JP2000151908A - 画像読取装置、読取位置補正方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、読取位置補正方法及び記憶媒体

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JP2000151908A
JP2000151908A JP10335046A JP33504698A JP2000151908A JP 2000151908 A JP2000151908 A JP 2000151908A JP 10335046 A JP10335046 A JP 10335046A JP 33504698 A JP33504698 A JP 33504698A JP 2000151908 A JP2000151908 A JP 2000151908A
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Keiji Tsutaoka
圭二 蔦岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャンシーケンスの構成上、メカ的なバッ
クラッシュで発生する副走査方向の画像読取位置のずれ
を、副走査位置検出マーク及び副走査方向画像読取位置
補正手段を用いることで補正し、バックラッシュが原因
となって発生する一色ずれを防止することを可能とした
画像読取装置、読取位置補正方法及び記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 被写体を各スキャン動作の度に読取り画
像色情報を色成分毎に出力する画像読取センサ27と、
スキャン動作前のスキャン停止状態で画像読取センサ2
7により副走査位置検出マーク61を読取らせて所定の
スキャン動作毎に読取位置を比較し、比較結果に基づき
ステッピングモータ機構140を制御して副走査方向の
画像読取位置ずれを補正する制御手段39とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、読
取位置補正方法及び記憶媒体に係り、更に詳しくは、光
源からの光で被写体を照明することで得られる画像情報
をCCD等の画像読取センサを用いて読取り、光電変換
及び画像処理を行った後に他の記録媒体へと出力するも
ので、更には、被写体の色情報を複数回スキャンするこ
とで読取り他の記録媒体上へカラー画像情報を出力可能
で、具体的にはデジタル式複写装置やデジタルスキャナ
等に適用する場合に好適な画像読取装置、読取位置補正
方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に画像読取装置は、被写体をランプ
などの光源を用いて照射した結果、画像の濃度に応じて
得られる画像情報を、CCD等の画像読取センサでスキ
ャンすることにより画像読取を行っている。使用する画
像読取センサが、一方向に配列された複数の画素センサ
から構成されるラインセンサの場合、画素センサの配列
方向(以下「主走査方向」と呼ぶ)は、画像読取センサ
自身が一定期間内に各画素センサに対して与えられた光
量に比例した電荷を画素センサの配列順にアナログ画像
信号として出力することで、順次読取を行う。一方、被
写体に平行かつ主走査方向に直交する方向(以下「副走
査方向」と呼ぶ)の読取に関しては、機械的な動作によ
り被写体と画像読取センサとの相対位置関係を順次変え
ることで行っている。
【0003】主走査方向の画像読取動作に同期して、副
走査方向への移動を行うことで、被写体全面の画像情報
の読取を可能にしている。画像読取センサのアナログ信
号出力は、一般に増幅などのアナログ処理の後にデジタ
ル信号に変換され、デジタル的な画像処理を受けた後、
画像読取装置から出力される。
【0004】図12は本件が対象とする画像読取装置の
原稿露光系の機構を示す斜視図である。原稿スキャナモ
ータ201が作動するとその駆動力はタイミングベルト
202によってタイミングベルトプーリ203に伝えら
れ、タイミングベルトプーリ203が固定されているス
キャン軸204を回転する。ここで、タイミングベルト
プーリ203、スキャン軸204、駆動プーリ205
A、205Bは一体であり、スキャン軸ユニット300
を構成する。スキャン軸204上に固定された駆動プー
リ205A、205Bが回転することによって、スキャ
ンワイヤ206A、206Bが巻き取られ移動する。こ
の結果、スキャンワイヤ206A、206Bに固定され
ている第一ミラー台207及び第二ミラー台208が所
定のスキャン動作を行うように構成されている。
【0005】また、第一ミラー台207にはシグナルプ
レート209が設けられており、第一ミラー台207が
副走査方向の基準位置にあるとき、光学系ホームポジシ
ョンセンサ210に対して作用するように構成されてい
る。従って、光学系ホームポジションセンサ210の出
力によって、電気的に第一ミラー台207及び第二ミラ
ー台208の基準位置を検出することができる。この基
準位置をホームポジション(以下「HP」と表記する)
と呼ぶ。
【0006】図13は本件が対象とする画像読取装置の
原稿露光系の構成を示す断面図である。ランプ21とリ
フレクタ212で被写体を照射することによって得られ
る画像情報は、第一ミラー213、第二ミラー214、
第三ミラー215を経て、レンズ216にて画像読取セ
ンサ27上に結像される。ランプ21、リフレクタ21
2と第一ミラー213は第一ミラー台207内に構成さ
れ、第二ミラー214と第三ミラー215は第二ミラー
台208内に構成されている。第一ミラー台207及び
第二ミラー台208が画像読取センサ27の読取動作に
同期して図中の矢印方向に移動することで、画像読取セ
ンサ27は被写体全面の画像情報を順次読取ることがで
きる。図中、2点鎖線で囲んだ範囲が原稿露光系、14
はプラテンガラス、218はドライバを示す。
【0007】図14は従来の一般的な画像読取装置の電
気回路構成を示すブロック図である。図14において、
31は画像読取装置の各手段を駆動するための同期信号
や駆動クロック信号を発生するためのタイミング信号発
生手段、33は画像読取センサ27から出力されるアナ
ログ画像信号(R(赤)、G(緑)、B(青))に対し
てアナログ処理を行うアナログ信号処理手段である。3
4はアナログ信号処理手段33から出力されるアナログ
画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器であ
る。38はデジタル画像処理手段であり、A/D変換器
34から送られてくる画像信号に対して各種のデジタル
処理を行い、またA/D変換器34から送られてくる
R、G、Bのカラーデジタル画像信号を、M(マゼン
タ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)
のデジタル信号に順次変換して出力する。
【0008】39は画像読取装置の制御を司る制御手段
であり、一般にはCPUである。40は制御手段39の
動作プロブラムを保持するプロブラム保持手段であり、
一般にはROMである。41は各種設定値等を記憶する
データ保持手段であり、一般にはRAMである。一般に
データ保持手段41は画像読取装置の電源が切られた時
にも、内部に書き込まれたデータを消失しないように構
成されている。上記及び下記に述べる各手段は信号線群
42を介して直接或いは間接的に接続されている。一般
に制御手段39はプロブラム保持手段40に書き込まれ
たプロブラムに従って動作し、他の各手段は制御手段3
9の指示に従って動作する。
【0009】43はランプ制御手段であり、ランプ制御
手段43は制御手段39から与えられる指示に応じた電
圧で、ランプ21を点灯するように動作する。44は副
走査方向の読取りを行うための原稿スキャナモータドラ
イバ手段44であり、原稿スキャナモータドライバ手段
44は制御手段39から与えられる指示に応じて、原稿
スキャナモータ201を駆動する。17は操作手段であ
る。画像読取装置の使用者は操作手段17から所望の動
