JP2000155127A - 超小型機械式加速スイッチ - Google Patents
超小型機械式加速スイッチInfo
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- JP2000155127A JP2000155127A JP11305377A JP30537799A JP2000155127A JP 2000155127 A JP2000155127 A JP 2000155127A JP 11305377 A JP11305377 A JP 11305377A JP 30537799 A JP30537799 A JP 30537799A JP 2000155127 A JP2000155127 A JP 2000155127A
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- switch
- contact
- housing
- proof mass
- rod
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P15/135—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by making use of contacts which are actuated by a movable inertial mass
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/0036—Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/12—Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
- H01H1/14—Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting
- H01H1/20—Bridging contacts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H35/00—Switches operated by change of a physical condition
- H01H35/14—Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
- Micromachines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
シリコン又はそれに類似する材料の超小型機械式加速ス
イッチは、弾性電極要素、プルーフ質量、ハウジング、
及び、電極要素とプルーフ質量とをハウジングに接続す
るバネ要素を備える。電極要素はプルーフ質量と近接し
て機械的に接続される。プルーフ質量は、その重心がバ
ネ要素を通る軸から所定距離に配置され、それにより、
第1の軸と平行な方向の成分を有する外部から与えられ
た加速に応答して、プルーフ質量がバネ要素軸の周りに
旋回する。また、電極要素もこの軸の周りを旋回する。
旋回角は、本質的に加速のこの成分の大きさに比例す
る。弾性電極要素は、プルーフ質量より非常に小さい質
量を有し、電気的接触を与えると共に電極要素の所定の
旋回角において、スイッチハウジング内の対応する接点
領域との協働を与える少なくとも1つの電気的接点を有
する。
イッチは、弾性電極要素、プルーフ質量、ハウジング、
及び、電極要素とプルーフ質量とをハウジングに接続す
るバネ要素を備える。電極要素はプルーフ質量と近接し
て機械的に接続される。プルーフ質量は、その重心がバ
ネ要素を通る軸から所定距離に配置され、それにより、
第1の軸と平行な方向の成分を有する外部から与えられ
た加速に応答して、プルーフ質量がバネ要素軸の周りに
旋回する。また、電極要素もこの軸の周りを旋回する。
旋回角は、本質的に加速のこの成分の大きさに比例す
る。弾性電極要素は、プルーフ質量より非常に小さい質
量を有し、電気的接触を与えると共に電極要素の所定の
旋回角において、スイッチハウジング内の対応する接点
領域との協働を与える少なくとも1つの電気的接点を有
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン又はそれ
に類似した材料の超小型機械式加速スイッチに関する。
に類似した材料の超小型機械式加速スイッチに関する。
【0002】本発明は、システムにおいて、所定の加速
度を超えた時を検出したい場合の使用に適する。応用例
は、車両のエアーバッグを起動させるシステム、又は、
CDプレイヤー、遠心分離機及び他の回転システムに関
連するものとすることができ、強い振動を受けたシステ
ムをスイッチオフするシステムに関する。
度を超えた時を検出したい場合の使用に適する。応用例
は、車両のエアーバッグを起動させるシステム、又は、
CDプレイヤー、遠心分離機及び他の回転システムに関
連するものとすることができ、強い振動を受けたシステ
ムをスイッチオフするシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】現在、エアーバッグに関しては、車両の
加速度を常に監視している加速度センサと、加速度が所
定の限界値を超えた時に信号を与える加速スイッチとが
組み合わせて使用されている。加速スイッチは通常は機
