JP2000153175A - 解体破砕物の分別回収装置 - Google Patents

解体破砕物の分別回収装置

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JP2000153175A
JP2000153175A JP34655398A JP34655398A JP2000153175A JP 2000153175 A JP2000153175 A JP 2000153175A JP 34655398 A JP34655398 A JP 34655398A JP 34655398 A JP34655398 A JP 34655398A JP 2000153175 A JP2000153175 A JP 2000153175A
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  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造建物の解体破砕物を、木質片と木質片以
外のガラス片・金属片・セメント片等の雑破砕物に、順
次連続的に分別回収できる解体破砕物の分別回収装置を
提供する。 【解決手段】 下半部分に貯水可能の横置円筒体にして
回転手段を有する分別ドラム2が主要部をなし、この分
別ドラム2はドラム側板3Aの円形入口4とドラム側板
3Bの円形出口5を有すると共に、ドラム内周を周方向
に分割したポジションに立設した掬い羽根6と、円形入
口4側の給水部7を備え、さらに、円形出口5は円形入
口4より大なる口径にして、給水部7から連続給水して
円形入口4から円形出口5の方向へ流動する貯水9をオ
ーバーフローさせ、円形入口4から投入した解体破砕物
20を、貯水9に浮いて流出する木質片21と、貯水9
に沈んだ雑破砕物22を掬い羽根6で掬い上げて、ドラ
ム内に設けた排出コンベアー8によってドラム外排出し
て、連続的に分別回収する分別回収装置1が特徴であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建物等の廃却
解体物を細かく破砕した解体破砕物を、木質分と木質分
以外の雑破砕物に分別して回収するのに使用する解体破
砕物の分別回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に広く行なわれている木造建物等の
廃却建物の解体物は、クラッシャーによって粗破砕して
から木片や金属物等を、手作業または重力利用の自動選
別手段によって除去し、しかるのち、その選別粗破砕物
を細破砕して産業廃棄物として廃棄したり埋め立て材と
して処分される処理方法が普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の廃却建物
の解体破砕物の処理手段によると、例えば木造建物の解
体破砕物は、細破砕前の前工程において、木片等を除去
するものの、その完全除去が困難なことから相当量の木
質分が残存して細破砕処理されるので、多量の小木質物
と他の建材の「瓦・コンクリート片・がラス片・金属物
・壁材」等の細破砕物が混合した「雑多がら物」形態と
なっているので、容積が極めて膨大にして多量の産業廃
棄物発生をもたらすことになる。
【0004】一方、有害にして処分に困る産業廃棄物の
発生を抑止する社会的趨勢から、木造建物の解体物によ
る産業廃棄物の発生を可及的に少量化すると共に、廃却
処分がし易いように分別回収する技術手段の開発が当該
分野で求められている。本発明は、以上の従来技術の難
点を解消し、併せて当該分野の技術要求に応える解体破
砕物の分別回収装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成する本
発明の分別回収装置は、「解体破砕物を木質分と木質分
以外の雑破砕物に分離回収する装置にして、回転手段を
有する横置円筒形の分別ドラムからなり、該分別ドラム
は、ドラム軸心上に中心を有する円形入口と円形出口を
両側に備えて下半部分に貯水可能の形状を有すると共
に、前記円形入口から投入された解体破砕物をドラム内
周に沿って掬い上げる掬い羽根を内周に立設し、さら
に、前記円形出口は前記円形入口より大なる口径を有す
ると共に、前記分別ドラム内への給水部と、該分別ドラ