作を選択し、入力する。この入力信号は制御手段39に
伝達され、制御手段39は画像読取装置が操作手段17
からの入力に応じた動作をするように、各手段の設定や
制御を行う。
【0010】47は外部I/F(インタフェース)部で
あり、デジタル画像処理手段38で処理されたM、C、
Y、Kのカラーデジタル画像信号は外部I/F部47を
介して外部へ出力される。また同様に、画像読取装置に
信号ケーブルで接続された画像出力装置(図示略)との
同期信号等も、外部I/F部47を介して入出力され
る。更に、外部I/F部47は信号線を介して制御手段
39に接続されており、制御手段39が外部I/F部4
7に接続された外部機器を制御可能にしているだけでな
く、時には外部機器からの指示に従い、画像読取装置が
動作することも可能にしている。
【0011】図15は従来例に係る画像読取装置の画像
読取シーケンスでのスキャンシーケンスを示すフローチ
ャートである。操作手段17等から画像読取指示が入力
されると、制御手段39の処理ステップが図15のステ
ップS100に進み、スキャンシーケンスがスタートす
る。ステップS101では、被写体のサイズ等の情報を
検知するためのプレスキャンを実行する。この時、副走
査方向の画像読取位置は、HPからスキャンエリアの終
端(以下SEと称す)に移動し、再びHPに戻る。ステ
ップS102では、被写体の画像読取を行う本スキャン
を開始するためのスタート位置(以下RPと称す)に副
走査方向の読取位置を移動する。尚、このRPは、被写
体のサイズや操作手段17等から設定される画像読取モ
ード等の設定などに応じて変化する。
【0012】ステップS103では、被写体のカラー画
像情報を読取り、デジタル画像処理手段38からMCY
Kのうちの所定の第一色目のデジタルカラー画像データ
を出力するための第一本スキャンを実行する。本スキャ
ンにおけるスキャン長は、画像読取の設定(例えば被写
体のサイズや読取倍率等)によって変化するが、ここで
は被写体の画像を全て読取る設定で説明する。副走査方
向の画像読取位置は、RPからスタートしてSEに移動
した後、RPに戻る。ステップS104では、第二色目
のデジタルカラー画像データを出力するために、二色目
の第二本スキャンを実行する。この場合もステップS1
03での動作と同様に、副走査方向の画像読取位置は、
「RP→SE→RP」と移動する。
【0013】ステップS105では、三色目の第三本ス
キャンを、ステップS106では、四色目の第四本スキ
ャンを実行する。ステップS105、ステップS106
でも副走査方向の画像読取位置はRP→SE→RPと変
化するのは同様である。ステップS103からステップ
S106までの4回の本スキャンを実行することで、被
写体のカラー画像を読取り、MCYKの各色のデジタル
カラー画像信号を順次出力すると、ステップS107に
進む。ステップS107では、更に画像読取動作を行う
必要があるか否かを判断する。画像読取動作を行う必要
があると判断された場合には、ステップS103に戻
り、画像読取動作を継続する。一方、画像読取動作を行
う必要なしと判断されると、ステップS108に進む。
ステップS108では、副走査方向の画像読取位置をR
PからHPに移動する。ステップS108の動作が終了
すると、ステップS109に進み、スキャンシーケンス
が終了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記の図16で説明するような問
題があった。図16は上記図15で説明したスキャンシ
ーケンスを、横軸に時間、縦軸に副走査方向の画像読取
位置(即ち第一ミラー台207の副走査方向位置)とし
てグラフ化したものである。ここで着目すべきは、各本
スキャンを実行する前にRPに到達する時の第一ミラー
台207の移動方向である。第一本スキャンを行う前の
RPへの到達方向はHP側から移動してくるのに対し、
第二・第三・第四本スキャンの前のRPへの到達方向は
SE側からの移動になる。即ち、第二・第三・第四本ス
キャンの場合には、RPへの移動方向と本スキャンの際
の移動方向が逆になる。原稿スキャナモータ201がパ
ルスモータの場合、各スキャンの往路と復路での駆動パ
ルス数を等しくすることで、理論上は各スキャン動作の
前後での副走査方向読取位置が等しくなるようにしてい
る。
【0015】しかし、上述のように第二・第三・第四本
スキャンの場合には、RPへの移動方向と本スキャンの
際の移動方向が逆になるため、スキャン機構内のメカ的
なバックラッシュ(歯車の噛み合う1対の歯と歯の間の
隙間)の影響によって、第一本スキャン前のRPへの停
止位置と第二・第三・第四本スキャン前のRPへの停止
位置は、図16に示すようにΔSだけズレが生じたR
P′となる。
【0016】このように第一本スキャンと第二・第三・
第四本スキャンではスキャン開始時のスタート位置がΔ
Sだけ異なり、各本スキャンでの画像読取はスキャン動
作開始から時間で管理されているため、副走査方向の画
像読取位置もΔSだけずれてしまう。この結果、各本ス
キャン毎に出力されるM、C、Y、Kのデジタルカラー
画像信号の副走査位置にもずれが生じる。このズレは
M、C、Y、Kのうち、第一本スキャンに対応した色に
生じているように見えるので、「一色ズレ」と呼んでい
る。画像読取装置の画像処理回路や画像出力装置の性能
にもよるが、副走査方向の1ライン未満の一色ズレでも
出力画像の再現性に大きな影響を及ぼし、再現性向上の
大きな妨げとなる問題があった。
【0017】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、スキャンシーケンスの構成上、メカ的なバック
ラッシュで発生する副走査方向の画像読取位置のずれ
を、副走査位置マーク及び副走査方向画像読取位置補正
手段を用いることで補正し、バックラッシュが原因とな
って発生する一色ずれを防止することを可能とした画像
読取装置、読取位置補正方法及び記憶媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、画像読取対象を複数回の
スキャン動作で読取る画像読取装置であって、副走査方
向の画像読取位置を検出するための読取位置検出基準手
段と、副走査方向の画像読取位置ずれを補正する副走査
方向読取位置補正手段とを有することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するために、請求項2記載
の本発明は、画像読取対象を各スキャン動作の度に読取
り画像色情報を色成分毎に出力すると共に前記読取位置
検出基準手段を読取可能な画像読取手段と、該画像読取
手段による前記読取位置検出基準手段の読取結果に基づ
き前記副走査方向読取位置補正手段の動作を制御する制
御手段とを有することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するために、請求項3記載
の本発明は、前記読取位置検出基準手段及び前記副走査
方向読取位置補正手段は、スキャン機構のバックラッシ
ュに起因するスキャン動作間の副走査方向の位置ずれを
補正するために設けられていることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するために、請求項4記載
の本発明は、前記読取位置検出基準手段は、前記画像読
取手段の読取範囲内で且つ画像読取対象に対する有効画
像領域外に設けられると共に副走査方向に濃度が変化す
るグラデーションパターンであることを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するために、請求項5記載
の本発明は、前記制御手段は、前記副走査方向読取位置
補正手段の補正単位を前記画像読取手段の読取1ライン
よりも細かく設定することを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するために、請求項6記載
の本発明は、前記制御手段は、スキャン動作前のスキャ
ン停止状態で前記画像読取手段により前記読取位置検出
基準手段を読取らせて所定のスキャン動作毎に前記読取
位置を比較し、該比較結果に基づき前記副走査方向読取
