して配設され、互いに逆方向に回転して
鱗茎菜類を搬送する一対の搬送ローラを具備し、供給手
段は、前記各搬送ローラの回転速度に応じた回行速度で
回行して鱗茎菜類を投入口に投入する供給用無端回行体
を有する供給搬送コンベヤにて形成し、この供給搬送コ
ンベヤの前記供給用無端回行体の外面には、多数の仕切
り片部を隣合う仕切り片部間に1個の鱗茎菜類の略球状
の実部の大きさに応じた寸法の間隔をおいて形成したも
のである。
【0011】そして、供給搬送コンベヤの供給用無端回
行体が各搬送ローラの回転速度に応じた回行速度で回行
し、この供給用無端回行体の隣合う仕切り片部間にそれ
ぞれ1個の鱗茎菜類が位置し、この供給用無端回行体に
て鱗茎菜類が1個ずつ互いに所定間隔をおいて連続的に
投入口に投入される。
【0012】請求項3記載の鱗茎菜類用茎根切断作業機
は、請求項2記載の鱗茎菜類用茎根切断作業機におい
て、機体の上面部に設けられ茎部および根部切断処理前
の多数の鱗茎菜類を載置する載置部と、この載置部に連
設され先端側に向って下方向に傾斜した搬送傾斜板とを
具備し、この搬送傾斜板の先端近傍に、供給搬送コンベ
ヤの供給用無端回行体を配設したものである。
【0013】そして、搬送傾斜板の先端近傍に供給搬送
コンベヤの供給用無端回行体を配設したので、鱗茎菜類
を載置部から供給用無端回行体の隣合う仕切り片部間に
簡単に移動できる。また、機体の上面部に茎部および根
部を有する多数の鱗茎菜類を載置する載置部が設けられ
ているので、機体の設置スペースとは別の載置部のため
の設置スペースを確保する必要がなく、スペース効率を
向上できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鱗茎菜類用茎根切
断作業機の一実施の形態の構成を図面を参照して説明す
る。
【0015】図1ないし図4において、1は機体で、こ
の機体1は水平方向に長辺方向を有する外形略直方体状
に形成され、この機体1の長辺方向に沿った一側面には
操作部2が突設され、この操作部2には押しボタンスイ
ッチ3が設けられている。また、この機体1の下部には
走行部5が設けられ、この走行部5には回転自在の車輪
6が取り付けられている。
【0016】さらに、この機体1の上部には供給部7が
設けられ、この供給部7から茎部T2 および根部T3
有する多数の鱗茎菜類としての玉葱Tが機体1の作業部
10に連続的に供給される。
【0017】また、この機体1の長辺方向の一端部には
投入口11が上方に向って開口形成され、この投入口11と
は反対側の長辺方向の他端部には他側方に向って開口し
た排出口12が開口形成され、この機体1の内部には前記
投入口11と前記排出口12とを連通する搬送経路部13が設
けられ、この搬送経路部13に搬送方向Aに沿って作業搬
送手段としての一対の搬送ローラ15が互いに対向して設
けられている。この一対の搬送ローラ15は機体1の下側
に長辺方向の一端部から他端近傍にわたって配設され、
この一対の搬送ローラ15にて玉葱Tがこの搬送経路部13
を搬送される。なお、この排出口12には排出シュート14
が連設されている。
【0018】そして、この搬送経路部13の途中には、搬
送上流側から搬送下流側に向って略順に、向き合わせ手
段16、根部起し手段としての一対の根部起し回転ブラシ
17、根部切断手段18、横揺れ防止手段19、および、茎部
切断手段20が配設されている。
【0019】前記供給部7は、切断処理前の茎部T2
よび根部T3 を有する多数の玉葱Tを載置する載置部21
を前記機体1の上面部に備え、この載置部21は前記機体
1の水平方向に沿った平面状の上面となる矩形状の載置
底板22を有し、この載置底板22の周縁のうち短辺方向に
沿った一端縁を除く部分には側板23が垂直状に立設され
ている。また、この載置底板22の上面のうち長辺方向の
一端側部分には、図5および図6に示すように、先端側
に向って下方向に傾斜した搬送傾斜板25が形成され、こ
の搬送傾斜板25にて玉葱Tが自重により斜め下方に向っ
て転がって搬送される。なお、この搬送傾斜板25の一側
縁にはガイド側板26が垂直状に立設され、このガイド側
