JP2000149417A - 記録再生装置、プログラム記録媒体及び記録媒体 - Google Patents

記録再生装置、プログラム記録媒体及び記録媒体

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JP2000149417A
JP2000149417A JP10312596A JP31259698A JP2000149417A JP 2000149417 A JP2000149417 A JP 2000149417A JP 10312596 A JP10312596 A JP 10312596A JP 31259698 A JP31259698 A JP 31259698A JP 2000149417 A JP2000149417 A JP 2000149417A
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良樹 久野
Takuya Nishimura
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Hideaki Takechi
秀明 武知
Masazumi Yamada
山田  正純
Hiroyuki Iizuka
飯塚  裕之
Shoichi Goto
昌一 後藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送される番組を一回に限り視聴を許可する
というのが著作者の意図である場合に、視聴者が視聴で
きる時間帯まで限定されてしまう。すなわち視聴者が自
分の都合のよい時間帯に番組を視聴したい場合であって
も、番組が放送される時間帯にしかその番組を視聴でき
ないという課題がある。 【解決手段】 AVデータを記録する記録手段11、1
7、18と、前記AVデータの利用許諾情報を示す信号
情報が1回だけ視聴を許可する複製禁止(copy n
ever)を表す場合、記録手段11、17、18によ
り記録されたAVデータを1回だけ再生する再生手段1
1、17、18、19とを備えたことを特徴とする記録
再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AVデータにその
利用許諾情報が付加されている場合の記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ホーム・マルチメディア・システム、ホ
ーム・ネットワークの要求が、ディジタル化の波によっ
て急速に高まってきている。またオフィスや業務システ
ムにおいても家庭のシステム以上にディジタル化とマル
チメディア化のニーズが高まっている。このような状況
の中にあって近年注目されているのがIEEE1394
ー1995である。これは、1995年にIEEEで、
物理層(Physical Layer)、リンク層
(Link Layer)を中心に規格化された高速シ
リアル・バス標準であり、100Mbps、200Mb
psおよび400Mbpsデータ転送のためのハードウ
ェア、およびソフトウェアの標準である。IEEE13
94は、プラグ&プレイやマルチメディア・データ転送
のための特徴的な機能を備えている。つまりビデオや音
声といったデータを転送するための帯域を確保し、リア
ルタイム転送を可能にするアイソクロナス・データ転送
(Isochronous)を持つ。またIEEE13
94バスで接続されたPCの制御プログラムからIEE
E1394制御コマンド(アシンクロナス(非同期)デ
ータ)によってディジタルカメラなどの映像データの制
御(映像データの切り替え、カメラの制御)を同時に行
うこともできる。
【0003】このような標準であるIEEE1394−
1955に基づいて行うAVデータの利用許諾情報に
は、CGMSがある。CGMSは放送局から送られてく
るトランスポートストリームの内部に存在している。C
GMSは2ビットのデータであり。CGMSの取りうる
値とその意味は次のようになる。
【0004】すなわちCGMS=11のときcopy
neverを意味し、CGMS=10のときcopy
one generatioinを意味し、CGMS=
00のときcopy freeを意味する。ただしco
py neverは複製禁止のことであり、そのAVデ
ータを1回だけ視聴することを許可するものである。c
opy one genaratoionは1世代のみ
