JP2000156287A - 有機ｅｌ素子とその製造方法 - Google Patents
有機ｅｌ素子とその製造方法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K50/00—Organic light-emitting devices
- H10K50/80—Constructional details
- H10K50/84—Passivation; Containers; Encapsulations
- H10K50/842—Containers
- H10K50/8428—Vertical spacers, e.g. arranged between the sealing arrangement and the OLED
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K50/00—Organic light-emitting devices
- H10K50/80—Constructional details
- H10K50/84—Passivation; Containers; Encapsulations
- H10K50/846—Passivation; Containers; Encapsulations comprising getter material or desiccants
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄型化が可能であり、高品質な発光表示を長
期間持続することができ、表示装置の発光面の割合が大
きな有機ＥＬ素子とその製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラスや樹脂等の透明な基板１２の表面
に、ＩＴＯ等の透明な電極材料により形成された透明電
極１４と、この透明電極１４に積層され、ＥＬ材料から
なる発光層１６と、この発光層１６に積層され透明電極
１４に対向して形成された背面電極１８とを備えた発光
部２０を有する。発光部２０を内部に収容する凹部２２
が形成された封止部材２４を設け、封止部材２４の凹部
２２にスペーサ部材２８により薄く均一に接着剤３０を
設け、接着剤３０の表面に吸湿剤３２を薄く付着させ
る。
期間持続することができ、表示装置の発光面の割合が大
きな有機ＥＬ素子とその製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラスや樹脂等の透明な基板１２の表面
に、ＩＴＯ等の透明な電極材料により形成された透明電
極１４と、この透明電極１４に積層され、ＥＬ材料から
なる発光層１６と、この発光層１６に積層され透明電極
１４に対向して形成された背面電極１８とを備えた発光
部２０を有する。発光部２０を内部に収容する凹部２２
が形成された封止部材２４を設け、封止部材２４の凹部
２２にスペーサ部材２８により薄く均一に接着剤３０を
設け、接着剤３０の表面に吸湿剤３２を薄く付着させ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、平面光源やディ
スプレイ、その他所定のパターン等の発光表示に用いら
れる有機ＥＬ素子とその製造方法に関する。
スプレイ、その他所定のパターン等の発光表示に用いら
れる有機ＥＬ素子とその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、有機ＥＬ（エレクトルミネッセン
ス）素子は、ガラス等からなる透明な基板に、透光性の
ＩＴＯ膜を一面に形成し、所定のストライプ状等の形状
にエッチングして透明電極を形成し、その表面に発光層
を全面蒸着して形成している。この発光層は、有機ＥＬ
材料であり、トリフェニルアミン誘導体（ＴＰＤ）等の
ホール輸送材料を有し、その上に発光材料であるアルミ
キレート錯体（Ａｌｑ３）等の電子輸送材料を積層した
ものや、これらの混合層からなる。そしてその表面にＡ
ｌ、Ｌｉ、Ａｇ、Ｍｇ、Ｉｎ等の背面電極が、上記透明
電極と対向して直交するストライプ状等の形状に蒸着等
で設けられ、発光部を形成している。この有機ＥＬ素子
は、透明電極を正極とし、背面電極を負極として電圧を
印加し、これら電極間で発光させる。
ス）素子は、ガラス等からなる透明な基板に、透光性の
ＩＴＯ膜を一面に形成し、所定のストライプ状等の形状
にエッチングして透明電極を形成し、その表面に発光層
を全面蒸着して形成している。この発光層は、有機ＥＬ
材料であり、トリフェニルアミン誘導体（ＴＰＤ）等の
ホール輸送材料を有し、その上に発光材料であるアルミ
キレート錯体（Ａｌｑ３）等の電子輸送材料を積層した
