JP2000155374A - ホログラムディスプレイ装置 - Google Patents

ホログラムディスプレイ装置

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JP2000155374A
JP2000155374A JP11361005A JP36100599A JP2000155374A JP 2000155374 A JP2000155374 A JP 2000155374A JP 11361005 A JP11361005 A JP 11361005A JP 36100599 A JP36100599 A JP 36100599A JP 2000155374 A JP2000155374 A JP 2000155374A
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hologram screen
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覚 門脇
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徹 松本
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた映像を表示可能で,高いアイキャッチ
効果を有する,ホログラムディスプレイ装置を提供する
こと。 【解決手段】 透過型ホログラムスクリーン11と,該
透過型ホログラムスクリーン11に対して映像光を投射
する映像投射機12とよりなり,かつ上記透過型ホログ
ラムスクリーン11の中心高さは床面31より110〜
210cmの距離にある。また上記映像投射機12の上
記透過型ホログラムスクリーン11に対する投射角度は
20〜50度である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,ショールーム等に設置可能な静
止画及び動画等の映像表示用のホログラムディスプレイ
装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年,静止画,動画等よりなる映像をショ
ールーム等で広く通行人等に提示する手段として,プラ
ズマディスプレイ,薄型液晶ディスプレイ,プロジェク
ションテレビ等を用いた新しいディスプレイ装置が提案
されている。しかしながら,これらの装置は広告効果を
高めるために大型化した場合,見るものに圧迫感を与え
るような形態となるおそれがあった。従って,このよう
なディスプレイ装置は設置場所が限定されてしまい,使
い勝手の面で少々難があった。また,デザイン上の自由
度もあまり高くなかった。
【0003】以上のような問題を解消し,より高い広告
効果を得ることができるディスプレイ装置として,ホロ
グラムスクリーンを利用した装置を考えることができ
る。ホログラムスクリーンとは,後述するごとく薄膜状
のホログラム素子を透明基板等に貼着する等して構成し
たスクリーンである。上記ホログラム素子は干渉縞を有
しており,該干渉縞に対し映像光が投射されると,ここ
において映像光の実像が結像され,更に回折される。以
上によりホログラム素子上にて映像光が再生され,映像
として鑑賞することができる。
【0004】そして,上記ホログラム素子は透明性を有
し,かつホログラムスクリーン自体にはいわゆる電源,
駆動装置等を設ける必要がない。従って,上記ホログラ
ムスクリーンの設置面積は容易に小さくすることができ
る。また,このことからデザイン上の自由度も高い。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,ホログラムス
クリーンは後述するごとく視野角を有し,この視野角の
範囲内からホログラムスクリーンを観察しなければ映像
を見ることができないという問題があった。このため,
ホログラムスクリーンの設置において適切なレイアウト
を行わなくては映像観察が困難となるおそれがあった。
【0006】この問題を解決するために,従来,各種の
試みがなされている。例えば,ミラー法においては,ホ
ログラム素子の製作において光拡散体をミラーで囲って
複数の方向から物体光を感光部材に投射し,該物体光と
参照光とにより形成された複雑な干渉縞を感光部材に対
し記録させる。
【0007】しかしながら,ミラー法によるホログラム
素子で構成されたホログラムスクリーンであっても視野
角は限定されている。つまり,ミラー法によるホログラ
ム素子であっても光拡散体が記録されていない部分が存
在し,観察者の位置によって映像が観察できたりできな
かったりという現象が発生してしまう。また,観察者の
位置によって輝度の低い映像しか観察できない,また映
像の色目が変化し,質の低い映像しか観察できないとい
う現象も発生してしまう。このように,ホログラムスク
リーンの視野角を充分に広げることは非常に困難であっ
た。
【0008】本発明は,かかる問題点に鑑み,優れた映
像を表示可能で,高いアイキャッチ効果を有する,ホロ
グラムディスプレイ装置を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,透過型ホログラ
ムスクリーンと,該透過型ホログラムスクリーンに対し
て映像光を投射する映像投射機とよりなり,かつ上記透
過型ホログラムスクリーンの中心高さは床面より110
〜210cmの距離にあると共に,かつ上記映像投射機
の上記透過型ホログラムスクリーンに対する投射角度は
20〜50度であることを特徴とするホログラムディス
プレイ装置にある。
【0010】本発明にかかるホログラムディスプレイ装
置においては,ホログラムスクリーンを上述するごとき
条件にて設置している。よって,上記ホログラムスクリ
ーンの視野角がちょうど観察者の視線の範囲内となる。
この視野角内は後述するごとく優れた映像が観察できる
領域であり,よって本発明のホログラムディスプレイ装
置は優れた映像を表示することができる。
【0011】また,本発明にかかるホログラムディスプ
レイ装置は,この点において,観察者に対して高いアピ
ール効果を持った映像を表示することができ,かつ,ホ
ログラムスクリーンそのものが透明性を有するよう容易
に構成できることから,観察者に対し,何もない空間に
映像が映し出されているかのように感じさせることがで
きる。従って,本発明にかかるホログラムディスプレイ
装置は人目を引かせる効果,即ちアイキャッチ効果に優
れている。
