JP2017148099A - 化粧品類の可搬式店舗 - Google Patents

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義海 濱田
Yoshimi Hamada
義海 濱田
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Abstract

【課題】実店舗と同等の利便性で、通信販売を利用することができる化粧品類の可搬式店舗を提供することにあり、詳しくは、通信販売においても、化粧品類を販売する実店舗のように、商品を手に取って試用した上で購入することができ、更に、商品とテスターの発送及び購入しなかった商品とテスターの返送を1往復の配送で行うことができる化粧品類の可搬式店舗を提供する。【解決手段】多種展開された化粧品類である商品と、該商品のテスターとが1つの可搬什器に収められた構成であって、前記可搬什器が、配送によって購買希望者の手元に届けられた状態下で、購買希望者が、前記テスターを試用したうえで、前記商品を選択できる構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、可搬式店舗に関し、詳しくは、通信販売においても、化粧品類である商品を試用した上で、商品を選択・購入することができる化粧品類の可搬式店舗に関する。
通信販売は、テレビ、カタログ又はインターネット等といった情報伝達媒体を通じて商品を購入することができる小売業態であり、家庭にいながらにして買い物ができるという点で便利であるが、店舗における対面販売とは異なり、実際の商品を手に取ったり、その商品を試用した上で、商品を選択し購入することができないという問題がある。
特に、化粧品類においては、1つの商品について多種展開(例えば、複数色展開)されることが多く、需要者からは、商品のバリエーション(例えば、色彩)を目視して確認することはもちろんのこと、他の化粧品との相性や、自身の肌色への馴染み具合等について確認した上で、商品を決定したいという要望がある。
特許文献1(特開2007−304320)に記載の内容は、
『顧客から注文された製品を梱包資材に収納して配送する際に、該梱包資材と納品する製品との間の空きスペースに前記製品とは別の製品の広告媒体やサンプルを同封する』という販売方法に関する発明であり、更に『サンプルや広告媒体が、顧客から注文された製品と関連した分野の製品に関する』というものである。
しかし、この方法は、「製品とは別の製品の広告媒体やサンプルを同封する」というものであり、次回以降に購入を検討して欲しい商品を、販売者側から顧客に対して紹介するに過ぎない。
本発明者の研究によれば、この方法では、顧客自らが購入を検討したい商品を選んだ上で、その商品を手に取り、試用することはできない。また、サンプルを気に入り、購入手続をしたとしても、サンプルが同封された最初の配送と、発注した商品の配送とで、2回の配送が必要になるという問題がある。
特許文献2(特開2013−196277)に記載の内容は、
『天井部及び床部と、該天井部と該床部を繋ぐように立設される壁面とから構成され、該壁面の一部に開口部を設けた店舗本体と、該店舗本体の該開口部を閉じることが可能な1又は2以上の扉とから構成され、
該店舗本体を構成する形態の内側の壁面、及び該扉が該店舗本体の該開口部を閉じた場合の該扉の内側の面には、商品陳列棚が設けられ、
該店舗本体内部には、陳列された商品に貼付された商品情報識別標識に記録された商品情報を読取可能な1又は2以上の商品情報識別標識読取装置と、1又は2以上の表示装置と、該商品情報識別標識読取装置と該表示装置への入出力が可能であり公衆通信網に接続可能な1又は2以上の情報処理端末とを備えた可搬式店舗』というものである。
しかし、この技術では、商品陳列棚に置かれた商品はすべて見本品であり、商品を購入するには、見本品に貼付された商品情報識別標識から公衆通信網に接続して、商品を発注し、その商品が再び配送されてくるのを待たなければならない。即ち、本発明者の研究によれば、見本品と商品とで2回の配送が必要になり、実際に手に取って試用した商品を、すぐに入手することができないという問題がある。
特開2007−304320 特開2013−196277
そこで、本発明の課題は、実店舗と同等の利便性で、通信販売を利用することができる化粧品類の可搬式店舗を提供することにあり、詳しくは、通信販売においても、化粧品類を販売する実店舗のように、商品を手に取って試用した上で購入することができ、更に、商品とテスターの発送及び購入しなかった商品とテスターの返送を1往復の配送で行うことができる化粧品類の可搬式店舗を提供することにある。
上記本発明の課題は、下記の手段により達成される。
