JP2000150265A - 表面実装型トランス - Google Patents

表面実装型トランス

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JP2000150265A
JP2000150265A JP10315540A JP31554098A JP2000150265A JP 2000150265 A JP2000150265 A JP 2000150265A JP 10315540 A JP10315540 A JP 10315540A JP 31554098 A JP31554098 A JP 31554098A JP 2000150265 A JP2000150265 A JP 2000150265A
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JP
Japan
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transformer
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surface mount
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Application number
JP10315540A
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English (en)
Inventor
Muneo Kitamura
宗夫 北村
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装型トランスの一層の薄型化を図るこ
と、及び簡易な構造とすることで製造コストの低廉化を
図ること。 【解決手段】 下ケース21と上ケース24とで巻線コ
イル23を封止してなるトランスにおいて、前記下ケー
ス21及び上ケース24がいずれも磁性板材によって作
られ、下ケース21はプレスの打ち抜き加工によって平
板状に、また上ケース24はプレスの絞り加工によって
キャップ状にそれぞれ形成されると共に、前記下ケース
21の外周縁に突起部が一体成形され、該突起部に電極
端子31が形成され、この電極端子31に巻線コイル2
3の入出力線36が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線コイルを磁性
材で封止してなるトランスに係り、特にプリント基板上
に表面実装される薄型の表面実装型トランスに関する。
【0002】この種の表面実装型トランスは、例えばエ
レクトロルミネッセンス(以下ELという)を駆動する
インバータ用として利用されており、携帯電話などの小
型装置に組み込まれることが多いため、トランス自体の
小型化および薄型化が要請されている。従来、この種の
表面実装型トランスとしては、図5に示すようなポット
形状のP−P型トランスが知られている。このトランス
1は、フェライト粉末材を焼結して中空形状に形成した
下ケース2と上ケース3とが対向して配置され、その中
にボビン4と巻線コイル5とを封止した構造のものであ
る。ボビン4はプラスチック成形品でできており、下ケ
ース2の底面上に配設される平板部4aと、この平板部
4aの中心から一体的に立ち上がる円筒部4bと、上ケ
ース3の裏面側に配設される平板部4cとで構成されて
いる。平板部4aの外周縁の4個所から下ケース2の外
方に突き出た突起部6が形成されており、この突起部6
の先端にL形に折れ曲がった金属端子7が一体的に設け
られている。一方、巻線コイル5は、図6に示したよう
な結線状態をしており、内側から1次コイル8、2次コ
イル9、3次コイル10の順に巻線されている。また、
1次コイル8には2本の入力線8a,8bが、3次コイ
ル10からは2本の出力線10a,10bが引き出され
ている。そして、2本の入力線8a,8b及び2本の出
力線10a,10bは、上記下ケース2の外周に突出し
た4個所の金属端子7にそれぞれ半田付けされている。
【0003】一方、下ケース2と上ケース3の接合面に
は、所定の厚みを持ったスペーサ11が配設されてい
る。このスペーサ11は、下ケース2と上ケース3の接
合面に適正なギャップ量を設けてインダクタンス値を適
正に保持するためのものであり、スペーサ11の厚みを
変えることによってギャップ量を調整する。
【0004】上記構成のトランス1は、EL駆動回路が
搭載されたプリント基板13上に表面実装されるが、こ
の表面実装の工程ではプリント基板13の上面に形成し
てある電極パターン14にトランス1の金属端子7を半
田付けする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトランス1にあっては、下ケース2及び上ケース3
がフェライト粉末の焼結体であるため、焼結したときの
厚みは最小でも0.5mm位が限度となり、これ以上の
薄型化は困難であった。
【0006】また、上記焼結方法は、フェライト粉末を
型に詰め込み、高温・高圧下で焼き固める方法であるの
で、焼成炉の設置スペース等に問題があって量産性が低
く、製造コストの高いものとなっていた。
【0007】さらに、上記トランス1は、構成部品がユ
