JP2000150359A - 基板熱処理装置及び基板熱処理方法 - Google Patents

基板熱処理装置及び基板熱処理方法

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JP2000150359A
JP2000150359A JP32842298A JP32842298A JP2000150359A JP 2000150359 A JP2000150359 A JP 2000150359A JP 32842298 A JP32842298 A JP 32842298A JP 32842298 A JP32842298 A JP 32842298A JP 2000150359 A JP2000150359 A JP 2000150359A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スループットの低下をきたすことなく反りや
転写の発生を有効に防止できる基板熱処理装置を提供す
る。 【解決手段】 基板を載置するホットプレート60と、
このホットプレートの上方に基板熱処理空間を区画する
ためのシャッターと、ホットプレートに設けられこの加
熱台を通して放熱することによって基板を加熱処理する
加熱ヒータ68と、上記ホットヒータ上に基板を移載す
る第1の移載ピン機構72と、前記ホットプレート上に
移載された基板の上方で別の基板を保持し、前記シャッ
タ内の熱処理空間内でこの基板の予熱処理を行なわせる
と共に、予熱処理を行なった基板を第1の移載ピン機構
に受け渡す第2の移載ピン機構74とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被処理基板を加
熱処理するための基板熱処理装置及び方法に関し、特
に、レジスト液が塗布されたLCD基板を加熱しベーキ
ング処理を行なうための基板熱処理装置及び方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示ディスプレイ(LCD)装置の
製造工程においては、LCD基板上に、例えばITOの
薄膜や電極パターン等を形成する。このために、半導体
製造工程において用いられるのと同様なフォトリソグラ
フィ技術が用いられる。
【0003】すなわち、被処理体であるLCD基板は、
まず、洗浄装置において洗浄された後、アドヒージョン
処理装置において処理面の疎水化処理が施される。そし
て、レジスト塗布装置においてフォトレジスト液が成膜
された後、熱処理装置において加熱(ベーキング処理)
されることによりレジスト液膜から溶剤等の昇華物を蒸
発させる。ついで、LCD基板は露光装置に搬送され、
レジスト液膜を所定のパターンに露光される。最後に、
現像装置において現像液を塗布され現像処理された後、
リンス液等によって現像液を洗い流され、一連の処理を
終了する。
【0004】上記のような処理において、前記ベーキン
グ処理は、ヒータが埋め込まれてなるホットプレートと
称される加熱台を内蔵する基板熱処理装置によって行わ
れる。この熱処理装置のホットプレートには、前記被処
理基板をこの加熱台上に受け渡して加熱処理を行なわせ
るための移載ピンが突没自在に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、例え
ば開口率を上げて高視野化を図るいわゆるスーパーTF
T液晶ディスプレイ等の導入に伴い、LCD基板に形成
されるパターンが微細化・高精細化されている。これに
伴って、いわゆる「転写」の問題がクローズアップされ
ている。
【0006】転写とは、フォトフィソグラフィ処理、主
に熱処理中に、何らかの原因によってレジスト塗布膜に
量的・質的なばらつきが生じることをいう。この転写が
生じる原因は未だ明らかでないが、少なくともレジスト
液塗布後の基板を上記のような構成の熱処理装置に受け
渡した場合、前記移載ピンと基板との温度差によって、
この移載ピンで保持した部分の表側に塗布されたレジス
ト液の膜厚に影響を及ぼし、これが転写の一因になるこ
とが分かっている。
【0007】形成されるパターンが微細化、高精細化さ
れるにしたがって、非常に感度の高いレジスト液が使用
されており、従来問題にならなかった温度環境において
も転写の問題が生じている。
【0008】LCDの場合、完成品において、前記膜厚
変動部位がいわゆる「転写跡」となって残り、ガラス基
板を通して目視されるため、この転写の発生を有効に防
止する手段が求められている。また、大面積のLCDの
場合、温度差によって生じる反りの問題にも対処する必
要がある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、反りや転写
の発生を有効に防止できる基板熱処理装置及び方法を提
供することにある。
【0010】また、この発明の更なる別の目的は、スル
ープットの低下をきたすことなく反りや転写の発生を有