械的に作られるので、基準システム中に配置されたバネ
負荷質量は、基準システムとの関連におけるある強さの
加速度を受けると遮断又は接触する。この種のスイッチ
は単純であるが、比較的大きく、製造に費用を要する。
加速度を常に監視している加速度センサと、加速度が所
定の限界値を超えた時に信号を与える加速スイッチとが
組み合わせて使用されている。加速スイッチは通常は機
械的に作られるので、基準システム中に配置されたバネ
負荷質量は、基準システムとの関連におけるある強さの
加速度を受けると遮断又は接触する。この種のスイッチ
は単純であるが、比較的大きく、製造に費用を要する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、同様の方法で動
作する超小型機械式装置が開示されている。これらの例
は、特許公報EP-A-056084、US-A-4855544、WO-A-96/211
57及びWO-A-85/03383に見ることができる。これらにお
いては、選択的に一端にプルーフ質量(proof mass)要
素を有するカンチレバー式のビームが使用される。ある
特定の加速度で、そのビームが十分に曲がって電気的接
触を形成し、加速度が閾値を超えたことを検出する。こ
の閾値レベルはスイッチの物理的パラメータに依存す
る。これらの刊行物に開示された装置は多くの欠点を有
する。ビームは導体を有し、それは、その導体とビーム
の材料との間の熱特性及び弾性特性の相違に起因して温
度変化に敏感となる。しかし、これはWO-A-85/03383で
は幾分違った事情で記載されている。また、導体も比較
的大きな接触面を有するように記載され、静電引力が面
積と共に増加するため、その接触面は信頼できる動作と
低い加速度閾値レベルとを得る可能性を制限する。
作する超小型機械式装置が開示されている。これらの例
は、特許公報EP-A-056084、US-A-4855544、WO-A-96/211
57及びWO-A-85/03383に見ることができる。これらにお
いては、選択的に一端にプルーフ質量(proof mass)要
素を有するカンチレバー式のビームが使用される。ある
特定の加速度で、そのビームが十分に曲がって電気的接
触を形成し、加速度が閾値を超えたことを検出する。こ
の閾値レベルはスイッチの物理的パラメータに依存す
る。これらの刊行物に開示された装置は多くの欠点を有
する。ビームは導体を有し、それは、その導体とビーム
の材料との間の熱特性及び弾性特性の相違に起因して温
度変化に敏感となる。しかし、これはWO-A-85/03383で
は幾分違った事情で記載されている。また、導体も比較
的大きな接触面を有するように記載され、静電引力が面
積と共に増加するため、その接触面は信頼できる動作と
低い加速度閾値レベルとを得る可能性を制限する。
【0005】上述の刊行物における共通な形態は、それ
らの振動に対する感度であり、それはそれらの共振周波
数においてビームの振動を生じさせることがある。これ
を防止するために、US-A-4855544では、感度方向に対し
てビームと反対側に配置されたプレート上にビームを置
くことにより減衰を制御する試みがなされている。共振
振動を利用するシステムがEP-A-567938に記載されてお
り、それにおいては多数のビームを上記のように使用
し、各ビームは異なる周波数に対して感度を有する。こ
うして、システムの振動周波数を検出することができ
る。
らの振動に対する感度であり、それはそれらの共振周波
数においてビームの振動を生じさせることがある。これ
を防止するために、US-A-4855544では、感度方向に対し
てビームと反対側に配置されたプレート上にビームを置
くことにより減衰を制御する試みがなされている。共振
振動を利用するシステムがEP-A-567938に記載されてお
り、それにおいては多数のビームを上記のように使用
し、各ビームは異なる周波数に対して感度を有する。こ
うして、システムの振動周波数を検出することができ
る。
【0006】記載されたスイッチの閾値は、ビームの寸
法に依存し、それらの端部のプルーフ質量に依存する。
プルーフ質量のこの配置は、ビームのバネ定数と共に、
スイッチのダイナミックレンジを決定する。異なる閾値
で異なるスイッチを製作する時にはビームの長さとプル
ーフ質量のサイズを変更しなければならないので、閾値
の選択には柔軟性がほとんどない。新たなスイッチは異
なる構成要素を微細機械加工するための新たなマスクと
機器を必要とするので、異なる閾値が必要であれば相当
な費用がかかる。これは、制作中のスイッチの精密調整
の可能性を減少させ、特に構成要素の特殊な適合におい
て、製作コストを制限する。
法に依存し、それらの端部のプルーフ質量に依存する。
プルーフ質量のこの配置は、ビームのバネ定数と共に、
スイッチのダイナミックレンジを決定する。異なる閾値
で異なるスイッチを製作する時にはビームの長さとプル
ーフ質量のサイズを変更しなければならないので、閾値
の選択には柔軟性がほとんどない。新たなスイッチは異
なる構成要素を微細機械加工するための新たなマスクと
機器を必要とするので、異なる閾値が必要であれば相当
な費用がかかる。これは、制作中のスイッチの精密調整
の可能性を減少させ、特に構成要素の特殊な適合におい
て、製作コストを制限する。
【0007】EP-A-691542に改良が記載され、そこで
は、基板に取付られたトーションバネにより吊り下げら
れた電極要素の非対称形状によりプルーフ質量が得られ
