JP2000150646A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000150646A
JP2000150646A JP10320114A JP32011498A JP2000150646A JP 2000150646 A JP2000150646 A JP 2000150646A JP 10320114 A JP10320114 A JP 10320114A JP 32011498 A JP32011498 A JP 32011498A JP 2000150646 A JP2000150646 A JP 2000150646A
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insulating film
gas
temperature
organic
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JP10320114A
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Toshiaki Hasegawa
利昭 長谷川
Koichi Ikeda
浩一 池田
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低誘電率な有機絶縁膜に形成された接続孔で
は、有機絶縁膜自体から接続孔内部に放出される脱離ガ
スによって、金属の埋め込み不良等の問題があり、その
問題を解決することが求められていた。 【解決手段】 配線1を覆う状態に設けられた層間絶縁
膜4は少なくとも有機絶縁膜2を有するものからなり、
この層間絶縁膜4には配線1に達する接続孔5が設けら
れていて、この接続孔5の側壁には有機絶縁膜2からの
脱ガスを遮断する脱ガス防止絶縁膜6が形成されている
半導体装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、詳しくは、0.25μmルール以
下のデバイスプロセスに用いられる多層配線技術に係わ
る半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化,低消費電力化およ
び信号伝達速度の高速化等の要求に伴い、それらを実現
するための手段の一つとして層間絶縁膜の低誘電率化が
検討されている。現在開示されている低誘電率膜は、多
孔質化することにより比誘電率をさげているもの、炭素
原子やフッ素原子を含有することで比誘電率を下げてい
るものがある。そして現在のところ、比誘電率が1.5
〜2.5程度のものが開発されている。
【0003】多孔質化することにより低誘電率化したも
のに多孔質酸化シリコン膜がある。この多孔質酸化シリ
コン膜は膜中の空孔率を高めることにより比誘電率を低
下させている。
【0004】炭素原子を含む低誘電率膜材料には、有機
SOG(Spin on glass)、フルオロカーボンポリマー、
ポリイミド、ポリパラキシリレン、アリールエーテル等
が良く知られている。これらの材料は、炭素原子、いわ
ゆるアルキル基を含むことで材料の密度が低下するこ
と、および分子自身の分極率が低いことで低誘電率にな
っていると言われている。またこれらの材料は、単に比
誘電率が低いだけでなく、半導体装置の材料として不可
欠の耐熱性をも有している。有機SOGはシロキサン構
造を持つことで、ポリイミドはイミド結合を持つこと
で、ポリパラキシリレン、アリールエーテル等の有機材
料やフルオロカーボンポリマー等はベンゼン環を有する
ことで、フッ素樹脂は炭素−フッ素結合が強いことで、
それぞれ耐熱性を確保している。
【0005】フッ素原子を含む低誘電率の層間絶縁膜材
料としては、フッ素を含むシリコン系酸化物(SiO
F)が良く知られている。この材料は、シリコン−酸素
−シリコン(Si−O−Si)結合をフッ素原子により
終端することで材料の密度を下げること、およびフッ素
原子自身の分極率が低いこと等が要因となって比誘電率
を下げている。当然のことながら、このSiOFは耐熱
性にも優れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
比誘電率が3.0以下の低誘電率膜は、有機成分を含む
ため、耐熱性が低く、しかも従来のシリコン系絶縁膜で
は見られなかった、低温(200℃〜400℃)で脱離
ガスを発生するという問題がある。それは、有機膜が高
分子の集合体の性質を有するものであるから、高分子鎖
の間に吸収される不純物の挙動等が問題を引き起こす。
不純物には、成膜後に吸収した水、成膜時に残存じた揮
発性溶媒、および高分子鎖自体が受ける熱により分解し
て発生する有機ガスがある。これらは、製造プロセスの
熱工程の度に放出され、その後の工程に悪影響を及ぼす
問題があった。
【0007】一方、SiOF膜は比誘電率が3.5程度
であり、次々世代のデバイスプロセスで要求される比誘
電率を満足することは難しくなっている。また比誘電率
が2.0前後のフルオロカーボン(有機)膜は、耐酸化
性、耐熱性、耐圧、耐ストレス性などの膜質が悪く、そ
のままの状態で半導体装置に適用するのは困難である。
【0008】通常は従来から使用されている酸化シリコ
ン膜もしくはSiOF膜とともに用いることが検討され
ている。しかしながら、酸化シリコン膜やSiOF膜
は、フルオロカーボン(有機)膜との密着性が非常に悪
く、簡単に剥がれを生じる。これは、フルオロカーボン
(有機)膜におけるフッ素の電気陰性度が高く、炭素と
の結合力が強固なため、他の分子が近づいても反応を起
こさない。そのため、実用的には、密着性の悪いことが
特徴となっているフッ素樹脂は、剥離材として利用され
ている。一方では、フッ素樹脂は、比誘電率が2以下の
材料も存在するなど、低誘電率膜として注目されてい
る。
【0009】半導体プロセスに導入するには、絶縁膜の
代表である酸化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、窒化
シリコン膜との密着性がよいことが要求される。しかし
ながら、フッ素樹脂上に酸化膜などを形成したとき、密
着性が悪く、剥がれを生じることが1997年に開催さ
れたIEDM(Internatinal Electron Devices Meetin
g )で報告されている。
【0010】低誘電率膜を用いた層間絶縁膜に、ビアホ
ールや溝配線を形成して、配線を形成する際に、低誘電
率膜から放出されるガスが、金属膜の成膜プロセスに影
響し、不良を発生させる。低誘電率膜がら放出されるガ
