JP2000152312A - 移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法及び適応しきい値バイアシングを行う順次検索受信機 - Google Patents

移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法及び適応しきい値バイアシングを行う順次検索受信機

Info

Publication number
JP2000152312A
JP2000152312A JP11316105A JP31610599A JP2000152312A JP 2000152312 A JP2000152312 A JP 2000152312A JP 11316105 A JP11316105 A JP 11316105A JP 31610599 A JP31610599 A JP 31610599A JP 2000152312 A JP2000152312 A JP 2000152312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long code
counter
output
candidate
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11316105A
Other languages
English (en)
Inventor
Srinivasa V Somayazulu
ソマヤズル ブイ.スリニバサ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JP2000152312A publication Critical patent/JP2000152312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信信号の信号対雑音比が変化するような環
境内で未知の拡散符号を決定できるようにすること。 【解決手段】 W−CDMAのような通信システムで
は、拡散符号を用いることなく、受信機が復調できる周
期的基準信号を発生する。この基準信号を使って信号対
雑音比の計算を推定し、定期的に更新する。この推定値
からバイアスを更新し、拡散符号の逐次検出に使用す
る。CDMA逐次検出器のバイアス値を更新するシステ
ムも開示している。実際には、候補ロングコードで受信
チャネルを逆拡散する(202)。逆拡散方法のプロセ
スの出力を連続的に積分し(204)、この積分された
出力にバイアスを加え(206)、その出力と認知しき
い値とを比較し(210)、第1ロングコードとして候
補ロングコードを選択する(212)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはセルラ
電話通信に使用される、広帯域符号分割多元接続(W−
CDMA)通信方式における受信機及び受信方法に関
し、より詳細には、フェージング効果を考慮し、符号の
順次検出においてバイアスを適応的に変更するCDMA
受信機及び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散通信技術は通信ユーザが
雑音の多い無線周波数(RF)スペクトル内で運用でき
るようにするものであり、特に狭い帯域における妨害波
に対して有効である。スペクトル拡散方式の通信は、比
較的小さい電力スペクトル密度で実行でき、多数のユー
ザが同一の周波数スペクトルを共用できる。更に、マル
チパス伝搬から保護するように受信機を設計できる。こ
れらシステムの特性のため、軍による早期の技術開発が
促進された。
【0003】共通するタイプのスペクトル拡散方式とし
ては、チャープ方式,周波数ホッピング方式,及び直接
拡散方式、即ち擬似雑音(PN)方式がある。チャープ
システムは周波数領域に単調に拡散された時間領域内で
インパルス信号を伝送する方式であり、受信機が拡散さ
れた周波数信号をインパルス信号に戻すように変換す
る。これらの周波数拡散インパルス信号は、レーダまた
は情報のパルス位置変調またはその双方に、例えば19
70年代にジェネラルダイナミックス社のエレクトロニ
クス事業部によって開発されたR3トランスポンダに用
途がある。周波数ホッピングシステムはユーザが通信周
波数を同時に切り替えるように同期させることにより通
信を行うシステムである。
【0004】直接拡散システムは、PN符号発生器によ
り情報のデジタルストリームを、一般に直交位相フォー
マットで拡散し、搬送波信号を位相シフトキー変調する
ものである。PN符号発生器の擬似雑音系列は周期的で
あり、拡散された信号はマッチングPN符号によって受
信機内で逆拡散できる。この直接拡散システムは雑音に
対するイミュニティが優れている。使用されるPN符号
は一般にユーザのPN符号の間の相関性を最小にしなが
ら、多数のユーザがスペクトルを共用できるようにす
る。しかしながら、この直接拡散システムは広域RF帯
域幅と長い捕捉時間を必要とする。
【0005】IS−95規格は、いわゆる第2世代の符
号分割多元接続(CDMA)通信システム、即ち直接拡
散スペクトル変調の1タイプのキーとなる特徴を定めて
いる。このIS−95システムは、基地局から一連のト
ラヒックチャネルを通し、移動局へ情報を伝送する。こ
れらトラヒックチャネルは、即ち移動局ごとにユニーク
な、トラヒックチャネルのPN符号で拡散された情報、
例えばデジタル化されたオーディオ信号を送受信するよ
うになっている。パイロットチャネルから誘導されるこ
のような正確なタイミング及び位相情報を使用すること
により、移動局はセットアップチャネル、最終的には全
体の“システム時間”を取得できる。この“システム時
間”を用いることにより、移動局は基地局を区別でき、
十分な精度で復調回路を同期化し、受信したトラヒック
チャネルのメッセージを回復できる。
【0006】第3世代の広帯域CDMA(W−CDM
A)システムは、1997年5月のIEEE第47回伝
達物技術の会議議事録の、オノエ他著の論文「第3世代
の移動通信システムのための広帯域CDMA無線通信技
術(Wideband-CDMA Radio Control Techniques for Thi
rd Generation Mobile Communication Systems)」に記
載されているように、現在開発中であり、グローバルな
用途を有し得る。このW−CDMAシステムはパイロッ
トチャネルの代わりに放送チャネル、即ちパーチチャネ
ルを有する。各タイムスロット、即ち放送チャネルのス
ロットは一連の時間多重化シンボルから成る。既知の情
報の1つのシンボルを拡散するのに、長い符号(ロング
コード)がマスクされた、即ち特別なタイミングのシン
ボルセグメントは短い符号(ショートコード)を使用す
る。このようなセグメントは、移動局が電源をオンした
直後にシステムのタイミング情報を取得できるようにす
る。パイロット、即ち基準シンボルはIS−95パイロ
ットチャネルに類似している。ある提案では各シンボル
が2ビットとなっている4つの基準シンボルをロングコ
ードとショートコードによって拡散する。基準シンボル
情報及びショートコードは移動局によって既知となって
いる。ロングコードは基地局ごとにユニークであるの
で、一旦、ロングコードが既知となる(基地局が認定さ
れる)と、タイミング情報は更新される。基準シンボル
と、特別なタイミングシンボルと、データシンボルとの
他の組み合わせも可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】W−CDMAシステム
は情報、例えばデジタル化された音声またはデータを伝
送するのに、いくつかのトラヒックチャネルも含む。ト
ラヒックチャネルは主として情報を含むが、基準シンボ
ルセグメントを含んでもよい。例えば毎秒32キロシン
ボル(ksps)のデータレートでは、1つのスロット
は4個のパイロットシンボルと16個の情報シンボルと
を含むことができる。トラヒックチャネルメッセージの
基準シンボルセグメント中で正確なタイミング情報を誘
導できるが、情報セグメント中では誘導できない。
【0008】候補符号のグループから情報を拡散するの
に使用された符号を決定するための順次検出技術は周知
となっている。かかる技術の利点は偽候補符号を比較的
早期に排除できることである。候補符号のうちの1つを
除く全てが誤りであるので、偽符号を迅速に拒絶するこ
とによって正しい符号の取得が大幅にスピードアップす
る。積分された逆拡散結果にバイアス値が加えられる。
このバイアスが加えられた出力は、正しい符号が使用さ
れている場合に異なる(正の)傾きに従う。誤った符号
が使用されると、バイアスが加えられた出力は負の傾き
に従う。バイアスが加えられた出力の結果が最小のしき
い値よりも低くなると、現在の符号は不正確であると判
定され、新しい候補符号が選択される。バイアスが加え
られた出力が最大のしきい値を越えると、その候補符号
は拡散符号になるはずである。
【0009】受信信号の信号対雑音比が既知であるよう
な制御された環境内では、順次検出システムは極めて良
好に働き、バイアス値は一定値のままである。しかしな
がら多くの実世界の用途、例えばセルラフォン通信で
は、順次検出に必要なバイアス値は常に変化している。
受信機が移動するにつれ、更にシステム内の通信量が変
化するにつれ、受信中の信号の信号対雑音比は常に変化
する。
【0010】1998年1月29日出願の米国特許出願
第09/015,424号「CDMAチャネル推定のた
めのシステム及び方法(SYSTEM AND METHOD FOR CDMA C
HANNEL ESTIMATION)」(クヮルスキー他)は、広帯域
CDMAシステムにおいてパーチチャネルから誘導され
たタイミングを使用し、トラヒックチャネルを逆拡散
し、復調するための方法を開示している。このシステム
はトラヒックチャネルの作用を簡略化するものである
が、ロングコードの検索を簡略化する特定のシステムに
ついては記載していない。
【0011】本発明は、上述のごとき実状に鑑みてなさ
れたものであり、伝送されたメッセージを符号化するた
めの、基地局が使用するロングコードを決定するタスク
を簡略化したCDMA受信機及び受信方法を提供するこ
とをその目的とする。また、本発明は、受信信号の信号
対雑音比が変化する場合、CDMAタイプの信号の順次
検出に使用するためのバイアスを計算できる、さらに、
受信信号の信号対雑音比が変化するシステムに対して、
変化する信号対雑音比に応答して、バイアス値を計算で
きる、CDMA受信機及び方法を提供することをその目
的とする。本発明は、さらに、変化するバイアス値を使
用することにより、順次検出によって拡散符号を決定で
きるようなCDMA受信機及び方法を提供することをそ
の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、本発明では、ユ
ニークな第1のロングコードによって拡散された情報の
チャネルを伝送する基地局を含む広帯域符号分割多元接
続(W−CDMA)通信システムにおいて、適応しきい
値バイアスを利用する順次検索受信機が提供されてい
る。後述する理由から、本明細書に記載する適応順次検
出技術は、ビットの周期的パターンを基準に対して確立
できるときにしか機能しない。ロングコードがマスクさ
れたシンボルとして知られるこれらの基準ビットは、既
知の値、即ち全て1となる数であり、第1ロングコード
によって拡散すべきではない。本発明を用いたW−CD
MAシステムはかかる基準ビットを提供する。
【0013】受信機は、第1ロングコードによって拡散
された情報の伝送チャネルを受信するための入力端を有
する、ショートコードのマッチトフィルタ(MF)を含
む。このショートコードのMFは第1ロングコードがマ
スクされたシンボルに対応する出力ピーク信号を発生す
るための出力端を有する。この受信機はショートコード
のマッチトフィルタ出力に作動的に接続された入力端を
有するタイミング及び符号管理(TCM)回路も含む。
このTCM回路は第1ロングコードがマスクされたシン
ボルのピーク出力の振幅に基づいてバイアスを計算する
と共に、ロングコードがマスクされたシンボルのピーク
出力間のインターバルからタイミング関係を計算する。
こTCM回路は、バイアスを提供する出力端を有する。
【0014】上述の受信機は、拡散され伝送された第1
ロングコードを受け入れるための第1入力端及びTCM
回路出力に作動的に接続された第2入力端を持つ検索機
ユニットも含む。この検索機ユニットは、第1ロングコ
ードと候補ロングコードの相関をとり、それらの相関結
果を積分し、積分された相関結果を調節するためにバイ
アスを使用する。検索機は積分されバイアスされた相関
結果と通過/阻止基準とを比較する。通過基準が満たさ
れた場合、第1ロングコードを逆拡散するために、検索
機は選択された候補符号を発生する。このように、検索
機は伝送された信号内のフェージング効果を補償し、拡
散符号を検索するために順次検出技術を使用できるよう
にする。
【0015】複数のロングコード候補から第1ロングコ
ードを順次検出することにより、移動局の受信機が基地
局を捕捉するための方法も提供される。この方法は、 a)受信されたチャネルを候補ロングコードで逆拡散す
るステップと、 b)ステップa)の逆拡散プロセスの出力を連続的に積
分するステップと、 c)ステップb)の積分された出力にバイアスを付加す
るステップと、 d)認知しきい値を設定するステップと、 e)前記積分され、バイアスが付加された出力と前記認
