JP2000151917A - 画像読取装置、異常検知方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、異常検知方法、及び記憶媒体

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JP2000151917A
JP2000151917A JP10328787A JP32878798A JP2000151917A JP 2000151917 A JP2000151917 A JP 2000151917A JP 10328787 A JP10328787 A JP 10328787A JP 32878798 A JP32878798 A JP 32878798A JP 2000151917 A JP2000151917 A JP 2000151917A
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fluorescent lamp
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Noriyoshi Osozawa
憲良 遅沢
Tadashi Takahashi
匡 高橋
Hiroichi Kodama
博一 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ちらつきを検知してランプの異常を検知し、
必要な処置が取れるようにする。 【解決手段】 蛍光ランプで照明された基準白板からの
反射光が入力されて2次元の画像データを出力するCC
Dラインセンサから出力された主走査方向の画素毎の出
力データに基に、ヒストグラムのピーク値に相当する最
頻値(A)を求め、その最頻値を第1の基準レベルと比
較する。この比較の結果判明した一方の大小関係にある
ラインの数をカウントし(B,C,D)、得られたライ
ン数を第2の基準値と比較する。この比較の結果に応じ
て、蛍光ランプの光量変動を検出する。蛍光ランプの光
量変動が検出されたたときには警告を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、異
常検知方法、及び記憶媒体に関し、詳しくは外部電極方
式の蛍光ランプを光源として用いる画像読取装置、当該
画像読取装置に適用される異常検知方法、及び当該異常
検知方法を実行するプログラムを記憶した記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機やフラットベッド
スキャナに用いられる光源には様々な種類がある。例え
ばハロゲンランプ、水銀蒸気を用いた熱陰極タイプある
いは冷陰極タイプの蛍光ランプなどがある。
【0003】ハロゲンランプはデジタル複写機において
最もよく使われている光源であり、光量や配光の調整が
可能であり、安定した光量が得られ、色味が優れるなど
の利点がある。しかし一方で、消費電力の約80%以上が
熱となるため大電力が必要であり、またフィラメントに
よる発光のため振動に弱いといった欠点を持つ。
【0004】水銀蒸気を用いた熱陰極タイプの蛍光ラン
プは、ハロゲンランプに比べるとエネルギ効率が良いも
のの、管内部の水銀蒸気の分布によって立ち上がり特性
や光量、スペクトル分布が変化を受けるため、環境条件
を含めた光特性の制御が非常に困難である。また、フィ
ラメントより熱電子を放出する構成の場合、製品寿命よ
りもランプ寿命が短くなるため、定期的な交換が必要と
なってしまう。さらに蛍光ランプは一般に配光の制御が
困難である。
【0005】水銀蒸気を用いた冷陰極タイプの蛍光ラン
プは、電極間に高電圧を印加する方式であり、フィラメ
ントでの消耗がないため、熱陰極タイプの蛍光ランプに
比べ寿命が長く、熱的にも有利である。しかし水銀蒸気
を用いるため環境変動に対する光特性の制御は、熱陰極
タイプの蛍光ランプと同様、難しいものとなる。
【0006】一方、デジタル複写機に求められる要求は
年々厳しくなっており、特に低消費電力、高生産性、環
境対策が大きなポイントである。
【0007】低消費電力と高生産性は相反するものであ
る。高い生産性を達成し、なおかつ消費電力を低減する
ためには、より効率の高い光源が必要である。
【0008】また環境対策として、水銀を使わないラン
プが求められている。
【0009】こうした状況の中、注目を集めているのが
キセノンランプに代表される不活性ガスを用いた蛍光ラ
ンプである。
【0010】図14は外部電極方式のキセノンランプの
構成を例示する図である。
【0011】キセノンランプ2000は次の様に構成さ
れている。
【0012】2001は円筒状のバルブ、2002はバ
ルブ2001の外側に部分的に貼り付けられたテープ電
極でありアルミなどの材質が用いられる。2003は絶
縁用の保護チューブ、2004はバルブ2001の両端
に取り付けられるホルダで、装置に組み込む場合の固定
部材しても用いられる。2005は給電ケーブル、20
06はコネクタで、図示しないランプインバータの出力
端子に接続される。
【0013】図15は、図14に示す破線A−A′にお
けるキセノンランプの断面図である。
【0014】2101はバルブ2001内壁に塗布され
た蛍光体である。2102はバルブ2001内部に封入
されたガスであり、純粋なキセノンガスあるいは必要に
応じて微量の不純物が添加されたキセノンガスから成
る。不純物の添加は、例えば発光色、耐久性などを考慮
して適宜決定される。
【0015】2103は絶縁のためのシリコーンであ
り、シリコーン2103と保護チューブ2003によっ
てランプは保護されている。
【0016】図16はテープ電極2002の構造を例示