スとは、膜自体が分解されたものではなく、酸化などの
劣化によるものである。したがって、低誘電率膜の本来
の耐熱性よりも低い温度でガスが発生する。例えば、ア
リールエーテル系材料の場合、耐熱性(熱分解温度)が
500℃程度であるが、酸化などの劣化、および有機ガ
スの吸着により、200℃付近と400℃付近とから微
量な脱離ガスを発生する。この脱離ガスは、金属の成膜
プロセスに影響し、金属膜の性質、形状に大きく影響す
る。そのため、従来は吸着性の高い膜を接続孔の開口部
に配置することは避ける絶縁膜構造を採用して半導体製
造は行われてきた。
【0011】具体的には、低誘電率膜を用いた層間絶縁
膜に形成された接続孔を埋め込むためにタングステンの
CVDを実施した場合に脱ガス現象が観測された。その
ときのプロセスは、例えば、プロセスガスに六フッ化タ
ングステン(流量:15sccm)と水素(流量:10
00sccm)を用い、基板温度を450℃、成膜雰囲
気の圧力を10kPaに設定していた。
【0012】このような条件でCVDを行うと、例えば
低誘電率膜に有機膜を用いた場合には、有機膜を構成す
る高分子が熱分解するため、第6図の(1)に示すよう
に、有機膜111の表面側から有機膜111中に形成さ
れている配線112に達する状態に形成した接続孔11
3の側壁等に分解生成したガス121が放出される。こ
の放出ガスは、タングステンの核付着とそれに引き続く
膜成長を阻害する。
【0013】また図6の(2)に示すように、CVD法
によって有機膜111の上に酸化シリコン膜115を形
成した構造は、層間絶縁膜の平坦化を容易にする目的で
しばしば用いられる。この構造では、酸化シリコン膜1
15中を通してのガス放出が相対的に減少するため、膜
分解により生成する二酸化炭素脱ガス122の接続孔1
16の内部での分圧が大きくなる。そのため、接続孔1
16の内部でタングステン117の成長が進行せず、接
続孔116の内部にボイド等の埋め込み不良を発生して
接続不良を引き起こす。
【0014】一方、先に述べた半導体装置の高性能化の
ためには、接続孔を形成する部分に対しても低誘電率膜
を形成することは必須となってきている。そのため、接
続孔等を開口した後に低誘電率膜が露出した面から脱ガ
スを生じる問題を、従来から用いられてきた積層の層間
絶縁膜構造のままで回避することは困難であった。
【0015】また、多孔質酸化シリコン膜では、空孔率
の増加にともない、比誘電率が低下する反面、孔部への
ガス吸着が容易に起こり、かつそれらのガスは半導体製
造工程のプロセス中で容易に脱離する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置およびその製造方法で
あって、半導体装置は、少なくとも有機絶縁膜を有する
もので配線を覆う状態に設けた層間絶縁膜と、配線に接
続するもので層間絶縁膜に設けた接続孔と、有機絶縁膜
からの脱ガスを遮断するもので接続孔の側壁に形成した
脱ガス防止絶縁膜とを備えているものである。
【0017】上記半導体装置では、少なくとも有機絶縁
膜を有する層間絶縁膜に形成した接続孔の内壁に有機絶
縁膜からの脱ガスを遮断する脱ガス防止絶縁膜を備えて
いることから、有機絶縁膜から接続孔へ放出されるガス
が脱ガス防止絶縁膜によって阻止される。
【0018】半導体装置の製造方法は、少なくとも有機
絶縁膜を有するもので配線を覆う状態に設けた層間絶縁
膜に、配線に達する接続孔を形成する工程と、接続孔の
内壁に有機絶縁膜からの脱ガスを遮断する脱ガス防止絶
縁膜を形成する工程とを備えている。
【0019】上記半導体装置の製造方法では、少なくと
も有機絶縁膜を有する層間絶縁膜に接続孔を形成し、そ
の接続孔の内壁に有機絶縁膜からの脱ガスを遮断する脱
ガス防止絶縁膜を形成することから、その後のプロセス
において、この脱ガス防止絶縁膜によって有機絶縁膜か
らのガスの放出が阻止される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の製造方法に係わる
第1の実施の形態を、図1によって説明する。
【0021】図1に示すように、配線1を覆う状態に有
機絶縁膜2が形成されている。この有機絶縁膜2は、例
えば従来から知られているシロキサン構造を持つ樹脂
(例えば有機SOG)、イミド結合を持つ樹脂(例えば
ポリイミド)、ベンゼン環を有する樹脂(例えば、ポリ
パラキシリレン、アリールエーテル等の有機材料やフル
オロカーボンポリマー等)、フッ素樹脂等の低誘電率有
機膜からなる。この有機絶縁膜2上には無機絶縁膜3が
形成されている。ここでは、一例として、酸化シリコン
膜で形成されている。このように、有機絶縁膜2と無機
絶縁膜3とで層間絶縁膜4が構成されている。
【0022】上記層間絶縁膜4には配線1に達する接続
孔5が形成されている。この接続孔5の内壁(側壁)に
は有機絶縁膜2からのガスの放出を遮断する脱ガス防止
絶縁膜6が形成されている。この脱ガス防止絶縁膜6
は、少なくともシリコン原子を含む絶縁膜からなり、例
えば窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜もしくは酸化
シリコン膜からなる。さらに、上記接続孔5の内部に
は、金属が埋め込まれて、プラグ7が形成されている。
このプラグ7は、例えばタングステンで形成されてい
て、上記配線1に接続されている。
【0023】上記構成では、有機絶縁膜2を有する層間
絶縁膜4に形成した接続孔5の側壁に有機絶縁膜2から
放出されるガスを遮断する脱ガス防止絶縁膜6を備えて
いることから、有機絶縁膜2から接続孔5へ放出される
ガスが脱ガス防止絶縁膜6によって阻止される。
【0024】次に、本発明の製造方法に係わる第1の実
施の形態を、図2によって説明する。
【0025】図2の(1)に示すように、一般的なモノ
シラン(SiH4 )と酸素(O2 )とを原料ガスに用い
たCVD法によって、基板11上に酸化シリコン膜12
を例えば500nm程度の厚さに成膜する。この酸化シ
リコン膜12は、原料ガスにテトラエトキシシラン(T
EOS)と酸素とを用いたプラズマCVD法によって形
成することも可能である。
【0026】次にスパッタリングによって、上記酸化シ
リコン膜12上に配線材料膜として例えばアルミニウム
−シリコン合金膜を成膜する。次いで一般的なレジスト
塗布技術によりレジスト膜を形成した後、リソグラフィ
ー技術によりそのレジスト膜でエッチングマスクを形成
し、それを用いたエッチング技術により上記配線材料膜
をエッチングして配線13を形成する。その後、エッチ
