JP2000156675A - マンチェスタ符号の同期回路 - Google Patents

マンチェスタ符号の同期回路

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JP2000156675A
JP2000156675A JP10329425A JP32942598A JP2000156675A JP 2000156675 A JP2000156675 A JP 2000156675A JP 10329425 A JP10329425 A JP 10329425A JP 32942598 A JP32942598 A JP 32942598A JP 2000156675 A JP2000156675 A JP 2000156675A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路の構成で、制御回路のソフトウエ
ア処理に負担をかけないでマンチェスタ符号に同期をか
けることができる同期回路を得る。 【構成】 マンチェスタ符号による電文は、データ部の
前後にフラグを設け、前のフラグはHDCLのフラグ
(01111110)と同様のフラグを複数個用いたフ
ォーマットとし、この電文のシリアル信号(RXD)を
受信し、RXDがビット信号で“1001”(フラグの
符号で「10」の部分)の内、連続した“00”(IN
T1の“11”)を受けると、クロック信号を分周して
いるカウンタ3は“00”の後の“0”(マンチェスタ
符号の前半のビット信号)の期間内でINT2を出力
し、制御回路はこのINT2の信号から所定時間遅延さ
せてMPSC回路1へ復号化するための同期信号を与え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンチェスタ符
号に符号化された受信信号に同期させる同期信号を発生
するマンチェスタ符号の同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開平10−20051
7号公報に示された従来のマンチェスタ符号の同期検出
を行う信号処理回路のブロック図であり、図9はマンチ
ェスタ符号を説明する為の図であり、図10はマンチェ
スタ符号復号化の動作を示すタイムチャートである。
【0003】図において、1はMPSC(マルチプロト
コルシリアルコントローラ:MULTI PROTOC
OL SERIAL CONTROLLOR)回路で、
上位系から受信したマンチェスタ符号の信号を復号化す
る回路、2は信号を反転させるインバータ回路、4は入
出力信号の制御を行う制御回路で割り込みコントロー
ラ、タイマ、入力ポートを備えている。10は上位系か
らから受信したシリアル信号(以下RXD)、11はR
XD10の信号の論理を反転させた反転信号(以下IN
T1)、13はMPSC回路1から制御回路4へ送られ
るデータ(DATA)信号である。
【0004】次に図により動作を説明する。上位系から
の受信信号であるRXD10がインバータ回路2に入力
され、そのの反転信号であるINT1信号11が“L”
となる毎に制御回路4のINT1に割り込みが発生す
る。制御回路4は割り込みが発生する毎にINに入力さ
れるRXD10の信号を一定間隔で読み込む。図9
(c)に示すように、RXD10が“01”、“10”
となった場合は、図9(a)のように、“01”“0
1”と“01”を連続して受信した場合、または、図9
(b)のように、“10”“10”と“10”を連続し
て受信した場合と比較して、“0110”と受信するた
め“H”となる時間が2倍になるタイミングが発生す
る。
【0005】制御回路4はRXD10の信号が、図9の
(c)のように2דH”の間隔を検出した後、制御回
路4のINT1信号11も“L”を検出した場合には、
1ビットのマンチェスタ符号の切り替わり点の前半のタ
イミングになる時間を待って、MPSC回路1に対して
制御回路4のDATAからマンチェスタ符号処理開始の
同期信号であるデータ信号13を出力する。
【0006】図10は、図示したようなRXD(10)
のデータ信号を受信したとき、INT1(11)信号と
複合したDATA(13)を例示したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マンチェスタ符号を正
常に復号化させるために、制御回路はマンチェスタ符号
に符号化された信号を復号化するMPSC回路に対し
て、1ビットのマンチェスタ符号の切り替わり点の前半
で復号化処理開始の同期信号を出力する必要がある。
【0008】従来のマンチェスタ符号同期回路はシリア