効に防止できる基板熱処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、被処理基板を加熱する加熱台と、この
加熱台に被処理基板を移載する第1の移載手段と、前記
加熱台の上方で別の被処理基板を保持して予熱処理を行
なわせると共にこの予熱処理された被処理基板を前記第
1の移載手段に受け渡す第2の移載手段とを有する。
【0012】この基板熱処理装置は、LCD製造装置に
おいて、LCD基板にレジスト液を塗布した後のベーキ
ング処理を行なうために用いられることが好ましい。
【0013】このような構成によれば、この装置に導入
された直後の被処理基板は比較的低温の第2の移載手段
で支持され予熱されるから、急激な温度変化によって被
処理基板が反ることがない。また、基板と移載手段との
温度差によって生じるいわゆるレジスト液膜の「転写
跡」の問題が発生することを有効に防止できる。
【0014】特に、LCD製造装置の場合、レジスト液
の塗布工程を密閉した空間内で行なうことから、熱処理
工程導入前においては、レジスト液中の溶剤等はほとん
ど昇華していない。このため、この被処理基板を温度差
の大きい第1の移載手段にいきなり受け渡すとその温度
変化によって支持された部分の昇華物の昇華のみが促進
されてレジスト膜厚が変動し、これが転写跡の原因にな
る恐れが高い。
【0015】この発明によれば、このような事態を有効
に防止できるから、特にLCD製造装置において非常に
高い効果が得られる。
【0016】なお、前記第1の移載手段は、前記加熱台
から突没駆動され被処理基板の下面を支持する第1の移
載ピンと、この第1の移載ピンを昇降駆動するための第
1の昇降機構とを有するものであることが好ましく、前
記第2の移載手段は、前記別の被処理基板を支持する第
2の移載ピンと、前記別の被処理基板を第1の移載手段
に受け渡した後に、前記第2の移載ピンを被処理基板の
下側から逃がすための逃がし駆動機構とを有するもので
あることが好ましい。
【0017】また、この場合、第2の移載手段は、前記
第2の移載ピンを上下駆動するための第2の昇降機構を
さらに有することが望ましい。さらに、前記逃がし駆動
機構としては、前記第2の移載ピンを回動させるための
回動機構を採用するようにすれば良い。また、予熱空間
を形成するために、前記加熱台の上方に基板熱処理空間
を区画するためのカバーを設けることが好ましい。
【0018】さらに、この発明の第2の側面は、被処理
基板を加熱台に移載する工程と、加熱台上で被処理基板
を加熱処理している最中に、この被処理基板の上方に新
たな被処理基板を導入し、予熱処理を行わせる工程と、
加熱処理を行なった被処理基板を加熱台から退出させる
工程と、予熱処理の終了した被処理基板を加熱台に移載
し加熱処理を行なわせる工程とを含むことを特徴とする
基板熱処理方法である。
【0019】このような構成によれば、上記基板熱処理
装置と略同じ作用効果を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係る熱処理装置
の一実施形態を、図1に示すLCD基板の塗布現像処理
システム1に適用した場合を例にとって説明する。
【0021】この塗布現像処理システム1は、LCD基
板に対してレジスト液を塗布した後、図に2で示す露光
システム(EXP)に一旦受け渡し、この露光システム
2によって露光処理された後の基板を再度受け取って現
像処理を行なうものである。
【0022】このような一連の処理を行なうため、この
塗布現像処理システム1は、LCD基板のローディング
及びアンローディングを行なうためのローダ/アンロー
ダ部(L/UL)3と、基板洗浄処理を行なうための第
1プロセス部4と、レジスト液の塗布(コーティング)
及び周縁レジスト除去処理を行なうための第2プロセス
部5と、現像処理を行なうための第3プロセス部6と、
露光システム2との間で基板の受け渡しを行なうための
インターフェース部(I/F)7とを備えている。
【0023】ローダ/アンローダ部3は、カセット載置
台10及び搬送部(C/S)11を備えている。カセッ
ト載置台10上には2種類のカセットC1,C2が載置
されている。第1のカセットC1には処理前のLCD基
板が収納され、第2のカセットC2には処理後のLCD
基板が収納される。
【0024】また、搬送部11には、第1のサブアーム
機構13が設けられている。この第1のサブアーム機構
13は、基板を保持できるアーム14を有し、このアー
ムを旋回させ進退させることで、第1のカセットC1に
収納された基板を取り出し、第1のプロセス部4側に受
け渡せるようになっている。なお、全ての処理が終了し
た基板は、この第1のサブアーム機構13によって第1
のプロセス部4側から第2のカセットC2へと収納され
る。
【0025】前記第1のプロセス部4は、前記第1のサ
ブアーム機構13から基板を受け取る第1のメインアー
ム機構15を有する。このメインアーム機構15は、Y
