JP2000150027A - 基板用コネクタ - Google Patents
基板用コネクタInfo
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- JP2000150027A JP2000150027A JP10319053A JP31905398A JP2000150027A JP 2000150027 A JP2000150027 A JP 2000150027A JP 10319053 A JP10319053 A JP 10319053A JP 31905398 A JP31905398 A JP 31905398A JP 2000150027 A JP2000150027 A JP 2000150027A
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- fitting
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- terminal fittings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大電流用の端子金具を有効に配してもなお低
コストに押さえることのできる基板用コネクタを提供す
る。 【解決手段】 基板用コネクタ10は、複数の端子金具
11のうち大電流が流れて相対的に発熱量が大きくなる
端子金具11を他の端子金具11に対して一定の間隔を
空けた状態で配設することにより、熱が他の端子金具1
1に伝わることによる回路への悪影響を抑制可能とす
る。加えて、大電流が流れる端子金具11を外側に配す
るから、放熱効果に優れ温度上昇が抑制可能となる。ま
た、大電流用としてプリント配線基板の導電路が幅広に
形成されて、他の導電路と間隔が異なる配置の場合で
も、支障なく接続可能である。すなわち、特定の端子金
具11を大電流用として有効利用するから、端子金具1
1は全て同じ太さのものを使用でき、基板用コネクタ1
0の製造コストを大幅に抑えることが可能となる。
コストに押さえることのできる基板用コネクタを提供す
る。 【解決手段】 基板用コネクタ10は、複数の端子金具
11のうち大電流が流れて相対的に発熱量が大きくなる
端子金具11を他の端子金具11に対して一定の間隔を
空けた状態で配設することにより、熱が他の端子金具1
1に伝わることによる回路への悪影響を抑制可能とす
る。加えて、大電流が流れる端子金具11を外側に配す
るから、放熱効果に優れ温度上昇が抑制可能となる。ま
た、大電流用としてプリント配線基板の導電路が幅広に
形成されて、他の導電路と間隔が異なる配置の場合で
も、支障なく接続可能である。すなわち、特定の端子金
具11を大電流用として有効利用するから、端子金具1
1は全て同じ太さのものを使用でき、基板用コネクタ1
0の製造コストを大幅に抑えることが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
に取り付けて用いる基板用コネクタに関する。
に取り付けて用いる基板用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板用コネクタの一例として、特
開平6−203907号公報に記載されたものが知られ
ている。このものは、前面に相手側コネクタが嵌合され
る嵌合部を備えたハウジング内に、多数のL字形の端子
金具が、下向きに屈曲された一端をハウジングの後面か
ら突出させ、他端を嵌合部に臨ませた姿勢で整列して収
容された構造となっており、各端子金具の一端をプリン
ト配線基板に敷設された導電路に個別に接続して用いら
れるようになっている。
開平6−203907号公報に記載されたものが知られ
ている。このものは、前面に相手側コネクタが嵌合され
る嵌合部を備えたハウジング内に、多数のL字形の端子
金具が、下向きに屈曲された一端をハウジングの後面か
ら突出させ、他端を嵌合部に臨ませた姿勢で整列して収
容された構造となっており、各端子金具の一端をプリン
ト配線基板に敷設された導電路に個別に接続して用いら
れるようになっている。
【0003】ところでこの種の基板用コネクタは、多極
でありながらコンパクト化が要望される等の理由によ
り、通常は、各端子金具をできるだけ小さい均等なピッ
チで配した構造を取る場合が多い。一方、使用目的によ
っては、端子金具のうちの特定の端子金具を、電源用等
の相対的に大電流が流れる回路に接続して用いたい場合
がある。このように大電流が流れる端子金具では、発熱
量も相対的に大きくなるので、従来のように小さい均等
なピッチで端子金具が配されていると、隣り合った端子
金具に悪影響を及ぼすおそれがあり、また大電流回路で