【0012】また,投射角度を上述する範囲内とするこ
とにより,上記ホログラムスクリーンの視野角がちょう
ど観察者の視線の範囲内となり,観察者の視線範囲内に
おいて優れた映像を表示することができる。よって,こ
の点において,本発明は観察者に対して高いアピール効
果を持った映像を表示することができる。つまり高いア
イキャッチ効果を有する。
【0013】以上により,本発明によれば,優れた映像
を表示可能で,高いアイキャッチ効果を有する,ホログ
ラムディスプレイ装置を提供することができる。なお,
この場合における優れた映像とは,映像投射機から投射
された映像光と間での色差が小さく,その他,輝度,コ
ントラスト,明るさ等がほぼ同じ状態にある映像を指し
ている。
【0014】上記中心高さが110cm未満である場合
には,観察者の視線が視野角から外れやすくなり,映像
の色目が悪くなり,映像が見難くなるおそれがある。一
方,210cmを越えた場合には,ホログラムスクリー
ンの設置位置が高くなり,映像が見難くなるおそれがあ
る。なお,本例にかかる中心高さにおいても基準となる
床面とは,後述する図22に示すごとく,観察者8が立
つ床面311である。
【0015】また,上述した条件でホログラムスクリー
ンを設置することで,ホログラムスクリーンの周囲に熱
が篭ることを防止できる。上記中心高さが110cm未
満である場合には,床面からの照り返しの熱に曝され,
放熱性が悪くなり,熱が篭り易くなるおそれがある。
【0016】上記投射角度が20度未満である場合に
は,映像投射機からの0次光が観察者の目に入り,映像
が正常に観察できなくなるおそれがある。一方,上記投
射角度が50度を越えた場合には,ホログラムスクリー
ンに映る映像の台形歪みが大きくなり,正常な映像を観
察し難くなるおそれがある。
【0017】上記透過型ホログラムスクリーンについて
説明する。上記透過型ホログラムスクリーンとしては,
後述する図17〜図19に示すごとく,様々な形のもの
を使用することができる。更に,ホログラムスクリーン
の全面に対し映像光を投射して,映像を表示させること
もできるが,後述する図20に示すごとく,映像投射機
のズーム機能等を利用して,ホログラムスクリーンの一
部分に対し映像光を投射し,映像を表示させて使用する
こともできる。
【0018】透過型ホログラムスクリーンは,通常はス
クリーンの背面側に映像投射機を配置して使用するスク
リーンである。上記映像投射機から投射した映像光はホ
ログラムスクリーンにおいて結像,実像を形成する。上
記実像から散乱透過される回折光により,人間は映像を
認識することができる。
【0019】また,上記ホログラムスクリーンを製作す
る方法には,すりガラス等の光拡散体を通した拡散光を
物体光,非拡散光を参照光として,これらの光を感光部
材に投射し,干渉縞を形成する方法がある。以下に製作
の一例について説明する。
【0020】透過型ホログラムスクリーンを製作する場
合には,図15に示すように,レーザー光源51から放
射されたコヒーレントな光34をミラー511で光路変
更した後,ハーフミラー512により2つの光341,
342に分割する。そして,一方の光341をレンズ5
16で発散したのち,光拡散体52を透過させ,得られ
た拡散光を物体光36として感光部材50に投射する。
また,ハーフミラー512で分割された他方の光342
は,ミラー513,514で光路変更した後,レンズ5
15で発散されて参照光35として感光部材50に投射
される。そして,上記参照光35と物体光36により感
光部材50に干渉縞が形成される。なお,同図におい
て,脈動する波型の表示は拡散光を模式的に表示したも
のである。
【0021】上記により得られた感光部材50に対し,
例えば両面にPETフィルムを貼り,保護膜を形成する
等してホログラムスクリーンを構成することができる。
【0022】次に,上記映像投射機としては,スライド
投影機,OHP(オーバー・ヘッド・プロジェクタ),
プロジェクター,映写機等の静止画,動画等の映像光を
投射可能な各種装置を使用することができる。また,上
記映像投射機に対し外部から映像を供給することもでき
る。この場合の供給装置としては,ビデオテープ,光デ
ィスク,パソコン等の各種再生装置を挙げることができ
る。勿論,映像投射機に再生装置等を内蔵させることも
できる。更に,電話回線,衛星放送用の回線等を利用し
て外部から供給することもできる。
【0023】また,本発明にかかるホログラムディスプ
レイ装置は屋内,屋外のいずれに対しても設置すること
ができる。屋外に設置した場合,上記床面とは地面を示
すこととなる。
【0024】また,後述する図21に示すごとく,上記
床面とはホログラムディスプレイ装置を観察する観察者
8が立っている部分の床面311のことである。また,
ホログラムスクリーンはフラット状に構成することもで
きるが,曲率を持たせて湾曲した状態に構成することも
できる。
【0025】ところで,本発明にかかるホログラムスク
リーンは干渉縞を利用しているため,表示される映像の
色目,明るさ等は見る角度によって異なる。即ち,ホロ
グラムスクリーンには映像が見やすい位置と見難い位置
とが存在する。特に優れた映像がよく見える位置を視野
角と称する。
【0026】具体的な視野角の説明を後述する図1,図
2を用いて説明する。ホログラムスクリーンには,映像
投射機からの映像光がホログラムスクリーンに当たって
回折・拡散することにより形成される円錐状の空間内か
らでないと映像を見ることができない,という特徴があ
る。従って,映像光がホログラムスクリーンの各部に当
たって形成される個々の円錐状の空間を重ねあわせた領
域でのみ見ることができる。この領域が視野角となる。
【0027】図1において,映像投射機12より投射さ
れた映像光125は扇形に広がりつつホログラムスクリ
ーン11に到達する。ホログラムスクリーン11の上端
112に当たった映像光125はここにおいて散乱透過
されて扇形に広がっていく。また,ホログラムスクリー
ン11の下端111に当たった映像光125も同様に扇
形に広がっていく。
【0028】図2においても同様にホログラムスクリー
ン11の左端113に当たった映像光125,右端11
4に当たった映像光125のそれぞれが扇形に広がる。
なお,これらの説明は平面状の図1,図2において行っ
たため,映像光125の拡散する状態を扇形と表現した
が,実際は空間に対して拡散していくため円錐状とな
る。
【0029】そして,ホログラムスクリーンに表示され