ムの貯水の上方空間に装着されて前記円形出口から突き
出す排出コンベアーを備え、前記円形入口から投入した
解体破砕物の木質分をドラム内水流に乗せてドラム外排
出すると共に、前記雑破砕物を前記排出コンベアーによ
ってドラム外排出する構造」になっている。
【0006】即ち、本発明の解体破砕物の分別回収装置
は、水に浮く木質細破砕物を多量に混合している木造建
物等の解体破砕物を、下半部分に貯水した分別ドラムに
投入して木質分等の水浮遊物を水面に浮上させて「円形
入口側から円形出口側へ流れる水流」に乗せてドラム外
へ分別回収すると共に、その解体破砕物に混合している
「瓦片・ガラス片・金属小片・セメント小片」等の水に
沈む雑破砕物を回転作動する分別ドラム内の「掬い羽
根」で掬い上げて前記排出コンベアーの上へ移送して順
次タンク外へ分別排出可能にした構造が特徴である。
【0007】そして、本発明の分別回収装置は、前記給
水部の噴出口を前記円形入口孔側のドラム側板等の板体
に臨む形態になし、その噴出口からの圧水がその板体に
撃突して反射して上昇する強い噴流を貯水面に生じさせ
て円形出口側へ流出させる噴流発生部を備えた態様を採
択する。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明の分別回収装置は、分別ド
ラム内へ連続給水される貯水が小径の円形入口と大径の
円形出口の間の落差による水流を生ずるので、投入され
た解体破砕物のうちの水浮遊性の木質分は、その水流に
乗って順次連続的にドラム外排出される。そして、水に
沈む雑破砕物は、ドラム内の「掬い羽根」で掬い上げら
れて該ドラム内の貯水上方の中空部に存在する排出コン
ベアーに重力落下して移載されてドラム外へ送出排出さ
れ、木質物と木質物以外の雑破砕物に順次連続的に分別
回収できる。そして、前記の噴流発生部を備えた態様の
ものは、分別ドラムの自転による水面混乱によって円形
出口方向への水流が阻害されるのを防止し、貯水水面の
円形出口方向への水流を確保して木質片の円滑にして迅
速な分別回収が可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の分別回収装置の一実施形
態を図1・図2を参照して説明する。即ち、本発明の分
別回収装置1は回転自在に支承された横置円筒体の分別
ドラム2が主要部をなし、この分別ドラム2は内部の下
半部分に貯水可能にして、両側のドラム側板3A・3B
には「ドラム軸心19上に中心を有する円形入口4と円
形出口5」が設けられて、円形出口5の口径が円形入口
4の口径より大となるサイズに設定され、ドラム内に連
続給水すると下半部分に貯水9が貯えられると共に、円
形出口5と円形入口4との径差による落差によって図示
矢印方向の水流が生じ、円形出口5からオーバーフロー
流出するようになっている。
【0010】そして、この分別ドラム2は、ドラム内部
の長手方向にストレート状に伸びてドラム側板3Bに至
る「掬い羽根6」が円周を等分するポジションに数枚立
設固定されると共に、円形入口4から送水管32を挿入
した給水部7を有し、さらに、貯水9の上方空間に支承
固定されて「円形入口4の近傍から伸びて円形出口5か
ら突き出すベルト型の排出コンベアー8」が装着固定さ
れた構造を有している。なお、この分別ドラマ2は円形
出口5からオーバーフローした水を受け入れる水タンク
10を有するフレーム11に架設固定されており、フレ
ーム11上に設けた駆動部(図示しない)によって低速
回転する回転手段を有している。
【0011】さらに、この分別ドラム2の円形入口4の
外側には、分別回収すべき解体破砕物20を送入シュー
ト板12を介してドラム側に投入する破砕物送入コンベ
アー13が設けられると共に、円形出口5の外側には円
形出口5からのオーバーフロー水を通して下方に落下さ
せて水タンク10にリターンさせる網目体の濾過シュー
ト板14と、この濾過シュート板14上に残った木質片
21を集めて排出する木片類排出コンベアー15が設け
られている。なお、排出コンベアー8・送入シュート板
12・濾過シュート板14は、図示しないがフレーム1
1に固定支承されており、分別ドラム2の回転作動と干
渉しないように構成されている。そして、水タンク10