板26にて玉葱Tが前記投入口11に直接投入されることが
防止される。
【0020】また、この供給部7は、図5および図6に
示されるように、前記投入口11に向けて玉葱Tを1個ず
つ互いに所定間隔をおいて連続的に供給する供給手段と
しての供給搬送コンベヤ31を有し、この供給搬送コンベ
ヤ31は前記機体1の長辺方向の一端部において一側縁部
から他側縁部にわたって配設され、この供給搬送コンベ
ヤ31の搬出部は前記投入口11に連設されている。
【0021】この供給搬送コンベヤ31は前記機体1の長
辺方向に沿った回転中心軸を中心として回転する互いに
離間対向したコンベヤ駆動プーリ32およびコンベヤ従動
プーリ33を有し、これらのコンベヤ駆動プーリ32および
コンベヤ従動プーリ33にはゴム材料等にて成形された弾
性変形可能なベルト等の供給用無端回行体35が巻き掛け
られている。
【0022】この供給用無端回行体35は、前記機体1の
長辺方向の一端部に短辺方向の一端部近傍から他端部に
わたって配設され、前記搬送傾斜板25の先端近傍にこの
先端縁に沿って位置し、この供給用無端回行体35にて前
記搬送傾斜板25からの玉葱Tが前記機体1の短辺方向の
他端側から一端側に向って搬送される。また、この供給
用無端回行体35の外面には回行方向に直交する水平方向
に長辺方向を有する細長状の多数の仕切り片部36が供給
用無端回行体35の回行方向に沿って互いに等間隔をおい
て外方に向って突出形成され、この隣合う仕切り片部36
間には1個の玉葱Tが位置する。すなわち、この隣合う
仕切り片部36間には、1個の玉葱Tの略球状の実部T1
の大きさに応じた寸法、例えば玉葱Tの実部T1 の直径
より少し大きい寸法の間隔がそれぞれ設けられている。
【0023】そして、この供給搬送コンベヤ31にて搬送
供給された玉葱Tは前記投入口11から投入され、前記一
対の搬送ローラ15の搬入部に向って自重落下することと
なる。
【0024】さらに、この供給部7は、図5に示される
ように、一対のガイド弾性板体40a,40b を有し、この
一対のガイド弾性板体40a ,40b のうち前記供給搬送コ
ンベヤ31の一側方すなわち前方に配設された一方のガイ
ド弾性板体40a はゴム材料等にて曲面矩形状に形成さ
れ、他方のガイド弾性板体40b はゴム材料等にて平面矩
形状に形成され、この他方のガイド弾性板体40b は前記
供給搬送コンベヤ31の下方に位置して垂直状に配設され
ている。
【0025】そして、この一対のガイド弾性板体40a ,
40b にて、前記投入口11から投入された玉葱Tが前記一
対の搬送ローラ15の搬入部に向って案内される。
【0026】一方、前記作業部10の一対の搬送ローラ15
は、互いに逆方向に同期的に回転、すなわちともに内側
下方に向って同期的に回転し、玉葱Tの茎部T2 を下方
向に引き込みながらその根部T3 を上方向に向けた状態
でこの玉葱Tを搬送方向Aに沿って前記搬送経路部13を
搬送するもので、この各搬送ローラ15は回転軸41を有
し、この回転軸41は前記機体1の長辺方向に沿って水平
状に配設され、この回転軸41には円筒体42が固着され、
この円筒体42の外周面には図示しない細い帯状の搬送突
条取付け溝が螺旋状に形成され、この搬送突条取付け溝
にはゴム材料等からなる細長状の弾性搬送突条部材43が
固着されている。この弾性搬送突条部材43の断面は略台
形状に形成され、この弾性搬送突条部材43の螺旋状間の
ピッチはこの一対の搬送ローラ15の回転で玉葱Tを搬送
可能なピッチで、玉葱Tの実部T1の直径より少し小さ
い寸法である。
【0027】また、この円筒体42の外周面には図示しな
い帯状の取付け溝が前記搬送突条取付け溝と連設した状
態で螺旋状に形成され、この取付け溝には、図7に示す
ようにゴム材料等からなる帯状部材45が固着され、この
帯状部材45の外面には多数の向き合わせ弾性突起46が螺
旋方向に沿って互いに間隔をおいて形成されている。こ
の向き合わせ弾性突起46は複数列、例えば2列をなして
形成され、この各向き合わせ弾性突起46は先端側に向っ
て縮径した截頭円錐状に形成されている。そして、これ