る映像は,該映像の輝度が中心輝度の半分未満となると
見難くなることが知られている。ここに上記中心輝度と
はホログラムスクリーンの中心における映像の輝度であ
る。従って,上記ホログラムスクリーン11における視
野角89は図1,図2にかかる扇形の領域となる。
【0030】なお,後述する図1等に示すごとく,映像
投射機はホログラムスクリーンに対して上方や下方に設
置する以外に,斜上方,斜下方等に設置して映像光を投
射することがある。図10に示すごとく,投射角度がα
であるとは,ホログラムスクリーンの中心に頂点を持っ
た円錐を仮定して,この円錐の底面を構成する円の円周
に映像投射機が設置されている状態を示している。つま
り,同図に示すごとく,ホログラムスクリーンの上方と
なる位置t1,ホログラムスクリーンの下方となる位置
t2,またホログラムスクリーンの斜上方となる位置t
3,ホログラムスクリーンの斜下方となる位置t4に映
像投射機が設置されている場合,いずれの映像投射機の
投射角度も等しくαとなる。
【0031】ところで,ホログラム素子を作製する際に
用いられる感光部材は一般にフォトポリマ材料から構成
されている。上記フォトポリマ材料においてレーザー光
が当てられた部分は架橋され,ここに干渉縞が形成され
る。また,上記ホログラムスクリーンにおいて優れた映
像を表示するためには,干渉縞が製造直後の状態(初期
状態)であることが好ましい。
【0032】なお,本発明にかかるホログラムディスプ
レイ装置において,映像投射機はホログラムスクリーン
に対して上側あるいは下側のいずれかに設置することが
できる(実施形態例1,2参照)。また,斜上,斜下に
対して配置することもできる。
【0033】そして,映像投射機を下側に配置し,映像
光を下から投射する場合には,ホログラムスクリーンの
位置は可能な限り高く配置することが好ましい。また,
映像投射機を上側に配置し,映像光を上から投射する場
合には,ホログラムスクリーンの位置は可能な限り低く
配置することが好ましい。これにより,映像投射機から
の0次光(映像投射機より投射された映像光そのもの)
が観察者の目に入ることを防止することができる。
【0034】次に,請求項2の発明のように,上記ホロ
グラムディスプレイ装置には台形歪み補正機構が設けて
なることが好ましい。これにより,台形歪みのない正し
い映像をホログラムスクリーンに映すことができ,観察
者が正しい映像を観察できるホログラムディスプレイ装
置を得ることができる。なお,上記台形歪み補正機構と
しては,電気的に映像を補正することができる台形歪み
補正回路,レンズ等を用い光学的に補正する補正装置等
を利用することができる。
【0035】次に,請求項3の発明のように,上記ホロ
グラムスクリーンの対角長さは76.2cm以上であ
り,映像光の投射距離は90cm以上であることが好ま
しい。これにより,省スペースで映像投射機が設置で
き,なおかつアイキャッチ効果を得るに充分な76.2
cm以上の映像を確保できる。また,映像投射機として
市販されている殆どのプロジェクタを使用可能とするこ
とができる。
【0036】上記対角長さとは略長方形状のホログラム
スクリーンの対角線の長さを示している。76.2cm
未満である場合には,アイキャッチ効果が不充分となる
おそれがある。なお,上記対角長さの上限は,床面より
上述した各請求項に示す距離を確保できる値であれば,
特に限定されない。
【0037】また,上記投射距離はホログラムスクリー
ンの表面と映像投写機における映像光投射部(例えば,
液晶プロジェクタのレンズ等)との間の距離である。ま
た,映像光の投射距離が90cmより短い場合には,映
像の対角長さが76.2cm以上とならないおそれがあ
る。また,映像投射機自体がホログラムスクリーンに映
って観察者から見えてしまうおそれがある。
【0038】また,この距離の上限は350cmとする
ことが好ましい。この上限を越えた場合には,設置スペ
ースが大となり,低い天井には映像投射機の天吊りが困
難となったり,下置きの場合でもスペース確保が困難と
なるおそれがある。更に,映像投射機のズーム機能等で
映像を絞ってもホログラムスクリーンから映像がはみ出
してしまうおそれがある。
【0039】次に,請求項4の発明のように,上記ホロ
グラムスクリーンの対角長さと上記投射距離との間はy
=2.54ax+b(ここにxは対角長さ[cm],y
は投射距離[cm],a及びbは映像投射機によって決
定される係数)の関係を満たすことが好ましい。これに
より,ホログラムスクリーンの大きさと映像投射機の性
能とのマッチングを図ることができ,省スペース化を図
ることができる。例えば,TH−L392J(松下電器
産業(株)製)の映像投射機であれば,a=4.6,b
=−23.7となる。一般に,上記aは4〜5,bは−
20〜−30という値を取ることが多い。
【0040】なお,後述する図5に示すごとく,複数枚
のホログラムスクリーンを並べて1枚の大きなスクリー
ンとして使用する場合,この複数枚のホログラムスクリ
ーンにより形成された大きなスクリーン全体の形状にお
ける対角長さをホログラムスクリーンの対角長さLとし
て採用する。
【0041】次に,請求項5の発明のように,上記ホロ
グラムスクリーンはコントラスト1.5以上(ここにコ
ントラストは(映像白画面輝度+背景輝度+外光輝度)
/(映像黒画面輝度+背景輝度+外光輝度)によって定
まる)となる環境に設置されていることが好ましい。こ
れにより,アイキャッチ効果を充分確保できる映像見栄
えを得ることができる。
【0042】上記コントラストが1.5未満である場合
には,映像見栄えが悪く,アイキャッチ効果が不充分と
なるおそれがある。また,コントラストのより好ましい
上限値は300である。この値より高くなった場合に
は,映像が明るすぎてみづらくなるおそれがある。
【0043】また,上記映像白画面輝度はパソコン入力
のノーマリーホワイト画面の明るさ,上記映像黒画面輝
度はパソコン入力のブラック画面の明るさである。ま
た,背景輝度はホログラムスクリーンの背後の物体の明
るさ,外光輝度は,ホログラムスクリーンに写り込んだ
物体の明るさである。
【0044】また,上記環境を実現するために,以下に
記載するごとき構成をホログラムディスプレイ装置に設
けることが好ましい。例えば,ホログラムスクリーン周
辺の明るさ等を検知するセンサを設け,該センサと連動
して映像輝度及び映像サイズ調整を行うことができるよ
う映像投射機を構成することが好ましい。また,例えば
