JP2000152818A - 化粧品収納容器 - Google Patents

化粧品収納容器

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JP2000152818A
JP2000152818A JP10368446A JP36844698A JP2000152818A JP 2000152818 A JP2000152818 A JP 2000152818A JP 10368446 A JP10368446 A JP 10368446A JP 36844698 A JP36844698 A JP 36844698A JP 2000152818 A JP2000152818 A JP 2000152818A
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JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
cylinder member
locking
hakama
cylindrical member
Prior art date
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Pending
Application number
JP10368446A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Amano
明 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeuchi Industry Co Ltd.
Original Assignee
Takeuchi Industry Co Ltd.
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Publication date
Application filed by Takeuchi Industry Co Ltd. filed Critical Takeuchi Industry Co Ltd.
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Publication of JP2000152818A publication Critical patent/JP2000152818A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 廃棄する際に、樹脂材と金属材を容易に分離
することができるとともに、使用中に不用意に容器が分
離してしまったり、コストが高くなってしまうというこ
とのない化粧品収納容器を提供する。 【解決手段】 内筒部材1の底部が挿入される内部側面
に内筒部材底部を係止する係止凸部12が形成されたハ
カマ部材10と、前記係止凸部と対応する部位の内筒部
材の下部側面に形成された係止凸部によって係止された
内筒部材をハカマ部材より抜け出し不能かつ回転不能と
する逆L字状の係止溝15と、ハカマ部材内へ挿入され
た内筒部材を上方へ付勢する付勢部材18と、内筒部材
をハカマ部材内へ強制押し込みかつ回転させることによ
って前記係止凸部と係止溝の係止状態が解除されて内筒
部材をハカマ部材より引き抜くことができるように構成
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は棒状化粧品を収納する化
粧品収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧品収納容器は、内筒部材と、
この内筒部材の上部外周に回動可能に取り付けられた外
筒部材と、外筒部材内に上下移動可能に取り付けられた
棒状化粧品を保持する皿部材と、前記内筒部材と外筒部
材を回動させることによって皿部材を上下移動させるこ
とのできる上下移動機構と、内筒部材の底部が挿入固定
されるハカマ部材と、内筒部材の上部を覆いハカマ部材
と嵌合する蓋とから構成されていた。
【0003】さらにそれらの部品の材質としては内筒部
材、皿部材、外筒部材には樹脂材が使用され、ハカマ部
材、蓋には金属材が多く使用されていた。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】このように構成され
た従来の化粧品収納容器は、化粧品を使い切った後にゴ
ミとして廃棄する際には、樹脂材と金属材を分離するこ
とができず、その結果各部材を資源として再利用するこ
とが難しいという欠点があった。
【0005】また内筒部材、外筒部材、皿部材を一つの
カートリッジとしてハカマ部材に着脱自在とする、いわ
ゆるレフィール構造とした化粧品収納容器も考案されて
いるが、その場合にはカートリッジとハカマ部材の嵌合
荷重にばらつきが生じ、不用意にカートリッジがハカマ
部材より外れてしまったりして使いづらいという欠点が
あり、それを解消するために嵌合荷重を安定させるため
の別の部材が必要となり、容器構造が複雑になるととも
にコストが高くなってしまうという欠点があった。
【0006】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
化粧品を使い切った後にゴミとして廃棄する際には、樹
脂材と金属材を容易に分離することができ、各部材を資
源として再利用することができるとともに、使用中に不