複製を許可するものであり、複製したAVデータは何度
でも繰り返して視聴することができるものである。co
py freeは自由に複製してよいことを示すもので
ある。
【0005】CGMSが11のときすなわちcopy
neverのとき、AVデータは一回だけ視聴すること
が出来る。すなわちそのAVデータが放送されている時
間帯に限ってそのAVデータを視聴することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、CGM
Sによる利用許諾情報がcopy neverの場合は
該当するAVデータを一回だけ視聴することができる
が、視聴できる時間帯は番組が放送されている時間帯に
限られていた。このように一回だけ視聴を許可するとい
うのが著作者の意図である場合に視聴できる時間帯まで
限定されてしまう。すなわち視聴者が自分の都合のよい
時間帯に番組を視聴したい場合であっても、番組が放送
される時間帯にしかその番組を視聴できないという課題
がある。
【0007】またCGMSによる利用許諾情報がcop
y one generationの場合に、一度ある
記録媒体に記録してしまうと、その他の記録媒体へAV
データを移動することができないという課題がある。
【0008】本発明は番組の利用許諾情報を表す情報が
複製禁止の場合に、一回だけ視聴を許可するという著作
者の意図通りに視聴者がAVデータを視聴でき、かつそ
のAVデータが放送された以後で時間帯を限定されずに
そのAVデータを視聴者が視聴できる記録再生装置及び
プログラム記録媒体を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】また本発明は番組の利用許諾情報が一回だ
け複製を許可する場合に、一度記録した記録媒体から別
の記録媒体へAVデータの移動を行うことが出来る記録
再生装置及びプログラム記録媒体を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、AVデー
タを記録する記録手段と、前記AVデータの利用許諾情
報を示す信号情報が1回だけ視聴することを許可する複
製禁止(copy never)を表す場合、前記記録
手段により記録された前記AVデータを1回だけ再生す
る再生手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置で
ある。
【0011】また第2の本発明(請求項2に対応)は、
AVデータを記録する記録手段と、前記AVデータの利
用許諾情報を示す信号情報が1回だけ複製することを許
可する(copy one generation)こ
とを表す場合、前記記録手段により1回複製された後の
前記AVデータの前記利用許諾情報を示す信号情報を、
再び1回だけ複製することを許可する(copy on
e generation)ことを表して、前記AVデ
ータを1回だけ再生する再生手段とを備えたことを特徴
とする記録再生装置である。
【0012】また第3の本発明(請求項3に対応)は、
前記利用許諾情報は、IEEE1394によるパケット
のヘッダ内にEMIとして保持されており、IEEE1
394に基づくパケットデータとして送られてくること
を特徴とする第1または2の発明に記載の記録再生装置
である。
【0013】また第4の本発明(請求項4に対応)は、
前記利用許諾情報は、IEEE1394によるパケット
の内部に埋め込まれているCGMSであり、IEEE1
394に基づくパケットデータとして送られてくること
を特徴とする第1または2の発明に記載の記録再生装置
である。
【0014】また第5の本発明(請求項5に対応)は、
前記記録手段は、前記利用許諾情報が複製禁止または1
回だけ複製許可を表す場合、前記AVデータを記録する
際、未再生のデータであることを意味する再生情報を付
加し、前記再生手段は、前記利用許諾情報が複製禁止ま
たは1回だけ複製許可を表す場合、前記AVデータを再
生する際、前記AVデータの再生された部分に再生済み
であることを意味する前記再生情報を付加し、前記AV
データの未再生の部分と区別することを特徴とする第1
〜4の発明のいずれかに記載の記録再生装置である。
【0015】また第6の本発明(請求項6に対応)は、
前記再生手段は、前記利用許諾情報が複製禁止または1
回だけ複製許可を表す場合、前記AVデータを再生する