ものや、これらの混合層からなる。そしてその表面にＡ
ｌ、Ｌｉ、Ａｇ、Ｍｇ、Ｉｎ等の背面電極が、上記透明
電極と対向して直交するストライプ状等の形状に蒸着等
で設けられ、発光部を形成している。この有機ＥＬ素子
は、透明電極を正極とし、背面電極を負極として電圧を
印加し、これら電極間で発光させる。
【０００３】ここで、この発光層を構成する有機ＥＬ材
料は、水分や化学溶媒の存在下で容易に劣化することか
ら、発光部を覆う大きさのガラスや金属からなる封止体
が、発光部の周囲に固定され、発光部を有する封止体内
の空間を密閉していた。この空間には、通常乾燥した窒
素ガス等が充填されさらに、吸湿剤が封入されている。
料は、水分や化学溶媒の存在下で容易に劣化することか
ら、発光部を覆う大きさのガラスや金属からなる封止体
が、発光部の周囲に固定され、発光部を有する封止体内
の空間を密閉していた。この空間には、通常乾燥した窒
素ガス等が充填されさらに、吸湿剤が封入されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、発光層の有機ＥＬ材料は化学的に脆弱な材料であ
り、特に水分の存在下で容易に劣化しダークスポット等
の原因となることから、乾燥窒素雰囲気下で、基板と封
止体を接着剤等を介して固定し、密閉する必要があっ
た。しかしこのとき封止体の接合幅が十分に広くない
と、微少なリークが生じ、そこから水分が浸入するおそ
れがあった。
合、発光層の有機ＥＬ材料は化学的に脆弱な材料であ
り、特に水分の存在下で容易に劣化しダークスポット等
の原因となることから、乾燥窒素雰囲気下で、基板と封
止体を接着剤等を介して固定し、密閉する必要があっ
た。しかしこのとき封止体の接合幅が十分に広くない
と、微少なリークが生じ、そこから水分が浸入するおそ
れがあった。
【０００５】そこで水分の除去効果を期待して吸湿剤を
封入する場合、この吸湿剤が直接発光部に接触しないよ
うに発光部と吸湿剤との間に所定の空間をとるようにし
ていた。従って、封止体の高さも３ｍｍ程度必要とな
り、全体として素子の厚みが厚いものとなっていた。
封入する場合、この吸湿剤が直接発光部に接触しないよ
うに発光部と吸湿剤との間に所定の空間をとるようにし
ていた。従って、封止体の高さも３ｍｍ程度必要とな
り、全体として素子の厚みが厚いものとなっていた。
【０００６】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、薄型化が可能であり、高品質な発光表
示を長期間持続することができ、表示装置の発光面の割
合が大きな有機ＥＬ素子とその製造方法を提供すること
を目的とする。
れたものであり、薄型化が可能であり、高品質な発光表
示を長期間持続することができ、表示装置の発光面の割
合が大きな有機ＥＬ素子とその製造方法を提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の有機ＥＬ素子
は、ガラスや樹脂等の透明な基板表面に、ＩＴＯ等の透
明な電極材料により形成された透明電極と、この透明電
極に積層され、ＥＬ材料からなる発光層と、この発光層
に積層され上記透明電極に対向して形成された背面電極
とを備えた発光部を有し、この発光部を内部に収容する
凹部が形成された封止部材を設け、この封止部材の凹部
にスペーサ部材により薄く均一に接着剤を設け、この接
着剤の表面に吸湿剤を薄く付着させたものである。
は、ガラスや樹脂等の透明な基板表面に、ＩＴＯ等の透
明な電極材料により形成された透明電極と、この透明電
極に積層され、ＥＬ材料からなる発光層と、この発光層
に積層され上記透明電極に対向して形成された背面電極
とを備えた発光部を有し、この発光部を内部に収容する
凹部が形成された封止部材を設け、この封止部材の凹部
にスペーサ部材により薄く均一に接着剤を設け、この接
着剤の表面に吸湿剤を薄く付着させたものである。
【０００８】また上記封止部材は、金属板をエッチング
して上記凹部を形成し、その凹部に接着剤を介して薄く
吸湿剤を均一に設けたものである。なお、吸湿剤は、接
着剤に混合して機能するものであれば、接着剤中に設け
てもよい。
して上記凹部を形成し、その凹部に接着剤を介して薄く
吸湿剤を均一に設けたものである。なお、吸湿剤は、接
着剤に混合して機能するものであれば、接着剤中に設け
てもよい。
【０００９】またこの発明は、ガラスや樹脂等の透明な
基板表面に、ＩＴＯ等の透明な電極材料により透明電極
を形成し、この透明電極にＥＬ材料からなる発光層を積
層し、この発光層に上記透明電極に対向して形成された
背面電極を設けて発光部を形成するとともに、この発光
部を囲む凹部が形成された封止部材を設け、この封止部