用意に容器が分離してしまったり、コストが高くなって
しまうということのない化粧品収納容器を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は内筒部材と、この内筒部材の上部外周に回
動可能に取り付けられた外筒部材と、外筒部材内に上下
移動可能に取り付けられた棒状化粧品を保持する皿部材
と、前記内筒部材と外筒部材を回動させることによって
皿部材を上下移動させることのできる上下移動機構と、
内筒部材の底部が挿入される内部側面に内筒部材底部を
係止する係止凸部が形成されたハカマ部材と、前記係止
凸部と対応する部位の内筒部材の下部側面に形成された
係止凸部によって係止された内筒部材をハカマ部材より
抜け出し不能かつ回転不能とする逆L字状の係止溝と、
ハカマ部材内へ挿入された内筒部材を上方へ付勢する付
勢部材と、内筒部材をハカマ部材内へ強制押し込みかつ
回転させることによって前記係止凸部と係止溝の係止状
態が解除されて内筒部材をハカマ部材より引き抜くこと
ができるように構成するという手段を用いている。
【0008】
【作用】内部側面に係止凸部が形成された内筒部材の底
部が挿入されるハカマ部材と、係止凸部と対応する部位
の内筒部材の下部側面に形成された係止凸部によって係
止された内筒部材をハカマ部材より抜け出し不能かつ回
転不能とする逆L字状の係止溝と、ハカマ部材内へ挿入
された内筒部材を上方へ付勢する付勢部材と、内筒部材
をハカマ部材内へ強制押し込みかつ回転させることによ
って前記係止凸部と係止溝の係止状態が解除されること
によって、内筒部材をハカマ部材より引き抜くことがで
きるように作用している。
【0009】
【発明の実施例】以下、図面に示す実施例により本発明
を詳細に説明する。図1ないし図4に示す発明の第1の
実施例において、1は筒状に形成された内筒部材で、こ
の内筒部材1の上部には上端が開口された外筒部材2が
巻き締め等の手段により回動可能ではあるが抜け出し不
能に取り付けられている。
【0010】3は口紅等の棒状化粧9を保持する皿部材
で、この皿部材3は前記外筒部材2内に上下移動するこ
とができるように取り付けられている。
【0011】4は上下移動機構で、この上下移動機構4
は外筒部材2内に一体に形成されたラセン溝5、あるい
は外筒部材2内に固定されたラセン溝5を有するラセン
部材6と、内筒部材1の上部に形成された軸芯方向の切
り割り溝7と、皿部材3の側面に形成された前記ラセン
溝5及び切り割り溝7と係合する係合ピン8より形成さ
れ、外筒部材2と内筒部材1を回動させることによって
皿部材3を上下移動可能としている。
【0012】10はハカマ部材で、このハカマ部材10
は上部に蓋嵌合部11が形成され下部には内筒部材1の
下部が挿入固定される一対に形成された係止凸部12が
内部側面に形成された蓋嵌合部材13と、この蓋嵌合部
材13の下部を覆うハカマ部材本体14より形成されて
いる。
【0013】15は前記内筒部材1の下部側面の前記係
止凸部12と対応する部位に一対に形成された係止溝
で、この係止溝15はほぼ逆L字状に形成され係止凸部
12と係合する事によって内筒部材1をハカマ部材10
より抜け出し不能かつ回動不能としている。
【0014】この係止溝15は内筒部材1の底面までは
達しない軸芯方向の通常時には係止凸部12によって内
筒部材1をハカマ部材10より抜け出し不能に係止する
常係止溝16と、この常係止溝16の上端部より水平方
向に、さらに内筒部材の底面まで達する係止凸部12が
通過することのできる導入溝17より形成されている。
【0015】18は付勢部材で、この付勢部材18は内
筒部材1の底面とハカマ部付10の内部に配置されたコ
イルスプリングで、ハカマ部材10内へ挿入された内筒
部材1を常に上方へ付勢するように作用している。
【0016】なお、以上の実施例の説明においては蓋嵌
合部材13は金属材で成型され、係止凸部12もプレス
加工によって成形されたものについて説明してあるが、
プラスチックによって成型したものであっても差し支え
ない。
【0017】19は蓋嵌合部材13に形成された蓋嵌合
部11と着脱自在に嵌合する蓋である。
【0018】以上のように構成された口紅等の収納容器
20を組み立てる際には、内筒部材1内に皿部材3を挿
入し、ラセン部材6,外筒部材2を装着した後巻き締め
加工などによってこれらの部材を組み立て、それをハカ
マ部材本体14と蓋嵌合部材11をセットして内部に付
勢部材18を装着したハカマ部材10内へ挿入する。
【0019】その際に係止凸部12を内筒部材1の導入
溝17に合わせ、導入溝17に沿って係止凸部12が移
動するように内筒部材1を押し込み、回転させて係止凸
部12が常係止溝16までくるように導くと、付勢部材
18によって内筒部材1が上方へ付勢されて、係止凸部
12が常係止溝16の下端まで移動することによって組
み立てが完了する。
【0020】その状態で通常に口紅等の棒状化粧品を使
用することができるが、廃棄する際に容器を分離するに
は前記の組み立て手順の逆に内筒部材1を付勢部材18
の付勢に逆らって強制的にハカマ部材10内へ押し込
み、その後回転させることによって係止凸部12が導入
溝17へ導かれ、係止凸部12と係止溝15の係止状態
が解除されて内筒部材1をハカマ部材10より引き抜く
ことができる。
【0021】
【発明の異なる実施例】次に本発明の異なる実施例につ
き説明する。なお、これらの説明にあたって前記発明の