はプリント配線基板側の導電路の幅も他と比べて大きい
可能性があるので、導電路との接続にもピッチの関係で
無理が生じる場合があった。そのため、上記のようにあ
る端子金具を大電流回路に接続して用いたい場合には、
その端子金具を他の端子金具に比べて太いものとする、
いわゆるハイブリッド形式として対応していた。
でありながらコンパクト化が要望される等の理由によ
り、通常は、各端子金具をできるだけ小さい均等なピッ
チで配した構造を取る場合が多い。一方、使用目的によ
っては、端子金具のうちの特定の端子金具を、電源用等
の相対的に大電流が流れる回路に接続して用いたい場合
がある。このように大電流が流れる端子金具では、発熱
量も相対的に大きくなるので、従来のように小さい均等
なピッチで端子金具が配されていると、隣り合った端子
金具に悪影響を及ぼすおそれがあり、また大電流回路で
はプリント配線基板側の導電路の幅も他と比べて大きい
可能性があるので、導電路との接続にもピッチの関係で
無理が生じる場合があった。そのため、上記のようにあ
る端子金具を大電流回路に接続して用いたい場合には、
その端子金具を他の端子金具に比べて太いものとする、
いわゆるハイブリッド形式として対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらハイブリ
ッド形式では、要するところ、太さの異なった種類の端
子金具を準備しなければいけないため、それだけ製造コ
ストが嵩むという問題があった。本発明は上記のような
事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、
大電流用の端子金具を有効に配してもなお低コストに押
さえることのできる基板用コネクタを提供するところに
ある。
ッド形式では、要するところ、太さの異なった種類の端
子金具を準備しなければいけないため、それだけ製造コ
ストが嵩むという問題があった。本発明は上記のような
事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、
大電流用の端子金具を有効に配してもなお低コストに押
さえることのできる基板用コネクタを提供するところに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、ハウジング内には
多数の端子金具が並設され、これらの端子金具の一端側
が、プリント配線基板に敷設された導電路に個別に接続
されて用いられる基板用コネクタにおいて、前記各端子
金具には太さが等しいものが使用される一方、これらの
端子金具のうちの特定の端子金具は、他の端子金具の並
設間隔よりも大きな間隔を開けて配設されているところ
に特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、前記特定の端子金具が端子金具群のうち
の外側に配置されているところに特徴を有する。
めの手段として、請求項1の発明は、ハウジング内には
多数の端子金具が並設され、これらの端子金具の一端側
が、プリント配線基板に敷設された導電路に個別に接続
されて用いられる基板用コネクタにおいて、前記各端子
金具には太さが等しいものが使用される一方、これらの
端子金具のうちの特定の端子金具は、他の端子金具の並
設間隔よりも大きな間隔を開けて配設されているところ
に特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、前記特定の端子金具が端子金具群のうち
の外側に配置されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>特定の端子
金具に大電流が流れて発熱量が相対的に大きくなったと
しても、この特定の端子金具は他の端子金具群から離れ
て配置されているから、他の端子金具群への発熱の悪影
響を小さく抑えることができ、また大電流用として対応
する導電路が幅広に形成されていた場合にも、簡単に接
続することができる。すなわち、特定の端子金具を大電
流用として有効に利用できる。一方、すべての端子金具
には同じ太さのものが使用されているから、低コストで
製造することができる。 <請求項2の発明>特定の端子金具は、端子金具群のう
ちの外側に配されていることで放熱効果に優れ、他の端
子金具へ熱が伝導することをさらに制限することができ
る。
金具に大電流が流れて発熱量が相対的に大きくなったと
しても、この特定の端子金具は他の端子金具群から離れ
て配置されているから、他の端子金具群への発熱の悪影
響を小さく抑えることができ、また大電流用として対応
する導電路が幅広に形成されていた場合にも、簡単に接
続することができる。すなわち、特定の端子金具を大電