ルの受信信号を制御回路の入出力端子で読み込んでいた
ため、読み込み間隔は伝送速度よりさらに短い間隔で読
み込み処理(信号波形の変化を時間遅れなく読み込むた
めに短い間隔での読み込み処理)を行わなければなら
ず、また、制御回路がマンチェスタ符号の復号化以外の
他の信号処理をしている場合は、上記読み込み時には他
の信号処理を行うことができなかったため、複数の処理
が発生するシステムではこの方式では発生する処理が実
行できずにマンチェスタ符号同期回路を備えた装置の機
能を満足することができないという課題があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、簡単な構成回路でかつ制御回路
に負担をかけずに、受信した信号からマンチェスタ符号
の切り替わり点の前半のタイミングを検出する信号処理
回路を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマンチェ
スタ符号同期回路は、マンチェスタ符号を用いた入力信
号を復号する復号器へ復号するための同期信号を送出す
る同期回路において、上記入力信号は、少なくとも先頭
フラグとデータ部とを有し、先頭フラグとしてフラグの
中の1カ所に“00”と0が二つ続くビット信号または
“11”と1が二つ続くビット信号を含んだフラグを複
数個用いたフラグとした信号とする共に、計数手段は、
入力されたクロック信号を分周し、上記入力信号の先頭
フラグのビット信号が“00”または“11”の信号で
あると上記分周出力を送出し、上記入力信号の先頭フラ
グのビット信号が上記“00”信号の場合は“1”で、
上記“11”信号の場合は“0”でリセットされる計数
手段とし、制御手段は、上記クロック信号を発生すると
共に、上記計数手段の出力に応じてマンチェスタ符号に
同期させる同期信号を送出する制御手段としたものであ
る。
【0011】また、上記(1)において、先頭フラグ
は、HDCLで用いるフラグ「01111110」と同
等のフラグを複数個用いたフラグとし、上記先頭フラグ
のマンチェスタ符号の「10」(ビット信号“100
1”)のビット信号“00”の部分があると分周出力を
送出するようにしたものである。
【0012】また、上記(1)または(2)において、
計数手段は、クロック信号を分周するカウンタと、入力
信号を反転し上記カウンタのリセット信号を与えるイン
バータとを有する計数手段とし、制御手段は、上記カウ
ンタ出力と上記インバータ出力とを入力とし、上記カウ
ンタ出力に応じて所定の遅延時間後出力する同期検出回
路と、上記クロック信号を発生すると共に、上記同期検
出回路の出力に応じてマンチェスタ符号に同期させる同
期信号を出力する制御回路とを有する制御手段としたも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1のマンチェスタ符号同期回路の構成を示すブ
ロック図である。1,2,10,11,13は従来と同
じ様のものであり、その説明を省略する。3は入力クロ
ックを例えば1/1024に分周させて出力するカウン
タ回路であり、20は2チャンネルの割り込みコントロ
ーラ、タイマとクロック出力機能を持ったソフトウエア
処理を行う制御回路である。12はカウンタ回路の出力
信号(以下INT2)であり、14は制御回路20から
出力されているクロック信号(以下φ)であり、この例
では6.144MHzのクロック信号としている。
【0014】図2はこの発明の図1のカウンタ回路3を
中心とした回路の動作を示すタイムチャートであり、以
下本図により説明する。まずカウンタ回路3の動作につ
いて説明する。カウンタ回路3のReset入力である
INT1信号11が“H”のときφ信号14を1024
分周している。φ信号14は1024分周されているの
で、クロック信号の周期は、 φの1周期=1÷φ=1÷(6.144×106 ) となり、カウンタ回路3の出力であるINT2信号12
は、 T1=φの1周期×1024=1024÷φ=166 (μS) の間隔ごとに“H”、“L”を繰り返す。そして、IN
T1信号11が“L”のとき、INT2信号12は
“H”固定である。
【0015】即ち、カウンタ回路3の動作は下記のよう
になる。 (1)INT1信号 →“H”(RXD信号 →
“L”)のとき、クロック信号を分周し、その分周出力
であるINT2信号はT1間隔で“H”“L”を繰り返
す。 (2)INT1信号 →“L”(RXD信号 →
“H”)のとき、INT2信号は“H”に固定。
【0016】ここでこの発明で使用するマンチェスタ符
号に符号化された信号のフォーマットについて説明す