する図であり、(A)はベタパターンの電極、(B)は
梯子型のパターンを持つ電極を示す。
【0017】図24は、キセノンランプ2000に印加
される駆動電圧の波形の一例を示す図である。実線αは
ランプ点灯時の電圧波形、破線βはランプ点灯前の電圧
印加開始から放電開始までの期間の電圧波形を示す。
【0018】キセノンランプ2000は外部電極方式で
あり、電圧印加開始から放電開始までの期間では電極間
のインピーダンスが大きく、放電が開始されて点灯する
ことでインピーダンスが小さくなる。従って図24に示
したように、点灯時と点灯前とで印加電圧に大きな差が
生じる。
【0019】本従来例では、点灯時が1000〜200
0V前後、点灯前が4000〜5000V程度の電圧が
印可されている。
【0020】キセノンランプ2000の光量は、図24
に示す一周期を短くするほど大きくなる。言い換えれ
ば、高周波点灯すればより光量を増すことが出来る。ま
た、別の手段として管径を太くすることにより全光束を
増やし、光量アップを図ることが可能である。但し、管
径を太くすることは電極間の距離を広げることになるた
めさらに高い印可電圧を必要とする。
【0021】図17は、キセノンランプ2000を搭載
した第1ミラー台の構成を例示する図である。
【0022】2300は第1ミラー台全体である。キセ
ノンランプ2000は照明ベース2301に取り付けら
れている。取り付けは、ホルダー2004と照明ベース
2301とをビスで固定することによって行われてい
る。
【0023】2302は、キセノンランプ2000の出
力光を原稿面に集光するための反射笠である。230
3,2304は、反射笠2302の両側に設けられてキ
セノンランプ2000の端部光量落ちをカバーする側板
であり、それぞれ反射笠前側板、反射笠後側板である。
2308はミラー台ベースであり、照明ベース2301
はミラー台ベース2308に取り付けられる。2305
は原稿からの反射光を受ける第1ミラーであり、前ミラ
ー支持部2306a、後ミラー支持部2306bで支持
される。2307は、ミラー台ベース2308の四隅に
設けられたスライダであり、図示しないレールを副走査
方向に移動するために設けられている。
【0024】図18は、キセノンランプ2000を搭載
する画像読取装置2400の構成を示す図である。
【0025】2401は原稿が置かれる原稿ガラス、2
402は圧板である。原稿の読み取りは第1ミラー台2
300、第2ミラー台2403がそれぞれ2:1のスピ
ードで矢印方向に移動走査して行われる。
【0026】第1ミラー台2300には、図17で説明
したようにキセノンランプ2000や第1ミラー230
5が搭載されている。第2ミラー台2403は第2ミラ
ー2404、第3ミラー2405で構成される。
【0027】原稿からの反射光は第1ミラー2305、
第2ミラー2404、第3ミラー2405を経由してレ
ンズ2406に送られ、CCDラインセンサ2407上
に結像されて画像信号として読み出される。
【0028】2408は第1ミラー台2300、第2ミ
ラー台2403を駆動するためのモーターであり、一般
に5相あるいは2相のステッピングモータが用いられ
る。2409はシェーディング補正を行うための基準白
板である。
【0029】図19は、基準白板2409近傍の詳細な
構成を示す図である。
【0030】原稿ガラス2401はガラス支持部材25
01によって支持されている。基準白板2409はガラ
ス支持部材2501に接着剤や両面テープ等で固定され
ている。なお、基準白板2409は、ガラス支持部材1
501に直接塗布あるいは蒸着されることによって形成
される場合もある。
【0031】キセノンランプ2000とガラス支持部材
2501との直線距離は一定ではない。これは、原稿ガ
ラス2401上面の高さと、基準白板2409の下面の
高さが等しいことがシェーディング補正を行う上で必要
であるからである。
【0032】図20は、キセノンランプ2000の長手
方向での原稿ガラス2401及びガラス支持部材250
1との関係を示す図である。図示のようにキセノンラン
プ2000の発光領域は一般に画像読み取り幅(領域)
よりも大きい。また、テープ電極2002は発光領域全
域に貼り付けられている。従って画像読み取り幅(領
域)におけるキセノンランプ2000の管表面から原稿
ガラス2401の下面までの距離よりも、発光領域から
画像読み取り幅を除いた部分におけるキセノンランプ2
000の管表面から前ガラス支持部材2601a、後ガ
ラス支持部材2601bまでの距離の方が短くなる。
【0033】図21は、キセノンランプ2000を用い
た画像読取装置2400の回路構成を例示するブロック
図である。
【0034】CCD2407は、A4長手サイズを60
0dpiで読みとることが出来る7500画素の白黒C
CDであり、奇数、偶数画素列信号をそれぞれ処理す
る。偶数画素列信号は奇数画素列信号と同じ処理を行う
ため、奇数画素列信号の処理を中心に以下説明する。
【0035】第1ミラー台2300に搭載されたキセノ
ンランプ2000は、同じく第1ミラー台2300に搭
載されたランプインバータ2701から電源を供給され
て駆動される。
【0036】ランプインバータ2701はCPU271
1によって点灯のオン/オフ制御がなされる。CPU2
711はランプインバータ2701の制御だけでなく、
回路全体の制御を行うものである。CCDラインセンサ
2407は7500画素の画像読み取り有効エリアを持
ち、奇数、偶数画素列の2つの出力ポートを持つ。
【0037】CCDラインセンサ2407の出カインピ
ーダンスは一般に数百オーム程度と大きく、インピーダ
ンス変換バッファ2703で低インピーダンス信号に変
