JP2000155126A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JP2000155126A
JP2000155126A JP32924898A JP32924898A JP2000155126A JP 2000155126 A JP2000155126 A JP 2000155126A JP 32924898 A JP32924898 A JP 32924898A JP 32924898 A JP32924898 A JP 32924898A JP 2000155126 A JP2000155126 A JP 2000155126A
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JP32924898A
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Atsushi Tsukada
厚志 塚田
Akio Ori
明男 小里
Kazuo Miki
一生 三木
Jiro Sakata
二郎 坂田
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Toyota Central R&D Labs Inc
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0808Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate
    • G01P2015/0811Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0817Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass for pivoting movement of the mass, e.g. in-plane pendulum

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の衝突による加速度のように、激しく増
減する加速度の最大値を記録する。 【解決手段】 慣性力による曲り易さが異なる複数の片
持ち梁部5を設け、各片持ち梁部5の自由端20の移動
側にそれぞれ接触部19を設け、片持ち梁部5が所定の
加速度で撓むと、片持ち梁部5の自由端20が接触部1
9に接触し、その接触状態が磁力、静電引力またはファ
ンデルワールス力で維持される構成にした加速度セン
サ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度の最大値を
記録する機能を有する加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】[従来例1(特開平10−68742号
公報)]この加速度センサは、加速度の大きさを段階的
に検出する。同公報の図13と図14に示されているよ
うに、複数の加速度スイッチは、常開接点が閉鎖する加
速度が段階的に異なり、これらを直列に接続している。
各加速度スイッチには、それぞれ、抵抗器を並列に接続
している。複数の直列接続した加速度スイッチは、一端
を出力端子に接続すると共に抵抗器を介して接地し、他
端を電源に接続している。
【0003】加速度スイッチは、台座部に片持ち梁部を
設け、片持ち梁部の自由端に質量部を設け、質量部に近
接した位置に固定接点部を設けている。質量部に慣性力
が作用して片持ち梁部が撓むと、質量部が固定接点部に
接触する。質量部は、可動接点部でもある。可動接点部
と固定接点部で常開接点を構成している。
【0004】加速度スイッチが閉鎖する加速度(の最小
値)の調整は、片持ち梁部の曲げ剛性または質量部の質
量を増減して、慣性力による片持ち梁部の曲り易さを増
減する。
【0005】加速度センサは、これに発生する加速度が
徐々に増加すると、加速度スイッチが片持ち梁部の曲り
易いものから順に閉鎖し、同公報の図15に示されてい
るように、出力端子の電圧が段階的に増加する。
【0006】[従来例2(IEEE発行の「TRANSDUCERS’9
7」の第1189頁以降の論文)]この加速度計は、加速度の
最大値を記録する機能を有する。同論文の図1と図3に
示されているように、台座部には、片持ち梁部を設け、
片持ち梁部の中央部に質量部を設け、片持ち梁部の自由
端に近接した位置に複数の突起を片持ち梁部の自由端の
移動方向に間隔を置いて設けている。
【0007】質量部に慣性力が作用して片持ち梁部が撓
むと、片持ち梁部の自由端が一つまたは複数の突起を乗
り越える。片持ち梁部の自由端が乗り越えた突起の数な