ングマスクを除去する。
【0027】次いで、上記酸化シリコン膜12上に上記
配線13を被覆する酸化シリコン膜14を例えば100
nmの厚さに形成する。この膜厚は、配線13が形成さ
れていない領域の基板11上の膜厚であり、上記配線1
3間では通常上記膜厚よりも薄く形成される。なお上記
酸化シリコン膜14の成膜では、例えばモノシランと一
酸化二窒素を用いたCVD(例えばプラズマCVD)に
よって行う。
【0028】次に、上記酸化シリコン膜14の表面にシ
ランカップリング剤(図示省略)を、例えば回転塗布法
により塗布する。このシランカップリング剤には、以下
のような化学式で表される、例えばMe3 SiCl(た
だしMeはメチル基を表す)、CH2 =CHSi(OC
3 3 、H2 NC2 4 NHC3 6 Si(OC
3 3 、CF3 (CF2 3 CH2 CH2 SiMeC
2 (ただしMeはメチル基を表す)もしくはCH2
CHSiCl3 を用いる。上記記載したシランカップリ
ング剤は一例であり、その他のシランカップリング剤を
用いることも可能である。
【0029】上記シランカップリング剤を四塩化炭素に
溶解(例えば1重量%溶解)させ、その溶液を回転塗布
した後、室温にて1時間放置した。その後、過剰な未反
応のシランカップリング剤を除去するために四塩化炭素
にて洗浄した。なお、処理時間を短縮するために、室温
にて1時間放置するかわりに加熱処理を行ってもよい。
【0030】次に有機絶縁膜15を、例えばフッ素樹脂
の一種のポリテトラフルオロエチレン系樹脂〔デュポン
社製:テフロンAF(商品名)〕(ガラス転移温度=1
60℃、熱分解温度=450℃)で、例えば300nm
〜1.00μmの厚さに形成する。この材料は、以下に
示す化学式(1)の構造を有するものであれば、テフロ
ンAFに限定されることはない。
【0031】
【化1】
【0032】この成膜では、フッ素樹脂原料をフルオロ
カーボン系の溶媒に溶かし、粘度を30cpに調整し
た。それを回転塗布法により酸化シリコン膜14上に塗
布し、500nmの厚さの薄膜を形成する。このときの
回転数は、例えば3000rpmとした。次いで、不活
性なガス雰囲気である、例えば100℃、大気圧の窒素
ガス雰囲気で2分間のベーキング処理を行った。
【0033】もしくは、フッ素樹脂をプラズマCVD法
によって成膜してもよい。この成膜条件は、一例とし
て、プロセスガスにフッ化炭素系のガスとして例えばオ
クタフルオロブテン(C4 8 )ガスもしくはテトラフ
ルオロエチレン(C2 4 )ガスを用い、耐熱性を良く
するために、アセチレン(C2 2 )もしくはエチレン
(C2 4 )を混合する。一般的なCVD条件として
は、プラズマパワーを500W、C4 8 を100sc
cm、C2 2 を200sccm、成膜雰囲気の圧力を
26.7Pa〜667Paの範囲における所定の圧力、
基板温度を150℃〜350℃の範囲における所定の温
度に設定する。なお、上記sccmは標準状態における
体積流量(cm3 /分)を表し、以下ガス流量はscc
mを用いて表す。
【0034】次いで前記説明したシランカップリング剤
を例えば回転塗布法によって、上記有機絶縁膜15上に
塗布する。その後不活性な雰囲気として、例えば350
℃の窒素ガス雰囲気でアニーリングを行う。
【0035】次いで、上記有機絶縁膜15上にシリコン
酸化窒化膜16を例えば50nm〜500nmの膜厚に
形成する。
【0036】上記成膜は、モノシラン(SiH4 )ガス
とアンモニア(NH3 )ガスと一酸化二窒素(N2 O)
ガスとを用いた還元性雰囲気のプラズマエンハンスメン
トCVD法によって行う。一例としては、SiH4 (流
量:100sccm)、N2O(流量:100scc
m)、NH3 (流量:0〜100sccm)および窒素
(N2 )ガス(流量:1000sccm)とを用い、成
膜雰囲気の圧力を102Pa、基板温度を350℃、プ
ラズマパワーを500Wに設定した。
【0037】なお、モノシランのかわりにジシラン(S
2 6 )のような高次シランを用いることも可能であ
る。また酸素ソースとして一酸化二窒素を用いたが、H
2 O(気体)、H2 2 (気体)等を用いることも可能
である。さらに窒素ソースとしてアンモニアを用いた
が、ヒドラジン等の窒素原子を有しかつ還元性を有する
ガスを用いることも可能である。また、一酸化二窒素を
添加しないで、シリコン酸化窒化膜の代わりにシリコン
窒化膜を形成してもよいが、シリコン窒化膜は誘電率が
たかいため、配線間の静電容量が増加する。そのため、
シリコン酸化膜もしくはシリコン酸化窒化膜で形成する
ことが望ましい。
【0038】続いてシリコン酸化窒化膜16上にシリコ
ン酸化膜17を例えば500nm以下のの膜厚に形成す
る。この成膜は、モノシラン(SiH4 )ガスと酸素
(O2)ガスとを用いたバイアス印加型高密度プラズマ
CVD法によって行う。一例としては、SiH4 (流
量:100sccm)、O2 (流量:125scc
m)、およびアルゴン(Ar)(流量:1000scc
m)を用い、成膜雰囲気の圧力を1.3Pa、基板温度
を350℃、プラズマパワーを1.00kW、バイアス
印加パワーを3.00kWに設定した。なお、シリコン
酸化窒化膜16の膜厚によっては上記シリコン酸化膜1
7の成膜は行わない。このようにして、シリコン酸化窒
化膜16とシリコン酸化膜17とからなるシリコン系絶
縁膜18を形成する。上記のようにして、有機絶縁膜1
5とシリコン系絶縁膜18とからなる層間絶縁膜19を
形成する。
【0039】次に図2の(2)に示すように、レジスト
塗布によるレジスト膜(図示省略)の形成した後、リソ
グラフィー技術によりレジスト膜をパターニングしてエ
ッチングマスク(図示省略)を形成する。そのエッチン
グマスクに用いたエッチングにより、上記シリコン系絶
縁膜18に接続孔20の上部を形成する。さらに上記シ
リコン系絶縁膜18をエッチングマスクにして有機絶縁
膜15をエッチングし、さらに酸化シリコン膜14をエ
ッチングして、配線13に達する接続孔20を形成す
る。上記有機絶縁膜15のエッチングでは上記エッチン
グマスクも同時にエッチングされて除去される。
【0040】上記エッチングには、例えば一般的なマグ
ネトロン方式のエッチング装置を用い、上記シリコン系
絶縁膜18のエッチングでは、エッチングガスにヘキサ
フルオロエタン(C2 6 )(流量:14sccm)と
一酸化炭素(CO)(流量:180sccm)とアルゴ
ン(Ar)(流量:240sccm)と酸素(O2
(流量:6sccm)とを用い、RFプラズマを1.5