は摺鉢状をなして濾過シュート板14を通して落下した
流水に含まれる微細沈下物を集積してドレーン回収でき
るようになっている。なお、分別ドラム2は約2,40
0粍直径と約3,500粍長さのサイズにして、毎分約
1回転の作動をする。なお、図中の17は分別ドラム2
の支承ローラー、18は分別ベルト2の駆動ベルト、2
3はドレーン回収孔である。
【0012】さらに、この分別ドラム2の給水部7は、
ドラム側板3Aに並行立設した堰板31で区画した噴流
発生部30を円形入口4側に備え、この噴流発生部30
は送水管32の先端の噴水口がドラム側板3Aに近接し
て対向する姿勢にして配設され、この噴水口から圧水を
送出すると、その圧水がドラム側板3Aに激しく衝接し
て上昇し、円形出口5方向に流れる強い噴出流33を貯
水9の水面に発生するように構成されている。なお、給
水部7の構成としては、噴流発生部30以外の通常給水
として、貯水9の水面部位で円形出口5の方向に給水口
を臨ませる給水管を併有している。
【0013】以上の構成からなる本実施形態の分別回収
装置1は、木造建物の解体破砕物を分別回収して再利用
可能のものをリサイクル使用可能に分別し、再利用不能
のもを廃却処理し易いように分別回収する解体破砕物分
別回収ライン(図示しない)のライン端末部位に設置さ
れ、砂類・粒状物のみを分別分離するスクリーン部と図
3に例示する「長大物(概ね1,000以上のもの)4
1を重力利用によって長大物排出コンベアー40に選別
移載する長大物選別部42の後工程として設置され、以
下のように使用される。
【0014】即ち、その解体破砕物分別回収ラインに投
入されて、砂類分離スクリーン部と長大物選別部42を
経由して「砂類・粒類と長大物」を除去した木造建物の
解体破砕物20を送入コンベアー13から回転作動する
分別ドラム2に順次投入すると共に、給水部7から連続
給水して円形出口5からオーバーフロー流を生じさせ
る。そして、貯水9に浮いてオーバーフロー流に乗って
排出される木質片類21を濾過シュート板14によって
回収して可燃性廃棄物として分別回収すると共に、貯水
9に沈む雑破砕物22は掬い羽根6によって掬い上げら
れて排出コンベアー8に落下移載され、他の送出コンベ
アー16にリレーされて、不燃性廃棄物または埋め立て
材として分別回収される。
【0015】以上の実施形態の分別回収装置1は、前記
の作用があり、木造建物等の解体破砕物20が、可燃性
の木片類21と不燃性のガラス片・コンクリート片等の
雑破砕物22に順次連続的に的確に分離回収できる。そ
して、この実施形態のものは噴流発生部30を有する給
水部7からなるので「解体破砕物20をドラムに入れて
掬い羽根6で掬い上げ作動するドラム回転によって、貯
水9の水面部分の水流が大きく混乱する水流混乱」が前
記の噴出流33によって是正されて円形出口5に向う強
い流れが確保できるので、貯水9に浮遊した木質片の円
滑な流出排出が速やかにして的確にできる特有作用があ
る。
【0016】なお、本発明の分別回収装置は前記の実施
形態に限定されず、掬い羽根6の形状を変更したり、給
水部7を「円形入口4に挿入した給水管の先端を円形出
口5に臨ませる単なる給水形態」のみにすることがあ
る。そして、円形入口4と円形出口5は、幾何学的に正
確な円形のみではなく、円形に類似して円形口と類似作
用する多角形口を包含する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の解体破砕
物の分別回収装置は、木質分を多量に有する木造建物等
の解体破砕物を、可燃性の木質分と不燃性の雑破砕物に
順次連続的に的確に分別回収することができるので、解
体破砕物による産業廃棄物の発生容積を少量化すると共
に分別回収後の有効利用や廃棄処分もし易くなる。そし
て、当該分野の要求に応えることができる。以上の有用
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解体破砕物の分別回収装置の一実施形
態の正面図
【図2】図1の分別回収装置の分別ドラムの横断面図
【図3】図1の分別回収装置の前工程に設ける長尺物選
別装置の説明図
【符号の説明】