位置補正手段により副走査方向の画像読取位置ずれを補
正することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するために、請求項7記載
の本発明は、前記副走査方向読取位置補正手段は、スキ
ャン機構による副走査方向スキャン動作とは独立に副走
査方向の画像読取位置を変更可能なステッピングモータ
を含んで構成されていることを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するために、請求項8記載
の本発明は、前記副走査方向読取位置補正手段は、スキ
ャン機構を構成するミラー台をミラー台移動機構に対し
て副走査方向に移動可能なラックアンドピニオン等の伝
達機構を含んで構成されていることを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するために、請求項9記載
の本発明は、前記副走査方向読取位置補正手段は、前記
画像読取手段の画像読取位置を副走査方向に変更可能な
ヘリコイド機構を含んで構成されていることを特徴とす
る。
【0027】上記目的を達成するために、請求項10記
載の本発明は、画像読取装置内で画像処理されたデータ
を画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或いは
スキャナ装置に適用可能であることを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するために、請求項11記
載の本発明は、画像読取対象を複数回のスキャン動作で
読取る画像読取装置に適用される読取位置補正方法であ
って、副走査方向の画像読取位置を検出するための読取
位置検出基準手段に基づき、副走査方向の画像読取位置
ずれを補正する副走査方向読取位置補正ステップを有す
ることを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するために、請求項12記
載の本発明は、画像読取対象を各スキャン動作の度に読
取り画像色情報を色成分毎に出力すると共に前記読取位
置検出基準手段を読取可能な画像読取ステップと、該画
像読取ステップによる前記読取位置検出基準手段の読取
結果に基づき前記副走査方向読取位置補正ステップを制
御する制御ステップとを有することを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するために、請求項13記
載の本発明は、前記読取位置検出基準手段及び前記副走
査方向読取位置補正ステップは、スキャン機構のバック
ラッシュに起因するスキャン動作間の副走査方向の位置
ずれを補正するために設けられていることを特徴とす
る。
【0031】上記目的を達成するために、請求項14記
載の本発明は、前記読取位置検出基準手段は、前記画像
読取ステップの読取範囲内で且つ画像読取対象に対する
有効画像領域外に設けられると共に副走査方向に濃度が
変化するグラデーションパターンであることを特徴とす
る。
【0032】上記目的を達成するために、請求項15記
載の本発明は、前記制御ステップでは、前記副走査方向
読取位置補正ステップの補正単位を前記画像読取ステッ
プの読取1ラインよりも細かく設定することを特徴とす
る。
【0033】上記目的を達成するために、請求項16記
載の本発明は、前記制御ステップでは、スキャン動作前
のスキャン停止状態で前記画像読取ステップにより前記
読取位置検出基準手段を読取らせて所定のスキャン動作
毎に前記読取位置を比較し、該比較結果に基づき前記副
走査方向読取位置補正ステップにより副走査方向の画像
読取位置ずれを補正することを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために、請求項17記
載の本発明は、前記副走査方向読取位置補正ステップで
は、スキャン機構による副走査方向スキャン動作とは独
立に副走査方向の画像読取位置を変更可能なステッピン
グモータを含んで構成された副走査方向読取位置補正手
段により副走査方向の画像読取位置ずれを補正すること
を特徴とする。
【0035】上記目的を達成するために、請求項18記
載の本発明は、前記副走査方向読取位置補正ステップで
は、スキャン機構を構成するミラー台をミラー台移動機
構に対して副走査方向に移動可能なラックアンドピニオ
ン等の伝達機構を含んで構成された副走査方向読取位置
補正手段により副走査方向の画像読取位置ずれを補正す
ることを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するために、請求項19記
載の本発明は、前記副走査方向読取位置補正ステップで
は、前記画像読取ステップの画像読取位置を副走査方向
に変更可能なヘリコイド機構を含んで構成された副走査
方向読取位置補正手段により副走査方向の画像読取位置
ずれを補正することを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するために、請求項20記
載の本発明は、画像読取装置内で画像処理されたデータ
を画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或いは
スキャナ装置に適用可能であることを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するために、請求項21記
載の本発明は、画像読取対象を複数回のスキャン動作で
読取る画像読取装置に適用される読取位置補正方法を実
行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体であって、前記読取位置補正方法は、
副走査方向の画像読取位置を検出するための読取位置検
出基準手段に基づき、副走査方向の画像読取位置ずれを
補正する副走査方向読取位置補正ステップを有すること
を特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0040】[1]第1の実施の形態 図2は本発明の第1の実施の形態並びに後述の第2及び
第3の実施の形態に係る画像読取装置及び画像出力装置
からなる複写装置の外観を示す斜視図である。本発明の
第1乃至第3の実施の形態に係る複写装置は、画像読取
装置11、画像出力装置12、プラテンガラス14、第
一ミラー台15、圧板16、操作部17、信号ケーブル
18を備えている。
【0041】上記各部の構成を詳述すると、画像読取装
置11の部分において、プラテンガラス14は、画像読
取対象の被写体13が載置されるものであり、該被写体
13を支持する。第一ミラー台207は、プラテンガラ
ス14の下に設けられている。画像読取時には、第一ミ
ラー台207が図中の矢印A方向に往復動作すること
で、被写体13の画像情報を副走査方向にスキャンする
構成になっている。圧板16は、図中の矢印B方向に開
閉動作が可能であり、被写体13をプラテンガラス14
に圧接すると同時に、画像読取時に外光の影響を遮断す
るものである。操作部17は、使用者が画像読取装置1
1に対してモードの設定や画像読取の指示を与えるため
のものである。尚、操作部17には、画像読取装置11
からの情報を表示する表示手段も含む。画像出力装置1
2は、画像読取装置11の出力を印字する。画像読取装
置11と画像出力装置12とは、信号ケーブル18によ
って電気的に接続されている。
【0042】図3は上記図2に示した本発明の第1の実
施の形態に係る画像読取装置の副走査方向読取位置補正
のために使用するスキャン軸ユニット401の構成を示
す断面図である。本発明の第1乃至第3の実施の形態に
係る画像読取装置のスキャン軸ユニット401は、ステ
ータ141、ロータ142、ベアリング144を有する
ステッピングモータ機構140、信号線143、タイミ
ングベルトプーリ203、スキャン軸204、駆動プー
リ205を備えている。
【0043】本発明の第1の実施の形態では、スキャン
軸ユニット401を従来例の図12に示したスキャン軸
ユニット300の代わりに用いる。従来例で用いたスキ