0kWに設定した。また上記有機絶縁膜15のエッチン
グでは、エッチングガスにトリフルオロメタン(CHF
3 )(流量:5sccm)と酸素(O2 )(流量:50
sccm)とヘリウム(He)(流量:200scc
m)とを用い、RFプラズマを500W、基板温度を−
10℃に設定した。
【0041】次いで、必要に応じてアニーリングを行
う。アニーリングは、有機絶縁膜15の熱分解温度未
満、吸着ガスの脱離温度以上の温度で行う。例えば、ポ
リテトラフルオロエチレン系樹脂〔デュポン社製:テフ
ロンAF(商品名)〕(ガラス転移温度=160℃、熱
分解温度=450℃)を用いた場合には、300℃程度
の窒素雰囲気で30分間のアニーリングを行った。
【0042】続いて、上記接続孔20の内壁および上記
シリコン系絶縁膜18上に脱ガス防止効果のある窒化シ
リコン膜、酸化窒化シリコン膜もしくは酸化シリコン膜
からなる絶縁膜21を例えば100nmの膜厚に形成す
る。この膜厚は、上記接続孔20の口径によって決定さ
れる。例えば口径が0.2μmで深さが1.0μmの接
続孔の場合には100nmの厚さとする。それ以下の膜
厚では、脱ガス防止効果が十分ではなく、有機絶縁膜1
5の脱離ガスを透過してしまう。すなわち、脱離ガスが
3×1015/cm2 以上存在することになる。この成膜
では、通常のプラズマCVD法を用いるが、成膜雰囲気
を還元性雰囲気にする必要がある。酸化雰囲気のCVD
法によって成膜を行うと、有機絶縁膜15が酸化され、
膜剥がれなどの現象を生じる。
【0043】上記窒化シリコン膜を成膜する場合には、
例えばプラズマCVD装置を用い、成膜ガスにモノシラ
ン(SiH4 )ガス(流量:50sccm)とアンモニ
ア(NH3 )ガス(流量:100sccm)と一酸化二
窒素(N2 O)ガス(流量:1000sccm)とを用
い、プラズマパワーを500W、成膜雰囲気の圧力を6
67Pa、成膜雰囲気の温度を350℃に設定して成膜
を行う。当然のことながら、上記条件は一例であって、
他のガス種、条件により成膜することは可能である。酸
化シリコン膜を成膜する場合には、例えばプラズマCV
D装置を用い、成膜ガスにモノシラン(SiH4 )ガス
(流量:50sccm)と一酸化二窒素(N2 O)ガス
(流量:500sccm)とを用い、キャリアガスに窒
素(N2)ガス(流量:1000sccm)を用い、プ
ラズマパワーを500W、成膜雰囲気の圧力を1.33
kPa、成膜雰囲気の温度を350℃に設定して行う。
当然のことながら、上記条件は一例であって、他のガス
種、条件により成膜することは可能である。
【0044】次いで上記絶縁膜21を異方性エッチング
によりエッチバックして、接続孔20の側壁にのみ絶縁
膜21を残して、図2の(3)に示すように、接続孔2
0の側壁に脱ガス防止絶縁膜22を形成する。このエッ
チバックでは、一般的のシリコン系絶縁膜をエッチング
するエッチング装置を用い、接続孔20の側壁に上記絶
縁膜21が残りかつ接続孔20の底部に形成された上記
絶縁膜21が除去されるようにエッチングを行う。例え
ば絶縁膜21を100nmの厚さの酸化シリコン膜で形
成した場合、基板表面に形成された酸化シリコン膜が5
0nm〜100nmだけエッチングされる量をエッチン
グする。
【0045】次いで図2の(4)に示すように、有機絶
縁膜15の熱分解温度未満、望ましくは熱分解温度から
50℃程度以上低い温度で、接続孔20を埋め込む状態
に金属膜を成膜する。その後、化学的機械研磨(以下C
MPという、CMPはChemical Mechanical Polishing
の略)またはエッチバックによって、上記シリコン系絶
縁膜18上の余分な金属膜を除去して、接続孔20の内
部に金属膜を残す。このようにして、接続孔20の内部
に金属膜からなるビアコンタクトプラグ23を形成す
る。その後、必要に応じて多層配線構造(図示省略)を
形成する。
【0046】上記の製造方法では、有機絶縁膜15とし
て、密着層の必要なフッ素系樹脂を用いたが、アリール
エーテル、有機SOG(Spin on glass )、ポリイミド
等の密着層の必要のない有機絶縁膜を用いた場合には、
上記シランカップリング剤の塗布工程を省略してもよ
い。
【0047】従来のビアコンタクトプラグでは有機絶縁
膜15からの脱ガスのため、金属膜の埋め込みにばらつ
きがあったため、ビアコンタクトプラグと配線との接続
が不安定であったが、上記製造方法により形成したビア
コンタクトプラグ23では、数万個の電極導通試験でも
100%の良好な導通を確認することができた。
【0048】上記第1の実施の形態では、脱ガス防止絶
縁膜22に酸化シリコン膜を用いた場合を示したが、窒
化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜を用いた場合も同様
の効果を得ることができる。また、有機絶縁膜15の代
わりに多孔質膜を用いた場合も同様の効果を得ることが
可能である。その場合、脱ガス防止絶縁膜22に有機膜
を用いることもできるが、少なくともシリコン原子を含
む稠密な膜に形成することが必要になる。
【0049】なお、信号伝達速度を高めるためには、脱
ガス防止絶縁膜21に窒化シリコン膜を用いるよりは酸
化シリコン膜を用いたほうが好ましく、さらには酸化シ
リコン膜よりも誘電率の低い膜を用いることのほうが好
ましいが、少なくとも、シリコン原子を含む3次元ネッ
トワークを形成する膜種を選択することが必要になる。
このことにより、脱ガスの防止効果を得ることができ
る。
【0050】上記第1の実施の形態では、有機絶縁膜1
5を有する層間絶縁膜19に接続孔20を形成し、その
接続孔20の内壁に有機絶縁膜15からの脱ガスを遮断
する脱ガス防止絶縁膜22を形成することから、その後
のプロセスにおいて、この脱ガス防止絶縁膜22によっ
て有機絶縁膜15からのガスの放出が阻止される。
【0051】ここで、脱離ガスの発生温度について説明
する。脱離ガスの発生温度はTDS(脱離ガス分析装
置)を用いて定義することができる。この分析装置は、
10-7Pa程度の高真空中で、分析サンプルを加熱し、
発生するガスを質量分析装置でM/zを分析すると同時
に、サンプルの温度、チェンバー内の圧力を測定してい
る。
【0052】脱離ガスは、膜の吸着および劣化により発
生する低温側のものと、膜自体の分解によるものの2種
類に分類することができる。本発明では、低温側の脱離
ガスの発生が開始される温度を脱離ガスの発生温度、高
温側の熱分解にともない脱離ガスの発生が開始される温
度を熱分解温度を表現している。図3に典型的なアリー