1 分別回収装置 2 分別ドラム 3A・3B ドラム側板 4 円形入口 5 円形出口 6 掬い羽根 7 給水部 8 排出コンベアー 9 貯水 10 水タンク 11 フレーム 12 送入シュート板 13 破砕物送入コンベアー 14 濾過シュート板 15 木片類排出コンベアー 20 解体破砕物 21 木質片 22 雑破砕物 30 噴流発生部 31 堰板 32 給水管 33 噴出流 42 長大物選別部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月30日(1999.9.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成する本
発明の分別回収装置は、「解体破砕物を木質分と木質分
以外の雑破砕物に分離回収する装置にして、長大物選別
部と該長大物選別部の後工程として連設した回転手段を
有する横置円筒形の分別ドラムとの組合せからなり、該
分別ドラムは、ドラム軸心上に中心を有する円形入口と
円形出口を両側に備えて下半部分に貯水可能の形状を有
すると共に、前記円形入口から投入された解体破砕物を
ドラム内周に沿って掬い上げる掬い羽根を内周に立設
し、さらに、前記円形出口は前記円形入口より大なる口
径を有すると共に、前記分別ドラム内への給水部と、該
分別ドラムの貯水の上方空間に装着されて前記円形出口
から突き出す排出コンベアーを備え、さらに、前記長大
物選別部は、前記解体破砕物中の長大物以外のものを破
砕物搬送コンベアーから重力落下させて前記分別ドラム
への破砕物送入コンベアーに移載すると共に、該長大物
のみを該破砕物搬送コンベアーから空間を介して設けた
長大物搬出コンベアーに橋渡して選別移載する構造を有
し、該長大物選別部によって長大物を除去した解体破砕
物を前記破砕物送入コンベアーによって前記円形入口か
ら前記分別ドラムに投入し、木質分をドラム内水流に載
せてドラム外排出すると共に、前記雑破砕物を前記排出
コンベアーによってドラム外排出する構造」になってい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】即ち、本発明の解体破砕物の分別回収装置
は、長大物選別部によって長大物を予め自動除去して
に浮く木質細破砕物を多量に混合している木造建物等の
解体破砕物を、下半部分に貯水した分別ドラムに投入し
て木質分等の水浮遊物を水面に浮上させて「円形入口側
から円形出口側へ流れる水流」に乗せてドラム外へ分別
回収すると共に、その解体破砕物に混合している「瓦片
・ガラス片・金属小片・セメント小片」等の水に沈む雑
破砕物を回転作動する分別ドラム内の「掬い羽根」で掬
い上げて前記排出コンベアーの上へ移送して順次ドラム
外へ分別排出可能にした構造が特徴である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】以上の構成の本発明の分別回収装置は、分別ド
ラム内へ連続給水される貯水が小径の円形入口と大径の
円形出口の間の落差による水流を生ずるので、長大物選
別部によって長大物を自動選別分別して分別ドラムへ
入された解体破砕物のうちの水浮遊性の木質分は、その
水流に乗って順次連続的にドラム外排出される。そし
て、水に沈む雑破砕物は、ドラム内の「掬い羽根」で掬
い上げられて該ドラム内の貯水上方の中空部に存在する
排出コンベアーに重力落下して移載されてドラム外へ送
出排出され、木質物と木質物以外の雑破砕物に順次連続
的に分別回収できる。そして、前記の噴流発生部を備え
た態様のものは、分別ドラムの自転による水面混乱によ
って円形出口方向への水流が阻害されるのを防止し、貯
水水面の円形出口方向への水流を確保して木質片の円滑
にして迅速な分別回収が可能になる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】以上の構成からなる本実施形態の分別回収
装置1は、木造建物の解体破砕物を分別回収して再利用
可能のものをリサイクル使用可能に分別し、再利用不能
のものを廃却処理し易いように分別回収する解体破砕物
分別回収ライン(図示しない)のライン端末部位に設置
され、砂類・粒状物のみを分別分離するスクリーン部と
図3に例示する「長大物(概ね1,000粍以上のも
の)41を重量利用によって長大物排出コンベアー40
に選別移載する長大物選別部42の後工程として設置さ