ャン軸ユニット300では、タイミングベルトプーリ2
03と駆動プーリ205A、205Bがスキャン軸20
4に固定されているため一体で回転するのに対し、本発
明の第1の実施の形態のスキャン軸ユニット401で
は、スキャン軸204に対してタイミングベルトプーリ
203が独立して回転可能な構成になっているだけでな
く、スキャン軸204とタイミングベルトプーリ203
が周知のパルスモータのステータとロータの関係で構成
されている点が構成上の特徴である。
【0044】上記各部の構成を詳述すると、ステッピン
グモータ機構140は、ステータ141及びロータ14
2を備えている。ステータ141は、スキャン軸204
に固定されている。ロータ142は、ステータ141に
対する駆動パルスの供給時にベアリング144を介して
ステータ141の周りを回転するものであり、該ロータ
142にはタイミングベルトプーリ203が一体化され
ている。信号線143は、ステータ141に駆動信号を
伝える。
【0045】一般のステッピングモータと同様に、ステ
ッピングモータ機構140がホールドしている状態で
は、従来のスキャン軸ユニット300と同様に両者は一
体となって回転する。また、信号線143を介してステ
ータ141に所定の駆動パルス信号を供給することで、
ステータ141に対してロータ142が回転する。即
ち、タイミングベルトプーリ203に対してスキャン軸
204が回転することになる。スキャン軸204と駆動
プーリ205は従来例と同様に一体化されているため、
原稿スキャナモータ201の作用による副走査方向スキ
ャン動作とは独立に、ステッピングモータ機構140の
作用によって副走査読取位置を変更することができる。
特に、ステッピングモータ機構140の動作ピッチを読
取1ラインの幅よりも細かくすることで、1ライン未満
のピッチで副走査方向の画像読取位置を調整することが
できる。
【0046】図1は上記図2に示した本発明の第1の実
施の形態に係る画像読取装置の電気回路構成を示すブロ
ック図である。本発明の第1の実施の形態に係る画像読
取装置は、画像読取センサ27、タイミング信号発生手
段31、アナログ信号処理手段33、A/D変換器3
4、デジタル画像処理手段38、信号線群42、光学系
ホームポジションセンサ210、モータドライバ手段4
4、原稿スキャナモータ201、モータドライバ手段4
5、ステッピングモータ機構140、ランプ制御手段4
3、ランプ21、制御手段39、プログラム保持手段4
0、データ保持手段41、操作手段17、外部I/F部
47を備えている。
【0047】上記各部の機能を詳述すると、タイミング
信号発生手段31は、画像読取装置の各手段を駆動する
ための同期信号や駆動クロック信号を発生する。アナロ
グ信号処理手段33は、画像読取センサ27から出力さ
れるアナログ画像信号(R(赤)、G(緑)、B
(青))に対してアナログ処理を行う。A/D変換器3
4は、アナログ信号処理手段33から出力されるアナロ
グ画像信号をデジタル信号に変換する。デジタル画像処
理手段38は、A/D変換器34から送られてくる画像
信号に対して各種のデジタル処理を行い、またA/D変
換器34から送られてくるR、G、Bのカラーデジタル
画像信号を、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエ
ロー)、K(ブラック)のデジタル信号に順次変換して
出力する。
【0048】制御手段39は、画像読取装置11の制御
を司るものであり、一般にはCPUである。制御手段3
9は、プログラムに基づき後述の図5及び図6のフロー
チャートに示す処理を実行する。プログラム保持手段4
0は、制御手段39の動作プロブラムを保持するもので
あり、一般にはROMである。データ保持手段41は、
各種設定値等を記憶するものであり、一般にはRAMで
ある。一般にデータ保持手段41は画像読取装置11の
電源が切られた時にも、内部に書き込まれたデータを消
失しないように構成されている。上記及び下記に述べる
各手段は信号線群42を介して直接或いは間接的に接続
されている。一般に制御手段39はプロブラム保持手段
40に書き込まれたプロブラムに従って動作し、他の各
手段は制御手段39の指示に従って動作する。
【0049】ランプ制御手段43は、制御手段39から
与えられる指示に応じた電圧で、ランプ21を点灯する
ように動作する。また、モータドライバ手段44は、副
走査方向の読取りを行うためのであり、制御手段39か
ら与えられる指示に応じて原稿スキャナモータ201を
駆動する。モータドライバ手段45は、制御手段39か
ら与えられる指示に応じてステッピングモータ機構14
0を駆動する。画像読取装置11の使用者は操作手段1
7から所望の動作を選択し、入力する。この入力信号は
制御手段39に伝達され、制御手段39は画像読取装置
11が操作手段17からの入力に応じた動作をするよう
に、各手段の設定や制御を行う。
【0050】デジタル画像処理手段38で処理された
M、C、Y、Kのカラーデジタル画像信号は、外部I/
F部47を介して外部へ出力される。また同様に、画像
読取装置11に信号ケーブルで接続された画像出力装置
12との同期信号等も、外部I/F部47を介して入出
力される。更に、外部I/F部47は信号線を介して制
御手段39に接続されており、制御手段39が外部I/
F部47に接続された外部機器を制御可能にしているだ
けでなく、時には外部機器からの指示に従い、画像読取
装置が動作することも可能にしている。
【0051】図4は上記図2に示した本発明の第1の実
施の形態並びに後述の第2及び第3の実施の形態に係る
画像読取装置で用いる副走査位置検出マークの構成を示
す説明図である。図4において、61は副走査位置検出
マークであり、[領域1][領域2]からなる。副走査
位置検出マーク61は、図中の拡大図に示すように、副
走査方向の所定の数ライン毎に濃度が変化するグラデー
ションパターン(グラフィック面の色合いや濃淡が連続
的に変わるパターン)で構成されている。また、[領域
1][領域2]は濃度変化のピッチは等しいが、濃度変
化の位相を副走査方向にずらして配置されている。副走
査位置検出マーク61は、画像読取センサ27の読取範
囲内、且つ被写体に対する有効画像領域の外に配置され
る。例えば本図のようにプラテンガラス14に貼り付け
られた原稿サイズ指標板62の裏面に配置される。
【0052】尚、特許請求の範囲における各構成要件
と、本発明の第1の実施の形態並びに後述の第2及び第
3の実施の形態に係る画像読取装置における各部との対
応関係は下記の通りである。画像読取手段は画像読取セ
ンサ27に対応し、制御手段は制御手段39に対応し、
読取位置検出基準手段は副走査位置検出マーク61に対
応し、副走査方向読取位置補正手段はスキャン軸ユニッ
ト401のステッピングモータ機構140(第1の実施
の形態)、伝達機構902・モータ903(第2の実施
の形態)、ヘリコイド機構1103・モータ1104
(第3の実施の形態)に対応する。
【0053】次に、上記の如く構成された本発明の第1
の実施の形態に係る画像読取装置の動作を図5及び図
6、図7を参照しながら説明する。図5及び図6は本発
明の第1の実施の形態に係る画像読取装置のスキャンシ
ーケンスを示すフローチャートである。尚、図5及び図
6のステップS0〜ステップS9は上記図15のステッ
プS100〜ステップS109と対応する。
【0054】画像読取装置の操作手段17等から画像読
取指示が入力されると、制御手段39の処理ステップが
ステップS0に進み、スキャンシーケンスがスタートす
る。ステップS1では、被写体のサイズ等の情報を検知
するためのプレスキャンを実行する。この時、副走査方
向の画像読取位置は、HPからスキャンエリアの終端
(SE)に移動し、再びHPに戻る。ステップS2で
は、被写体の画像読取を行う本スキャンを開始するため
のスタート位置(RP)に副走査方向の読取位置を移動
する。ステップS2においてHPからRPへの移動が終
了すると、ステップS10に進む。
【0055】ステップS10では、RPでの副走査位置
検出マーク61の[領域1][領域2]の濃度を画像読