材の凹部にスペーサ部材を含んだ接着剤を均一に塗布
し、この接着剤の表面に吸湿剤を薄く付着して、この封
止部材の上記凹部により上記発光部を囲んで封止する有
機ＥＬ素子の製造方法である。
基板表面に、ＩＴＯ等の透明な電極材料により透明電極
を形成し、この透明電極にＥＬ材料からなる発光層を積
層し、この発光層に上記透明電極に対向して形成された
背面電極を設けて発光部を形成するとともに、この発光
部を囲む凹部が形成された封止部材を設け、この封止部
材の凹部にスペーサ部材を含んだ接着剤を均一に塗布
し、この接着剤の表面に吸湿剤を薄く付着して、この封
止部材の上記凹部により上記発光部を囲んで封止する有
機ＥＬ素子の製造方法である。
【００１０】上記封止部材の凹部に上記接着剤を塗布
し、その接着剤をプレスして所定の薄さに設定し、その
接着剤の表面に吸湿剤を付着させるものである。
し、その接着剤をプレスして所定の薄さに設定し、その
接着剤の表面に吸湿剤を付着させるものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図１は、この発明の有機Ｅ
Ｌ素子１０の一実施形態を示す。この実施形態の有機Ｅ
Ｌ素子１０は、ガラスや石英、樹脂等の透明な基板１２
の一方の表面に、ＩＴＯ等の透明な電極材料による透明
電極１４が形成されている。この透明電極１４は、所定
の形状や所定ピッチでストライプ状に形成されている。
また透明電極１４の表面には、５００Å程度のホール輸
送材料、及び５００Å程度の電子輸送材料、その他発光
材料によるＥＬ材料からなる発光層１６が積層されてい
る。そして発光層１６の表面には、Ｌｉを０．０１〜
０．０５％程度含む純度９９％程度のＡｌ−Ｌｉ合金、
その他Ａｌ−Ｍｇ等の陰極材料による背面電極１８が、
適宜の５００Å〜１０００Å程度の厚みで積層されてい
る。この背面電極１８は、透明電極１４と対向して所定
の形状や、直交するストライプ状等にに形成されてい
る。これら基板１２上に積層された透明電極１４から背
面電極１８までが発光部２０を形成する。
て図面に基づいて説明する。図１は、この発明の有機Ｅ
Ｌ素子１０の一実施形態を示す。この実施形態の有機Ｅ
Ｌ素子１０は、ガラスや石英、樹脂等の透明な基板１２
の一方の表面に、ＩＴＯ等の透明な電極材料による透明
電極１４が形成されている。この透明電極１４は、所定
の形状や所定ピッチでストライプ状に形成されている。
また透明電極１４の表面には、５００Å程度のホール輸
送材料、及び５００Å程度の電子輸送材料、その他発光
材料によるＥＬ材料からなる発光層１６が積層されてい
る。そして発光層１６の表面には、Ｌｉを０．０１〜
０．０５％程度含む純度９９％程度のＡｌ−Ｌｉ合金、
その他Ａｌ−Ｍｇ等の陰極材料による背面電極１８が、
適宜の５００Å〜１０００Å程度の厚みで積層されてい
る。この背面電極１８は、透明電極１４と対向して所定
の形状や、直交するストライプ状等にに形成されてい
る。これら基板１２上に積層された透明電極１４から背
面電極１８までが発光部２０を形成する。
【００１２】ここで発光層１６は、母体材料のうちホー
ル輸送材料としては、トリフェニルアミン誘導体（ＴＰ
Ｄ）、ヒドラゾン誘導体、アリールアミン誘導体等があ
る。一方、電子輸送材料としては、アルミキレート錯体
（Ａｌｑ３）、ジスチリルビフェニル誘導体（ＤＰＶＢ
ｉ）、オキサジアゾール誘導体、ビスチリルアントラセ
ン誘導体、ベンゾオキサゾールチオフェン誘導体、ペリ
レン類、チアゾール類等を用いる。さらに適宜の発光材
料を混合してもよく、ホール輸送材料と電子輸送材料を
混合した発光層を形成してもよく、その場合、ホール輸
送材料と電子輸送材料の比は、１０：９０乃至９０：１
０の範囲で適宜変更可能である。
ル輸送材料としては、トリフェニルアミン誘導体（ＴＰ
Ｄ）、ヒドラゾン誘導体、アリールアミン誘導体等があ
る。一方、電子輸送材料としては、アルミキレート錯体
（Ａｌｑ３）、ジスチリルビフェニル誘導体（ＤＰＶＢ
ｉ）、オキサジアゾール誘導体、ビスチリルアントラセ
ン誘導体、ベンゾオキサゾールチオフェン誘導体、ペリ
レン類、チアゾール類等を用いる。さらに適宜の発光材
料を混合してもよく、ホール輸送材料と電子輸送材料を
混合した発光層を形成してもよく、その場合、ホール輸
送材料と電子輸送材料の比は、１０：９０乃至９０：１
０の範囲で適宜変更可能である。
【００１３】この発光部２０は、凹部２２が形成された
封止部材２４の凹部２２内に収容され、封止部材２４の
周囲は、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等の封止剤２６に
