JP2020087078A - 購入支援プログラム、購入支援システム、及び購入支援方法 - Google Patents

購入支援プログラム、購入支援システム、及び購入支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】質疑応答を行った結果として得られた吸収性物品の情報を元に、特定の販売者から吸収性物品を容易に購入させやすくする購入支援プログラム、購入支援システム及び購入支援方法を提供する。【解決手段】本発明の購入支援プログラムは、コンピューターに、複数の販売者から特定の販売者(A)を識別するための識別子(A)を取得させ、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を画面に表示させるための処理と、自動回答処理部を用いて、質疑応答画面におけるメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定する処理と、特定された1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付ける処理と、画面に、選択された吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるための処理とを実行させ、購入情報画面は、取得した識別子(A)に基づいて選択された購入情報画面である。【選択図】図3

Description

本発明は、購入支援プログラム、購入支援システム、及び購入支援方法に関する。
従来、特許文献1に示すように、ネットショッピングのサイトにおいて、ユーザとの対話に基づいておすすめ商品をテキスト又は画像のデータとして提供する情報提供方法が知られている。
特開2017−62741号
しかしながら、特許文献1の情報提供方法では、ネットショッピングサイト毎に、ユーザとの対話を行うためのシステムを備える必要があり、ショッピングサイトの負荷が大きくなってしまう恐れがあった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、質疑応答を行った結果として得られた吸収性物品の情報を元に、特定の販売者から吸収性物品を容易に購入させやすくすることである。
上記目的を達成するための主たる発明は、画面を備えたユーザー端末と通信可能なコンピューターに吸収性物品の購入を支援させるための購入支援プログラムであって、前記コンピューターに、複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得させ、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を前記画面に表示させるための処理と、自動回答処理部を用いて、前記質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定する処理と、特定された前記1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付ける処理と、前記画面に、選択された前記吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるための処理と、を実行させ、前記購入情報画面は、取得した前記識別子に基づいて選択された購入情報画面であることを特徴とする購入支援プログラムである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
このような購入支援プログラムによれば、質疑応答を行った結果として得られた吸収性物品の情報を元に、特定の販売者から吸収性物品を容易に購入することができる。
図1は、購入支援システム100の全体構成を示す図である。 図2は、サーバー10の機能上の構成を示すブロック図である。 図3は、購入支援方法の流れについて説明する図である。 図4は、第1実施形態の販売者トップ画面40について説明する図である。 図5は、第1実施形態の質疑応答画面50について説明する図である。 図6は、図5に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図7は、図6に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図8は、図7に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図9は、図8に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図10は、図9に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図11は、図10に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図12は、図11に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図13は、図12に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図14は、図13に続くメッセージ表示部51について説明する図である。 図15は、第1実施形態の購入情報画面60について説明する図である。 図16は、第2実施形態の購入情報画面70について説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
画面を備えたユーザー端末と通信可能なコンピューターに吸収性物品の購入を支援させるための購入支援プログラムであって、前記コンピューターに、複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得させ、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を前記画面に表示させるための処理と、自動回答処理部を用いて、前記質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定する処理と、特定された前記1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付ける処理と、前記画面に、選択された前記吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるための処理と、を実行させ、前記購入情報画面は、取得した前記識別子に基づいて選択された購入情報画面であることを特徴とする購入支援プログラムである。
このような購入支援プログラムによれば、質疑応答を行った結果として得られた吸収性物品の情報を元に、特定の販売者から吸収性物品を容易に購入することができる。
かかる購入支援プログラムであって、前記購入情報画面は、前記ユーザーが、選択された前記吸収性物品を前記特定の販売者から購入するための画面であることが望ましい。
このような購入支援プログラムによれば、ユーザーは、識別子を取得された特定の販売者から容易に吸収性物品を購入しやすくなり、ユーザーにとっては購入の手間を削減することができる。一方、特定の販売者にとっては、より確実に吸収性物品を購入してもらえる。
かかる購入支援プログラムであって、前記特定の販売者のウェブサイトに、前記質疑応答画面にアクセスするためのバナーが表示され、前記バナーをクリック又はタップすることにより前記質疑応答画面にアクセスしたときに、前記特定の販売者の識別子を取得させることが望ましい。