流用として有効に利用できる。一方、すべての端子金具
には同じ太さのものが使用されているから、低コストで
製造することができる。 <請求項2の発明>特定の端子金具は、端子金具群のう
ちの外側に配されていることで放熱効果に優れ、他の端
子金具へ熱が伝導することをさらに制限することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施形態の基板用コ
ネクタ10は、合成樹脂材からなるコネクタハウジング
(以下、単に「ハウジング」という)15を備えてお
り、このハウジング15は図1に示すように外形が扁平
な略直方体状に形成され、その前面(図4の右側の面)
に、相手の雌側コネクタ30が嵌合される嵌合凹部17
が形成されている。この嵌合凹部17は、図3に示すよ
うに左右2つの嵌合室18,18に分かれている。
ないし図5に基づいて説明する。本実施形態の基板用コ
ネクタ10は、合成樹脂材からなるコネクタハウジング
(以下、単に「ハウジング」という)15を備えてお
り、このハウジング15は図1に示すように外形が扁平
な略直方体状に形成され、その前面(図4の右側の面)
に、相手の雌側コネクタ30が嵌合される嵌合凹部17
が形成されている。この嵌合凹部17は、図3に示すよ
うに左右2つの嵌合室18,18に分かれている。
【0008】ハウジング15内には、詳しくは後記する
ように、L字形をなす複数の端子金具11がインサート
成形等により所定の配列で装着されている。各端子金具
11は、一端の水平方向を向いたタブ部12が嵌合凹部
17内に臨んでおり、他端の下方を向いたリード部13
がハウジング15の後面から突出している。リード部1
3の先端は、ハウジング15の後面に設けられたアライ
メント板21の位置決め孔22に通されて整列され、ハ
ウジング15の底面の位置から所定寸法さらに下方に突
出している(図1,2参照)。
ように、L字形をなす複数の端子金具11がインサート
成形等により所定の配列で装着されている。各端子金具
11は、一端の水平方向を向いたタブ部12が嵌合凹部
17内に臨んでおり、他端の下方を向いたリード部13
がハウジング15の後面から突出している。リード部1
3の先端は、ハウジング15の後面に設けられたアライ
メント板21の位置決め孔22に通されて整列され、ハ
ウジング15の底面の位置から所定寸法さらに下方に突
出している(図1,2参照)。
【0009】上記したコネクタ10は、図4に示すよう
に、プリント配線基板(以下、単に「基板」という)4
0の端部において、ハウジングにおける嵌合面側を端縁
から突出させた状態で載置され、ハウジング15の後面
の両側面に設けられた取付部23のネジ孔24に、基板
40を貫通してネジをねじ込むことで固定されている。
また、各端子金具11のリード部13の先端は、基板4
0のスルーホール41を通してその裏面側に突出し、基
板の裏面に形成された対応する導電路42にハンダ付け
によって個別に接続されるようになっている。
に、プリント配線基板(以下、単に「基板」という)4
0の端部において、ハウジングにおける嵌合面側を端縁
から突出させた状態で載置され、ハウジング15の後面
の両側面に設けられた取付部23のネジ孔24に、基板
40を貫通してネジをねじ込むことで固定されている。
また、各端子金具11のリード部13の先端は、基板4
0のスルーホール41を通してその裏面側に突出し、基
板の裏面に形成された対応する導電路42にハンダ付け
によって個別に接続されるようになっている。
【0010】さて、この実施形態では、上記した端子金
具11の配列構造に特徴を有しており、以下それについ
て説明する。まず端子金具11には、すべて同じ太さの
ものが用いられており、ただハウジング15の後面から
の突出量を変えるべく長さのみを異にする複数種が準備
されている。
具11の配列構造に特徴を有しており、以下それについ
て説明する。まず端子金具11には、すべて同じ太さの
ものが用いられており、ただハウジング15の後面から
の突出量を変えるべく長さのみを異にする複数種が準備
されている。
【0011】図3に示すように、ハウジング15の嵌合
凹部17内は左右2つの嵌合室18,18に分かれてお
り、それぞれの嵌合室18において、その中央部分に、
信号電流等を伝達する小電流回路の接続に用いる端子金
具群(以下、「小電流系」と呼ぶ)が配設され、幅方向
の両端部に、電源電流等を伝達する大電流回路の接続に
用いる端子金具群(以下、「大電流系」と呼ぶ)が配設
されている。
凹部17内は左右2つの嵌合室18,18に分かれてお
り、それぞれの嵌合室18において、その中央部分に、
信号電流等を伝達する小電流回路の接続に用いる端子金
具群(以下、「小電流系」と呼ぶ)が配設され、幅方向