1.多種展開された化粧品類である商品と、該商品のテスターとが1つの可搬什器に収められた構成であって、
前記可搬什器が、配送によって購買希望者の手元に届けられた状態下で、購買希望者が、前記テスターを試用したうえで、前記商品を選択できる構成であることを特徴とする化粧品類の可搬式店舗。
2.可搬什器に収められた多種類の商品について、対応するテスターが用意されていることを特徴とする前記1に記載の化粧品類の可搬式店舗。
3.可搬什器の底部には、商品とテスターとが載置される台座が設けられ、
前記台座の前方又は後方には、商品が並べられ、その後方又は前方には、テスターが並べられた構成であり、
前後で、商品とテスターの種類が一致していることを特徴とする前記1又は2に記載の化粧品類の可搬式店舗。
4.可搬什器の底部には、台座が設けられ、この台座の背部には、背板が設けられており、
前記背板に設けられたフックに商品が吊り下げられ、前記台座にテスターが載置された構成であることを特徴とする前記1又は2に記載の化粧品類の可搬式店舗。
5.台座の一部に二次元コードが表示され、又は、二次元コードが可搬什器に同梱され、
前記二次元コードを読み取った状態下で、商品の購入及び決済手続が可能なインターネットサイトへ、アクセスが可能な構成であることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
6.可搬什器が収容される外箱のサイズが、宅配業者が配送料金を定める規格サイズに対応していることを特徴とする前記1〜5のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
7.可搬什器に、液晶ディスプレイが備えられたことを特徴とする前記1〜6のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
8.可搬什器に、3Dホログラム発生器が備えられたことを特徴とする前記1〜7のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
9.可搬什器に、情報端末が備えられ、この情報端末で、決済手続が可能であることを特徴とする前記1〜8のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
10.可搬什器に、全地球測位システムが備えられたことを特徴とする前記1〜9のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
前記1に示す発明によれば、1つの可搬什器に、商品としての化粧品類と、その商品のテスターとが同梱して配送されるので、購入希望者は、先ず、テスターでもって商品を目視して確認でき、更に、実際に試用して他の化粧品類との相性や、自身の肌に馴染むか否か等について確認した上で、商品を選択することができる。
また、前記1に示す発明によれば、購入しなかった残りの商品とテスターとを返送するが、テスターを試用して選択した商品は手元に残して、購入手続をした後すぐに使用することができる。即ち、商品とテスターの発送及び残りの商品とテスターの返送を、1往復の配送で終えることができる。
これにより、実店舗と同等の利便性で、通信販売を利用することができる。
前記2に示す発明によれば、可搬什器に収容された全ての種類の商品についてテスターが用意されているので、試用できる商品が限定されず、テスターを試用して自分に最適な商品を選択することができる。
前記3に示す発明によれば、商品である化粧品類の種類と、そのテスターが、前後で一致しているので、テスターを試用して選択した商品の種類と、実際の商品の種類とを取り間違えることを防止できる。また、商品とテスターとをそれぞれ横一列で並べた構成であれば、例えば、淡い色から濃い色へ順に並べることにより、商品を選択し易くなる。
前記4に示す発明によれば、実店舗における陳列棚のように、商品が背板のフックに吊り下げられ、テスターが台座に載置された構成であり、商品を眺めつつテスターで試すことができるので、実店舗と同等の利便性で、通信販売を利用することができる。
前記5に示す発明によれば、二次元コードをスマートフォン等の携帯端末やパーソナルコンピューターで読み取ることによって、化粧品類の購入及び決済手続が可能なインターネットサイトへアクセスが可能であり、テスターの試用によって選択した商品の購入・決済までを、簡単な手順で終えることができる。また、二次元コードから、商品の使用方法を説明するインターネットサイトにアクセス可能とすれば、使用方法について知ることもできる。また、上述の二次元コードが台座の一部に表示されていれば、テスターの試用時においても目に付き易いので、ここから購入・決済サイト又は使用方法が掲載されたサイトにアクセス可能であることが、視覚的に理解し易い。