より気密状態に封止されている。封止部材２４の凹部２
２には、スペーサ部材２８を含有した接着剤３０が薄く
均一に塗布されている。さらに接着剤３０の表面には、
吸湿剤３２が薄く付着している。吸湿剤３２はシリカゲ
ルやその他アルカリ金属酸化物やアルカリ土類金属酸化
物である。また、封止部材２４は、金属板をエッチング
して凹部２２を形成したものや、プレスしたものであ
る。
封止部材２４の凹部２２内に収容され、封止部材２４の
周囲は、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等の封止剤２６に
より気密状態に封止されている。封止部材２４の凹部２
２には、スペーサ部材２８を含有した接着剤３０が薄く
均一に塗布されている。さらに接着剤３０の表面には、
吸湿剤３２が薄く付着している。吸湿剤３２はシリカゲ
ルやその他アルカリ金属酸化物やアルカリ土類金属酸化
物である。また、封止部材２４は、金属板をエッチング
して凹部２２を形成したものや、プレスしたものであ
る。
【００１４】この実施形態の有機ＥＬ素子１０の製造方
法は、、ガラスや石英、透明樹脂等の透明な基板１２の
表面に、ＩＴＯ等の透明な電極材料により透明電極１４
を、エッチングまたはマスク蒸着等でストライプ状等の
適宜の形状に形成する。次に、この透明電極１４が形成
された面全面に、ホール輸送材料及び電子輸送材料によ
るＥＬ材料からなる発光層１６を、真空蒸着やその他真
空薄膜形成技術により積層する。そして、発光層１６の
表面に、透明電極１４と略直交するストライプ状やその
他所定形状の背面電極１８を真空薄膜形成技術により積
層して、発光部２０を形成する。
法は、、ガラスや石英、透明樹脂等の透明な基板１２の
表面に、ＩＴＯ等の透明な電極材料により透明電極１４
を、エッチングまたはマスク蒸着等でストライプ状等の
適宜の形状に形成する。次に、この透明電極１４が形成
された面全面に、ホール輸送材料及び電子輸送材料によ
るＥＬ材料からなる発光層１６を、真空蒸着やその他真
空薄膜形成技術により積層する。そして、発光層１６の
表面に、透明電極１４と略直交するストライプ状やその
他所定形状の背面電極１８を真空薄膜形成技術により積
層して、発光部２０を形成する。
【００１５】ここで蒸着条件は、例えば、真空度が６×
１０−６Ｔｏｒｒで、ＥＬ材料の場合５０Å／ｓｅｃの
蒸着速度で成膜させる。また発光層１４等は、フラッシ
ュ蒸着により形成してもよい。フラッシュ蒸着法は、予
め所定の比率で混合したＥＬ材料を、３００℃〜６００
℃好ましくは４００℃〜５００℃に加熱した蒸着源に落
下させ、ＥＬ材料を一気に蒸発させるものである。また
そのＥＬ材料を容器中に収容し、急速にその容器を加熱
し、一気に蒸着させるものでもよい。
１０−６Ｔｏｒｒで、ＥＬ材料の場合５０Å／ｓｅｃの
蒸着速度で成膜させる。また発光層１４等は、フラッシ
ュ蒸着により形成してもよい。フラッシュ蒸着法は、予
め所定の比率で混合したＥＬ材料を、３００℃〜６００
℃好ましくは４００℃〜５００℃に加熱した蒸着源に落
下させ、ＥＬ材料を一気に蒸発させるものである。また
そのＥＬ材料を容器中に収容し、急速にその容器を加熱
し、一気に蒸着させるものでもよい。
【００１６】また、封止部材２４の凹部２２に均一な直
径のスペーサ部材２８を含んだ接着剤３０を均一に塗布
し、この接着剤３０の表面に吸湿剤３２を薄く付着す
る。吸湿剤３２は、接着剤３０が半硬化した状態で付着
させるとよい。
径のスペーサ部材２８を含んだ接着剤３０を均一に塗布
し、この接着剤３０の表面に吸湿剤３２を薄く付着す
る。吸湿剤３２は、接着剤３０が半硬化した状態で付着
させるとよい。
【００１７】接着剤３０の塗布においては、図３に示す
ように、封止部材２４の凹部２２に接着剤３０を塗布
し、その接着剤３０をプレス機３４で押圧して所定の薄
さに設定し、その接着剤３０の表面に吸湿剤３２を付着
させる。
ように、封止部材２４の凹部２２に接着剤３０を塗布
し、その接着剤３０をプレス機３４で押圧して所定の薄
さに設定し、その接着剤３０の表面に吸湿剤３２を付着
させる。
【００１８】次に乾燥窒素雰囲気下で、発光部２０を覆
うように凹部２２内に発光部２０を位置させて封止部材
２４を被せる。このとき、封止部材２４の周囲は、封止
剤２６により全周を気密状態に密封する。
うように凹部２２内に発光部２０を位置させて封止部材
２４を被せる。このとき、封止部材２４の周囲は、封止
剤２６により全周を気密状態に密封する。
【００１９】この実施形態の有機ＥＬ素子１０によれ
ば、発光部２０を収容する凹部２２の厚さは、接着剤３
０が薄く均一に形成され、封止部材２４の高さを薄くす
ることができる。従って、厚さが１ｍｍ以下の薄い金属
