JP2000152810A - 開閉具及び該開閉具を備えたジッパー付き袋 - Google Patents
開閉具及び該開閉具を備えたジッパー付き袋Info
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- JP2000152810A JP2000152810A JP10332528A JP33252898A JP2000152810A JP 2000152810 A JP2000152810 A JP 2000152810A JP 10332528 A JP10332528 A JP 10332528A JP 33252898 A JP33252898 A JP 33252898A JP 2000152810 A JP2000152810 A JP 2000152810A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジッパーに取り付けたときの安定性がよく、
ジッパーを開放したときでもストッパが不要で袋の端部
から突き出たりすることがないジッパー付き袋の開閉具
を得る。 【解決手段】 上縁開口部に互いに嵌合可能な一対の凹
部5aと凸部5bからなるジッパー5を設けたジッパー
付き袋1の開閉具10。この開閉具10は中脚片11と
一対の側脚片21,21とで構成され、中脚片11には
凹部5a及び凸部5bを仕切る壁部12と、凹部5a及
び凸部5bが嵌合するスペースとなる切欠き部13と、
仕切り壁部12の下部に位置する膨出部14,14とが
形成され、各側脚片21には仕切り壁部12に対向する
凹部22と、切欠き部13に対向する押圧部23とが形
成されている。さらに、中脚片11にはその下部に膨出
部14,14から切欠き部13の下方に延在する突出部
15が形成されている。
ジッパーを開放したときでもストッパが不要で袋の端部
から突き出たりすることがないジッパー付き袋の開閉具
を得る。 【解決手段】 上縁開口部に互いに嵌合可能な一対の凹
部5aと凸部5bからなるジッパー5を設けたジッパー
付き袋1の開閉具10。この開閉具10は中脚片11と
一対の側脚片21,21とで構成され、中脚片11には
凹部5a及び凸部5bを仕切る壁部12と、凹部5a及
び凸部5bが嵌合するスペースとなる切欠き部13と、
仕切り壁部12の下部に位置する膨出部14,14とが
形成され、各側脚片21には仕切り壁部12に対向する
凹部22と、切欠き部13に対向する押圧部23とが形
成されている。さらに、中脚片11にはその下部に膨出
部14,14から切欠き部13の下方に延在する突出部
15が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジッパー付き袋の
開閉具、特に、上縁開口部に互いに嵌合可能な一対の凹
部と凸部からなるジッパーを設けた袋の開閉具及び該開
閉具を備えたジッパー付き袋に関する。
開閉具、特に、上縁開口部に互いに嵌合可能な一対の凹
部と凸部からなるジッパーを設けた袋の開閉具及び該開
閉具を備えたジッパー付き袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフィルムからなる袋
としては、図6に示すジッパー付き袋が種々提供されて
いる。図6(A)に示す袋1は、表フィルム2と裏フィ
ルム3の上端に、互いに嵌合可能な凹部5a及び凸部5
bからなるジッパー5を設けたものであり、天チャック
と称されている。この天チャックは図7(A)に示す開
閉具(スライダ)6によって開閉される。また、図6
(B)に示す袋1は、フィルム2,3の上部内側に凹部
5a及び凸部5bをそれぞれ一体的に形成してジッパー
5としたものである。図6(C)に示す袋1はフィルム
2,3の上部内側に、凹部5a及び凸部5bをそれぞれ
固着してジッパー5としたものである。図6(B),
(C)に示す袋1はフィルム2,3の上端部にジッパー
5より上方に延在したフラップ部2a,3aを有し、こ
のフラップ部2a,3aを指でつまんで袋1を開けるよ
うになっている。