方向に沿って延設された第1の中央搬送路16上を走行
するベース17と、このベース17上で旋回しかつ進退
駆動されるアーム18とを具備する。
【0026】この第1のメインアーム機構15の側方に
は、中央搬送路16に沿って、ブラシスクラバからなる
2つの洗浄ユニット(SCR)19、ホットプレートを
備える加熱/加熱ユニット(HP/HP)20、紫外線
洗浄装置からなる乾式洗浄ユニット(UV)21、およ
びクーリングプレートを備える冷却ユニット(COL)
22がそれぞれ設けられている。
【0027】ここで、「加熱/加熱ユニット(HP/H
P)」の表記は、ホットプレートを有する加熱ユニット
が例えば上下2段に積み上げて設置されていることを示
している(以下同じ)。また、図中、加熱ユニットを表
すHP及び冷却ユニットを表すCOLの後に付された数
字(「HP1」や「COL1」等)は、加熱処理若しく
は冷却処理の種類若しくは順序を示している。
【0028】前記第1のメインアーム機構15は、前記
ローダ/アンローダ部3から受け取った基板を各処理ユ
ニット19〜20に挿入し、必要な処理を行なわせた
後、この基板を取り出して順次別の処理ユニット19〜
20若しくは第2のプロセス部5に搬送するようになっ
ている。
【0029】一方、第2のプロセス部5は、Y方向に沿
って延設された第2の中央搬送路23上を走行する第2
のメインアーム機構24を具備する。この第2のメイン
アーム機構24は、前記第1のメインアーム機構15と
同様に構成されたベース25及びアーム26を有する。
【0030】また、この第2のメインアーム機構24の
側方には、基板に対してレジストの塗布を行なうと共に
周縁部の不要レジストを除去するレジスト塗布・周辺レ
ジスト除去ユニット(CT/ER)28と、基板表面の
疎水化処理を行なうためのアドヒージョン/冷却ユニッ
ト(AD/COL)29と、加熱/加熱ユニット(HP
/HP)30、加熱/冷却ユニット(HP/COL)3
1が配置されている。
【0031】前記第2のメインアーム機構24は、前記
第1のプロセス部4から受け取った基板を各処理ユニッ
ト28〜31に挿入し、必要な処理を行なわせた後、こ
の基板を取り出して順次別の処理ユニット28〜31若
しくは第3のプロセス部6側に搬送するようになってい
る。
【0032】第3のプロセス部6は、Y方向に沿って延
設された第3の中央搬送路33上を走行する第3のメイ
ンアーム機構34を具備する。この第3のメインアーム
機構34は、前記第1、第2のメインアーム機構15と
同様に構成されたベース35及びアーム36を有する。
【0033】この第3のメインアーム機構34の側方に
は、露光処理後のLCD基板を現像処理するための3つ
の現像処理ユニット(DEV)38と、タイトリングを
行なうタイトラー(TITLER)39と、加熱/加熱
ユニット(HP/HP)40と、加熱/冷却ユニット
(HP/COL)41とが配設されている。
【0034】前記第3のメインアーム機構34は、前記
第2のプロセス部5から受け取ったレジスト液塗布済み
の基板を露光システム2側(インターフェース部7)に
移送すると共に、前記露光済みの基板を露光システム2
側から受け取る。そして、この露光済み基板を各処理ユ
ニット38〜41に挿入し、必要な処理を行なわせた
後、この基板を取り出して順次別の処理ユニット38〜
41若しくは第2のプロセス部5側に搬送するようにな
っている。
【0035】なお、この図に示されるように、第1、第
2、第3のプロセス部4、5、6間には冷却ユニット
(COL)42、43が設けられている。これらの冷却
ユニット42、43は処理中の基板を一次的に待機させ
ておくために用いられる。
【0036】また、前記インターフェース部7は、バッ
ファーカセット(BC)及び第2のサブアーム機構46
を有する搬送・待機部47及び前記第2のサブアーム機
構46と露光システム2との間での基板受け渡しを行な
わせるための受け渡し台(図示せず)を有する受け渡し
部49とからなる。
【0037】このインターフェース部7は、前記第2の
プロセス部5から前記第3メインアーム機構34を介し
て受け取ったレジスト塗布済みの基板を露光システム2
側に移送すると共に、露光済みの基板を露光システム2
から受け取って第3のプロセス部6に受け渡す機能を有
する。
【0038】次に、上記のように構成される塗布現像処
理システムにおける処理手順を図2のフローチャートを
参照して説明する。なお、フローチャート内の英字記号
は図1の同符号が付されたユニットで行われることを意
味している。
【0039】まず、前記加熱台10上の第1のカセット
C1内に収納された未処理の基板は前記ローダ/アンロ
ーダ部3から前記搬送部(C/S)11を介して第1の
プロセス部4の第1のメインアーム機構15に受け渡さ
れる(ステップS1,S2)。ついで、この基板は、乾
式洗浄装置(UV)21によって紫外線洗浄され(ステ
ップS3)、その後前記冷却ユニット22によって第1