取センサ27で読取り、該読取値に対応したデジタル画
像データをそれぞれ「DF1」「DF2」として、記憶
手段(データ保持手段41)に書き込む。次に、ステッ
プS3で本スキャンを実行すると、副走査方向の画像読
取位置は「RP→SE→RP」と変わるが、ステップS
3の最後に停止する位置は、バックラッシュの影響によ
り、実際にはRPではなく副走査方向にずれたRP′と
なる。
【0056】ステップS3の処理が終了すると、ステッ
プS11に進み、RP′での副走査位置検出マーク61
の[領域1][領域2]の濃度を画像読取センサ27で
読取り、該読取値に対応したデジタル画像データをそれ
ぞれ「DT1」「DT2」として、記憶手段(データ保
持手段41)に書き込む。ここで、上述のように副走査
位置検出マーク61は副走査方向に濃度が変化するグラ
デーションパターンで形成されているため、RPでの読
取値に対応する「DF1」「DF2」とRP′での読取
値に対応する「DT1」「DT2」はそれぞれ値が異な
り、RPとRP′との距離に応じて、「DF1」と「D
T1」、「DF2」と「DT2」の差分が発生する。
【0057】従って、次のステップS12において、
「DF1」と「DT1」、「DF2」と「DT2」の差
分の絶対値を算出し、ある閾値:αと比較を行う。ここ
でαは、一色ずれが出力画像に影響を及ぼすことの無い
範囲で、予め決められた副走査方向の読取位置ずれ量に
関する閾値である。「DF1」と「DT1」、「DF
2」と「DT2」の差分の絶対値がα以上の場合には、
一色ずれが出力画像に影響を及ぼすため、ステップS1
3に進み、制御手段39による制御に基づき副走査方向
読取位置補正手段(スキャン軸ユニット401のステッ
ピングモータ機構140)による補正を行う。
【0058】本発明の第1の実施の形態の場合、「DF
1」と「DT1」、「DF2」と「DT2」の差分デー
タをもとに、制御手段39がスキャン軸ユニット401
内のステッピングモータ機構140に対して駆動パルス
信号を送出する。この結果、RP′であった副走査方向
の読取位置がRPとなるように補正される。再度ステッ
プS11で、「DT1」「DF2」を取込み、ステップ
S12で、「DF1」と「DT1」、「DF2」と「D
T2」の差分の絶対値がα未満であることが確認される
と、ステップS4に進み、第二本スキャン動作が実行さ
れる。
【0059】上述のスキャンシーケンスを行うことで、
第一本スキャンと第二本スキャンとの間で発生するバッ
クラッシュによる副走査方向の読取位置ずれを補正する
ことができる。
【0060】図7は本発明の第1の実施の形態に係る画
像読取装置のスキャンシーケンスにおける副走査方向読
取位置の変化を示す説明図である。即ち、上記図5及び
図6で説明した本発明の第1の実施の形態でのスキャン
シーケンスを、横軸に時間、縦軸に副走査方向画像読取
位置をとり、グラフ化したものである。
【0061】ところで、上記図5及び図6のステップS
5の第三本スキャン及びステップS6の第四本スキャン
は、各本スキャン開始前にRP(実際にはRP′)に至
るまでの動作が、第二本スキャンと同じであるため、第
二本スキャンでの副走査方向の画像読取位置と、第三・
第四本スキャンでの副走査方向の画像読取位置は一致す
る。従って、上述したように第二本スキャンを実行する
前に、第一本スキャンとの副走査方向の画像読取位置を
合わせておくことで、全本スキャンでの副走査方向の画
像読取位置ずれを無くすことは可能である。但し、第三
・第四本スキャンを実行する前に、第二本スキャン開始
前と同様に副走査方向の画像読取位置補正を行っても、
何ら不都合は生じない。
【0062】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係る画像読取装置によれば、画像読取センサ2
7の読取範囲内で且つ被写体に対する有効画像領域外に
設けられると共に副走査方向に濃度が変化するグラデー
ションパターンとして構成され、副走査方向の画像読取
位置を検出するための副走査位置検出マーク61と、被
写体を各スキャン動作の度に読取り画像色情報を色成分
毎に出力すると共に副走査位置検出マーク61を読取可
能な画像読取センサ27と、副走査方向の画像読取位置
ずれを補正するステッピングモータ機構140と、ステ
ッピングモータ機構140の補正単位を画像読取センサ
27の読取1ラインの幅よりも細かく設定すると共に、
スキャン動作前のスキャン停止状態で画像読取センサ2
7により副走査位置検出マーク61を読取らせて所定の
スキャン動作毎に読取位置を比較し、比較結果に基づき
ステッピングモータ機構140を制御して副走査方向の
画像読取位置ずれを補正する制御手段39とを有するた
め、下記のような作用及び効果を奏する。
【0063】上記構成において、画像読取装置では、画
像読取センサ27の読取範囲内で且つ有効画像領域外に
設けられ副走査方向の画像読取位置を検出するためのマ
ーカの値を、RP(被写体の画像読取を行う本スキャン
を開始するためのスタート位置)への停止時に、画像読
取センサ27で読取ることにより副走査位置を検知す
る。これに基づき、第一本スキャン時と第二・第三・第
四本スキャン時の検知結果を比較し、副走査方向読取位
置補正手段(スキャン軸ユニット401のステッピング
モータ機構140)を用いて全本スキャン開始前のRP
への停止位置を合わせることで、上述したスキャン機構
内のバックラッシュによる副走査方向の読取位置ずれを
補正し、結果として上述の一色ズレを防止するように動
作する。
【0064】即ち、本発明の第1の実施の形態において
は、複数回の本スキャンを行うことで被写体のカラー画
像情報を読取る画像読取装置において、スキャンシーケ
ンスの構成上、メカ的なバックラッシュで発生する副走
査方向の画像読取位置のずれを、副走査位置検出マーク
及び副走査方向画像読取位置補正手段を用いることで補
正することができ、この結果、バックラッシュが原因と
なって発生する一色ずれを防止することが可能となる効
果がある。
【0065】[2]第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態は、第一ミラー台と第二ミラ
ー台をスキャンワイヤに対して副走査方向に移動可能に
する構成とすることで、副走査方向の画像読取位置の補
正を可能としたものである。
【0066】図8は本発明の第2の実施の形態に係る画
像読取装置の副走査読取位置補正手段の構成を示す斜視
図である。即ち、第一ミラー台207近傍の斜視図であ
る。第一ミラー台207はスキャンワイヤ206に固定
されたスライダ機構901に接続されている。また、第
一ミラー台207とスライダ機構901との間には、ス
ライダ機構901に対する第一ミラー台207の副走査
位置を変えるため、ラックアンドピニオン等の伝達機構
902と、該伝達機構902を作動するためのモータ9
03が設けられている。モータ903の作動量に応じ
て、スライダ機構901に対する第一ミラー台207の
位置関係、ひいては副走査方向の画像読取位置が変更さ
れるように構成されている。
【0067】尚、第二ミラー台208(上記図12参
照)についても、第一ミラー台207と同様にスライダ
機構を介してからスキャンワイヤ206に接続される構
成をとることで、第二ミラー台208の副走査方向位置
を変更することが可能である。
【0068】図9は本発明の第2の実施の形態に係る画
像読取装置の電気回路構成を示すブロック図である。本
発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置は、画像読
取センサ27、タイミング信号発生手段31、アナログ
信号処理手段33、A/D変換器34、デジタル画像処
理手段38、信号線群42、光学系ホームポジションセ
ンサ210、モータドライバ手段44、原稿スキャナモ
ータ201、モータドライバ手段904、モータ90
3、モータドライバ手段906、モータ905、ランプ
制御手段43、ランプ21、制御手段39、プログラム
保持手段40、データ保持手段41、操作手段17、外
部I/F部47を備えている。
【0069】本発明の第2の実施の形態が上記第1の実