前記6に示す発明によれば、宅配業者が配送料金を定める規格サイズに対応することで、配送料金を安価に抑えることができる。
前記7に示す発明によれば、液晶ディスプレイに、宣伝広告動画や使用方法の説明動画等を映し出すことができる。
前記8に示す発明によれば、3Dホログラムによって宣伝広告等を表示することができる。
前記9に示す発明によれば、タブレットPCやスマートフォン等の情報端末によって、化粧品類の購入及び決済手続が可能なインターネットサイトへアクセスが可能であり、テスターの試用によって選択した商品の購入・決済までを、簡単な手順で終えることができる。
前記10に示す発明によれば、全地球測位システム(GPS)受信機により、販売者側から可搬什器4の位置情報を取得することが可能であり、万一、購入希望者から可搬什器が返還されない場合にも、これを追跡することができる。
なお、本発明の別の実施態様は、「テスターには、販売不適合品が用いられることを特徴とする前記1〜9のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。」である。
この発明によれば、テスターには、返品された商品、容器や梱包等に傷等がみられるB級品、又はすでに開封された商品等、実際に販売する商品としてはふさわしくない販売不適合品を用いることで、このテスターを用意するコストを抑えることができる。
本発明に係る可搬式店舗の梱包された状態における一実施例を示す概略斜視図 本発明に係る可搬式店舗の開梱された状態における一実施例を示す概略斜視図
本発明に係る可搬式店舗1は、化粧品類の通信販売に用いられ、宅配便等で配送が可能な簡易型の店舗である。この可搬式店舗1を用いれば、実店舗における売り場が、まるで自宅に届けられるかのような通信販売サービスを提供することができ、実店舗と同等の利便性で、通信販売を利用することができる。
以下、添付の図面に従って本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る可搬式店舗(以下、単に「可搬式店舗」ともいう。)1の梱包された状態における一実施例を示す概略斜視図であり、図2は、可搬式店舗1の開梱された状態における一実施例を示す概略斜視図である。
可搬式店舗1は、図1に示されるように、少なくとも商品2、テスター3及び可搬什器4から構成される。商品2とテスター3は、それぞれ2以上が用意され、可搬什器4の底部には、商品2及びテスター3を載置する台座5を備えてもよい。
商品2は、複数色展開等を含む多種展開された化粧品類である。本発明において、化粧品類とは、ファンデーション、口紅、アイシャドウ等の化粧品の他、顔以外の箇所に塗布又は噴射等して、美容効果を得ることができる商品を含む。例えば、脚等の肌に、霧状のファンデーションを噴射することで肌をきれいに魅せ、まるでストッキングを履いているような効果を得ることができるスプレー式全身用ファンデーションも含む。
化粧品類は、例えば、複数色が展開され、使用者の好みや肌の色に合わせて選択されるものであり、実店舗においても、いくつかの色彩を試用した上で購入したいとう要望が多いことから、可搬式店舗1で扱われる商品として最適である。なお、化粧品類のカラーバリエーションとして、パントンカラーに対応したものを最も好ましく例示することができる。
また、多種展開された化粧品類とは、上記した複数色展開の他、複数の香りから選択できるものや、乾燥肌やオイリー肌など肌質に対応した商品展開や、さっぱりやしっとりといった使用感に対応した商品展開のものを含む。
テスター3は、商品2と同じ品であって、同じ種類(例えば、色彩、カラーバリエーション。)のものを用意する。また、可搬什器に収められた全ての種類の商品について、テスターを用意することが好ましい。商品2とは別の容器に収容するなど、テスター用に特
別な用意をすることは、コスト面から好ましくない。なお、すぐに試用できるように、包装等は予め外しておくことが好ましい。
テスター3には、返品された商品、容器や梱包等に傷等がみられるB級品、又はすでに開封された商品等、実際に販売する商品としてはふさわしくない販売不適合品を使用することが好ましい。これにより、テスター3を用意するコストを抑えることができる。
商品2及びテスター3は、それぞれ2以上が用意される。また、例えば、商品2について、赤、青及び黄色の色彩に係る商品を揃えた場合は、テスター3についても、赤、青及び黄色の色彩に係るテスターを揃えるというように、商品2とテスター3とは、同じ種類の品揃え(例えば、カラーバリエーション。)が用意される。これにより、商品2として可搬式店舗1に陳列された全ての種類を、テスター3にて試すことができる。