後述する実施形態例7に示すごとく,偏光フイルムや反
射防止フイルムをホログラムスクリーンに設けることに
より背景輝度や外光輝度を小さくし,コントラストを上
げることが好ましい。
【0045】本発明にかかるホログラムディスプレイ装
置は,太陽光の直射がホログラムスクリーンに当たらな
いように設置することが好ましい。これにより,熱によ
る悪影響を排除することができると共に,上述したごと
くホログラムスクリーンを設置した環境のコントラスト
を1.5以上とすることができる。
【0046】ただし,対策として,後述する実施形態例
7に示すごとく,反射防止フィルム,偏光フイルム等を
ホログラムスクリーンに装着すれば,太陽光の直射等が
ある非常に明るい場所でも正常な映像が観察できるよう
構成することができる。また,日差し避け,ひさし,す
だれ等を設けて太陽光の直射を防ぐような構成とするこ
ともできる。
【0047】次に,請求項6の発明のように,上記ホロ
グラムスクリーンは角部が面取りされている,あるいは
ホログラムスクリーンの断面にはテーパが設けてあるこ
とが好ましい。これによりホログラムスクリーンを剥が
れ難く設置することができる。特に後述する実施形態例
1に示すごとくウィンドウガラス等にホログラムスクリ
ーンを設置した場合,ウィンドウの清掃時にホログラム
スクリーンが剥がれてしまうことを防止できる。
【0048】ここで,『角部が面取りされている』と
は,いわゆるコーナーRを設けることを指しており,例
えば後述する図4(a),(d)に示すごとくホログラ
ムスクリーンの角部を構成することである。また,『断
面にテーパーを設ける』とは,例えば後述する図4
(c),(d)に示すような状態にホログラムスクリー
ンを構成することである。
【0049】次に,請求項7の発明のように,上記ホロ
グラムスクリーンは水貼りにより設置されていることが
好ましい。これにより,乾燥するまでの時間があるた
め,その間に水の滑りを利用してホログラムスクリーン
の設置位置の微調整を行うことができる。
【0050】なお,上記水貼りに用いる粘着材として
は,アクリル酸エステル共重合体,アクリル酸スチレン
共重合体,ポリビニルアルコール,ポリビニルブチラー
ル等,水溶性高分子,水溶性エマルジョン等,乾燥後に
透明となる樹脂系有機バインダー等を使用することがで
きる。
【0051】次に,請求項8の発明のように,上記映像
投射機は固定治具により天井水平面に対し傾斜角20〜
50度で固定されていることが好ましい。これにより,
観察者の目に映像投射機の0次光がはいることが防止さ
れ,映像を正常に観察することができる。傾斜角が20
度未満の場合には,0次光が観察者の目に入るおそれが
ある。50度を越えた場合には映像が歪みすぎる,また
はピントがぼけるおそれがある。
【0052】なお,上記映像投射機の天井水平面に対す
る傾斜角について説明する。ホログラムスクリーンの設
置面と垂直となる直線を考える。この直線と天井の表面
とが平行である場合(後述の図1参照),天井の表面が
天井水平面となる。この天井水平面と映像投射機とが形
成する角度が傾斜角となる。
【0053】一方,ホログラムスクリーンの設置面と垂
直となる直線が天井の表面と平行でない場合(後述の図
22参照),上記垂直となる直線を含む平面が天井水平
面となる。この天井水平面と映像投射機とが形成する角
度が傾斜角となる。なお,ホログラムスクリーンの設置
面であるが,ホログラムスクリーンが平面である場合に
はホログラムスクリーンの表面を含む平面を設置面と見
なすことができる。
【0054】また,本発明にかかるホログラムディスプ
レイ装置に対し,各種センサを設け,このセンサからの
信号で映像投射機の作動を制御するよう構成することも
できる。これにより,必要時に自動起動するような装置
を得ることができる。なお,上記各種センサとしては,
明るさ,重さ,雨,湿度,温度,におい,日射等を検知
するセンサを用いることができる。
【0055】また,ホログラムスクリーンを並列に貼り
合わせ,大型のホログラムスクリーンを構成することが
できる。この場合,各ホログラムスクリーンの特性にあ
わせて補正した映像光を投射することで,全体として違
和感のない一体的な映像を観察することができる。な
お,上記補正とは映像光の色目,明るさ等を調整するこ
とである。
【0056】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるホログラムディスプレイ装
置につき,図1〜図7を用いて説明する。図1及び図2
に示すごとく,本例のホログラムディスプレイ装置1
は,透過型のホログラムスクリーン11と該ホログラム
スクリーン11に対して映像光125を投射する映像投
射機12とよりなり,上記ホログラムスクリーン11の
下端111と床面31との距離Aは110cmである。
【0057】また,ホログラムスクリーン11の中心高
さCは床面31より140cmであり,上端112と天
井水平面32との距離Bは100cmであり,左端11
3と壁面33との距離E,右端114と壁面34との距
離Fはそれぞれ35cmである。
【0058】また,上記映像光125のホログラムスク
リーン11に対する投射角度αは35度で,上記ホログ
ラムスクリーン11の対角長さは101.6cmでり,
映像光125の投射距離Dは160cmである。なお,
上記投射距離Dはホログラムスクリーン11の中心部分
と,後述する映像投射機12であるプロジェクタのレン
ズ120との間の距離である。
【0059】次に,図3を用いて本例にかかるホログラ
ムディスプレイ装置1の設置状態について説明する。図
3は本例にかかるホログラムディスプレイ装置1を設置
したショールーム20である。ホログラムスクリーン1
1は透過型であり,該ホログラムスクリーン11はショ
ールーム2におけるウィンドガラス20に水貼りによっ
て貼付されている。利用した水貼り用の粘着材はアクリ
ル酸エステル共重合体よりなり,このものは乾燥するこ
とで透明な皮膜となる。
【0060】ホログラムスクリーン11の背後には展示
商品25が陳列されている。映像が表示されていない場
合には,上記ホログラムスクリーン11を通じて,展示
商品25を見ることができる。
【0061】図1に示すごとく,上記ショールーム20
内の天井水平面32には映像投射機12が固定治具12
9により固定されている。上記固定治具129は映像投
射機12を天井水平面に対し傾斜角β=35度で固定し
ている。また,上記映像投射機12の映像光を投射する