施の形態と相異する点は、ステッピングモータ機構14
0、モータドライバ手段45を設ける代わりに、伝達機
構902、モータドライバ手段904、モータ903、
モータドライバ手段906、モータ905を設けた点で
あり、これ以外の構成は上記第1の実施の形態で詳述し
たので説明を省略する。即ち、モータ903は、第一ミ
ラー台207の副走査方向位置を変更するためのモータ
である。モータ905は、第二ミラー台208の副走査
方向位置を変更するためのモータである。モータドライ
バ手段904、906は信号線群42を介して制御手段
39に接続されており、両モータ903、905は制御
手段39からの指示に応じて動作するように構成されて
いる。
【0070】次に、上記の如く構成された本発明の第2
の実施の形態に係る画像読取装置の動作を説明する。
【0071】画像読取装置のスキャンシーケンスについ
ては、上記第1の実施の形態の図5及び図6で説明した
スキャンシーケンスと同様に、第一本スキャン前の停止
位置(RP)での副走査位置検出マーク61の読取値
(DF1、DF2)と第二本スキャン前の停止位置(R
P′)での副走査位置検出マーク61の読取値(DT
1、DT2)との差分の絶対値が閾値α以下となるよう
に、モータ903、905を駆動する。尚、この時、光
路長を一定に保つため、制御手段39は、第二ミラー台
208の副走査方向の移動量が第一ミラー台207の移
動量の1/2となるようにモータ903、905を駆動
する。その他のシーケンスについては、上記第1の実施
の形態と同じなので説明を省略する。
【0072】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係る画像読取装置によれば、画像読取センサ2
7の読取範囲内で且つ被写体に対する有効画像領域外に
設けられると共に副走査方向に濃度が変化するグラデー
ションパターンとして構成され、副走査方向の画像読取
位置を検出するための副走査位置検出マーク61と、被
写体を各スキャン動作の度に読取り画像色情報を色成分
毎に出力すると共に副走査位置検出マーク61を読取可
能な画像読取センサ27と、副走査方向の画像読取位置
ずれを補正する伝達機構902と、伝達機構902の補
正単位を画像読取センサ27の読取1ラインの幅よりも
細かく設定すると共に、スキャン動作前のスキャン停止
状態で画像読取センサ27により副走査位置検出マーク
61を読取らせて所定のスキャン動作毎に読取位置を比
較し、比較結果に基づき伝達機構902を制御して副走
査方向の画像読取位置ずれを補正する制御手段39とを
有するため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0073】上記構成において、画像読取装置では、画
像読取センサ27の読取範囲内で且つ有効画像領域外に
設けられ副走査方向の画像読取位置を検出するためのマ
ーカの値を、RP(被写体の画像読取を行う本スキャン
を開始するためのスタート位置)への停止時に、画像読
取センサ27で読取ることにより副走査位置を検知す
る。これに基づき、第一本スキャン時と第二・第三・第
四本スキャン時の検知結果を比較し、副走査方向読取位
置補正手段(伝達機構902、モータ903)を用いて
全本スキャン開始前のRPへの停止位置を合わせること
で、上述したスキャン機構内のバックラッシュによる副
走査方向の読取位置ずれを補正し、結果として上述の一
色ズレを防止するように動作する。
【0074】即ち、本発明の第2の実施の形態において
は、複数回の本スキャンを行うことで被写体のカラー画
像情報を読取る画像読取装置において、スキャンシーケ
ンスの構成上、メカ的なバックラッシュで発生する副走
査方向の画像読取位置のずれを、副走査位置検出マーク
及び副走査方向画像読取位置補正手段を用いることで補
正することができ、この結果、バックラッシュが原因と
なって発生する一色ずれを防止することが可能となる効
果がある。
【0075】[3]第3の実施の形態 本発明の第3の実施の形態は、副走査方向の画像読取位
置の変更を、画像読取センサ27の位置を変えることで
行う構成とすることで、副走査方向の画像読取位置の補
正を可能としたものである。上記図13から明かなよう
に、画像読取センサ27にとって副走査方向とは、同図
の位置関係では該画像読取センサ27の上下方向に当た
る。従って、画像読取センサ27を上下に動かすことに
より、副走査方向の画像読取位置を変更することが可能
である。
【0076】図10は本発明の第3の実施の形態に係る
画像読取装置の副走査読取位置補正手段の構成を示す構
成図である。即ち、画像読取センサ27近傍の構成図で
ある。図10において、1101は画像読取センサユニ
ットであり、1102は画像読取装置のシャシである。
従来例では画像読取センサユニットとシャシ(図示略)
は、直接或いはある一定の距離で固定されている。11
03はヘリコイド機構であり、1104は該ヘリコイド
機構1103を動作させるモータである。モータ110
4が回転することにより、ヘリコイド機構1103が上
下に伸縮するので、ヘリコイド機構1103上に設けら
れた画像読取センサユニット1101も上下に移動す
る。結果として基準となるシャシ1102との位置関係
が変わり、画像読取センサ27の画像読取位置を副走査
方向に変更することができる。
【0077】図11は本発明の第3の実施の形態に係る
画像読取装置の電気回路構成を示すブロック図である。
本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置は、画像
読取センサ27、タイミング信号発生手段31、アナロ
グ信号処理手段33、A/D変換器34、デジタル画像
処理手段38、信号線群42、光学系ホームポジション
センサ210、モータドライバ手段44、原稿スキャナ
モータ201、モータドライバ手段45、モータ110
4、ランプ制御手段43、ランプ21、制御手段39、
プログラム保持手段40、データ保持手段41、操作手
段17、外部I/F部47を備えている。
【0078】本発明の第3の実施の形態が上記第1の実
施の形態と相異する点は、ステッピングモータ機構14
0を設ける代わりに、ヘリコイド機構1103、モータ
1104を設けた点であり、これ以外の構成は上記第1
の実施の形態で詳述したので説明を省略する。即ち、モ
ータドライバ手段45には、上記第1の実施の形態のス
テッピングモータ機構140の代わりに、上述のヘリコ
イド機構1103を動作させるためのモータ1104が
接続されており、モータ1104は制御手段39からの
指示に応じて動作するように構成されている。
【0079】次に、上記の如く構成された本発明の第3
の実施の形態に係る画像読取装置の動作を説明する。
【0080】画像読取装置において、上記構成を用いる
ことにより、制御手段39からの指示に従い、モータ1
104が回転することでヘリコイド機構1103の高さ
が変わり、結果的に画像読取センサユニット1101内
の画像読取センサ27の副走査方向の画像読取位置を変
えることができる。副走査位置検出マーク61を用いた
副走査方向の画像読取位置の検知方法や、スキャンシー
ケンスについては、他の実施形態と同様なので説明を省
略する。
【0081】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態に係る画像読取装置によれば、画像読取センサ2
7の読取範囲内で且つ被写体に対する有効画像領域外に
設けられると共に副走査方向に濃度が変化するグラデー
ションパターンとして構成され、副走査方向の画像読取
位置を検出するための副走査位置検出マーク61と、被
写体を各スキャン動作の度に読取り画像色情報を色成分
毎に出力すると共に副走査位置検出マーク61を読取可
能な画像読取センサ27と、副走査方向の画像読取位置
ずれを補正するヘリコイド機構1103と、ヘリコイド
機構1103の補正単位を画像読取センサ27の読取1
ラインの幅よりも細かく設定すると共に、スキャン動作
前のスキャン停止状態で画像読取センサ27により副走
査位置検出マーク61を読取らせて所定のスキャン動作
