JP2000150157A - 光源及び表示装置 - Google Patents

光源及び表示装置

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JP2000150157A
JP2000150157A JP11249177A JP24917799A JP2000150157A JP 2000150157 A JP2000150157 A JP 2000150157A JP 11249177 A JP11249177 A JP 11249177A JP 24917799 A JP24917799 A JP 24917799A JP 2000150157 A JP2000150157 A JP 2000150157A
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JP11249177A
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English (en)
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Osamu Yokoyama
修 横山
Satoru Miyashita
悟 宮下
Tatsuya Shimoda
達也 下田
Yasunori Taga
康訓 多賀
Seiji Tokito
静士 時任
Koji Noda
浩司 野田
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Seiko Epson Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Seiko Epson Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機EL素子を光源とする表示装置における
有機EL素子の輝度低下を抑制し、光源の寿命の延長を
図る。 【解決手段】 原色の一つの色成分を表示するそれぞれ
の液晶表示素子(11R)、(11G)、(11B)の
背面には、それぞれ赤色光、緑色光、青色光を放射する
赤EL光源(10R)、緑EL光源(10G)、青EL光
源(10B)が配置される。それぞれの光源は、有機薄
膜が発光する有機EL素子から構成される。各EL光源
は、有機発光層(14)が、互いに直交するストライプ
状のパターンを有するITO電極(13)および金属電
極(15)で挟持された構造を有し、ITO電極(1
3)および金属電極(15)のストライプ状のパターン
が直交する部分(発光部)が発光する。この発光部はガ
ラス基板(12)上に2次元的に配置され、液晶表示素
子の表示領域全体を照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示素子を照明す
る光源とその駆動方法、およびこの光源によって表示素
子を照明して表示を行なう表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子の画像を拡大投写して表示
を行う投写型液晶表示装置を小型化する技術として特開
昭51−119243号公報を挙げることができる。こ
の刊行物では、たとえば電界発光素子(以下EL素子と
する)などの平板状の光源で液晶表示素子を照明し、液
晶表示素子に表示されている画像をレンズで拡大してス
クリーンに投写する表示装置の構成が開示されている。
【0003】また、近年、有機薄膜を発光層とする有機
EL素子の開発が進み、発光輝度の増加が顕著である。
この有機EL素子は、小型で明るい投写型液晶表示装置
を構成するために有効な光源となりうる。
【0004】しかしながら、有機EL素子を高輝度で連
続的に発光させると、輝度の低下が著しい。この原因の
一つとして、有機EL素子を駆動するために供給される
電流によって熱が発生し、その熱が蓄積されて素子の温
度が上昇し、有機薄膜の構造や特性が変化することが考
えられる。
【0005】これに対し、有機EL素子の輝度の低下を
抑える従来技術として、特開平7−230880には有
機EL素子をパルス駆動する技術が開示されている。
【0006】また、3原色に対応する赤色、緑色および
青色で発光する3つの有機EL素子によって液晶表示素
子を照明し、その液晶表示素子に表示されている画像を
拡大して表示する表示装置においては、それぞれの有機
EL素子を10,000cd/m2程度の高輝度で発光させ
る必要があるとともに、各色の輝度の変化による色バラ
ンスを補正するために各色の有機EL素子の輝度を独立
に制御する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、その第一の課題は、光源にお
ける熱の蓄積を抑制して、輝度の低下を抑制し、当該光
源を用いて表示画像の明るさの低下が少ない表示装置を
提供することである。
【0008】また、本発明の第二の課題は、表示画像の
輝度の低下が少なく、かつ、色バランスの補正が可能な
特に拡大表示型の表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記第一の課題
は、特に下記(1)乃至(7)の光源又は表示装置によ
って解決される。
【0010】(1)同一基板上に1次元的あるいは2次
元的に配列された複数の有機電界発光素子が形成され、
前記複数の有機電界発光素子が同時に点灯することを特
徴とする光源。
【0011】上記(1)の光源によれば、空間的に広が
りを持った領域を照明する光源において発光時に生じる
熱の蓄積を抑えることができ、光源の明るさの低下を抑
制することができる。
【0012】(2)上記(1)の光源であって、前記複
数の有機電界発光素子が3原色のうちの一つの原色で発
光することを特徴とする光源。