いし最後に乗り越えた突起から加速度の最大値が分か
る。質量部に慣性力が作用しなくなると、片持ち梁部の
自由端は、最後に乗り越えた突起に支持され、その支持
状態に維持される。加速度の最大値が記録される。片持
ち梁部の自由端が最後に乗り越えて支持されている突起
は、光学的または電気的に検出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例1の加速度セン
サにおいては、車両の衝突によって発生する加速度のよ
うに、激しく増減する加速度が質量部に発生すると、片
持ち梁部が振動し、質量部が固定接点部に繰り返し衝突
し、片持ち梁部や接点部が破損するおそれがある。従っ
て、車両の衝突による加速度を検出するのには、使用し
難い。
【0009】また、加速度の最大値を記録する機能がな
い。加速度の最大値を記録するには、出力端子の電圧の
最大値を記憶する装置を要する。
【0010】従来例2の加速度計においては、片持ち梁
部の自由端が突起を乗り越えるには、片持ち梁部の撓み
量従って質量部の加速度が大きくなければならないの
で、記録可能な加速度の下限値が大きく、60G位であ
る。衝突によって車両に発生する加速度の最大値は、ほ
とんどの場合、50G以下である。従って、車両の衝突
による加速度の最大値を記録するのには、使用すること
ができない。
【0011】
【課題を解決するための手段】1)本発明は、慣性力に
よる曲り易さが異なる複数の片持ち梁部を設け、各片持
ち梁部の自由端の移動側にそれぞれ接触部を設け、片持
ち梁部が所定の加速度で撓むと、片持ち梁部の自由端が
接触部に接触し、その接触状態が磁力、静電引力とファ
ンデルワールス力(van der Waals’force)の少なくと
も一つで維持される構成にしたことを特徴とする加速度
センサである。
【0012】片持ち梁部の自由端と接触部の接触状態を
維持するのに磁力を利用する場合は、片持ち梁部の自由
端または接触部に磁石を固定する。静電引力を利用する
場合は、片持ち梁部の自由端と接触部の間に電圧を印加
する構成にする。ファンデルワールス力(分子間引力)
を利用する場合は、片持ち梁部の自由端と接触部をそれ
らの接触面を清浄にして真空密封する。
【0013】2)本発明は、上記の加速度センサにおい
て、更に、片持ち梁部を設け、片持ち梁部の自由端の移
動側に接触部を設け、片持ち梁部が所定の加速度で撓む
と、片持ち梁部の自由端が接触部に接触し、車両の乗員
保護具を作動する信号を発生する構成にしたことを特徴
とする加速度センサである。
【0014】
【発明の効果】1)本発明の加速度センサにおいては、
慣性力による曲り易さが異なる複数の片持ち梁部は、そ
れぞれ、所定の加速度で撓み、自由端が接触部に接触す
ると、その接触状態が磁力、静電引力とファンデルワー
ルス力の少なくとも一つで維持される。
【0015】従来例1とは異なり、片持ち梁部は、自由
端が接触部に接触した状態に維持される。片持ち梁部
は、加速度の増減による振動や衝突が発生せず、破損し
難い。従って、車両の衝突による加速度のように、激し
く増減する加速度を検出するのに、使用することができ
る。また、接触部に接触した状態に維持された片持ち梁
部から加速度の最大値が分かる。加速度の最大値が記録
される。
【0016】従来例2とは異なり、片持ち梁部は、自由
端が突起を乗り越える必要がなく、小さな加速度で自由
端が接触部に接触する構成にすることができる。記録可
能な加速度の下限値が小さい。従って、車両の衝突によ
る加速度を検出するのに、使用することができる。
【0017】2)本発明の加速度センサにおいては、更
に、所定の加速度で車両の乗員保護具を作動することが
できる。
【0018】衝突によって車両に発生する加速度は、一
般に、乗員保護具の作動後、更に増加し、最大値に達す
る。その最大値を記録することができる。車両の衝突時
の最大加速度を衝突後に知ることができる。衝突原因究
明の一助になる。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1例(図1〜図7参照)]本
例の加速度センサは、半導体微細加工技術を利用して製
作する約1mm角の板状チップである。このチップは、
第1シリコン基板に第2シリコン基板を積層し、第1シ
リコン基板を基台1にし、第2シリコン基板に、図1に
示すように、構成部品の台座部3、片持ち梁部4,5と
接触板部7,18を形成している。
【0020】基台1の一端側には、図1と図2に示すよ
うに、絶縁膜2を介して台座部3を固定し、台座部3の
階段状の側面に多数の片持ち梁部4,5を基台1の他端
側に突出して並列している。