このような購入支援プログラムによれば、販売所の識別子を容易に取得しやすくなり、質疑応答を行った結果として特定された吸収性物品の情報を元に特定の販売者から吸収性物品を容易に購入させやすくすることができる。
かかる購入支援プログラムであって、前記画面に表示させた前記ウェブサイト内に、前記質疑応答画面を表示させることが望ましい。
このような購入支援プログラムによれば、質疑応答を容易に行うことができ、質疑応答を行った結果として特定された吸収性物品の情報を元に特定の販売者から吸収性物品を容易に購入させやすくすることができる。
かかる購入支援プログラムであって、前記特定の販売者のウェブサイトとは異なるウェブサイトに前記質疑応答画面を表示させることが望ましい。
このような購入支援プログラムによれば、質疑応答を容易に行うことができ、質疑応答を行った結果として特定された吸収性物品の情報を元に特定の販売者から吸収性物品を容易に購入させやすくなる。
かかる購入支援プログラムであって、前記特定の販売者に対応したQRコード(登録商標)、又は近距離無線接続通信から前記識別子を取得させることが望ましい。
このような購入支援プログラムによれば、販売所の識別子を容易に取得させやすくなり、質疑応答を行った結果として特定された吸収性物品の情報を元に特定の販売者から吸収性物品を容易に購入させやすくすることができる。
かかる購入支援プログラムであって、特定された前記吸収性物品が使い捨ておむつの場合に、前記使い捨ておむつと一緒に使用することができる吸収パッドを特定して、前記使い捨ておむつ及び前記吸収パッドを購入するための前記購入情報画面を表示させることが好ましい。
このような購入支援プログラムによれば、展開型使い捨ておむつだけでなく、展開型使い捨ておむつと一緒に使用する吸収パッドを容易に購入させやすくなる。
かかる購入支援プログラムであって、前記特定の販売者のウェブサイトに、前記質疑応答画面にアクセスするためのバナーが表示され、前記バナーをクリック又はタップすることにより前記質疑応答画面にアクセスしたときに、前記特定の販売者の識別子を取得させた場合には、前記購入情報画面として選択された前記吸収性物品を前記特定の販売者から購入するための画面を表示させ、前記特定の販売者に対応したQRコード又は近距離無線接続通信から前記識別子を取得させた場合には、前記購入情報画面として、少なくとも前記特定の販売者の店舗内における前記吸収性物品の陳列場所を示す情報、又は前記特定の販売者の店舗内における前記吸収性物品の在庫に関する情報を表示させることが望ましい。
このような購入支援プログラムによれば、取得した識別子に応じた購入情報画面を表示させることができるため、特定の販売者から吸収性物品を容易に購入することができる。
かかる購入支援プログラムであって、前記コンピューターに、前記質疑応答画面に表示された前記吸収性物品のパッケージのデザインと、前記特定の販売者が販売する店舗に陳列された当該吸収性物品のパッケージのデザインとが同じか否かを判定するための処理を実行させ、前記判定が否の場合に、前記購入情報画面に表示させる前記吸収性物品のパッケージのデザインを、前記陳列された当該吸収性物品のパッケージのデザインと同じとさせることが望ましい。
このような購入支援プログラムによれば、ユーザーは、特定の販売者の店舗において容易に吸収性物品を見つけやすくなり、吸収性物品を購入しやすくなる。
吸収性物品の購入を支援する購入支援システムであって、前記購入支援システムは、画面を備えたユーザー端末と通信可能であり、複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得し、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を画面に表示させるための処理を行う質疑応答表示部と、自動回答処理部を用いて、前記質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定する処理を行う特定部と、特定された前記1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付ける処理を行う選択受付部と、前記画面に、選択された前記吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるための処理を行う購入情報表示部と、を有し、前記購入情報表示部は、取得された前記識別子に基づいて前記購入情報画面を表示させることを特徴とする購入支援システムである。
このような購入支援システムによれば、質疑応答を行った結果として特定された吸収性物品の情報を元に特定の販売者から吸収性物品を容易に購入することができる。
自動回答システムを用いて吸収性物品の購入を支援する購入支援方法であって、自動回答システムが、複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得し、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を画面に表示するステップと、自動回答システムが、前記質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定するステップと、自動回答システムが、特定された前記1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付けるステップと、前記画面に、選択された前記吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるステップと、を有し、前記購入情報画面は、取得された前記識別子に基づいて選択された購入情報画面であることを特徴とする購入支援方法である。
このような購入支援方法によれば、質疑応答を行った結果として特定された吸収性物品の情報を元に特定の販売者から吸収性物品を容易に購入することができる。
===本実施形態===
<購入支援システム100の構成>
以下、大人用使い捨ておむつに関する購入支援システム100について説明する。なお、本実施形態においては、大人用使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」ともいう。)に関する購入支援システム100について説明するが、購入支援システム100は、乳幼児用使い捨ておむつや、生理用ナプキン等の吸収性物品についても用いることができる。また、購入支援システム100の利用者(以下、「ユーザー」ともいう。)は、おむつの着用者、又は他者に対しておむつを着用させようとする介護者等をいう。
図1は、購入支援システム100の全体構成を示す図である。図2は、サーバー10の機能上の構成を示すブロック図である。本実施形態において、ユーザーの端末1は、有線又は無線のネットワーク30を介してサーバー10や販売者サーバー20A、20B、・・・と通信することができる。端末1は、サーバー10、自動回答処理部15、及び販売者サーバー20のデータベース等に格納された各種情報の取得やアップデート等を行うことができる。
端末1は、例えば、パーソナルコンピューターやスマートフォン、タブレット端末等であり、制御部(不図示)、入力部(不図示)、表示部(不図示)、通信部(不図示)を備えている。本実施形態では、タブレット端末を用いる。