【0013】上記(2)の光源は、単色で発光する光源
となる。
【0014】(3)上記(1)又は(2)の光源であっ
て、前記有機電界発光素子が、光学的な微小共振器を備
えていることを特徴とする光源。
【0015】上記(3)の光源は、特定波長に強度のピ
ークを持ち、正面方向への指向性が強い光を放射するこ
とができるという効果を奏する。
【0016】(4)上記(1)乃至(3)のいずれかの
光源であって、前記基板上に、第1の方向にストライプ
状に形成された陽極と、前記第1の方向と直交する第2
の方向に形成されたストライプ状の陰極との交点に前記
有機電界発光素子が形成されていることを特徴とする光
源。
【0017】上記(4)の光源によれば、発光素子が2
次元的に離散的に配置された簡易な構造の光源を容易に
実現される。
【0018】(5)上記(1)乃至(3)のいずれかの
光源であって、前記基板上に、発光部が1次元状に配さ
れることを特徴とする光源。
【0019】上記(5)の光源では、より発光領域の面
積が大きく且つ発光時の熱の蓄積が抑制され、高輝度を
持続させることが可能となる。
【0020】(6)上記(1)乃至(5)のいずれかの
光源によって表示素子を照明することを特徴とする表示
装置。
【0021】上記表示装置によれば、光源の特徴に起因
して輝度の低下の少ない高性能の表示装置が実現され
る。
【0022】(7)上記(6)の表示装置であって、光
源における隣接する前記有機電界発光素子の間隔をP、
前記有機電界発光素子から前記表示素子の表示面までの
距離をDとしたときに、DがPの10倍以上であること
を特徴とする表示装置。
【0023】上記表示装置は、表示素子の表示面を照明
する照明光の空間的な均一性を向上させることができる
という効果を奏する。
【0024】(8)上記(6)又は(7)のいずれかの
表示装置であって、前記表示素子が液晶表示素子である
ことを特徴とする表示装置。
【0025】上記表示装置は簡便な構造で高輝度な装置
となる。
【0026】また、本発明の上記第二の課題は、下記
(9)乃至(16)の表示装置により解決される。
【0027】(9)有機電界発光素子を光源とし、該光
源によって照明される表示素子および該表示素子に表示
される画像を拡大して表示する光学系とを備えた表示装
置において、前記有機電界発光素子は前記表示素子の表
示領域と同程度の大きさの発光領域を備え、前記有機電
界発光素子を発光させるために前記有機電界発光素子に
パルス電流が供給されることを特徴とする表示装置。
【0028】上記(9)の表示装置によれば、有機電界
発光素子における熱の蓄積による素子温度の上昇を抑え
ることができ、発光輝度の低下、すなわち表示画像の明
るさの低下を抑えることができるという効果がもたらさ
れる。
【0029】(10)赤領域の色で発光する第1の有機
電界発光素子、緑領域の色で発光する第2の有機電界発
光素子および青領域の色で発光する第3の有機電界発光
素子を光源とし、それぞれの有機電界発光素子によって
照明される第1、第2および第3の表示素子と、該第
1、第2および第3の表示素子に表示される画像を合成
する合成光学系と、該合成光学系によって合成された画
像を拡大して表示する光学系とを備えた表示装置におい
て、前記第1、第2および第3の有機電界発光素子は前
記第1、第2および第3の表示素子の表示領域と同程度
の大きさの発光領域を備え、前記第1、第2および第3
の有機電界発光素子を発光させるためにそれぞれの有機
電界発光素子にパルス電流が供給されることを特徴とす
る表示装置。
【0030】上記(10)の表示装置では、特に表示画
像の解像度が高い表示装置に最適であり、光源である有
機電界発光素子における熱の蓄積による素子温度の上昇
が抑えられ、発光輝度の低下、すなわち表示画像の明る
さの低下が抑えられるといった効果がもたらされる。
【0031】(11)赤領域の色で発光する第1の有機
電界発光素子、緑領域の色で発光する第2の有機電界発
光素子および青領域の色で発光する第3の有機電界発光
素子を光源とし、それぞれの有機電界発光素子からの放
射光を合成する合成光学系と、該合成光学系によって合
成された光によって照明される表示素子と、該表示素子
に表示される画像を拡大して表示する光学系とを備えた
表示装置において、前記第1、第2および第3の有機電
界発光素子は前記表示素子の表示領域と同程度の大きさ
の発光領域を備え、前記第1、第2および第3の有機電
界発光素子を発光させるためにそれぞれの有機電界発光
素子にパルス電流が供給されることを特徴とする表示装
置。
【0032】上記(11)の表示装置では、単一の表示
素子を用いてカラー画像を投写する表示装置であり、光
源である有機電界発光素子における熱の蓄積による素子
温度の上昇が抑えさられ、発光輝度の低下、すなわち表
示画像の明るさの低下が抑えられるといった効果がもた
らされる。
【0033】(12)上記(9)乃至(11)のいずれ
かの表示装置であって、前記表示素子が液晶表示素子で
あることを特徴とする表示装置。
【0034】上記表示装置では、簡便な構造の高精細な
表示が可能である。
【0035】(13)上記(9)乃至(11)のいずれ
かの表示装置であって、前記有機電界発光素子の輝度を
調整するために、前記パルス電流のピーク電流、周波数
およびパルス幅のうち少なくとも一つを制御することを
特徴とする表示装置。
【0036】上記表示装置は、光源の輝度の低下を補償
して輝度をある程度の期間一定に保つことが可能になる
という効果を奏する。
【0037】(14)上記(10)又は(11)の表示
装置であって、表示画像の色を調整するために、前記第
1、第2および第3の有機電界発光素子に供給される前
記パルス電流のピーク電流、周波数およびパルス幅のう
ち少なくとも一つをそれぞれの有機電界発光素子につい
て独立に制御することを特徴とする表示装置。