の両端部に、電源電流等を伝達する大電流回路の接続に
用いる端子金具群(以下、「大電流系」と呼ぶ)が配設
されている。
【0012】小電流系の端子金具11a群は、さらに左
右2群に分けられ、それぞれ図示6本ずつが横1列とな
って所定間隔を開けて上下3段に配されている。なお中
段の端子金具11aの列は、上下の段の列に対してオフ
セットされた配置となっている。ここで、横1列に並ん
だ小電流系の端子金具11aのピッチは、端子金具11
a間の絶縁性を確保するため等の必要最小限の間隔であ
る。
右2群に分けられ、それぞれ図示6本ずつが横1列とな
って所定間隔を開けて上下3段に配されている。なお中
段の端子金具11aの列は、上下の段の列に対してオフ
セットされた配置となっている。ここで、横1列に並ん
だ小電流系の端子金具11aのピッチは、端子金具11
a間の絶縁性を確保するため等の必要最小限の間隔であ
る。
【0013】一方、大電流系の端子金具11bは、上記
した小電流系の端子金具11a群の外側において、この
端子金具11a群の上段と下段と対応する位置に合計4
本配置されている。各大電流系の端子金具11bは、隣
り合う小電流系の端子金具11aから、その端子金具1
1a同士のピッチのほぼ2倍のピッチを取って離れて配
されている。
した小電流系の端子金具11a群の外側において、この
端子金具11a群の上段と下段と対応する位置に合計4
本配置されている。各大電流系の端子金具11bは、隣
り合う小電流系の端子金具11aから、その端子金具1
1a同士のピッチのほぼ2倍のピッチを取って離れて配
されている。
【0014】なお、小電流系の端子金具11aのリード
部13側は、図4に示すように前後3列に分かれて配さ
れ、大電流系の端子金具11bのリード部13側は、図
5に示すように大きく間隔を取った前後2列に分かれて
配されている。
部13側は、図4に示すように前後3列に分かれて配さ
れ、大電流系の端子金具11bのリード部13側は、図
5に示すように大きく間隔を取った前後2列に分かれて
配されている。
【0015】本実施形態は上記のような構造であって、
基板用コネクタ10を基板40に接続して取り付けた
後、嵌合凹部17に相手の雌側コネクタ30を嵌合する
と、各端子金具11が、図4,5に示すように雌側コネ
クタ30内に対応して装着された雌側端子金具32と接
続され、小電流系の端子金具11aには信号電流等の小
さな電流を流通し、大電流系の端子金具11bには電源
電流等の相対的に大きな電流が流通することが可能とな
る。なお、雌側コネクタ30の方では、雌側端子金具3
2自体は同じものであるが、図4に示すように、小電流
系の端子金具11aと接続される雌側端子金具32aに
は小径の電線33aが、また図5に示すように、大電流
系の端子金具11bと接続される雌側端子金具32bに
は大径の電線33bがそれぞれ接続されることで、小電
流用と大電流用の回路容量を担保している。
基板用コネクタ10を基板40に接続して取り付けた
後、嵌合凹部17に相手の雌側コネクタ30を嵌合する
と、各端子金具11が、図4,5に示すように雌側コネ
クタ30内に対応して装着された雌側端子金具32と接
続され、小電流系の端子金具11aには信号電流等の小
さな電流を流通し、大電流系の端子金具11bには電源
電流等の相対的に大きな電流が流通することが可能とな
る。なお、雌側コネクタ30の方では、雌側端子金具3
2自体は同じものであるが、図4に示すように、小電流
系の端子金具11aと接続される雌側端子金具32aに
は小径の電線33aが、また図5に示すように、大電流
系の端子金具11bと接続される雌側端子金具32bに
は大径の電線33bがそれぞれ接続されることで、小電
流用と大電流用の回路容量を担保している。
【0016】ここで、大電流系の端子金具11bに実際
に大きな電流が流れると、この端子金具11bの発熱が
小電流系の端子金具11aの発熱に比べて大きくなる可
能性がある。しかしながら、この大電流系の端子金具1
1bは、他の小電流系の端子金具11a群からは離れて
配設されているから、発熱が他の端子金具11群等に伝
わることに起因して電気機器の回路に悪影響が及ぶこと
が抑制される。加えて、端子金具11bは端子金具11
aの外側に配されているから放熱効果に優れ、端子金具
11b自身の温度上昇を抑えることが可能となる。ま
た、大電流に対応するために基板40の導電路42が幅
広に形成されて、小電流回路の導電路42と間隔が異な
った配置である場合であっても、端子金具11bは端子
金具11a同士とは異なる間隔を空けて配設されている
ので、支障なく接続することができる。
に大きな電流が流れると、この端子金具11bの発熱が
小電流系の端子金具11aの発熱に比べて大きくなる可