る。接触型、非接触型及びフィードバック検出が記載さ
れている。
は、基板に取付られたトーションバネにより吊り下げら
れた電極要素の非対称形状によりプルーフ質量が得られ
る。接触型、非接触型及びフィードバック検出が記載さ
れている。
【0008】本発明の目的は、高い信頼性の再現可能な
接点抵抗を与え、製造が単純で費用効率が良く、かつ、
同一チップ上の二軸加速スイッチとしての使用を含む異
なる応用に容易に適合可能な加速スイッチを提供するこ
とにある。
接点抵抗を与え、製造が単純で費用効率が良く、かつ、
同一チップ上の二軸加速スイッチとしての使用を含む異
なる応用に容易に適合可能な加速スイッチを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、超小型
機械式加速スイッチが提供され、それは、少なくとも1
つのロッドを有する電極要素と、プルーフ質量と、ハウ
ジングと、及び、電極要素とプルーフ質量とを前記ハウ
ジングに接続するバネ要素と、を備え、電極要素はプル
ーフ質量と近接して機械的に接続され、バネ要素は、使
用時に軸の周りに旋回可能なようにバネ要素と電極要素
をハウジングに接続し、少なくとも1つのロッドは可撓
性を有し、ロッドの接点とハウジングの接点領域との間
に弾性的接触を提供し、少なくとも1つのロッドは、プ
ルーフ質量より非常に小さい質量を有し、電極要素の所
定の旋回角においてスイッチハウジングの対応する接点
領域と協働して電気的接触を与える少なくとも1つの電
気的接点要素を有し、及び、プルーフ質量は、その重心
がバネ要素を通る軸から所定距離に配置されている。
機械式加速スイッチが提供され、それは、少なくとも1
つのロッドを有する電極要素と、プルーフ質量と、ハウ
ジングと、及び、電極要素とプルーフ質量とを前記ハウ
ジングに接続するバネ要素と、を備え、電極要素はプル
ーフ質量と近接して機械的に接続され、バネ要素は、使
用時に軸の周りに旋回可能なようにバネ要素と電極要素
をハウジングに接続し、少なくとも1つのロッドは可撓
性を有し、ロッドの接点とハウジングの接点領域との間
に弾性的接触を提供し、少なくとも1つのロッドは、プ
ルーフ質量より非常に小さい質量を有し、電極要素の所
定の旋回角においてスイッチハウジングの対応する接点
領域と協働して電気的接触を与える少なくとも1つの電
気的接点要素を有し、及び、プルーフ質量は、その重心
がバネ要素を通る軸から所定距離に配置されている。
【0010】一般的に、加速スイッチの幾何学的寸法
は、共振周波数、減衰定数、及び閾値など、特性に影響
を与える周知の物理的考察に基づいて変更することがで
き、異なる応用についてそれを容易に設計することがで
きる。
は、共振周波数、減衰定数、及び閾値など、特性に影響
を与える周知の物理的考察に基づいて変更することがで
き、異なる応用についてそれを容易に設計することがで
きる。
【0011】こうして、プルーフ質量のサイズ及び位置
により与えられるダイナミックレンジを有するスイッチ
が得られ、閾値はロッドの長さ並びにバネ要素を通る軸
と接点との間の距離により調整可能である。
により与えられるダイナミックレンジを有するスイッチ
が得られ、閾値はロッドの長さ並びにバネ要素を通る軸
と接点との間の距離により調整可能である。
【0012】信頼性の高い動作のために特に重要なこと
は接点力であり、それは電極の材料とそれらの製作方法
に依存するある値より大きいことを必要とする。
は接点力であり、それは電極の材料とそれらの製作方法
に依存するある値より大きいことを必要とする。
【0013】本発明では、望ましい加速閾値が与えられ
た時にプルーフ質量とバネの寸法の関数としてロッドの
質量と長さを変更することにより接点力が容易に変更さ
れる。また、予測可能な性能を得るために、加速が閾値
未満に減少した時に電極面間の接触の遮断に抗する“取
り付き(sticking)”力を考慮に入れる必要がある。ロ
ッドをプルーフ質量から分離することは、これの寸法決
定における自由度を与えるので、プルーフ質量の寸法と
は独立に接点力を変化させることができる。異なる長さ
と接点ギャップを有する2つのロッドを使用することに
より、スイッチの閾値を上下方向に異なるようにするこ
とができ、1つ以上のスイッチを同一のスイッチハウジ
ング内に作って、2方向の加速及び/又は異なる方向の
加速に感度を与えることができる。
た時にプルーフ質量とバネの寸法の関数としてロッドの
質量と長さを変更することにより接点力が容易に変更さ
れる。また、予測可能な性能を得るために、加速が閾値
未満に減少した時に電極面間の接触の遮断に抗する“取
り付き(sticking)”力を考慮に入れる必要がある。ロ
ッドをプルーフ質量から分離することは、これの寸法決
定における自由度を与えるので、プルーフ質量の寸法と
は独立に接点力を変化させることができる。異なる長さ
と接点ギャップを有する2つのロッドを使用することに
より、スイッチの閾値を上下方向に異なるようにするこ
とができ、1つ以上のスイッチを同一のスイッチハウジ
ング内に作って、2方向の加速及び/又は異なる方向の
加速に感度を与えることができる。
【0014】ロッドは、ロッド上の接点とスイッチのハ
ウジングの接点領域との間の弾性的接触を提供する可撓
性の外端部を設け又は有することができる。これは、減
衰した運動を与え、その運動はバネ式ロッド中の望まし
くない振動(接点のはね返り)を防止するために寄与す