【0038】上記表示装置は、各色の光源の輝度を独立
に調整することが可能になり、色のバランスを調整する
ことが可能になるという効果を奏する。
【0039】(15)上記(9)乃至(14)の表示装
置であって、前記有機電界発光素子が光学的微小共振器
構造を備えていることを特徴とする表示装置。
【0040】上記表示装置は、表示画像の色の純度を高
くすることができ、かつ、光の利用効率が向上するとい
った効果を奏する。
【0041】(16)上記(10)又は(11)の表示
装置であって、前記第1、第2および第3の有機電界発
光素子の夫々に対してパルスが供給されるタイミングが
同じである表示装置。
【0042】上記表示装置では、表示色のバランスが向
上する。
【0043】更に、本発明によれば、下記(17)乃至
(19)の表示装置が提供される。
【0044】(17)同一基板上に1次元的あるいは2
次元的に配列された複数の有機電界発光素子が形成さ
れ、該複数の有機電界発光素子が同時に点灯する光源
と、該光源によって照明される表示素子および該表示素
子に表示される画像を拡大して表示する光学系とを備え
た表示装置において、前記光源における有機電界発光素
子を発光させるために前記有機電界発光素子にパルス電
流が供給されることを特徴とする表示装置。
【0045】(18)同一基板上に1次元的あるいは2
次元的に配列された複数の赤領域の色で発光する第1の
有機電界発光素子が形成され、該複数の有機電界発光素
子が同時に点灯する第1の光源と、同一基板上に1次元
的あるいは2次元的に配列された複数の緑領域の色で発
光する第2の有機電界発光素子が形成され、該複数の有
機電界発光素子が同時に点灯する第2の光源と、同一基
板上に1次元的あるいは2次元的に配列された複数の青
領域の色で発光する第3の有機電界発光素子が形成さ
れ、該複数の有機電界発光素子が同時に点灯する第3の
光源と、これら有機電界発光素子からなる光源によって
照明される少なくとも1つの表示素子と、該表示素子に
より形成される画像を拡大して表示する光学系とを備え
た表示装置において、前記第1の光源における有機電界
発光素子、前記第2の光源における有機電界発光素子、
および前記第3の光源における第3の有機電界発光素子
を発光させるためにそれぞれの有機電界発光素子にパル
ス電流が供給されることを特徴とする表示装置。
【0046】(19)前記第1、第2および第3の有機
電界発光素子の夫々に対してパルスが供給されるタイミ
ングが同じである上記(18)の表示装置。
【0047】かかる(17)乃至(19)の表示装置で
は、 有機電界発光素子における熱の蓄積による素子温
度の上昇を抑えることができ、発光輝度の低下、すなわ
ち表示画像の明るさの低下を抑えることができるという
効果がより顕著にもたらされる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光源及び表示装置
の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0049】まず、第1の実施形態について、図1及び
図2に沿って説明する。図1は本実施形態に係る表示装
置としての投写型液晶表示装置を構成する主要な光学系
の断面図であり、図2は有機EL素子から構成される光
源の構造を示す平面図である。図2では図を見易くする
ために有機EL素子からなる発光部20は横7個、縦5
個しか描かれていないが、実際にはより多数の配列とな
る。
【0050】図1に示す構造では、赤成分の画像を表示
する液晶表示素子11R、緑成分の画像を表示する液晶
表示素子11Gおよび青成分の画像を表示する液晶表示
素子11Bが、ダイクロイックプリズム16の対応する
面に対向して配置されている。
【0051】赤成分の画像を表示する液晶表示素子11
Rの背面には赤領域の波長で発光する赤有機EL素子の
2次元配列から構成される赤EL光源10Rが、緑成分
の画像を表示する液晶表示素子11Gの背面には緑領域
の波長で発光する緑有機EL素子の2次元配列から構成
される緑EL光源10Gが、青成分の画像を表示する液
晶表示素子11Bの背面には青領域の波長で発光する青
有機EL素子の2次元配列から構成される青EL光源1
0Bが、それぞれ配置されている。
【0052】それぞれの液晶表示素子に表示される画像
は対応する発光色のEL光源で照明され、ダイクロイッ
クプリズム16でカラー画像として合成され、投写レン
ズ17で拡大されてスクリーン18に拡大された画像と
して表示される。
【0053】各光源は、図2に示すように、ガラス基板
12上に形成されたITO(酸化インジウム錫)の薄膜
から成るITO電極13と、正孔輸送層、発光層および
電子輸送層などの有機薄膜の積層構造から成る有機発光
層14と、Mg(マグネシウム)とAg(銀)の合金な
どから成る金属電極15との積層構造で構成されてい
る。なお、これらの膜構造は、湿気やゴミとの接触を防
ぐために他の基板を用いて封止される。
【0054】ITO電極13および金属電極15はスト
ライプ状のパターンを有し、それぞれのパターンはお互
いに直交している。 各光源において、ITO電極13
と金属電極15のパターンが交差する部分が発光部19
となり、ITO電極13が陽極、金属電極15が陰極と
なりその間に印加される電圧によって有機発光層14に
電流が供給され、当該光源が発光する。
【0055】ITO電極、有機発光層および金属電極の
パターンはこのような形状に限らず、発光部19が独立
して2次元的に配列されるようないずれのパターンも好
適に用いられる。
【0056】ガラス基板12とITO電極13との間に
は、好ましくはSiO2とTiO2が順番に積層されて誘
電体多層膜が形成されており、この誘電体多層膜と金属
電極15とで光学的な微小共振器を形成するようにする