毎に読取位置を比較し、比較結果に基づきヘリコイド機
構1103を制御して副走査方向の画像読取位置ずれを
補正する制御手段39とを有するため、下記のような作
用及び効果を奏する。
【0082】上記構成において、画像読取装置では、画
像読取センサ27の読取範囲内で且つ有効画像領域外に
設けられ副走査方向の画像読取位置を検出するためのマ
ーカの値を、RP(被写体の画像読取を行う本スキャン
を開始するためのスタート位置)への停止時に、画像読
取センサ27で読取ることにより副走査位置を検知す
る。これに基づき、第一本スキャン時と第二・第三・第
四本スキャン時の検知結果を比較し、副走査方向読取位
置補正手段(ヘリコイド機構1103、モータ110
4)を用いて全本スキャン開始前のRPへの停止位置を
合わせることで、上述したスキャン機構内のバックラッ
シュによる副走査方向の読取位置ずれを補正し、結果と
して上述の一色ズレを防止するように動作する。
【0083】即ち、本発明の第3の実施の形態において
は、複数回の本スキャンを行うことで被写体のカラー画
像情報を読取る画像読取装置において、スキャンシーケ
ンスの構成上、メカ的なバックラッシュで発生する副走
査方向の画像読取位置のずれを、副走査位置検出マーク
及び副走査方向画像読取位置補正手段を用いることで補
正することができ、この結果、バックラッシュが原因と
なって発生する一色ずれを防止することが可能となる効
果がある。
【0084】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0085】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0086】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0087】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0088】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至4、
請求項6乃至10記載の画像読取装置によれば、複数回
の本スキャンを行うことで画像読取対象のカラー画像情
報を読取る画像読取装置において、スキャンシーケンス
の構成上、メカ的なバックラッシュで発生する副走査方
向の画像読取位置のずれを、読取位置検出基準手段及び
副走査方向読取位置補正手段を用いることで補正するこ
とができ、この結果、バックラッシュが原因となって発
生する一色ずれを防止することが可能となる効果があ
る。
【0090】また、請求項5記載の画像読取装置によれ
ば、上記請求項1乃至4、請求項6乃至10記載の画像
読取装置と同様の効果を奏する他に、副走査方向読取位
置補正手段の補正単位を画像読取手段の読取1ラインよ
りも細かく設定することで、読取1ライン未満のピッチ
で副走査方向の画像読取位置を調整することができると
いう効果がある。
【0091】また、請求項11乃至14、請求項16乃
至20記載の読取位置補正方法によれば、本発明の読取
位置補正方法が適用され、複数回の本スキャンを行うこ
とで画像読取対象のカラー画像情報を読取る画像読取装
置において、スキャンシーケンスの構成上、メカ的なバ
ックラッシュで発生する副走査方向の画像読取位置のず
れを、読取位置検出基準手段及び副走査方向読取位置補
正ステップを用いることで補正することができ、この結
果、バックラッシュが原因となって発生する一色ずれを
防止することが可能となる効果がある。
【0092】また、請求項15記載の読取位置補正方法
によれば、上記請求項11乃至14、請求項16乃至2
0記載の読取位置補正方法と同様の効果を奏する他に、
副走査方向読取位置補正ステップの補正単位を画像読取
ステップの読取1ラインよりも細かく設定することで、
読取1ライン未満のピッチで副走査方向の画像読取位置
を調整することができるという効果がある。
【0093】また、請求項21記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から読取位置補正方法を読み出して画像読
取装置で実行することで、複数回の本スキャンを行うこ
とで画像読取対象のカラー画像情報を読取る画像読取装
置において、スキャンシーケンスの構成上、メカ的なバ
ックラッシュで発生する副走査方向の画像読取位置のず
れを、読取位置検出基準手段及び副走査方向読取位置補
正ステップを用いることで補正することができ、この結
果、バックラッシュが原因となって発生する一色ずれを
防止することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の電気回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る画像
読取装置及び画像出力装置からなる複写装置の外観を示
す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の副走査方向読取位置補正手段としてのスキャン軸ユニ
ットのステッピングモータ機構の構成を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る画像
読取装置で用いる副走査位置検出マークの構成を示す説
明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
のスキャンシーケンスを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
のスキャンシーケンスを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
のスキャンシーケンスにおける副走査方向読取位置の変
化を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の副走査方向読取位置補正手段としての伝達機構等の構
成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の電気回路構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置の副走査方向読取位置補正手段としてのヘリコイド機
構の構成を示す構成図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置の電気回路構成を示すブロック図である。
【図12】一般的な画像読取装置の原稿露光系の機構を
示す斜視図である。
【図13】一般的な画像読取装置の原稿露光系の構成を
示す断面図である。
【図14】従来例に係る画像読取装置の電気回路構成を
示すブロック図である。
【図15】従来例に係る画像読取装置のスキャンシーケ
ンスを示すフローチャートである。
【図16】従来例に係る画像読取装置のスキャンシーケ
ンスにおける副走査方向読取位置の変化を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
27 画像読取センサ 39 制御手段 61 副走査位置検出マーク 140 ステッピングモータ機構 401 スキャン軸ユニット 902 伝達機構 903 モータ 1103 ヘリコイド機構 1104 モータ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取対象を複数回のスキャン動作で
    読取る画像読取装置であって、 副走査方向の画像読取位置を検出するための読取位置検
    出基準手段と、副走査方向の画像読取位置ずれを補正す
    る副走査方向読取位置補正手段とを有することを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 画像読取対象を各スキャン動作の度に読
    取り画像色情報を色成分毎に出力すると共に前記読取位
    置検出基準手段を読取可能な画像読取手段と、該画像読
    取手段による前記読取位置検出基準手段の読取結果に基
    づき前記副走査方向読取位置補正手段の動作を制御する