【0021】各片持ち梁部4,5は、断面の寸法が同一
であるが、図1に示すように、長さがそれぞれ異なり、
長いものから順に左から右に配列している。片持ち梁部
4,5は、長いもの程、質量が多くて梁長が長いので、
慣性力によって曲り易い。
【0022】左側の少数,図示例では3本の片持ち梁部
4は、車両の乗員保護具を作動する信号を発生する保護
具作動用である。右側の多数,図示例では6本の片持ち
梁部5は、加速度の大きさを検出する加速度検出用であ
る。
【0023】基台1の他端側には、図1と図2に示すよ
うに、絶縁膜6を介して保護具作動用の複数の接触板部
7を固定し、各接触板部7を保護具作動用の各片持ち梁
部4の自由端8の左右位置に配置している。
【0024】保護具作動用の片持ち梁部4の自由端8
は、図1に示すように、右側の接触板部7のほぼ中央部
の接触部9に近接して対面している。片持ち梁部4は、
左側から右側への慣性力を受けて右側に曲り、自由端8
が右側の接触板部7の接触部9に接触する。片持ち梁部
4は、長いもの程、小さな加速度で、自由端8が右側の
接触部9に接触する。
【0025】片持ち梁部4の自由端8と接触板部7の接
触部9は、それぞれ、図3に示すように、表面と側面に
薄膜磁石10,11を第2シリコン基板の能動層に接触
して固定している。片持ち梁部4の自由端8は、その右
側の接触板部7の接触部9に接触すると、薄膜磁石1
0,11によって接触部9に付着し、その接触状態が磁
力で維持される。また、片持ち梁部4とその右側の接触
板部7は、自由端8が接触部9に接触すると、電気的に
導通する。
【0026】片持ち梁部4の自由端8の固定端側部分
は、図1に示すように、左側の接触板部7の先端部の静
電引力印加部12に近接して対面している。片持ち梁部
4の自由端8の固定端側部分と接触板部7の静電引力印
加部12は、図4に示すように、それぞれ、表面と側面
に絶縁膜13,14を形成している。
【0027】動作試験によって片持ち梁部4の自由端8
を右側の接触板部7の接触部9に磁力で付着した後、そ
の片持ち梁部4とその左側の接触板部7の間に電圧を印
加すると、静電引力によって片持ち梁部4の自由端8が
接触板部7の接触部9から剥離される。
【0028】台座部3と保護具作動用の各接触板部7に
は、図1に示すように、それぞれ、電極15,16を第
2シリコン基板の能動層に接触して固定している。台座
部3の電極15は、各片持ち梁部4の自由端8の固定端
側部分と自由端8の薄膜磁石10に電気的に導通してい
る。各接触板部7の電極16は、それぞれ、その接触部
9の薄膜磁石11と静電引力印加部12に電気的に導通
している。
【0029】基台1の他端側には、図1と図5に示すよ
うに、絶縁膜17を介して加速度検出用の接触板部18
を固定し、接触板部18に多数の接触部19を台座部3
側に突出して並列している。
【0030】加速度検出用の片持ち梁部5の自由端20
は、図1に示すように、右側の接触部19に近接して対
面している。片持ち梁部5は、左側から右側への慣性力
を受けて右側に曲り、自由端20が右側の接触部19に
接触する。片持ち梁部5は、長いもの程、小さな加速度
で、自由端20が右側の接触部19に接触する。
【0031】片持ち梁部5の自由端20と接触板部18
の接触部19は、図6に示すように、それぞれ、表面と
側面に薄膜磁石21,22を第2シリコン基板の能動層
に接触して固定している。片持ち梁部5の自由端20
は、その右側の接触部19に接触すると、薄膜磁石2
1,22によって接触部19に付着し、その接触状態が
磁力で維持される。また、片持ち梁部5と接触板部18
は、自由端20がその右側の接触部19に接触すると、
電気的に導通する。
【0032】接触板部18には、電極23を第2シリコ
ン基板の能動層に接触して固定している。電極23は、
接触板部18の各接触部19の薄膜磁石22に電気的に
導通している。台座部3の電極15は、各片持ち梁部5
の自由端20の薄膜磁石21に電気的に導通している。
【0033】台座部3の電極15と接触板部18の電極
23の間は、図7に示す電気回路と等価になる。
【0034】上記のチップは、図示しないが、各電極1
5,16,23にそれぞれ電線を接続し、パッケージに
真空密封する。
【0035】本例の加速度センサは、使用する前に、左
側から右側への慣性力を加えて保護具作動用の片持ち梁
部4の動作試験を行なう。各片持ち梁部4の自由端8が
その右側の接触板部7の接触部9に接触する、即ち、車
両の乗員保護具を作動する電気信号を発生する加速度
(の最小値)を測定する。そして、所定の加速度で電気
信号を発生する片持ち梁部4と接触板部7を選択し、そ
の片持ち梁部4と接触板部7を保護具作動用に使用する