ことで、発光部19から放射される光を、特定波長(例
えば赤有機EL素子では620nm、緑有機EL素子で
は535nm、青有機EL素子では470nm)に鋭い
ピークを持ち、かつ、正面方向に指向性が強い光とする
ことができる。このような有機EL素子を用いることに
より、表示装置で表示される色の純度を高くすることが
でき、かつ、光学系を通過する際の光の損失が少ない明
るい表示装置を実現することができる。
【0057】光源の発光に伴い、発光部19での発熱、
およびITO電極13と金属電極15を流れる電流によ
る発熱が生じる。液晶表示素子における表示領域と同程
度の面積を有する領域全体にわたってITO電極、有機
発光層および金属電極が形成されている場合には熱の逃
げ場がなく、ガラス基板などへの熱の蓄積が顕著とな
る。一方、本実施形態のように発光部を離散的に配置す
ることにより、熱の蓄積を緩和して有機EL素子の温度
上昇を緩和することが可能となる。これによって光源と
しての有機EL素子の劣化を抑制することが可能とな
る。
【0058】さらには、不図示であるが、例えば金属電
極15の上に絶縁膜を介して熱伝導性の良いアルミニウ
ム、銅、金、銀などの厚膜を形成して、熱の放散路とす
ることも有効である。特に、発光部19の間隙に上記熱
伝導性の良い材料により伝熱ラインを設け、熱の放散路
とすることが好ましい。
【0059】液晶表示素子において2次元的な広がりを
持った表示領域を照明するためには、空間的に離散的に
配置された発光部から放射される光の明るさを空間的に
均一化することが好ましい。このためには、光源におけ
る隣接する発光部19の間隔(P)に対して、発光部1
9と液晶表示素子11の表示面との間隔(D)を大きく
することによって実現できる。例えば、DをPの10倍
以上とすることがより好ましい。
【0060】次に具体的な数値例を挙げる。液晶表示素
子11R、11G、11Bのそれぞれの表示領域の大き
さを対角0.9インチ(横18.3mm、縦13.7m
m)とする。EL光源10R、10G、10Bのそれぞ
れにおいて隣接する発光部19の間隔(発光部の中心間
の距離)(P)を0.3mm、ストライプ状のパターン
を有するITO電極13および金属電極15の幅を0.
1mmとする。この場合、発光部19の大きさは0.1
mm×0.1mmとなる。表示領域の周辺部まで均一に
照明するためには、発光部19が存在する領域を表示領
域より大きくする必要がある。例えば横20mm、縦1
5mmとする。この領域には発光部19が約66×50
個含まれることになる。各EL光源のガラス基板12の
厚さを1mmとする。発光部19と液晶表示素子11
R、11G、11Bのそれぞれの表示面との間隔(D)
は、隣接する発光部19の間隔(P)に対して10倍以
上になるように設定するが、例えば3.5mmとするこ
とができる。
【0061】尚、本発明の表示装置は、上記第1の実施
形態で説明した投写型の液晶表示装置以外にもヘッドマ
ウントディスプレイやヘッドアップディスプレイにも応
用が可能である。さらに、表示素子としては、液晶表示
素子以外の表示素子を適用することも可能である。ま
た、光源として赤、緑、青で発光する光源を用いたが、
表示される色によっては、赤、緑、青のうち1つ、ある
いは2つのEL光源を光源とした表示装置を構成するこ
とも可能である。
【0062】また、本発明の光源は有機EL素子の配列
を光源としたものであり、上記第1の実施形態では有機
EL素子を2次元的に配列した構成の光源を説明した
が、用途によっては有機EL素子を1次元的に配列する
等により、図3に示すような発光部(領域)19'が一
次元的に配された構造とすることも可能である。この場
合、発光部が2次元的に配列された場合に比較して、光
源全体の輝度が高くなり、また有機EL素子からの熱の
放散性が確保できる。また、この場合でも、発光領域の
間隙に前述した熱伝導性の良い材料により伝熱領域を設
け、熱の放散路することがより好ましい。
【0063】以上述べたように、本発明の第1の実施形
態に係る光源は、表示素子の照明光の空間的な均一性を
損なわない程度に離散的に配置された有機EL素子の配
列から構成されることにより、発光時に発生する熱の蓄
積を抑えることができ、光源の劣化を抑えることができ
るという効果を有する。また、このような光源を用いる
ことにより、明るさの低下が少ないコンパクトな表示装
置を構成することができる。
【0064】次に、図4及び図5(A〜D)を参照し
て、本発明の第2の実施形態に係る表示装置(投写型液
晶表示装置)について説明する。図4は、投写型液晶表
示装置を構成する主要な光学系の断面図であり、図5
A、B、C及びDは光源である有機EL素子を発光させ
るために供給されるパルス電流の波形を示す図である。
【0065】図4に示す光学系の構造は大よそ第一の実
施形態の表示装置のものと同様である。赤成分の画像を
表示する液晶表示素子21R、緑成分の画像を表示する
液晶表示素子21Gおよび青成分の画像を表示する液晶
表示素子21Bが、ダイクロイックプリズム22の対応
する面に対向して配置されている。そして、赤成分の画
像を表示する液晶表示素子21Rの背面には赤領域の波
長で発光する赤有機EL素子20Rが、緑成分の画像を
表示する液晶表示素子21Gの背面には緑領域の波長で
発光する緑有機EL素子20Gが、青成分の画像を表示
する液晶表示素子21Bの背面には青領域の波長で発光
する青有機EL素子20Bがそれぞれ配置されている。
それぞれの液晶表示素子に表示される画像は対応する有
機EL素子で照明され、ダイクロイックプリズム22で
カラー画像として合成され、投写レンズ23で拡大され
てスクリーン24に投写される。本実施形態での各有機
EL素子により形成される発光領域は各素子全面で均一
であり、発光層構造に光学的な微小共振器構造を備える