サーバー10は、吸収性物品の製造者が有するサーバーであり、各種の処理を行い、その結果を端末1の表示部(以下、「画面」ともいう。)に表示させる。図2に示すように、サーバー10は、制御部11、記憶部12、通信部13を有している。
制御部11は、各部間のデータの受け渡しを行うとともに、端末の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
制御部11は、質疑応答表示部111、特定部112、選択受付部113、購入情報表示部114を有している。質疑応答表示部111は、複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得し、且つ、質疑応答画面50を端末1の画面に表示させる処理を行う。特定部112は、質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定する処理を行う。選択受付部113は、特定された1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付ける処理を行う。購入情報表示部114は、選択された吸収性物品を購入するための購入情報画面60を表示させる処理を行う。
記憶部12は、質疑応答DB121、商品情報DB122を有している。質疑応答DBは、メッセージのやり取りに関するテキストデータが格納されている。商品情報DB122は、大人用おむつの商品に関する情報が格納されている。通信部13は、プログラムやデータを送受信する送受信部としての機能を有している。なお、本実施形態においては、図2に示すように、質疑応答DB121や商品情報DB122をサーバー10の記憶部12内に設けたが、これに限られない。質疑応答DB121や商品情報DB122をサーバー10とは別の記録媒体や記憶装置に格納して、サーバー10による各処理を行う際に、質疑応答DB121や商品情報DB122内の情報を取得するものであってもよい。
また、自動回答処理部15は、ネットワークを介して、質疑応答DB121及び商品情報DB122を参照しながら、端末1の画面上で、ユーザーからの質問に対する答えを推論し、メッセージをやり取りする処理を行う。本実施形態において、自動回答処理部15は、人工知能(AI:Artificial Intelligence)を活用した所謂自動会話プログラムを用いており、ユーザーとの質疑応答を学習していくことで、より精度の高い回答を提供できるようにしている。なお、自動回答処理部15は、必ずしも自動会話プログラムを用いる必要はなく、予めDBに格納された質問と回答のみを用いたプログラムであってもよい。
また、自動回答処理部15が、複数の人工知能プログラムや複数の自動会話プログラムを有する構成であってもよい。この場合、サーバー10が質疑応答DB121に記憶されたメッセージに基づき最適な人工知能プログラム及び自動会話プログラムを選択してもよいし、自動回答処理部15が記憶された質疑応答DB121のうち参照したメッセージに基づいて最適な人工知能プログラム又は自動会話プログラムを選択してもよい。例えば、サーバー10又は自動回答処理部15は、メッセージのやり取りから方言等が多用されるユーザーであれば、方言を学習したプログラムを選択したり、ユーザーごとに複数のプログラムでのメッセージのやり取りを実施した後、ユーザーからのリアクションがよいプログラムを選択してもよい。なお、「ユーザーからのリアクションがよいプログラム」とは、推定したメッセージの確度、つまり、ユーザーの求める回答である確率の高さ等が高いプログラムや、ユーザーからのフィードバックで「役に立った」等の好意的な評価をより多く受けたプログラム等をいう。また、サーバー10を提供する事業者と、自動回答処理部15を提供する事業者が同じ事業者でも、異なる事業者であってもよい。
販売者サーバー20A、20B、・・・は、それぞれ販売者A、B、・・・である小売店が提供するウェブサイト用のサーバーである。販売者サーバー20A、20B、・・・は、それぞれウェブサイトを運営し、インターネット上で吸収性物品のみならず、その他の日用品や薬品、食料品等の販売を行っている。小売店は、商品を一般消費者へ販売するスーパーやドラッグストア等を例示できる。
<購入支援方法の流れ>
以下、複数の販売者A、B、・・・のうち、販売者Aから特定の吸収性物品を購入する購入支援方法の流れについて説明する。図3は、購入支援方法の流れについて説明する図である。当該購入支援方法は、識別子を取得し、且つ質疑応答画面を表示させる第1ステップと、吸収性物品特定する第2ステップと、ユーザーの選択を受け付ける第3ステップと、購入情報画面を表示させる第3ステップとを有する。なお、以下の説明において、「大人用使い捨ておむつ」には、パンツ型の使い捨ておむつ、テープ型の使い捨ておむつ、吸収パッドが含まれる。
<第1実施形態>
大人用使い捨ておむつのうちどの商品を選べばよいのかがわからないユーザーが、販売者Aからテープ型の使い捨ておむつをオンライン上で購入する例について説明する。以下に説明する購入支援方法は、プログラムがコンピューターとしてのサーバー10に各種の処理を行わせることで実現されている。
<<第1ステップ>>
ユーザーによって端末1に対して所定のURLの入力がされると、販売者サーバー20Aは、端末1の表示部に図4のような販売者トップ画面40を表示させる。なお、販売者トップ画面40の表示は、所定のURLの入力によるものに限られず、端末1の表示部に表示されたWebサイト上の所定箇所の選択や、Webサイトの検索エンジンを用いて検索した検索結果から選択することにより、選択したURLの示すWebサイトへの遷移を指示すること等によって行っても良い。図4は、販売者トップ画面40について説明する図である。販売者トップ画面40は、販売者サーバー20Aが提供するウェブサイトのうち、最初に表示される先頭ページである。販売者トップ画面40は、ウェブサイトの目的や内容を紹介したり、販売者Aが運営するオンラインショッピングの先頭ページであったりする。販売者トップ画面40には、大人用使い捨ておむつに関する質疑応答を開始するための質疑応答開始バナー41が設けられている。なお、質疑応答開始バナー41は、販売者トップ画面40に限られず、販売者トップ画面40を含め販売者サーバー20Aから提供されるウェブサイトの任意のページに設けることができる。例えば、販売者トップ画面40において「大人用おむつ」の検索を実行したユーザーに対して表示される検索結果画面などで質疑応答開始バナー41が表示させてもよい。大人用使い捨ておむつを購入するために端末1の画面に販売者Aのウェブサイトを表示させたユーザーは、以下の質疑応答を行うことで、着用者の状態に適した使い捨ておむつを選択することができる。
まず、ユーザーが質疑応答開始バナー41をタップすると、制御部11はアクセスありと判断し(S1がYES)、質疑応答表示部111が、販売者Aを識別するための識別子Aを取得し(S2)、端末1の画面に質疑応答画面50を表示させる(S3)。識別子Aは、販売者Aのウェブサイトから移動したことを参照する識別子である。識別子Aとしては、例えば、HTTPリファラやCookie等の従来知られた手段を用いることができる。例えば、図3のS1で、まず、質疑応答開始バナー41のタップによって、サーバー10は販売者サーバー20Aからサーバー10へのアクセスがあったと判断する(S1がYES)。その際、サーバー10は、販売者サーバー20Aから、販売者サーバー20Aが管理する識別子Aを取得する(S2)。この識別子Aの取得方法は、識別子Aを単独の信号として直接サーバー10に送信したり、Cookieを利用したりする等、従来から知られた手段を用いることができる。その後、サーバー10の質疑応答表示部111が質疑応答画面を端末1の画面に表示させる(S3)。