知しきい値とを比較するステップと、 f)ステップe)の比較に応答して前記第1ロングコー
ドとして候補ロングコードを選択するステップとを含
み、よって基地局が捕捉される。
【0016】本発明の他の特徴によれば、ステップc)
に次いで、 g)排除しきい値を設定するステップと、 h)前記積分され、バイアスが付加された出力と前記排
除しきい値とを比較するステップと、 i)前記排除しきい値との比較に応答して伝送されたロ
ングコードとして候補ロングコードを排除するステップ
と、 j)新しいロングコード候補を選択するステップとを更
に備える。
【0017】一般に、第1コードにより拡散された情報
のチャネルは、基地局から移動局の受信機への伝送時に
フェージングを受けるので、ステップa)に続いて, a1)情報の受信チャネル内のフェージング量を測定す
るステップを更に含み、加えて、ステップc)は、測定
されたフェージング量に応答してバイアスを調節し、よ
って、誤ったロングコードの認知/排除選択数を減少さ
せる。
【0018】本発明の特徴によれば、ステップa1
は、ロングコードがマスクされたシンボル中で伝送さ
れ、逆拡散されたチャネルの振幅を測定することを含
み、ステップc)は、ロングコードがマスクされたシン
ボル中で測定された振幅に応答してバイアス値を調節す
ることを含む。よってフェージング効果に対してバイア
ス値が調節される。
【0019】本発明は、ユニークな第1のロングコード
で拡散された情報の少なくとも1つのチャネルを伝送す
る基地局を有する広帯域符号分割多元接続通信システム
における、複数のロングコード候補から第1のロングコ
ードを順次検出することにより、移動局の受信機が基地
局を捕捉するための方法であって、a)受信されたチャ
ネルを候補ロングコードで逆拡散するステップと、b)
ステップa)の逆拡散プロセスの出力を連続的に積分す
るステップと、c)ステップb)の積分された出力にバ
イアスを加えるステップと、d)認知しきい値を設定す
るステップと、e)前記積分され、バイアスされた出力
と前記認知しきい値とを比較するステップと、f)ステ
ップe)の比較に応答して候補ロングコードを前記第1
のロングコードとして選択するステップと、を有し、よ
って基地局を捕捉することを特徴としたものである。
【0020】さらに、本発明は、ステップc)に続い
て、g)排除しきい値を設定するステップと、h)前記
積分されてバイアスされた出力と前記排除しきい値とを
比較するステップと、i)前記排除しきい値との比較に
応答して前記候補ロングコードを伝送されたロングコー
ドではないとして排除するステップと、j)新しいロン
グコード候補を選択するステップと、を更に有すること
を特徴としたものである。
【0021】さらに、本発明は、前記第1のロングコー
ドにより拡散された情報のチャネルが、基地局から移動
局の受信機への伝送時にフェージングを受け、ステップ
a)に続いて、a1)情報の前記受信チャネル内のフェ
ージング量を測定するステップを更に含みステップc)
が、前記測定されたフェージング量に応答してバイアス
を調節し、よって、誤ったロングコードの認知/排除選
択数を減少することを特徴としたものである。
【0022】さらに、本発明は、前記伝送されたチャネ
ルはロングコードがマスクされたシンボルを有し、ステ
ップa)に続き、a2)ロングコードがマスクされたシ
ンボル中で、伝送されて逆拡散されたチャネルの振幅を
測定するステップを更に含み、ステップc)は、ロング
コードがマスクされたシンボル中で、測定された振幅に
応答してバイアス値を調節し、よってフェージング効果
に対してバイアス値を調節することを特徴としたもので
ある。
【0023】さらに、本発明は、ステップa2)はロン
グコードがマスクされたシンボルの振幅を測定すること
を含み、ステップc)はスロットごとに1回、バイアス
値を周期的に調節することを含むことを特徴としたもの
である。
【0024】さらに、本発明は、各ロングコードは複数
のシーケンシャルチップを含み、ステップa)は拡散さ
れたチップ数のチップカウンタを維持することを含み、
ステップa)に続き、a3)1)前記チップカウンタが
第1の予定番号に等しいとき、ステップb)における積
分された出力を0にセットし、前記チップカウンタを0
にセットし、バイアスを0にセットし、ステップa)に
戻ることによりシステムを再初期化し、よって各認知/
排除判定の時間を制限し、2)前記チップカウンタが前
記第1予定番号よりも少ない場合、プログラムシーケン
スを続けるように、チップカウントと前記第1予定番号
とを比較するステップを更に含むことを特徴としたもの
である。
【0025】さらに、本発明は、各ロングコードは複数
のシーケンシャルチップを含み、ステップa)は逆拡散
されたチップ数のチップカウンタを維持することを含
み、ステップe)に続き、e1)1)前記チップカウン
タが前記第2の予定番号よりも少ないとき、ステップ
a)へ戻り、データが不充分であるために判定を延期
し、2)前記チップカウンタが前記第2の予定番号以上
であれば、該チップカウンタをリセットし、プログラム
シーケンスを続けるように、前記チップカウンタと前記
第2予定番号とを比較するステップと、ステップh)に
続き、h1)1)前記チップカウンタが前記第2予定番
号よりも少ないとき、ステップa)へ戻り、データが不
充分であるために判定を延期し、2)前記チップカウン
タが前記第2予定番号以上であれば、該チップカウンタ
をリセットし、プログラムシーケンスを続けるように、
前記チップカウンタと前記第2予定番号とを比較するス
テップとを含むことを特徴としたものである。
【0026】さらに、本発明は、第3の予定番号を安全
率として提供し、この第3番号に等しい複数回数だけス
テップa)乃至ステップf)を繰り返し、候補符号を前
記第1のロングコードとして選択する前に数回チェック
することを特徴としたものである。
【0027】さらに、本発明は、ステップa)は、拡散
されたフレーム数をカウントするようにチップカウンタ
を維持し、ステップf)は、選択された全てのロングコ
ードに対しても認知カウンタを更新し、ステップf)に
続き、f1)1)フレームカウントが第5の予定番号よ
りも少ない場合に、ステップa)へ進み、2)前記フレ
ームカウントが前記第5予定番号よりも大である場合、
プログラムシーケンスを続けるように、ステップa)に
おけるフレームカウントと前記第5予定番号とを比較す
るステップと、f2)ステップf)で選択された各ロン
グコードの前記認知カウンタを比較するステップと、f
3)前記伝送された第1のロングコードを逆拡散するの
に使用される符号として最大の認知カウントを有するロ
ングコードを使用して前記カウンタをリセットするステ
ップとを更に含むことを特徴としたものである。
【0028】さらに、本発明は、第4の予定番号を安全
率として提供し、前記第2の予定番号に等しい複数回数
だけステップg)乃至ステップj)を繰り返し、候補符
号を第1のロングコードとして排除する前に該候補符号
を数回チェックすることを特徴としたものである。
【0029】さらに、本発明は、ユニークな第1のロン
グコードで拡散されてフレームに構成された情報の少な
くとも1つのチャネルを伝送する基地局を有する広帯域
符号分割多元接続(W−CDMA)通信システムにおい
て、各フレームは予定番号のスロットを含み、各スロッ
トが予定番号のチップを含む複数のロングコード候補か
ら第1のロングコードを可変ウィンドウサイズで順次検
出することにより、移動局の受信機が基地局を捕捉する
ための方法であって、a)認定すべき対応するロングコ
ードを有するショートコードマッチトフィルタの出力ピ
ークを選択して受信された信号フレーム、スロット及び
シンボルタイミングを決定するステップと、b)前記ロ
ングコードがマスクされたシンボルが発生した時に、ピ
ークのショートコードマッチトフィルタ出力を検出して
どのスロットに対してもバイアスパラメータを決定する
ステップと、c)新しい候補ロングコードを発生し、候
補フラグ及び更新フラグを0にセットし、候補カウンタ
を0にセットするステップと、d)ステップc)で発生
された前記候補ロングコードと受信された前記第1のロ
ングコードとのチップの相関結果を積分するステップ
と、e)ステップb)で決定されたバイアスに応答して
ステップd)の積分された相関結果を調節するステップ
と、f)1)前記結果が認知しきい値以上である場合、
前記候補フラグを1にセットし、前記候補カウンタをイ
ンクリメントし、よって前記候補ロングコードを潜在的
に選択し、2)前記結果が排除しきい値以下である場
合、前記更新フラグを1にセットし、よって前記候補ロ
ングコードを排除し、3)前記結果が通過しきい値より
も小さく、かつ阻止しきい値より大であれば、ステップ
d)へ進み、よって前記候補ロングコードに関する判定
を延期するように、前記認知しきい値及び前記排除しき
い値とステップe)のバイアスされたチップとの相関の
結果を比較するステップと、g)前記候補フラグが1に
等しい場合、1)前記候補カウンタが第3の予定番号に
等しいとき、前記候補ロングコードに対する認知カウン
タをインクリメントし、前記更新フラグを1にセット
し、前記候補フラグを0にセットし、2)前記候補カウ
ンタが前記第3予定番号よりも小さいときに、前記候補
フラグを0にセットして、該候補カウンタと前記第3予
定番号とを比較するステップと、h)1)前記フレーム
数が第5の番号に等しい場合、最大の認知カウンタを有
するロングコードを送信されたロングコードとして選択
し、全ての認知カウンタをリセットし、2)前記フレー
ム数が前記第5予定番号よりも少ない場合にプログラム
シーケンスを続けて、相関した前記フレーム数と前記第
5予定番号とを比較するステップと、i)1)前記更新
フラグが1にセットされた場合、相関積分回路を再初期
化し、更新フラグを0にリセットし、ステップc)へ進
み、2)前記更新フラグは0にセットされた場合、相関
積分回路を再初期化し、ステップd)へ進んで前記更新
フラグをチェックするステップと、を有することを特徴
としたものである。
【0030】さらに、本発明は、ステップf)3)は、
相関のあるチップの数と第1の予定番号とを比較し、前
記ステップf)3)は、i)相関のあるチップの数が第
1予定番号に等しい場合、更新フラグを1にセットし、
よってステップc)へ進み、検索限度に達して新しい符
号を候補として選択するサブステップと、ii)そうでな
い場合、ステップd)へ進むサブステップとを含むこと
を特徴としたものである。
【0031】さらに、本発明は、ステップf)1)は、
相関のあるチップの数と第2の予定番号とを比較し、ス
テップf)1)は、i)前記相関のあるチップの数が前
記第2予定番号よりも少ない場合、前記候補フラグ及び
更新フラグを変更せず、ステップd)ヘ進み、よってよ
り多数のデータを検討するまで判定を延期するサブステ
ップと、ii)そうでない場合、プログラムシーケンスを
続けるサブステップとを有し、ステップf)2)は、前
記相関のあるチップの数と前記第2予定番号とを比較
し、ステップf)2)は、i)前記相関のあるチップの
数が前記第2番号よりも少ない場合に前記候補フラグ及
び更新フラグを変更せず、ステップd)ヘ進み、よって
より多数のデータを得るまで判定を延期するサブステッ
プと、ii)そうでない場合、プログラムシーケンスを続
けるサブステップとを有する、ことを特徴としたもので
ある。
【0032】さらに、本発明は、ステップc)は、阻止
フラグ及び阻止カウンタを0にセットし、ステップf)
2)が阻止フラグを1にセットし、阻止カウンタをイン
クリメントし、ステップf)に続き、g1)阻止フラグ
が1にセットされたとき、1)前記阻止カウンタが第4
の予定番号に等しいとき、候補ロングコードに対する排
除カウンタをインクリメントし、前記更新フラグを1に
セットし、前記阻止フラグを0にセットし、2)前記阻
止カウンタが前記第4予定番号よりも少ないときに、前
記阻止フラグを0にセットし、よって候補ロングコード
を排除する前に候補ロングコードを何回も試みるよう
に、前記阻止カウンタと前記第4予定番号とを比較する
ステップを更に含むことを特徴としたものである。
【0033】さらに、本発明は、ユニークな第1のロン
グコードで拡散された情報のチャネルを伝送する基地局
を含む、広帯域符号分割多元接続通信システムにおけ
る、前記第1のロングコードの拡散された情報の伝送さ
れたチャネルを受信するための入力端及び前記第1のロ
ングコードがマスクされたシンボルに対応する出力ピー
ク信号を提供するための出力端を有するショートコード
マッチトフィルタと、前記ショートコードマッチトフィ
ルタの出力端に作動的に接続された入力端を有し、前記
第1のロングコードがマスクされたシンボルピーク出力
の振幅に基づきバイアスを計算し、ロングコードがマス
クされたシンボルピーク出力の間のインターバルからタ
イミング関係を計算し、更にバイアスを発生するための
出力端を有する、タイミング及び符号管理回路と、伝送
された拡散第1ロングコードを受け入れるための第1入
力端、及び前記タイミング及び符号管理回路の出力端に
作動的に接続された第2入力端を有し、候補ロングコー
ドに対し、前記第1ロングコードを相関処理し、相関結
果を積分し、積分された相関結果を調節するバイアスを
使用し、通過/阻止基準と前記積分されバイアスされた
相関結果を比較し、前記第1ロングコードを逆拡散する
ための選択された候補符号を発生し、伝送された信号に
おけるフェージング効果を前記バイアスにより調節する
検索機ユニットと、を有することを特徴としたものであ
る。
【0034】さらに、本発明は、前記検索機ユニット