ことが好ましい。微小共振器構造によって、特定の波長
(例えば赤は620nm、緑は535nm、青は470
nm)にピークを持つ狭帯域のスペクトルを有する光を
放射することができ、かつ、放射光の指向性を素子の正
面方向に鋭くすることができる。狭帯域の発光スペクト
ルによって純度が高いカラー画像を表示することが可能
となり、かつ、強い指向性によって投写レンズを通過で
きる光量が増えて明るい画像を表示することが可能とな
る。
【0066】特に本実施形態では、各有機EL素子20
R、20G、20Bにはパルス電流供給源25R、25
G、25Bが接続され、各有機EL素子はパルス的に発
光する。
【0067】各液晶表示素子21R、21G、21Bに
おける表示領域の大きさは、例えば対角で0.9インチ
として、この領域を照明するために、各有機EL素子2
0R、20G、20Bにおける発光領域の大きさを、例
えば対角で1インチとする。このように大きな発光領域
で発光する有機EL素子を直流電流で駆動する場合、特
に高輝度で発光させるために電流を多く流すと素子に熱
が蓄積され、素子が高温となって発光材料の構造が変化
し、素子の寿命が短くなる原因となる。そのため、素子
をパルス駆動することによって熱の蓄積を防ぐことが寿
命を長くするために有効となる。
【0068】パルス駆動される有機EL素子の時間的に
平均された輝度は、1パルスのピーク電流によって決ま
る輝度と、パルスのデューティ(パルスの一周期に対す
る電流印加時間の割合)の積となる。
【0069】パルス電流の周波数は、ちらつきを感じな
い程度に高くする必要があり、例えば100Hz程度と
する。図5Aにパルス電流の波形の例を示すが、ピーク
電流Ioを0.5A、周波数を100Hz(周期10m
sec)、パルスのデューティを50%(パルス幅5m
sec)とすることができる。
【0070】表示装置は赤、緑、青の有機EL素子を備
えているので、各色のバランスを取るために各色の有機
EL素子の発光輝度を調整する必要がある。また、表示
装置を使用している間に有機EL素子の輝度が低下して
くるが、この輝度低下の程度が各色の有機EL素子で異
なるため、図示はしていないが、各色の有機EL素子の
輝度を独立して調整できる手段が必要になる。
【0071】各有機EL素子はパルス駆動されているの
で、パルス電流のピーク電流、あるいはパルスのデュー
ティを調整することによって輝度を調整することができ
る。
【0072】図5にこの例を示している。図5Bに示す
パルス電流が基準だとする。図5Bは、パルスの周期と
デューティは基準と同じで、ピーク電流をI1=0.6
Aに増加させることによって輝度を上昇させる例であ
る。図5Cは、パルスの周期とピーク電流は基準と同じ
で、パルスのデューティを50%から70%に増加させ
ることによって輝度を上昇させる例である。図5Dは、
ピーク電流は基準と同じで、パルスの周波数を100H
zから70Hzに低下させるとともにデューティを80
%として輝度を上昇させる例である。
【0073】また、各有機EL素子20R、20G、2
0Bに対して供給されるパルスについて、周波数を同様
にし、供給されるタイミング(位相)を同じとすること
がことが好ましい。かかるパルス印加のタイミングの例
について図6に示す。この場合、輝度については赤EL
素子(20R)、緑EL素子(20G)、青EL素子
(20B)の夫々に印加するパルスの波高値(ピーク電
流I、I、I)の調整により制御する。かかるパ
ルス印加の方法を採用した表示装置では、パルスにずれ
がある場合に比較して色の分解の程度は抑制され、表示
色のバランスが向上する。また、パルスの周波数自体は
同様にし、目視で観察可能な程度にパルス幅をR,G,
Bのそれぞれの色で変化させてもよい。
【0074】本発明の第3の実施形態にかかる表示装置
を図7に基づき説明する。図7は投写型液晶表示装置を
構成する主要な光学系の断面図である。第2の実施形態
の構成とは、液晶表示素子30が1枚だけである点が異
なる。
【0075】ダイクロイックプリズム22の対応する面
に対向して、赤領域の波長で発光する赤有機EL素子2
0R、緑領域の波長で発光する緑有機EL素子20G、お
よび青領域の波長で発光する青有機EL素子20Bが配
置されている。
【0076】各有機EL素子から放射された光はダイク
ロイックプリズム22で合成され、白色光となる。この
白色光によって、ダイクロイックプリズム22の光射出
面に対向して配置されている液晶表示素子30を背後か
ら照明する。液晶表示素子30はその画素にカラーフィ
ルタを備え、白色光の照明によってカラー画像を表示で
きる。液晶表示素子30に表示された画像は、投写レン
ズ23で拡大され、スクリーン24に投写される。
【0077】各有機EL素子20R、20G、20Bに
はパルス電流供給源25R、25G、25Bが接続さ
れ、各有機EL素子はパルス駆動され、パルス印加に沿
って発光する。
【0078】表示装置は赤、緑、青の有機EL素子を備
えているので、各色のバランスを取るために各色の有機
EL素子の発光輝度を調整する必要がある。また、表示
装置を使用している間に有機EL素子の輝度が低下して
くるが、この輝度低下の程度が各色の有機EL素子で異
なるため、図示はしていないが、各色の有機EL素子の
輝度を独立して調整できる手段が必要になる。
【0079】各有機EL素子はパルス駆動されているの
で、第2の実施形態で説明したように、パルス電流のピ
ーク電流、あるいはパルスのデューティを調整すること
によって輝度を調整することができる。また、各有機E
L素子20R、20G、20B素子に対してパルスを印
加するタイミング(位相)を同じにして表示色のバラン
スを向上させることもできる。
【0080】本発明の第4の実施形態に係る表示装置を
図8に基づき説明する。本実施形態の表示装置は、自動