の冷却(COL1)が行われる(ステップS4)。
【0040】次いで前記湿式洗浄装置19によってブラ
シ洗浄(SRC)が行われたならば、前記加熱ユニット
20による第1の加熱処理(HP1)によって加熱乾燥
された後(ステップS6)、前記冷却ユニット21によ
る第2の冷却処理によって冷却される(ステップS
7)。ついで、この基板は第1のメインアーム機構15
から第2のプロセス部5の第2のメインアーム機構24
に受け渡される。
【0041】第2のプロセス部に受け渡された基板は、
アドヒージョン処理ユニット29によって表面の疎水化
処理(AD)が行われた後(ステップS8)、第3の冷
却処理(COL3)が施される(ステップS9)。つい
で、疎水化処理後の基板は、レジスト液塗布/周縁レジ
スト除去装置28に導入されレジスト塗布(CT)及び
基板周縁の不要なレジスト液の除去(ER)が行われ
る。
【0042】このレジスト液の塗布は、スピンコータと
称される装置によって行われる。このスピンコーター
は、密閉されたカップ内にLCD基板を収容し、この基
板の表面にレジスト液を供給しつつ前記カップごと高速
回転させることで、レジスト液の成膜を行う。
【0043】このように基板を回転させながらレジスト
液を塗布する手法は、半導体ウエハ上に回路パターンを
形成する場合にも採用されている。しかし、LCDの製
造においては、LCD基板が大型でかつ矩形であること
からウエハと比較して均一なレジスト膜の形成が難しい
ということがある。
【0044】特に、4つの角部は中心から距離があるた
め、この部分の周速はかなり高速になり、基板の周囲に
乱気流が発生するという不具合が生じる可能性がある。
また、基板の角部にまでレジスト液を均一に拡散させる
には、レジスト液中に含まれる溶剤の揮発をできるだけ
防止して、拡散速度を一定にする必要がある。このた
め、LCD基板製造装置においては、基板のみを回転さ
せるのではなく、この基板を略密閉収容するカップごと
高速で回転させることで、溶剤の揮発及び乱気流の発生
を防止するようにしている。
【0045】一方、周縁レジストの除去は、基盤の縁部
で盛り上がったレジスト膜を、エッジリムーバーと称さ
れるツールを用いて除去するものである。
【0046】このように処理された基板は、前記加熱ユ
ニット30、31に挿入され、ベーキング処理(HP
2)が施される(ステップS11)。このことによっ
て、基板に塗布されたレジスト液に含まれる溶剤を揮発
させる。ついで、この基板を冷却ユニットに挿入し、略
室温にまで冷却(COL4)する(ステップS12)。
ついで、この基板は、前記第2のメインアーム機構24
から第3のメインアーム機構34を介してインターフェ
ース部7に搬送され、露光システム2に受け渡される
(ステップS13)。そして、この露光システム2にお
いて露光処理(EXP)が施される(ステップS1
4)。
【0047】露光処理が行なわれた基板は、前記インタ
ーフェース部7、第3のメインアーム機構34を介して
タイトラー39に挿入されタイトリング処理が行なわれ
る(ステップS15)。
【0048】その後、基板は現像処理装置38に導入さ
れ、現像処理(DEV)が行われる(ステップS1
6)。この現像処理ユニット38は、基板上に現像液を
供給しながら基板を回転させることで現像を行ない、リ
ンス液で現像液を洗い流した後、振り切り乾燥を行な
う。
【0049】最後に、この基板は、この基板に対向する
加熱/加熱ユニット40もしくは加熱/冷却ユニット4
1に挿入され、第3の加熱処理(HP3)によって加熱
乾燥された後(ステップS17)、第5の冷却処理(C
OL5)により冷却される(ステップS18)。
【0050】以上の処理全てが終了した基板は、前記第
3のメインアーム機構34から、前記第2、第1のメイ
ンアーム機構24、15を介して前記搬送部11(C/
S)に設けられた第1のサブアーム機構13に受け渡さ
れる(ステップS19)。そして、この第1のサブアー
ム機構13によって前記ローダ/アンローダ部10に載
置された第2のカセットC2内に収容される(ステップ
S20)。
【0051】次に、上記塗布現像処理システムに使用さ
れるこの発明の熱処理装置の構成を図3を参照して説明
する。
【0052】この熱処理装置は、例えば、前記第2のプ
ロセス部4(図1)の加熱処理ユニット(HP2)3
0、31として用いられ、レジスト液の塗布されたLC
D基板を加熱処理(ベーキング処理)することによって
このレジスト液に含まれた溶剤を揮発させ乾燥させるた
めに用いられる。
【0053】そして、この発明の熱処理装置の特徴は、
図3に示すように、一台のホットプレート60を有する
加熱処理ユニット内に、予熱する基板62と本加熱する
基板63の2枚を一度に収容し、基板62を十分に予熱
した後に本加熱を行なうことによって急激な温度変化に
基づく転写跡の発生を有効に防止しようとするものであ
る。このような機能を奏するため、以下の構成を有す
る。