    制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記読取位置検出基準手段及び前記副走
    査方向読取位置補正手段は、スキャン機構のバックラッ
    シュに起因するスキャン動作間の副走査方向の位置ずれ
    を補正するために設けられていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取位置検出基準手段は、前記画像
    読取手段の読取範囲内で且つ画像読取対象に対する有効
    画像領域外に設けられると共に副走査方向に濃度が変化
    するグラデーションパターンであることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記副走査方向読取位
    置補正手段の補正単位を前記画像読取手段の読取1ライ
    ンよりも細かく設定することを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、スキャン動作前のスキ
    ャン停止状態で前記画像読取手段により前記読取位置検
    出基準手段を読取らせて所定のスキャン動作毎に前記読
    取位置を比較し、該比較結果に基づき前記副走査方向読
    取位置補正手段により副走査方向の画像読取位置ずれを
    補正することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記副走査方向読取位置補正手段は、ス
    キャン機構による副走査方向スキャン動作とは独立に副
    走査方向の画像読取位置を変更可能なステッピングモー
    タを含んで構成されていることを特徴とする請求項1乃
    至6の何れかに記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記副走査方向読取位置補正手段は、ス
    キャン機構を構成するミラー台をミラー台移動機構に対
    して副走査方向に移動可能なラックアンドピニオン等の
    伝達機構を含んで構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至6の何れかに記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記副走査方向読取位置補正手段は、前
    記画像読取手段の画像読取位置を副走査方向に変更可能
    なヘリコイド機構を含んで構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至6の何れかに記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 画像読取装置内で画像処理されたデー
    タを画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或い
    はスキャナ装置に適用可能であることを特徴とする請求
    項1乃至9の何れかに記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 画像読取対象を複数回のスキャン動作
    で読取る画像読取装置に適用される読取位置補正方法で
    あって、 副走査方向の画像読取位置を検出するための読取位置検
    出基準手段に基づき、副走査方向の画像読取位置ずれを
    補正する副走査方向読取位置補正ステップを有すること
    を特徴とする読取位置補正方法。
  12. 【請求項12】 画像読取対象を各スキャン動作の度に
    読取り画像色情報を色成分毎に出力すると共に前記読取
    位置検出基準手段を読取可能な画像読取ステップと、該
    画像読取ステップによる前記読取位置検出基準手段の読
    取結果に基づき前記副走査方向読取位置補正ステップを
    制御する制御ステップとを有することを特徴とする請求
    項11記載の読取位置補正方法。
  13. 【請求項13】 前記読取位置検出基準手段及び前記副
    走査方向読取位置補正ステップは、スキャン機構のバッ
    クラッシュに起因するスキャン動作間の副走査方向の位
    置ずれを補正するために設けられていることを特徴とす
    る請求項11又は12記載の読取位置補正方法。
  14. 【請求項14】 前記読取位置検出基準手段は、前記画
    像読取ステップの読取範囲内で且つ画像読取対象に対す
    る有効画像領域外に設けられると共に副走査方向に濃度
    が変化するグラデーションパターンであることを特徴と
    する請求項11乃至13の何れかに記載の読取位置補正
    方法。
  15. 【請求項15】 前記制御ステップでは、前記副走査方
    向読取位置補正ステップの補正単位を前記画像読取ステ
    ップの読取1ラインよりも細かく設定することを特徴と
    する請求項11乃至14の何れかに記載の読取位置補正
    方法。
  16. 【請求項16】 前記制御ステップでは、スキャン動作
    前のスキャン停止状態で前記画像読取ステップにより前
    記読取位置検出基準手段を読取らせて所定のスキャン動
    作毎に前記読取位置を比較し、該比較結果に基づき前記
    副走査方向読取位置補正ステップにより副走査方向の画
    像読取位置ずれを補正することを特徴とする請求項11
    乃至15の何れかに記載の読取位置補正方法。
  17. 【請求項17】 前記副走査方向読取位置補正ステップ
    では、スキャン機構による副走査方向スキャン動作とは
    独立に副走査方向の画像読取位置を変更可能なステッピ
    ングモータを含んで構成された副走査方向読取位置補正
    手段により副走査方向の画像読取位置ずれを補正するこ
    とを特徴とする請求項11乃至16の何れかに記載の読
    取位置補正方法。
  18. 【請求項18】 前記副走査方向読取位置補正ステップ
    では、スキャン機構を構成するミラー台をミラー台移動
    機構に対して副走査方向に移動可能なラックアンドピニ
    オン等の伝達機構を含んで構成された副走査方向読取位
    置補正手段により副走査方向の画像読取位置ずれを補正
    することを特徴とする請求項11乃至16の何れかに記
    載の読取位置補正方法。
  19. 【請求項19】 前記副走査方向読取位置補正ステップ
    では、前記画像読取ステップの画像読取位置を副走査方
    向に変更可能なヘリコイド機構を含んで構成された副走
    査方向読取位置補正手段により副走査方向の画像読取位
    置ずれを補正することを特徴とする請求項11乃至16
    の何れかに記載の読取位置補正方法。
  20. 【請求項20】 画像読取装置内で画像処理されたデー
    タを画像出力装置で画像形成して出力する複写装置或い
    はスキャナ装置に適用可能であることを特徴とする請求
    項11乃至19の何れかに記載の読取位置補正方法。
  21. 【請求項21】 画像読取対象を複数回のスキャン動作
    で読取る画像読取装置に適用される読取位置補正方法を
    実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み
    出し可能な記憶媒体であって、前記読取位置補正方法
    は、副走査方向の画像読取位置を検出するための読取位
    置検出基準手段に基づき、副走査方向の画像読取位置ず
    れを補正する副走査方向読取位置補正ステップを有する
    ことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100556178B1 (ko) * 2001-08-06 2006-03-03 캐논 가부시끼가이샤 화상 판독 장치 및 화상 판독 장치의 제어 방법
JP2012510221A (ja) * 2008-11-26 2012-04-26 コンテックス・エー/エス 光学走査

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