<<第2ステップ>>
図5は、質疑応答画面50について説明する図である。質疑応答画面50は、販売者サーバー20Aが提供する販売者トップ画面40から移動して表示されたサーバー10が提供するウェブページの1つである。質疑応答画面50では、大人用使い捨ておむつの選び方だけでなく、大人用使い捨ておむつの履き方(履かせ方)や商品の説明など、排泄に関するケアについて質疑応答を行うことができる。以下、質疑応答画面50では、ユーザーは介護者であり、ユーザーが介護を行う着用者に着用させるための大人用使い捨ておむつの選び方について質疑応答を行い、着用者にとって適切な大人用使い捨ておむつを特定する。質疑応答は、制御部11の質疑応答表示部111と特定部112が協働しながら自動回答処理部15を用いて行うものであり、吸収性物品の選択(特定)を行いつつ、ユーザーからの質問に対する回答を表示させ、少なくとも1つの吸収性物品が特定されるまで質疑応答画面50を表示させる。
質疑応答画面50には、メッセージ表示部51が設けられている。メッセージ表示部51には、ユーザーと質疑応答を行う回答者として表示された「マキさん」という女性Mと、女性Mが発信したメッセージを表示した回答者メッセージAと、ユーザーの疑問を特定し、ユーザーによる質問の入力を補助するためのメッセージを複数の選択肢として表示した特定メッセージCと、ユーザーが文字で質問を入力するための質問入力部E、及び質問入力部Eに入力された質問を、ネットワーク30を介して質疑応答表示部111に発信する質問発信部Fが設けられている。なお、回答者メッセージAは、ユーザーからの質問に対する回答を、質疑応答表示部111が、自動回答処理部15を用いて、質疑応答DB121及び商品情報DB122に格納されたテキストデータを参照しつつ、ネットワーク30を介して女性Mが発しているように表示させたものである。特定メッセージCは、質疑応答表示部111が、自動回答処理部15を用いて、ユーザーの質問に対する回答をより詳細に特定するための質疑応答DB121に格納されたテキストデータから選択して表示させるものである。
女性Mとユーザーとの質疑応答は、ユーザーによる特定メッセージCに示されたいずれかの選択肢の選択、又は質問入力部Eへの文字の入力によって進行する。なお、メッセージ表示部51において、ユーザーが特定メッセージCに示されたいずれかの選択肢を選択した場合と利用者が質問入力部Eへ文字を入力した場合は、いずれもユーザーから質疑応答表示部111に対する質問として処理される。
まず、おむつの選び方を知りたいユーザーが、図5に示すように、特定メッセージCの中から「おむつの選び方を教えてほしい」を選択すると、質疑応答表示部111は質問を受け付けたこと認識し、図6に示すメッセージ表示部51を表示させる。図6は、図5に続くメッセージ表示部51について説明する図である。
図6におけるメッセージ表示部51は、図5に示したメッセージ表示部51の下側部分であり、メッセージ表示部51の右側のスクロール部SのスクローラーS1を上側に動かすと、図5のメッセージ表示部51を視認することができる。以下、各図に続くメッセージ表示部51は、それぞれ前図の下側に表示されたメッセージ表示部51である。なお、一度に視認することができるメッセージ表示部51の領域の大きさは、任意に変更可能である。例えば、図5のメッセージ表示部51と図6のメッセージ表示部51を、一度に視認可能に表示してもよい。
質疑応答表示部111は、特定メッセージCの中から選択した「おむつの選び方を教えてほしい」を、図6に示すように、メッセージ表示部51にメッセージU10として表示させる。質疑応答表示部111は、メッセージU10に対する回答として、最適な商品を選ぶポイントを説明する回答者メッセージA10と、ユーザーによる回答の入力を補助する複数の選択肢を設けた特定メッセージC10をユーザー端末の画面に表示させる。
おむつ診断を行いたいと考えるユーザーが、特定メッセージC10の中から「おむつ診断を試す」を選択すると、質疑応答表示部111は、図7に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図7は、図6に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図7に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC10で選択した「おむつ診断を試す」をユーザーメッセージU11として表示させ、これに対する回答として、おむつを使用するのがあなた(ユーザー)自身か否かを質問する回答者メッセージA11と、複数の選択肢を設けた特定メッセージC11をメッセージ表示部51に表示させる。
介護者であるユーザーが、特定メッセージC11の中から「おむつを使用するのは自分以外です」を選択すると、質疑応答表示部111は、図8に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図8は、図7に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図8に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC11で選択された「おむつを使用するのは自分以外です」をユーザーメッセージU12として表示させ、これに対する回答として、着用者の身体の状態を質問する回答者メッセージA12と、複数の選択肢を設けた特定メッセージC12をメッセージ表示部51に表示させる。
ユーザーが、特定メッセージC12の中から「寝て過ごすことが多い方」を選択すると、質疑応答表示部111は、図9に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図9は、図8に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図9に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC12で選択された「寝て過ごすことが多い方」をユーザーメッセージU13として表示させ、これに対する回答として、着用者のトイレの利用状況を質問する回答メッセージA13と、複数の選択肢を設けた特定メッセージC13をメッセージ表示部51に表示させる。
ユーザーが、特定メッセージC13の中から、「トイレに行くことはありません」を選択すると、質疑応答表示部111は、図10に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図10は、図9に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図10に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC13で選択された「トイレにいくことはありません」をユーザーメッセージU14として表示させ、これに対する回答として、着用者が日中に気になっていることを質問する回答メッセージA14と、複数の選択肢を設けた特定メッセージC14をメッセージ表示部51に表示させる。