可搬什器4は、商品2及びテスター3を収容し陳列するためのものであり、実店舗における陳列棚の一角を占める販売スペースに該当するものである。なお、図1においては、内容物を見易くするため、破線で示してある。
可搬什器4は、図1においては立方体の形状で示されるが、その形状に限定はなく、公知公用の形状を特別の制限なく採用することができる。
可搬什器4のサイズに限定はないが、例えば、幅を30cmとすることが好ましい。これは、実店舗における陳列棚が幅90cmである場合が多く、各化粧品類の陳列は、この幅の3分割した30cmを1つの商品の陳列スペースとする場合が多いためである。
図1又は2に示されるように、可搬什器4の底部には、商品2とテスター3とが載置される台座5を設けることが好ましい。この台座5に、商品2とテスター3とを予め陳列しておけば、可搬式店舗1の着荷後すぐに、実店舗における陳列棚を自宅において再現することができる。
台座5には、商品2とテスター3を固定するための溝部51を設けてもよい。この溝部51に、商品2とテスター3とを嵌め込むことにより、配送時に陳列が乱れることを防止できる。また、これに加えて、商品2とテスター3の上部から、台座5のように溝が設けられた固定具(図示しない)を被せる構成としてもよい。
台座5における配列は、図1又は2に示されるように、後列に商品2が並べられ、その前列にテスター3が並べられた構成を採用することができる。この際、後方の商品2と、その直前に並べられたテスター3とは、色彩等の種類が一致していることが好ましい。即ち、商品2とテスター3とは、前後で色彩等の種類が一致していることが好ましい。
図1又は2において、商品2は後列に横一列で陳列されているが、複数個を購入できるように、2列以上を陳列してもよい。
図1又は2においては、商品2が後方に陳列され、その前方にテスター3が陳列された構成であるが、反対に、テスター3が後方に陳列され、その前方に商品2が陳列された構成を採用してもよい。また、後述するように、商品2を吊り下げ方式で陳列する構成を採用してもよい。
可搬式店舗1は、二次元コード6を備えることが好ましい。
二次元コード6とは、水平方向と垂直方向に情報を持つ表示方式のコードであり、これをスマートフォン等の携帯端末やパーソナルコンピューターに搭載されたカメラによって撮影して読み取ると、所定の情報が表示されたり、所定のインターネットサイトにアクセスできるというものある。二次元コードの例として、QRコード(登録商標)を挙げるこ
とができる。
アクセス先のインターネットサイトでは、商品2の購入及び決済手続が可能であることが好ましい。これにより、テスター3の試用によって選択した商品2の購入・決済までを、簡単な手順で終えることができ、実店舗における買い物と同等の利便性を得ることができる。
また、アクセス先のインターネットサイトでは、商品2の使用方法が表示されることが好ましい。これにより、実店舗において販売員から商品の使用説明を受けるのと同等の効果を得ることができる。
なお、商品2に記載されたバーコードを、スマートフォン等の携帯端末やパーソナルコンピューターに搭載されたカメラによって撮影して読み取ると、その商品の価格等を知ることができ、この情報が、購入及び決済手続が可能なインターネットサイトに反映される構成であれば、実店舗におけるレジシステムと同様の手続が可能であり、更に利便性が高い。
図2に示されるように、二次元コード6は、台座5の一部に表示されることが好ましい。これにより、テスター3の試用時や、商品2を手に取った際においても目に付き易いので、ここから購入・決済サイト又は使用方法が掲載されたサイトにアクセス可能であることが、視覚的に理解し易い。また、二次元コード6が表示された紙等の媒体を、可搬什器2に同封してもよい。
台座5には、実店舗におけるPOP広告のように、パネル7を設置することができる。
パネル7は、図2に示されるように、商品2の後方であって、台座5の背部に取り付けられることが好ましい。
パネル7には、商品2を紹介、広告又は説明等する文字、図又は写真等を表示することが好ましい。また、パネル7の一部に、上述した二次元コード6を表示してもよい。
更に、パネル7には、前方に陳列された商品2の色彩について、説明等する内容を表示することもできる。例えば、商品の色彩毎に、それらの色彩の化粧品類を使用したモデル写真を表示すれば、購入希望者にとっても使用したイメージを得易い。
パネル7は、図2に示されるように、上部71と下部72の2枚構成とすることができる。上部71と下部72は、取り外しが可能な構成とし、可搬式店舗1が梱包された状態においては、上部71と下部72は重ね合わせて可搬什器4又外箱に収容され、開封された状態(商品2とテスター3が可搬什器4又は外箱から取り出された状態)においては、上部71と下部72を上下に連結し、少なくとも上部71が商品2の上方に現れる構成とすることが好ましい。