第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
【0022】図5及び図6に示す発明の第2の実施例に
おいて、前記発明の第1の実施例と主に異なる点は付勢
部材18Aで、この付勢部材18Aは内筒部材1Aの底
面に一体的に形成されたバネ性を有する突出部として形
成されているもので、このように構成された口紅等の収
納容器20Aとしてもよい。
【0023】図7に示す発明の第3の実施例において、
前記発明の第1の実施例と主に異なる点は上下移動機構
で、この上下移動機構4Bは皿部材3Bと、この皿部材
3Bより垂下されたネジ棒21と、このネジ棒21と螺
合する内筒部材1Bの上部に形成されたメネジ22と、
外筒部材2B内部に軸芯方向に形成された縦溝23と、
皿部材3Bの側面に形成された外筒部材2Bの縦溝23
と係合する係合ピン8Bとから構成されているもので、
このように構成された口紅等の収納容器20Bとしても
よい。
【0024】このように本発明に使用される上下移動機
構4は前記の説明に限らず、内筒部材1と外筒部材2を
回動させることによって皿部材3を上下移動させること
のできるものであれば何でもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0026】(1)化粧品を使い切った後にゴミとして
廃棄する際には、樹脂材と金属材を容易に分離すること
ができ、その結果各部材を資源として再利用することが
簡単である。
【0027】(2)内筒部材、外筒部材、皿部材を一つ
のカートリッジとしてハカマ部材に着脱自在とする、い
わゆるレフィール構造とした化粧品収納容器では無いの
で、カートリッジとハカマ部材の嵌合荷重にばらつきが
生じるということが無く、不用意にカートリッジがハカ
マ部材より外れてしまったりして使いづらいということ
がないとともに、嵌合荷重を安定させるための別の部材
が必要となったり、容器構造が複雑になったりすること
も無くコストも安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】発明の第1の実施例の主要部品の斜視図であ
る。
【図3】発明の第1の実施例の組み立てをする際の説明
図である。
【図4】発明の第1の実施例の組み立てをする際の説明
図である。
【図5】発明の第2の実施例の断面図である。
【図6】発明の第2の実施例の主要部品の斜視図であ
る。
【図7】発明の第3の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1、1B 内筒部材 2、2B 外筒部材 3、3B 皿部材 4、4B 上下移動機構 5 ラセン溝 6 ラセン部材 7 切り割り溝 8、8B 係合ピン 9 棒状化粧品 10 ハカマ部材 11 蓋嵌合部 12 係止凸部 13 蓋嵌合部材 14 ハカマ部材本体 15 係止溝 16 常係止溝 17 導入溝 18、18A 付勢部材 19 蓋 20、20A、20B 化粧品収納容器 21 ネジ棒 22 メネジ 23 縦溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒部材と、この内筒部材の上部外周に
    回動可能に取り付けられた外筒部材と、外筒部材内に上
    下移動可能に取り付けられた棒状化粧品を保持する皿部
    材と、前記内筒部材と外筒部材を回動させることによっ
    て皿部材を上下移動させることのできる上下移動機構
    と、内筒部材の底部が挿入される内部側面に内筒部材底
    部を係止する係止凸部が形成されたハカマ部材と、前記
    係止凸部と対応する部位の内筒部材の下部側面に形成さ
    れた係止凸部によって係止された内筒部材をハカマ部材
    より抜け出し不能かつ回転不能とする逆L字状の係止溝
    と、ハカマ部材内へ挿入された内筒部材を上方へ付勢す
    る付勢部材と、内筒部材をハカマ部材内へ強制押し込み
    かつ回転させることによって前記係止凸部と係止溝の係
    止状態が解除されて内筒部材をハカマ部材より引き抜く
    ことができるように構成されたことを特徴とする化粧品
    収納容器。
  2. 【請求項2】 付勢部材はハカマ部材内に配置されたス
    プリングであることを特徴とする請求項1記載の化粧品
    収納容器。
  3. 【請求項3】 付勢部材は内筒部材の底面に一体成型さ
    れたばね性を有する突出部であることを特徴とする請求
    項1記載の化粧品収納容器。
JP10368446A 1998-11-18 1998-11-18 化粧品収納容器 Pending JP2000152818A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002101950A (ja) * 2000-10-04 2002-04-09 Takeuchi Kogyo Kk 口紅等の収納容器
JP2011178000A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Pentel Corp 文房具、並びに、化粧具、口腔衛生具の軸と軸との連結構造
CN109982602A (zh) * 2016-09-21 2019-07-05 雷鲍尔有限公司 化妆品盒的锁定装置

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