換される。
【0038】また、CCDラインセンサ2407の出力
バイアスは4〜6V程度であり、一般のビデオ処理回路
の5V電源系に不向きである。従ってカップリングコン
デンサ2704と第1のクランプ回路2705とでDC
バイアス変換が行われる。
【0039】DCバイアス変換後、相関二重サンプリン
グ回路(以下「CDS回路」と称する)2706で、1
/fノイズを低減すると同時にキャリアノイズを除去す
る。
【0040】2707は可変増幅器であり、CCDライ
ンセンサ2407から出力された信号のレベルを所定レ
ベルに増幅して、CCDラインセンサ2407の感度バ
ラツキ、キセノンランプ2000の光量バラツキを吸収
するものである。
【0041】2708は第2のクランプ回路であり、A
D変換器2709のリファレンス電圧に対して黒信号レ
ベルの基準を設定するために用いられる。第2のクラン
プ回路2708では、回路の安定性を向上させるために
AD変換器2709の入力をフィードバックする構成の
回路が一般的に用いられる。
【0042】AD変換器2709はアナログ信号をデジ
タルデータに変換し、変換されたデータはシェーディン
グ補正回路2710に入力され、シェーディング補正回
路2710でシェーディング補正が行われる。
【0043】これらの回路はASIC化されている場合
が多い。
【0044】偶数画素列信号に対しても同じ回路処理が
行われる。
【0045】図22はシェーディング補正回路2710
の内部構成を示すブロック図である。同図は奇数画素列
信号に対する回路ブロックを示し、扱う画素数は750
0画素の半分の3750画素である。
【0046】シェーディング補正回路2710に入力さ
れたデータは、第1のセレクタ2801における第1の
入力端子及び減算器2802に入力される。減算器28
02では、入力データから黒補正データ2803が減算
されて黒シェーディング補正が行われ、補正出力は第1
のセレクタ2801における第2の入力端子に入力され
る。
【0047】第1のセレクタ2801の切替え動作はC
PU2711によって制御され、黒シェーディング補正
を行う場合には第2の入力が選択され、行わない場合に
は第1の入力が選択される。
【0048】黒補正データ2803の作成方法について
は後述する。
【0049】第1のセレクタ2801の出力は演算器2
804及び加算器2805に入力される。加算器280
5は第1のセレクタ2801の出力とSRAM2806
の出力との加算を行い、第2のセレクタ2807におけ
る第1の入力端子に出力する。
【0050】第2のセレクタ2807における第2の入
力端子には平均回路2808の出力が接続される。第2
のセレクタ2807の切替え動作もCPU2711によ
って制御され、加算演算を行いながらSRAM2806
に信号を取り込む場合には第1の入力端子が選択され、
SRAM2806に取り込まれたデータを平均する場合
には第2の入力端子が選択される。
【0051】SRAM2806は13ビット構成であ
り、3750画素分のデータを持ち、8ビット信号に関
しては2(13-8)=32回までの平均処理が可能である。
SRAM2806の出力は加算器2805のもう一方の
入力に接続され、入力データと加算され再びSRAM2
806に取り込まれることで加算処理を実現する。ま
た、SRAM2806の出力が平均回路2808に入力
されビットシフト操作を行うことにより平均処理が達成
される。さらにSRAM2806出力はSI(i)信号
として演算器2804に入力される。
【0052】演算器2804では第1のセレクタ280
1から送られた入力信号DI(i)と、SRAM280
6から送られた信号SI(i)と、シェーディングター
ゲットデータ(KDAT)2809とを用いて、下記式
に基づき補正出力データDO(i)を演算する。ここで
iは0〜7499の範囲に含まれる奇数の整数であり、
CCDラインセンサ2407の画素番号を表す。
【0053】 DO(i)=DI(i)×KDAT/SI(i) 以上の動作が偶数画素列信号に対しても同様に行われ
る。
【0054】図23は、画像読取装置2400が一枚の
原稿を読みとる場合のシーケンスを示す図である。
【0055】画像読取装置2400はスタート時点より
a点までの期間、基準白板2409の下に第1ミラー台
2300を停止させる。次ぎにa点からb点までの期
間、駆動系の立ち上げ動作を行い、b点からエンド時点
までの期間、原稿画像の取り込みを行う。
【0056】キセノンランプ2000は、第1ミラー台
2300が基準白板2409の下に停止している期間
(スタート時点からa点まで)の中のd点で点灯され、
d点からエンド時点まで点灯される。スタート時点から
d点までは消灯されている。
【0057】シェーディング補正回路2710は、第1
ミラー台2300が基準白板2409の下に停止し、キ
セノンランプ2000が消灯している、スタート時点か
らd点までの間に次の処理を行う。
【0058】<スタート〜f点期間>第1のセレクタ2
801を第1の入力端子に接続し、第2のセレクタ28
07を第1の入力端子に接続する。入力信号データはS
RAM2806の出力と加算されて再びSRAM280
6に入力され、この動作が32回繰り返され、黒画像デ
ータの32回加算が行われる。
【0059】<f点〜c点期間>第2のセレクタ280
7のみ第2の入力端子に接続変更する。SRAM280
6の出力は平均回路2808で1ビットシフトされ、再
びSRAM2806に書き込まれる。この動作を5回繰
り返して1/32の除算を行い、これによって平均処理
を行い、c点では32回平均処理された黒基準画像デー
タがSRAM2806に保管される。