らの多数の向き合わせ弾性突起46が搬送中の玉葱Tの茎
部T2 に係合し、この向き合わせ弾性突起46にて玉葱T
の向きが所定の正方向の向きに変えられる。この所定の
正方向の向きとは玉葱Tの茎部T2 が下を向いた向きで
ある。なお、この帯状部材45は前記弾性搬送突条部材43
の一側にこの弾性搬送突条部材43の全長にわたって連続
して形成されている。
【0028】さらに、この一対の搬送ローラ15の搬入部
の近傍には、図1および図4に示されるように、この一
対の搬送ローラ15の上方に位置して向き合わせ弾性体49
が垂直状に配設されている。この向き合わせ弾性板体49
はゴム材料等にて矩形板状に成形され、先端側が容易に
弾性変形するようになっており、この向き合わせ弾性板
体49の先端部には作用接触部50が形成されている。そし
て、この向き合わせ弾性板体49の作用接触部50がこの一
対の搬送ローラ15による搬送中の不正方向を向いた玉葱
Tの略球状の実部T1 上側側面に接触し、この作用接触
部50にて玉葱Tの向きが所定の正方向の向きに変えられ
る。なお、この向き合わせ弾性板体49、前記向き合わせ
弾性突起46等にて前記向き合わせ手段16が構成されてい
る。
【0029】また、前記根部起し手段としての一対の根
部起し回転ブラシ17は、互いに逆方向に同期的に回転、
すなわちともに内側上方に向って回転し、前記搬送経路
部13を通って前記一対の搬送ローラ15にて所定の正方向
を向いた状態で搬送されてくる玉葱Tの髭状の根部T3
を起すもので、この各根部起し回転ブラシ17は、図1、
図4および図8に示すように、傾斜回転軸51を有し、こ
の傾斜回転軸51は先端側に向って下方向に傾斜した状態
で前記各搬送ローラ15の上方に位置して回転自在に配設
され、この傾斜回転軸51には合成樹脂等からなる弾性変
形可能な多数の根部起し毛52が外形円柱状になるように
植設されている。そして、これらの多数の根部起し毛52
が搬送中の玉葱Tの根部T3 に接触し、この根部起し毛
52にて玉葱Tの根部T3 が略直線状に伸ばされる。
【0030】さらに、前記根部切断手段18は、前記搬送
経路部を通って前記一対の搬送ローラ15にて所定の正方
向を向いた状態で前記一対の根部起し回転ブラシ17から
搬送されてくる玉葱Tの根部T3 を切断するもので、こ
の根部切断手段18は、図1および図2に示すように、刃
取付け回転軸101 を有し、この刃取付け回転軸101 は前
記一対の搬送ローラ15の上方に位置して上下方向に沿っ
た回転中心軸を中心として回転自在でかつ玉葱Tの実部
1 の大きさに対応して上下動自在に配設され、この刃
取付け回転軸101 の先端部に根部用刃102 が固着され、
この根部用刃102 にて玉葱Tの根部T3 が所定位置で切
断される。
【0031】また、この根部切断手段18は、玉葱Tの実
部T1 上側における肩面に接触して玉葱Tに下向きの所
定の大きさの力を加え、玉葱Tの実部T1 を前記各搬送
ローラ15の円筒体42とともに挟んで玉葱Tの姿勢を保持
する一対の姿勢保持用無端回行体104 を有している。
【0032】この一対の姿勢保持用無端回行体104 は互
いに所定距離だけ離間対向した状態で回行自在に配設さ
れており、この所定距離とは玉葱Tの根部T3 を上方に
導出可能な距離で、この根部T3 の直径より少し大きい
ものである。また、各姿勢保持用無端回行体104 はとも
に駆動プーリ105 および多数の従動プーリ106 に適度の
たるみをもった状態で巻き掛けられ、この駆動プーリ10
5 の駆動にて前記一対の搬送ローラ15の搬送速度と一定
の比を保ちながら回行する。
【0033】また、前記横揺れ防止手段19は、前記搬送
経路部13を通って前記一対の搬送ローラ15にて所定の正
方向を向いた状態で、前記一対の根部起し回転ブラシ17
から搬送されてくる玉葱Tの実部T1 に圧接して玉葱T
の実部T1 の横揺れを防止するもので、この横揺れ防止
手段19は、図2および図4に示すように、例えばスポン
ジ等の海綿状の材料、或いはゴム材料等からなる横揺れ
防止弾性体151 を有している。
【0034】この横揺れ防止弾性体151 は、横方向に長