ユーザーが、特定メッセージC14の中から、「どちらかというとモレないか不安になる」を選択すると、質疑応答表示部111は、図11に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図11は、図10に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図11に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC14で選択された「どちら表示かというとモレないか不安になる」をユーザーメッセージU15として表示させ、これに対する回答として、着用者が夜間に気になっていることを質問する回答メッセージA15と、ユーザーによる回答の入力を補助する複数の選択肢を設けた特定メッセージC15をメッセージ表示部51に表示させる。
ユーザーが、特定メッセージC15の中から、「どちらかというとおむつの装着感が気になる」を選択すると、質疑応答表示部111は、図12に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図12は、図11に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図12に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC15で選択された「どちらかというとおむつの装着感が気になる」をユーザーメッセージU16として表示させ、これに対する回答として、着用者の尿量を質問する回答メッセージA16と、複数の選択肢を設けた特定メッセージC16をメッセージ表示部51に表示させる。
ユーザーが、特定メッセージC16の中から、「多いほうだと思う」を選択すると、質疑応答表示部111は、図13に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図13は、図12に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図13に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC16で選択された「多いほうだと思う」をユーザーメッセージU17として表示させ、これに対する回答として、着用者の肌の状態を質問する回答メッセージA17と、複数の選択肢を設けた特定メッセージC17をメッセージ表示部51に表示させる。
ユーザーが、特定メッセージC17の中から、「あまり肌のことで困ったことがない」を選択すると、質疑応答表示部111は、図14に示すメッセージ表示部51を画面に表示させる。図14は、図13に続くメッセージ表示部51について説明する図である。図14に示すように、質疑応答表示部111は、特定メッセージC16で選択された「多いほうだと思う」をユーザーメッセージU17として表示させ、おすすめの吸収性物品(X、YD、YN)を回答メッセージA18として表示させる。おすすめの吸収性物品(X、YD、YN)は、質疑応答表示部111を用いたこれまでのメッセージのやり取りから特定部112が商品情報DB122からユーザーにとって最適であると特定した吸収性物品である(S5)。本実施形態においては、テープ型の使い捨ておむつXと、このテープ型の使い捨ておむつXと一緒に使用することができる昼用の吸収パッドYDと夜用の吸収パッドYNを特定し、メッセージ表示部51に、それぞれアイコンXa、YDa、YNaとして表示させる。
なお、特定される吸収性物品は、ユーザーとのメッセージのやり取りに応じて変わる。例えば、図7に示す特定メッセージC11において、ユーザーが「おむつを使用するのは自分です」を選択し、図8に示す特定メッセージC12において、ユーザーが「一人で歩ける方」を選択した場合は、特定部112は、パンツ型の使い捨ておむつのみを特定し、表示させる。
<<第3ステップ>>
テープ型の使い捨ておむつXを購入したいと思うユーザーが、メッセージ表示部51のアイコンXaをタップすると、選択受付部113は、ユーザーによる選択を受け付けたことを認識する(S6がYES)。そして、購入情報表示部114は、S2で取得した識別子がAであるか否かを判断する(S7)。識別子がAである場合には(S7がYES)、購入情報表示部114は、購入情報画面60を画面に表示させる(S8)。
<<第4ステップ>>
図15は、購入情報画面60について説明する図である。購入情報画面60は、販売者Aの販売者サーバー20Aによって提供されたウェブページであり、販売者Aがインターネット上で、テープ型の使い捨ておむつXをオンライン上で販売するウェブページである。つまり、購入情報画面60は、第1ステップで画面に表示した販売者トップ画面40から販売者Aのウェブサイト内を移動してテープ型の使い捨ておむつXを購入するためのウェブページに表示させた場合と同じ画面である。
購入情報画面60には、テープ型の使い捨ておむつXが表示されており、テープ型の使い捨ておむつXをオンライン上で購入するための各情報が表示されている。各情報の具体例は、テープ型の使い捨ておむつXと、テープ型の使い捨ておむつの販売価格61、在庫情報62、購入数入力部63、購入ボタン64、商品説明65と、吸収パッドYD、及び吸収パッドYDの販売価格66、商品説明67である。
販売価格61は、オンライン上で購入する際のテープ型の使い捨ておむつXの価格であり、在庫情報62は、オンライン上で購入することができる商品の在庫状況について示す情報である。商品説明65は、テープ型の使い捨ておむつXの商品の特徴について説明する情報である。テープ型の使い捨ておむつXを購入するユーザーが、購入数入力部63に購入したい数を入力し、購入ボタン64をタップすることで(S9がYES)、ユーザーは、販売者Aからオンライン上でテープ型の使い捨ておむつXを購入することができる(S10)。
従来より吸収性物品、特に大人用の使い捨ておむつは種類が多いため商品の選択が難しいという問題があった。そのため、ユーザーが販売者Aで商品を購入するために販売者Aのオンライン上の販売のウェブサイトを表示させても、ユーザーが商品を特定することができず、別のウェブサイト等で吸収性物品を調べた結果、販売者Bで特定の商品を購入してしまうという事態を生じる恐れがあった。このような事態を防ぐには、販売者A自身が、吸収性物品に関する説明、例えば、質問を受け付ける質疑応答システムを備えたりする必要があるが、販売者Aは、あくまでも商品を販売する者であり、その多くは製造者とは異なるため、取り扱う商品の十分な知識を有しているとは限らない。また、販売者は多種多様な商品を販売していることが多いため、全ての商品の説明をするための環境を整えることは容易ではない。
