JP2000157213A - 栄養組成物 - Google Patents

栄養組成物

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宏紀 早澤
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吉隆 田村
Yoshiyuki Fukada
令幸 深田
Kazumi Shinoda
一三 篠田
Kazumi Nanba
和美 難波
Yasuhiro Takeda
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Hirohiko Nakamura
浩彦 中村
Atsushi Furuya
篤 古谷
Keisuke Miyazaki
桂介 宮崎
Yumi Anai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然微量元素の形態で銅及び亜鉛を補給する
ことができる生体内への微量元素の吸収性に優れる栄養
組成物を提供する。 【解決手段】 豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋白
質を主要な蛋白質源として含有することを特徴とする栄
養組成物であり、望ましくは、豆乳を固形分量として1
〜10重量%及び未分解のカゼインを含む乳蛋白質をカ
ゼインの固形分量として1〜20重量%含有し、小麦エ
キスを含有し、並びに小麦エキスの含有量が固形分量と
して0.2〜4重量%である前記栄養組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅、亜鉛、マンガ
ン等の生体に必須の微量元素の補給、及びそれらの生体
内への優れた吸収を有しており、特に、経口又は経腸栄
養食を投与されている患者において、微量元素欠乏に基
づく、貧血、皮膚疾患、骨代謝異常等を防止又は改善す
ることが可能な栄養組成物に関するものである。
【0002】詳しくは、本発明は、豆乳及び未分解のカ
ゼインを含む乳蛋白質を含有することから、天然微量元
素の形態で銅及び亜鉛を補給することが可能であり、更
に、小麦エキスを付加することにより、マンガンを補給
することが可能な生体内への微量元素の優れた吸収を有
する栄養組成物に関するものである。
【0003】尚、本明細書において、百分率(%)の表
示は、特に断りのない限り重量による値である。
【0004】
【従来の技術】従来、栄養組成物への微量元素の強化
は、乳児用調製粉乳において、硫酸銅、硫酸亜鉛等の無
機塩類が使用されている。
【0005】また、豆乳及び乳蛋白質由来の物質を利用
した食品として、豆乳及びカゼインの分解物であるカゼ
インホスホペプチドを含有するカルシウム易吸収性植物
性蛋白飲食品(特開平9−204号公報。以下、従来技
術1と記載する。)が開示されている。
【0006】更に、精製大豆蛋白質及びカゼインを利用
した食品としては、精製大豆蛋白質及びカゼインを含有
する経管栄養用の高カロリー液(特開平4−13106
5号公報。以下、従来技術2と記載する。)が開示され
ている。
【0007】しかしながら、これらの従来技術には、次
に記載するとおりの不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のとおり、従来か
ら無機塩類を使用して栄養組成物への微量元素の強化が
行われていたが、後記する試験例の結果からも明らかな
とおり、無機塩類の形態では、生体内への微量元素の吸
収性に劣るという問題点を有していた。
【0009】また、前記従来技術1に開示されていると
おり、豆乳及びカゼインの分解物であるカゼインホスホ
ペプチドを含有する栄養組成物が知られていたが、従来
技術1は、カルシウムの吸収の促進を目的としており、
本発明とその目的が異なり、また、後記する試験例の結
果からも明らかなとおり、カゼインの分解物であるカゼ
インホスホペプチドを使用した場合には、生体内への亜
鉛等の微量元素の吸収性に劣るという問題点を有してい
た。
【0010】更に、前記従来技術2に開示されていると
おり、精製大豆蛋白質及びカゼインを含有する栄養組成
物が知られていたが、従来技術2は、蛋白質の栄養効果