【0054】まず、この熱処理装置は、前記第2のメイ
ンアーム機構24によって基板の出し入れを行なうため
の開口部64が設けられてなる本体65を有する。この
本体65内には、上面に基板63を保持し本加熱を行な
うための前記ホットプレート60がこの本体65の底面
から立設されたフレーム67上に固定されている。この
ホットプレート60は例えばアルミニウム合金等で形成
され、その内部にはヒータ68が埋設されている。
【0055】このヒータ68は、図に69で示すヒータ
加熱温度制御部によって温度制御され、前記ホットプレ
ート60を所定の予熱条件及び本加熱条件に応じた温度
に加熱するようになっている。
【0056】さらに、前記本体65内には、本加熱され
る基板63を保持しホットプレート60上に載置するた
めの第1の移載ピン71を駆動する第1移載ピン機構7
2と、予熱する基板62を保持し第1移載ピン71に受
け渡すための第2の移載ピン73を有する第2の移載ピ
ン機構74とが設けられている。
【0057】第1の移載ピン機構72は、ホットプレー
ト60に穿設された上下挿通孔60aを通して突没駆動
される前記第1の移載ピン71と、この第1の移載ピン
71の下端を保持する第1のホルダ75と、この第1の
ホルダ75を介して上記第1の移載ピン71を上下駆動
するための第1の昇降機構76とからなる。
【0058】前記第1の移載ピン71は、例えば4本設
けられ、かつこの移載ピン71は、基板との接触による
パーティクルの発生を防止するために、ステンレス製の
ピン本体の上端部にたとえばPEEK(ポリエステル・
エーテル・ケトン)製のカバーが装着されている。
【0059】また、前記第1のホルダ75は、図示しな
いガイド機構によって上下移動自在に保持され、上記全
ての第1の移載ピン71を同じ高さに保持した状態で上
下できるように構成されている。
【0060】さらに、前記第1の昇降機構76は、前記
ホルダ75を上下駆動するタイミングベルト78と、こ
のタイミングベルト78を駆動するためのステッピング
モータ79とを有する。この第1のステッピングモータ
79は、第1移載ピン駆動部80を介して図に81で示
す中央制御部に接続されている。
【0061】この中央制御部81は、前記第1のステッ
ピングモータ79を制御することによって、上記第1の
移載ピン71で保持された基板63を任意の速度で駆動
できる。そして、この第1の移載ピン機構72によって
下降駆動された基板63は、前記ホットプレート60の
上面に散設された図示しないプロキシミティースペーサ
を介してこのホットプレート60上に載置されるように
なっている。
【0062】このプロキシミティースペーサ(図示せ
ず)は、基板63とホットプレート60上面との間に
0.1〜0.5mm程度の隙間を形成するためのもので
ある。また、このようにして載置された基板63は、図
に82で示す吸引孔を介して前記ホットプレート60上
に吸着保持される。なお、図示しないが、前記ホットプ
レート60の上面には前記吸引孔82に連通する矩形状
の真空チャック溝が穿設され、前記吸引孔82は図示し
ない真空ポンプに接続されている。
【0063】一方、上記第2の移載ピン機構74は、前
記第1の移載ピン機構72と同様に第2の移載ピン駆動
部84を介して中央制御部81に接続された第2の昇降
ユニット85と、この第2の昇降ユニット85によって
上下駆動される第2のホルダ86を有する。そして、予
熱する基板62を保持するための前記第2移載ピン73
は、前記第2のホルダ86から前記ホットプレート60
の外側を取り回して立設されたステー87の上端に固定
されている。このステー87は基端部を上記第2のホル
ダ86に回転自在に保持され、上端部87aは前記ホッ
トプレート60上に被さるようにL字状に折り曲げられ
ている。前記第2の移載ピン73は、このステー87の
L字状に折り曲げられた上端部87aの先端上に固定さ
れている。
【0064】一方、このステー87の基端部は、図に8
8で示すリンク機構及びこのリンク機構88を介して前
記ステー87を回動駆動するための駆動ユニット89に
接続されている。そして、この駆動ユニット89は、第
2移載ピン逃げ駆動部90を介して中央制御部81に接
続され、この中央制御部81は、前記ステー87を例え
ば90度回動駆動することによって、前記第2の移載ピ
ン73をホットプレート60上に重なる位置から、重な
らない位置へと逃がせるようになっている。
【0065】この動作は、後述するように、予熱の終了
した基板62を第2の移載ピン73から第1の移載ピン
71に受け渡した後、この第2の移載ピン73を前記基
板と干渉しない位置に逃がすために用いられる。
【0066】なお、この第2の移載ピン73は、前記第
1の移載ピン71と同様にステンレスで設けられた本体
の上端にPEEK製の保護材を被せた構成となってい
る。
【0067】一方、以上説明したホットプレート60、
第1の移載ピン機構72及び第2の移載ピン機構74の