際、記録媒体上の前記AVデータに関する配置情報を削
除してそのAVデータの占有する領域を空き領域とする
ことを特徴とする第1〜4の発明のいずれかに記載の記
録再生装置である。
【0016】また第7の本発明(請求項7に対応)は、
前記再生手段は、前記利用許諾情報が複製禁止または1
回だけ複製許可を表す場合、前記AVデータを再生する
際、前記AVデータが記録されている記録媒体上の記録
部分を消去することを特徴とする第1〜4の発明のいず
れかに記載の記録再生装置である。
【0017】また第8の本発明(請求項8に対応)は、
前記記録手段は、前記AVデータと前記再生情報とを同
じ領域に関連付けて記録することを特徴とする第5の発
明に記載の記録再生装置である。
【0018】また第9の本発明(請求項9に対応)は、
前記記録手段は、前記AVデータと前記再生情報とを別
々の領域に関連付けて記録することを特徴とする第5の
発明に記載の記録再生装置である。
【0019】また第10の本発明(請求項10に対応)
は、前記記録手段は、前記再生情報をユーザがアクセス
出来ない領域に記録することを特徴とする第5、8また
は9の発明のいずれかに記載の記録再生装置である。
【0020】また第11の本発明(請求項11に対応)
は、第5、8、9または10の発明のいずれかに記載の
再生情報を記録していることを特徴とする記録媒体であ
る。
【0021】また第12の本発明(請求項12に対応)
は、前記再生手段は、前記AVデータを再生する際、前
記利用許諾情報が前記AVデータが複製禁止または1回
だけ複製許可を表す場合、前記再生情報が前記AVデー
タの全部または一部が未再生であることを示すとき、そ
の部分の前記AVデータを暗号化して出力することを特
徴とする第5、8、9または10の発明のいずれかに記
載の記録再生装置である。
【0022】また第13の本発明(請求項13に対応)
は、前記再生手段は、前記AVデータを再生する際、前
記利用許諾情報が前記AVデータが複製禁止または1回
だけ再生許可を表す場合、前記再生情報が前記AVデー
タの全部または一部が再生済であることを示すとき、そ
の部分の前記AVデータを暗号化して出力し、かつ復号
化のための鍵は出力しないことを特徴とする第5、8、
9または10の発明のいずれかに記載の記録再生装置で
ある。
【0023】また第14の本発明(請求項14に対応)
は、前記再生手段は、前記AVデータを再生する際、前
記利用許諾情報が前記AVデータが複製禁止または1回
だけ複製許可を表す場合、前記再生情報が前記AVデー
タの全部または一部が再生済みであることを示すとき、
その部分の前記AVデータを出力しないで、無効なデー
タを出力するすることを特徴とする第5、8、9、10
または12の発明のいずれかに記載の記録再生装置であ
る。
【0024】第15の本発明(請求項15に対応)は、
時間とともに変化する一連の鍵を生成する時変鍵生成手
段と、前記鍵を用いて前記AVデータを暗号化する記録
用暗号化手段と、暗号化された前記AVデータを復号化
する再生用復号化手段とを有し、前記AVデータを記録
する際、前記利用許諾情報が複製禁止または1回だけ複
製許可を表す場合、前記記録用暗号化手段は、前記時変
鍵生成手段で生成された前記鍵を用いて順次前記AVデ
ータを暗号化し、前記記録手段は、前記鍵と前記AVデ
ータを関連付けて記録し、前記AVデータを再生する
際、前記利用許諾情報が複製禁止または1回だけ複製許
可を表す場合、前記再生手段は、暗号化されている前記
AVデータと前記鍵とを取り出し、取り出された前記鍵
の記録部分を消去し、前記再生用復号化手段は、取り出
された前記鍵を用いて暗号化されている前記AVデータ
を復号化することを特徴とする第1〜4の発明のいずれ
かに記載の記録再生装置である。
【0025】また第16の本発明(請求項16に対応)
は、前記再生手段は、前記鍵の記録部分を消去する際、
記録媒体上の鍵に関する記録位置情報を削除することを
特徴とする請求項15記載の記録再生装置である。
【0026】また第17の本発明(請求項17に対応)
は、時間とともに変化する一連の鍵を生成する時変鍵生
成手段と、前記鍵を用いて前記AVデータを暗号化する
記録用暗号化手段と、暗号化された前記AVデータを復
号化する再生用復号化手段とを有し、前記AVデータを
記録する際、前記利用許諾情報が複製禁止または1回だ
け複製許可を表す場合、前記記録用暗号化手段は、前記