は、更に、伝送された第1のロングコードの拡散された
チャネルを受け入れるよう、前記検索機の第1入力端に
作動的に接続された第1入力端と、前記候補ロングコー
ドを受け入れるための第2入力端と、相関結果を発生す
るための出力端とを有するミキサと、前記ミキサの出力
端に作動的に接続された第1入力端と、チップカウント
信号を受信して、次のチップにわたって相関結果を積分
するための第2入力端と、初期化信号を受信して相関結
果を再初期化するための第3入力端と、積分された相関
結果を提供するための出力端とを有する積分回路と、前
記積分回路の出力端に作動的に接続された第1入力端
と、バイアスを受け入れるよう、前記検索機ユニットの
第2入力端に作動的に接続された第2入力端と、積分さ
れバイアスされた相関結果を提供するための出力端とを
有する加算回路と、前記加算回路の出力端に作動的に接
続された第1入力端と、前記積分されバイアスされた相
関の結果と通過しきい値及び阻止しきい値とを比較し、
バイアスされた相関結果が前記通過しきい値を越えた時
に信号を発生するための第1の出力端と、前記バイアス
された相関結果が前記阻止しきい値よりも低いときに信
号を発生するための第2出力端と、前記バイアスされた
相関結果が通過基準または阻止基準を満たさないとき、
信号を発生するための第3の出力端とを有する相関比較
器と、前記相関比較器の第3出力端に作動的に接続され
た第1入力端と、チップカウントを1だけインクリメン
トするよう、前記積分回路の第2入力端に作動的に接続
された第1出力端とを有する第1チップカウンタと、候
補ロングコードを発生するよう、前記ミキサの第2入力
端に作動的に接続された出力端と、入力端とを有し、該
入力端の信号に応答して新しい候補ロングコードを発生
する、ロングコード候補発生器と、通過基準信号を受け
入れるよう、前記相関比較器の第1出力端に作動的に接
続された入力端を有し、入力信号に応答して認知カウン
トをインクリメントして該認知カウントを出力端に提供
する認知カウンタと、前記認知カウンタ出力端に作動的
に接続された入力端を有し、前記認知カウントと第3の
予定番号とを比較し、前記認知カウントが前記第3予定
番号に等しい場合に出力端に信号を提供するようになっ
ている認知カウント比較回路と、前記認知カウント比較
回路の出力端に作動的に接続された入力端を有し、入力
信号に応答して各ロングコード候補の選択カウントをイ
ンクリメントし、第1出力端に該選択カウントと、前記
ロングコード候補発生器の入力端に作動的に接続された
第2出力端に新しいロングコード候補を選択するための
信号とを提供する選択カウンタと、入力信号に応答して
処理されるフレーム数をチェックするよう前記選択カウ
ンタに作動的に接続された第1入力端と、第5の予定番
号を受け入れるための第2入力端とを有し、前記フレー
ムのカウントが前記第5予定番号に等しくなったときに
出力端に信号を発生する第3チップカウンタと、前記第
3チップカウンタの出力端に作動的に接続された入力端
を有し、前記第3チップカウンタからの入力信号に応答
して出力端にロングコード候補に最大の選択カウンタの
トータルを提供する、ロングコード判定回路とを備えた
ことを特徴としたものである。
【0035】さらに、本発明は、前記第1チップカウン
タは第1の予定番号を受け入れるための第2の入力端を
有し、前記第1チップカウンタは前記チップカウントと
前記第1番号とを比較し、相関のあるチップの前記第1
予定番号内で通過/阻止判定に達しなかった時に積分プ
ロセスを再初期化するよう、前記積分回路の第3入力端
に作動的に接続された第2出力端を有することを特徴と
したものである。
【0036】さらに、本発明は、前記相関比較回路の第
1出力端に作動的に接続された第1入力端と、第2の予
定番号を受け入れるための第2入力端と、前記認知カウ
ンタの入力端に作動的に接続された第1出力端と、前記
積分回路の第2入力端に作動的に接続された第2出力端
と、前記積分回路の第3入力端に作動的に接続された第
3出力端とを有する第2チップカウンタを有し、該第2
チップカウンタは前記チップカウンタと前記第2予定番
号とを比較し、前記チップが第2予定番号に等しくない
とき前記積分回路の第2入力端への信号で積分された相
関の結果を継続し、該第2チップカウンタは、前記認知
カウンタの入力端へ相関認知信号を中継し、前記チップ
カウントが前記第2予定番号に等しくなったときに、前
記積分回路の第3入力端への信号で積分された相関の結
果を再初期化する、第2チップカウンタを更に有するこ
とを特徴としたものである。
【0037】さらに、本発明は、前記第2チップカウン
タは、前記相関比較器の第2出力端に作動的に接続され
た第3入力端と、該相関比較器の阻止信号を中継するた
めの第4出力端とを有し、前記第2チップカウンタは、
前記チップカウントと前記第2番号とを比較し、該チッ
プカウントが前記第2予定番号に等しくないときに前記
積分回路の第2入力端への信号で積分された相関の結果
を継続し、前記チップカウントが前記第2番号に等しい
ときに、前記第4出力端からの相関阻止信号を中継し、
前記積分回路の第3入力端への信号により積分された相
関の結果を再初期化することを特徴としたものである。
【0038】さらに、本発明は、前記相関阻止信号を受
け入れるよう、前記第2チップカウンタの第4出力端に
作動的に接続された入力端を有し、入力信号に応答して
阻止カウントをインクリメントし、出力端に阻止カウン
トを提供する阻止カウンタと、前記阻止カウンタの出力
端に作動的に接続された入力端を有し、前記阻止カウン
トと第4の予定番号とを比較し、前記阻止カウントが前
記第4番号に等しくなった場合に出力端に信号を提供す
る、阻止カウント比較回路と、前記阻止カウント比較回
路の出力端に作動的に接続された入力端を有し、入力信
号に応答して候補ロングコードの排除カウントをインク
リメントし、第1出力端に各ロングコード候補の排除カ
ウントと、前記ロングコード発生器の入力端に作動的に
接続された第2出力端に新しいロングコード候補を選択
するための信号とを提供する排除カウンタとを更に有
し、前記第3チップカウンタは前記排除カウントを受け
入れるための第3の入力端を有し、該第3チップカウン
タはフレームカウントに前記排除カウントを含み、該排
除カウントを前記ロングコード判定回路へ伝送するよう
になっており、前記ロングコード判別回路は、ロングコ
ードの選択にあたって前記排除カウントだけでなく前記
選択カウントも検討するようになっていることを特徴と
したものである。
【0039】
【発明の実施の形態】ここに、可変ウィンドウサイズ
(即ち順次(シーケンシャル))検出器に基づくW−C
DMAにおける検索機能のためのアルゴリズムを示す。
この検索機能は所与のパーチチャネルまたは同じチャネ
ルのマルチパス成分に対応するロングコードを認定する
ことである。下記の検索機の作動のフェーズ3.では、
ロングコードグループを認定する。このグループは4〜
32個のロングコードから成り、下記のフェーズ4.は
これら符号のどれが所与のパーチチャネルで伝送された
ものであるかを認定することから成る。
【0040】可変ウィンドウサイズ検出器の基本的原理
は周知である。本発明では上限検出しきい値及び下限検
出しきい値、即ち符号認知/排除基準は一定のままであ
る。しかしながらバイアスは共通ショートコードマッチ
トフィルタの出力から得られる信号強度の推定値に基づ
き、スロットごとに調節できる。マルチパスフェージン
グに起因し、信号の振幅は変化し、信号強度に従ってバ
イアスをスケーリングすることにより、バイアスは常に
最適値の近くに維持される。従って、W−CDMAシス
テムの特徴を利用し、検索機の性能を改善している。
【0041】可変ウィンドウサイズ検索機のための基本
的アルゴリズムは次の各フェーズ(ステップ)よりな
る。
【0042】1.認定すべき対応するロングコードを有
するショートコードマッチトフィルタの出力ピークをピ
ックアップする。これにより、受信信号のフレーム,ス
ロット及びシンボルタイミングを決定できる。複素受信
パーチチャネル信号をr1(n)と表示する。ロングコ
ードがマスクされ、共通するショートコードが伝送され
る際のスロット当たり1つのシンボルを除けば、この信
号は基本的には特定のパーチチャネルパスで伝送される
ロングコードである。この理由は、ロングコードに重な
るよう、パーチチャネルで使用される直交ショートコー
ドは、オーダー256の0次のウォルシュ−アダマール
符号であるからである。
【0043】2.ロングコードマスクシンボルが発生す
ると、スロットごとに1回、ショートコードマッチトフ
ィルタの出力を計算する。スロット番号nslotにおい
て、マッチトフィルタからの出力ストリームの二乗され
た値は次の式で示される。
【0044】
【数1】
【0045】この出力は雑音の一部を除くためにフィル
タリングされる(下記のシミュレーションでは、ほぼ2
00Hzの3dB周波数の5タップ式線形位相FIRフ
ィルタを使用する)。スロットだけ離間したインターバ
ルで発生するこのフィルタリングされた出力は、そのス
ロットの周期における所望するロングコード信号強度の
推定値を形成する。スロット番号nslotの間の可変ウィ
ンドウサイズ検索機に対するバイアスパラメータは、B
Cを定数として次のように計算される。
【0046】
【数2】
【0047】3.ロングコードインデックスi∈{1,
…,Cg}を有する複素ロングコードCl,i(n)を発生
する。 4.1チップの相関処理(下式(2))をスタート/更
新する。
【0048】
【数3】
【0049】ここで、kは相関インデックス、即ち相関
ウィンドウの現在の長さであり、nは受信された信号及
び局部的に発生された符号(k∈{1,…,MAX_C
ORR_LEN})のチップ時間インデックスである。
ここで、MAX_CORR_LENは最大の許容される
相関度長さであり、(n∈{1,…,FRAME_LE
NGTH})である。“*”は複素共役を示す。
【0050】5.検索機の判定変数Ydec(k,n)を
次のように形成する。
【0051】
【数4】
【0052】6.判定ステップ Ydec(k,n)≧TUPであれば、符号iは候補であ
る。候補フラグを1にセットし、更新フラグを0にセッ
トする。Ydec(k,n)≦Tdownであれば、符号iは
候補でない。候補フラグを0にセットし、更新フラグを
1にセットする。TUP>Ydec(k,n)>Tdownであ
れば、判定を行わない。相関をとり、続いてn及びkを
インクリメントし、ステップ4に戻る。
【0053】7.候補の処理(候補フラグを1にセット
する) 候補カウンタをインクリメントする。カウンタ=Cmax
(4にセット)であれば、候補を検証し、符号番号に対
する“ヒット”カウントを1だけインクリメントする。
即ちRi=Ri+1である。候補カウンタを0にセット
し、更新フラグを1にセットする。カウンタ<Cmax
あれば、候補を検証せず、相関子を再初期化する(Yn
(k)=0)。kを0にセットし、候補フラグを0にセ
ットし、ステップ4に戻る。
【0054】8.符号更新ステップ(更新フラグは1に
セットされる)。 相関子を再初期化し(Yn(k)=0)し、kを0にi
をi+1(mod Cg)にセットする。更新フラグを0
にセットし、候補マッチカウンタを0にし、ステップ3
へ戻る。
【0055】9.Nframe=Cg/8フレームの終了時
に、全てのRi,I∈{1,…,Cg}のうちでも符号
“ヒット”カウンタRmが最大となっている符号mを認
定する。従って、検索演算から得られるロングコードイ
ンデックスはmとなる。
【0056】パーチチャネル信号フォーマットは、1つ
のフレーム内の16個のスロットの各々が4つのパイロ
ットシンボルと1つのロングコードがマスクされたシン
ボル及び5つの未知のデータシンボルとを含むようにな
っているので、次のような変更を加える。
【0057】未知のデータシンボルによってシンボル境
界を横断するように相関ウィンドウを延長させない。従
って、上記ステップ4において、⊥n/PC_PROC
GAIN⊥≠⊥(n−1)/PC_PROCGAIN⊥
(ここでPC_PROCGAIN=256はパーチチャ
ネルの処理利得、即ちシンボル当たりのチップ数であ
り、⊥x⊥はxより小さい最大の整数を示す)であれ
ば、相関関係を再初期化する。即ちYrc(k)=0とセ
ットし、k=0とセットする。
【0058】最後に、どのスロット内の最終のシンボル
もロングコードがマスクされたシンボルであるので、相
関処理中はこのシンボルをスキップする。即ちスロット
内の最終シンボルに達したことをシンボルカウンタが表
示すると、ステップ4でn=n+PC_LMS_LEN
とセットする。ここで、PC_LMS_LEN=256
はパーチチャネル処理利得に等しい。
【0059】バイアスパラメータを最適に選択するに
は、検出及び誤警告が生じる確率に関する近似式に基づ
き、上下限しきい値を導出できる。しかしながら実際に
は雑音量は未知であり、フェージングチャネルでは当然
最適なバイアス値も未知である。本発明では信号+雑音
の推定値を示す、ショートコードマッチトフィルタの出
力に基づき、このバイアス値を近似する。チャネルモデ
ル、パス利得及び代表的なSNR値の広いレンジにより
シミュレーション/実験プロセスを通して2つの検出し
きい値の対応する値を決定しなければならない。最終的
な実現のために、この種の“チューニング”またはパラ
メータ操作を実行しなければならない。
【0060】検索機の別のユニークな点は、ある種のラ
ンク付けフィルタである「最大ヒットカウント検出器」
である。このカウント検出器はかなりロバストな検出器