ルエーテルのガス放出状態を示した。図3では、縦軸に
圧力を示し、横軸に温度を示す。
【0053】図3中のVAC、N2は、膜を焼成する際
の雰囲気を示しており、VACは真空で焼成したもの、
N2とは大気圧で焼成したものを示している。この図3
に示すように、脱離ガスの発生温度領域は、200℃付
近と400℃以上とに分離できる。前者が吸着によるも
の、後者が熱分解によるものである。また、VACの場
合の吸着していた分子数(100℃〜250℃の脱離ガ
ス)を較正値から求めると、1×1016/cm2 とな
る。
【0054】次に、脱ガス防止絶縁膜を形成する前の脱
離ガス除去工程について説明する。脱離ガスを除去する
には、分解温度未満、脱離ガス開始温度以上の200℃
〜400℃の範囲(ただし、アリールエーテル系の場
合)で熱処理を行えばよい。しかし、その後の吸着や、
膜の酸化のために、再び脱離ガスが生じる。そこで、根
本的に脱離ガスを無くすために、有機膜上に脱ガス防止
絶縁膜として、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、
酸化シリコン膜などを用いている。無機膜を用いたの
は、耐熱性が高く、脱ガスが少ないからである。特に窒
化シリコン膜は、ガスの透過率が低く、脱ガス防止効果
が高い。
【0055】このような脱ガス防止絶縁膜を用いること
によって、前述の脱ガスレベルは容易に分子数が3×1
15/cm2 以下になり、金属膜の成膜工程に影響を与
えないレベルにすることができる。好ましくは、分子数
が1×1015/cm2 以下がよい。
【0056】次に、脱ガス防止絶縁膜の成膜温度につい
て述べる。脱ガス防止絶縁膜の成膜は、すでに定義した
分解温度未満で行うことが必須である。好ましくは、分
解温度から50℃程度以上低いほうがよい。これは、分
解の活性化エネルギーに依存し、温度が低下すると、指
数関数的に分解確率が低下するためである。圧力上昇の
グラフには見えてこないが、確率的には分解温度未満で
も脱ガスは存在している。また成膜直前には、前述の脱
ガス工程を入れる。その後は、再吸着および酸化が起こ
らないように、処理する必要がある。具体的には、真空
中で連続処理が最適である。
【0057】次に、本発明の製造方法に係わる第2の実
施の形態を、図4および図5によって説明する。図4お
よび図5では、前記図2によって説明した構成部品と同
様のものには同一符号を付与して示す。
【0058】図4の(1)に示すように、半導体基板3
1には素子分離絶縁膜32が形成され、その素子分離絶
縁膜32で分離された半導体基板31にはトランジスタ
33が形成されている。このような半導体基板31上
に、トランジスタ33等を覆う第1の層間絶縁膜34を
形成する。この第1の層間絶縁膜34は、例えば、リン
およびホウ素のいずれか1種または両方をドーピングし
たシリコン酸化膜で形成する。その後、この第1の層間
絶縁膜34に接続孔35を形成し、その接続孔35の内
部にコンタクトプラグ36を形成する。このコンタクト
プラグ36は、例えばタングステンにより形成する。
【0059】その合金、必要に応じて、従来から知られ
た技術を用いて、アルミニウム系金属で配線37を形成
し、配線37間に第2の層間絶縁膜38を形成する。さ
らに第2の層間絶縁膜38上に配線37を覆う第3の層
間絶縁膜39を形成する。上記第2、第3の層間絶縁膜
38、39は、例えばシリコン系絶縁膜で形成する。そ
してこの第3の層間絶縁膜39に接続孔41を形成した
後、その接続孔41の内部にビアプラグ42を形成す
る。このビアプラグ42は、例えばタングステンにより
形成する。上記第2の層間絶縁膜38から第3の層間絶
縁膜39にかけての層は、必要に応じて、形成しなくて
もよく、または複数層にわたって形成してもよい。
【0060】このようにして、基板11を公知の技術を
利用して形成する。
【0061】次に、図4の(2)に示すように、基板1
1(以下の図面では、基板11は簡略化して示す)上に
層間絶縁膜となる低誘電率膜51を500nmの膜厚に
成膜して形成する。この低誘電率膜51には、例えば、
フルオロカーボン膜〔例えば、環状フッ素樹脂、テフロ
ン(PTFE)、ポリテトラフルオロエチレン系樹脂
(例えばアモルファステフロン)、フッ化アリールエー
テル、フッ化ポリイミド等〕、アリールエーテル膜、B
CB膜、ポリイミド膜、アモルファスカーボン膜、有機
SOG(Spin on glass )膜等を用いることが可能であ
る。上記ポリテトラフルオロエチレン系樹脂は、前記化
学式(1)のような構造を有するものであれば、いかな
るものであってもよい。なお、図4の(2)およびそれ
以降の図4の(3)〜図5は、図4の(1)に示した一
つのコンタクトプラグ42上を拡大して示す。
【0062】上記有機膜の形成には、例えば、回転塗布
法によって前駆体を塗布成膜した後、300℃〜450
℃でキュア(焼成)を行う。またアモルファスカーボン
等の材料は、アセチレン、必要に応じてフルオロカーボ
ンガスを用い、プラズマCVD装置により形成する。こ
の場合も、成膜後に300℃〜450℃でキュア(焼
成)を行う。
【0063】また、上記低誘電率膜51としては、シク
ロポリマライズドフロリネーテッドポリマー系樹脂〔例
えばサイトップ(商品名)〕(ガラス転移温度=120
℃、熱分解温度=420℃)を用いることも可能であ
る。このシクロポリマライズドフロリネーテッドポリマ
ー系樹脂は、化学式(2)のような構造を有するもので
あれば、いかなるものであってもよい。
【0064】
【化2】
【0065】また、上記低誘電率膜51としては、フッ
化ポリアリールエーテル系樹脂〔例えばFLARE(商
品名)〕(ガラス転移温度=400℃、熱分解温度=5
00℃)を用いることも可能である。このフッ化ポリア
リールエーテル系樹脂は、化学式(3)のような構造を
有するものであれば、いかなるものであってもよい。ま
た、フッ素がないポリアリールエーテルであってもよ
い。
【0066】
【化3】
【0067】次いで、上記低誘電率膜51上にシリコン
酸化膜、シリコン窒化膜もしくはシリコン酸化窒化膜か
らなる無機膜52を例えば100nmの膜厚に形成す
る。この成膜では、通常のプラズマCVD法を用いる
が、成膜雰囲気を還元性雰囲気にする必要がある。酸化
雰囲気のCVD法によって成膜を行うと、有機絶縁膜1
5が酸化され、膜剥がれなどの現象を生じる。
【0068】シリコン酸化膜を成膜する場合には、例え
ばプラズマCVD装置を用い、成膜ガスにモノシラン
(SiH4 )ガス(流量:50sccm)と一酸化二窒