能性がある。しかしながら、この大電流系の端子金具1
1bは、他の小電流系の端子金具11a群からは離れて
配設されているから、発熱が他の端子金具11群等に伝
わることに起因して電気機器の回路に悪影響が及ぶこと
が抑制される。加えて、端子金具11bは端子金具11
aの外側に配されているから放熱効果に優れ、端子金具
11b自身の温度上昇を抑えることが可能となる。ま
た、大電流に対応するために基板40の導電路42が幅
広に形成されて、小電流回路の導電路42と間隔が異な
った配置である場合であっても、端子金具11bは端子
金具11a同士とは異なる間隔を空けて配設されている
ので、支障なく接続することができる。
【0017】以上のように本実施形態の基板用コネクタ
10によれば、大電流系の特定の端子金具11bに格別
に太いものを使用せず、他の端子金具11と同じ太さの
ものを使用しても、この特定の端子金具11bを他の端
子金具11群からは離間して配置するといった簡単な構
造でもって大電流回路への接続用に有効利用することが
できる。すなわち、端子金具11には全て同じ太さのも
のが使用できるから、基板用コネクタ10の製造コスト
を大幅に抑えることが可能となる。
10によれば、大電流系の特定の端子金具11bに格別
に太いものを使用せず、他の端子金具11と同じ太さの
ものを使用しても、この特定の端子金具11bを他の端
子金具11群からは離間して配置するといった簡単な構
造でもって大電流回路への接続用に有効利用することが
できる。すなわち、端子金具11には全て同じ太さのも
のが使用できるから、基板用コネクタ10の製造コスト
を大幅に抑えることが可能となる。
【0018】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)上記実施形態では、大電流系の端子金具11b
が、小電流系の端子金具11a群の3段の列のうちの上
段と下段の列の両端に配設された場合を例示したが、小
電流系の端子金具11aとの間に大きな間隔を設ける限
り、中段の列の両端や、あるいは小電流系の端子金具1
1a群の中に配設してもよい。 (2)上記実施形態では、基板用コネクタ10は、嵌合
凹部17が左右2つの嵌合室18,18に分かれている
ものであったが、嵌合室18は1つのものでも、2以上
の複数室のものであっても良い。 (3)上記実施形態では、端子金具11はコネクタハウ
ジング15の後面から導出した後、下方に屈曲したもの
を用いたが、異なる方向に屈曲したもの、或いは屈曲し
ていない直線状のものを用いても良い。また、基板用コ
ネクタ10が例えば、2枚の基板40,40に上下から
挟まれる構成のものにおいては、端子金具11が、同方
向へ屈曲せず、それぞれの基板40の方向へ屈曲するも
のであっても良い。 (4)上記実施形態では、端子金具11は雄側端子金具
を用いたが、雌側の端子金具を用いるものであっても良
く、また、基板40同士を接続するものであっても良
い。
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)上記実施形態では、大電流系の端子金具11b
が、小電流系の端子金具11a群の3段の列のうちの上
段と下段の列の両端に配設された場合を例示したが、小
電流系の端子金具11aとの間に大きな間隔を設ける限
り、中段の列の両端や、あるいは小電流系の端子金具1
1a群の中に配設してもよい。 (2)上記実施形態では、基板用コネクタ10は、嵌合
凹部17が左右2つの嵌合室18,18に分かれている
ものであったが、嵌合室18は1つのものでも、2以上
の複数室のものであっても良い。 (3)上記実施形態では、端子金具11はコネクタハウ
ジング15の後面から導出した後、下方に屈曲したもの
を用いたが、異なる方向に屈曲したもの、或いは屈曲し
ていない直線状のものを用いても良い。また、基板用コ
ネクタ10が例えば、2枚の基板40,40に上下から
挟まれる構成のものにおいては、端子金具11が、同方
向へ屈曲せず、それぞれの基板40の方向へ屈曲するも
のであっても良い。 (4)上記実施形態では、端子金具11は雄側端子金具
を用いたが、雌側の端子金具を用いるものであっても良
く、また、基板40同士を接続するものであっても良
い。
【図1】本発明の一実施形態に係る基板用コネクタの斜
視図
視図
【図2】基板用コネクタの正面図
【図3】基板用コネクタの背面図
【図4】図3のX−Xで切断した基板用コネクタと雌型
コネクタとの断面図
コネクタとの断面図
【図5】図3のY−Yで切断した基板用コネクタの雌型
コネクタとの断面図
コネクタとの断面図
10…基板用コネクタ 11…端子金具 15…コネクタハウジング(ハウジング) 40…プリント配線基板 42…導電路