である。このフィルタを使用する別の意味は誤警報確率
FAを増すことを代償に、検出確率PDをより高くする
よう、相関検出器のアルゴリズム自身をバイアスできる
ことである。このことは、集中的なシミュレーション/
研究室実験により最良に決定される。
【0061】図1は、本発明の一実施形態である、適応
しきい値バイアシングを伴った順次検索受信機の概要を
示すブロック図である。この受信機10はユニークな第
1ロングコードにより拡散された情報のチャネルを伝送
する基地局を含む広帯域符号分割多元接続(W−CDM
A)通信システムで作動する。このW−CDMAシステ
ムは少なくとも1つのチャネル、即ちロングコードがマ
スクされたビットを備えたパーチチャネルを有する。こ
れらビットは一定の周期的インターバルで発生する。ロ
ングコードがマスクされたシンボルはロングコードを用
いることなく拡散された既知の情報のビットであり、こ
れらビットは受信機10が知っているショートコードで
拡散される。従って、受信機10は常にこれらビットを
復号できる。復号された情報の振幅は受信信号の信号強
度を表示する。最終的にこの信号強度を使って雑音の多
い環境内でCDMAの順次検出に必要な適応バイアスを
誘導する。本発明のシステム及び方法は、既知の周期的
基準信号を使用する任意のCDMAシステムに適用でき
る。
【0062】図2は、W−CDMAメッセージシステム
の特徴の時間領域表示を示す図である。これらメッセー
ジは時間と称されるフレームの区分に分割され、各フレ
ームは16個のスロットを有する。本発明の特徴によれ
ば、パーチチャネル12は4つのパイロットシンボル1
4と、5つのデータシンボル15と、1つのロングコー
ドがマスクされたシンボル16とを含む。ロングコード
がマスクされたシンボル16はスロットごとに繰り返さ
れるか、または公知の態様で、1回のフレームについて
16回変化させられる。受信機10はロングコードがマ
スクされたシンボル間のインターバル及びロングコード
の偏差の態様が公知であるかぎり、1スロット当たりの
ロングコードがマスクされたシンボル16の数、1スロ
ット当たりのパイロットシンボル14の数、1スロット
当たりのデータシンボル15の数または1フレームごと
のスロットの数とは関係なく、任意のシステムに使用で
きる。
【0063】図1に戻ると、受信機10は、第1ロング
コードで拡散された情報の伝送チャネルを受信するため
のライン22上の入力端と、第1ロングコードがマスク
されたシンボルに対応する出力ピーク信号を発生するた
めのライン24上の出力端を有するショートコードマッ
チトフィルタ(MF)20を含む。タイミング及び符号
管理(TCM)回路26はショートコードマッチトフィ
ルタ20の出力端に作動的に接続された、ライン24上
の入力端を有する。タイミング及び符号管理回路26は
第1ロングコードがマスクされたシンボルのピーク出力
の振幅に基づいてバイアスを計算し、ロングコードがマ
スクされたシンボルのピーク出力端のインターバルから
タイミング関係を計算する。このタイミング及び符号管
理回路26はバイアスを提供するための出力端をライン
28上に有する。
【0064】検索機ユニット30は、拡散されて送信さ
れた第1のロングコードを受け入れるためのライン22
上の第1入力端と、タイミング及び符号管理回路26の
出力端に作動的に接続されているライン28上の第2入
力端とを有する。検索機ユニット30は候補ロングコー
ドに対し、第1ロングコードを相関処理する。一般に受
信機30には可能なロングコードのリストが設けられて
いる。このリストからの可能なロングコードの各々が候
補符号である。検索機30は、相関処理の結果を積分
し、積分された相関処理結果を調節するのにバイアスを
使用し、積分され、バイアスされた相関処理の結果と通
過/阻止基準とを比較する。検索機30は、第1ロング
コードを逆拡散するために、選択された候補符号を発生
する。この選択された候補符号は基準テストを通過した
符号である。このように、伝送された信号内のフェージ
ング効果に対してバイアスを調節する。
【0065】図3は、バイアスを用いない場合の積分さ
れた相関処理の結果を示すグラフである。グラフ上の1
つの曲線には雑音の表示がつけられている。これら結果
は入力信号と誤ったロングコード(+雑音)との相関処
理の結果である。信号の符号のついた曲線は入力信号と
正しいロングコード(+雑音)との相関処理の結果であ
る。信号曲線と雑音曲線の傾きは異なっている。ここ
で、信号曲線は雑音も含むことに留意されたい。
【0066】図4は、バイアスを用いた場合の積分され
た相関処理結果を示すグラフである。バイアス電圧を使
用することにより曲線を信号(信号+雑音)曲線から異
なる象限にいれることが可能となった。バイアスを使用
することによって、通過/阻止基準を設定できる。雑音
曲線は最小レベル(阻止基準)を下回る場合、候補符号
を排除し、新しい候補符号をテストする。曲線が最大レ
ベル(通過基準)を越えると、候補ロングコードを第1
ロングコードとして選択する。
【0067】図1に戻ると、検索機ユニット30は伝送
された第1ロングコードの拡散チャネルを受け入れるよ
う、検索機30の第1入力端に作動的に接続されたライ
ン22上の第1入力端を有するミキサ32を含む。ミキ
サまたは乗算器32は候補ロングコードを受け入れるた
めの、ライン34上の第2入力端及び相関処理結果を発
生するための、ライン36上の出力端を有する。
【0068】積分回路38は、ミキサ32の出力端に作
動的に接続された、ライン36上の第1入力端を有し、
この積分回路38はチップカウント信号を受信して次の
チップにわたって相関処理結果を積分するための、ライ
ン40上の第2入力端を有する。更にこの積分回路38
は、再初期化信号を受信して相関処理結果を再初期化す
るための、ライン42上の第3入力端、及び積分された
相関結果を提供するための、ライン44上の出力端を有
する。
【0069】加算回路46は、積分器38の出力端に作
動的に接続された、ライン44上の第1入力端及びバイ
アスを受け入れるよう検索機30の第2入力端(TCM
回路26の出力端)に作動的に接続された、ライン28
上の第2入力端を有する。この加算回路46は、積分さ
れてバイアスされた相関結果を提供するためのライン4
8上の出力端を有する。図1に示された構造では、加算
回路46はリセットされるまで先のバイアス値と共に各
バイアス値の積分結果を受け入れる。この積分及びリセ
ット機能は一般にTCM回路26で実行されるが、この
代わりに、図示していないが、バイアスと共に予め積分
された相関結果を総和するように積分器38の前に加算
回路46を設置してもよい。この場合、積分器38がバ
イアス/相関値の和を積分する。
【0070】相関比較器50は加算回路46の出力端に
作動的に接続されたライン48上の第1入力端を有す
る。この相関比較器50は、積分されてバイアスされた
相関処理結果と、通過しきい値(通過閾)及び阻止しき
い値(阻止閾)を比較する。この相関比較器50は、バ
イアスされた相関処理の結果が通過しきい値を越えた時
に信号を発生するためのライン52上の第1出力端と、
バイアスされた相関処理結果が阻止しきい値よりも低い
場合に信号を発生するためのライン54上の第2出力端
と、バイアスされた相関処理結果が通過基準も阻止基準
も満たさない場合に信号を発生するためのライン56上
の第3出力端とを有する。
【0071】第1チップカウンタ回路58は、相関比較
器50の第3出力端に作動的に接続されているライン5
6上の第1入力端と、チップカウントを1だけインクリ
メントするよう、積分回路38の第2入力端に作動的に
接続された、ライン40上の第1出力端とを有する。第
1チップカウンタ58は、第1の予定番号(予定数)を
受け入れるためのライン60上の第2入力端を有する。
第1チップカウンタ58は、チップカウントと第1番号
とを比較する。第1チップカウンタ58は、相関処理後
のチップの第1番号内で通過/阻止判定に達しなかった
後で、積分プロセスを再初期化するよう、積分回路38
の第3入力端に作動的に接続された、ライン42上の第
2出力端を有する。
【0072】符号発生器62は、候補ロングコードを発
生するよう、ミキサ32の第2入力端に作動的に接続さ
れているライン34上の出力端を有する。このロングコ
ード候補発生器62はライン64上の入力端も有する。
このロングコード候補発生器62は入力端における信号
に応答して新しい候補ロングコードを発生する。
【0073】認知カウンタ66は通過基準信号を受け入
れるために、相関比較器50の第1出力端に作動的に接
続されているライン68上の入力端を有する。この認知
カウンタ66は入力信号に応答して認知カウントをイン
クリメントして、ライン70上の出力端に認知カウント
を提供する。
【0074】認知カウント比較回路72は、認知カウン
タ66の出力端に作動的に接続されているライン70上
の入力端を有する。この認知カウント比較回路72は認
知カウントとライン74上の第3の予定番号の入力信号
とを比較する。認知カウントが第3番号に等しければ、
認知カウント比較回路72はライン76上の出力端に信
号を提供する。
【0075】選択カウンタ78は、認知カウント比較回
路72の出力端に作動的に接続されているライン76上
の入力端を有する。選択カウンタ78は入力信号に応答
して各ロングコード候補の選択カウントをインクリメン
トする。選択カウンタ78は、ライン80上の第1出力
端に選択カウントを提供してロングコード発生器62の
入力端に作動的に接続されているライン64上の第2出
力端に新しいロングコード候補を選択するための信号を
発生する。
【0076】第3チップカウンタ84は、入力信号に応
答して処理されたフレーム数をチェックするよう、選択
カウンタ78の出力端に作動的に接続されているライン
80上の第1入力端を有する。第3チップカウンタ84
は、第5の予定番号を受け入れるためのライン86上の
第2入力端を有する。第3チップカウンタ84はフレー
ムカウントが第5番号に等しいときに、ライン88上の
出力端に信号を提供する。
【0077】ロングコード判定回路90は、第3チップ
カウンタ84の出力端に作動的に接続されているライン
88上の入力端を有する。ロングコード判定回路90
は、第3チップカウンタ84からの入力信号に応答して
ライン92上の出力端に最大の選択カウンタ総計を有す
るロングコード候補を提供する。
【0078】第2チップカウンタ94は、相関比較器5
0の第1出力端に作動的に接続された、ライン52上の
第1入力端、及び第2の予定番号を受け入れるためのラ
イン96上の第2入力端を有する。この第2チップカウ
ンタ94は、認知カウンタ66の入力端に作動的に接続
された、ライン68上の第1出力端を有し、更にこの第
2チップカウンタ94は、積分回路38の第2入力端に
作動的に接続された、ライン40上の第2出力端及び積
分回路38の第3入力端に作動的に接続されているライ
ン42上の第3出力端を有する。この第2チップカウン
タ94は、チップカウントと第2番号とを比較し、チッ
プカウントが第2番号に等しくない場合、積分回路38
の第2入力端へ信号により積分された相関結果を送る。
第2チップカウンタ94はライン68上の相関化認知信
号を認知カウンタ66の入力端へ中継し、チップカウン
トが第2番号に等しい場合、積分回路38の第3入力端
への信号により、積分された相関結果を再初期化する。
【0079】第2チップカウンタ94は、相関比較器5
0の第2出力端に作動的に接続された、ライン50上の
第3入力端及び相関化阻止信号を中継するための、ライ
ン98上の第4出力端も含む。この第2チップカウンタ
94はチップカウントと第2番号とを比較し、チップカ
ウントが第2番号に等しくない場合、積分回路38の第
2入力端へライン40上の信号により積分された相関結
果を送る。第2チップカウンタ94はライン98上の第
4出力端からの相関阻止信号を中継し、チップカウント
が第2番号に等しい場合、積分回路38の第3入力端へ
のライン42上の信号により、積分された相関結果を再
初期化する。
【0080】阻止カウンタ100は、相関阻止信号を受
け入れるための、第2チップカウンタ94の第4出力端
に作動的に接続された、ライン98上の入力端を有す
る。阻止カウンタ100は入力信号に応答して阻止カウ
ントをインクリメントし、ライン102上の出力端に阻
止カウントを提供する。
【0081】阻止カウント比較回路104は、阻止カウ
ンタ100の出力端に作動的に接続されているライン1
02上の入力端を有する。阻止カウント比較器104
は、阻止カウントとライン106上の第4の予定番号と
を比較する。阻止カウントが第4番号に等しければ、阻
止カウント比較器104はライン108上の出力端に信
号を提供する。
【0082】排除カウンタ110は、阻止カウント比較
器104の出力端に作動的に接続されているライン10
8上の入力端を有する。排除カウンタ110は、入力信
号に応答して候補ロングコードの排除カウントをインク
リメントする。排除カウンタ110はライン112上の
第1入力端に各ロングコード候補の排除カウントを提供
し、更にロングコード発生器62の入力端に作動的に接
続されているライン64上の第2出力端で新しいロング
コード候補を選択するための信号を提供する。
【0083】第3チップカウンタ84は排除カウントを
受け入れるためのライン112上の第3入力端を含む。
この第3チップカウンタ84はフレームカウント内に排
除カウントを含み、ロングコード判別回路90へこの排
除カウントを送る。ロングコード判別回路90はロング