ることができる。また、そのような振動は、スイッチの
ハウジングを減衰媒体、好ましくは粘性気体で満たすこ
と、及び、プルーフ質量に平坦な形状を与えてその運動
方向と垂直な領域を提供することにより減衰させること
ができる。こうして、平坦な質量の運動をスクイーズフ
ィルム減衰によって周囲の媒体により減衰させることが
できる。
ウジングの接点領域との間の弾性的接触を提供する可撓
性の外端部を設け又は有することができる。これは、減
衰した運動を与え、その運動はバネ式ロッド中の望まし
くない振動(接点のはね返り)を防止するために寄与す
ることができる。また、そのような振動は、スイッチの
ハウジングを減衰媒体、好ましくは粘性気体で満たすこ
と、及び、プルーフ質量に平坦な形状を与えてその運動
方向と垂直な領域を提供することにより減衰させること
ができる。こうして、平坦な質量の運動をスクイーズフ
ィルム減衰によって周囲の媒体により減衰させることが
できる。
【0015】交差軸の感度は、トーションバネを高いア
スペクト比(高さ/幅−1>>1)とするように設計す
ることにより減少させることができる。
スペクト比(高さ/幅−1>>1)とするように設計す
ることにより減少させることができる。
【0016】さらに、ロッドの弾性は、接点が開閉する
時に、電極面の各々に対する掃引運動を生じさせる。こ
れは、面の清掃効果を確保し、非常に多くの接触動作後
に接点を閉じた時でも、接点抵抗の安定的な値により示
されるようにスイッチの信頼できる動作に寄与する。
時に、電極面の各々に対する掃引運動を生じさせる。こ
れは、面の清掃効果を確保し、非常に多くの接触動作後
に接点を閉じた時でも、接点抵抗の安定的な値により示
されるようにスイッチの信頼できる動作に寄与する。
【0017】弾性接触要素は過負荷の保護を可能とし、
その保護は、ハウジングの対応する接点領域との接触が
生じる角度より幾分大きな旋回角にプルーフ質量の運動
を制限する。
その保護は、ハウジングの対応する接点領域との接触が
生じる角度より幾分大きな旋回角にプルーフ質量の運動
を制限する。
【0018】本発明の更なる長所は、実質的に基板又は
フレームの面内の方向への加速の検出のための加速スイ
ッチを提供することを可能とすることである。また、こ
れは、基板面内の2つの直交する軸に沿った加速を検出
するためのモノリシック加速スイッチを構成可能である
ことを示している。機能性のこの統合により、スイッチ
は最小の面積を占有するので製造及び使用が経済的であ
る。
フレームの面内の方向への加速の検出のための加速スイ
ッチを提供することを可能とすることである。また、こ
れは、基板面内の2つの直交する軸に沿った加速を検出
するためのモノリシック加速スイッチを構成可能である
ことを示している。機能性のこの統合により、スイッチ
は最小の面積を占有するので製造及び使用が経済的であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるスイッチの
例を示す。そのスイッチは、スイッチハウジング5を有
し、スイッチハウジング5はトーションバネ要素3を介
して電極要素4に接続されている。電極要素4は薄いロ
ッド1を有し、ロッド1はその外側端部に電気的接点6
を有する。プルーフ質量2は、電極要素4の旋回軸から
距離aに重心がくるように配置され、その旋回軸は図2
に示すようにバネ要素3により規定される。
例を示す。そのスイッチは、スイッチハウジング5を有
し、スイッチハウジング5はトーションバネ要素3を介
して電極要素4に接続されている。電極要素4は薄いロ
ッド1を有し、ロッド1はその外側端部に電気的接点6
を有する。プルーフ質量2は、電極要素4の旋回軸から
距離aに重心がくるように配置され、その旋回軸は図2
に示すようにバネ要素3により規定される。
【0020】スイッチが電極要素4の軸に平行な方向の
成分を有する加速運動を受けると、プルーフ質量2と電
極4はバネ3の軸の周りを旋回し、ロッド1はハウジン
グ面に向かって又はハウジング面から遠ざかるように移
動するであろう。加速度がある限界値を超えると、接点
6はスイッチのハウジング5の対応する接点領域7に接
触するので(図2及び3を参照)、所定の限界値を超え
たことを示す電気信号が提供される。
成分を有する加速運動を受けると、プルーフ質量2と電
極4はバネ3の軸の周りを旋回し、ロッド1はハウジン
グ面に向かって又はハウジング面から遠ざかるように移
動するであろう。加速度がある限界値を超えると、接点
6はスイッチのハウジング5の対応する接点領域7に接
触するので(図2及び3を参照)、所定の限界値を超え
たことを示す電気信号が提供される。
【0021】図1に示すスイッチにおいては、電極要素
4は更に選択的に幅広部分を有し、電極要素4の逆の端
部に配置された別のロッド1aがあり、電極4のその逆
の端部も接点6を有することができ、同一の感度軸に沿
う両方向において加速を検出する可能性を提供する。
4は更に選択的に幅広部分を有し、電極要素4の逆の端
部に配置された別のロッド1aがあり、電極4のその逆
の端部も接点6を有することができ、同一の感度軸に沿
う両方向において加速を検出する可能性を提供する。
【0022】図2及び3には、側部から見たスイッチの
断面が示される。これらの図では、電極要素4とプルー
フ質量2が軸の周りに旋回した状態で示され、ロッド1
上の接点6がスイッチハウジング5の上部の接点領域7
に接触している。
断面が示される。これらの図では、電極要素4とプルー