時変鍵生成手段で生成された前記鍵を用いて順次前記A
Vデータを暗号化し、前記記録手段は、前記鍵と前記A
Vデータを関連付けて記録し、前記鍵が未だ読み出され
ていないことを意味する鍵読み出し情報を付加して記録
し、前記AVデータを再生する際、前記利用許諾情報が
複製禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記再生
手段は、暗号化されている前記AVデータと前記鍵とを
取り出し、取り出された前記鍵が読み出し済であること
を意味する前記鍵読み出し情報を付加し、前記再生用復
号化手段は、取り出された前記鍵を用いて暗号化されて
いる前記AVデータを復号化することを特徴とする第1
〜4の発明のいずれかに記載の記録再生装置である。
【0027】また第18の本発明(請求項18に対応)
は、前記記録手段は、前記鍵または前記鍵読み出し情報
を前記AVデータと同じ領域に関連付けて記録すること
を特徴とする第15または17の発明に記載の記録再生
装置である。
【0028】また第19の本発明(請求項19に対応)
は、前記記録手段は、前記鍵または前記鍵読み出し情報
を前記AVデータと別々の領域に関連付けて記録するこ
とを特徴とする第15または17の発明に記載の記録再
生装置である。
【0029】また第20の本発明(請求項20に対応)
は、前記記録手段は、前記鍵または前記鍵読み出し情報
をユーザがアクセスできない領域に記録したことを特徴
とする第15、17、18または19の発明のいずれか
に記載の記録再生装置である。
【0030】また第21の本発明(請求項21に対応)
は、前記ユーザがアクセス出来ない領域とは、LBA
(logical block adress)単位で
アクセス出来ない領域、またはLBA単位でアクセス出
来る領域を限定した領域、または交代セクタ領域、また
はAVデータとして再生される領域以外の領域(AU
X)、または記録媒体に付加されたRAM、または光デ
ィスクのヘッダ領域、またはパワーキャリブレーション
エリア、またはレコーディングマネージメントエリア、
またはリードインエリア、またはリードアウトエリアで
あることを特徴とする第10または20の発明に記載の
記録再生装置である。
【0031】また第22の本発明(請求項22に対応)
は、第17の発明に記載の鍵読み出し情報を記録してい
ることを特徴とする記録媒体である。
【0032】第23の本発明(請求項23に対応)は、
第1〜22の発明のいずれかに記載の記録再生装置の各
構成要素の全部または一部の機能をコンピュータに実行
させるためのプログラムを格納していることを特徴とす
るプログラム記録媒体である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0034】(実施の形態1)まず第1の実施の形態に
ついて説明する。
【0035】本実施の形態では、放送局から送られてく
るAVデータの利用許諾情報が複製禁止を意味するco
py neverである場合に、放送が行われた時間帯
以後の任意の時間にその番組を一回だけ視聴できる記録
再生装置の例としてハードディスク装置について説明す
る。本実施の形態では、利用許諾情報がcopy ne
verであるAVデータを記録可能とし、再生情報管理
手段を用いてそのAVデータを一回しか再生できないよ
うにすることでこのようなハードディスク装置を実現し
た。また本実施の形態で使用する再生情報はディスク媒
体上でデータブロックとは別の領域に記録されている場
合を説明する。
【0036】図1は本発明のハードディスク装置の基本
構成図である。
【0037】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1、ストリームコントロール手段2、LBAアクセス
手段3、ハードディスクコントロール手段4、アクチュ
エータ手段5、ディスク媒体6、ヘッド7、スピンドル
モータ手段8から構成される。
【0038】デジタルI/F手段1は、STB(Set
Top Box;衛生放送受信器)、テレビモニタ、
DVHS、ハードディスク装置など外部AV機器間を接
続し、AV機器のコントロールとAVデータの転送を行
う手段であり、例えばIEEE1394−1995に記
述されているIEEE standard forHi
gh performance Serial Bus