外側には、前記本体65の開口部64を閉じるための第
1、第2のシャッター機構92、93が設けられてい
る。
【0068】第1のシャッター機構92は、前記ホット
プレート60を囲む4方向の壁のうち、メインアーム機
構24(搬送路)に面しない3方向の壁を構成する第1
のシャッター94と、この第1のシャッター94を上下
駆動する駆動シリンダ機構95とからなる。
【0069】第2のシャッター機構93は、残りの一方
向の壁を構成する第2のシャッター96(カバー)と、
この第2のシャッター96を上下駆動する第2の駆動シ
リンダ機構98とからなる。図3は、第1のシャッター
94を閉めた状態で、第2のシャッター96のみを開
け、メインアーム機構24の進入を受け入れている状態
を示している。
【0070】これら第1、第2のシャッター機構92、
93は、図に99で示すシャッター駆動部を介して中央
制御部81に接続され、前記移載ピン機構72、74の
動作に連動して作動するようになっている。
【0071】なお、前記シャッター94、96の上端面
に対向する本体上壁65aの下面には、シャッター9
4、96とこの上壁との間に所定の隙間を形成させるた
めのストッパ100が設けられている。
【0072】そして、この上壁65aの中央部には、前
記隙間を通して進入した気流を上記基板62、63上か
ら蒸発した溶剤等と共に排気するための排気孔101が
形成されている。本体上壁65aは前記排気孔101に
向かって次第に高くなるようなすり鉢形状に形成されて
いて、進入した気流が直接基板63に当たることのない
ように誘導するようになっている。
【0073】次に、このように形成された熱処理装置の
動作を説明する。この熱処理装置の動作において最も重
要なことは、前記第1、第2の移載ピン71、73の駆
動タイミングである。前述したように、LCD製造装置
では、レジスト液の塗布を密閉したカップ内で行なうた
め、レジスト液からの溶剤の揮発が極端に少なく、その
ままで従来構成の熱処理装置に投入したのでは、移載ピ
ンと基板との温度差に基づいて保持部分の溶剤のみが急
激に蒸発し、これが「転写跡」となるおそれがある。
【0074】そこで、この発明の熱処理装置において
は、メインアーム機構24から受け取ったレジスト液塗
布済みの基板62を先ず比較的低温の第2の移載ピン7
3で保持し予熱する。そして、この予熱工程において、
レジスト液から大部分の昇華物(溶剤等)を昇華させ、
かつ第1の移載ピン71との間の温度差が略無くなった
後に、この第1の移載ピン71に受け渡して本加熱を行
なう。したがって、予熱時間、すなわち、前記第1、第
2の移載ピン71、73の駆動タイミングが非常に重要
である。
【0075】また、この実施形態では、本加熱だけでな
く予熱についても前記加熱ヒータ68からの放熱で行な
うため、この加熱ヒータ68の温度制御も重要である。
さらに、基板62を保持する高さも予熱温度に大きな影
響を及ぼし重要である。
【0076】好ましい予熱条件及び本加熱条件は、実験
などで求めることができるから、これを図3に110で
示す条件記憶部に格納しておき、前記中央制御部81
は、この条件に基づいて制御を行なう。特に前記第1、
第2の移載ピン71、73の駆動タイミングや速度は、
処理雰囲気や加熱温度等に基づいて第1、第2の移載ピ
ン駆動タイミング決定部111で決定するようになって
いる。
【0077】なお、予熱中には、熱処理空間の温度が変
動しないことが好ましい。このため、予熱中に前記シャ
ッター94、96を開閉しない方が望ましい。したがっ
て、予熱終了時刻と加熱終了時刻が略一致するように前
記加熱ヒータ68の温度及び予熱高さを設定することが
好ましい。
【0078】次に、図4に示すフローチャート及び図5の
工程図に基づいて加熱処理動作を具体的に説明する。
【0079】図5(a)は、本加熱されるLCD基板6
3がホットプレート60上に載置されている状態を示す
ものである。なお、この装置を立ち上げた直後は、先ず
ダミー基板Dを加熱する(図4のステップV1)。
【0080】この状態で、レジスト液が塗布されてなる
LCD基板62をメインアーム機構24によってこの熱
処理装置内に挿入し、上記第2の移載ピン73上に受け
渡す(ステップV2)。
【0081】ついで、図5(b)に示すように前記第
1、第2のシャッター94、96を閉じて熱処理空間を
形成し、前記加熱ヒータ68のホットプレート60を通
した放熱によって前記第2の移載ピン73上に保持され
た基板62の予熱を開始する(ステップV3)。
【0082】この予熱が終了したならば、図5(c)に
示すように、前記第1、第2の移載ピン71、73を上
昇させて、前記本加熱済みの基板63を前記メインアー
ム機構24による取り出し高さに位置させる(ステップ
V4)。
【0083】ついで、第2のシャッター96のみを開い
て前記メインアーム機構24を導入し、本加熱済み基板
63を取り出す。(ステップV5)次いで、第2のシャ
ッター96を閉じ、前記予熱済み基板62を第2の移載