この点、販売者Aのウェブページを表示させたユーザーが、販売者サーバー20とは異なるサーバー10を用いて吸収性物品に関する質疑応答を行うことで、販売者A、販売者B等の複数の販売者は、それぞれ質疑応答システムを備えることなく、ユーザーに吸収性物品の選択等のための質疑応答をさせることができ、ユーザーは適切な商品を選択することができる。また、販売者Aで商品を購入する意思を有するユーザーが販売者Aのウェブサイトを表示させた後に、質疑応答画面50で商品を特定した場合には、識別子Aを用いることで、販売者Aが提供する購入情報画面60を表示させることができるため、販売者Aが顧客を失う恐れを軽減させることができるだけでなく、ユーザーにとっては、購入するまでの手間を軽減させることができるため、購入手続きが容易になる。また、自動回答処理部15が、販売者Aが提供するウェブサイトを経由した後の吸収性物品に対するユーザーとの質疑応答の情報を収集し、その情報を学習することで、ユーザーの質問に対する回答の質を向上させやすくなり、ユーザーは、質問に対する適切な回答や適切な提案等を受け取りやすくなる。
購入情報画面60は、テープ型の使い捨ておむつXを購入するための画面であるが、ステップ3において、図15に示すように、特定されたテープ型の使い捨ておむつXと一緒に使用することができる吸収パッドYDを、購入情報画面60に表示させることが好ましい。購入情報画面60において、表示された吸収パッドYDは、アイコンYDaでもある。ユーザーは、テープ型の使い捨ておむつXを購入する際に、一緒に使用することができる吸収パッドYDも視認する。また、ユーザーがアイコンYDaをタップすると、吸収パッドYDを購入するための購入情報画面(不図示)に移動することができる。このように、ユーザーは、テープ型の使い捨ておむつXだけなく、吸収パッドYDも容易に購入することができ、吸収パッドYDの購入を忘れてしまう恐れを軽減させることができる。また、販売者Aにとっては、テープ型の使い捨ておむつXだけでなく、吸収パッドYDの購入も促すことができるため、より多くの商品を販売することができる。
<第2実施形態>
大人用使い捨ておむつのうちどの商品を選べばよいのかがわからないユーザーが、ユーザーが、販売者Aの店舗aで吸収パッドYDを購入する例について説明する。第2実施形態の購入支援方法においても、プログラムがコンピューターとしてのサーバー10に各種の処理を行わせることで実現されている。
<<第1ステップ>>
大人用使い捨ておむつを購入するために販売者Aの店舗aに訪れたユーザーが、店舗aに設けられたポスターやPOP広告等に設けられたQRコードを端末1で読み取ると、制御部11がアクセスありと判断する(S1がYES)。そして、質疑応答表示部111は、販売者Aの店舗aからのアクセスであることを識別するための識別子aを取得しつつ(S2)、ユーザーの端末1の画面に質疑応答画面50を表示させる(S3)。識別子aは、販売者Aの店舗aからアクセスされたことを記録する識別子である。本実施形態においては、QRコードを用いたが、アクセスの方法としては、店舗aに対応機器を設置し、対応機器とのNFC(Near field communication)等の近距離無線接続通信を行うことで識別子aを取得してもよい。QRコードや近距離無線接続通信を用いることで、ユーザーは容易に質疑応答画面50にアクセスしやすくなる。なお、このQRコード(又は、近距離無線通信で送受信される情報)には、少なくとも販売者又は販売者の店舗を識別するための識別子aや、質疑応答画面50を表示させるためのURL等の情報が含まれているものであってもよい。さらに、これらの情報は暗号化されてQRコード又は近距離無線通信で送受信される情報に含まれていてもよい。
<<第2ステップ>>
第2ステップにおけるメッセージのやり取り(S3)及び吸収性物品の特定(S4)は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。質疑応答画面50では、大人用使い捨ておむつの選び方、大人用使い捨ておむつの履き方(履かせ方)や商品の説明等、排泄に関するケアについて質疑応答を行うことができる。なお、第2実施形態においては、質疑応答画面50における質疑応答を、大人用使い捨ておむつの選び方に限ってもよい。実際に店舗まで来たユーザーが、その場で知りたいと考えられる情報は、大人用使い捨ておむつの選び方であって、その他の排泄に関するケアに関して知りたいという場合が少ないからである。これによって、ユーザーは容易に購入すべき吸収性物品を知ることができる。
このように、質疑応答画面50に表示させる質疑応答の内容を、大人用使い捨ておむつの選び方に限るか否かは、S2の識別子によって決定してもよい。また、大人用使い捨ておむつの選び方に限るか否かの決定は、端末1で行ってもよいし、サーバー10で行ってもよい。具体的には、例えば、QRコードや近距離無線通信を用いて、店頭にて取得した情報には、店頭で取得したことを示す店頭情報が含まれている。つまり、S2で取得した識別子は、特定の店舗aであることを示す識別子に限られず、S2で取得した識別子が店頭情報のみを示すものであったり、又は店頭情報を含む情報であってもよい。このような識別子を用いて、質疑応答表示部111は大人用使い捨ておむつの選び方に限る質疑応答画面50を表示させるか否かを判断することができる。あるいは、例えば、QRコードや近距離無線通信で取得する情報に、大人用使い捨ておむつの選び方に限る質疑応答画面50を表示するためのURLが含まれていたり、QRコードや近距離無線通信で送受信される情報に店舗情報や店頭において取得した情報である店頭情報が含まれている場合に、S3で大人用使い捨ておむつの選び方に限る質疑応答画面50を表示させてもよい。
ユーザーが図5〜図13に示す質疑応答を行った結果として、図14に示すように、おすすめの吸収性物品(X、YD、YN)を回答メッセージA18として表示させる。おすすめの吸収性物品(X、YD、YN)は、自動回答処理部15を用いた質疑応答表示部111によるこれまでのメッセージのやり取りから特定部112が商品情報DB122からユーザーにとって最適であると特定した吸収性物品である(S5)。第2実施形態においても、図14に示すように、テープ型の使い捨ておむつXと、このテープ型の使い捨ておむつXと一緒に使用することができる昼用の吸収パッドYDと夜用の吸収パッドYNを特定し、メッセージ表示部51に、それぞれアイコンXa、YDa、YNaとして表示させる。
<<第3ステップ>>
吸収パッドYDを購入したいと思うユーザーが、メッセージ表示部51のアイコンYDaをタップすると、選択受付部113は、ユーザーによる選択を受け付けたことを認識する(S6がYES)。そして、購入情報表示部114は、S2で取得した識別子がAではないと判断し(S7がNO)、識別子がaであることを判断する(S71がYES)。
<<第4ステップ>>
識別子がaである場合には、購入情報表示部114は、購入情報画面70を画面に表示させる(S8)。図16は、第2実施形態の購入情報画面70について説明する図である。購入情報画面70は、販売者Aの店舗aに対応した表示である。
購入情報画面70には、吸収パッドYDが表示されており、吸収パッドYDを店舗aでの購入を補助するための各情報が表示されている。各情報の具体例は、吸収パッドYDと、吸収パッドYDの販売価格71、在庫情報72、商品説明73、及び吸収パッドYDの陳列場所を示す陳列場所情報74である。
購入情報画面70を見たユーザーは、吸収パッドYDの商品の詳細だけではなく、現在の店舗aにおける在庫に関する情報も得ることができるため、実際に購入することができるか否かをすぐに知ることができる。また、陳列場所情報74が表示されているため、店舗a内のどこに吸収パッドYDが陳列されているのかを容易に知ることができ、ユーザーが吸収パッドYDを探す手間を削減させることができる。