フ質量2が軸の周りに旋回した状態で示され、ロッド1
上の接点6がスイッチハウジング5の上部の接点領域7
に接触している。
【0023】図では、ハウジング5の上部は、ハウジン
グ5の上部と電極要素4の間の距離要素を使用して隆起
している。加えて、ハウジングの上部には窪みが形成さ
れ、ロッド1とプルーフ要素2が上方へ移動するための
空間を提供している。当然、これもスイッチの上部の窪
み、又はハウジングとスイッチの上部の窪みとの組み合
わせにより得られる。スイッチが加速を受けた時に接点
6が移動する距離は必然的にロッド1の長さに依存する
ので、この長さを調整することによりスイッチの閾値を
制御することができる。プルーフ質量2に比べてロッド
1の質量が小さいので、閾値は容易に調整することがで
きる。接点領域7が既にロッド1の長さの変化を考慮し
た十分な大きさを与えられているならば、ハウジング5
の上部の接点領域7の位置は、スイッチの異なる閾値が
要求される時のみの変更である。
グ5の上部と電極要素4の間の距離要素を使用して隆起
している。加えて、ハウジングの上部には窪みが形成さ
れ、ロッド1とプルーフ要素2が上方へ移動するための
空間を提供している。当然、これもスイッチの上部の窪
み、又はハウジングとスイッチの上部の窪みとの組み合
わせにより得られる。スイッチが加速を受けた時に接点
6が移動する距離は必然的にロッド1の長さに依存する
ので、この長さを調整することによりスイッチの閾値を
制御することができる。プルーフ質量2に比べてロッド
1の質量が小さいので、閾値は容易に調整することがで
きる。接点領域7が既にロッド1の長さの変化を考慮し
た十分な大きさを与えられているならば、ハウジング5
の上部の接点領域7の位置は、スイッチの異なる閾値が
要求される時のみの変更である。
【0024】図2に示すスイッチは3層からなる。いく
つかの場合には他の材料が適切であろうが、中間層は好
ましくはシリコンである。電極要素4とプルーフ質量2
は、同一の材料片から微細機械加工される。上層と下層
は好ましくはガラスから作られ、電気的接点領域7と対
応する導体は、好ましくはめっき処理との可能な組み合
わせにおいて薄膜蒸着を適用される。
つかの場合には他の材料が適切であろうが、中間層は好
ましくはシリコンである。電極要素4とプルーフ質量2
は、同一の材料片から微細機械加工される。上層と下層
は好ましくはガラスから作られ、電気的接点領域7と対
応する導体は、好ましくはめっき処理との可能な組み合
わせにおいて薄膜蒸着を適用される。
【0025】また、シリコン層は材料をドープすること
により必要な導電性を有する。ロッド1が導体として動
作するならばこの最後の解決は好ましく、それによりロ
ッド1における2つの異なる材料の使用により生じる温
度依存性は回避される。
により必要な導電性を有する。ロッド1が導体として動
作するならばこの最後の解決は好ましく、それによりロ
ッド1における2つの異なる材料の使用により生じる温
度依存性は回避される。
【0026】図示の好適な実施形態では、電極要素4と
バネ要素3全体が1つの面内に形成され、プルーフ質量
2はより大きな厚さを有する。
バネ要素3全体が1つの面内に形成され、プルーフ質量
2はより大きな厚さを有する。
【0027】この構造の微細機械加工は異なる多くの方
法により実現することができ、このプロセスは本発明に
必須のものでは無い。方法の1例は以下の工程を含む:
法により実現することができ、このプロセスは本発明に
必須のものでは無い。方法の1例は以下の工程を含む:
【0028】a)フォトリソグラフィーにより可動部分
とフレームを規定し、その後n型ドーピング要素をp型
シリコン中に拡散させる。その代わりに、n層をエピタ
キシャル成長させることができる。
とフレームを規定し、その後n型ドーピング要素をp型
シリコン中に拡散させる。その代わりに、n層をエピタ
キシャル成長させることができる。
【0029】b)背面からウェル又は溝を作るために、
拡散及び/又はエピタキシャル成長により先に作ったp
−n接合に対して背面側からウェットエッチングを行
い、トーションバネ3及びアームの厚さを規定する。
拡散及び/又はエピタキシャル成長により先に作ったp
−n接合に対して背面側からウェットエッチングを行
い、トーションバネ3及びアームの厚さを規定する。
【0030】c)前面側から、選択的なフォトリソグラ
フィーマスクイオンエッチングにより可動部分を開放す
る。
フィーマスクイオンエッチングにより可動部分を開放す
る。
【0031】この後、接点6を規定することができ、ロ
ッド1、1aの端部及びあらゆる所望の伝導経路又は回
路をシリコン中にドーピングすることができる。接点6
と接点領域7は十分に良好な導電性及び接触特性を有す
る金、その他の材料により作ることができる。
ッド1、1aの端部及びあらゆる所望の伝導経路又は回
路をシリコン中にドーピングすることができる。接点6
と接点領域7は十分に良好な導電性及び接触特性を有す
る金、その他の材料により作ることができる。
【0032】図1及び2では、プルーフ質量2は比較的
大きく厚いディスクとして形成される。これは、単純な
製作手順に加え、付加的な長所を与える。電極要素4を
包囲する空間が気体、又は可能であれば液体により満た
されるなら、プルーフ質量2の移動は、それが周囲の媒
体を移動させなければならないので抵抗に出会う。これ
は、電極要素4中の振動の減衰を与える。ハウジング5