車のフロントガラスに配置されたコンバイナによって液
晶表示素子の画像を前方視界に重ねて表示するヘッドア
ップディスプレイであり、図8はその主要な光学系の断
面図である。本実施形態の表示装置は緑色の画像だけを
表示するものとする。
【0081】パルス電流供給源25Gによってパルス駆
動され、緑色の光を放射する有機EL素子20Gによっ
て液晶表示素子21Gが照明される。液晶表示素子21
Gに表示される画像は、リレーレンズ40、ミラー41
および凹面状のホログラフィックコンバイナ42から構
成される光学系によって、ホログラフィックコンバイナ
の前方の遠方に、前方視界45に重ねて表示される。
【0082】有機EL素子20Gはその発光層構造に微
小共振器を備えており、特定の波長(例えば535n
m)にピークを持つ狭帯域のスペクトルを有する光を放
射することができる。ホログラフィックコンバイナ42
はホログラフィック素子であるためにその光学特性は波
長変化に敏感であり、光源の発光スペクトルが狭いほど
収差の発生を抑えることができる。この点から、ヘッド
アップディスプレイにおいてホログラフィックコンバイ
ナと微小共振器構造を有する有機EL素子との組み合わ
せは好適である。
【0083】本発明の第5の実施形態にかかる表示装置
を図9に基づき説明する。本実施形態の表示装置は、第
5の実施形態と同様にコンバイナによって液晶表示素子
の画像を前方視界に重ねて表示するヘッドアップディス
プレイであり、図9はその主要な光学系の断面図であ
る。本実施形態のヘッドアップディスプレイではカラー
画像が表示できる。
【0084】表示画像を生成する部分は、第2の実施形
態で説明した構造と同様であるが、ダイクロイックプリ
ズム22の周囲に配置された3原色に対応する3枚の液
晶表示素子21R、21Gおよび21Bと、それらの背
面に配置された赤有機EL素子20R、緑有機EL素子
20Gおよび青有機EL素子20Bとから構成され、そ
れぞれの有機EL素子はパルス電流供給源25R、25
G、25Bによってパルス駆動される。
【0085】ダイクロイックプリズム22で合成された
カラー画像は、リレーレンズ50、ミラー51および凹
面状のホログラフィックコンバイナ52から構成される
光学系によって、ホログラフィックコンバイナの前方の
遠方に、前方視界45に重ねて表示される。
【0086】3つの有機EL素子20R、20Gおよび
20Bはそれぞれその発光層構造に微小共振器を備える
おり、特定の波長(例えば620nm、535nm、4
70nm)にピークを持つ狭帯域のスペクトルを有する
光を放射することができる。ホログラフィックコンバイ
ナ52を、それぞれの波長に対して反射特性が最適化さ
れたホログラフィック素子の重ね合せで構成することに
より、各有機EL素子からの3つの波長は反射し、その
他の領域の波長の光は透過させることができるコンバイ
ナを構成できる。このように設計されたコンバイナは、
表示画像光53に対する反射率も高く、かつ、前方視界
45の光の透過率も高くすることができるので、明るい
前方視界に明るい表示画像を重ねて表示することが可能
になる。
【0087】第4および第5の実施形態では、液晶表示
素子の画像を前方の遠方に表示する光学系としてホログ
ラフィックコンバイナとリレーレンズの組み合わせを示
したが、特定波長に対して反射率が高くなる誘電体多層
膜から成るコンバイナと適切なレンズ系を組み合わせた
光学系も適用することが可能である。次に、本発明の第
6の実施形態に係る表示装置を説明する。本実施形態の
表示装置の基本的な構造は第2の実施形態に係る図4に
示す構造と同様であるが、有機EL素子(20R,20
G,20B)から構成される光源内部の構造が異なる。
即ち、本実施形態では、光源を構成する有機EL素子
は、第1の実施形態で採用され得る図3に示すような1
次元のストライプ状の発光領域パターンからなる平面構
造を形成し、且つ図4に示す各EL素子に接続されたパ
ルス電流供給源(25R、25G、25B)によりパル
ス駆動がなされる。
【0088】本実施形態における光源では、有機EL素
子の発光領域が離散的に配置されており、EL素子の発
光時に発生した熱を逃がす経路が形成され、また有機E
L素子をパルス駆動するため素子の発熱時間を間欠とす
ることができ、EL素子の配列からなる光源全体の熱の
蓄積を顕著に防ぐことができる。ひいては、表示装置に
おいて、光源の寿命の長期化を図ることができ、安定し
た輝度を有する表示が実現される。
【0089】尚、本実施形態では、光源における有機E
L素子からなる発光領域として1次元ストライプ状のパ
ターンを示したが、例えば第1の実施形態で採用され得
る図2に示す2次元的に発光部が配される光源を用いる
こともできる。更に、パルス駆動において、また、各有
機EL素子(20R、20G、20B)からなる光源に
対して印加されるパルスについて、周波数を同様にし、
各色についてこれらが供給されるタイミング(位相)を
前述の図6に示すように同じ(同位相)とすることがこ
とが好ましい。この場合、輝度についてはパルスの波高
値(ピーク電流I、I、I)の調整により制御す
ることができる。かかるパルス印加の方法を採用した表
示装置では、パルスにずれがある場合に比較して色の分
解の程度は抑制され、表示色のバランスがより向上す
る。また、パルスの周波数自体は同様にし、目視で観察
可能な程度にパルス幅をR,G,Bのそれぞれの色で変
化させてもよい。
【0090】また、本実施形態における光源での有機E
L素子の配置とパルス駆動の組み合わせは、図4に示す
構造の各色の光源ごとに液晶表示素子が備えられた構造
に適用されているが、図7に示すような各色の光源から
の光を合成し、一の液晶表示素子に照射する形態にも適
用することも可能である。
【0091】以上、第2〜第6の実施形態では、カラー