る。図3(a)はこの発明における上位系から受信する
電文フォーマットを示す図である。図3(b)はその前
のフラグパターンを示す図である。データ部50の前後
にはフラグ51,52が付加されていて、データ部50
の先頭フラグ51で受信時の同期を図っている。先頭フ
ラグ51は、フラグ51aとフラグ51bの二つの同一
フラグで構成していて、各フラグは1バイトずつであ
る。
【0017】この先頭フラグ51は図3(b)では二つ
の同一フラグ(2バイト)であるが、三つ以上の同一フ
ラグを用いてもよい。つまり複数個の同一フラグであれ
ばよい。ここで例示したフラグのパターン「01111
110」は、HDCL(High level Data Link Control
procedure:ハイレベルデータリンク制御手順)で用い
ているフラグのパターンと同一パターンであり、このパ
ターンのフラグを複数個使用する。
【0018】RXD10の伝送速度(変調速度)がBボ
ーのとき、マンチェスタ符号の信号を伝送する場合は、
データの伝送速度は2倍になるので、マンチェスタ符号
化された1ビットの幅“T0 ”は、 T0 =1÷2B となる。ここでは「B=4800ボー」としているの
で、 T0 =1÷2B=1÷(2×4800)=104 (μS) となる。
【0019】図2に示すように、 (1)RXD10が“10”、“01”の場合、INT
1信号11が“11”となるタイミングが発生する。 (2)一方、カウンタ回路3はリセット信号であるIN
T1信号11が“01”の波形の立ち上がる“a”点の
タイミングにより、“L”から“H”に変化するためカ
ウント(分周動作)を開始する。
【0020】(3)分周する時間T1(1024カウン
ト時間)は、 T0 <T1<2×T0 になるよう設定しているので、1024カウントすると
分周出力としてINT2信号12が、“b”点のタイミ
ングで“H”から“L”出力となる。それ故、このタイ
ミング“b”点は、マンチェスタ符号の前半のビット信
号の期間となる。
【0021】(4)次に、RXD10が“01”の後半
の“1”信号の受信(INT1信号11の“10”の後
半の“0”(L)のリセット信号)により、“c”点の
タイミングでカウンタ回路3は分周を停止し、INT2
信号12は“H”となる。
【0022】(5)制御回路20は、INT2信号12
の“L”信号を検出すると、T2時間後、DATA端子
を介して、MPSC回路1へ同期信号を送出する。この
ようにしてMPSC回路1は同期信号に基づいて上位系
からデータ信号を復号する。ここで、T2時間は、マン
チェスタ符号の前半のビット信号の中央付近(“d”
点)で同期信号を出力するため、 T2(1ビット+0.5ビットの期間)=T0 +0.5
T0 =150μS となり、処理遅延時間を考慮してT2=130μSとし
ている。
【0023】図4、図5は図2の動作に基づいて、条件
が異なる場合の電文受信パターンのタイミングを示すタ
イムチャートである。図4(a)はフラグ信号の前が
“L”の場合、図4(b)はフラグ信号の前が“H”の
場合、図5(a)はフラグ信号の前が“マーク”(“1
0”)の場合、図5(b)はフラグ信号の前が“スペー
ス”(“01”)の場合を示している。また、図6は本
発明における処理判別を示すフローチャートである。
【0024】次に本発明の制御回路の信号処理動作にお
いてフラグ信号前が“L”である場合について、図4
(a)、図6を用いて説明する。 (1)制御回路20は検出開始すると、INT2信号1
2は“H”で、“L”の割り込み発生待ちとなる(S
1)。 (2)RXD10は通常“L”(INT1信号“H”)
であるので、カウンタ回路3の出力INT2信号12は
166μs毎に“H”,“L”を繰り返している。
【0025】(3)制御回路20はINT2信号12の
“L”を検出すると、INT1信号11の“L”の割り
込み発生待ちとなる(S2)。 (4)上位系より電文を受信し、データ部前のフラグか
らINT1信号11の“L”を検出すると、INT2信
号12の“L”の割り込み発生待ちとなる(S3でNの
状態)。この時、カウンタ回路3は、INT1信号11
の“L”と“H”の繰り返しによりリセットとクロック
信号のカウントとが繰り返され、分周出力する前にリセ
ットされるのでINT2信号12の“L”は発生しな
い。
【0026】(5)RXD10がビット信号“10”
“01”(マンチェスタ符号で「10」)となると、
“L”状態が二つ継続するので、カウンタ回路3はRX
D10の“01”の“0”のビット信号の期間中に、1
024カウントしてINT2信号12の“L”を出力す