辺方向を有する細長矩形状の取付け基部152 を有し、こ
の取付け基部152 は前記一対の搬送ローラ15のうちの前
記機体1の短辺方向の一端側、すなわち前記機体1の前
側に配設した一方の搬送ローラ15の上方に位置しかつ前
記根部用刃102 の下方近傍に位置して垂直状に配設さ
れ、この取付け基部152 には多数、例えば4つの作用圧
接部153 が互いに等間隔おいて玉葱Tの搬送軌跡側に向
って傾斜状に突出形成され、この作用圧接部153が搬送
中の玉葱Tの略球状の実部T1 の上下方向の中央部側面
に圧接し、この作用圧接部153 にて玉葱Tの横揺れが防
止される。そして、この横揺れの防止に基づき、前記根
部切断手段18の根部用刃102 にて玉葱Tの根部T3 が所
定位置で確実に切断される。
【0035】さらに、前記茎部切断手段20は、前記搬送
経路部13の搬送終端部に配設されこの搬送経路部13を通
って前記一対の搬送ローラ15にて所定の正方向を向いた
状態で搬送されてくる根部T3 の切断された玉葱Tの茎
部T2 を切断して前記排出口12に排出するもので、この
茎部切断手段20は、図1、図2および図4に示すよう
に、互いに逆方向に同期的に回転する一対の回転支持体
171a,171bを有し、この一対の回転支持体171a,171bは
前記一対の搬送ローラ15の搬出部に近接した状態で、互
いに離間対向して回転自在に配設され、この各回転支持
体171a,171bの上面部には略球冠状の円盤部172 ,172
がそれぞれ形成され、この円盤部172 にて玉葱Tが支持
される。
【0036】また、この一対の回転支持体171a,171bの
うち前記機体1の前側に配設した一方の回転支持体171a
の軸部には円板状の茎部用刃173 が水平状に固着され、
他方の回転支持体171bの軸部には環状体174 が水平状に
固着されている。この環状体174 は、金属材料、或いは
ゴム材料等にて形成されている。
【0037】そして、この茎部用刃173 は図示しない付
勢手段にて環状体174 側に向けて付勢されてこの茎部用
刃173 と環状体174 とが互いに圧接した状態で回転し、
この茎部用刃173 と環状体174 との間に玉葱Tの茎部T
2 が導入され、この茎部用刃173 にて玉葱Tの茎部T2
が所定位置で切断され、この切断された玉葱Tは前記排
出口12に向けて排出される。
【0038】一方、前記作業部10における動力伝達機構
について説明すると、図1ないし図4において、181 は
第1の駆動手段としての第1の駆動用モータで、この第
1の駆動用モータ181 からの動力は、チェーン伝動等に
て構成される第1の伝動手段182 を介して前記供給搬送
コンベヤ31のコンベヤ駆動プーリ32に伝達されるととも
に、前記一対の搬送ローラ15のそれぞれの回転軸41に伝
達され、かつ、前記根部切断手段18の駆動プーリ105 に
伝達される。また、183 は第2の駆動手段としての第2
の駆動用モータで、この第2の駆動用モータ183 からの
動力は、チェーン伝動等にて構成される第2の伝動手段
184 を介して前記一対の根部起し回転ブラシ17のそれぞ
れの傾斜回転軸51に伝達される。
【0039】さらに、185 は第3の駆動手段としての第
3の駆動用モータで、この第3の駆動用モータ185 から
の動力は、トルク伝達用可撓軸等を備えた第3の伝動手
段186 を介して前記根部切断手段18の刃取付け回転軸10
1 に伝達される。また、187は第4の駆動手段としての
第4の駆動用モータで、この第4の駆動用モータ187か
らの動力は、ベルト伝動等にて構成される第4の伝動手
段188 を介して前記茎部切断手段20の他方の回転支持体
171 b の軸部に伝達される。
【0040】次に、上記一実施の形態の動作を説明す
る。
【0041】予め、被作業対象物である茎部T2 および
根部T3 を有する多数の玉葱Tを、載置部21に載置して
おく。なお、この被作業対象物である玉葱Tは、収穫直
後のもの、或いは、収穫後風干し等して乾燥させたもの
である。
【0042】そして、作業者Pが切断作業するに当っ
て、操作部2の押しボタンスイッチ3をオン操作する