画像を表示するために赤、緑、青のそれぞれの成分を表
示する3組の液晶表示素子と有機EL素子を用いること
を説明したが、用途によっては、赤と緑など、2色だけ
の組み合わせによる表示装置を構成することも可能であ
る。本発明は、第2〜第6の実施形態に限定されず、有
機EL素子を光源とする表示装置に応用が可能であり、
レンズを通して液晶表示素子の拡大された虚像を見るビ
デオカメラのビューファインダーのような表示装置にも
応用が可能である。また、表示素子としては、液晶表示
素子以外にも特に透過光を変調できる空間光変調器を用
いることが可能である。
【0092】本発明の第2〜第6の実施形態にかかる表
示装置によれば、高輝度の赤、緑および青で発光する有
機EL素子を用いて表示素子を照明する表示装置におい
て、熱の蓄積による有機EL素子の劣化を抑制できると
ともに、各有機EL素子の色のバランスを特にパルス電
流のピーク電流とデューティの両者の制御によって調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光源および表示
装置の主要な光学系を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る光源の構造を示
す平面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る光源の構造の変
形例を示す平面図。
【図4】本発明の表示装置の第2の実施形態に係る主要
な光学系を示す断面図。
【図5】A〜D:本発明の第2の実施形態の表示装置に
おいて光源である有機EL素子を駆動する電流波形を示
す図。
【図6】本発明の第2の実施形態の表示装置において、
光源である有機EL素子を駆動する電流波形のタイミン
グの変形例を示す図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る表示装置の主要
な光学系を示す断面図。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る表示装置の主要
な光学系を示す断面図。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る表示装置の主要
な光学系を示す断面図。
【符号の説明】
10R 赤EL光源 10G 緑EL光源 10B 青EL光源 11R、11G、11B、21R、21G、30 液晶
表示素子 12 ガラス基板 13 ITO電極 14R、14G、14B 有機発光層 15 金属電極 16、22 ダイクロイックプリズム 17、23 投写レンズ 18、24 スクリーン 19 発光部 19' 発光領域 20R 赤EL素子 20G 緑EL素子 20B 青EL素子 25R パルス電流供給源 25G パルス電流供給源 25B パルス電流供給源 40リレーレンズ 41、51 ミラー 42、52 ホログラフィックコンバイナ 43眼 44、53 表示画像光 45 前方視界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/08 H05B 33/14 A 33/14 33/24 33/24 G02F 1/1335 530 (72)発明者 宮下 悟 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 下田 達也 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 多賀 康訓 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 時任 静士 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 野田 浩司 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に1次元的あるいは2次元的
    に配列された複数の有機電界発光素子が形成され、前記
    複数の有機電界発光素子が同時に点灯することを特徴と
    する光源。
  2. 【請求項2】 前記複数の有機電界発光素子が3原色の
    うちの一つの原色で発光することを特徴とする請求項1
    記載の光源。
  3. 【請求項3】 前記有機電界発光素子が、光学的な微小
    共振器を備えていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の光源。
  4. 【請求項4】 前記基板上に、第1の方向にストライプ
    状に形成された陽極と、前記第1の方向と直交する第2
    の方向に形成されたストライプ状の陰極との交点に前記
    有機電界発光素子が形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の光源。
  5. 【請求項5】 前記基板上に、発光部が1次元状に配さ
    れることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の光源。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の光源
    によって表示素子を照明することを特徴とする表示装
    置。
  7. 【請求項7】 光源における隣接する前記有機電界発光
    素子の間隔をP、前記有機電界発光素子から前記表示素
    子の表示面までの距離をDとしたときに、DがPの10
    倍以上であることを特徴とする請求項6記載の表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記表示素子が液晶表示素子であること