さらに、購入情報画面70に表示された吸収パッドYDのパッケージのデザインが、店舗a内で陳列されている吸収パッドYDのパッケージのデザインと同じであることが好ましい。具体的には、購入情報表示部114は、図14のメッセージ表示部51で表示された吸収パッドYDのパッケージのデザインと、店舗a内で陳列されている吸収パッドYDのパッケージのデザインが同じか否かの判断を行い、この2つのパッケージのデザインが異なる場合には、購入情報画面70に表示させる吸収パッドYDのパッケージのデザインを、店舗a内で陳列されている吸収パッドYDのパッケージと同じデザインとすることがより好ましい。このようにすることで、購入情報画面70を見たユーザーが店舗aにおいて容易に吸収パッドYDを見つけることができる。
なお、第2実施形態においては、店舗aにおいて端末1を用いてQRコードを読み取って質疑応答画面50にアクセスし、店舗aに対応した購入情報画面70を端末1の画面に表示させたが、これに限られない。店舗aは販売者Aでもあるため、店舗aにおいてQRコードを読み取って質疑応答画面50にアクセスし、質疑応答によって特定された吸収性物品をオンライン上で販売者Aから購入する購入情報画面60を表示させるものであってもよい。
ただし、ユーザーが販売者Aのウェブサイトから質疑応答開始バナー41をタップすることによって質疑応答画面50にアクセスし、質疑応答表示部111が識別子Aを取得した場合には、購入情報表示部114は、販売者Aのウェブサイト上で大人用使い捨ておむつを購入することができる購入情報画面60を表示させ、ユーザーが販売者Aの店舗aにおいてQRコード又は近距離無線を用いて質疑応答画面50にアクセスし、質疑応答表示部111が識別子aを取得した場合には、購入情報表示部114は、店舗a内での購入を補助するための情報を表示した購入情報画面70を表示させることにすることがより好ましい。つまり、ユーザーがウェブサイトからアクセスした場合は、オンラインでの購入に誘導し、ユーザーが店舗からアクセスした場合は、店舗での購入を誘導させる。このようにすることで、販売者Aはより確実にユーザーに適切な商品を販売することができ、ユーザーにとっては、より容易に購入手段までたどり着くことができる。
また、上述の実施形態において、識別子Aが販売者Aであることを識別し、識別子aが販売者Aの店舗aであることを識別する等、特定の販売者を識別する者として判断し、各種処理を行ったがこれに限られない。例えば、各販売者の販売形態を判断するだけでなく、識別子が店舗であることを示す情報を有しているか否かによって、質疑応答表示部111が、おむつの選び方に限る質疑応答画面50を表示させるか否かを判断してもよい。
なお、第1実施形態及び第2実施形態においては、販売者が販売者A及び販売者Aの店舗aである場合について説明したが、販売者は販売者B、販売者Bの店舗b、販売者C、販売者Cの店舗c・・・と、任意に設定可能である。その場合、各販売者毎に識別子を設定し、S7、S71、S72、S73、・・・で識別子を判断することで、各販売者に応じた販売情報画面の表示を行うことができる。図3においては、S73がNOである場合以降についての流れを、省略して示している。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態においては、特定部112は、ユーザーとのメッセージのやり取りの結果として、ユーザーに適した吸収性物品がテープ型の使い捨ておむつXとパッドYD、YNであると特定したが、特定する吸収性物品の数は任意に変更可能である。例えば、特定部112は、ユーザーとのメッセージのやり取りの結果として、パンツ型の使い捨ておむつXのみを特定して表示させてもよいし、パンツ型の使い捨ておむつとして、昼用の使い捨ておむつと、夜用の使い捨ておむつの2つを特定して表示させてもよい。
また、上述の実施形態においては、コンピューターとしてのサーバー10に各種の処理を行わせることとしたが、これに限られない。予め当該全てのプログラムを備えた端末1内の制御部11及び記憶部12が各種処理を行ってもよい。つまり、端末1自体をコンピューターとしてもよい。
上述の実施形態では、サーバー10と自動回答処理部15とがネットワーク30を介して通信して質疑応答を行うことにしたが、これに限られない。例えば、自動回答処理部15を備えたサーバーであってもよい。また、サーバー10内の質疑応答DB121や商品情報DB122を自動回答処理部15が備えるものであってもよい。
第1実施形態において、販売者Aが提供するウェブサイトに設けた質疑応答開始バナー41をタップすると、質疑応答画面50に画面を移動させるものとしたがこれに限られない。例えば、図4に示す販売者トップ画面40等の販売者サーバー20Aが提供するウェブサイトに、別のウインドウの所謂チャット画面としての質疑応答画面50を表示させてもよい。これによって、ユーザーは、販売者Aのウェブサイトの存在を認識しつつ、吸収性物品に関する質疑応答を行うことができるため、販売者Aは、より確実にユーザーに商品を販売することができる。
さらに、上述の実施形態においては、図5〜図13に示すメッセージ表示部51での質疑応答によって吸収性物品を特定し(S5)、特定した吸収性物品(X、YD、YN)を図14に示すメッセージ表示部51に表示して、ユーザーによる選択を受け付けたが(S6)、これに限られない。例えば、図5〜図13に示すメッセージ表示部51での質疑応答によって特定した吸収性物品が1つである場合には、ユーザーの選択を受け付けるステップ(S6)を省略して、識別子を判定し(S7、S71、・・・)、各購入情報画面60、70、・・・等を表示させるものであってもよい。これによって、ユーザーの入力の手間を省略させることができる。
第2実施形態において、QRコード等を店舗a内に設けたがこれに限られない。例えば、吸収性物品のパッケージにQRコード等を設けてもよい。実際に販売店Aの店舗aで購入した商品が手元にあり、同じ商品又は関連商品を購入したい場合に、商品に設けられたQRコードの識別子aを読み取り、サーバー10によって提供される質疑応答画面50で質疑応答を行い、特定された使い捨ておむつを、販売者Aが提供するウェブサイト上の購入情報画面60、又は販売者Aの店舗aの情報である購入情報画面70を用いて購入することができるものであってもよい。
さらに、上記の実施形態は、プログラムが前述した各種の処理をコンピューター又はマイクロプロセッサに実行させることにより実現可能である。この場合、全ての処理をプログラムとして準備していてもよいし、一部の処理をハードウェアに処理させ残りの処理をプログラムとして準備していてもよい。
また、実行可能なプログラムが記憶された非一時的なコンピューター可読媒体(non−transitory computer readable medium with an executable program thereon)を用いて、コンピューターにプログラムを供給することも可能である。なお、非一時的なコンピューターの可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、CD−ROM(Read Only Memory)等がある。