コードの選択に当たり、排除カウントだけでなく選択カ
ウントも検討する。
【0084】図5は、複数のロングコード候補から第1
ロングコードの順次検出を行うことにより、基地局を捕
捉するための移動局の受信機のための方法を示すフロー
図である。ステップ200では、ユニークな第1ロング
コードにより拡散された情報の少なくとも1つのチャネ
ルを伝送する基地局を有するW−CDMA通信システム
を提供する。ステップ202では候補ロングコードで受
信チャネルを逆拡散する。ステップ204では、ステッ
プ202の逆拡散方法のプロセスの出力を連続的に積分
する。ステップ206では、ステップ204の積分され
た出力にバイアスを加える。ステップ208では、認知
しきい値を設定し、ステップ210は積分されてバイア
スされた出力と認知しきい値とを比較する。ステップ2
12ではステップ210の比較に応答して第1のロング
コードとして候補ロングコードを選択する。ステップ2
14は結果であり、ここで基地局を捕捉する。
【0085】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
6に別のステップが続く。ステップ206から212へ
の処理は、ステップ216から220への処理と並行し
て行われる。図4に示したように、信号が取り得る範囲
内に2つのしきい値がある。ステップ206から212
の処理では、上限しきい値(認知しきい値)に基づいて
ロングコードをモニタ及び選択し、ステップ216から
220の処理では下限しきい値(排除しきい値)に基づ
いてロングコードをモニタ及び選択する。その信号は、
図4に示す2ラインのうちの1つである。ロングコード
信号を排除するステップ222は、ステップ202から
の全ての処理を開始させる。その排除が起こらなけれ
ば、候補ロングコードは、第1の並行パスのステップ2
12において認知される。ステップ216では排除しき
い値を設定し、ステップ218では積分されてバイアス
された出力と排除しきい値とを比較する。ステップ22
0では排除しきい値との比較に応答して候補ロングコー
ドを伝送されたロングコードとして排除する。ステップ
222では新しいロングコード候補を選択する。
【0086】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
0では、第1符号により拡散された情報のチャネルは基
地局から移動局の受信機への送信時にフェージングを受
けている。次に、ステップ202に更にステップ(図示
せず)が続く。ステップ202aは情報の受信チャネル
におけるフェージングの量を測定する。次にステップ2
06は、測定されたフェージングの量に応答してバイア
スを調節し、よって誤ったロングコードの認知/排除選
択の回数を減少して検索速度を改善する。
【0087】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
0では、伝送チャネルはロングコードがマスクされたシ
ンボルを有する。次にステップ202に更にステップ
(図示せず)が続く。ステップ202bでは、伝送され
て逆拡散されたチャネルの振幅、即ち信号強度をロング
コードがマスクされたシンボル中で測定する。次にステ
ップ206で、ロングコードがマスクされたシンボル中
で測定された振幅に応答してフェージング効果に対して
バイアス値を調節することを含む。一般にステップ20
2bはロングコードがマスクされたシンボルの振幅の測
定を行い、ステップ206ではステップごとに1回、バ
イアス値を周期的に調節する。これとは異なり、通信プ
ロトコルに別のロングコードがマスクされたシンボルが
設定された場合、1つのスロットにつき2回以上バイア
スを測定してもよい。更に別の例では、精度の低い計算
が認められるような状況では、スロットごとにバイアス
を測定しなくてもよい。
【0088】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
0では各ロングコードは複数のシーケンシャルチップを
含む。次にステップ202では、逆拡散されたチップ数
のチップカウンタを以上維持する。ステップ202に更
にステップ(図示せず)が続く。ステップ202cで
は、チップカウンタと第1の予定番号とを次のように比
較する。
【0089】チップカウンタが第1番号に等しい場合、
ステップ204における積分された出力を0にセット
し、チップカウンタを0にセットし、バイアスを0にセ
ットし、ステップ202に戻り、各認知/排除判定の時
間が制限されるようにシステムを再初期化する。チップ
カウンタが第1番号よりも少ない場合、処理を続ける。
【0090】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
0では各ロングコードは複数のシーケンシャルチップを
含む。ステップ202では逆拡散されたチップ数のチッ
プカウンタを維持する。次にステップ210に更にステ
ップが続く。ステップ210aではチップカウンタと第
2の予定番号とを次のように比較する。チップカウンタ
は第2番号よりも少なければ、ステップ202に戻り、
不十分なデータを考慮して判定を延期する。チップカウ
ンタが第2番号以上であれば、チップカウンタをリセッ
トし、次のことを行う。
【0091】ステップ218に更にステップが続き、ス
テップ218aでは次のようにチップカウンタと第2の
予定番号とを比較する。チップカウンタが第2番号より
も少なければ、ステップ202に戻り、不十分なデータ
を考慮し、判定を延期する。チップカウンタが第2番号
以上であれば、チップカウンタをリセットし、処理を続
ける。
【0092】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
0では、第3の予定番号を安全率とする。次にステップ
202から212を第3番号に等しい複数の回数だけ繰
り返し、候補符号を第1のロングコードとして選択する
前に、この候補符号を数回チェックする。
【0093】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
2は逆拡散されたフレーム数をカウントするように、チ
ップカウンタを維持し、ステップ212では選択された
ロングコードごとに認知カウンタを更新する。次にステ
ップ212に更にステップが続き、ステップ212aで
はステップ202におけるフレームカウントと第5の予
定番号とを次のように比較する。フレームカウントが第
5番号よりも少なければ、ステップ202に進む。フレ
ームカウントが第5番号よりも大きければ、処理を続け
る。
【0094】ステップ212bで、ステップ212で選
択された各ロングコードの認知カウントを比較する。ス
テップ212cでは伝送された第1のロングコードを逆
拡散するのに使用される符号として最大の認知カウント
を有するロングコードを使用してカウンタをリセットす
る。
【0095】本発明の他の特徴によれば、ステップ20
0では、第4の予定番号を安全率とする。次にステップ
216〜222を第2番号に等しい複数の回数だけ繰り
返し、候補符号を第1のロングコードとして排除する前
にこの候補符号を数回チェックする。
【0096】図6は、複数のロングコード候補から第1
のロングコードを可変ウィンドウサイズの順次検出する
ことにより、基地局を移動局の受信機が捕捉するための
方法を示す、より詳細なフロー図である。ステップ30
0は、ユニークな第1のロングコードにより拡散されて
フレームに構成された情報の少なくとも1つのチャネル
を伝送する基地局を有するW−CDMA通信システムを
提供するものであり、ここでは各フレームは第1の予定
番号のスロットを含み、各スロットは第1の予定番号の
チップを含む。ステップ302では、受信した信号のフ
レーム、スロット及びシンボルタイミングを決定するよ
うに、対応するロングコードを認定すべきショートコー
ドマッチトフィルタの出力ピークを選択する。ステップ
304ではスロットごとにバイアスパラメータを決定す
るようロングコードがマスクされたシンボルが発生した
時にピークのショートコードマッチトフィルタ出力を検
出する。ステップ306では新しい候補ロングコードを
発生し、候補フラグ及び更新フラグを0にセットし、候
補カウンタを0にセットする。ステップ308ではステ
ップ306で発生された候補ロングコードと受信された
第1のロングコードとのチップの相関結果を積分する。
【0097】ステップ310ではステップ304で決定
されたバイアスに応答してステップ308の積分された
相関結果を調節し、ステップ312で次のようにステッ
プ310のバイアスされたチップ相関結果と認知及び排
除しきい値とを比較する。
【0098】ステップ312a1では、結果が認知しき
い値以上であるかどうかを判定し、そうであれば、ステ
ップ312a2で候補フラグを1にセットし、候補カウ
ンタをインクリメントし、候補ロングコードを潜在的に
選択する。
【0099】ステップ312b1では、結果が排除しき
い値以下であるかどうかを判定し、そうであれば、ステ
ップ312b2で更新フラグを1にセットし、候補ロン
グコードを排除する。
【0100】ステップ312cでは、結果が通過しきい
値よりも小さく、阻止しきい値よりも大である場合、ス
テップ308に進み、ここで候補ロングコードに関する
判定を延期する。
【0101】ステップ314で、候補フラグが1に等し
ければ次のように候補カウンタと第3の予定番号とを比
較する。ステップ314aで候補カウンタが第3番号に
等しいかどうか判定し、等しければ、ステップ314b
で候補ロングコードに対する認知カウンタをインクリメ
ントし、更新フラグを1にセットし、候補フラグを0に
セットする。ステップ314cで候補カウンタが第3番
号よりも少ないことを判定し、候補フラグを0にセット
する。
【0102】ステップ316で、次のように、関連する
フレーム数と第5番号とを比較する。フレーム数が第5
番号に等しければ、最大の認知カウントを有するステッ
プ316aにおけるロングコードを伝送されたロングコ
ードとして選択し、全ての認知カウントをリセットす
る。フレーム数が第5番号よりも少なければ、処理を続
行する。
【0103】ステップ318は次のように更新フラグを
チェックする。更新フラグが1にセットされていれば、
相関積分器を再初期化し、更新フラグを0にリセット
し、ステップ306へ進む。更新フラグが0にセットさ
れていれば、相関積分器を再初期化し、ステップ308
に進む。
【0104】本発明の他の特徴によれば、ステップ31
2cに別のステップが続く。ステップ312d1では、
関連するチップ数と第1の予定番号とを比較して相関チ
ップ数が第1番号に等しければ、ステップ312d2に
更新フラグを1にセットし、ステップ316に進む。検
索限界に達すると、新しい符号を候補符号として選択す
る。そうでない場合、ステップ308に進む。
【0105】本発明の他の特徴によれば、ステップ31
2a1に別のステップが続く。ステップ312eでは、
相関化されたチップ数と第2の予定番号とを次のように
比較する。
【0106】相関チップ数が第2番号よりも少なけれ
ば、候補フラグ及び更新フラグを変更せず、ステップ3
08へ進み、より多数のデータが得られるまで判定を延
期する。そうでない場合、処理を続行する。、
【0107】本発明の他の特徴によれば、ステップ31
2b2に別のステップが続く。ステップ312fでは、
相関化されたチップ数と第2番号とを次のように比較す
る。
【0108】相関チップ数が第2番号よりも少なけれ
ば、候補フラグ及び更新フラグを変更せず、ステップ3
08へ進み、より多数のデータが得られるまで判定を延
期する。そうでない場合、処理を続行する。
【0109】簡潔にするため、通過及び阻止分析の双方
に対し、上記説明では同じ第2番号を使用した。即ちス
テップ312e及び312fの双方ではチップカウント
と第2番号との比較を行う。しかしながら、正しい符号
の選択を保証して不正確なロングコード候補をより迅速
に排除できるようにするため、通過基準(ステップ31
2e)に対しては一般により大きい数が使用される。
【0110】本発明の他の特徴によれば、ステップ30
6では阻止フラグ及び阻止カウンタを0にセットし、ス
テップ312bでは阻止フラグを1にセットし、阻止カ
ウンタをインクリメントする。次にステップ312に更
にステップ(図示せず)が続く。ステップ314dで
は、阻止フラグが1にセットされていれば、阻止カウン
タと第4の予定番号とを次のように比較する。
【0111】阻止カウンタが第4番号に等しければ、候
補ロングコードに対する排除カウンタをインクリメント
し、候補フラグを1にセットし、阻止フラグを0にセッ
トする。阻止カウンタが第4番号よりも少なければ、阻
止フラグをゼロにセットし、候補ロングコードを排除す
る前に候補ロングコードを多数回試みる。
【0112】本発明の検索方法を種々のパラメータ設定
値及びEb/No値に対し、レイリーマルチパスフェージ
ング環境内でシミュレートした。検索(ロングコード認
定)の位相4に対して指定される時間T4は次のように
示される。
【0113】
【数5】
【0114】ここで、Nは認定するパーチチャネルの数
である。従って、1つのパーチチャネルを認定するには
4=Cg/2フレームである。目標は、この値、即ちC
g/8フレームの1/4にセットされたT4のアルゴリズ
ムの性能を評価することである。
【0115】フレームごとにレイリーマルチパスフェー
ジングをシミュレートしたチャネルモデルに拡散信号を
通過させた。このチャネルモデルはタップ付き遅延ライ
ンモデルに基づくものであった。選択したチャネルはC