【0060】<c点〜d点期間>SRAM2806に保
管された黒基準画像データはCPU2711によって読
み出され、全画素の平均処理がソフトウェア処理によっ
て行われ、その結果が黒補正データ2803となる。本
従来例においては、黒シェーディング補正は全画素均一
データによって行われる。この期間、第1のセレクタ2
801及び第2のセレクタ2807はそれぞれ第1の入
力端子、第2の入力端子に接続されているが、ソフトウ
ェア処理には影響を与えない。
【0061】<d点〜e点期間>d点の前に、CPU2
711によって黒補正データ演算が完了し、d点におい
てランプ点灯が行われる。一般にランプ点灯後、ランプ
光量が安定するまでには一定時間が必要であり、d点か
らe点までの期間は、このランプ光量の安定に使われる
待機期間(ウェイトタイム)である。また、黒補正デー
タ演算が完了した時点で第1のセレクタ1801は第2
の入力端子に接続し、これ以降第1のセレクタ1801
からは黒補正信号が出力される。
【0062】<e点〜g点期間>e点において光量が安
定し、スタート時点からC点までの間に行われた黒信号
の取り込みと同様の処理が、e点からg点までの期間に
白信号に対して行われる。第2のセレクタ2807は第
1の入力端子に接続し、第1のセレクタ2801から出
力された黒補正処理後の信号に対して32回の加算処理
が行われる。
【0063】<g点〜a点期間>第2のセレクタ280
7は第2の入力端子に接続し、SRAM2806に蓄積
された32回加算データは1/32の除算が行われ、平
均信号としてSRAM2806に蓄積される。白基準信
号に関してはCPU2711による演算は行われず、読
み取り動作が行われるまでSRAM2806に保持さ
れ、読み取り時に、画素毎の白基準信号SI(i)とし
て演算器2804に、原稿画像信号と画素単位の同期を
取った上で供給される。
【0064】以上の処理が基準白板2409を基にして
行われる。
【0065】シェーディングターゲットデータ(以下
「KDAT」と称する)2809はシステムの白の基準
を決定する値であり、全画素に対して一定である。演算
器2804は、白基準信号SI(i)をKDAT280
9と等しくするための係数を原稿画像信号DI(i)に
掛けることによって、CCDラインセンサ2407の画
素単位の感度ムラ、あるいはキセノンランプ2000の
配光の補正を行うものである。
【0066】
【発明が解決しようとする課題】ところで、外部電極を
用いたキセノンランプ2000には、光量が周期的に変
動するちらつきという問題がある。
【0067】キセノンランプ2000に封入されたキセ
ノンガスは非常に安定した物質であるが、高電圧によっ
てイオン分解される。このイオン分解されたキセノン分
子と、このキセノン分子に再結合しようとするキセノン
イオンとの間でバランスが欠けると、上記のちらつきが
発生する。
【0068】このようなちらつきが画質に及ぼす影響は
非常に大きく、濃度のムラ、スジとして現れ、画質を大
きく劣化させてしまう。
【0069】また、長時間使用することによるバルブの
劣化などによっても同様にちらつきが発生する可能性が
ある。
【0070】図2は、光量の周期的な変動(ちらつき)
を示す図であり、実線はCCDラインセンサ2407の
出力波形を示し、破線がちらつきを示す。図2(A)は
2ライン周期のちらつきがある場合、図2(B)は4ラ
イン周期のちらつきがある場合、図2(C)はちらつき
が無い場合である。ちらつきは副走査方向に周期的な光
量変動となって現れる。
【0071】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、ちらつきを検知してランプの異常を検
知し、必要な処置が取れるようにした画像読取装置、異
常検知方法、及び記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0072】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、外部電極方式の蛍光
ランプを光源として用いる画像読取装置において、前記
蛍光ランプで照明された基準白板からの反射光が入力さ
れて2次元の画像データを出力する光検知手段と、前記
光検知手段から出力された主走査方向の画素毎の出力デ
ータに基に、ヒストグラムのピーク値に相当する最頻値
を求める最頻値検出手段と、前記最頻値検出手段で求め
られた副走査方向のライン毎の最頻値を第1の基準レベ
ルと比較する第1の比較手段と、前記第1の比較手段に
よる比較の結果判明した一方の大小関係にあるラインの
数をカウントするライン数カウント手段と、前記ライン
数カウント手段によって得られたライン数を第2の基準
値と比較する第2の比較手段と、前記第2の比較手段に
よる比較の結果に応じて、前記蛍光ランプの光量変動を
検出する光量変動検出手段とを有することを特徴とす
る。
【0073】また、請求項7記載の発明によれば、外部
電極方式の蛍光ランプを光源として用いる画像読取装置
に適用される異常検知方法において、基準白板からの反
射光が入力されて2次元の画像データを出力する光検知
手段から出力された主走査方向の画素毎の出力データに
基に、ヒストグラムのピーク値に相当する最頻値を求め
る最頻値検出ステップと、前記最頻値検出ステップで求
められた副走査方向のライン毎の最頻値を第1の基準レ
ベルと比較する第1の比較ステップと、前記第1の比較
ステップによる比較の結果判明した一方の大小関係にあ
るラインの数をカウントするライン数カウントステップ
と、前記ライン数カウントステップによって得られたラ
イン数を第2の基準値と比較する第2の比較ステップ