により形成されるキャビティは、密閉し又は単に周囲へ
通気させることができるので、キャビティ内の気体は空
気である。例えば、気体が小さな亀裂を通じて押し出さ
れる、いわゆる“スクイーズフィルム(squeezefil
m)”減衰などの異なる中間的解決も使用可能である。
大きく厚いディスクとして形成される。これは、単純な
製作手順に加え、付加的な長所を与える。電極要素4を
包囲する空間が気体、又は可能であれば液体により満た
されるなら、プルーフ質量2の移動は、それが周囲の媒
体を移動させなければならないので抵抗に出会う。これ
は、電極要素4中の振動の減衰を与える。ハウジング5
により形成されるキャビティは、密閉し又は単に周囲へ
通気させることができるので、キャビティ内の気体は空
気である。例えば、気体が小さな亀裂を通じて押し出さ
れる、いわゆる“スクイーズフィルム(squeezefil
m)”減衰などの異なる中間的解決も使用可能である。
【0033】図3は、ロッド1及びスイッチハウジング
5の上部の詳細を示し、ロッド1の接点6とハウジング
5の接点領域7が相互に接触している。図では、プルー
フ質量2の移動によりロッド1が接点領域7に押しつけ
られた時にロッド1が曲がることも示されている。この
曲がりが接点領域7の掃引運動を生じさせる。また、ロ
ッド1の弾性は振動を減衰させ、電極が“はね返る”こ
とを防止する。
5の上部の詳細を示し、ロッド1の接点6とハウジング
5の接点領域7が相互に接触している。図では、プルー
フ質量2の移動によりロッド1が接点領域7に押しつけ
られた時にロッド1が曲がることも示されている。この
曲がりが接点領域7の掃引運動を生じさせる。また、ロ
ッド1の弾性は振動を減衰させ、電極が“はね返る”こ
とを防止する。
【0034】図4A〜4Cには、スイッチハウジング5
とロッド1との間の異なる種類の接点6、7を示す。最
も単純なものは図4Aに示され、ロッド1の接点6とハ
ウジング5の対応する接点領域7との間に電気的接触が
形成されている。図4Bは、接点6が、両方がハウジン
グ5内に配置されている2つの接点領域7間の接続を提
供する実施形態を示している。図4Cは、2つの接点6
を含む類似した解決を示し、各接点6がスイッチハウジ
ング5の接点領域7との接続を提供している。
とロッド1との間の異なる種類の接点6、7を示す。最
も単純なものは図4Aに示され、ロッド1の接点6とハ
ウジング5の対応する接点領域7との間に電気的接触が
形成されている。図4Bは、接点6が、両方がハウジン
グ5内に配置されている2つの接点領域7間の接続を提
供する実施形態を示している。図4Cは、2つの接点6
を含む類似した解決を示し、各接点6がスイッチハウジ
ング5の接点領域7との接続を提供している。
【0035】好ましい実施は、要求される機能性に依存
する。図4Aの解決は、ロッド1が導体を有し、それは
上述のようにロッド1を形成する材料をドーピングする
ことにより得られる。しかし、金属と比較すると、ドー
ピングしたシリコンは比較的導電率が小さい。この解決
に伴う長所は、導体間の接触面積が小さいことである。
する。図4Aの解決は、ロッド1が導体を有し、それは
上述のようにロッド1を形成する材料をドーピングする
ことにより得られる。しかし、金属と比較すると、ドー
ピングしたシリコンは比較的導電率が小さい。この解決
に伴う長所は、導体間の接触面積が小さいことである。
【0036】図4B及び4Cは、分路(shunt)解決を
示し、接点6が、共にスイッチハウジング5に配置され
た2つの導体間の電気的接続を提供する。図4Bでは、
接点6が比較的大きな面を有するので、良好な接触を形
成するために要する力はそれに対応して大きくなる。こ
の問題は図4Cにより解決され、図4Cは結合した時に
1つの接点6の2倍の面のみを有する2つの接点を示す
が、この場合ロッド1は導体として使用される。当然、
これらの実施形態の中間的解決を作ることができ、それ
においてはドーピング又は薄い金属導体を使用して接点
6間に導体を提供することができる。
示し、接点6が、共にスイッチハウジング5に配置され
た2つの導体間の電気的接続を提供する。図4Bでは、
接点6が比較的大きな面を有するので、良好な接触を形
成するために要する力はそれに対応して大きくなる。こ
の問題は図4Cにより解決され、図4Cは結合した時に
1つの接点6の2倍の面のみを有する2つの接点を示す
が、この場合ロッド1は導体として使用される。当然、
これらの実施形態の中間的解決を作ることができ、それ
においてはドーピング又は薄い金属導体を使用して接点
6間に導体を提供することができる。
【0037】図5はシングルチップ上の二軸加速スイッ
チを示す。第2のスイッチの軸は、第1のスイッチの軸
と実質的に垂直である。この構造により、2つの直交す
る方向の加速を検出することができる。
チを示す。第2のスイッチの軸は、第1のスイッチの軸
と実質的に垂直である。この構造により、2つの直交す
る方向の加速を検出することができる。
【0038】図6は加速スイッチを3次元で示す。
【0039】代替的実施形態においては、接点領域8と
図示しないプルーフ質量上の対応する電極との間に電圧
を印加し、若しくは選択的に接点6と接点領域7との間
に電圧を印加し、外部から加わる加速運動が無い時に接
点を静電的に強制的に一体とすることができる。このス
イッチが所定の限界値を超える加速を受けると、接点間
の接続が途切れる。この限界値は印加電圧により設定す