パネル7の上部71と下部72の連結手段に限定はなく、この種の技術分野における公知公用の連結手段を特別の制限なく採用することができる。
上記したパネル7と同様に、台座5の背部に、背板(図示しない)を設けることができ、この背板に設けられたフックに商品2を吊り下げる構成とすることができる。この場合、台座5にテスター3を載置する。かかる構成を採用することによって、実店舗における陳列棚のように、商品2が背板のフックに吊り下げられ、テスター3が台座に載置されるので、購入希望者は、商品2を眺めつつテスター3で試すことができ、実店舗と同等の利便性で、通信販売を利用することができる。
なお、背板には、商品2が吊り下げられても、折れ曲がり等の破損が生じない程度の強度が要求される。
その他、可搬式店舗1の可搬什器4に同梱できるものを例示する。
可搬什器4の空いたスペースには、他の化粧品類の試供品(サンプル)を同梱することができる。また、化粧品類の色彩を正確かつ定量的に知るために、測色計を同梱することもできる。更に、商品2としての化粧品類が、爪に塗布するジェルネイル等に採用され、UVライト下において発光する製品である場合には、発光した状態における色彩を確認するために、UVライトを同梱することもできる。
可搬式店舗1の可搬什器4に同梱できるものを、更に例示する。
可搬什器4には、液晶ディスプレイを同梱又は設置することができる。これにより、液晶ディスプレイに、宣伝広告動画や使用方法の説明動画等を映し出すことができる。
また、可搬什器4には、3Dホログラム発生器を同梱又は設置することができる。これにより、3Dホログラムによって宣伝広告等を表示することができる。
更にまた、可搬什器4には、タブレットPCやスマートフォン等の情報端末を同梱又は設置することができる。これにより、タブレットPCやスマートフォン等の情報端末によって、化粧品類の購入及び決済手続が可能なインターネットサイトへアクセスが可能であり、テスターの試用によって選択した商品の購入・決済までを、簡単な手順で終えることができる。
可搬什器4は、全地球測位システム(GPS)受信機を備えることが好ましい。これにより、販売者側から可搬什器4の位置情報を取得することが可能であり、万一、購入希望者から可搬什器4が返還されない場合にも、これを追跡することができる。
外箱は、1又は2以上の可搬什器4を収容し、商品2及びテスター3を宅配便等で配送するための梱包容器である。
外箱は、宅配業者が配送料金を定める基準とする規格サイズに基づいて、そのサイズを決定することが好ましい。これにより、配送料金を抑えることができる。例えば、ある宅配業者では、梱包箱の縦、横及び高さの合計長さが60cm以内であって、重量が2kg以内の場合には、60サイズという規格サイズとなり、配送料金が最も安い設定となる。
上述のとおり、可搬什器4は、幅30cmとすることが好ましい。この場合、外箱のサイズとして、上記60サイズでは、高さと奥行きに使用できる長さは30cmであり、商品2とテスター3を陳列するスペースとして足りない場合がある。そこで、外箱は、上記80サイズに対応することが好ましい。
また、上記のとおり、外箱には、可搬什器4を2以上収容してもよい。この場合、外箱は上記80サイズでは足りず、上記100サイズ以上とすることが好ましい。
本発明に係る可搬式店舗1を使用した、通信販売方法について説明する。ここでは、商品2を複数色展開された化粧品類として説明する。
先ず、購入希望者が、販売者に対して、インターネットサイトや電話にて、可搬式店舗1の配送を依頼する。その際、購入希望者は、氏名や住所等の個人情報を入力し、ユーザー登録をする。決済に使用するクレジットカードの情報を、予め登録させてもよい。また、購入を希望する商品2(化粧品類)の種類を選択し、多数のカラーバリエーションがある場合には、同梱を希望する2以上の色彩を選択する。
次に、販売者は、購入希望者に対し、宅配便等を利用して可搬式店舗1を発送する。
購入希望者は、可搬式店舗1が到着したら、外箱から台座5に載置された商品2とテスター3等を取り出す。パネル7の上部71と下部72が取り外された状態であれば、これらを連結してパネル7を組み立てる。
次に、購入希望者は、テスター3を使って化粧品類の色彩を選ぶ。この際、化粧品類の
使用方法が分からなければ、台座5等に表示された二次元コード6から、使用方法が閲覧可能なインターネットサイトへアクセスすることができる。
購入する商品2(化粧品類)の色彩を選択・決定したら、購入・決済手続に移る。この手続でも、台座5等に表示された二次元コード6から、購入・決済手続が可能なインターネットサイトへアクセスすることができる。