LASSICドップラースペクトルを有する“チャネル
B”であり、共同技術委員会(エア)規格コントリビュ
ーション、RFチャネル特性及びシステム開発モデリン
グに関する技術レポート、JTC(Air)/94.0
9.23−065R6版、1994年9月(都市/準都
市低雑音環境用)に示唆されているものである。タップ
値は次の表1に示されている。
【0116】
【表1】
【0117】選択された条件は次のとおりである。 ・Cg=16個の符号を選択する。対応するロングコー
ドインデックスは{1,,16}であり、普遍性を大きく
喪失することなく、パーチチャネルで実際に使用される
符号となるように、全てのシミュレーションにおいてイ
ンデックス=15のロングコードを選択した。更に表1
におけるタップ1に対応するパスでロングコードを認定
する。 ・Nframe=Cg/8=2フレーム ・MAX_CORR_LEN=128チップ ・バイアススケーリングパラメータBc(上記式
(1))=10
【0118】100個のフレームに対してシミュレーシ
ョンを実行した。第1コラムにはパーチチャネルが示さ
れており、第2コラム及び第3コラムには100個のフ
レームスパンに対する判定総回数及び正しい“未処理”
の判定回数が示されている。第4及び第5コラムにはフ
レームにわたって作動した最大“ヒット”カウント検出
器の正しく“処理された”判定回数及び誤って“処理さ
れた”判定回数が示されている。(従って、これら2つ
の数は足して50にならなければならない。)
【0119】残りのデータシンボルと同じように、パイ
ロットシンボルを含む各スロット内の第1の4つのシン
ボルを処理する。相関がシンボル境界部とクロスした場
合、この相関関係を切り捨て、再初期化する。
【0120】
【表2】
【0121】
【表3】
【0122】
【表4】
【0123】上述の例が示すように、パラメータを適当
に調節すれば、約9dBよりも高いパーチチャネルに対
するロングコードのインデックスの極めて信頼性の高い
推定値を得ることが可能である。この数字はトラヒック
チャネルの作動ポイント(10-3のビット誤り率(BE
R)に対し6dB)にわたり、約3dBのマージンを示
す。Tupが増すにつれ、誤警告の数が減少して、かつ正
しく検出されたピークの数も若干低下する。(振幅の)
低いしきい値を減少させることにより、再び処理判定に
おける誤りを増加させるようなミスが発生する確率が高
くなる恐れはあるが、誤警告の数が減少する。
【0124】これら要素を検討すると、上記表3に示さ
れているようなしきい値を選択することにより、最良の
妥協性能が得られる。これら結果は特に低レンジの値に
対する検出方法で最大値検出器が重要であることも示し
ている。
【0125】以上で、受信された信号の信号対雑音比が
変化するような環境内で、未知の拡散符号の順次検出法
を利用できるようにするシステム及び方法について説明
した。拡散符号を用いることなく、受信器が復調できる
周期的基準信号を供給するのに、W−CDMAのような
通信システムが必要であり、信号対雑音比を推定して定
期的に更新するのにこの基準信号が使用される。この推
定値から拡散符号を順次検出するのに使用するためのバ
イアスが決定される。当業者であれば、上記以外の変形
例及び実施例を思いつくことができよう。
【0126】本発明によって、伝送されたメッセージを
符号化するための、基地局が使用するロングコードを決
定するタスクをCDMA受信機構造で簡略化できれば有
利となる。また、受信信号の信号対雑音比が変化する場
合、CDMAタイプの信号の順次検出に使用するための
バイアスを計算できる。さらに、受信信号の信号対雑音
比が変化するシステムにおいても、変化する信号対雑音
比に応答して、バイアス値を計算できる。変化するバイ
アス値を使用することにより、順次検出によって拡散符
号を決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】適応しきい値バイアシングを伴った順次検索受
信機を概略的に示すブロック図である。
【図2】W−CDMAメッセージシステムの特性の時間
領域表示を示す図である。
【図3】バイアスを用いない場合の積分された相関処理
の結果を示すグラフである。
【図4】バイアスを用いた場合の積分された相関処理の
結果を示すグラフである。
【図5】複数のロングコード候補からの、第1ロングコ
ードを順次検出により、移動局の受信機が基地局を捕捉
するための方法を示すフロー図である。
【図6】複数のロングコード候補からの、第1のロング
コードの可変ウィンドウサイズ順次検出により、移動局
の受信機が基地局を捕捉するための方法をより詳細に示
すフロー図である。
【符号の説明】
20…ショートコードマッチトフィルタ、26…タイミ
ング及び符号管理回路、30…検索機、38…積分回
路、50…相関比較器、58…第1チップカウンタ、6
2…符号発生器、66…認知カウンタ、72…認知カウ
ント比較器、78…選択カウンタ、84…第3チップカ
ウンタ、90…ロングコード判別回路、94…第2チッ
プカウンタ、100…阻止カウンタ、104…阻止カウ
ント比較器、110…排除カウンタ。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニークな第1のロングコードで拡散さ
    れた情報の少なくとも1つのチャネルを伝送する基地局
    を有する広帯域符号分割多元接続通信システムにおけ
    る、複数のロングコード候補から第1のロングコードを
    順次検出することにより、移動局の受信機が基地局を捕
    捉するための方法であって、 a)受信されたチャネルを候補ロングコードで逆拡散す
    るステップと、 b)ステップa)の逆拡散プロセスの出力を連続的に積
    分するステップと、 c)ステップb)の積分された出力にバイアスを加える
    ステップと、 d)認知しきい値を設定するステップと、 e)前記積分され、バイアスされた出力と前記認知しき
    い値とを比較するステップと、 f)ステップe)の比較に応答して候補ロングコードを
    前記第1のロングコードとして選択するステップと、 を有し、よって基地局を捕捉することを特徴とする移動
    局の受信機が基地局を捕捉するための方法。
  2. 【請求項2】 ステップc)に続いて、 g)排除しきい値を設定するステップと、 h)前記積分されてバイアスされた出力と前記排除しき
    い値とを比較するステップと、 i)前記排除しきい値との比較に応答して前記候補ロン
    グコードを伝送されたロングコードではないとして排除
    するステップと、 j)新しいロングコード候補を選択するステップと、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の移動局の
    受信機が基地局を捕捉するための方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のロングコードにより拡散され
    た情報のチャネルが、基地局から移動局の受信機への伝
    送時にフェージングを受け、ステップa)に続いて、 a1)情報の前記受信チャネル内のフェージング量を測
    定するステップを更に含み、 ステップc)が、前記測定されたフェージング量に応答
    してバイアスを調節し、よって、誤ったロングコードの
    認知/排除選択数を減少することを特徴とする請求項2
    記載の移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法。
  4. 【請求項4】 前記伝送されたチャネルはロングコード
    がマスクされたシンボルを有し、ステップa)に続き、 a2)前記ロングコードがマスクされたシンボル中で、
    伝送されて逆拡散されたチャネルの振幅を測定するステ
    ップを更に含み、 ステップc)は、前記ロングコードがマスクされたシン
    ボル中で、測定された振幅に応答してバイアス値を調節
    し、よってフェージング効果に対してバイアス値を調節
    することを特徴とする請求項3記載の移動局の受信機が
    基地局を捕捉するための方法。
  5. 【請求項5】 ステップa2)は、前記ロングコードが
    マスクされたシンボルの振幅を測定することを含み、ス
    テップc)はスロットごとに1回、バイアス値を周期的
    に調節することを含むことを特徴とする請求項4記載の
    移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法。
  6. 【請求項6】 各ロングコードは複数のシーケンシャル
    チップを含み、ステップa)は拡散されたチップ数のチ
    ップカウンタを維持することを含み、ステップa)に続
    き、 a3) 1)前記チップカウンタが第1の予定番号に等しいと
    き、ステップb)における積分された出力を0にセット
    し、前記チップカウンタを0にセットし、バイアスを0
    にセットし、ステップa)に戻ることによりシステムを
    再初期化し、よって各認知/排除判定の時間を制限し、 2)前記チップカウンタが前記第1予定番号よりも少な
    い場合、プログラムシーケンスを続けるように、 チップカウントと前記第1予定番号とを比較するステッ
    プを更に含むことを特徴とする請求項2記載の移動局の
    受信機が基地局を捕捉するための方法。
  7. 【請求項7】 各ロングコードは複数のシーケンシャル
    チップを含み、ステップa)は逆拡散されたチップ数の
    チップカウンタを維持することを含み、ステップe)に
    続き、 e1) 1)前記チップカウンタが前記第2予定番号よりも少な
    いとき、ステップa)へ戻り、データが不充分であるた
    めに判定を延期し、 2)前記チップカウンタが前記第2予定番号以上であれ
    ば、該チップカウンタをリセットし、プログラムシーケ
    ンスを続けるように、前記チップカウンタと前記第2の
    予定番号とを比較するステップと、ステップh)に続
    き、 h1) 1)前記チップカウンタが前記第2予定番号よりも少な
    いとき、ステップa)へ戻り、データが不充分であるた
    めに判定を延期し、 2)前記チップカウンタが前記第2予定番号以上であれ
    ば、該チップカウンタをリセットし、プログラムシーケ
    ンスを続けるように、前記チップカウンタと前記第2予
    定番号とを比較するステップとを含むことを特徴とする
    請求項2記載の移動局の受信機が基地局を捕捉するため
    の方法。
  8. 【請求項8】 第3の予定番号を安全率として提供し、
    この第3予定番号に等しい複数回数だけステップa)乃
    至ステップf)を繰り返し、候補符号を前記第1のロン
    グコードとして選択する前に数回チェックすることを特
    徴とする請求項1記載の移動局の受信機が基地局を捕捉
    するための方法。
  9. 【請求項9】 ステップa)は、拡散されたフレーム数
    をカウントするようにチップカウンタを維持し、ステッ
    プf)は、選択された全てのロングコードに対しても認
    知カウンタを更新し、ステップf)に続き、 f1) 1)フレームカウントが第5の予定番号よりも少ない場
    合に、ステップa)へ進み、 2)前記フレームカウントが前記第5予定番号よりも大
    である場合、プログラムシーケンスを続けるように、ス
    テップa)におけるフレームカウントと前記第5予定番
    号とを比較するステップと、 f2)ステップf)で選択された各ロングコードの前記
    認知カウンタを比較するステップと、 f3)前記伝送された第1のロングコードを逆拡散する
    のに使用される符号として最大の認知カウントを有する
    ロングコードを使用して前記カウンタをリセットするス
    テップとを更に含むことを特徴とする請求項1記載の移
    動局の受信機が基地局を捕捉するための方法。
  10. 【請求項10】 第4の予定番号を安全率として提供
    し、前記第2予定番号に等しい複数回数だけステップ
    g)乃至ステップj)を繰り返し、候補符号を第1のロ
    ングコードとして排除する前に該候補符号を数回チェッ
    クすることを特徴とする請求項2記載の移動局の受信機
    が基地局を捕捉するための方法。
  11. 【請求項11】 ユニークな第1のロングコードで拡散
    されてフレームに構成された情報の少なくとも1つのチ
    ャネルを伝送する基地局を有する広帯域符号分割多元接
    続(W−CDMA)通信システムにおいて、各フレーム
    は予定番号のスロットを含み、各スロットが予定番号の
    チップを含む複数のロングコード候補から第1のロング
    コードを可変ウィンドウサイズで順次検出することによ
    り、移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法であ
    って、 a)認定すべき対応するロングコードを有するショート
    コードマッチトフィルタの出力ピークを選択して受信さ
    れた信号フレーム、スロット及びシンボルタイミングを
    決定するステップと、 b)前記ロングコードがマスクされたシンボルが発生し
    た時に、ピークのショートコードマッチトフィルタ出力
    を検出してどのスロットに対してもバイアスパラメータ
    を決定するステップと、 c)新しい候補ロングコードを発生し、候補フラグ及び