を高め、凝集沈殿を防止することを目的としており、本
発明とその目的が異なり、また、後記する試験例の結果
からも明らかなとおり、大豆蛋白質を使用した場合に
は、生体内への銅等の微量元素の吸収性が劣るという問
題点を有していた。
【0011】本発明者らは、前記従来技術に鑑みて、栄
養組成物中に豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋白質
を含有することにより、天然微量元素の形態で銅及び亜
鉛を補給することが可能であり、生体内への微量元素の
優れた吸収を有することを見い出し、本発明を完成し
た。
【0012】本発明の目的は、天然微量元素の形態で銅
及び亜鉛を補給することができる生体内への微量元素の
優れた吸収を有する栄養組成物を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋白質を主要
な蛋白質源として含有することを特徴とする栄養組成物
であり、豆乳を固形分量として1〜10%及び未分解の
カゼインを含む乳蛋白質をカゼインの固形分量として1
〜20%含有すること(以下、態様1と記載する。)、
小麦エキスを含有すること(以下、態様2と記載す
る。)、並びに小麦エキスの含有量が固形分量として
0.2〜4%であること(以下、態様3と記載する。)
を望ましい態様としてもいる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について詳述する。
【0015】本発明に使用する豆乳は常法により製造さ
れ、固形分含量5〜15%の豆乳を使用することが可能
であり、具体的には例えば、参考例に詳記するとおり、
大豆を水に12時間浸漬し、水を添加しながら磨砕機に
より磨砕し、磨砕物を蒸煮し、分離機でおからを分離し
て製造された銅等の微量元素が豊富に含有される豆乳を
使用することができる。更に、この豆乳を固形分20〜
50%に濃縮した濃縮豆乳、又は乾燥粉末化した粉末豆
乳等を必要に応じて使用することができる。
【0016】本発明に使用する未分解のカゼインを含む
乳蛋白質としては、獣乳由来の蛋白質であって、亜鉛等
の微量元素が豊富に含有される未分解のカゼインを含む
ものであればいずれであっても使用することが可能であ
り、具体的には、カゼインそのもの、カゼインナトリウ
ム、カゼインカルシウム等のカゼインの塩類、全乳蛋白
質濃縮物(トータルミルクプロテイン:TMP)等を例
示することができる。尚、簡便には市販のカゼイン[例
えば、ニュージーランド・デイリー・ボード(New Zeal
and Dairy Board )製等。]又はTMP(例えば、森永
乳業社製等。)を使用することができる。特に、TMP
は、カゼイン以上に亜鉛等の微量元素が豊富に含有され
ることから望ましい。
【0017】また、本発明の態様1に示すとおり、栄養
組成物中に豆乳を固形分量として1〜10%及び未分解
のカゼインを含む乳蛋白質をカゼインの固形分量として
1〜20%含有させることにより、後記する試験例から
も明らかなとおり、生体内への銅及び亜鉛に代表される
微量元素の吸収性が一層改善され、かつ優れた風味を有
することから、前記含有量で豆乳及び未分解のカゼイン
を含む乳蛋白質を栄養組成物中に含有させることが望ま
しい。
【0018】更に、本発明の態様2に示すとおり、小麦
エキスを含有させることにより、マンガンに代表される
微量元素を補給することができることから望ましい。
【0019】本発明の態様2に使用する小麦エキスは、
マンガン等の微量元素が豊富に含有される小麦エキスで
あればいずれであっても使用することが可能であり、例
えば、特開平4−88964号公報に記載の方法により
製造された小麦エキスを使用することができる。尚、簡
便には市販の小麦エキス(例えば、日本製粉社製等。)
を使用することができる。
【0020】また、本発明の態様3に示すとおり、栄養
組成物中に小麦エキスを固形分量として0.2〜4%含
有させることにより、後記する試験例からも明らかなと
おり、生体内へのマンガンに代表される微量元素の吸収
性が一層改善され、かつ優れた風味を有することから、
前記含有量で小麦エキスを栄養組成物中に含有させるこ
とが望ましい。