ニット化されていて取扱いが容易である反面、プリント
基板13に表面実装する際には、ボビン4を介して取り
付けなければならず、ボビン4の部品コストが高いため
にトランス全体の製造コストを引き上げるものとなって
いた。
【0008】そこで本発明の目的は、この種表面実装型
トランスの一層の薄型化を図ること、及び簡易な構造を
採用することで製造コストの低廉化を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る表面実装型トランスは、下
ケースと上ケースとで巻線コイルを封止してなるトラン
スにおいて、前記下ケース及び上ケースがいずれも磁性
板材によって作られ、下ケースはプレスの打ち抜き加工
によって平板状に、また上ケースはプレスの絞り加工に
よってキャップ状にそれぞれ形成されていることを特徴
とする。
【0010】また、本発明の請求項2に係る表面実装型
トランスは、前記下ケース又は上ケースの外周縁に突起
部が一体成形され、該突起部に電極端子が形成されると
共に、この電極端子に巻線コイルの入出力端末線が接続
されていることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項3に係る表面実装型
トランスは、前記下ケースの下面に端子接続用のプリン
ト基板が固着され、このプリント基板に形成された電極
端子に巻線コイルの入出力端末線が接続されていること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明に係る表面実装型トランスについて実施の形態を説明
する。図1及び図2は本発明に係る表面実装型トランス
の一実施例を示したものである。この実施例に係るトラ
ンス20は、磁性板材をプレス加工した円板状の下ケー
ス21と、その中心軸上に立設された磁性材からなる円
柱体22と、この円柱体22に巻装された巻線コイル2
3と、この巻線コイル23を封止するキャップ状の上ケ
ース24とで構成されるものである。
【0013】前記下ケース21は、磁性板材の一種であ
るケイ素鋼の薄板をプレスによる打ち抜き加工で円板状
に形成したものであり、その中心部には前記円柱体22
を立設するための円孔28が開設されている。また、下
ケース21の外周には前記円孔28を通る中心線の両端
に一対ずつ合計4個の突起部29が形成されている。そ
して、この突起部29の表面には絶縁キャップ30を介
して電極端子31が被覆され、この電極端子31に巻線
コイル23から引き出した4本の入出力線36が接続さ
れている。
【0014】一方、キャップ状の上ケース24は、前記
下ケース21と同様、磁性材であるケイ素鋼の薄板から
プレス加工によって成形されている。この場合は、プレ
スによる打ち抜き加工工程の後に、絞り加工工程を加え
ることによって、下ケース21と同じ形状の上面24a
の外周に周側面24bを立ち上がらせてキャップ状に成
形したものである。また、上ケース24の上面24aの
中心には円孔25が開設され、さらに周側面24bの下
端部には上記下ケース21の突起部29に対応した両側
に切欠部27が形成されている。従って、下ケース21
と上ケース24とを合体させた時に切欠部27から下ケ
ース21の突起部29がケース外方に突出され、巻線コ
イル23の入出力線36の引き出しがこの切欠部27を
通じて行われる。
【0015】円柱体22は、フェライト材よりなる円柱
形状のもので、その上下端に上ケース24の円孔25及
び下ケース21の円孔28に嵌合するほぞ部32a,3
2bを有している。そして、この円柱体22に巻線コイ
ル23を巻いてから、上下のほぞ部32a,32bを上
ケース24と下ケース21の各円孔25,28に嵌め入
れ接着剤で固めることでトランス20が組付けられる。
前記円柱体22に巻かれる巻線コイル23は、従来と同
様に内側から1次コイル、2次コイル、3次コイルの順
に巻線され、1次コイルから2本の入力線が、また3次
コイルから2本の出力線が引き出されている。そして、
この引き出された4本の入出力線36が上記下ケース2
1の外周に突出させた4個の突起部29の各電極端子3
1にそれぞれ半田付けされる。完成したトランス20を
EL駆動回路が搭載されたプリント基板13上に表面実
装する場合には、プリント基板13に形成されている電
極パターン14に下ケース21の電極端子31を重ね合
せ、両者を半田付けによって固定する。
【0016】図3に示すように、上記下ケース21と上
ケース24との間に形成されるギャップSは、上ケース
24の周側面24bの高さ寸法hと、円柱体22の高さ
寸法Hとによって調整される。すなわち、ギャップSの
調整は、上ケース24の周側面24bの高さを低くして
ギャップSを広げるか、あるいは円柱体22の高さを低
くしてギャップSを狭くするかの方法で行なうことがで
き、これによって適正なギャップ量を得ることができ
る。
【0017】上記構成からなるトランス20のケース材
料として用いたケイ素鋼板は、厚みが0.05mm程度
からのものがあり、また板厚も自由に設定することが可
能である。従って、従来のフェライト材を焼結して形成
したP−P型トランスが、薄いものでも3〜4mm位の
厚さが限度であるのに対して、上記実施例に係るトラン
ス20ではそれより更に1mm程度薄くすることが可能
となる。また、下ケース21の外周に突起部29を一体