としては、図6に示すジッパー付き袋が種々提供されて
いる。図6(A)に示す袋1は、表フィルム2と裏フィ
ルム3の上端に、互いに嵌合可能な凹部5a及び凸部5
bからなるジッパー5を設けたものであり、天チャック
と称されている。この天チャックは図7(A)に示す開
閉具(スライダ)6によって開閉される。また、図6
(B)に示す袋1は、フィルム2,3の上部内側に凹部
5a及び凸部5bをそれぞれ一体的に形成してジッパー
5としたものである。図6(C)に示す袋1はフィルム
2,3の上部内側に、凹部5a及び凸部5bをそれぞれ
固着してジッパー5としたものである。図6(B),
(C)に示す袋1はフィルム2,3の上端部にジッパー
5より上方に延在したフラップ部2a,3aを有し、こ
のフラップ部2a,3aを指でつまんで袋1を開けるよ
うになっている。
【0003】ところで、近頃、図6(D)に示すよう
に、フラップ部2a,3aを一点鎖線でカットした袋1
が出現している。この袋1はフラップ部2a,3aをカ
ットすることで図7に示す開閉具6を用いて開閉できる
ようにしたもので、いわば擬似天チャックである。
に、フラップ部2a,3aを一点鎖線でカットした袋1
が出現している。この袋1はフラップ部2a,3aをカ
ットすることで図7に示す開閉具6を用いて開閉できる
ようにしたもので、いわば擬似天チャックである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記擬似天チ
ャックに用いられている開閉具6は、図7(B)に示す
ように、ジッパー5を開放して袋1の端部までスライド
させたときに約半分ほどが端部から突出してしまい、安
定性に欠けるという問題点を有していた。このような問
題点を解決するために、袋1の端部に止め具を固着した
り、端部を高周波ウェルダで一旦溶融させて突出部を形
成し、開閉具6のストッパとして機能させていた。しか
し、止め具の固着や部分的な溶融は手作業で行っていた
ため、作業工程が多くなり、コストアップを招いてい
た。しかも、ストッパとして形成された突出部は手を傷
付ける危険性があり、子供用や婦人用の衣類等の袋には
用いることができなかった。また、この開閉具6にあっ
ては、図7(A)に矢印aで示す方向にローリングしや
すく、安定性に欠けていた。
ャックに用いられている開閉具6は、図7(B)に示す
ように、ジッパー5を開放して袋1の端部までスライド
させたときに約半分ほどが端部から突出してしまい、安
定性に欠けるという問題点を有していた。このような問
題点を解決するために、袋1の端部に止め具を固着した
り、端部を高周波ウェルダで一旦溶融させて突出部を形
成し、開閉具6のストッパとして機能させていた。しか
し、止め具の固着や部分的な溶融は手作業で行っていた
ため、作業工程が多くなり、コストアップを招いてい
た。しかも、ストッパとして形成された突出部は手を傷
付ける危険性があり、子供用や婦人用の衣類等の袋には
用いることができなかった。また、この開閉具6にあっ
ては、図7(A)に矢印aで示す方向にローリングしや
すく、安定性に欠けていた。
【0005】さらに、前記擬似天チャックでは、図6
(D)に示すようにフラップ部2a,3aを一点鎖線で
カットしても若干のフラップ部が2a’,3a’として
残り、この残り部分2a’,3a’が開閉具6の天井部
と擦れて”わかめ状”に変形するという不具合を有して
いた。
(D)に示すようにフラップ部2a,3aを一点鎖線で
カットしても若干のフラップ部が2a’,3a’として
残り、この残り部分2a’,3a’が開閉具6の天井部
と擦れて”わかめ状”に変形するという不具合を有して
いた。
【0006】そこで、本発明の目的は、ジッパーに取り
付けたときの安定性がよく、ジッパーを開放したときで
もストッパが不要で袋の端部から突き出たりすることが
ない開閉具及び該開閉具を備えたジッパー付き袋を提供
することにある。さらに、本発明の他の目的は、擬似天
チャックのフラップ部カット残り部分が見苦しく変形し
たりすることのない開閉具を提供することにある。