【0021】本発明の栄養組成物は、栄養補給を目的と
する組成物であればいずれであってもよく、適宜、液
状、乾燥粉末形態を選択することができるが、豆乳を乾
燥することなく利用できる点で液状が望ましく、具体的
には、経口又は経腸栄養食に使用される流動食を例示す
ることができる。
【0022】本発明に使用する豆乳、未分解のカゼイン
を含む乳蛋白質、及び小麦エキス以外の栄養組成物の成
分としては、食品又は医薬品として使用することが許容
されている水、脂肪、豆乳及び未分解のカゼインを含む
乳蛋白質以外の蛋白質又はその分解物、糖質、食物繊
維、ビタミン、ミネラル、乳化剤等がある。
【0023】具体的には、水としては、水道水、蒸留
水、精製水等を例示することができる。
【0024】脂肪としては、大豆油、とうもろこし油、
ナタネ油、ココヤシ油、サフラワー油、ヒマワリ油、オ
リーブ油、ラード、牛脂、乳脂肪、魚油、MCT油、パ
ーム油、これらの加工油、ドコサヘキサエン酸(DH
A)、エイコサペンタエン酸(EPA)等の多価不飽和
脂肪酸強化油脂、リン脂質等を例示することができる。
【0025】主要な蛋白質源である豆乳及び未分解のカ
ゼインを含む乳蛋白質以外の蛋白質としては、卵蛋白
質、未分解のカゼインを含有しない乳蛋白質、例えば精
製乳清蛋白質、ラクトフェリン、ラクトパーオキシダー
ゼ、ラクトアルブミン、ラクトグリブリン等、大豆蛋白
質、魚蛋白質、肉蛋白質、小麦蛋白質、とうもろこし蛋
白質等、これらの分解物、これらの1種又は2種以上の
組み合わせを例示することができる。
【0026】糖質としては、澱粉、デキストリン、ラク
トース、シュークロース、グルコース、フルクトース、
マルトース、ラクチュロース、ラフィノース、フラクト
オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖等の1種又は2種以上の組
み合わせを例示することができる。
【0027】食物繊維としてはセルロ−ス、難消化性デ
キストリン、アラビヤガム等の1種又は2種以上の組み
合わせを例示することができる。
【0028】ビタミンとしては、ビタミンA、ビタミン
1 、ビタミンB2 、ビタミンB6、ビタミンB12、ビ
タミンC、ビタミンD3 、ビタミンE、ビタミンK、ニ
コチン酸(ナイアシン)、パントテン酸、葉酸、β−カ
ロチン等の1種又は2種以上の組み合わせを例示するこ
とができる。
【0029】また、ミネラルとしては、ナトリウム、カ
リウム、塩素、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄等
の塩類の1種又は2種以上の組み合わせを例示すること
ができる。
【0030】乳化剤としては、レシチン、リゾレシチ
ン、グリセリン脂肪酸エステル、コハク酸モノグリセリ
ド、クエン酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコール脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸
カルシウム等の1種又は2種以上の組み合わせを例示す
ることができる。
【0031】本発明の栄養組成物中の全脂肪、全蛋白質
又はその分解物、及び全糖質の配合割合は、使用目的に
より栄養学的観点から種々の割合で配合される。例え
ば、流動食の配合割合は、通常、流動食の固形分当た
り、脂肪は5〜30%、蛋白質又はその分解物は5〜3
0%、糖質は55〜85%程度である。微量成分である
ビタミン及びミネラルは栄養上必要な量を適宜添加され
る。また、必要に応じて果汁、フレーバー類等を添加す
ることもできる。乳化剤の添加量は、流動食の全量に対
して0.01〜3%である。これらの原料は、流動食と
して使用するために必要な熱量である少なくとも0.5
kcal/mlの流動食を製造するため、前記原料成分
の内、水を除く成分である固形分含量を最終的に少なく
とも10%に調整する。尚、製品の粘度及び流動性(チ
ュ−ブ通過性等)を考慮して、固形分含量の上限は45
%である。
【0032】本発明の栄養組成物の調製方法は、栄養組
成物の種類に対応する常法によって調製することができ
るが、代表的な栄養組成物である流動食の場合には、次
のとおり調製される。