である。デジタルI/F手段1のAVデータの転送は、
アイソクロナス(Isochronous)方式と呼ば
れる転送方式で行われ、転送されるデータのリアルタイ
ム性を保証しながら転送処理が行える。転送されるデー
タとしては例えばMPEGトランスポートストりームや
DVストリームなどがある。またデジタルI/F手段1
のAV機器のコントロールは、アシンクロナス(Asy
ncronous)方式と呼ばれる非同期な転送方式で
行われる。ストリームコントロール手段2は、ストリー
ムのアクセスや認証処理を行う手段である。LBAアク
セス手段は、LBA(logical block a
ddress)を指定してディスク媒体へアクセスする
ためのハードディスク装置内部のI/F手段である。ハ
ードディスクコントロール手段4は、アクチュエータ手
段5、スピンドルモータ手段8を制御し、またヘッド7
を経由してディスク媒体6に対して記録再生をするため
の信号処理を行う手段である。ヘッド7は、ディスク媒
体6に対して信号を記録再生するための手段である。ス
ピンドルモータ手段8は、ディスク媒体を一定の速度で
回転させる手段である。アクチュエータ手段5は、ディ
スク媒体6の目的とする位置へヘッド7を位置決めする
ための手段である。
【0039】本実施の形態では、利用許諾情報としてC
GMSから生成されるEMI(Encryption
Mode Indicator)を使用するので、EM
Iに関して説明しておく。
【0040】まずその前にデジタルI/F手段1を説明
したときに若干触れたが、IEEE1394のデータ転
送プロトコルについて簡単に説明する。AVデータをモ
ニタで視聴しているときには、データを周期的に同期し
て送信する必要があり、またハードデスク装置などの停
止や録画開始などを制御するときには、制御コマンドを
非同期で任意のタイミングで送受信ができる必要があ
る。IEEE1394では、前者のデータとして、アイ
ソクロナス・パケットデータがあり、後者のデータとし
て、アシンクロナス・パケットデータがある。
【0041】データ転送では、転送に先立って管理ノー
ドにバス使用権を要求し、使用許諾権を得る。
【0042】アシンクロナス転送では、送信ノードID
と受信ノードIDが転送データと一緒にパケット・デー
タとして送られる。受信ノードは自分のIDを確認して
パケットを受け取るとアクノリッジ信号を送信ノードに
返す。これで一つのトランザクションが終わる。
【0043】アイソクロナス転送では、送信ノード側で
伝送速度と一緒にアイソクロナス・チャンネルを要求す
る。チャンネルIDが転送データと一緒にパケット・デ
ータとして送られる。受信ノードは自分が欲しいチャン
ネルIDを確認してパケットを受け取る。
【0044】以上でIEEE1394のデータ転送プロ
トコルについて簡単に説明した。
【0045】さて、EMIの説明に戻る。CGMSは、
放送局でAVデータに付加される。放送局から送られて
くる放送波を受信したSTBはIEEE1394バスに
受信した番組を流す。この時CGMSはアイソクロナス
・パケットデータのMPEGトランスポートストリーム
のサービス情報の部分に埋め込まれる。一つのアイソク
ロナス・パケットデータには複数のMPEGデータが格
納されており、各MPEGデータに対して、それぞれ対
応するCGMSが存在する。
【0046】EMIはこのようなCGMSからSTBに
よって生成される。STBは一つのアイソクロナス・パ
ケットデータで送信する各AVデータのCGMSを調べ
その代表値として一つのアイソクロナス・パケットデー
タに一つのEMIを付与する。そのEMIはアイソクロ
ナス・パケットデータのヘッダ部分に保持される。
【0047】CGMSは、次の値をとる。すなわち、C
GMS=11が複製禁止(copynever)を表
し、CGMS=10が一世代のみ複製を許可(copy
one generation)を表し、CGMS=
00が複製自由(copyfree)を表す。
【0048】EMIの取る値は、一つのアイソクロナス
・パケットデータの中に存在するAVデータのCGMS
のうちで、利用許諾条件の制限が最も厳しいCGMSの
値をとる。例えば、一つのアイソクロナス・パケットデ
ータの中のAVデータのCGMSが11、10、10で
あったとすると、EMIの値は最も制限が厳しい11に
なる。またCGMSが10、10、00、00である場