成形し、この突起部29に電極端子31を形成したの
で、従来のような複雑な形状のボビンを設ける必要がな
い。
【0018】図4は、本発明に係る表面実装型トランス
の第2実施例を示したものである。この実施例に係るト
ランス20aは、下ケース33の外周に突起部を設けて
いない点で前記実施例のものと異なっている。そして、
この実施例では下ケース33の下面に一回り大きい端子
接続用のフレキシブルプリント基板34を圧着固定し、
このフレキシブルプリント基板34の電極端子35aに
巻線コイル23の入出力線36を直接半田付けした構造
となっている。すなわち、この実施例ではフレキシブル
プリント基板34が前記実施例における突起部29の役
割をしており、トランス20aをEL駆動回路が搭載さ
れたプリント基板13上に表面実装する場合には、前記
電極端子35aの反対面にあるフレキシブルプリント基
板34の電極端子35bをプリント基板13の電極パタ
ーン14に圧着することで接着固定され、これら電極端
子35a,35bを介して巻線コイル23に通電され
る。なお、上記フレキシブルプリント基板34は両面圧
着タイプのものである。
【0019】従って、この実施例のトランス20aは、
上記第1実施例に係るトランス20と同等の特性を備え
る一方、下ケース33から突起部を設けてそこに電極端
子を形成する必要がない点でその部分での構造が簡易と
なり、作業工数も少なくなると共に製造コストが低減化
される。
【0020】なお、上記いずれの実施例も下ケース21
及び上ケース24の磁性板材としてケイ素鋼の薄板を使
用した場合について説明したが、磁性板材としてこれに
限定されないのは勿論である。また、上記第1実施例で
は下ケース21に突起部29を設けた場合について説明
したが、上ケース24側に設けることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る表面
実装型トランスによれば、下ケース及び上ケースの材質
としていずれも磁性板材を用い、これをプレス加工によ
って成形したので、従来のフェライト粉末の焼結体によ
るケーシングよりは板厚を薄く形成することができ、表
面実装に適した薄型のトランスを形成することができ
る。また、プレスによる打ち抜き加工と絞り加工のみの
簡単な作業工程でできるので、製造コストの低廉化が図
られる。
【0022】また、表面実装する際に下ケース又は上ケ
ースの一部がそのままプリント基板との接合面を形成す
るので、従来用いられてきた複雑な形状のボビン等が不
要となり、製造コストの低廉化が図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型トランスの第1実施例
を示す分解斜視図である。
【図2】上記実施例に係る表面実装型トランスの断面図
である。
【図3】上記表面実装型トランスのギャップ部分を示し
た拡大断面図である。
【図4】本発明に係る表面実装型トランスの第2実施例
の断面図である。
【図5】従来における表面実装型トランスの断面図であ
る。
【図6】上記表面実装型トランスの結線状態を示す概念
図である。
【符号の説明】
20 トランスコア 21 下ケース 22 円柱体 23 巻線コイル 24 上ケース 29 突起部 31 電極端子 36 入出力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/18 H01F 27/24 E 31/00 F T

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケースと上ケースとで巻線コイルを封
    止してなるトランスにおいて、 前記下ケース及び上ケースがいずれも磁性板材によって
    作られ、下ケースはプレスの打ち抜き加工によって平板
    状に、また上ケースはプレスの絞り加工によってキャッ
    プ状にそれぞれ形成されていることを特徴とする表面実
    装型トランス。
  2. 【請求項2】 前記下ケース又は上ケースの外周縁に突
    起部が一体成形され、該突起部に電極端子が形成される
    と共に、この電極端子に巻線コイルの入出力端末線が接
    続されていることを特徴とする請求項1記載の表面実装
    型トランス。
  3. 【請求項3】 前記下ケースの下面に端子接続用のプリ
    ント基板が固着され、このプリント基板に形成された電
    極端子に巻線コイルの入出力端末線が接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の表面実装型トランス。
JP10315540A 1998-11-06 1998-11-06 表面実装型トランス Pending JP2000150265A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203254A (ja) * 2006-04-12 2006-08-03 Sumida Corporation リーケージトランス
CN106783056A (zh) * 2015-11-20 2017-05-31 特富特科技(深圳)有限公司 磁性元件、磁性元件安装机柜及制备磁性元件的方法

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