こととする。
【0036】これは、片持ち梁部4の寸法や、片持ち梁
部4の自由端8とその右側の接触板部7の接触部9との
間の距離などの製作誤差によって、電気信号を発生する
加速度が変化し、車両の乗員保護具が作動する加速度が
所定の値からずれるのを防止するためである。
【0037】動作試験によって自由端8が右側の接触部
9に磁力で付着した片持ち梁部4とその左側の接触板部
7の間に電圧を印加し、静電引力によって片持ち梁部4
の自由端8を接触部9から剥離する。
【0038】その後、本例の加速度センサは、その左右
方向を自動車のような車両の前後方向に沿わせ、その右
側を車両の前側に向けて車両に固定する。
【0039】車両の前面が衝突して車両と加速度センサ
に加速度が発生し、その加速度の前後方向の値が所定の
値に達すると、動作試験によって選択した片持ち梁部4
と接触板部7が接触して電気信号を発生し、車両のエア
バッグやプリテンショナ付きシートベルトなどの乗員保
護具が作動する。
【0040】車両衝突によって車両に発生する加速度
は、一般に、乗員保護具の作動後、更に増加する。する
と、加速度検出用の片持ち梁部5は、曲り易いものから
順次、自由端20が右側の接触部19に接触し、その接
触状態が薄膜磁石21,22の磁力で維持される。
【0041】車両の衛突後、台座部3の電極15と接触
板部18の電極23との間の抵抗値を測定し、接触部1
9に接触している加速度検出用の片持ち梁部5を検出す
る。車両の衝突時の最大加速度が分かる。
【0042】[第2例(図8参照)]本例の加速度セン
サは、前例のそれが一側向きの加速度のみを検出するの
に対し、一側向きの加速度とその反対側向きの加速度を
検出するものである。
【0043】この加速度センサは、前例のそれと同様
に、半導体微細加工技術を利用してシリコン基板から製
作する約1mm角の板状チップである。
【0044】基台31の一端側には、図8に示すよう
に、台座部32を絶縁膜を介して固定し、台座部32の
V型階段状の側面に多数の片持ち梁部33,34を基台
31の他端側に突出して並列している。
【0045】各片持ち梁部33,34は、断面の寸法が
同一であるが、図8に示すように、長さが異なり、最長
のものを中央に配置し、中央から左側に、また、中央か
ら右側に、それぞれ、長いものから順に配列している。
【0046】中央の最長の片持ち梁部33は、車両の乗
員保護具を作動する信号を発生する保護具作動用であ
る。左側の多数の片持ち梁部34と右側の多数の片持ち
梁部34は、加速度の大きさを検出する加速度検出用で
ある。
【0047】基台1の他端側の左側と右側には、それぞ
れ、図8に示すように、保護具作動用の接触板部35を
絶縁膜を介して固定している。左側の接触板部35は、
右端に接触部36を台座部32側に突出し、接触部36
を保護具作動用の片持ち梁部33の自由端37の左側に
配置している。右側の接触板部35は、左端に接触部3
6を台座部32側に突出し、接触部36を保護具作動用
の片持ち梁部33の自由端37の右側に配置している。
【0048】保護具作動用の片持ち梁部33の自由端3
7は、図8に示すように、左側の接触板部35の接触部
36と右側の接触板部35の接触部36に、それぞれ、
近接して対面している。片持ち梁部33は、左側から右
側への慣性力を受けて右側に曲り、自由端37が右側の
接触板部35の接触部36に接触する。また、右側から
左側への慣性力を受けて左側に曲り、自由端37が左側
の接触板部35の接触部36に接触する。
【0049】基台1の左右の保護具作動用接触板部3
5,35の台座部32側には、それぞれ、図8に示すよ
うに、加速度検出用の接触板郡38を絶縁膜を介して固
定している。左側と右側の接触板部38は、それぞれ、
多数の接触部39を台座部32側に突出して並列してい
る。左側の接触板部38は、各接触部39を、それぞ
れ、左側の片持ち梁部34の自由端40の左側に配置し
ている。右側の接触板部38は、各接触部39を、それ
ぞれ、右側の片持ち梁部34の自由端40の右側に配置
している。
【0050】左側の片持ち梁部35の自由端40は、図
8に示すように、左側の接触部39に近接して対面して
いる。左側の片持ち梁部35は、右側から左側への慣性
力を受けて左側に曲り、自由端40が左側の接触部39
に接触する。
【0051】右側の片持ち梁部34の自由端40は、右
側の接触部39に近接して対面している。右側の片持ち
梁部34は、左側から右側への慣性力を受けて右側に曲
り、自由端40が右側の接触部39に接触する。
【0052】台座部32と左右の保護具作動用の接触板
部35には、それぞれ、図8に示すように、電極41,