と、第1ないし第4の駆動用モータ181 ,183 ,185 ,
187 が運転を開始する。すると、第1の駆動用モータ18
1 からの動力により、供給搬送コンベヤ31の供給用無端
回行体35が回転し、一対の搬送ローラ15が互いに逆方向
に同期的に回転し、根部切断手段18の一対の姿勢保持用
無端回行体104 が回転する。また、第2の駆動用モータ
183 からの動力により、一対の根部起し回転ブラシ17が
互いに逆方向に同期的に回転する。さらに、第3の駆動
用モータ185 からの動力により、根部切断手段18の根部
用刃102 が回転する。また、第4の駆動用モータ187 か
らの動力により、茎部切断手段20の茎部用刃173 が回転
する。
【0043】このような運転状態下において、作業者P
は、まず、図3に示されるように、載置部21上で選別
し、例えば傷付いた玉葱T´等を別の容器Xに取り出
す。残りの大多数の玉葱Tは、その玉葱Tの向きを確認
することなく、無造作に載置部21の載置底板22の搬送傾
斜板25上に連続的に送る。
【0044】この搬送傾斜板25上に送られた各玉葱Tは
搬送傾斜板25にて斜め下方に向って転がって搬送され、
この搬送された玉葱Tは供給搬送コンベヤ31にて投入口
11に向けて1個ずつ互いに所定間隔をおいて連続的に供
給される。
【0045】すなわち、搬送傾斜板25からの玉葱Tは供
給搬送コンベヤ31の供給用無端回行体35の隣合う仕切り
片部36間にそれぞれ位置し、この隣合う仕切り片部36間
に位置した玉葱Tは供給用無端回行体35にて機体1の短
辺方向の他端側から一端側に向って搬送され、この搬送
された玉葱Tは投入口11から投入され、搬送経路部13に
導入される。
【0046】この搬送経路部13に導入された玉葱Tは、
まず、一対の搬送ローラ15の搬入部に向って一対のガイ
ド弾性板体40a ,40b にて案内されつつ自重落下し、一
対の搬送ローラ15の搬入部に位置する。
【0047】続いて、この搬入部に位置した茎部T2
よび根部T3 を有する玉葱Tは、隣合う玉葱T間に1ピ
ッチの間隔をおいた状態、すなわち投入口からの隣合う
玉葱Tが互いに離間した状態で、この一対の搬送ローラ
15にて玉葱Tの茎部T2 が下方向に引き込まれながら搬
送経路部13を搬送方向Aに沿って搬送終端部に向って搬
送される。
【0048】すなわち、この各玉葱Tは弾性搬送突条部
材43にて搬送経路部13を搬送方向Aに沿って搬送され
る。また、この搬入部に位置した玉葱Tの向きは一致し
ていないが、この各玉葱Tは向き合わせ弾性突起46と係
合し、この向き合わせ弾性突起46にて玉葱Tの向きが所
定の正方向の向き、すなわち玉葱Tの茎部T2 が下を向
いた向きに変えられ、玉葱Tの向きが合わせられる。な
お、この向き合わせ弾性突起46にて向き合わせが行われ
なかった不正方向を向いた玉葱Tは、その実部T1 上側
側面で向き合わせ弾性板体49の作用接触部50に接触し、
この作用接触部50にて玉葱Tの向きが所定の正方向の向
きに変えられ、搬送中のすべての玉葱Tの向きが合わせ
られることとなる。
【0049】次いで、この所定の正方向を向いた状態に
された搬送中の玉葱Tの髭状の根部T3 が一対の根部起
し回転ブラシ17にて起こされ、この起こされた根部T3
が根部用刃102 にて所定位置で確実に切断される。この
切断時には、横揺れ防止弾性体151 の作用圧接部153 が
その搬送中の玉葱Tの略球状の実部T1 の上下方向の中
央部一側面に圧接することにより、玉葱Tの横揺れの防
止が図られている。
【0050】続いて、この所定の正方向を向いて搬送さ
れてくる玉葱Tの茎部T2 が茎部用刃173 と環状体174
との間に導入され、この茎部用刃173 にて玉葱Tの茎部
2が所定位置で切断される。
【0051】そして、この茎部T2 および根部T3 が切
断されて略実部T1 になった玉葱Tは排出口12に排出さ
れて搬送経路部13から導出され、その後、排出シュート
14を通って図示しない容器に収容される。
【0052】このようにして、上記一実施の形態によれ
ば、機体1の搬送経路部13の茎部切断手段20および根部