【0033】具体的には、前記水又はその温湯に、前記
豆乳、未分解のカゼインを含む乳蛋白質、小麦エキス、
豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋白質以外の蛋白質
又はその分解物、糖質、食物繊維、及びミネラルを順次
分散し、溶解し、水相を形成し、該水相に前記乳化剤を
添加し、前記脂肪と混合し、該混合液をプロペラ攪拌機
により予備乳化することにより、原料溶液を調製する。
【0034】次いで、前記原料溶液を高圧均質機[エイ
・ピイ・ブイ・ラニエ(APV Rannie)社製、エイ・ピイ
・ブイ・ゴーリン(APV Gaulin)社製等]を使用し均質
化処理する。
【0035】前記均質化処理後、必要に応じて、ビタミ
ン、果汁、フレーバー類等を添加することも可能であ
り、次のとおりの包装容器への充填及び滅菌処理が実施
され最終製品が得られる。
【0036】即ち、前記均質化処理済みの流動食をレト
ルトパウチに充填し、密封し、レトルト殺菌機により滅
菌処理(125℃10分)を実施することにより最終製
品が得られる。また、前記均質化処理済みの流動食をス
チームインジェクション式又はスチ−ムインフュ−ジョ
ン式滅菌機により滅菌処理し(155℃、5秒)、均質
機を使用して無菌的に再度均質化処理し、ラミネート材
により形成された容器内にアセプティック包装装置を使
用して無菌的に充填し、最終製品が得られる。更に、前
記原料溶液の均質化処理前に、前記原料溶液を予めスチ
ームインジェクション式滅菌機等により滅菌処理し、均
質化処理し、のち容器内にアセプティック包装装置を使
用して無菌的に充填し、最終製品とすることも可能であ
る。
【0037】以上により得られる本発明の栄養組成物
は、後記する実施例及び試験例からも明らかなとおり、
豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋白質を含有するこ
とから、天然微量元素の形態で銅及び亜鉛を補給するこ
とが可能で、更に小麦エキスを付加することにより、マ
ンガンを補給することが可能な、生体内への微量元素の
吸収性に優れる栄養組成物である。即ち、本発明の栄養
組成物は、前記のとおり、豆乳及び未分解のカゼインを
含む乳蛋白質、更に小麦エキスを含有することから、
銅、亜鉛、マンガン等の生体に必須の微量元素の補給、
及びそれらの生体内への優れた吸収を有しており、特
に、経口又は経腸栄養食を投与されている患者におい
て、微量元素欠乏に基づく、貧血、皮膚疾患、骨代謝異
常等を防止又は改善することが可能な栄養組成物であ
る。
【0038】次に、試験例を示して本発明を詳記する
が、本発明においては、次の試験方法を採用した。
【0039】(1)血清中の銅、亜鉛、及びマンガンの
濃度の試験方法 a)血清の採取方法 SDラット(4週齢の雌)を表1に示す基礎飼料で4週
間飼育し、次いで各試料を1日当たり10g投与し1週
間飼育し、のちに心臓採血により血液を採取し、血清を
分離した。これとは別に対照試料群として、前記基礎飼
料で4週間飼育し、基礎飼料を1日当たり10g投与し
1週間飼育したSDラットから、前記方法により血清を
分離した。各試料群当たりSDラットを10匹使用し
た。
【0040】
【表1】
【0041】b)血清中の銅、亜鉛、及びマンガン濃度
の測定方法 各SDラットから採取された血清中の銅及び亜鉛の各
濃度は、原子吸光光度計(島津製作所社製。AA−66
00F)を使用し、直接噴霧−フレーム原子吸光法[日
本食品科学工学会新・食品分析法編集委員会編、「新・
食品分析法」、第178乃至180頁、第182乃至1
85頁、第200乃至201頁、株式会社光琳、平成8
年]により測定し、各試料群のSDラット10匹の平均
値を算出した。
【0042】各SDラットから採取された血清中のマ
ンガンの濃度は、原子吸光光度計(セイコー電子工業社
製。SAS7500)を使用し、該原子吸光光度計に添
付の操作説明書の記載に従って、フレームレス原子吸光
法により測定し、各試料群のSDラット10匹の平均値
を算出した。
【0043】c)評価方法 前記のとおり測定された対照試料群の血清中の銅、亜
鉛、及びマンガンの各濃度の平均値Aを100とし、各
試料群の血清中の銅、亜鉛、及びマンガンの各濃度の平