る。(S3でYのとき) (6)制御回路20はINT2信号12の“L”を検出
すると、INT1信号11の“L”の割り込み発生待ち
となる(S4)。
【0027】(7)INT1信号11の“L”を検出す
ると、一定の時間T2(=130μS)を待つ(S
5)。また、“L”の検出によりタイマ回路3はリセッ
トされる。上記のINT1信号11の“L”を検出する
ことは、RXD10信号のビット信号“01”の“1”
の開始点を検出できたこと、つまりマンチェスタ符号の
切り替わり点の後半のタイミングを検出したことにな
る。
【0028】MPSC回路1がRXD10の受信信号を
正常に復号化させるためには、マンチェスタ符号の切り
替わり点の前半のタイミングで、制御回路20からMP
SC回路1へデータ信号を使って復号化処理開始の同期
信号を出力する必要があるため、一定の時間“T2”を
待ってマンチェスタ符号の切り替わり点の前半のタイミ
ングの同期をとっている。
【0029】(8)制御回路20はMPSC回路1へデ
ータ信号13を使って復号化処理開始の同期信号を出力
する(S6)。
【0030】次にフラグ信号前が“H”である場合につ
いて、図4(b)、図6を用いて説明する。 (1)検出開始するとINT2信号12の“L”の割り
込み発生待ちとなる(S1)。 (2)上位系より電文を受信したときのRXD10がビ
ット信号“10”“01”(マンチェスタ符号で「1
0」)となったとき、カウンタ回路20は“L”を出力
する。
【0031】(3)制御回路20はINT2信号12の
“L”を検出すると、INT1信号11の“L”の割り
込み発生待ちとなる(S2)。 (4)次に上位系からのRXD10が“L”を受信した
とき、制御回路20がINT1信号11の“L”を検出
すると、INT2信号12の“L”の割り込み発生待ち
となる(S3でNの状態)。この時、カウンタ回路3
は、INT1信号11の“L”と“H”の繰り返しによ
りリセットとクロック信号のカウントとが繰り返され、
分周出力する前にリセットされるのでINT2信号12
の“L”は発生しない。
【0032】(5)RXD10がビット信号“10”
“01”(マンチェスタ符号で「10」)となると、
“L”状態が二つ継続するので、カウンタ回路3はRX
D10の“01”の“0”のビット信号の期間中に、1
024カウントしてINT2信号12の“L”を出力す
る。(S3でYのとき) (6)制御回路31はINT2信号12の“L”を検出
すると、INT1信号11の“L”の割り込み発生待ち
となる(S4)。
【0033】(7)INT1信号11の“L”を検出す
ると、一定の時間T2(=130μS)を待つ(S
5)。また、“L”の検出によりタイマ回路3はリセッ
トされる。上記のINT1信号11の“L”を検出する
ことは、RXD10信号のビット信号“01”の“1”
の開始点を検出できたこと、つまりマンチェスタ符号の
切り替わり点の後半のタイミングを検出したことにな
る。
【0034】MPSC回路1がRXD10の受信信号を
正常に復号化させるためにはマンチェスタ符号の切り替
わり点の前半のタイミングで制御回路20からMPSC
回路1へデータ信号を使って復号化処理開始の同期信号
を出力する必要があるため、一定の時間T2を待ってマ
ンチェスタ符号の切り替わり点の前半のタイミングの同
期をとっている。
【0035】(8)制御回路20はMPSC回路1へデ
ータ信号13を使って復号化処理開始の同期信号を出力
する(S6)。
【0036】次にフラグ信号前が“マーク”である場合
について、図5(a)、図6を用いて説明する。 (1)検出開始するとINT2信号12の“L”の割り
込み発生待ちとなる(S1)。 (2)RXD10はマーク信号(“10”の信号)受信
前は“L”であるので、カウンタ回路3の出力INT2
信号12は166μs毎に“H”,“L”を繰り返して
いる。
【0037】(3)制御回路20はINT2信号12の
“L”を検出すると、INT1信号11の“L”の割り
込み発生待ちとなる(S2)。
【0038】(4)上位系より電文を受信し、データ部
前のスペース信号からINT1信号11の“L”を検出
すると、INT2信号12の“L”の割り込み発生待ち
となる(S3でNの状態)。この時、カウンタ回路3
は、INT1信号11の“L”と“H”の繰り返しによ
りリセットとクロック信号のカウントとが繰り返され、
分周出力する前にリセットされるのでINT2信号12
の“L”は発生しない。
【0039】(5)RXD10がビット信号“10”
“01”(マンチェスタ符号で「10」)となると、
“L”状態が二つ継続するので、カウンタ回路3はRX