素(N2 O)ガス(流量:500sccm)とを用い、
キャリアガスに窒素(N2 )ガス(流量:1000sc
cm)を用い、プラズマパワーを500W、成膜雰囲気
の圧力を1.33kPa、成膜雰囲気の温度を350℃
に設定して行う。シリコン窒化膜を成膜する場合には、
例えばプラズマCVD装置を用い、成膜ガスにモノシラ
ン(SiH4 )ガス(流量:50sccm)とアンモニ
ア(NH3 )ガス(流量:100sccm)と一酸化二
窒素(N2 O)ガス(流量:1000sccm)とを用
い、プラズマパワーを500W、成膜雰囲気の圧力を6
67Pa、成膜雰囲気の温度を350℃に設定して成膜
を行う。
【0069】次いでレジスト塗布、リソグラフィー技術
により、上記無機膜52上に溝配線用の溝を開口するた
めの開口部を設けたレジストマスク(図示省略)を形成
し、そのレジストマスクを用いて上記無機膜52をエッ
チングして、溝53の上部を形成し、さらに無機膜52
をマスクにして低誘電率膜51をエッチングして溝53
の下部を形成して、溝53を開口する。そしてこの溝5
3の底部には、上記コンタクトプラグ42の上部が露出
される。
【0070】上記エッチングには、例えば一般的なマグ
ネトロン方式のエッチング装置を用い、上記無機膜52
のエッチングでは、エッチングガスにヘキサフルオロエ
タン(C2 6 )(流量:14sccm)と一酸化炭素
(CO)(流量:180sccm)とアルゴン(Ar)
(流量:240sccm)と酸素(O2 )(流量:6s
ccm)とを用い、RFプラズマを1.50kWに設定
した。また上記低誘電率膜51のエッチングでは、エッ
チングガスにトリフルオロメタン(CHF3 )(流量:
5sccm)と酸素(O2 )(流量:50sccm)と
ヘリウム(He)(流量:200sccm)とを用い、
RFプラズマを500W、基板温度を−10℃に設定し
た。
【0071】上層の無機膜52は、低誘電率膜51をエ
ッチングする際のマグネトロンにもなっている。すなわ
ち、低誘電率膜51をエッチングする条件ではレジスト
マスクもエッチングされるためである。この実施の形態
では、無機膜52にシリコン系絶縁膜を用いたが、例え
ばタングステン、チタンのような金属、もしくは窒化チ
タン、窒化酸化チタン、窒化タンタル、酸化タンタル、
窒化酸化タンタル、窒化タングステン等の金属化合物を
用いてもよい。ここでは、上記無機膜52をシリコン酸
化膜で形成した。
【0072】次いで、必要に応じてアニーリングを行
う。アニーリングは、低誘電率膜51の熱分解温度未
満、吸着ガスの脱離温度以上の温度で行う。例えば、低
誘電率膜51をポリテトラフルオロエチレン系樹脂〔デ
ュポン社製:テフロンAF(商品名)〕(ガラス転移温
度=160℃、熱分解温度=450℃)で形成した場合
には、300℃程度の窒素雰囲気で30分間のアニーリ
ングを行った。
【0073】次いで図4の(3)に示すように、上記溝
53の内壁を含みかつ上記無機膜52上に、脱ガス防止
効果のある窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜もしく
は酸化シリコン膜からなる絶縁膜54を例えば100n
mの膜厚に形成する。この膜厚は、上記溝53の幅によ
って決定される。例えば幅が0.2μmで深さが1.0
μmの溝の場合には80nmの厚さとする。それ以下の
膜厚では、脱ガス防止効果が十分ではなく、低誘電率膜
51の脱離ガスを透過してしまう。すなわち、脱離ガス
が3×1015/cm2 以上存在することになる。この成
膜では、通常のプラズマCVD法を用いるが、成膜雰囲
気を還元性雰囲気にする必要がある。酸化雰囲気のCV
D法によって成膜を行うと、低誘電率膜51が酸化さ
れ、膜剥がれなどの現象を生じる。
【0074】窒化シリコン膜を成膜する場合には、例え
ばプラズマCVD装置を用い、成膜ガスにモノシラン
(SiH4 )ガス(流量:50sccm)とアンモニア
(NH3 )ガス(流量:100sccm)と一酸化二窒
素(N2 O)ガス(流量:1000sccm)とを用
い、プラズマパワーを500W、成膜雰囲気の圧力を6
67Pa、成膜雰囲気の温度を350℃に設定して成膜
を行う。一方、酸化シリコン膜を成膜する場合には、例
えばプラズマCVD装置を用い、成膜ガスにモノシラン
(SiH4 )ガス(流量:50sccm)と一酸化二窒
素(N2 O)ガス(流量:500sccm)とを用い、
キャリアガスに窒素(N2 )ガス(流量:1000sc
cm)を用い、プラズマパワーを500W、成膜雰囲気
の圧力を1.33kPa、成膜雰囲気の温度を350℃
に設定して行う。
【0075】次いで上記絶縁膜54を異方性エッチング
によりエッチバックして、溝53の側壁にのみ絶縁膜5
4を残して、図4の(4)に示すように、溝53の側壁
に脱ガス防止絶縁膜55を形成する。このエッチバック
では、一般的のシリコン系絶縁膜をエッチングするエッ
チング装置を用い、溝53の側壁に上記絶縁膜54が残
りかつ溝53の底部に形成された上記絶縁膜54がエッ
チング除去されるようにエッチングを行う。例えば絶縁
膜54を100nmの厚さのシリコン酸化膜で形成した
場合、基板表面に形成されたシリコン酸化膜が50nm
〜100nmだけエッチングされる量をエッチングす
る。
【0076】次に、脱離ガスを除去するために、分解温
度未満、脱離ガス開始温度以上の温度範囲で熱処理を行
う。この熱処理は、例えばバリアメタル成膜装置内で行
う。その処理条件としては、熱処理雰囲気を不活性なガ
ス、例えば窒素ガス(または希ガス)雰囲気とし、その
際の不活性なガスのチャンバ内導入流量を1000sc
cm以下に設定して熱処理雰囲気の圧力を0.13Pa
〜133Pa、熱処理温度を200℃〜300℃、熱処
理時間を1分〜5分に設定する。
【0077】続いて、上記バリアメタル成膜装置を用い
て、上記溝53の内壁および無機膜52上にバリアメタ
ル層56を形成する。上記バリアメタル成膜装置として
は、CVD装置もしくはスパッタリング装置を用い、バ
リアメタル層56を、タンタルによって形成する。もし
くは、窒化タンタル、窒化チタンで形成してもよい。
【0078】その後、配線材料となる金属として、例え
ば銅をスパッタリングもしくはCVD法によって上記溝
53の内部を埋め込む状態に堆積する。そして、例えば
化学的機械研磨(以下CMPという、CMPはChemical
Mechanical Polishing の略)によって、無機膜52上
の余分に堆積した銅とバリアメタル層56とを除去す
る。このようにして、図5の(5)に示すように、溝5