均値Bを次の式によりそれぞれ相対値Cに換算して評価
した。 B/A×100=C
【0044】(2)各試料の風味試験方法 調製した各試料を20歳から40歳までの男女各20人
からなるパネルにより、次の評価方法により官能的に試
験した。各試料を 0点:風味良好 1点:風味やや良 2点:風味やや不良 3点:風味不良 の4段階により評価し、各試料の評価点の平均値を算出
し、 良:0.5点未満 やや良:0.5点以上1.5点未満 やや不良:1.5点以上2.5点未満 不良:2.5点以上3.0点未満 の基準により判定した。
【0045】試験例1 この試験は、血清中の銅及び亜鉛の濃度を指標として、
従来技術と本発明を比較するために行った。
【0046】(1)被検試料の調製 次に示す7種類の試料を調製した。 試料1:実施例1と同一の方法により製造した本発明の
栄養組成物 試料2:従来の方法に従って、豆乳及び未分解のカゼイ
ンを硫酸銅・5水和物141mg、硫酸亜鉛・7水和物
1363mg、カゼイン及び灰分を含有しない蛋白質で
ある精製乳清蛋白質5kg、並びに水道水19kgに変
更したことを除き、実施例1と同一の方法により製造し
た栄養組成物 試料3:従来の方法に従って、豆乳を硫酸銅・5水和物
114mg、硫酸亜鉛・7水和物400mg、精製乳清
蛋白質1kg、及び水道水19kgに変更したことを除
き、実施例1と同一の方法により製造した栄養組成物 試料4:従来の方法に従って、未分解のカゼインを硫酸
銅・5水和物28mg、硫酸亜鉛・7水和物924mg
及び精製乳清蛋白質4kgに変更したことを除き、実施
例1と同一の方法により製造した栄養組成物 試料5:従来技術1の方法に従って、未分解のカゼイン
をカゼインの分解物である粗カゼインホスホペプチドに
変更したことを除き、実施例1と同一の方法により製造
した栄養組成物 試料6:従来技術2の方法に従って、豆乳を精製大豆蛋
白質1kg及び水道水19kgに変更したことを除き、
実施例1と同一の方法により製造した栄養組成物 試料7:対照として、豆乳及び未分解のカゼインを精製
乳清蛋白質5kg及び水道水19kgに変更したことを
除き、実施例1と同一の方法により製造した栄養組成物 尚、前記のとおり、試料2乃至試料4の銅、亜鉛、及び
蛋白質の含有量は試料1と一致させた。
【0047】(2)試験方法 各試料を摂取したラットの血清中の銅及び亜鉛の濃度を
いずれも前記の試験方法により試験した。
【0048】(3)試験結果 この試験の結果は、表2に示すとおりである。表2から
明らかなとおり、従来技術の試料2乃至試料6に比較し
て本発明の試料1は、血清中の銅濃度及び血清中の亜鉛
濃度のいずれにおいても優れていることが認められた。
即ち、本発明の試料1は、従来技術に比較して、生体内
への銅及び亜鉛の吸収が顕著に優れていることが認めら
れた。尚、豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋白質の
種類を適宜変更して試験したが、ほぼ同様の結果が得ら
れた。
【0049】
【表2】
【0050】試験例2 この試験は、血清中の銅及び亜鉛の濃度並びに風味を指
標として、栄養組成物中の豆乳及び未分解のカゼインを
含む乳蛋白質の含有量の範囲を調べるために行った。
【0051】(1)被検試料の調製 表3に示すとおり、栄養組成物中の豆乳の含有量(豆乳
の固形分量を基準として表示)及びカゼインの含有量
(カゼインの固形分量を基準として表示)を変更したこ
とを除き、実施例1と同一の方法により、16種類の栄
養組成物試料を調製した。
【0052】(2)試験方法 各試料を摂取したラットの血清中の銅及び亜鉛の濃度並
びに風味を、いずれも前記の試験方法により試験した。
【0053】(3)試験結果 この試験の結果は、表3に示すとおりである。表3から
明らかなとおり、生体内への銅及び亜鉛の吸収が一層高
く、かつ風味良好な栄養組成物を製造するためには、栄
養組成物中に豆乳を固形分含量として1〜10%及び未
分解のカゼインを含む乳蛋白質をカゼインの固形分含量
として1〜20%に調整する必要のあることが判明し
た。
【0054】尚、豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋
白質の種類を適宜変更して試験したが、ほぼ同様の結果
が得られた。
【0055】
【表3】
【0056】試験例3 この試験は、血清中のマンガンの濃度を指標として、栄
養組成物中の小麦エキスの含有量の範囲を調べるために
行った。
【0057】(1)被検試料の調製 表4に示すとおり、栄養組成物中の小麦エキスの含有量
(小麦エキスの固形分量を基準として表示)を変更した
ことを除き、実施例3と同一の方法により、5種類の栄
養組成物試料を調製した。
【0058】(2)試験方法 各試料を摂取したラットの血清中のマンガンの濃度及び
風味を、いずれも前記の試験方法により試験した。
【0059】(3)試験結果 この試験の結果は、表4に示すとおりである。表4から
明らかなとおり、生体内へのマンガンの吸収性に優れた
栄養組成物を製造するためには、栄養組成物中に小麦エ
キスを含有させることが必要であり、更に生体内へのマ
ンガンの吸収がより高く、かつ風味良好な栄養組成物を
製造するためには、栄養組成物中に小麦エキスを固形分
量として0.2〜4%含有させる必要があることが判明
した。
【0060】尚、小麦エキスの有無及びその含有量の変
更により、生体内への銅及び亜鉛の吸収性には影響は認
められなかった。
【0061】また、豆乳、未分解のカゼインを含む乳蛋
白質、及び小麦エキスの種類を適宜変更して試験した
が、ほぼ同様の結果が得られた。
【0062】
【表4】
【0063】参考例 米国産大豆(IOM:三井物産社輸入)60kgを洗浄
し、流水に12時間浸漬して大豆を膨潤させ、この浸漬
大豆及び210kgの水をグラインダー(長沢機械製作
所製)に供給して磨砕し、生呉約260kgを調製し
た。この生呉約260kgを連続式煮釜(長沢機械製作
所製)により100℃で4分間蒸煮し、のち絞り機(荒
井鉄工所社製)により豆乳とおからに分離し、豆乳約2
30kgを製造した。得られた豆乳の固形分は10%で
あった。
【0064】次に実施例を示して本発明を更に詳記する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0065】
【実施例】実施例1 参考例と同一の方法により製造された豆乳20.0kg
(固形分量として2.0kg)、カゼイン[ニュージー
ランド・デイリー・ボード(New Zealand Dairy Board
)製]4.2kg(固形分量として4.0kg)、デ
キストリン(参松工業社製。DE=27)14.0k
g、及び難消化性デキストリン(松谷化学工業社製)
2.0kgを水道水57.35kgに分散し、溶解し、
これに表5に示す配合量で混合されたミネラル混合物
0.3kgを添加して水相を形成した。水相に乳化剤と
してグリセリン脂肪酸エステル(太陽化学社製)0.0
3kgを添加し、大豆油(太陽油脂社製)2.0kgと
混合し、該混合液をプロペラ攪拌機により70℃で5分
間予備乳化し、原料溶液約100kgを調製した。次い
で、該原料溶液を高圧均質機[エイ・ピイ・ブイ・ラニ
エ(APV Rannie)社製]を使用し、30MPaの圧力で
均質化処理した。均質化処理後、得られた乳化液に、表
6に示す配合量で混合されたビタミン混合物0.02k
g及びバニラフレ−バ−(三栄源エフ・エフ・アイ社
製)0.1kgを添加し混合し、レトルトパウチ(東洋
製罐社製)に200mlずつ充填し、密封し、栄養組成
物入りレトルトパウチ400個を製造した。該充填済レ
トルトパウチをレトルト殺菌機(日阪製作所社製)を使
用して125℃で10分間滅菌処理し、流動食としての
栄養組成物400個を製造した。
【0066】得られた流動食を、前記の試験方法により
試験した結果、流動食の摂取により血清中の銅及び亜鉛
の濃度が有意に増加することが認められ、生体内への銅
及び亜鉛の吸収が顕著であり、かつ風味も良好であっ
た。
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】
【0069】実施例2 参考例と同一の方法により製造された豆乳20.0kg
(固形分量として2.0kg)、全乳蛋白質濃縮物(森
永乳業社製。TMP)5.0kg(カゼインの固形分量
として3.0kg)、及びデキストリン(参松工業社
製。DE=27)13.0kgを水道水34.55kg