    更新フラグを0にセットし、候補カウンタを0にセット
    するステップと、 d)ステップc)で発生された前記候補ロングコードと
    受信された前記第1のロングコードとのチップの相関結
    果を積分するステップと、 e)ステップb)で決定されたバイアスに応答してステ
    ップd)の積分された相関結果を調節するステップと、 f) 1)前記結果が認知しきい値以上である場合、前記候補
    フラグを1にセットし、前記候補カウンタをインクリメ
    ントし、よって前記候補ロングコードを潜在的に選択
    し、 2)前記結果が排除しきい値以下である場合、前記更新
    フラグを1にセットし、よって前記候補ロングコードを
    排除し、 3)前記結果が通過しきい値よりも小さく、かつ不通過
    しきい値より大であれば、ステップd)へ進み、よって
    前記候補ロングコードに関する判定を延期するように、
    前記認知しきい値及び前記排除しきい値とステップe)
    のバイアスされたチップとの相関の結果を比較するステ
    ップと、 g)前記候補フラグが1に等しい場合、 1)前記候補カウンタが第3の予定番号に等しいとき、
    前記候補ロングコードに対する認知カウンタをインクリ
    メントし、前記更新フラグを1にセットし、前記候補フ
    ラグを0にセットし、 2)前記候補カウンタが前記第3予定番号よりも小さい
    ときに、前記候補フラグを0にセットして、該候補カウ
    ンタと前記第3予定番号とを比較するステップと、 h) 1)前記フレーム数が第5の番号に等しい場合、最大の
    認知カウンタを有するロングコードを送信されたロング
    コードとして選択し、全ての認知カウンタをリセット
    し、 2)前記フレーム数が前記第5予定番号よりも少ない場
    合にプログラムシーケンスを続けて、相関した前記フレ
    ーム数と前記第5予定番号とを比較するステップと、 i) 1)前記更新フラグが1にセットされた場合、相関積分
    回路を再初期化し、更新フラグを0にリセットし、ステ
    ップc)へ進み、 2)前記更新フラグは0にセットされた場合、相関積分
    回路を再初期化し、ステップd)へ進んで、 前記更新フラグをチェックするステップと、 を有することを特徴とする移動局の受信機が基地局を捕
    捉するための方法。
  12. 【請求項12】 ステップf)3)は、相関のあるチッ
    プの数と第1の予定番号とを比較し、前記ステップf)
    3)は、 i)相関のあるチップの数が第1予定番号に等しい場
    合、更新フラグを1にセットし、よってステップc)へ
    進み、検索限度に達して新しい符号を候補として選択す
    るサブステップと、 ii)そうでない場合、ステップd)へ進むサブステップ
    とを含むことを特徴とする請求項11記載の移動局の受
    信機が基地局を捕捉するための方法。
  13. 【請求項13】 ステップf)1)は、相関のあるチッ
    プの数と第2の予定番号とを比較し、ステップf)1)
    は、 i)前記相関のあるチップの数が前記第2番号よりも少
    ない場合、前記候補フラグ及び更新フラグを変更せず、
    ステップd)ヘ進み、よってより多数のデータを検討す
    るまで判定を延期するサブステップと、 ii)そうでない場合、プログラムシーケンスを続けるサ
    ブステップとを有し、ステップf)2)は、前記相関の
    あるチップの数と前記第2予定番号とを比較し、ステッ
    プf)2)は、 i)前記相関のあるチップの数が前記第2予定番号より
    も少ない場合に前記候補フラグ及び更新フラグを変更せ
    ず、ステップd)ヘ進み、よってより多数のデータを得
    るまで判定を延期するサブステップと、 ii)そうでない場合、プログラムシーケンスを続けるサ
    ブステップとを有する、ことを特徴とする請求項11記
    載の移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法。
  14. 【請求項14】 ステップc)は、阻止フラグ及び阻止
    カウンタを0にセットし、ステップf)2)が阻止フラ
    グを1にセットし、阻止カウンタをインクリメントし、
    ステップf)に続き、 g1)阻止フラグが1にセットされたとき、 1)前記阻止カウンタが第4の予定番号に等しいとき、
    候補ロングコードに対する排除カウンタをインクリメン
    トし、前記更新フラグを1にセットし、前記阻止フラグ
    を0にセットし、 2)前記阻止カウンタが前記第4予定番号よりも少ない
    ときに、前記阻止フラグを0にセットし、よって候補ロ
    ングコードを排除する前に候補ロングコードを何回も試
    みるように、 前記阻止カウンタと前記第4予定番号とを比較するステ
    ップを更に含むことを特徴とする請求項13記載の移動
    局の受信機が基地局を捕捉するための方法。
  15. 【請求項15】 ユニークな第1のロングコードで拡散
    された情報のチャネルを伝送する基地局を含む、広帯域
    符号分割多元接続通信システムにおける、 前記第1のロングコードの拡散された情報の伝送された
    チャネルを受信するための入力端及び前記第1のロング
    コードがマスクされたシンボルに対応する出力ピーク信
    号を提供するための出力端を有するショートコードマッ
    チトフィルタと、 前記ショートコードマッチトフィルタの出力端に作動的
    に接続された入力端を有し、前記第1のロングコードが
    マスクされたシンボルピーク出力の振幅に基づきバイア
    スを計算し、ロングコードがマスクされたシンボルピー
    ク出力の間のインターバルからタイミング関係を計算
    し、更にバイアスを発生するための出力端を有する、タ
    イミング及び符号管理回路と、 伝送された拡散第1ロングコードを受け入れるための第
    1入力端、及び前記タイミング及び符号管理回路の出力
    端に作動的に接続された第2入力端を有し、候補ロング
    コードに対し、前記第1ロングコードを相関処理し、相
    関結果を積分し、積分された相関結果を調節するバイア
    スを使用し、通過/阻止基準と前記積分されバイアスさ
    れた相関結果を比較し、前記第1ロングコードを逆拡散
    するための選択された候補符号を発生し、伝送された信
    号におけるフェージング効果を前記バイアスにより調節
    する検索機ユニットと、を有することを特徴とする適応
    しきい値バイアシングを行う順次検索受信機。
  16. 【請求項16】 前記検索機ユニットは、更に、 伝送された第1のロングコードの拡散されたチャネルを
    受け入れるよう、前記検索機の第1入力端に作動的に接
    続された第1入力端と、前記候補ロングコードを受け入
    れるための第2入力端と、相関結果を発生するための出
    力端とを有するミキサと、 前記ミキサの出力端に作動的に接続された第1入力端
    と、チップカウント信号を受信して、次のチップにわた
    って相関結果を積分するための第2入力端と、初期化信
    号を受信して相関結果を再初期化するための第3入力端
    と、積分された相関結果を提供するための出力端とを有
    する積分回路と、 前記積分回路の出力端に作動的に接続された第1入力端
    と、バイアスを受け入れるよう、前記検索機ユニットの
    第2入力端に作動的に接続された第2入力端と、積分さ
    れバイアスされた相関結果を提供するための出力端とを
    有する加算回路と、 前記加算回路の出力端に作動的に接続された第1入力端
    と、前記積分されバイアスされた相関の結果と通過しき
    い値及び阻止しきい値とを比較し、バイアスされた相関
    結果が前記通過しきい値を越えた時に信号を発生するた
    めの第1の出力端と、前記バイアスされた相関結果が前
    記阻止しきい値よりも低いときに信号を発生するための
    第2出力端と、前記バイアスされた相関結果が通過基準
    または阻止基準を満たさないとき、信号を発生するため
    の第3の出力端とを有する相関比較器と、 前記相関比較器の第3出力端に作動的に接続された第1
    入力端と、チップカウントを1だけインクリメントする
    よう、前記積分回路の第2入力端に作動的に接続された
    第1出力端とを有する第1チップカウンタと、 候補ロングコードを発生するよう、前記ミキサの第2入
    力端に作動的に接続された出力端と、入力端とを有し、
    該入力端の信号に応答して新しい候補ロングコードを発
    生する、ロングコード候補発生器と、 通過基準信号を受け入れるよう、前記相関比較器の第1
    出力端に作動的に接続された入力端を有し、入力信号に
    応答して認知カウントをインクリメントして該認知カウ
    ントを出力端に提供する認知カウンタと、 前記認知カウンタ出力端に作動的に接続された入力端を
    有し、前記認知カウントと第3の予定番号とを比較し、
    前記認知カウントが前記第3予定番号に等しい場合に出
    力端に信号を提供するようになっている認知カウント比
    較回路と、 前記認知カウント比較回路の出力端に作動的に接続され
    た入力端を有し、入力信号に応答して各ロングコード候
    補の選択カウントをインクリメントし、第1出力端に該
    選択カウントと、前記ロングコード候補発生器の入力端
    に作動的に接続された第2出力端に新しいロングコード
    候補を選択するための信号とを提供する選択カウンタ
    と、 入力信号に応答して処理されるフレーム数をチェックす
    るよう前記選択カウンタに作動的に接続された第1入力
    端と、第5の予定番号を受け入れるための第2入力端と
    を有し、前記フレームのカウントが前記第5予定番号に
    等しくなったときに出力端に信号を発生する第3チップ
    カウンタと、 前記第3チップカウンタの出力端に作動的に接続された
    入力端を有し、前記第3チップカウンタからの入力信号
    に応答して出力端にロングコード候補に最大の選択カウ
    ンタのトータルを提供する、ロングコード判定回路とを
    備えたことを特徴とする請求項15記載の適応しきい値
    バイアシングを行う順次検索受信機。
  17. 【請求項17】 前記第1チップカウンタは第1の予定
    番号を受け入れるための第2の入力端を有し、前記第1
    チップカウンタは前記チップカウントと前記第1番号と
    を比較し、相関のあるチップの前記第1予定番号内で通
    過/阻止判定に達しなかった時に積分プロセスを再初期
    化するよう、前記積分回路の第3入力端に作動的に接続
    された第2出力端を有することを特徴とする請求項16
    記載の適応しきい値バイアシングを行う順次検索受信
    機。
  18. 【請求項18】 前記相関比較回路の第1出力端に作動
    的に接続された第1入力端と、第2の予定番号を受け入
    れるための第2入力端と、前記認知カウンタの入力端に
    作動的に接続された第1出力端と、前記積分回路の第2
    入力端に作動的に接続された第2出力端と、前記積分回
    路の第3入力端に作動的に接続された第3出力端とを有
    する第2チップカウンタを有し、該第2チップカウンタ
    は前記チップカウンタと前記第2予定番号とを比較し、
    前記チップが第2予定番号に等しくないとき前記積分回
    路の第2入力端への信号で積分された相関の結果を継続
    し、該第2チップカウンタは、前記認知カウンタの入力
    端へ相関認知信号を中継し、前記チップカウントが前記
    第2予定番号に等しくなったときに、前記積分回路の第
    3入力端への信号で積分された相関の結果を再初期化す
    る、第2チップカウンタを更に有することを特徴とする
    請求項16記載の適応しきい値バイアシングを行う順次
    検索受信機。
  19. 【請求項19】 前記第2チップカウンタは、前記相関
    比較器の第2出力端に作動的に接続された第3入力端
    と、該相関比較器の阻止信号を中継するための第4出力
    端とを有し、前記第2チップカウンタは、前記チップカ
    ウントと前記第2番号とを比較し、該チップカウントが
    前記第2予定番号に等しくないときに前記積分回路の第
    2入力端への信号で積分された相関の結果を継続し、前
    記チップカウントが前記第2番号に等しいときに、前記
    第4出力端からの相関阻止信号を中継し、前記積分回路
    の第3入力端への信号により積分された相関の結果を再
    初期化することを特徴とする請求項18記載の適応しき
    い値バイアシングを行う順次検索受信機。
  20. 【請求項20】 前記相関阻止信号を受け入れるよう、
    前記第2チップカウンタの第4出力端に作動的に接続さ
    れた入力端を有し、入力信号に応答して阻止カウントを
    インクリメントし、出力端に阻止カウントを提供する阻
    止カウンタと、 前記阻止カウンタの出力端に作動的に接続された入力端
    を有し、前記阻止カウントと第4の予定番号とを比較
    し、前記阻止カウントが前記第4番号に等しくなった場
    合に出力端に信号を提供する、阻止カウント比較回路
    と、 前記阻止カウント比較回路の出力端に作動的に接続され