42を固定している。
【0053】台座部32の片持ち梁部33,34側部分
と各片持ち梁郡33,34には、図8に示すように、そ
れぞれ、表面と左右の側面に薄膜磁石43を固定してい
る。その薄膜磁石43と台座部32の電極41は、電気
的に導通している。
【0054】左右の加速度検出用の接触板部38と、左
右の保護具作動用の接触板部35の片持ち梁部33,3
4側部分には、それぞれ、表面と左右の側面に薄膜磁石
44を固定している。左右の保護具作動用の接触板部3
5においては、それぞれ、薄膜磁石44と電極42を電
気的に導通している。
【0055】保護具作動用の片持ち梁部33の自由端3
7がその右側の接触部36に接触すると、その接触状態
が薄膜磁石43,44の磁力で維持される。また、台座
部32の電極41と右側の接触板部35の電極42が電
気的に導通する。
【0056】また、保護具作動用の片持ち梁部33の自
由端37が、逆に、その左側の接触部36に接触する
と、その接触状態が薄膜磁石43,44の磁力で維持さ
れる。また、台座部32の電極41と左側の接触板部3
5の電極42が電気的に導通する。
【0057】加速度検出用の左側の片持ち梁部34の自
由端40がその左側の接触部39に接触すると、その接
触状態が薄膜磁石43,44の磁力で維持される。加速
度検出用の右側の片持ち梁部34の自由端40がその右
側の接触部39に接触すると、その接触状態が薄膜磁石
43,44の磁力で維持される。
【0058】上記のチップは、図示しないが、各電極4
1,42にそれぞれ電線を接続し、透明なパッケージに
真空密封する。
【0059】本例の加速度センサは、その左右方向を車
両の左右方向に沿わせて車両に固定する。
【0060】車両の左側または右側の側面に他の車両が
衝突して車両と加速度センサに加速度が発生し、その加
速度の左右方向の値が所定の値に達すると、片持ち梁部
33が左側または右側の接触板部35に接触して、左側
または右側のサイドエアバッグ用の電気信号を発生し、
車両の左側または右側のサイドエアバッグなどの乗員保
護具が作動する。
【0061】車両と加速度センサに発生する加速度が更
に増加すると、左側または右側の加速度検出用の片持ち
梁部34は、曲り易いものから順次、自由端40が左側
または右側の接触部39に接触し、その接触状態が薄膜
磁石43,44の磁力で維持される。
【0062】車両の衝突後、左側または右側の接触部3
9に接触している左側または右側の加速度検出用の片持
ち梁部34を、拡大装置を用いて人間の目で見て知るこ
とにより、車両の衝突時の加速度の最大値とその向きが
分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例における加速度セン
サの正面図。
【図2】図1のA−A線端面図。
【図3】図1のB−B線端面拡大図。
【図4】図1のC−C線端面拡大図。
【図5】図1のD−D線端面図。
【図6】図1のE−E線端面拡大図。
【図7】同加速度センサの台座部の電極と加速度検出用
接触板部の電極との間の等価電気回路図。
【図8】本発明の実施形態の第2例における加速度セン
サの正面図。
【符号の説明】
4,33 保護具作動用の片持ち梁部 5,34 加速度検出用の片持ち梁部 9,36 保護具作動用の接触部 19,39 加速度検出用の接触部 21,22,43,44 薄膜磁石
フロントページの続き (72)発明者 三木 一生 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 坂田 二郎 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慣性力による曲り易さが異なる複数の片
    持ち梁部を設け、各片持ち梁部の自由端の移動側にそれ
    ぞれ接触部を設け、片持ち梁部が所定の加速度で撓む
    と、片持ち梁部の自由端が接触部に接触し、その接触状
    態が磁力、静電引力とファンデルワールス力の少なくと
    も一つで維持される構成にしたことを特徴とする加速度
    センサ。
  2. 【請求項2】 更に、片持ち梁部を設け、片持ち梁部の
    自由端の移動側に接触部を設け、片持ち梁部が所定の加
    速度で撓むと、片持ち梁部の自由端が接触部に接触し、
    車両の乗員保護具を作動する信号を発生する構成にした
    ことを特徴とする請求項1に記載の加速度センサ。
JP32924898A 1998-11-19 1998-11-19 加速度センサ Pending JP2000155126A (ja)

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