レンズ120は稼動可能に構成されている。上記映像投
射機12としては市販の液晶プロジェクターで400c
d/m2以上の輝度(ただし,映像光がノーマリーホワ
イトである場合)を発することができるもの使用した。
この上記映像投射機12のa及びbはそれぞれ4.6,
−23.7である。また,上記映像投射機が観察者8か
ら見えないようにこれを自然な状態,観葉植物,オブジ
ェ等でカバーし,より不思議感を演出し,アイキャッチ
効果を高めることができる。
【0062】そして,上記ショールーム20の天井水平
面32の裏側には台形歪み補正機構14が配置されてい
る。また,映像を記録した光ディスクと,該光ディスク
を格納した再生装置13が配置されている。再生装置1
3,台形歪み補正機構14,映像投射機12との間はケ
ーブルで接続されている。上記台形歪み補正機構14は
再生装置13から入力された映像をホログラムスクリー
ン11に映った時に正しい形状となるように補正変形さ
せる。その後,台形歪み補正装置機構14は映像を映像
投射機12に送り出す。
【0063】本例にかかるホログラムスクリーン11
は,透過型のホログラム素子をPETフィルム上に1
枚,あるいは複数毎貼り合わせて,反射面にもPETフ
ィルムを貼ってサンドイッチ構造に加工することにより
構成されている。また,本例にかかるホログラムスクリ
ーンの視野角は上下35度,左右60度である。
【0064】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例にかかるホログラムディスプレイ装置1におい
ては,ホログラムスクリーン11を上述するごとき条件
にて設置していることから,視野角89がちょうど観察
者8の視線の範囲内となる。
【0065】従って,本例のホログラムディスプレイ装
置1は観察者8の視線範囲内において映像を表示するこ
とができ,かつホログラムスクリーン11そのものが透
明性を有していることから,観察者8に対し何もない空
間に映像が映し出されているかのように感じさせること
ができる。従って,本例のホログラムディスプレイ装置
1は人目を引かせる効果,即ちアイキャッチ効果に優れ
ている。
【0066】以上,本例によれば,優れた映像を表示可
能で,高いアイキャッチ効果を有する,ホログラムディ
スプレイ装置を提供することができる。
【0067】本例にかかるホログラムディスプレイ装置
1においては,ホログラムスクリーン11の下端111
が上述の条件を満たすようにホログラムスクリーン11
を設置する。これにより,ホログラムスクリーン11は
床面31からある程度離されて設置されることとなり,
周囲に空間的なゆとりを得ることができる。このため,
ホログラムスクリーン11の周辺に熱が篭り,該ホログ
ラムスクリーン11が加熱されることが防止できる。以
上のように,本例によれば,熱を原因とした映像の歪み
発生を防止できる,ホログラムディスプレイ装置を提供
することができる。
【0068】なお,本例にかかるホログラムスクリーン
の形態はフラットな板状であったが,これ以外の形態と
して,幅の細い板状のスクリーン片を簾状に構成する,
あるいは暖簾状に構成する等したものを用い,これを天
井からぶら下げて使用することもできる。このような形
状とすることで,ホログラムスクリーンを未使用時に巻
き上げる等して格納,収納することができ,省スペース
を図ることができる。
【0069】また,本例にかかるホログラムスクリーン
11の設置場所としては,上述したショールーム2にお
けるウィンドガラス20の他,室内のパーテイション,
商品棚等に嵌め込み構成することもできる。
【0070】また,本例においてホログラムスクリーン
11をウィンドウガラス20に貼り付ける場合,該ウィ
ンドウガラス20の表裏のいずれに対しても設置するこ
とができる。この場合,ウィンドウガラス20の清掃等
によってホログラムスクリーン11が剥がれることを防
止するために,図4(c),(d)に示すごとく,上記
ホログラムスクリーン11に断面テーパを設けることが
できる。または,図4(a),(b)に示すごとく,ホ
ログラムスクリーン11の角部を面取りすることができ
る。この面取りは図4(a)に示すごとく角部を直線的
に切り落として行うこともできるし,図4(b)に示す
ごとく曲面状に構成することができる。
【0071】また,本例にかかるホログラムディスプレ
イ装置1においては,図5(a)に示すごとく,ホログ
ラムスクリーン11を1枚を単独で設置し,その1枚の
スクリーンに対し1台の映像投射機12を使用して映像
光125を投射していた。この他に,図5(b)に示す
ごとく,4枚のホログラムスクリーン11を並べて1枚
の大きなスクリーンとして使用し,4台の映像投射機1
2を用いて映像光125を投射することもできる。
【0072】更に,図5(c)に示すごとく,4枚のホ
ログラムスクリーン11に対し1台の大型の映像投射機
12を用いて映像光125を投射することもできる。ま
た,図6に示すごとく,9枚のホログラムスクリーン1
1を縦3枚,横3枚に並べて,対角長さLの大型のスク
リーンを構成し,これをホログラムディスプレイ装置1
において使用することができる。
【0073】なお,このように複数枚のホログラムスク
リーン11を同一平面上に並べて,1枚の大型スクリー
ンとして使用する場合,各ホログラムスクリーン11同
士のギャップ長さdは観察者とホログラムスクリーン1
1との距離によってある程度決定される。つまり,観察
者がホログラムスクリーン11より離れる程,ギャップ
が大きくても,映る映像に切れ目が入る等して映像が見
苦しくなるという現象が目立たなくなる。観察者が数十
m離れて位置するようなケースでは,10数cmのギャ
ップとすることもあり得る。
【0074】また,本例にかかるホログラムディスプレ
イ装置において表示する映像としては,いわゆる商品広
告の他,行楽,天気,渋滞情報,売れ筋商品情報,新製
品情報,クイズ等のキャンペーン情報,非常時の警報情
報等を挙げることができる。また,本例にかかるホログ
ラムディスプレイ装置を展示できない商品を紹介するた
めの仮想商品棚として利用することができる。また,タ
ッチスクリーンと組合わせてタッチパネル等のように利
用することもできる。
【0075】また,本例にかかるホログラムディスプレ
イ装置1において,映像が良好にホログラムスクリーン
11に対し漏れ無く映るようにするために,映像投射機
12に付属している映像位置調節機能等を利用して映像