D10の“01”の“0”のビット信号の期間中に、1
024カウントしてINT2信号12の“L”を出力す
る。(S3でYのとき) (6)制御回路31はINT2信号12の“L”を検出
すると、INT1信号11の“L”の割り込み発生待ち
となる(S4)。
【0040】(7)INT1信号11の“L”を検出す
ると、一定の時間T2(=130μS)を待つ(S
5)。また、“L”の検出によりタイマ回路3はリセッ
トされる。上記のINT1信号11の“L”を検出する
ことは、RXD10信号のビット信号“01”の“1”
の開始点を検出できたこと、つまりマンチェスタ符号の
切り替わり点の後半のタイミングを検出したことにな
る。
【0041】MPSC回路1がRXD10の受信信号を
正常に復号化させるためにはマンチェスタ符号の切り替
わり点の前半のタイミングで制御回路20からMPSC
回路1へデータ信号を使って復号化処理開始の同期信号
を出力する必要があるため、一定の時間T2を待ってマ
ンチェスタ符号の切り替わり点の前半のタイミングの同
期をとっている。
【0042】(8)制御回路20はMPSC1へデータ
信号13を使って復号化処理開始の同期信号を出力する
(S6)。
【0043】次にフラグ信号前が“スペース”である場
合について、図5(b)、図6を用いて説明する。 (1)検出開始するとINT2信号12の“L”の割り
込み発生待ちとなる(S1)。 (2)RXD10はスペース信号(“01”)受信前は
“L”であるので、カウンタ回路3の出力INT2信号
12は166μs毎に“H”,“L”を繰り返してい
る。
【0044】(3)制御回路20はINT2信号12の
“L”を検出すると、INT1信号11の“L”の割り
込み発生待ちとなる(S2)。 (4)上位系より電文を受信し、データ部前のスペース
信号からINT1信号11の“L”を検出すると、IN
T2信号12の“L”の割り込み発生待ちとなる(S3
でNの状態)。この時、カウンタ回路3は、INT1信
号11の“L”と“H”の繰り返しによりリセットとク
ロック信号のカウントとが繰り返され、分周出力する前
にリセットされるのでINT2信号12の“L”は発生
しない。
【0045】(5)RXD10がビット信号“10”
“01”(マンチェスタ符号で「10」)となると、
“L”状態が二つ継続するので、カウンタ回路3はRX
D10の“01”の“0”のビット信号の期間中に、1
024カウントしてINT2信号12の“L”を出力す
る。(S3でYのとき) (6)制御回路20はINT2信号12の“L”を検出
すると、INT1信号11の“L”の割り込み発生待ち
となる(S4)。
【0046】(7)INT1信号11の“L”を検出す
ると、一定の時間T2(=130μS)を待つ(S
5)。また、“L”の検出によりタイマ回路3はリセッ
トされる。上記のINT1信号11の“L”を検出する
ことは、RXD10信号のビット信号“01”の“1”
の開始点を検出できたこと、つまりマンチェスタ符号の
切り替わり点の後半のタイミングを検出したことにな
る。
【0047】MPSC回路1がRXD10の受信信号を
正常に復号化させるためにはマンチェスタ符号の切り替
わり点の前半のタイミングで制御回路20からMPSC
1へデータ信号を使って復号化処理開始の同期信号を出
力する必要があるため、一定の時間T2を待ってマンチ
ェスタ符号の切り替わり点の前半のタイミングの同期を
とっている。
【0048】(8)制御回路20からMPSC1へデー
タ信号13を使って復号化処理開始の同期信号を出力す
る(S6)。
【0049】このように構成されたマンチェスタ符号の
同期回路では、マンチェスタ符号の切り替わり点の前半
のタイミングを検出することができ、MPSC回路が正
常に復号化できるタイミングで、制御回路20からMP
SC回路1へ復号化処理開始の同期信号を出力すること
ができる。
【0050】実施の形態2.図7は本発明の実施の形態
2のマンチェスタ符号同期回路の構成を示すブロック図
である。図7の1、2、3、10、13、14、20に
つていは実施の形態1に記載している機能と同じであり
説明を省略する。
【0051】30は実施の形態1の制御回路20で実現
したステップS1からステップS5までの処理をハード
ウェアで実現した同期検出回路である。31は同期を検
出したとき状態が“H”から“L”へ変化する同期検出
信号である。同期検出回路30の構成回路の32、3
3、34、35は、信号の入力状態が変化したときに変
化後のレベルを保持するラッチ回路であり、36、3
7、38はOR回路であり、40は入力の変化に対して
一定時間後出力状態が変化するタイマ回路である。