切断手段18より搬送上流側に、玉葱Tの向きを所定の正
方向の向きに合わせる向き合わせ手段16を設けたので、
茎部T2 および根部T3 を有する玉葱Tを機体1の投入
口11に投入する場合に、玉葱Tの向きを所定の正方向の
向きに合わせる必要がなく、従来必要であった玉葱Tの
向きの確認作業が不要となり、玉葱Tを連続的に投入す
ることができ、作業効率を向上でき、よって、自動的で
かつ高能率で切断作業できる。
【0053】また、向き合わせ弾性板体49の作用接触部
50を搬送中の不正方向を向いた玉葱Tの略球状の実部T
1 上側に接触させて玉葱Tの向きを所定の正方向の向き
に変えるので、簡単な構造で玉葱Tの向きを所定の正方
向の向きに合わせることができる。
【0054】さらに、各搬送ローラ15の多数の向き合わ
せ弾性突起46を搬送中の玉葱Tの茎部T2 に係合させて
玉葱Tの向きを所定の正方向の向きに変えるので、玉葱
Tの向きを所定の正方向の向きに確実に合わせることが
できる。
【0055】また、向き合わせ弾性板体49と向き合わせ
弾性突起46とにて玉葱Tの向きを所定の正方向の向きに
変えるので、搬送中のすべての玉葱Tの向きを確実に合
わせることができ、精度よく茎部T2 および根部T3
切断できる。
【0056】さらに、一対の搬送ローラ15を機体1の下
側に長辺方向の一端部から他端近傍にわたって配設しか
つ茎部切断手段20を機体1の下側の長辺方向の他端部に
配設するとともに、供給搬送コンベヤ31、一対の根部起
し回転ブラシ17および根部切断手段18を機体1の上側に
長辺方向に沿って互いに間隔をおいて分散させて配設し
たので、機体1の長辺方向の重量バランスを良くでき、
機体1を小型化できる。
【0057】また、機体1に投入口11に向けて玉葱Tを
1個ずつ互いに所定間隔をおいて連続的に供給する供給
搬送搬送コンベヤ36を設けたので、投入口11からの隣合
う玉葱Tが互いに接触した状態で搬送経路部13を一対の
搬送ローラ15にて搬送されることがなく、根部切断手段
18にて玉葱Tの根部T3 を所定位置で正確に切断でき、
よって、作業者Pがタイミングを合わせて玉葱Tを連続
的に投入する必要がなく、作業効率を向上できる。
【0058】さらに、供給搬送コンベヤ31の供給用無端
回行体35を各搬送ローラ15の回転速度に応じた回行速度
で回行させ、この供給用無端回行体35の隣合う仕切り片
部36間にそれぞれ1個の玉葱Tを位置させ、この供給用
無端回行体35にて玉葱Tを1個ずつ互いに所定間隔をお
いて連続的に投入口11に投入するので、投入口11からの
隣合う玉葱Tが互いに接触した状態で搬送経路部13を一
対の搬送ローラ15にて搬送されることを確実に防止で
き、よって、一対の搬送ローラ15にて隣合う玉葱T間に
1ピッチの間隔をおいた状態で搬送でき、精度よく根部
を切断できる。
【0059】また、搬送傾斜板25の先端近傍に供給搬送
コンベヤ31の供給用無端回行体35をこの搬送傾斜板25の
先端縁に沿って配設したので、玉葱Tを載置部21の載置
底板22上から搬送傾斜板25を介して供給用無端回行体35
の隣合う仕切り片部36間に簡単に移動させることができ
る。
【0060】さらに、機体1の上面部に茎部T2 および
根部T3 を有する多数の玉葱Tを載置する載置部21を設
けたので、この載置部21にて機体1の投入口11に投入す
る多数の玉葱Tを投入口11の近くにまとめて位置させて
おくことができ、しかも、機体1の設置スペースとは別
の載置部21のための設置スペースを確保する必要がな
く、スペース効率を向上でき、また、機体1の前後両側
に作業者Pが立って選別作業、投入作業等を行うことが
できるため、より一層作業効率を向上できる。
【0061】さらに、載置部21の載置底板22が機体1の
水平方向に沿った平面状の上面となるので、この載置底
板22が機体1の上面板を兼ねることとなり、製造コスト
を削減できる。また、載置底板22の縁部に側板23を垂直
状に立設したので、この側板23にて玉葱Tが載置底板22
から落下することを防止できる。
【0062】なお、上記一実施の形態においては、供給
搬送コンベヤ31は、機体1の長辺方向の一端部において