付けたときの安定性がよく、ジッパーを開放したときで
もストッパが不要で袋の端部から突き出たりすることが
ない開閉具及び該開閉具を備えたジッパー付き袋を提供
することにある。さらに、本発明の他の目的は、擬似天
チャックのフラップ部カット残り部分が見苦しく変形し
たりすることのない開閉具を提供することにある。
【0007】
【発明の構成、作用及び効果】前記目的を達成するた
め、本発明は、上縁開口部の内側に互いに嵌合可能な一
対の凹部と凸部からなるジッパーを設けたジッパー付き
袋の開閉具であって、中脚片と、この中脚片の両側に位
置して上部で中脚片と連結された一対の側脚片とで構成
され、前記中脚片には、ジッパーの凹部及び凸部を仕切
る壁部と、凹部及び凸部が嵌合するスペースとなる切欠
き部と、仕切り壁部の下部に位置する膨出部とを形成
し、前記側脚片には、仕切り壁部に対向する凹部と、切
欠き部に対向する押圧部とを形成し、さらに、前記中脚
片にはその下部に膨出部から切欠き部の下方に延在する
突出部を形成した。
め、本発明は、上縁開口部の内側に互いに嵌合可能な一
対の凹部と凸部からなるジッパーを設けたジッパー付き
袋の開閉具であって、中脚片と、この中脚片の両側に位
置して上部で中脚片と連結された一対の側脚片とで構成
され、前記中脚片には、ジッパーの凹部及び凸部を仕切
る壁部と、凹部及び凸部が嵌合するスペースとなる切欠
き部と、仕切り壁部の下部に位置する膨出部とを形成
し、前記側脚片には、仕切り壁部に対向する凹部と、切
欠き部に対向する押圧部とを形成し、さらに、前記中脚
片にはその下部に膨出部から切欠き部の下方に延在する
突出部を形成した。
【0008】以上の構成において、開閉具を一方向にス
ライドさせると、中脚片の膨出部及び仕切り壁部がジッ
パーの凹部及び凸部を押し広げて両者を強制的に分離
し、ジッパーを開放する。また、開閉具を他方向にスラ
イドさせると、一対の側脚片の押圧部が凹部及び凸部を
外側から押圧して嵌合させ、ジッパーが閉鎖される。
ライドさせると、中脚片の膨出部及び仕切り壁部がジッ
パーの凹部及び凸部を押し広げて両者を強制的に分離
し、ジッパーを開放する。また、開閉具を他方向にスラ
イドさせると、一対の側脚片の押圧部が凹部及び凸部を
外側から押圧して嵌合させ、ジッパーが閉鎖される。
【0009】このような開閉具には、中脚片の下部に膨
出部から切欠き部の下方に延在する突出部が形成されて
いるため、この突出部が嵌合した凹部及び凸部の下面に
当接し、ジッパーに取り付けられた状態での開閉具の安
定性を確保し、ローリングを防止する。また、ジッパー
を開放して開閉具が袋の端部までスライドしたとき、こ
の突出部が袋の端部に当接してそれ以上の移動が阻止さ
れ、ことさらストッパを設けなくとも開閉具の半分が袋
の端部から突き出てしまう不具合が防止される。従っ
て、従来の如く止め具を取り付けたり、ウェルダで溶融
してストッパ部を形成する手間を省くことができる。
出部から切欠き部の下方に延在する突出部が形成されて
いるため、この突出部が嵌合した凹部及び凸部の下面に
当接し、ジッパーに取り付けられた状態での開閉具の安
定性を確保し、ローリングを防止する。また、ジッパー
を開放して開閉具が袋の端部までスライドしたとき、こ
の突出部が袋の端部に当接してそれ以上の移動が阻止さ
れ、ことさらストッパを設けなくとも開閉具の半分が袋
の端部から突き出てしまう不具合が防止される。従っ
て、従来の如く止め具を取り付けたり、ウェルダで溶融
してストッパ部を形成する手間を省くことができる。
【0010】さらに、本開閉具は中脚片に形成した膨出
部及び突出部がジッパーの下面に当接することでジッパ
ーからの抜け止めが図られる。しかも、ジッパーの凹部
と凸部の間に中脚片を挿入することで製袋された袋のジ
ッパーに後付けすることができ、量産性のよい溶断袋に
用いるのに最適な開閉具を得ることができる。
部及び突出部がジッパーの下面に当接することでジッパ
ーからの抜け止めが図られる。しかも、ジッパーの凹部
と凸部の間に中脚片を挿入することで製袋された袋のジ
ッパーに後付けすることができ、量産性のよい溶断袋に