れる。即ち、その長大物選別部42は、解体破砕物搬送
コンベアー43と、その解体破砕物搬送コンベアー43
の端部と空間44を介して設けた長大物搬出コンベアー
40と、空間44の下方に設けられた「円形ドラム2の
円形入口4に解体破砕物を投入する破砕物送入コンベア
ー13」の組合せからなり、解体破砕物搬送コンベアー
43から搬送されてきた解体破砕物20のうちの長大物
41のみを長大物搬出コンベアー40に橋渡し移載して
選別除去すると共に、その長大物41を除去した解体破
砕物20を空間44から重力落下させて破砕物送入コン
ベアー13に自動選別して回転ドラム2へ送出するよう
になっている。そして、以上の構成の分別回収装置は以
下のように使用される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の解体破砕
物の分別回収装置は、木質分を多量に有する木造建物等
の解体破砕物を、それ等の中の長大物を自動選別分別し
た後、可燃性の木質分と不燃性の雑破砕物に順次連続的
に的確に分別回収することができるので、解体破砕物に
よる産業廃棄物の発生容積を少量化すると共に分別回収
後の有効利用や廃棄処分もし易くなる。そして、当該分
野の要求に応えることができる。以上の有用な効果があ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月24日(2000.1.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成する本
発明は、「解体破砕物を木質分と木質分以外の雑破砕物
に分離回収する装置にして、長大物選別部と該長大物選
別部の後工程として連設した回転手段を有する横置円筒
形の分別ドラムとの組合せからなり、該分別ドラムは、
ドラム軸心上に中心を有する円形入口と円形出口を両側
に備えて下半部分に貯水可能の形状を有すると共に、前
記円形入口から投入された解体破砕物をドラム内周に沿
って掬い上げる掬い羽根を内周に立設し、さらに、前記
円形出口は前記円形入口より大なる口径を有すると共
に、前記分別ドラム内への給水部と、該分別ドラムの貯
水の上方空間に装着されて前記円形出口から突き出す排
出コンベアーを備えると共に、前記給水部は、板体に臨
む噴出口を有して該噴出口からの圧水が該板体に衝接し
て上昇する噴流発生部を備え、さらに、前記長大物選別
部は、前記解体破砕物中の長大物以外のものを破砕物搬
送コンベアーから重力落下させて前記分別ドラムへの破
砕物送入コンベアーに移載すると共に、該長大物のみ
を、該破砕物搬送コンベアーの端部から空間と落差を
して設けた長大物搬出コンベアーに橋渡して選別移載す
る構造を有し、該長大物選別部によって長大物を除去し
た解体破砕物を前記破砕物送入コンベアーによって前記
円形入口から前記分別ドラムに投入し、木質分をドラム
内水流に乗せてドラム外排出すると共に、前記雑破砕物
を前記排出コンベアーによってドラム外排出する構造」
になっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そして、本発明の分別回収装置は、前記給
水部の噴出口を前記円形入口孔側のドラム側板等の板体
に臨む形態になし、その噴出口からの圧水がその板体に
撃突して反射して上昇する強い噴流を貯水面に生じさせ
て円形出口側へ激流出させる噴流発生部を備え、ドラム
内の浮遊物を出口側へ的確に流し出す特有構造を有して
いる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】以上の構成の本発明の分別回収装置は、分別ド
ラム内へ連続給水される貯水が小径の円形入口と大径の
円形出口の間の落差による水流を生ずるので、長大物選
別部によって長大物を自動選別分別して分別ドラムへ投
入された解体破砕物のうちの水浮遊性の木質分は、その
水流に乗って順次連続的にドラム外排出される。そし
て、水に沈む雑破砕物は、ドラム内の「掬い羽根」で掬
い上げられて該ドラム内の貯水上方の中空部に存在する
排出コンベアーに重力落下して移載されてドラム外へ送
出排出され、木質物と木質物以外の雑破砕物に順次連続
的に分別回収できる。そして、前記の噴流発生部を備え
特定構造の給水部からなるので、分別ドラムの自転に
よる水面混乱によって円形出口方向への水流が阻害され