一側縁部から他側縁部にわたって配設した構成について
説明したが、例えば、機体1の長辺方向に沿った一側縁
部および他側縁部の少なくとも一方において長辺方向の
一端部から他端部に全長にわたって配設した構成、或い
は、機体1の短辺方向の中央部において長辺方向の一端
部から他端部に全長にわたって配設した構成とすること
もできる。
【0063】また、上記一実施の形態においては、供給
搬送コンベヤ31の供給用無端回行体35は、外面に多数の
仕切り片部36を回行方向に沿って互いに所定間隔をおい
て突出形成した構成について説明したが、例えば、この
仕切り片部36に代えて玉葱Tの実部T1 を嵌合して保持
する図示しない多数の嵌合保持用孔部を互いに所定間隔
をおいて形成した構成することもできる。
【0064】さらに、上記一実施の形態においては、向
き合わせ手段16は、向き合わせ弾性突起46と向き合わせ
弾性板体49とを備えた構成について説明したが、向き合
わせ弾性突起46および向き合わせ弾性板体49のいずれか
一方を備えた構成でもよい。
【0065】また、上記一実施の形態においては、向き
合わせ弾性突起46を形成した帯状部材45は、弾性搬送突
条部材43の全長にわたって連続して形成した構成につい
て説明したが、弾性搬送突条部材43の搬送始端側にのみ
形成した構成でもよい。
【0066】さらに、上記一実施の形態においては、茎
部切断手段20は、機体1の搬送経路部13の搬送終端部に
おいて根部切断手段18より搬送下流側に配設した構成に
ついて説明したが、機体1の搬送経路部13の中間部にお
いて根部切断手段18より搬送上流側に配設した構成でも
よい。
【0067】また、上記一実施の形態においては、機体
1の走行部5に車輪6を取り付けた構成について説明し
たが、図9に示すように、運搬性を向上するために、車
輪6aにタイヤ191 を装着し、このタイヤ191 を装着した
車輪6aを回転駆動するエンジン等の車輪駆動手段192 を
機体1に設けるとともに、この機体1に一対の機体操作
用ハンドル193 を設けた構成でもよい。また、図9に示
すように、機体1の長辺方向の他端下部に荷台194 を設
け、この荷台194 に容器195 を排出シュート14に近接さ
せて着脱自在に設置した構成でもよい。
【0068】また、上記一実施の形態においては、一対
の搬送ローラ15は、互いに逆方向に同期的に回転する構
成、すなわち、各搬送ローラ15は同一の回転速度で回転
する構成について説明したが、各搬送ローラ15が互いに
異なる回転速度で回転する構成でもよい。
【0069】さらに、上記一実施の形態においては、向
き合わせ弾性体49は矩形板状に形成した構成について説
明したが、例えば、複数の棒状、複数の細帯状等に形成
した構成でもよい。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、茎部およ
び根部を有する鱗茎菜類を機体の投入口に投入する場合
に、鱗茎菜類の向きを正方向の向きに合わせる必要がな
く、鱗茎菜類を連続的に投入することができ、作業効率
を向上できる。
【0071】また、機体の投入口から投入された隣合う
鱗茎菜類が互いに接触した状態で搬送経路部を搬送され
ることがなく、根部切断手段にて鱗茎菜類の根部を所定
位置で正確に切断できる。
【0072】請求項2記載の発明によれば、供給用無端
回行体にて鱗茎菜類が1個ずつ互いに所定間隔をおいて
連続的に投入口に投入されるので、投入口からの隣合う
鱗茎菜類が互いに接触した状態で搬送経路部を一対の搬
送ローラにて搬送されることを確実に防止できる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、茎部および
根部切断処理前の鱗茎菜類を載置部から供給用無端回行
体の隣合う仕切り片部間に簡単に移動できる。また、機
体の上面部に茎部および根部を有する多数の鱗茎菜類を
載置する載置部を設けたので、機体の設置スペースとは
別の載置部のための設置スペースを確保する必要がな
く、スペース効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鱗茎菜類用茎根切断作業機の一実施の