板、例えば厚さ０．３ｍｍのステンレス板をエッチング
して、凹部２２を形成した封止部材２４を利用すること
ができ、素子全体の厚さをきわめて薄くすることができ
る。
ば、発光部２０を収容する凹部２２の厚さは、接着剤３
０が薄く均一に形成され、封止部材２４の高さを薄くす
ることができる。従って、厚さが１ｍｍ以下の薄い金属
板、例えば厚さ０．３ｍｍのステンレス板をエッチング
して、凹部２２を形成した封止部材２４を利用すること
ができ、素子全体の厚さをきわめて薄くすることができ
る。
【００２０】なおこの発明の有機ＥＬ素子は、上記実施
形態に限定されるものではなく、封止部材の形状や形成
方法は適宜設定可能である。また吸湿剤や接着剤の材料
も適宜選択可能である。
形態に限定されるものではなく、封止部材の形状や形成
方法は適宜設定可能である。また吸湿剤や接着剤の材料
も適宜選択可能である。
【００２１】
【発明の効果】この発明の有機ＥＬ素子とその製造方法
は、素子全体の厚さを薄くすることができ、しかも発光
部への水分の影響をなくし、高品質で長期間性能を良好
に維持することが可能なＥＬ素子を提供することができ
る。
は、素子全体の厚さを薄くすることができ、しかも発光
部への水分の影響をなくし、高品質で長期間性能を良好
に維持することが可能なＥＬ素子を提供することができ
る。
【図１】この発明の一実施形態の有機ＥＬ素子の断面図
である。
である。
【図２】この発明の一実施形態の有機ＥＬ素子の封止部
材の凹部の拡大断面図である。
材の凹部の拡大断面図である。
【図３】この発明の一実施形態の有機ＥＬ素子の製造方
法の一工程を示す断面図である。
法の一工程を示す断面図である。
１０ ＥＬ素子 １２ 基板 １４ 透明電極 １６ 発光層 １８ 背面電極 ２０ 発光部 ２２ 凹部 ２４ 封止部材 ２６ 封止剤 ２８ スペーサ部材 ３０ 接着剤 ３２ 吸湿剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深山 信幸 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 Ｆターム(参考） 3K007 AB00 AB13 BB01 BB05 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 FA01 FA02
Claims (5)
- 【請求項１】 透明な基板表面に透明な電極材料により
形成された透明電極と、この透明電極に積層されＥＬ材
料からなる発光層と、この発光層に積層され上記透明電
極に対向して形成された背面電極とを備えた発光部を有
し、この発光部を内部に収容する凹部が形成された封止
部材を設け、この封止部材の凹部に薄く均一に接着剤を
設け、この接着剤に吸湿剤を設けた有機ＥＬ素子。 - 【請求項２】 上記封止部材は、金属板をエッチングし
て上記凹部を形成し、その凹部に接着剤を介して薄く吸
湿剤を均一に設けた請求項１記載の有機ＥＬ素子。 - 【請求項３】 上記接着剤は、所定の厚みを設定するス
ペーサ部材を有している請求項１または２記載の有機Ｅ
Ｌ素子。 - 【請求項４】 透明な基板表面に透明な電極材料により
透明電極を形成し、この透明電極にＥＬ材料からなる発
光層を積層し、この発光層に上記透明電極に対向して形
成された背面電極を設けて発光部を形成するとともに、
この発光部を囲む凹部が形成された封止部材を設け、こ
の封止部材の凹部に接着剤を均一に塗布し、この接着剤
の表面に吸湿剤を薄く付着して、この封止部材の上記凹
部により上記発光部を囲んで封止する有機ＥＬ素子の製
造方法。 - 【請求項５】 上記封止部材の凹部に上記接着剤を塗布
し、その接着剤をプレスして所定の薄さに設定し、その
接着剤の表面に吸湿剤を付着させる請求項４記載の有機
ＥＬ素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10331275A JP2000156287A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 有機ｅｌ素子とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10331275A JP2000156287A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 有機ｅｌ素子とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000156287A true