ることができる。こうして、スイッチの閾値を電気的に
選択することができるので、システムにより規定される
範囲内で調整することができる。
図示しないプルーフ質量上の対応する電極との間に電圧
を印加し、若しくは選択的に接点6と接点領域7との間
に電圧を印加し、外部から加わる加速運動が無い時に接
点を静電的に強制的に一体とすることができる。このス
イッチが所定の限界値を超える加速を受けると、接点間
の接続が途切れる。この限界値は印加電圧により設定す
ることができる。こうして、スイッチの閾値を電気的に
選択することができるので、システムにより規定される
範囲内で調整することができる。
【0040】このように静電力を与えることは、スイッ
チの試験にも利用することができる。電圧の印加のため
に使用される電極8は図2及び6に示される。
チの試験にも利用することができる。電圧の印加のため
に使用される電極8は図2及び6に示される。
【図1】本発明の実施形態の平面図である。
【図2】図1の実施形態の断面図である。
【図3】本発明の電極要素上の接点がスイッチハウジン
グ内の接点領域と接触する状況の詳細を示す。
グ内の接点領域と接触する状況の詳細を示す。
【図4A】ロッド上の接点及びスイッチハウジング内の
対応する領域の異なる構成を示す。
対応する領域の異なる構成を示す。
【図4B】ロッド上の接点及びスイッチハウジング内の
対応する領域の異なる構成を示す。
対応する領域の異なる構成を示す。
【図4C】ロッド上の接点及びスイッチハウジング内の
対応する領域の異なる構成を示す。
対応する領域の異なる構成を示す。
【図5】本発明を使用する二軸加速スイッチを示す。
【図6】自己試験電極を有するスイッチを3次元で示
す。
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599143793 PO Box 196,N−3192 Hort en,Norway (72)発明者 ヘンリク ヤコブセン ノールウェー国,エヌ−3192 ホルテン, ピーオウ ボックス 196 シー/オウ センソノール エイエスエイ (72)発明者 グジェルムンド キッティルズランド ノールウェー国,エヌ−3192 ホルテン, ピーオウ ボックス 196 シー/オウ センソノール エイエスエイ (72)発明者 アスゲイル ノード ノールウェー国,エヌ−3192 ホルテン, ピーオウ ボックス 196 シー/オウ センソノール エイエスエイ
Claims (17)
- 【請求項1】 超小型機械式加速スイッチにおいて、 少なくとも1つのロッドを有する電極要素と、 プルーフ質量と、 ハウジングと、及び電極要素とプルーフ質量とをハウジ
ングに接続するバネ要素と、を備え、 電極要素はプルーフ質量と近接して機械的に接続され、 バネ要素は、使用時に軸の周りに旋回可能なようにバネ
要素と電極要素をハウジングに接続し、 少なくとも1つのロッドは可撓性を有し、ロッドの接点
とハウジングの接点領域との間に弾性的接触を提供し、 少なくとも1つのロッドは、プルーフ質量より非常に小
さい質量を有し、使用時に電極要素の所定の旋回角にお
いてハウジングの対応する接点領域と協働して電気的接
触を提供する少なくとも1つの電気的接点要素を有し、
及びプルーフ質量は、その重心がバネ要素を通る軸から
所定距離に配置されているスイッチ。 - 【請求項2】 シリコンで形成される請求項1に記載の
スイッチ。 - 【請求項3】 単結晶シリコンで形成される請求項1に
記載のスイッチ。 - 【請求項4】 ポリシリコン、又はポリシリコン層と単
結晶シリコンの組み合わせにより形成される請求項2に
記載のスイッチ。 - 【請求項5】 少なくとも1つのロッドは弾性を有する
請求項1乃至4のいずれかに記載のスイッチ。 - 【請求項6】 前記電極要素は、前記プルーフ質量と近
接して機械的に接続された2つのロッドを含む請求項1
乃至5のいずれかに記載のスイッチ。 - 【請求項7】 両ロッドは、その外端部に、前記ハウジ
ングの対応する接点領域と協働して電気的接触を与える
少なくとも1つの電気接点を含む請求項6に記載のスイ
ッチ。 - 【請求項8】 ロッドは1つ以上の接点を有し、前記接
点は、電極要素の所定の旋回角において、前記ハウジン
グ内に対応する位置を有する2つの接点領域間の電気的
接触を提供する請求項1乃至6のいずれかに記載のスイ
ッチ。 - 【請求項9】 ロッドは、外端部に、前記ハウジング内
の対応する接点と協働する1つの接点を有し、ロッドは
導体である請求項1乃至7のいずれかに記載のスイッ
チ。 - 【請求項10】 バネ要素は、軸に沿って延びるビーム
として形成されるトーションバネである請求項1乃至9
のいずれかに記載のスイッチ。 - 【請求項11】 使用時に、電極要素上の接点とハウジ
ング上の接点領域の間、選択的にプルーフ質量上の電極
と接点領域との間に電圧を印加する手段をさらに備え、
前記電圧は、前記電圧を制御することにより、選択的に
前記電極要素と第2の接点との間を接触させ、又は接触
を防止する力を提供する請求項1乃至10のいずれかに
記載のスイッチ。 - 【請求項12】 スイッチを自己試験するために、プル
ーフ質量上の電極と接点領域の間、選択的に電極要素上
の接点とハウジング上の接点領域の間へ電圧を印加し、
外部から与えられる加速運動が無い時に接点を静電的に
付勢して接触させる手段をさらに有する請求項1乃至1
1に記載のスイッチ。 - 【請求項13】 ハウジングは少なくとも2つの層を有