用いるのに最適な開閉具を得ることができる。
【0011】また、本発明に係る開閉具には、前記中脚
片と側脚片の連結部に、ジッパーの上面に対向する突起
を形成することが好ましい。開閉具の天井部に突起を形
成しておけば、この突起がスペーサとして機能し、フラ
ップ部カット残り部分が天井部に擦れて変形する不具合
を解消することができる。また、摩擦面が小さくなるの
で、開閉具の滑りが向上する。
片と側脚片の連結部に、ジッパーの上面に対向する突起
を形成することが好ましい。開閉具の天井部に突起を形
成しておけば、この突起がスペーサとして機能し、フラ
ップ部カット残り部分が天井部に擦れて変形する不具合
を解消することができる。また、摩擦面が小さくなるの
で、開閉具の滑りが向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る開閉具及び該
開閉具を備えたジッパー付き袋の実施形態について添付
図面を参照して説明する。
開閉具を備えたジッパー付き袋の実施形態について添付
図面を参照して説明する。
【0013】本発明の一実施形態である開閉具10は、
図1及び図2に示すように、樹脂材料からインジェクシ
ョン成形によって一体的に成形されたもので、中脚片1
1とその両側に位置する一対の側脚片21,21とで構
成されている。中脚片11と側脚片21,21とは上部
で連結されている。
図1及び図2に示すように、樹脂材料からインジェクシ
ョン成形によって一体的に成形されたもので、中脚片1
1とその両側に位置する一対の側脚片21,21とで構
成されている。中脚片11と側脚片21,21とは上部
で連結されている。
【0014】一方、開閉具10が使用されるジッパー付
き袋自体の構成は、図6(D)に示した擬似天チャック
のジッパー付き袋1と同様であり、表フィルム2と裏フ
ィルム3の上縁開口部の内側に、凹部5a及び凸部5b
からなるジッパー5が設けられている。
き袋自体の構成は、図6(D)に示した擬似天チャック
のジッパー付き袋1と同様であり、表フィルム2と裏フ
ィルム3の上縁開口部の内側に、凹部5a及び凸部5b
からなるジッパー5が設けられている。
【0015】開閉具10の構造は、詳しくは、中脚片1
1には、ジッパー5の凹部5a及び凸部5bを仕切る壁
部12と、凹部5a及び凸部5bが嵌合するスペースと
なる切欠き部13と、仕切り壁部12の下部に位置する
膨出部14,14とが形成されている(図3参照)。側
脚片21,21には、それぞれ仕切り壁部12に対向す
る凹部22と、切欠き部13に対向する押圧部23とが
形成されている。さらに、中脚片11にはその下部に膨
出部14,14から切欠き部13の下方に延在する突出
部15が形成されている。
1には、ジッパー5の凹部5a及び凸部5bを仕切る壁
部12と、凹部5a及び凸部5bが嵌合するスペースと
なる切欠き部13と、仕切り壁部12の下部に位置する
膨出部14,14とが形成されている(図3参照)。側
脚片21,21には、それぞれ仕切り壁部12に対向す
る凹部22と、切欠き部13に対向する押圧部23とが
形成されている。さらに、中脚片11にはその下部に膨
出部14,14から切欠き部13の下方に延在する突出
部15が形成されている。
【0016】以上の構造からなる開閉具10は、それ自
体の可撓性を利用して、ジッパー5が開放されている袋
1に対して、中脚片11を凹部5a及び凸部5bの間に
挿入し、側脚片21,21を表フィルム2及び裏フィル
ム3の外側に位置させることで袋1の上縁部に取り付け
る(図5参照)。このとき、図5(A)に示すように、
仕切り壁部12で隔てられた凹部5aと凸部5bは分離
される。また、図5(B)に示すように、切欠き部13
に位置する凹部5aと凸部5bは押圧部23,23で内
側に押されて切欠き部13内で互いに嵌合する。また、
膨出部14,14と突出部15とはジッパー5の下側に
位置することになる。
体の可撓性を利用して、ジッパー5が開放されている袋
1に対して、中脚片11を凹部5a及び凸部5bの間に