JP2000156287A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18241878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10331275A Pending JP2000156287A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 有機ｅｌ素子とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000156287A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1115267A2 (en) * | 1999-12-28 | 2001-07-11 | Nec Corporation | Organic electro-luminescent display panel and method for manufacturing same |
| JP2002216952A (ja) * | 2000-11-23 | 2002-08-02 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 電界発光表示装置 |
| WO2003005774A1 (en) * | 2001-05-24 | 2003-01-16 | Orion Electric Co., Ltd. | Container for encapsulating oled and manufacturing method thereof |
| KR100474001B1 (ko) * | 2002-08-14 | 2005-03-10 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 듀얼패널타입 유기전계발광 소자 및 그의 제조방법 |
| KR100477101B1 (ko) * | 2000-10-06 | 2005-03-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 유기 발광 소자 |
| US6909175B2 (en) | 2002-06-14 | 2005-06-21 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | EL device sealing plate, multiple sealing plate-producing mother glass substrate, and EL device |
| JP2005203329A (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-28 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置 |
| JP2010102334A (ja) * | 2004-09-27 | 2010-05-06 | Idc Llc | ディスプレイデバイス内の間隙にスペーサーを用いることによってディスプレイアレイのミクロ組織を保護するためのシステムおよび方法 |
| JP2011049187A (ja) * | 2003-12-18 | 2011-03-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置、電子機器、及び照明機器 |
| US8124434B2 (en) | 2004-09-27 | 2012-02-28 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Method and system for packaging a display |
| US8379392B2 (en) | 2009-10-23 | 2013-02-19 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Light-based sealing and device packaging |
| JP2017143067A (ja) * | 2000-02-29 | 2017-08-17 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 発光装置 |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP10331275A patent/JP2000156287A/ja active Pending
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