し、第1の層は、バネ要素、電極要素及びその上に配置
されたプルーフ質量を有し、第2の層は、ガラス又は等
価な材料からなり、電気的接点領域を含む請求項1乃至
12のいずれかに記載のスイッチ。 - 【請求項14】 前記ハウジングの第1の層、電極要
素、バネ要素及びプルーフ質量は、1つの材料片から作
られる請求項13に記載のスイッチ。 - 【請求項15】 スイッチのハウジングは減衰媒体によ
り満たされ、プルーフ質量はスクイーズフィルム減衰を
提供する平坦な形状を有する請求項1乃至14のいずれ
かに記載のスイッチ。 - 【請求項16】 減衰媒体は粘性気体である請求項15
に記載のスイッチ。 - 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
2つのスイッチを有し、第2のスイッチ上の軸は第1の
スイッチの軸と実質的に垂直である二軸モノリシック加
速スイッチ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP98308875.8 | 1998-10-29 | ||
EP98308875A EP0997920B1 (en) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | Micromechanical acceleration switch |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000155127A true JP2000155127A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=8235134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11305377A Pending JP2000155127A (ja) | 1998-10-29 | 1999-10-27 | 超小型機械式加速スイッチ |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0997920B1 (ja) |
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KR (1) | KR20000029348A (ja) |
CN (1) | CN1123027C (ja) |
BR (1) | BR9906059A (ja) |
DE (1) | DE69806010T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101772087B1 (ko) * | 2016-03-25 | 2017-08-28 | 국방과학연구소 | 로켓 점화안전장치용 mems 스위치 조립체 |
KR101785548B1 (ko) | 2016-02-16 | 2017-10-17 | 화인계기주식회사 | 회전 다이얼을 이용한 디지털 멀티미터 |
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JP2001337108A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Tokai Rika Co Ltd | 加速度スイッチ |
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US8677802B2 (en) * | 2006-02-04 | 2014-03-25 | Evigia Systems, Inc. | Sensing modules and methods of using |
JP4231062B2 (ja) * | 2006-05-12 | 2009-02-25 | 株式会社東芝 | Mems素子 |
CN101303366B (zh) * | 2007-05-11 | 2012-08-29 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 硅基带锁止功能的阈值可调加速度开关传感器及制作方法 |
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CN102122590B (zh) * | 2010-12-12 | 2015-10-14 | 郑超 | 机械滑块式角超加速开关装置 |
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-
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- 1999-10-27 KR KR1019990046812A patent/KR20000029348A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-10-28 BR BR9906059-0A patent/BR9906059A/pt not_active IP Right Cessation
- 1999-10-29 CN CN99123606A patent/CN1123027C/zh not_active Expired - Fee Related
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