3の内部に溝配線57を形成する。
【0079】さらにCMPによって無機膜52を、例え
ば50nm程度の厚さだけ除去する。これにより、無機
膜52上から金属を完全に除去するとともに、無機膜5
2に入ったスクラッチを除去する。
【0080】次に上記無機膜52をエッチングにより除
去してもよい。このエッチングには、例えば一般的なマ
グネトロン方式のエッチング装置を用い、上記無機膜5
2のエッチングでは、エッチングガスにヘキサフルオロ
エタン(C2 6 )(流量:14sccm)と一酸化炭
素(CO)(流量:180sccm)とアルゴン(A
r)(流量:240sccm)とを用いた。このような
エッチング条件では、有機膜はほとんどエッチングされ
ないため、上記低誘電率膜51もエッチングされない。
もしくは、半導体装置の装置性能よりも信頼性を重要視
する場合には、このシリコン系絶縁膜からなる無機膜5
2の除去工程を省略してもよい。なお、図面では、無機
膜52の除去工程を省略している。
【0081】次に図5の(6)に示すように、上記無機
膜52上に上記溝配線57を覆う絶縁膜58を、窒化シ
リコン膜、酸化窒化シリコン膜もしくは酸化シリコン膜
で形成する。ここでは、一例として、酸化シリコン膜で
形成した。この絶縁膜58は、ビアコンタクトホールを
開口する際にエッチングストッパ層として用いる。その
ため、できるだけ薄いほうが望ましい。そこで、この実
施の形態では、上記絶縁膜58を10nmの厚さに形成
した。
【0082】次に低誘電率膜61を形成する。低誘電率
膜61には、比較的誘電率の高い、有機SOG膜、シリ
コンフッ化酸化膜等も用いることが可能であるが、装置
性能を重要視する場合には前記低誘電率膜51と同様の
膜も用いることができる。この低誘電率膜61の成膜方
法は、一般的なCVD装置、SOGを塗布するような回
転塗布装置、蒸着装置もしくはスパッタリング装置を用
い、公知の技術により形成する。
【0083】次いで上記低誘電率膜61上にエッチング
ストッパ層62を、例えば酸化シリコン膜で形成する。
このエッチングストッパ層62は、例えば窒化シリコン
膜もしくは酸化窒化シリコン膜で形成してもよい。
【0084】次に、レジスト塗布によるレジスト膜(図
示省略)の形成した後、リソグラフィー技術によりレジ
スト膜をパターニングしてエッチングマスク(図示省
略)を形成する。そのエッチングマスクに用いたエッチ
ングにより、上記エッチングストッパ層62に接続孔
(ビアホール)63の上部を形成する。さらに上記エッ
チングストッパ層62をエッチングマスクにして低誘電
率膜61をエッチングし、さらに絶縁膜58をエッチン
グして、溝配線57に達する接続孔63を形成する。上
記低誘電率膜61のエッチングでは上記エッチングマス
クの同時にエッチングされて除去される。
【0085】上記エッチングには、例えば一般的なマグ
ネトロン方式のエッチング装置を用い、上記エッチング
ストッパ層62のエッチングでは、エッチングガスにヘ
キサフルオロエタン(C2 6 )(流量:14scc
m)と一酸化炭素(CO)(流量:180sccm)と
アルゴン(Ar)(流量:240sccm)と酸素(O
2 )(流量:6sccm)とを用い、RFプラズマを
1.50kWに設定した。また上記低誘電率膜61のエ
ッチングでは、エッチングガスにトリフルオロメタン
(CHF3 )(流量:5sccm)と酸素(O2 )(流
量:50sccm)とヘリウム(He)(流量:200
sccm)とを用い、RFプラズマを500W、基板温
度を−10℃に設定した。すなわち、低誘電率膜61を
エッチングする条件ではレジストも一緒にエッチングさ
れるため、この実施の形態では、エッチングストッパ層
62をシリコン酸化膜で形成した。なお、エッチングス
トッパ層62は、シリコン系絶縁膜の他に、例えばタン
グステン、チタンのような金属、もしくは窒化チタン、
窒化酸化チタン、窒化タンタル、酸化タンタル、窒化酸
化タンタル、窒化タングステン等の金属化合物を用いて
形成してもよい。
【0086】次いで、必要に応じてアニーリングを行
う。アニーリングは、低誘電率膜61の熱分解温度未
満、吸着ガスの脱離温度以上の温度で行う。例えば、ポ
リテトラフルオロエチレン系樹脂〔デュポン社製:テフ
ロンAF(商品名)〕(ガラス転移温度=160℃、熱
分解温度=450℃)を用いた場合には、300℃程度
の窒素雰囲気で30分間のアニーリングを行った。
【0087】次いで図5の(7)に示すように、上記接
続孔63の内壁および上記エッチングストッパ層62上
に窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜もしくは酸化シ
リコン膜からなる絶縁膜64を例えば100nmの膜厚
に形成する。この膜厚は、上記接続孔63の口径によっ
て決定される。例えば口径が0.2μmで深さが1.0
μmの接続孔の場合には100nmの厚さとする。それ
以下の膜厚では、脱ガス防止効果が十分ではなく、低誘
電率膜61の脱離ガスを透過してしまう。すなわち、脱
離ガスが3×1015/cm2 以上存在することになる。
この成膜では、通常のプラズマCVD法を用いるが、成
膜雰囲気を還元性雰囲気にする必要がある。酸化雰囲気
のCVD法によって成膜を行うと、低誘電率膜61が酸
化され、膜剥がれなどの現象を生じる。
【0088】シリコン酸化膜で成膜する場合には、例え
ばプラズマCVD装置を用い、成膜ガスにモノシラン
(SiH4 )ガス(流量:50sccm)と一酸化二窒
素(N2 O)ガス(流量:500sccm)とを用い、
キャリアガスに窒素(N2 )ガス(流量:1000sc
cm)を用い、プラズマパワーを500W、成膜雰囲気
の圧力を1.33kPa、成膜雰囲気の温度を350℃
に設定して行う。シリコン窒化膜で成膜する場合には、
例えばプラズマCVD装置を用い、成膜ガスにモノシラ
ン(SiH4 )ガス(流量:50sccm)とアンモニ
ア(NH3 )ガス(流量:100sccm)と一酸化二
窒素(N2 O)ガス(流量:1000sccm)とを用
い、プラズマパワーを500W、成膜雰囲気の圧力を6
67Pa、成膜雰囲気の温度を350℃に設定して成膜
を行う。
【0089】次いで上記絶縁膜64を異方性エッチング
によりエッチバックして、接続孔63の側壁にのみ絶縁
膜64を残して、図5の(8)に示すように、接続孔6
3の側壁に脱ガス防止絶縁膜65を形成する。このエッ
チバックでは、一般的のシリコン系絶縁膜をエッチング
するエッチング装置を用い、接続孔63の側壁に上記絶
縁膜64が残り、かつ接続孔63の底部に形成された上