購入した商品2(化粧品類)のみを手元に残し、他の商品2とテスター3を台座5等の同梱物と共に可搬什器4に収容し、これを更に外箱に収容して、販売者へ返送する。なお、可搬式店舗1の返送方法や、これを引き取る方法は、公知公用の方法を特別の制限なく採用することができ、例えば、スマートフォンのアプリケーション、インターネットサイト又は電話にて、返送手続の依頼をすることが挙げられる。
以上により、一連の手続は終了する。
上記の通信販売方法によれば、商品2とテスター3の発送及び購入しなかった商品2とテスター3の返送を1往復の配送で行うことができる。従って、購入希望者は、実店舗において、テスター3を試用しながら化粧品類の色彩を選ぶのと同等の利便性で、通信販売を利用することができる。
実店舗における買い物では、購入希望者が自宅と実店舗の間を1往復することで、商品を購入することになるが、上記の通信販売方法では、可搬式店舗1が販売業者と購入希望者の間を1往復する構成であり、購入希望者は移動する必要がない点で、実店舗における買い物よりも利便性が高いともいえる。
本発明に係る可搬式店舗1は、化粧品類以外の商品についても、応用することができる。
例えば、食品分野であれば、味付けにバリエーションを有する食品とその試食品を同梱すれば、試食して好みの味の商品を購入することができる。また、調理器具や清掃用具などの生活用品の分野であれば、サイズや色彩にバリエーションを有する商品とその試用品とを同梱し、その使用感や色彩を確認した上で購入することができる。更にまた、アパレル業の分野であれば、サイズや色彩にバリエーションを有する洋服やシューズの商品とその試着品を同梱し、試着した上で購入することができる。
本発明に係る可搬式店舗1を用いれば、実店舗における買い物と同等の利便性で、化粧品類の通信販売サービスを利用することができる。
1 可搬式店舗
2 商品
3 テスター
4 可搬什器
5 台座
51 溝部
6 二次元コード
7 パネル
71 パネル上部
72 パネル下部

Claims (10)

  1. 多種展開された化粧品類である商品と、該商品のテスターとが1つの可搬什器に収められた構成であって、
    前記可搬什器が、配送によって購買希望者の手元に届けられた状態下で、購買希望者が、前記テスターを試用したうえで、前記商品を選択できる構成であることを特徴とする化粧品類の可搬式店舗。
  2. 可搬什器に収められた多種類の商品について、対応するテスターが用意されていることを特徴とする請求項1に記載の化粧品類の可搬式店舗。
  3. 可搬什器の底部には、商品とテスターとが載置される台座が設けられ、
    前記台座の前方又は後方には、商品が並べられ、その後方又は前方には、テスターが並べられた構成であり、
    前後で、商品とテスターの種類が一致していることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧品類の可搬式店舗。
  4. 可搬什器の底部には、台座が設けられ、この台座の背部には、背板が設けられており、
    前記背板に設けられたフックに商品が吊り下げられ、前記台座にテスターが載置された構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧品類の可搬式店舗。
  5. 台座の一部に二次元コードが表示され、又は、二次元コードが可搬什器に同梱され、
    前記二次元コードを読み取った状態下で、商品の購入及び決済手続が可能なインターネットサイトへ、アクセスが可能な構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
  6. 可搬什器が収容される外箱のサイズが、宅配業者が配送料金を定める規格サイズに対応していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
  7. 可搬什器に、液晶ディスプレイが備えられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
  8. 可搬什器に、3Dホログラム発生器が備えられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
  9. 可搬什器に、情報端末が備えられ、この情報端末で、決済手続が可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
  10. 可搬什器に、全地球測位システムが備えられたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の化粧品類の可搬式店舗。
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