ピン73から第1の移載ピン71に受け渡す(ステップ
V6)。このためには、まず、前記図5(c)の状態
で、第2の移載ピン73のみを下降させ、図5(d)に
示すように予熱済み基板62を第1の移載ピン71上に
受け渡す。
【0084】ついで、図5(e)に示すように、前記第
2の移載ピン73を基板62の下側から逃がす。この動
作は、前記リンク機構(88)を作動させ、前記第2の
移載ピン73を保持するステー87を90度回動させる
ことで行われる。
【0085】そして、図5(e)に二点鎖線で示す状態
から前記第1の移載ピン71を所定の速度で下降させる
ことで、予熱済み基板62をホットプレート60上に受
け渡して本加熱する(図4のステップV8)。
【0086】以上のステップV1〜V8によって基板が
順次予熱及び本加熱されたならば、当該基板が最後の処
理基板であるかの判断が成される(ステップV9)。最
後の基板でない場合には、ステップV2〜V8が繰り返
される。
【0087】一方、最後の基板である場合には、ステッ
プV10,V11が行われる。これらのステップV1
0,V11は、前記ステップV4,V5と同様の動作で
あり、前記第2の移載ピンを上昇させて本加熱済み基板
63をメインアーム機構24の取り出し高さに位置さ
せ、これをメインアーム機構24で取り出す。
【0088】以上説明した構成によれば、次の効果を得
ることができる。
【0089】第1に、上記構成によれば、この装置に導
入された直後のLCD基板62は第1の移載ピン71と
比較して低温の第2の移載ピン73で支持される。した
がって、第1の移載ピン71とLCD基板62との温度
変化に起因するレジスト膜厚の変動を防止でき、ひいて
は転写跡の発生を防止できる。
【0090】そして、この基板62は、第1の移載ピン
71に受け渡されるまでの間、予熱され、LCD基板6
2上に塗布されたレジスト液からの溶剤等の昇華が十分
になされるから、第1の移載ピン71に受け渡した際に
レジスト膜厚の変動や基板の反りが発生することが防止
される。
【0091】特に、LCD製造装置の場合、レジスト液
の塗布工程を密閉したカップ内で行なうことから、レジ
スト液中の溶剤等がほとんど昇華していない状態でLC
D基板がこの熱処理装置に導入される。このため、この
被処理基板を温度差の大きい第1の移載ピン71にいき
なり受け渡すとその温度変化によって移載ピン71に支
持された部分の昇華物の昇華のみが促進されてレジスト
膜厚が変動し、これが転写跡の原因になる恐れが高い。
【0092】この発明によれば、このような事態を有効
に防止できるから、特にLCD製造装置において非常に
高い効果が得られる。
【0093】第2に、この発明によれば、スループット
の低下をきたすことなく、かつ小さなスペースで上記の
効果を得ることができる。
【0094】すなわち、一枚のホットプレートの熱処理
空間で2枚の基板62、63を同時並行的に処理するよ
うにしている。このため、2台の装置を利用して予熱と
本加熱を行なう場合と比較して装置間の基板の受け渡し
がないから製品製造のスループットに与える影響は少な
い。また、2台の装置を利用する場合と比較して設置面
積が小さいため装置の小型化、低コスト化に寄与する。
【0095】なお、この発明は、上記一実施形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変更して実施可能である。
【0096】例えば、上記の例では、ホットプレート6
0を固定し、移載ピン71、73をそれぞれ駆動するこ
とによって基板62、63の移載を行なったが、例えば
ホットプレート60を昇降させることによって基板6
2、63の移載を行なう他、様々な構成を採用できる。
また、駆動方式もベルト駆動のものに限定されるもので
なく、種々のものを適宜採用可能である。
【0097】さらに、前記第2の移載ピン機構74の構
造のうち、特に第2の移載ピン73を逃がすための機構
は、上記一実施形態のものに限定されるものではなく、
種々の好ましい機構を適宜導入できる。
【0098】また、上記一実施形態では、特に大きな効
果を得ることのできる例として、LCD製造装置の塗布
現像処理システムに適用した例を示したが、単独の熱処
理装置にも適用できるほか、プローバー、アッシング装
置、露光装置等にも適用できることは勿論である。ま
た、被処理基板としてシリコンウエハ処理する場合にも
適用できる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したこの発明の構成によれば、
この装置に導入された直後の被処理基板は比較的低温の
第2の移載手段で支持され予熱されるから、急激な温度
変化によって被処理基板が反ることがない。また、基板
と移載手段との温度差によって生じるいわゆるレジスト
液膜の「転写跡」の問題が発生することを有効に防止で
きる。
【0100】さらに、基板の予熱及び本加熱を一つのホ
ットプレートを有する装置内での受け渡し動作によって