に分散し、溶解し、これに前記表5に示す配合量で混合
されたミネラル混合物0.3kgを添加して水相を形成
した。水相に乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル
(太陽化学社製)0.03kgを添加し、大豆油(太陽
油脂社製)2.0kgと混合し、該混合液をプロペラ攪
拌機により70℃で5分間予備乳化し、原料溶液約75
kgを調製した。次いで、該原料溶液を高圧均質機[エ
イ・ピイ・ブイ・ラニエ(APV Rannie)社製]を使用
し、1段目30MPa、2段目3MPaの圧力で均質化
処理した。均質化処理後、得られた乳化液に、前記表6
に示す配合量で混合されたビタミン混合物0.02kg
及びバニラフレ−バ−(三栄源エフ・エフ・アイ社製)
0.1kgを添加し混合し、スチ−ムインジェクション
式滅菌機(森永乳業社製)を使用して155℃で5秒間
滅菌処理し、均質機(三丸機械工業社製)を使用し、1
段目20MPa、2段目2MPaの圧力で無菌的に再度
均質化処理し、攪拌機付無菌タンク(森永エンジニアリ
ング社製)に貯蔵した。別途、滅菌蒸留水24.75k
gにラクトフェリン(森永乳業社製。MLF−1)0.
25kgを溶解した1%ラクトフェリン溶液を、メンブ
ランフィルター(ミリポア社製。ポアサイズ0.22μ
m)を使用して濾過滅菌し、濾液約25kgを調製し
た。次いで、該濾液を前記滅菌均質化処理済みの原料溶
液約75kgが貯蔵されている攪拌機付無菌タンク内に
無菌的に注入し、攪拌機により均一に攪拌混合し、外層
から紙、アルミ箔、ポリエチレンのラミネート材により
形成された容器(テトラパック社製)内にアセプティッ
ク包装装置(テトラパック社製)を使用して200ml
ずつ無菌的に充填し、流動食としての栄養組成物400
個を製造した。
【0070】得られた流動食を、前記の試験方法により
試験した結果、流動食の摂取により血清中の銅及び亜鉛
の濃度が有意に増加することが認められ、生体内への銅
及び亜鉛の吸収が顕著であり、かつ風味も良好であっ
た。
【0071】実施例3 参考例と同一の方法により製造された豆乳20.0kg
(固形分量として2.0kg)、全乳蛋白質濃縮物(ミ
ライ社製。TMP)4.0kg(カゼインの固形分量と
して2.4kg)、カゼインナトリウム[ニュージーラ
ンド・デイリー・ボード(New Zealand Dairy Board )
製]1.1kg(カゼインの固形分量として1.0k
g)、小麦エキス(日本製粉社製)0.52kg(固形
分量として0.5kg)、ラクチュロース(森永乳業社
製)0.1kg、デキストリン(参松工業社製。DE=
27)14.7kg、難消化性デキストリン(松谷化学
工業社製)1.0kg、及びセルロース(旭化成工業社
製)1.0kgを水道水55.06kgに分散し、溶解
し、これに前記表5に示す配合量で混合されたミネラル
混合物0.3kgを添加して水相を形成した。水相に乳
化剤としてポリグリセリン脂肪酸エステル(太陽化学社
製)0.1kgを添加し、混合植物油[太陽油脂社製。
サフラワー油0.6kg、ナタネ油0.85kg、MC
T油0.25kg、パーム油0.2kg含有]1.9k
g、及び精製魚油[日本油脂社製。DHA22%含有]
0.1kgと混合し、該混合液をプロペラ攪拌機により
70℃で5分間予備乳化し、原料溶液約100kgを調
製した。次いで、該原料溶液を高圧均質機[エイ・ピイ
・ブイ・ラニエ(APV Rannie)社製]を使用し、1段目
30MPa、2段目3MPaの圧力で予備的な均質化処
理を実施した。得られた乳化液に、前記表6に示す配合
量で混合されたビタミン混合物0.02kg及びバニラ
フレ−バ−(三栄源エフ・エフ・アイ社製)0.1kg
を添加し混合し、スチ−ムインジェクション式滅菌機
(森永乳業社製)を使用して155℃で5秒間滅菌処理
し、高圧均質機[エイ・ピイ・ブイ・ラニエ(APV Rann
ie)社製]を使用し、1段目20MPa、2段目2MP
aの圧力で無菌的に均質化処理し、外層から紙、アルミ
箔、ポリエチレンのラミネート材により形成された容器
(テトラパック社製)内にアセプティック包装装置(テ
トラパック社製)を使用して200mlずつ無菌的に充