1 端末、10 サーバー、11 制御部、111 質疑応答表示部、112 特定部、113 選択受付部、114 購入情報表示部、12 記憶部、121 質疑応答DB、122 商品情報DB、13 通信部、15 自動回答処理部、20 販売者サーバー、30 ネットワーク、40 販売者トップ画面、41 質疑応答開始バナー、50 質疑応答画面、51 メッセージ表示部、60 購入情報画面、61 販売価格、62 在庫情報、63 購入数入力部、64 購入ボタン、65 商品説明、66 販売価格、67 商品説明、70 購入情報画面、71 販売価格、72 在庫情報、73 商品説明、74 陳列場所情報、100 購入支援システム、A 回答者メッセージ、C 特定メッセージ、E 質問入力部、F 質問発信部、M 女性、S スクロール部、S1 スクローラー、X テープ型の使い捨ておむつ、Xa アイコン、YD 吸収パッド、YDa アイコン、YN 吸収パッドYNa アイコン

Claims (11)

  1. 画面を備えたユーザー端末と通信可能なコンピューターに吸収性物品の購入を支援させるための購入支援プログラムであって、
    前記コンピューターに、
    複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得させ、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を前記画面に表示させるための処理と、
    自動回答処理部を用いて、前記質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定する処理と、
    特定された前記1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付ける処理と、
    前記画面に、選択された前記吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるための処理と、
    を実行させ、
    前記購入情報画面は、取得した前記識別子に基づいて選択された購入情報画面であることを特徴とする購入支援プログラム。
  2. 請求項1に記載の購入支援プログラムであって、
    前記購入情報画面は、前記ユーザーが、選択された前記吸収性物品を前記特定の販売者から購入するための画面であることを特徴とする購入支援プログラム。
  3. 請求項1又は2に記載の購入支援プログラムであって、
    前記特定の販売者のウェブサイトに、前記質疑応答画面にアクセスするためのバナーが表示され、
    前記バナーをクリック又はタップすることにより前記質疑応答画面にアクセスしたときに、前記特定の販売者の識別子を取得させることを特徴とする購入支援プログラム。
  4. 請求項3に記載の購入支援プログラムであって、
    前記画面に表示させた前記ウェブサイト内に、前記質疑応答画面を表示させることを特徴とする購入支援プログラム。
  5. 請求項3に記載の購入支援プログラムであって、
    前記特定の販売者のウェブサイトとは異なるウェブサイトに前記質疑応答画面を表示させることを特徴とする購入支援プログラム。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載の購入支援プログラムであって、
    前記特定の販売者に対応したQRコード、又は近距離無線接続通信から前記識別子を取得させることを特徴とする購入支援プログラム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の購入支援プログラムであって、
    特定された前記吸収性物品が使い捨ておむつの場合に、前記使い捨ておむつと一緒に使用することができる吸収パッドを特定して、前記使い捨ておむつ及び前記吸収パッドを購入するための前記購入情報画面を表示させることを特徴とする購入支援プログラム。
  8. 請求項1に記載の購入支援プログラムであって、
    前記特定の販売者のウェブサイトに、前記質疑応答画面にアクセスするためのバナーが表示され、
    前記バナーをクリック又はタップすることにより前記質疑応答画面にアクセスしたときに、前記特定の販売者の識別子を取得させた場合には、前記購入情報画面として選択された前記吸収性物品を前記特定の販売者から購入するための画面を表示させ、
    前記特定の販売者に対応したQRコード又は近距離無線接続通信から前記識別子を取得させた場合には、前記購入情報画面として、少なくとも前記特定の販売者の店舗内における前記吸収性物品の陳列場所を示す情報、又は前記特定の販売者の店舗内における前記吸収性物品の在庫に関する情報を表示させることを特徴とする購入支援プログラム。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の購入支援プログラムであって、
    前記コンピューターに、
    前記質疑応答画面に表示された前記吸収性物品のパッケージのデザインと、前記特定の販売者が販売する店舗に陳列された当該吸収性物品のパッケージのデザインとが同じか否かを判定するための処理を実行させ、
    前記判定が否の場合に、前記購入情報画面に表示させる前記吸収性物品のパッケージのデザインを、前記陳列された当該吸収性物品のパッケージのデザインと同じとさせることを特徴とする購入支援プログラム。
  10. 吸収性物品の購入を支援する購入支援システムであって、
    前記購入支援システムは、画面を備えたユーザー端末と通信可能であり、
    複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得し、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を画面に表示させるための処理を行う質疑応答表示部と、
    自動回答処理部を用いて、前記質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定する処理を行う特定部と、
    特定された前記1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付ける処理を行う選択受付部と、
    前記画面に、選択された前記吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるための処理を行う購入情報表示部と、
    を有し、
    前記購入情報表示部は、取得された前記識別子に基づいて前記購入情報画面を表示させることを特徴とする購入支援システム。
  11. 自動回答システムを用いて吸収性物品の購入を支援する購入支援方法であって、
    自動回答システムが、複数の販売者から特定の販売者を識別するための識別子を取得し、且つ、質疑応答を行うための質疑応答画面を画面に表示するステップと、
    自動回答システムが、前記質疑応答画面における1以上のメッセージのやり取りに応じて、1以上の吸収性物品を特定するステップと、
    自動回答システムが、特定された前記1以上の吸収性物品の中からユーザーの選択を受け付けるステップと、
    前記画面に、選択された前記吸収性物品を購入するための購入情報画面を表示させるステップと、
    を有し、
    前記購入情報画面は、取得された前記識別子に基づいて選択された購入情報画面であることを特徴とする購入支援方法。
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