実現しているから、加熱処理工程のスループットに与え
る影響は少ない。また、2台の装置を用いて予熱及び本
加熱を行なう場合と比較して設置面積及びコストの低減
を図ることができる。
【0101】すなわち、この発明によれば、加熱処理工
程のスループットを低下させることなく、反りや転写の
問題を解決できる基板熱処理装置及び方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されるLCD基板の
塗布現像処理システムを説明するための概略構成図。
【図2】同じく、処理工程を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】同じく、基板熱処理装置を示す概略構成図。
【図4】同じく、基板熱処理方法を説明するためのフロ
ーチャート。
【図5】同じく、基板熱処理方法を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…塗布現像処理システム 2…露光システム 60…ホットプレート(加熱台) 62…LCD基板(予熱する被処理基板) 63…LCD基板(本加熱する被処理基板) 65…本体 68…加熱ヒータ(加熱手段) 71…第1の移載ピン 72…第1の移載ピン機構(第1の移載手段) 73…第2の移載ピン 74…第2の移載ピン機構(第2の移載手段) 76…第1の昇降機構 81…中央制御部 85…第2の昇降機構 88…リンク機構 89…駆動ユニット 92…第1のシャッター機構 93…第2のシャッター機構 94…第1のシャッター(カバー) 96…第2のシャッター(カバー) 110…予熱、本加熱条件記憶部 111…第2の移載ピン駆動タイミング決定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を加熱する加熱台と、 この加熱台に被処理基板を移載する第1の移載手段と、 前記加熱台の上方で別の被処理基板を保持して予熱処理
    を行なわせると共にこの予熱処理された被処理基板を前
    記第1の移載手段に受け渡す第2の移載手段とを有する
    ことを特徴とする基板熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板熱処理装置におい
    て、 前記第1の移載手段は、前記加熱台から突没駆動され被
    処理基板の下面を支持する第1の移載ピンと、この第1
    の移載ピンを昇降駆動するための第1の昇降機構とを有
    し、 前記第2の移載手段は、前記別の被処理基板を支持する
    第2の移載ピンと、前記別の被処理基板を第1の移載手
    段に受け渡した後に、前記第2の移載ピンを被処理基板
    の下側から逃がすための逃がし駆動機構とを有すること
    を特徴とする基板熱処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板熱処理装置におい
    て、 前記第2の移載手段は、前記第2の移載ピンを上下駆動
    するための第2の昇降機構をさらに有することを特徴と
    する基板熱処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の基板熱処理装置におい
    て、 前記逃がし駆動機構は、前記第2の移載ピンを回動させ
    るための回動機構を有することを特徴とする基板熱処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の基板熱処理装置におい
    て、 前記加熱台の上方に基板熱処理空間を区画するためのカ
    バーを有することを特徴とする基板熱処理装置。
  6. 【請求項6】 被処理基板を加熱台に移載する工程と、 加熱台上で被処理基板を加熱処理している最中に、この
    被処理基板の上方に新たな被処理基板を導入し、予熱処
    理を行わせる工程と、 加熱処理を行なった被処理基板を加熱台から退出させる
    工程と、 予熱処理の終了した被処理基板を加熱台に移載し加熱処
    理を行なわせる工程とを含むことを特徴とする基板熱処
    理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の加熱処理方法において、 前記被処理基板を加熱台上で加熱処理する工程は、被処
    理基板を第1の載置ピンで支持し、この載置ピンを下降
    させて加熱台に移載する工程を含み、 前記被処理基板の予熱処理を行なう工程は、前記被処理
    基板を第2の載置ピンで支持する工程を含み、 前記予熱処理の終了した被処理基板を加熱台に載置する
    工程は、前記予熱処理の終了した被処理基板を第2の移
    載ピンから第1の移載ピンに受け渡す工程を含むことを
    特徴とする基板熱処理方法。
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