形態を示す正面図である。
【図2】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機を示す側面図で
ある。
【図3】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機を示す平面図で
ある。
【図4】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機を示す載置底板
を省略した状態の平面図である。
【図5】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機を示す一部を切
り欠いた側面図である。
【図6】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機の供給搬送コン
ベヤを示す斜視図である。
【図7】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機の搬送ローラを
示す拡大して一部を切り欠いた側面図である。
【図8】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機の一対の根部起
し回転ブラシを示す背面図である。
【図9】同上鱗茎菜類用茎根切断作業機の他の実施の形
態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 機体 11 投入口 12 排出口 13 搬送経路部 15 一対の搬送ローラ 16 向き合わせ手段 18 根部切断手段 20 茎部切断手段 21 載置部 25 搬送傾斜板 31 供給手段としての供給搬送コンベヤ 35 供給用無端回行体 36 仕切り片部 A 搬送方向 T 鱗茎菜類としての玉葱 T1 実部 T2 茎部 T3 根部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茎部および根部を有する鱗茎菜類を投入
    する投入口を備えるとともに茎部および根部の切断され
    た鱗茎菜類を排出する排出口を備えかつ前記投入口から
    前記排出口に向って鱗茎菜類が搬送される搬送経路部を
    備えた機体と、 この機体の搬送経路部に設けられ、所定の正方向を向い
    た状態で搬送される鱗茎菜類の茎部および根部を切断す
    る茎部切断手段および根部切断手段とを具備した鱗茎菜
    類用茎根切断作業機において、 前記機体の搬送経路部の前記茎部切断手段および前記根
    部切断手段茎部より搬送上流側に、鱗茎菜類の向きを所
    定の正方向の向きに合わせる向き合わせ手段を設け、 前記機体に、前記投入口に向けて鱗茎菜類を1個ずつ互
    いに所定間隔をおいて連続的に供給する供給手段を設け
    たことを特徴とする鱗茎菜類用茎根切断作業機。
  2. 【請求項2】 機体の搬送経路部にこの搬送経路部の搬
    送方向に沿って互いに対向して配設され、互いに逆方向
    に回転して鱗茎菜類を搬送する一対の搬送ローラを具備
    し、 供給手段は、前記各搬送ローラの回転速度に応じた回行
    速度で回行して鱗茎菜類を投入口に投入する供給用無端
    回行体を有する供給搬送コンベヤにて形成し、 この供給搬送コンベヤの前記供給用無端回行体の外面に
    は、多数の仕切り片部を隣合う仕切り片部間に1個の鱗
    茎菜類の略球状の実部の大きさに応じた寸法の間隔をお
    いて形成したことを特徴とする請求項1記載の鱗茎菜類
    用茎根切断作業機。
  3. 【請求項3】 機体の上面部に設けられ茎部および根部
    切断処理前の多数の鱗茎菜類を載置する載置部と、 この載置部に連設され先端側に向って下方向に傾斜した
    搬送傾斜板とを具備し、 この搬送傾斜板の先端近傍に、供給搬送コンベヤの供給
    用無端回行体を配設したことを特徴とする請求項2記載
    の鱗茎菜類用茎根切断作業機。
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