と、前記第2の比較ステップによる比較の結果に応じ
て、前記蛍光ランプの光量変動を検出する光量変動検出
ステップとを有することを特徴とする。
【0074】さらに、請求項13記載の発明によれば、
外部電極方式の蛍光ランプを光源として用いる画像読取
装置に適用される異常検知方法をプログラムとして記憶
した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体にお
いて、前記異常検知方法が、基準白板からの反射光が入
力されて2次元の画像データを出力する光検知手段から
出力された主走査方向の画素毎の出力データに基に、ヒ
ストグラムのピーク値に相当する最頻値を求める最頻値
検出ステップと、前記最頻値検出ステップで求められた
副走査方向のライン毎の最頻値を第1の基準レベルと比
較する第1の比較ステップと、前記第1の比較ステップ
による比較の結果判明した一方の大小関係にあるライン
の数をカウントするライン数カウントステップと、前記
ライン数カウントステップによって得られたライン数を
第2の基準値と比較する第2の比較ステップと、前記第
2の比較ステップによる比較の結果に応じて、前記蛍光
ランプの光量変動を検出する光量変動検出ステップとを
有することを特徴とする。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0076】図1は、本発明に係る画像読取装置を構成
するシェーディング補正回路のブロック図である。図
中、従来例と同一構成部分には同一参照番号を付して、
その説明を省略する。
【0077】101は、第1のセレクタ2801の出力
から特定エリアのデータを選択するゲート回路であり、
その特定エリアはCPU2711によって適宜設定され
る。
【0078】102は、nライン×m画素の構成を持つ
メモリであり、ゲート回路101の出力を保管する。画
像読み取り動作は、図23に示した従来例のシーケンス
と同じシーケンスによって行われ、ちらつき検知が、e
点からg点までの間における基準白板データの加算処理
中に行われる。
【0079】図2は、CCDラインセンサ2407の出
力波形とちらつきとの関係を示す図である。CCDライ
ンセンサ2407の出力波形を実線で示し、光量変動
(ちらつき)を破線で示す。図2(A)は2ライン周期
のちらつきがある場合、図2(B)は4ライン周期のち
らつきがある場合、図2(C)はちらつきが無い場合で
ある。
【0080】図3及び図4は、図2に示す各CCDライ
ンセンサ2407の出力波形の拡大図である。図3
(A)〜(C)及び図4(A)〜(C)は図2(A)〜
(C)のそれぞれに対応する。
【0081】図3(A)及び図4(A)は、2ライン周
期のちらつきが発生している場合を示す。各ラインから
は5画素分の信号データがゲート回路101によって取
り出されている。奇数ラインの信号データは、ほぼ24
0レベル近傍で変動し、偶数ラインの信号データは、ほ
ぼ230レベル近傍で変動している。各ラインにおける
5画素分の間の変動はランダムノイズによるものであ
る。ランダムノイズの原因には様々なものがあり、CC
Dラインセンサ2407で発生する熱電子、光電変換に
よって発生するショットノイズ、回路系のノイズなどが
上げられる。
【0082】図3(B)及び図4(B)は、4ライン周
期のちらつきが発生している場合を示す。ライン1,ラ
イン5,ライン9は240レベル近傍で変動し、ライン
2,ライン4,ライン6,ライン8,ライン10,ライ
ン12は235レベル近傍で変動し、ライン3,ライン
7,ライン11は230レベル近傍で変動しており、ラ
イン1を基準にした場合、240レベル→235レベル
→230レベル→235レベル→240レベルの順で周
期的にレベル変動を繰り返し、ちらつきを発生してい
る。各ライン内でのレベル変動は。図3(A)及び図4
(A)と同じくランダムノイズによるものである。
【0083】図3(C)及び図4(C)は、ちらつきが
無い場合を示し、各ライン共に240レベル近傍で変動
している。
【0084】下記に示す表1〜表3は、nライン×m画
素の構成を持つメモリー102の記憶内容を表す。本実
施の形態においてはn=12,m=5として説明を行
う。表1〜表3はそれぞれ図2(A)〜(C)に対応
し、また図3(A)〜(C)及び図4(A)〜(C)に
対応する。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】 表1は、2ライン周期のちらつきが発生している場合の
メモリー102での記憶内容を示しており、行にライ
ン、列に画素を割り付けてある。表に示された数値は図
3(A)及び図4(A)に波形で示してある画素毎のレ
ベル数値データである。同様に、表2は、4ライン周期
のちらつきが発生している場合のメモリー102での記
憶内容を示しており、表3は、ちらつきがない場合のメ
モリー102での記憶内容を示している。
【0088】基準白板2409の読み取り期間に取り込
まれたこれらのデータを基に、演算器103が、行方向
の平均値、最大値、最小値、標準偏差、分散値、最頻値
を算出する。
【0089】下記の表4〜表6は、これらの演算結果を
示す。
【0090】
【表4】
【0091】
【表5】
【0092】
【表6】 図5〜図10は、表4から表5に示す演算結果をグラフ
化した図であり、演算器103で算出された平均値、最
大値、最小値、標準偏差、分散値、最頻値の各々を14
レベルの縦軸レンジでグラフ化したものである。横軸は
ライン番号である。太い実線がちらつき無しの場合、細
い実線が2ラインのちらつきがある場合、破線が4ライ
ンのちらつきがある場合のグラフである。
【0093】図8及び図9から明らかなように、標準偏