の微調整を行うことが好ましい。なお,本例のホログラ
ムディスプレイ装置1は透過型のホログラムスクリーン
11にて構成されているため,このような調整は調整者
が図1における観察者8の位置からホログラムスクリー
ン11を観察して調整する必要がある。
【0076】また,ホログラムディスプレイ装置1のホ
ログラムスクリーン11は本例にて示したウィンドガラ
ス20以外にも,天井,壁,床等に設置することができ
る。また,ホログラムスクリーン11をウィンドウガラ
ス20に貼着する場合,図7に示すごとく,粘着テープ
191やシール192を用いて貼着することができる。
この場合,図7(a)に示すごとくホログラムスクリー
ン11の縁を全て固定する方法と,図7(b)に示すご
とく,4隅の頂点だけを固定する方法とが挙げられる。
【0077】ホログラムスクリーン11がスクリーンと
して機能するに不可欠な干渉縞はデリケートなものであ
るため,強い力が加わると壊れてしまう。粘着テープ1
91やシール192を使うことで,ホログラムスクリー
ン11を弱い力で剥がすことができるため,一度固定し
たホログラムスクリーン11を別の場所に貼付けて再使
用することが可能となる。
【0078】また映像投射機をショールーム外に配置し
て,外からウィンドガラス20に貼り付けたホログラム
スクリーンに映像光を照射する構成としてもよい。この
場合,ショールーム内からホログラムスクリーンに写る
映像を観察しても本例と同様の効果を得ることができ
る。更に,ホログラムスクリーンはウィンドウガラス2
0の裏表(つまりショールーム内外)のどちらに対して
も貼り付けることもでき,どちらに貼り付けた場合でも
本例の効果を得ることができる。
【0079】実施形態例2 本例は,図8〜図10に示すごとく,映像投射機12を
床置きしたホログラムディスプレイ装置1について説明
する。図8,図9に示すごとく,本例にかかるホログラ
ムディスプレイ装置1もショールームに設置するもの
で,ウィンドガラス20に貼着したホログラムスクリー
ン11と,架台16に固定して床面31に配置した映像
投射機12とよりなる。
【0080】上記ホログラムディスプレイ装置1におい
て,距離Aは130cm,中心高さCは160cm,投
射距離Dは160cm,距離E及びFは35cmであ
る。また投射角度αは35度である。また本例にかかる
ホログラムディスプレイ装置1において,ホログラムス
クリーン11には二軸延伸PETよりなる熱応力緩和フ
ィルム119が貼着されている。その他は実施形態例1
と同様である。
【0081】本例にかかるホログラムディスプレイ装置
1においては,映像投射機12をホログラムスクリーン
11よりも下側に配置し,上述にかかるような位置関係
となるようにホログラムスクリーン11を配置した。
【0082】これにより,映像投射機12からの0次光
が観察者8の視線に入ることを防止することができる。
また,ホログラムスクリーン11の視野角を観察者8の
視線の範囲内とすることができる。よって優れたアイキ
ャッチ効果を得ることができる。更に,映像投射機12
を床置きするため,天井工事の必要がなく,設置が容易
である。更に熱応力緩和フィルム119を貼着している
ため,熱応力による干渉縞の変形をより強く防止するこ
とができる。その他は実施形態例1と同様の作用効果を
有する。
【0083】なお,実施形態例1及び本例にかかる映像
投射機12はそれぞれホログラムスクリーン11に対し
上方,または下方に設置されていたが,これは図10に
おける位置t1,t2に映像投射機12にあることを意
味している。そして,図10に示すごとく,投射角度が
αであるとは,ホログラムスクリーン11の中心110
に頂点を持った円錐を仮定して,この円錐の底面を構成
する円の円周に映像投射機が設置されている状態を示し
ている。
【0084】つまり,ホログラムスクリーン11の上方
となる位置t1,ホログラムスクリーン11の下方とな
る位置t2の他,ホログラムスクリーン11の斜上方と
なる位置t3,ホログラムスクリーン11の斜下方とな
る位置t4に映像投射機が設置されている場合,いずれ
の映像投射機の投射角度も等しくαとなる。よって,α
が20〜50度であるような図10に示した円周上に映
像投射機を設置することで,実施形態例1と同様の効果
を得ることができる。
【0085】実施形態例3 本例は,図11に示すごとく,ホログラムスクリーン1
1と映像投射機12との間にミラーを2枚設置したホロ
グラムディスプレイ装置1である。図11に示すごと
く,基台401には支柱40に支承されたホログラムス
クリーン11と,支柱404に支承された第1ミラー4
1,架台402に配置された映像投射機12及び該映像
投射機12の上方に設置された架台403と第2ミラー
42とよりなる。その他は実施形態例1と同様である。
【0086】本例にかかるホログラムディスプレイ装置
4において,映像投射機12より出た映像光は第1ミラ
ー41にて反射され,第2ミラー42に向かう。第2ミ
ラー42にて反射された後,映像光はホログラムスクリ
ーン11に到達し,映像を映し出す。
【0087】本例にかかるホログラムディスプレイ装置
4によれば,映像投射機12とホログラムスクリーン1
1との距離は短いが,第1ミラー41及び第2ミラー4
2にて映像光を反射させることにより,101.6cm
以上の映像投射が可能となり,なおかつ入射角度を35
度に確保することに必要な光路長を稼ぐことができる。
従って,より狭い空間に設置可能なホログラムディスプ
レイ装置4を得ることができる。
【0088】また,用いるミラーを凹面鏡,あるいは凸
面鏡とすることで,光路長距離を調整することが可能と
なる。また,ミラー及びホログラムスクリーンを着色す
ることにより,ホログラムスクリーンの上端と下端との
光路長の差を調整し,上下間のフォーカスぼけ等を調整
することもができる。特に非球面ミラーを用いることで
台形歪みの補正効果を得ることもできる。
【0089】実施形態例4 本例は,図12に示すごとく,天井水平面32からアー
ム117,127にて宙づりに設置したホログラムスク
リーン11と映像投射機12からなるホログラムディス
プレイ装置1である。また,上記ホログラムディスプレ
イ装置1においては,ホログラムスクリーン11を傾斜
配置することで,両者の間の距離を稼ぎ,映像光の投射
距離Dを得ている。その他は実施形態例1と同様の構成
及び作用効果を有する。
【0090】実施形態例5 本例のホログラムディスプレイ装置は映像投射機から発