填し、流動食としての栄養組成物400個を製造した。
【0072】得られた流動食を、前記の試験方法により
試験した結果、流動食の摂取により血清中の銅、亜鉛、
及びマンガンの濃度が有意に増加することが認められ、
生体内への銅、亜鉛、及びマンガンの吸収が顕著であ
り、かつ風味も良好であった。
【0073】
【発明の効果】以上詳記したとおり、本発明は、栄養組
成物に関するものであり、本発明により奏せられる効果
は次のとおりである。 1)栄養組成物中に豆乳及び未分解のカゼインを含む乳
蛋白質を含有することにより、天然微量元素の形態で銅
及び亜鉛を効率よく補給することができる。 2)生体内への微量元素の優れた吸収を有する栄養組成
物を提供することができる。 3)栄養組成物中に小麦エキスを含有することにより、
天然微量元素の形態でマンガンを補給することができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/02 A61K 31/00 603B 4C088 A61K 33/30 33/30 33/34 33/34 35/20 35/20 35/78 35/78 J U 38/00 37/02 (72)発明者 深田 令幸 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 篠田 一三 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 難波 和美 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 武田 安弘 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 中村 浩彦 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 古谷 篤 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 宮崎 桂介 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 穴井 由美 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社栄養科学研究所内 Fターム(参考) 4B018 LB10 MD02 MD04 MD05 MD06 MD09 MD14 MD15 MD20 MD21 MD23 MD24 MD25 MD35 MD36 MD49 MD58 MD66 ME14 MF02 MF03 MF07 4B020 LB18 LB28 LC05 LG05 LK01 LK02 LK04 LK05 LK07 LK08 LK09 LK16 LK20 LP03 LP08 LP15 4C084 AA02 AA03 BA44 CA14 CA15 DC50 MA02 MA22 MA52 NA11 ZA551 ZA891 ZA961 ZC211 ZC212 4C086 AA01 AA02 HA01 HA03 HA09 MA02 MA03 MA52 NA11 ZA55 ZA89 ZA96 ZC21 4C087 AA01 AA02 BB39 CA16 MA02 MA52 NA11 ZA55 ZA89 ZA96 ZC21 4C088 AB61 AB73 AC04 CA05 MA52 ZA55 ZA89 ZA96 ZC21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豆乳及び未分解のカゼインを含む乳蛋白
    質を主要な蛋白質源として含有することを特徴とする栄
    養組成物。
  2. 【請求項2】 豆乳を固形分量として1〜10重量%及
    び未分解のカゼインを含む乳蛋白質をカゼインの固形分
    量として1〜20重量%含有する請求項1に記載の栄養
    組成物。
  3. 【請求項3】 小麦エキスを含有する請求項1又は請求
    項2に記載の栄養組成物。
  4. 【請求項4】 小麦エキスの含有量が固形分量として
    0.2〜4重量%である請求項3に記載の栄養組成物。
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