挿入し、側脚片21,21を表フィルム2及び裏フィル
ム3の外側に位置させることで袋1の上縁部に取り付け
る(図5参照)。このとき、図5(A)に示すように、
仕切り壁部12で隔てられた凹部5aと凸部5bは分離
される。また、図5(B)に示すように、切欠き部13
に位置する凹部5aと凸部5bは押圧部23,23で内
側に押されて切欠き部13内で互いに嵌合する。また、
膨出部14,14と突出部15とはジッパー5の下側に
位置することになる。
【0017】このように袋1の上縁部に取り付けられた
開閉具10は、膨出部14,14と突出部15とがジッ
パー5の下面に当接するため、抜け出ることがなく、か
つ、図7(A)に矢印aで示したローリングが発生する
こともない。
開閉具10は、膨出部14,14と突出部15とがジッ
パー5の下面に当接するため、抜け出ることがなく、か
つ、図7(A)に矢印aで示したローリングが発生する
こともない。
【0018】前記開閉具10によるジッパー5の開閉動
作は以下のとおりである。開閉具10を図1(D)、図
3に示す矢印“閉”方向にスライドさせると、凹部5a
及び凸部5bが押圧部23,23で内側に押されて切欠
き部13に進入し、互いに嵌合する。これにてジッパー
5が閉鎖されることになる(図5(B)参照)。一方こ
れとは逆方向(矢印“開”方向)に開閉具10をスライ
ドさせると、凹部5a及び凸部5bが仕切り壁部12で
強制的に分離される。即ち、ジッパー5が開放されるこ
とになる(図5(A)参照)。この開放時において、開
閉具10は袋1の端部に位置するが、袋の端部に中脚片
11の突出部15の先端が当接するため、開閉具10が
図7(B)に示した開閉具6のように袋1の端部から突
き出てしまう不具合は生じない。
作は以下のとおりである。開閉具10を図1(D)、図
3に示す矢印“閉”方向にスライドさせると、凹部5a
及び凸部5bが押圧部23,23で内側に押されて切欠
き部13に進入し、互いに嵌合する。これにてジッパー
5が閉鎖されることになる(図5(B)参照)。一方こ
れとは逆方向(矢印“開”方向)に開閉具10をスライ
ドさせると、凹部5a及び凸部5bが仕切り壁部12で
強制的に分離される。即ち、ジッパー5が開放されるこ
とになる(図5(A)参照)。この開放時において、開
閉具10は袋1の端部に位置するが、袋の端部に中脚片
11の突出部15の先端が当接するため、開閉具10が
図7(B)に示した開閉具6のように袋1の端部から突
き出てしまう不具合は生じない。
【0019】また、開閉具10には、中脚片11と側脚
片21,21を連結する天井部に、突起16,17が形
成されている。この突起16,17はジッパー5の上面
に対向し(図5参照)、開閉具10の天井部がフィルム
2,3のカット残り部分2a’,3a’に接触するのを
防止するスペーサとして機能する。従って、カット残り
部分2a’,3a’が“わかめ状”に変形することはな
い。
片21,21を連結する天井部に、突起16,17が形
成されている。この突起16,17はジッパー5の上面
に対向し(図5参照)、開閉具10の天井部がフィルム
2,3のカット残り部分2a’,3a’に接触するのを
防止するスペーサとして機能する。従って、カット残り
部分2a’,3a’が“わかめ状”に変形することはな
い。
【0020】さらに、前記開閉具10は中脚片11をジ
ッパー5の凹部5a及び凸部5bの間に挿入すること
で、製袋された袋1に容易に後付けすることができる。
このように後付けできるということは、量産性のよい溶
断袋にも開閉具10を取り付けることができることを意
味し、開閉具10の用途が大きく広がることになる。そ
して、この開閉具10は一旦取り付けられれば、膨出部
14,14及び突出部15がジッパー5の下面に当接
し、ジッパー5から離脱することはない。
ッパー5の凹部5a及び凸部5bの間に挿入すること
で、製袋された袋1に容易に後付けすることができる。
このように後付けできるということは、量産性のよい溶
断袋にも開閉具10を取り付けることができることを意
味し、開閉具10の用途が大きく広がることになる。そ