した映像光をミラーを用いて反射させ,更に該ミラーを
駆動装置にて角度を変えつつ駆動し,複数のホログラム
スクリーンに映像を結像させるように構成したものであ
る。更に,天井面,床面等にレールを設け,映像投射機
単体,あるいはミラーともども移動させ,新規な演出効
果を得ることができるよう構成する。
【0091】実施形態例6 本例は,図13,図14に示すごとく,ミラーとホログ
ラム素子とを張り合わせて構成したホログラムスクリー
ンを用いたホログラムディスプレイ装置である。本例に
かかるホログラムスクリーン61は,図14に示すごと
く,透過型ホログラム素子62にミラー63を張り合わ
せて構成されている。そして,上記ホログラムスクリー
ン61に対し,ホログラム素子62の存在する側より映
像投射機12を用いて映像光125を投射する。その他
は実施形態例1と同様である。
【0092】本例にかかるホログラムスクリーン61に
は次のようにして映像が映し出される。図14に示すご
とく,映像投射機12より映像光125が投射される。
上記映像光125は透過型のホログラム素子62を透過
してミラー63に到達する。ミラー63の表面において
上記映像光125は反射され再度ホログラム素子62に
対し侵入する。
【0093】上記ホログラム素子62は透過型であり,
該ホログラム素子62内の干渉縞はミラー63によって
反射された映像光125のみを矢線650の方向に回折
させる。結果としてホログラム素子62側に配置した映
像投射機125はあたかもミラー63側の符号65の位
置に存在し,ここから映像光655が投射されたかの様
にみえる。
【0094】ところで,図13に示すごとく,上記ホロ
グラムスクリーン61を充分明るい場所に設置した場
合,周囲の風景85が上記ミラー63に映る(図14に
かかる矢線66が風景85より投射された光線の軌跡で
ある)。また,ホログラムスクリーン61の前に立つ人
8もミラー63に映る。このようにして,ホログラムス
クリーン61には風景85の像850,人8の像80が
映る。
【0095】以上により,本例にかかるホログラムディ
スプレイ装置6にかかるホログラムスクリーン61に
は,周囲の風景85,ホログラムスクリーン61の前に
立つ人8,映像投射機12より投射された映像光125
が再生する映像の三者が共に映し出されることとなる。
従って,人8は自分の背後の風景85がホログラムスク
リーン61に映り,その上で映像が表示されたように感
じることができる。
【0096】以上により,映し出された映像の中に観察
者自身が見えアイキャッチ効果をより一層高める演出,
または合成写真を撮るなどの能動的アプローチを得るこ
とができる。
【0097】実施形態例7 本例は,図16に示すごとくホログラムスクリーンに反
射防止フイルムや偏光フイルムを貼り付けて構成したホ
ログラムディスプレイ装置である。図16に示すごと
く,本例のホログラムディスプレイ装置1は,実施形態
例1と同様に,ウィンドウガラス20の内側面201に
貼着したホログラムスクリーン11と,天井水平面32
に固定した映像投射機12とよりなる。
【0098】上記ホログラムスクリーン11の室内側に
は偏光フイルム791が貼着してあり,ウィンドウガラ
ス20を介し戸外側には反射防止フイルム792が設け
てある。なお,同図において,符号78は室内側背景,
符号7は戸外,符号79は戸外側背景である。その他は
実施形態例1と同様である。
【0099】本例にかかるホログラムディスプレイ装置
1において,観察者がホログラムスクリーンを観察した
場合,次のような現象が発生する。ショールーム2の天
井水平面32には照明装置75が設置され,この照明装
置75から発せられる照明光が室内側背景78等で反射
され,この反射光751がホログラムスクリーン11を
通過して観察者8に届くこととなる。また,戸外7では
太陽70からの直射日光701,直射日光701が戸外
側背景79等で反射された反射光702がウィンドウガ
ラス20において反射され,観察者8に届くことにな
る。
【0100】仮に本例にかかる偏光フィルム791がな
い場合には,上記反射光751がホログラムスクリーン
上で映し出される映像と重なり,背景輝度が高まり,映
像のコントラストを下げてしまう。また,仮に本例にか
かる反射防止フイルム792がない場合には,上記直射
日光701,反射光702がウィンドウガラス20で反
射されることから,外光輝度が高まり,映像のコントラ
ストを下げてしまう。なお,映像のコントラストは前述
したごとく,(映像白画面輝度+背景輝度+外光輝度)
/(映像黒画面輝度+背景輝度+外光輝度)で定まる。
【0101】以上により,偏光フイルム791と反射防
止フイルム792をホログラムスクリーン11に対し設
けることで,背景輝度や外光輝度を低くすることがで
き,映像のコントラストをより高くすることができる。
これにより,アイキャッチ効果を充分確保できる映像見
栄えを得ることができる。
【0102】実施形態例8 本例はホログラムディスプレイ装置において使用される
ホログラムスクリーンについて説明するものである。図
17,図18,図19に示すごとく,ホログラムスクリ
ーン11は特に形状が限定されることはなく,これらの
図に記載された形状,またここに記載されていない形状
を含めて,所望の形状を持ったものをホログラムディス
プレイ装置において使用することができる。また,図1
7,図18,図19の各ホログラムスクリーン11にお
いて,中心は各ホログラムスクリーンの重心位置とな
る。なお,図19(e),(f)の場合は,下方となる
部分が映像に殆ど寄与しないので,映像に寄与する部分
の重心位置が中心となる。
【0103】また,上記ホログラムスクリーン11に映
像光を投射する場合,ホログラムスクリーン11の全面
に映像が形成されずともよく,図20に示すごとく,映
像投射機のズーム機能等を利用して,部分的に映像10
0を映すこともできる。その他は実施形態例1と同様で
ある。また,このようなホログラムスクリーン11を利
用した場合であっても,実施形態例1と同様の作用効果
を得ることができる。
【0104】実施形態例9 本例は,図21,図22に示すごとく,ホログラムディ
スプレイ装置の設置場所について説明する。図21に示
すごとく,本例のホログラムディスプレイ装置1は実施
形態例1と同様の構成を有しており,観察者8が立つ床
面311とホログラムディスプレイ装置1が設置された
ショールーム2内の床面312との高さが異なってい
る。この場合,ホログラムスクリーン11の下端111