差及び分散値は、ちらつきの有無に関係なくレベル1近
傍で推移しているため、標準偏差及び分散値を基にちら
つき有り/無しを判断することは困難である。
【0094】図5から図7に示される平均値、最大値、
最小値の各々は、ちらつきの有無に応じてレベル差は明
確である。また、ちらつきの変動の周期が、2ライン周
期の場合と4ライン周期の場合とで明確に異なる。しか
し、ちらつき無しの場合の平均値、最大値、最小値の各
々にはライン毎の変動が存在する。
【0095】これに対し、図10に示す最頻値のグラフ
では、ちらつきの有無に応じてレベル差が明確であり、
また、ちらつきの変動の周期が、2ライン周期の場合と
4ライン周期の場合とで明確に異なるとともに、ちらつ
き無しの場合のデータが一定である。最頻値はヒストグ
ラムのピーク値に相当するものであるため、平均値のよ
うに端数を生じない。また、ランダムノイズの影響を受
けにくい。
【0096】従って、演算器103で算出された最頻値
データを基に、CPU2711がちらつきの有り/無し
の判断を行うようにする。以下に、図11及び図12を
参照して、最頻値データを基にちらつきの有り/無しの
判断を行う方法を説明する。
【0097】図11(A)は、最頻値データをプロット
したグラフであり、ちらつきの有り/無しを判定するた
めの比較基準である第1の判定レベル(例えばレベル2
33)を示す。最頻値データを第1の判定レベルと比較
した結果が、図11(B),(C),(D)に示され
る。図11(B)がちらつき無し、図11(C)が2ラ
インちらつき、図11(D)が4ラインちらつきのそれ
ぞれの比較結果である。
【0098】図11(A)に示される太い実線はちらつ
きが無い場合を示し、これは基準白板2409の本来の
読み取りレベル(=レベル240)である。本実施の形
態においては第1の判定レベルを、この基準白板240
9の本来の読み取りレベルよりも7レベル低い値のレベ
ル233に設定している。
【0099】図11(A)において○印はサンプリング
ポイントであり、この点と第1の判定レベルとの比較が
行われ、第1の判定レベルよりもデータが下回った場合
には1が、上回った場合には0がメモリ102に書き込
まれる。
【0100】図11(B)はちらつきが無い場合の比較
結果を示し、全データが第1の判定レベルを全て上回る
ため全て0である。図11(C)は2ラインちらつきが
有る場合の結果を示し、1ライン毎に“1”、“0”の
データが交互にメモリ102に書き込まれる。図11
(D)は4ラインちらつきが有る場合の結果で、
“1”、“0”、“0”、“0”のデータがメモリ10
2に繰り返し書き込まれる。
【0101】ここで、図11(C)に示す2ラインちら
つきが有る場合の結果を12ライン分加算し、また、図
11(D)に示す4ラインちらつきが有る場合の結果を
12ライン分加算する。こうして得られた12ライン蓄
積結果の各々を、図12に示す。
【0102】図12は、横軸に演算ライン数、縦軸に上
記の加算結果のレベルを割り当てたグラフを示す図であ
る。2ラインのちらつきが有る場合、12ライン蓄積結
果は6であり、4ラインちらつきの場合は3である。2
ラインのちらつきが有る場合と4ラインちらつきの場合
とが、両方ともちらつきが有るにも拘わらず、グラフに
違いがあるのは、ちらつきの周期が異なることに起因す
る。
【0103】これらの加算レベルに対して第2の判定レ
ベルを設け、加算レベルが第2の判定レベルを上回る場
合にちらつき有りと判断する。第2判定レベルは可変で
あり、メモリ102に蓄積されたデータから判断される
周期によって制御される。
【0104】ちらつき周期が4ラインの場合には、加算
レベル3に対して判定可能なように、第2判定レベルは
1に設定される。また、ちらつき周期が短い2ラインの
場合には加算レベル6を判定可能なように、第2判定レ
ベルは5に設定される。
【0105】以上説明したように、CPU2711がち
らつきの有り/無しの判断を行う。
【0106】図13は画像読取装置2400の操作パネ
ルを示す図である。701は液晶パネルであり、コピー
数や、倍率等の各種設定を行う。702は読み取りスタ
ートボタン、703はストップボタン、704はランプ
警告を行うLEDである。
【0107】LED704は次ぎのように動作する。 (1)ちらつきが検出されない場合には緑色に点灯し、
蛍光ランプが正常に動作していることを表示する。 (2)ちらつきが検出されたが、その度合いが画質に大
きく影響しないと判断される場合には赤色に点灯し、ユ
ーザに蛍光ランプの交換を促す。 (3)ちらつきが検出され、その度合いが大きく、画質
に影響を及ぼすと判断される場合には赤色が点滅し、即
刻の蛍光ランプの交換を指示する。この場合には、画像
読取装置2400による読み取り動作が強制停止され
る。
【0108】以上の様にちらつきの度合いに応じた警告
処理が行われる。
【0109】なお、本発明を、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、あるいは1つの機器からなる
装置に適用してもよい。
【0110】また、前述した実施形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0111】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
が本発明を構成することになる。
【0112】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0113】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0114】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、蛍