【0052】次に本発明の制御回路の信号処理におい
て、回路の動作を図4(a)、図6のの相当部分を用い
て説明する。 (1)ラッチ回路32、33、34、35の動作は、入
力された信号が“H”から“L”へ状態が変化したと
き、出力を“H”から“L”へ状態を変化させ、状態を
保持する。 (2)RXD10信号が“10”、“01”となった場
合、カウンタ回路3は“L”に変化する(S1)。
【0053】(2)ラッチ回路32は入力が“L”に変
化したとき、“L”信号を出力する。 (3)ラッチ回路33はラッチ回路32が“L”出力
後、RXD10が“H”を受信したとき“L”信号を出
力する(S2に相当)。
【0054】(4)ラッチ回路34はラッチ回路33が
“L”出力後、カウンタ回路3が“L”を出力したと
き、“L”信号を出力する(S3に相当)。 (5)ラッチ回路35はラッチ回路34が“L”出力
後、RXD10が“H”を受信したとき、“L”信号を
出力する(S4に相当)。
【0055】(6)タイマ回路40はラッチ回路35が
“L”出力後、一定の時間T2を待って同期検出信号3
1を制御回路20に“L”信号を出力する(S5に相
当)。 (7)制御回路20はMPSC回路1に対してデータ信
号13を使って復号化処理開始の同期信号を出力する
(S6)。
【0056】このように構成されたマンチェスタ符号同
期回路では制御回路20のソフトウェアの処理をハード
ウェアにより実現したので、制御回路20のソフトウェ
アの負担を大幅に軽減することができ、信号受信処理以
外のより多くのの処理を実現できる。
【0057】実施の形態3.上記実施の形態1では、先
頭フラグとして、図3のように、HDCLで用いるフラ
グ「01111110」と同等のフラグを複数個用いた
フラグとしたが、マンチェスタ符号で「10」(ビット
信号が“00”)が1カ所にあるフラグを複数個用いた
フラグであればよい。また、マンチェスタ符号で「0
1」(ビット信号が“11”)が1カ所にあるフラグを
複数個用いたフラグとしてもよい。この場合はビット信
号“11”の期間に分周出力を送出するようにし、カウ
ンタのリセット信号も逆にする。これらの先頭フラグ
は、例えば「11111110」,「0000000
1」のようなフラグである。
【0058】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0059】マンチェスタ符号同期回路は、マンチェス
タ符号の切り替わり点の前半のタイミングを検出して、
復号化するための同期信号を出力するようにしたので、
正常な復号化が実現できる。
【0060】また、マンチェスタ符号同期回路は、制御
回路のソフトウェアの処理の代わりにハードウェアの回
路を用いるようにしたので、制御回路のソフトウェアの
負担を軽減することができ、信号受信処理以外のより多
くの処理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における実施の形態1のマンチェスタ
符号同期回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明における実施の形態1のカウンタ回路
の動作を示すタイムチャートである。
【図3】 本発明における実施の形態1の上位系から受
信する電文フォーマットを示す図である。
【図4】 本発明における実施の形態1の電文受信パタ
ーン別の信号のタイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図5】 本発明における実施の形態1の電文受信パタ
ーン別の信号のタイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図6】 本発明における実施の形態1の処理判別を示
すフローチャートである。
【図7】 本発明における実施の形態2のマンチェスタ
符号同期回路を示すブロック図である。
【図8】 従来のマンチェスタ符号の同期検出を行う信
号処理のブロック図である。
【図10】 従来のマンチェスタ符号復号化の動作を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 MPSC回路 2 インバータ回路 3 カウンタ回路 20 制御回路 10 シリアル信号(RXD) 11 反転信号(I
NT1) 12 出力信号(INT2) 13 データ信号 14 クロック信号(φ) 30 同期検出回路 31 同期検出信号 32,33,34,