    た入力端を有し、入力信号に応答して候補ロングコード
    の排除カウントをインクリメントし、第1出力端に各ロ
    ングコード候補の排除カウントと、前記ロングコード発
    生器の入力端に作動的に接続された第2出力端に新しい
    ロングコード候補を選択するための信号とを提供する排
    除カウンタとを更に有し、 前記第3チップカウンタは前記排除カウントを受け入れ
    るための第3の入力端を有し、該第3チップカウンタは
    フレームカウントに前記排除カウントを含み、該排除カ
    ウントを前記ロングコード判定回路へ伝送するようにな
    っており、 前記ロングコード判別回路は、ロングコードの選択にあ
    たって前記排除カウントだけでなく前記選択カウントも
    検討するようになっていることを特徴とする請求項19
    記載の適応しきい値バイアシングを行う順次検索受信
    機。
JP11316105A 1998-11-12 1999-11-05 移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法及び適応しきい値バイアシングを行う順次検索受信機 Pending JP2000152312A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/191461 1998-11-12
US09/191,461 US6205168B1 (en) 1998-11-12 1998-11-12 Sequential detection system and method with adaptive bias

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000152312A true JP2000152312A (ja) 2000-05-30

Family

ID=22705592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11316105A Pending JP2000152312A (ja) 1998-11-12 1999-11-05 移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法及び適応しきい値バイアシングを行う順次検索受信機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6205168B1 (ja)
EP (1) EP1001550B1 (ja)
JP (1) JP2000152312A (ja)
DE (1) DE69925692T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100889920B1 (ko) * 2002-06-27 2009-03-24 주식회사 케이티 적응형 임계치 방식을 적용한 기지국 고속 검색 장치 및그 방법

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3856261B2 (ja) * 1998-03-18 2006-12-13 ソニー株式会社 同期検出装置
JP3964998B2 (ja) * 1999-01-14 2007-08-22 株式会社日立国際電気 移動局の受信機
US6366605B1 (en) * 1999-03-09 2002-04-02 Linex Technologies, Inc. Spread-spectrum data detection using matched-filter obtained side information
US6359925B1 (en) 1999-03-09 2002-03-19 Linex Technologies, Inc. Relative-signal-level data detection from a spread-spectrum signal using matched-filter obtained side information
US6618375B2 (en) * 1999-09-13 2003-09-09 Qualcomm, Incorporated Radio link protocol frame sorting mechanism for dynamic capacity wireless data channels
US6414951B1 (en) * 1999-10-08 2002-07-02 Interdigital Technology Corporation Method for detecting short codes in CDMA systems
US6477162B1 (en) * 2000-03-31 2002-11-05 Qualcomm, Incorporated Dynamically adjusting integration interval based on a signal strength
KR100342496B1 (ko) * 2000-09-08 2002-06-28 윤종용 고속 서처의 직교확산부호 가설 변경 장치 및 방법
US6535548B1 (en) * 2001-04-26 2003-03-18 Motorola, Inc. Mobile wireless communication devices for receiving spread spectrum signals and methods therefor
US7095710B2 (en) * 2001-12-21 2006-08-22 Qualcomm Decoding using walsh space information
BR0308843A (pt) * 2002-03-25 2005-01-04 Interdigital Tech Corp Método e aparelho para detecção de códigos cegos
EP1378854B1 (en) * 2002-07-01 2007-12-26 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. Signal statistics determination
KR100622149B1 (ko) * 2004-11-25 2006-09-19 주식회사 팬택 비동기 방식 광대역 부호분할다중접속 시스템에서의코드그룹 획득 장치 및 방법

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4387465A (en) 1981-04-13 1983-06-07 Trw Inc. Sequential threshold detector
DE69431970T2 (de) 1993-10-14 2003-08-28 Ntt Docomo Inc Korrelationsdetektor und Nachrichtengerät
US5691974A (en) * 1995-01-04 1997-11-25 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for using full spectrum transmitted power in a spread spectrum communication system for tracking individual recipient phase, time and energy
US6049535A (en) * 1996-06-27 2000-04-11 Interdigital Technology Corporation Code division multiple access (CDMA) communication system
US5642377A (en) 1995-07-25 1997-06-24 Nokia Mobile Phones, Ltd. Serial search acquisition system with adaptive threshold and optimal decision for spread spectrum systems
DE69737670T2 (de) * 1996-03-05 2007-10-04 Ntt Docomo Inc. Signalübertragungsverfahren, sender und empfänger für ein mobiles kommunikationssystem
US5950131A (en) * 1996-10-29 1999-09-07 Motorola, Inc. Method and apparatus for fast pilot channel acquisition using a matched filter in a CDMA radiotelephone
JP3373746B2 (ja) * 1997-01-07 2003-02-04 株式会社鷹山 Ds−cdma基地局間非同期セルラ方式における初期同期方法および受信機
US6064690A (en) * 1997-05-13 2000-05-16 Yozan Inc. Spread spectrum communication system
US6085104A (en) * 1998-03-25 2000-07-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Pilot aided, time-varying finite impulse response, adaptive channel matching receiving system and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100889920B1 (ko) * 2002-06-27 2009-03-24 주식회사 케이티 적응형 임계치 방식을 적용한 기지국 고속 검색 장치 및그 방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP1001550A3 (en) 2003-04-16
US6205168B1 (en) 2001-03-20
EP1001550B1 (en) 2005-06-08
EP1001550A2 (en) 2000-05-17
DE69925692T2 (de) 2006-03-23
DE69925692D1 (de) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100668204B1 (ko) 코드 분할 다중 접속 수신기에 대한 파일럿 강도 측정 및다중 경로 지연 탐색기
KR100945701B1 (ko) 무선 통신 시스템에서의 신호 획득
CA2172370C (en) Method and apparatus for performing code acquisition in a cdma communications system
AU755811B2 (en) Search window delay tracking in code division multiple access communication systems
JP3961703B2 (ja) Rake受信機、並びにrake受信機におけるフィンガー処理要素の割当て及び調整方法
US5881098A (en) Efficient demodulation scheme for DSSS communication
JP4213189B2 (ja) 短符号検出方法
JPH07202753A (ja) 符号分割多元接続および直接スペクトル拡散方式で連続判定方式を有する2重ドエル最ゆう法による獲得方法およびその装置
JP2000152312A (ja) 移動局の受信機が基地局を捕捉するための方法及び適応しきい値バイアシングを行う順次検索受信機
KR20020015692A (ko) 무선 통신 장치 및 그 방법, 통신 단말 장치, 및 기지국 장치
US20020094017A1 (en) Method for improving multipath searcher speed
JP2006512840A (ja) Tdd/cdmaシステムにおけるダウンリンクのトレーニングシーケンス検出方式および装置
JP3588089B2 (ja) Cdma受信装置、移動局装置及び基地局装置
JP2005518132A (ja) 無線通信送受信局用の受信機および受信方法
JP4335913B2 (ja) 受信インパルス無線信号を捕捉する方法およびシステム
JP4335912B2 (ja) 受信インパルス無線信号を捕捉する方法、システム、および装置
KR100680230B1 (ko) 직접 시퀀스 확산 스펙트럼 방식을 위한 적응형 정합필터부 및 이를 사용한 수신기
EP1225708A2 (en) Spreading factor estimation system and method
Rahaman et al. Throughput and PN codephase acquisition for packet CDMA without preamble
KR101087101B1 (ko) 디지털 멀티미디어 방송 수신장치의 신호 포착 방법 및 장치
KR20010025817A (ko) 씨디엠에이 시스템의 역방향 링크에서의 채널 추정장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060907