光ランプで照明された基準白板からの反射光が入力され
て2次元の画像データを出力する光検知手段から出力さ
れた主走査方向の画素毎の出力データに基に、ヒストグ
ラムのピーク値に相当する最頻値を求め、その最頻値を
第1の基準レベルと比較する。この比較の結果判明した
一方の大小関係にあるラインの数をカウントし、得られ
たライン数を第2の基準値と比較する。この比較の結果
に応じて、蛍光ランプの光量変動を検出する。
【0116】蛍光ランプの光量変動が検出されたたとき
には警告を発生する。
【0117】このようにして、蛍光ランプの光量変動
(ちらつき)が検知されて、蛍光ランプの異常が検知さ
れ、蛍光ランプの交換等の必要な処置を取ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置を構成するシェーデ
ィング補正回路のブロック図である。
【図2】光量の周期的な変動(ちらつき)を示す図であ
り、(A)は2ライン周期のちらつきがある場合、
(B)は4ライン周期のちらつきがある場合、(C)は
ちらつきが無い場合である。
【図3】図2に示す各CCDラインセンサの出力波形の
拡大図である。
【図4】図2に示す各CCDラインセンサの出力波形の
図3の続きの拡大図である。
【図5】演算器で算出された平均値のグラフを示す図で
ある。
【図6】演算器で算出された最大値のグラフを示す図で
ある。
【図7】演算器で算出された最小値のグラフを示す図で
ある。
【図8】演算器で算出された標準偏差のグラフを示す図
である。
【図9】演算器で算出された分散値のグラフを示す図で
ある。
【図10】演算器で算出された最頻値のグラフを示す図
である。
【図11】(A)は、最頻値データをプロットしたグラ
フを示す図であり、(B)が、ちらつき無しの場合に最
頻値データを第1の判定レベルと比較した結果を示す図
であり、(C)が、2ラインちらつきの場合に最頻値デ
ータを第1の判定レベルと比較した結果を示す図であ
り、(D)が、4ラインちらつきの場合に最頻値データ
を第1の判定レベルと比較した結果を示す図である。
【図12】横軸に演算ライン数、縦軸に加算結果のレベ
ルを割り当てたグラフを示す図である。
【図13】画像読取装置の操作パネルを示す図である。
【図14】外部電極方式のキセノンランプの構成を例示
する図である。
【図15】図14に示す破線A−A′でのキセノンラン
プの断面図である。
【図16】テープ電極の構造を例示する図であり、
(A)はベタパターンの電極、(B)は梯子型のパター
ンを持つ電極を示す。
【図17】キセノンランプを搭載した第1ミラー台の構
成を例示する図である。
【図18】キセノンランプを搭載する画像読取装置の構
成を示す図である。
【図19】基準白板近傍の詳細な構成を示す図である。
【図20】キセノンランプの長手方向での原稿ガラス及
びガラス支持部材との関係を示す図である。
【図21】キセノンランプを用いた画像読取装置の回路
構成を例示するブロック図である。
【図22】シェーディング補正回路の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図23】画像読取装置が一枚の原稿を読みとる場合の
シーケンスを示す図である。
【図24】キセノンランプに印加される駆動電圧の波形
の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 ゲート回路 102 メモリ 103 演算器(最頻値検出手段) 701 液晶パネル 702 スタートボタン 703 ストップボタン 704 ランプ警告LED 2000 キセノンランプ 2400 画像読取装置 2407 CCDラインセンサ(光検知手段) 2409 基準白板 2711 CPU(第1の比較手段、ライン数カウント
手段、第2の比較手段、光量変動検出手段) 2801 セレクタ 2802 減算器 2803 黒補正データ 2804 演算器 2805 加算器 2806 SRAM 2807 セレクタ 2808 平均回路 2809 シェーディングターゲット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 博一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C072 AA01 BA20 CA04 CA17 DA02 DA04 EA05 FB25 LA15 RA16 XA01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電極方式の蛍光ランプを光源として
    用いる画像読取装置において、 前記蛍光ランプで照明された基準白板からの反射光が入
    力されて2次元の画像データを出力する光検知手段と、 前記光検知手段から出力された主走査方向の画素毎の出
    力データに基に、ヒストグラムのピーク値に相当する最
    頻値を求める最頻値検出手段と、 前記最頻値検出手段で求められた副走査方向のライン毎
    の最頻値を第1の基準レベルと比較する第1の比較手段
    と、 前記第1の比較手段による比較の結果判明した一方の大
    小関係にあるラインの数をカウントするライン数カウン
    ト手段と、 前記ライン数カウント手段によって得られたライン数を
    第2の基準値と比較する第2の比較手段と、 前記第2の比較手段による比較の結果に応じて、前記蛍
    光ランプの光量変動を検出する光量変動検出手段とを有
    することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記光量変動検出手段が前記蛍光ランプ
    の光量変動を検出したときに、警告を発生する警告発生
    手段を、さらに有したことを特徴とする請求項1記載の
    画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記蛍光ランプはキセノンランプである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の基準レベルは、前記蛍光ラン
    プの光量変動が存在しない場合の最頻値よりも小さい値
    に設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の基準値は、前記蛍光ランプの
    光量変動における周期の大きさに応じて異なる値に設定
    されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記一方の大小関係は、前記最頻値検出
    手段で求められた最頻値が、前記第1の基準レベルより
    も小さいという関係であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 外部電極方式の蛍光ランプを光源として
    用いる画像読取装置に適用される異常検知方法におい
    て、 基準白板からの反射光が入力されて2次元の画像データ
    を出力する光検知手段から出力された主走査方向の画素
    毎の出力データに基に、ヒストグラムのピーク値に相当
    する最頻値を求める最頻値検出ステップと、 前記最頻値検出ステップで求められた副走査方向のライ
    ン毎の最頻値を第1の基準レベルと比較する第1の比較
    ステップと、 前記第1の比較ステップによる比較の結果判明した一方
    の大小関係にあるラインの数をカウントするライン数カ
    ウントステップと、 前記ライン数カウントステップによって得られたライン
    数を第2の基準値と比較する第2の比較ステップと、 前記第2の比較ステップによる比較の結果に応じて、前
    記蛍光ランプの光量変動を検出する光量変動検出ステッ
    プとを有することを特徴とする異常検知方法。
  8. 【請求項8】 前記光量変動検出ステップが前記蛍光ラ
    ンプの光量変動を検出したときに、警告を発生する警告
    発生ステップを、さらに有したことを特徴とする請求項
    7記載の異常検知方法。
  9. 【請求項9】 前記蛍光ランプはキセノンランプである
    ことを特徴とする請求項7または請求項8記載の異常検
    知方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の基準レベルは、前記蛍光ラ
    ンプの光量変動が存在しない場合の最頻値よりも小さい
    値に設定されることを特徴とする請求項7乃至請求項9
    のいずれかに記載の異常検知方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の基準値は、前記蛍光ランプ
    の光量変動における周期の大きさに応じて異なる値に設
    定されることを特徴とする請求項7乃至請求項10のい
    ずれかに記載の異常検知方法。
  12. 【請求項12】 前記一方の大小関係は、前記最頻値検
    出ステップで求められた最頻値が、前記第1の基準レベ
    ルよりも小さいという関係であることを特徴とする請求
    項7乃至請求項11のいずれかに記載の異常検知方法。
  13. 【請求項13】 外部電極方式の蛍光ランプを光源とし
    て用いる画像読取装置に適用される異常検知方法をプロ
    グラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可
    能な記憶媒体において、 前記異常検知方法が、 基準白板からの反射光が入力されて2次元の画像データ
    を出力する光検知手段から出力された主走査方向の画素
    毎の出力データに基に、ヒストグラムのピーク値に相当
    する最頻値を求める最頻値検出ステップと、 前記最頻値検出ステップで求められた副走査方向のライ
    ン毎の最頻値を第1の基準レベルと比較する第1の比較
    ステップと、 前記第1の比較ステップによる比較の結果判明した一方
    の大小関係にあるラインの数をカウントするライン数カ
    ウントステップと、 前記ライン数カウントステップによって得られたライン
    数を第2の基準値と比較する第2の比較ステップと、 前記第2の比較ステップによる比較の結果に応じて、前
    記蛍光ランプの光量変動を検出する光量変動検出ステッ
    プとを有することを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005277581A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置
JP2010166550A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Genesys Logic Inc 光源輝度補償機能を有する画像プロセッサ、輝度補償装置及びスキャニングシステム並びにその方法
US10469672B2 (en) 2017-11-27 2019-11-05 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus

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