    を特徴とする請求項6又は7記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 有機電界発光素子を光源とし、該光源に
    よって照明される表示素子および該表示素子に表示され
    る画像を拡大して表示する光学系とを備えた表示装置に
    おいて、前記有機電界発光素子は前記表示素子の表示領
    域と同程度の大きさの発光領域を備え、前記有機電界発
    光素子を発光させるために前記有機電界発光素子にパル
    ス電流が供給されることを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 赤領域の色で発光する第1の有機電界
    発光素子、緑領域の色で発光する第2の有機電界発光素
    子および青領域の色で発光する第3の有機電界発光素子
    を光源とし、それぞれの有機電界発光素子によって照明
    される第1、第2および第3の表示素子と、該第1、第
    2および第3の表示素子に表示される画像を合成する合
    成光学系と、該合成光学系によって合成された画像を拡
    大して表示する光学系とを備えた表示装置において、前
    記第1、第2および第3の有機電界発光素子は前記第
    1、第2および第3の表示素子の表示領域と同程度の大
    きさの発光領域を備え、前記第1、第2および第3の有
    機電界発光素子を発光させるためにそれぞれの有機電界
    発光素子にパルス電流が供給されることを特徴とする表
    示装置。
  11. 【請求項11】 赤領域の色で発光する第1の有機電界
    発光素子、緑領域の色で発光する第2の有機電界発光素
    子および青領域の色で発光する第3の有機電界発光素子
    を光源とし、それぞれの有機電界発光素子からの放射光
    を合成する合成光学系と、該合成光学系によって合成さ
    れた光によって照明される表示素子と、該表示素子に表
    示される画像を拡大して表示する光学系とを備えた表示
    装置において、前記第1、第2および第3の有機電界発
    光素子は前記表示素子の表示領域と同程度の大きさの発
    光領域を備え、前記第1、第2および第3の有機電界発
    光素子を発光させるためにそれぞれの有機電界発光素子
    にパルス電流が供給されることを特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】 前記表示素子が液晶表示素子であるこ
    とを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の表
    示装置。
  13. 【請求項13】 前記有機電界発光素子の輝度を調整す
    るために、前記パルス電流のピーク電流、周波数および
    パルス幅のうち少なくとも一つを制御することを特徴と
    する請求項9乃至11のいずれかに記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 表示画像の色を調整するために、前記
    第1、第2および第3の有機電界発光素子に供給される
    前記パルス電流のピーク電流、周波数およびパルス幅の
    うち少なくとも一つをそれぞれの有機電界発光素子につ
    いて独立に制御することを特徴とする請求項10又は1
    1記載の表示装置。
  15. 【請求項15】 前記有機電界発光素子が光学的微小共
    振器構造を備えていることを特徴とする請求項9乃至1
    4のいずれかに記載の表示装置。
  16. 【請求項16】 前記第1、第2および第3の有機電界
    発光素子の夫々に対してパルスが供給されるタイミング
    が同じである請求項10又11記載の表示装置。
  17. 【請求項17】 同一基板上に1次元的あるいは2次元
    的に配列された複数の有機電界発光素子が形成され、該
    複数の有機電界発光素子が同時に点灯する光源と、該光
    源によって照明される表示素子および該表示素子に表示
    される画像を拡大して表示する光学系とを備えた表示装
    置において、前記光源における有機電界発光素子を発光
    させるために前記有機電界発光素子にパルス電流が供給
    されることを特徴とする表示装置。
  18. 【請求項18】 同一基板上に1次元的あるいは2次元
    的に配列された複数の赤領域の色で発光する第1の有機
    電界発光素子が形成され、該複数の有機電界発光素子が
    同時に点灯する第1の光源と、同一基板上に1次元的あ
    るいは2次元的に配列された複数の緑領域の色で発光す
    る第2の有機電界発光素子が形成され、該複数の有機電
    界発光素子が同時に点灯する第2の光源と、同一基板上
    に1次元的あるいは2次元的に配列された複数の青領域
    の色で発光する第3の有機電界発光素子が形成され、該
    複数の有機電界発光素子が同時に点灯する第3の光源
    と、これら有機電界発光素子からなる光源によって照明
    される少なくとも1つの表示素子と、該表示素子により
    形成される画像を拡大して表示する光学系とを備えた表
    示装置において、前記第1の光源における有機電界発光
    素子、前記第2の光源における有機電界発光素子、およ
    び前記第3の光源における第3の有機電界発光素子を発
    光させるためにそれぞれの有機電界発光素子にパルス電
    流が供給されることを特徴とする表示装置。
  19. 【請求項19】 前記第1、第2および第3の有機電界
    発光素子の夫々に対してパルスが供給されるタイミング
    が同じである請求項18記載の表示装置。
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