記絶縁膜64がエッチング除去されるようにエッチング
を行う。例えば絶縁膜64を100nmの厚さのシリコ
ン酸化膜で形成した場合、基板表面に形成されたシリコ
ン酸化膜が50nm〜100nmだけエッチングされる
量をエッチングする。
【0090】次いで、前述の脱ガス除去工程を行った
後、低誘電率膜61の熱分解温度未満、望ましくは熱分
解温度から50℃程度以上低い温度で、接続孔63を埋
め込む状態に、タングステン、アルミニウムもしくは銅
のような金属膜を堆積する。その後、CMPまたはエッ
チバックによって、上記エッチバックストッパ層62上
の余分な金属膜を除去して、接続孔63の内部に金属膜
を埋め込む。このようにして、接続孔63の内部に金属
膜からなるビアコンタクトプラグ66が形成される。
【0091】図示はしないが、その後、必要に応じて多
層配線構造を形成する。
【0092】上記図4〜図5によって説明した製造方法
では、有機絶縁膜15として、密着層の必要なフッ素系
樹脂を用いたが、アリールエーテル、有機SOG(Spin
onglass )、ポリイミド等の密着層の必要のない有機
絶縁膜を用いた場合には、上記シランカップリング剤の
塗布工程を省略してもよい。
【0093】上記第2の実施の形態でも前記第1の実施
の形態と同様の作用効果が得られる。
【0094】上記各実施の形態では低誘電率膜に有機膜
を用いた例を示したが、有機含有の無機系キセロゲルで
形成することも可能であり、配線、ダミー配線、プラグ
等に対して上記同様の効果が得られる。有機含有の無機
系キセロゲルで形成した場合のエッチング条件として
は、低誘電率膜のエッチング条件を無機膜のエッチング
条件とすればよい、その際のエッチングマスクは、シリ
コン窒化膜のようなエッチング耐性のある膜を用いる。
したがって、レジストを用いることが可能になる。
【0095】上記各実施の形態で接続した各成膜条件は
一例であって、適宜変更は可能である。
【0096】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体装
置によれば、少なくとも有機絶縁膜を有する層間絶縁膜
に形成した接続孔の内壁に有機絶縁膜からの脱ガスを遮
断する脱ガス防止絶縁膜を備えているので、有機絶縁膜
から接続孔へ放出されるガスが脱ガス防止絶縁膜によっ
て阻止することができる。このため、接続孔内部に金属
膜等を埋め込む工程を行っても、埋め込み不良を生じる
ことがなくなるので、信頼性の高い配線構造を有する半
導体装置となる。
【0097】本発明の半導体装置によれば、少なくとも
有機絶縁膜を有する層間絶縁膜に接続孔を形成し、その
接続孔の内壁に有機絶縁膜からの脱ガスを遮断する脱ガ
ス防止絶縁膜を形成するので、その後のプロセスにおい
て、この脱ガス防止絶縁膜によって有機絶縁膜からのガ
スの放出が阻止することがけいる。このため、接続孔内
部に金属膜等を埋め込む工程を行っても、埋め込み不良
を生じることがなくなるので、信頼性の高い配線構造を
有する半導体装置を製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の製造方法に係わる第1の実施の
形態を説明する概略構成断面図である。
【図2】本発明の製造方法に係わる第1の実施の形態を
説明する製造工程図である。
【図3】アリールエーテルのガス放出状態の説明図であ
る。
【図4】本発明の製造方法に係わる第2の実施の形態を
説明する製造工程図である。
【図5】本発明の製造方法に係わる第2の実施の形態を
説明する製造工程図(続き)である。
【図6】課題を説明する概略構成破断面図である。
【符号の説明】
1…配線、2…有機絶縁膜、4…層間絶縁膜、5…接続
孔、6…脱ガス防止絶縁膜
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Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも有機絶縁膜を有するもので配
    線を覆う状態に設けた層間絶縁膜と、 前記配線に接続するもので前記層間絶縁膜に設けた接続
    孔と、 前記有機絶縁膜からの脱ガスを遮断するもので前記接続
    孔の側壁に形成した脱ガス防止絶縁膜とを備えたことを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記脱ガス防止絶縁膜は少なくともシリ
    コン原子を含む絶縁膜からなることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくともシリコン原子を含む絶縁
    膜は、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜もしくは酸
    化シリコン膜からなることを特徴とする請求項2記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも有機絶縁膜を有するもので配
    線を覆う状態に設けた層間絶縁膜に前記配線に達する接
    続孔を形成する工程と、 前記接続孔の側壁に前記有機絶縁膜からの脱ガスを遮断
    する脱ガス防止絶縁膜を形成する工程とを備えたことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記脱ガス防止絶縁膜は少なくともシリ
    コン原子を含む絶縁膜で形成することを特徴とする請求
    項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記少なくともシリコン原子を含む絶縁
    膜は、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜もしくは酸
    化シリコン膜で形成することを特徴とする請求項5記載
    の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記脱ガス防止絶縁膜は前記有機絶縁膜
    の熱分解温度未満の温度で形成することを特徴とする請
    求項4記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記脱ガス防止絶縁膜を形成する前に、
    前記層間絶縁膜に吸着しているガスが脱離される温度以
    上、前記有機絶縁膜の熱分解温度未満の温度で熱処理を
    行う工程を備えたことを特徴とする請求項4記載の半導
    体装置の製造方法。
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