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジング内には多数の端子金具が並設
され、これらの端子金具の一端側が、プリント配線基板
に敷設された導電路に個別に接続されて用いられる基板
用コネクタにおいて、 前記各端子金具には太さが等しいものが使用される一
方、これらの端子金具のうちの特定の端子金具は、他の
端子金具の並設間隔よりも大きな間隔を開けて配設され
ていることを特徴とする基板用コネクタ。 - 【請求項2】 前記特定の端子金具が端子金具群のうち
の外側に配置されていることを特徴とする請求項1記載
の基板用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319053A JP2000150027A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 基板用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319053A JP2000150027A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 基板用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000150027A true JP2000150027A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18105987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10319053A Pending JP2000150027A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 基板用コネクタ |
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JP (1) | JP2000150027A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008181728A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 基板用コネクタ及びその組付方法 |
JP2008287951A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 基板用コネクタ |
US8292654B2 (en) | 2010-10-15 | 2012-10-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus and battery connector |
JP2013187006A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Honda Tsushin Kogyo Co Ltd | 電気コネクタの誤挿入防止構造 |
WO2017179475A1 (en) | 2016-04-14 | 2017-10-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Card-type electronic device capable of suppressing rise in temperature, slot in which and from which a card-type electronic device is inserted and removed, and electronic apparatus comprising the card-type electronic device and the slot |
-
1998
- 1998-11-10 JP JP10319053A patent/JP2000150027A/ja active Pending
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US11003975B2 (en) | 2016-04-14 | 2021-05-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Card-type electronic device capable of suppressing rise in temperature, slot, and electronic apparatus |
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