は床面311より80〜180cmの距離にある(同図
におけるA)。または,ホログラムスクリーン11の中
心高さは床面311より110〜210cmの距離にあ
る(同図におけるC)。
【0105】また,図22に示すごとく,本例のホログ
ラムディスプレイ装置1も実施形態例1と同様の構成を
有しており,天井が傾斜面となったショールーム2に設
置されている。このようなショールーム2の場合,ホロ
グラムスクリーン11の設置面118と垂直となる直線
が天井の表面と平行でない。この場合,上記垂直となる
直線を含む平面を天井水平面32として,この天井水平
面32と映像投射機12とが形成する角度βが傾斜角と
なり,この傾斜角は20〜50度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,ホログラムディスプレ
イ装置の側面説明図。
【図2】実施形態例1にかかる,ホログラムディスプレ
イ装置の平面説明図。
【図3】実施形態例1にかかる,ホログラムディスプレ
イ装置の設置説明図。
【図4】実施形態例1にかかる,(a)(b)角部が面
取りされたホログラムスクリーンの平面図,(c)
(d)断面テーパーを設けたホログラムスクリーンの断
面図。
【図5】実施形態例1にかかる,複数枚のホログラムス
クリーンを用いた場合の構成説明図。
【図6】実施形態例1にかかる,複数枚のホログラムス
クリーンを用いた場合の対角長さを示す説明図。
【図7】実施形態例1にかかる,ホログラムスクリーン
を(a)粘着テープまたは(b)シールで貼着する場合
の説明図。
【図8】実施形態例2にかかる,ホログラムディスプレ
イ装置の側面説明図。
【図9】実施形態例2にかかる,ホログラムディスプレ
イ装置の平面説明図。
【図10】実施形態例2にかかる,投射角度がαである
場合のホログラムスクリーンと映像投射機の設置可能位
置とを示す説明図。
【図11】実施形態例3にかかる,2枚のミラーを有す
るホログラムディスプレイ装置の斜視説明図。
【図12】実施形態例4にかかる,ホログラムスクリー
ン及び映像投射機を天井面より宙づりとした構成のホロ
グラムディスプレイ装置の側面説明図。
【図13】実施形態例6にかかる,ホログラムディスプ
レイ装置の構成と使用状況を示す説明図。
【図14】実施形態例6にかかる,ホログラムスクリー
ンの原理を示す説明図。
【図15】本発明にかかる透過型のホログラムスクリー
ンの製造方法を示す説明図。
【図16】実施形態例7にかかる,ホログラムディスプ
レイ装置の構成を示す説明図。
【図17】実施形態例8にかかる,様々な形のホログラ
ムスクリーンを示す説明図。
【図18】実施形態例8にかかる,様々な形のホログラ
ムスクリーンを示す説明図。
【図19】実施形態例8にかかる,様々な形のホログラ
ムスクリーンを示す説明図。
【図20】実施形態例8にかかる,部分的に映像を映し
たホログラムスクリーン野説明図。
【図21】実施形態例9にかかる,ショールームの床面
と観察者の立つ床面との高さが異なる場所に設置したホ
ログラムディスプレイ装置の説明図。
【図22】実施形態例9にかかる,斜面の天井を持った
ショールームに設置したホログラムディスプレイ装置の
説明図。
【符号の説明】
1,4,6...ホログラムディスプレイ装置, 11,61...ホログラムスクリーン, 111...下端, 112...上端, 12...映像投射機, 14...台形歪み補正機構, 31...床面, 32...天井水平面, 89...視野角,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 19/12 G09F 19/12 L

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過型ホログラムスクリーンと,該透過
    型ホログラムスクリーンに対して映像光を投射する映像
    投射機とよりなり,かつ上記透過型ホログラムスクリー
    ンの中心高さは床面より110〜210cmの距離にあ
    ると共に,かつ上記映像投射機の上記透過型ホログラム
    スクリーンに対する投射角度は20〜50度であること
    を特徴とするホログラムディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ホログラムディ
    スプレイ装置には台形歪み補正機構を設けてなることを
    特徴とするホログラムディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,上記ホログ
    ラムスクリーンの対角長さは76.2cm以上であり,
    映像光の投射距離は90cm以上であることを特徴とす
    るホログラムディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記ホログラムスクリーンの対角長さと上記投射距離と
    の間はy=2.54ax+b(ここにxは対角長さ[c
    m],yは投射距離[cm],a及びbは映像投射機に
    よって決定される係数)の関係を満たすことを特徴とす
    るホログラムディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記ホログラムスクリーンはコントラスト1.5以上
    (ここにコントラストは(映像白画面輝度+背景輝度+
    外光輝度)/(映像黒画面輝度+背景輝度+外光輝度)
    によって定まる)となる環境に設置されていることを特
    徴とするホログラムディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記ホログラムスクリーンは角部が面取りされている,
    あるいはホログラムスクリーンの断面にはテーパが設け
    てあることを特徴とするホログラムディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記ホログラムスクリーンは水貼りにより設置されてい
    ることを特徴とするホログラムディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記映像投射機は固定治具により天井水平面に対し傾斜
    角20〜50度で固定されていることを特徴とするホロ
    グラムディスプレイ装置。
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