35 ラツチ回路 36,37,38 OR回路 40 タイマ回路 51,52 フラグ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月12日(1999.3.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における実施の形態1のマンチェスタ
符号同期回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明における実施の形態1のカウンタ回路
の動作を示すタイムチャートである。
【図3】 本発明における実施の形態1の上位系から受
信する電文フォーマットを示す図である。
【図4】 本発明における実施の形態1の電文受信パタ
ーン別の信号のタイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図5】 本発明における実施の形態1の電文受信パタ
ーン別の信号のタイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図6】 本発明における実施の形態1の処理判別を示
すフローチャートである。
【図7】 本発明における実施の形態2のマンチェスタ
符号同期回路の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来のマンチェスタ符号の同期検出を行う信
号処理のブロック図である。
【図9】 マンチェスタ符号を説明するための図であ
る。
【図10】 従来のマンチェスタ符号復号化の動作を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】 1 MPSC回路 2 インバータ回路 3 カウンタ回路 20 制御回路 10 シリアル信号(RXD) 11 反転信号(I
NT1) 12 出力信号(INT2) 13 データ信号 14 クロック信号(φ) 30 同期検出回路 31 同期検出信号 32,33,34,
35 ラッチ回路 36,37,38 OR回路 40 タイマ回路 51.52 フラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンチェスタ符号を用いた入力信号を復
    号する復号器へ復号するための同期信号を送出する同期
    回路において、上記入力信号は、少なくとも先頭フラグ
    とデータ部とを有し、先頭フラグとしてフラグの中の1
    カ所に“00”と0が二つ続くビット信号または“1
    1”と1が二つ続くビット信号を含んだフラグを複数個
    用いたフラグとした信号とする共に、計数手段と制御手
    段とを有する構成とし、計数手段は、入力されたクロッ
    ク信号を分周し、上記入力信号の先頭フラグのビット信
    号が“00”または“11”の信号であると上記分周出
    力を送出し、上記入力信号の先頭フラグのビット信号が
    上記“00”信号の場合は“1”で、上記“11”信号
    の場合は“0”でリセットされる計数手段とし、制御手
    段は、上記クロック信号を発生すると共に、上記計数手
    段の出力に応じてマンチェスタ符号に同期させる同期信
    号を送出する制御手段としたことを特徴とするマンチェ
    スタ符号の同期回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマンチェスタ符号の同期
    回路において、先頭フラグは、HDCLで用いるフラグ
    「01111110」と同等のフラグを複数個用いたフ
    ラグとし、上記先頭フラグのマンチェスタ符号の「1
    0」(ビット信号“1001”)のビット信号“00”
    の部分があると分周出力を送出するようにしたことを特
    徴とするマンチェスタ符号の同期回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のマンチェ
    スタ符号の同期回路において、計数手段は、クロック信
    号を分周するカウンタと、入力信号を反転し上記カウン
    タのリセット信号を与えるインバータとを有する計数手
    段とし、制御手段は、上記カウンタ出力と上記インバー
    タ出力とを入力とし、上記カウンタ出力に応じて所定の
    遅延時間後出力する同期検出回路と、上記クロック信号
    を発生すると共に、上記同期検出回路の出力に応じてマ
    ンチェスタ符号に同期させる同期信号を出力する制御回
    路とを有する制御手段としたことを特徴とするマンチェ
    スタ符号の同期回路。
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