るのを防止し、貯水水面の円形出口方向への水流を確保
して木質片の円滑にして迅速な分別回収が可能になる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】以上の構成からなる分別ドラム2は、木造
建物の解体破砕物を分別回収して再利用可能のものをリ
サイクル使用可能に分別し、再利用不能のものを廃却処
理し易いように分別回収する解体破砕物分別回収ライン
(図示しない)のライン端末部位に設置され、砂類・粒
状物のみを分別分離するスクリーン部と図3に例示する
「長大物(概ね1,000粍以上のもの)41を重量利
用によって長大物排出コンベアー40に選別移載する長
大物選別部42」の後工程として設置される。そして、
この分別ドラム2と以下に述べる長大物選別部42の組
合せによって本発明一実施例の分別回収装置1が構成さ
れる。即ち、図3参照その長大物選別部42は、解体破
砕物搬送コンベアー43と、その解体破砕物搬送コンベ
アー43の端部と空間44によって離反し、かつ、落差
Hを有して配設した長大物搬出コンベアー40と、空間
44の下方に設けられた「分別ドラム2の円形入口4に
解体破砕物を投入する破砕物送入コンベアー13」の組
合せからなり、解体破砕物搬送コンベアー43から搬送
されてきた解体破砕物20のうちの長大物41のみを長
大物搬出コンベアー40に橋渡し移載して選別除去する
と共に、その長大物41を除去した解体破砕物20を空
間44から重力落下させて破砕物送入コンベアー13に
自動選別して分別ドラム2へ送出するようになってい
る。そして、以上の構成の分別回収装置は以下のように
使用される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】なお、本発明の分別回収装置は前記の実施
形態に限定されず、掬い羽根6の形状を変更することが
ある。そして、円形入口4と円形出口5は、幾何学的に
正確な円形のみではなく、円形に類似して円形口と類似
作用する多角形口を包含する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解体破砕物の分別回収装置の一実施形
態の分別ドラム装置の正面図
【図2】図1の分別回収装置の分別ドラムの横断面図
【図3】本発明の分別回収装置の長尺物選別部の実施形
態の説明図
【符号の説明】 1 分別回収装置 2 分別ドラム 3A・3B ドラム側板 4 円形入口 5 円形出口 6 掬い羽根 7 給水部 8 排出コンベアー 9 貯水 10 水タンク 11 フレーム 12 送入シュート板 13 破砕物送入コンベアー 14 濾過シュート板 15 木片類排出コンベアー 20 解体破砕物 21 木質片 22 雑破砕物 30 噴流発生部 31 堰板 32 給水管 33 噴出流 42 長大物選別部
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解体破砕物を木質分と木質分以外の雑破
    砕物に分離回収する装置にして、回転手段を有する横置
    円筒形の分別ドラムからなり、該分別ドラムは、ドラム
    軸心上に中心を有する円形入口と円形出口を両側に備え
    て下半部分に貯水可能の形状を有すると共に、前記円形
    入口から投入された解体破砕物をドラム内周に沿って掬
    い上げる掬い羽根を内周に立設し、さらに、前記円形出
    口は前記円形入口より大なる口径を有すると共に、前記
    分別ドラム内への給水部と、該分別ドラムの貯水の上方
    空間に装着されて前記円形出口から突き出す排出コンベ
    アーを備え、前記円形入口から投入した解体破砕物の木
    質分をドラム内水流に乗せてドラム外排出すると共に、
    前記雑破砕物を前記排出コンベアーによってドラム外排
    出する構造を特徴とする解体破砕物の分別回収装置。
  2. 【請求項2】 給水部が、分別ドラムのドラム側板等の
    板体に臨む噴出口を有し、該噴出口からの圧水が該板体
    に衝接して上昇する噴流発生部を備えた構造からなる請
    求項1の解体破砕物の分別回収装置。
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