して、この開閉具10は一旦取り付けられれば、膨出部
14,14及び突出部15がジッパー5の下面に当接
し、ジッパー5から離脱することはない。
【0021】なお、本発明に係る開閉具及び該開閉具を
備えたジッパー付き袋は前記実施形態に限定するもので
はなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができ
る。
備えたジッパー付き袋は前記実施形態に限定するもので
はなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができ
る。
【図1】本発明の一実施形態である開閉具を示し、
(A)は開放方向から見た側面図、(B)は閉鎖方向か
ら見た側面図、(C)は(A)のC−C断面図、(D)
は(A)のD−D断面図。
(A)は開放方向から見た側面図、(B)は閉鎖方向か
ら見た側面図、(C)は(A)のC−C断面図、(D)
は(A)のD−D断面図。
【図2】前記開閉具を示す正面図。
【図3】前記開閉具の中脚片を示す部分断面図。
【図4】前記開閉具を示す底面図。
【図5】前記開閉具を袋に取り付けた状態を示し、
(A)は開放方向から見た側面図、(B)は閉鎖方向か
ら見た側面図。
(A)は開放方向から見た側面図、(B)は閉鎖方向か
ら見た側面図。
【図6】ジッパー付き袋を示す断面図、(A)は天チャ
ック袋、(B),(C)はフラップ付き袋、(D)は擬
似天チャック袋をそれぞれ示す。
ック袋、(B),(C)はフラップ付き袋、(D)は擬
似天チャック袋をそれぞれ示す。
【図7】従来の開閉具を取り付けたジッパー付き袋を示
し、(A)は斜視図、(B)は正面図。
し、(A)は斜視図、(B)は正面図。
1…袋 5…ジッパー 5a…凹部 5b…凸部 10…開閉具 11…中脚片 12…仕切り壁部 13…切欠き部 14…膨出部 15…突出部 16,17…突起 22…凹部 21…側脚片 23…押圧部
Claims (3)
- 【請求項1】 上縁開口部の内側に互いに嵌合可能な一
対の凹部と凸部からなるジッパーを設けたジッパー付き
袋の開閉具であって、 中脚片と、この中脚片の両側に位置して上部で中脚片と
連結された一対の側脚片とで構成され、 前記中脚片には、前記ジッパーの凹部及び凸部を仕切る
壁部と、凹部及び凸部が嵌合するスペースとなる切欠き
部と、前記仕切り壁部の下部に位置する膨出部とが形成
され、 前記側脚片には、前記仕切り壁部に対向する凹部と、前
記切欠き部に対向する押圧部とが形成され、 さらに、前記中脚片にはその下部に前記膨出部から前記
切欠き部の下方に延在する突出部が形成されているこ
と、 を特徴とするジッパー付き袋の開閉具。 - 【請求項2】 前記中脚片と側脚片の連結部に、ジッパ
ーの上面に対向する突起が形成されていることを特徴と
する請求項1記載のジッパー付き袋の開閉具。 - 【請求項3】 上縁開口部の内側に互いに嵌合可能な一
対の凹部と凸部からなるジッパーを設けた袋本体と、こ
のジッパーを開閉するための開閉具とで構成され、 前記開閉具が、中脚片と、この中脚片の両側に位置して
上部で中脚片と連結された一対の側脚片とで構成され、 前記中脚片には、前記ジッパーの凹部及び凸部を仕切る
壁部と、凹部及び凸部が嵌合するスペースとなる切欠き
部と、前記仕切り壁部の下部に位置する膨出部とが形成
され、 前記側脚片には、前記仕切り壁部に対向する凹部と、前
記切欠き部に対向する押圧部とが形成され、 さらに、前記中脚片にはその下部に前記膨出部から前記
切欠き部の下方に延在する突出部が形成されているこ
と、 を特徴とするジッパー付き袋。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10332528A JP2000152810A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 開閉具及び該開閉具を備えたジッパー付き袋 |
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