合は、EMIの値はその中で最も制限が厳しい10とな
る。このようにしてEMIの値が決定される。
【0049】EMIの取り得る値は、EMI=11が複
製禁止(copy never)を表し、EMI=10
が一世代のみ複製を許可(copy one gene
ration)を表し、EMI=00が複製自由(co
py free)を表す。ここまでは、CGMSと同じ
である。EMIだけのものとして、EMI=01があっ
て、これはcopy one generationの
AVデータを記録した後にEMIが変更されたもので、
これ以上の複製は不許可(no more copy)
を表す。
【0050】以上でEMIについて説明した。
【0051】図1に戻って、ハードディスク装置のスト
リームコントロール手段2は、図2のように構成され
る。すなわちストリームコントロール手段2は、EMI
検出手段9、EMI付与手段10、EMIアクセス手段
11、EMI判定手段12、認証・暗号化手段13、無
効データ出力手段14、ファイルアクセス手段15、ス
トリームアクセス手段16、再生情報管理手段A17、
データブロックアクセス手段18、切替スイッチ19か
ら構成される。
【0052】EMI検出手段9は、デジタルI/F手段
1から入力したアイソクロナス・パケットデータ中のヘ
ッダ部分からEMIを記述したフィールドを検出する手
段である。EMI付与手段10は、デジタルI/F手段
1へ出力するアイソクロナス・パケットデータ中のヘッ
ダ部分に指示されたEMIを付与する手段である。EM
Iアクセス手段11は、検出したEMI情報をLBAア
クセス手段3を経由して読み出し、さらに検出したEM
I情報を指定されたデータブロックに対応して記録再生
する手段である。EMI判定手段12は、EMI情報か
ら利用許諾の有無と種類を判定する手段である。認証・
暗号化手段13は、デジタルI/F手段1を介してAV
機器間の認証を行い、またデジタルI/F手段1から入
力されるAVデータを復号化し、またディスク媒体6側
からデータブロックアクセス手段18を経由して読み出
されたAVデータを暗号化する手段である。データブロ
ックアクセス手段18は、指定されたブロック番号のデ
ータをLBAアクセス手段3を経由して記録または再生
を行い、また現在どのブロック番号をアクセス中である
かをEMIアクセス手段11と再生情報管理手段A17
に通知する手段である。ストリームアクセス手段16
は、デジタルI/F手段1から受信されるアクセス方式
2のコマンドを実行するためにデータブロックアクセス
手段18に記録または再生するブロック番号を指定し、
またディスク媒体6のユーザ領域を先頭データブロック
から最終データブロックまで1本のテープのように見立
てて、再生、記録、停止等の指示に従い、ストリームが
現在どのブロック位置にいるかを示すストリームポイン
タ管理を行い、またストリームポインタ管理情報をLB
Aアクセス手段3を経由してディスク媒体6に対して記
録または読み出しを行う手段である。ここで、アクセス
方式2とは、例えばAV/C Digital Int
erface Command Set VCR su
bunit Specification versi
on 2.0.1に準拠した方式である。ファイルアク
セス手段15は、デジタルI/F手段1から受信される
アクセス方式3のコマンドを実行するためにデータブロ
ックアクセス手段18に記録または再生するブロック番
号を指定し、またファイル管理情報を有し、ファイル名
とそのファイルを構成する複数のデータブロックの順序
構成を管理し、またアクセス方式3のコマンドに従っ
て、再生、記録、停止等の指示に従い、現在ファイル中
のどのブロック位置にいるかを示すファイルポインタも
管理し、またこれらのファイルのデータブロックの順序
構成情報や、ファイルポインタ情報等をLBAアクセス
手段3を経由してディスク媒体6に対して記録または読
み出しを行う手段である。ここで、アクセス方式3と
は、例えばAV/C Digital Interfa
ce Command Set General Sp
ecificationに準拠して、ファイル名とその
ファイルに対する処理内容、再生、記録、停止等を指示
することによってAV装置をコントロールするアクセス
方式である。切替スイッチ19は、EMI付与手段10
を経由して、デジタルI/F手段1にAVデータを出力
する際に、再生情報管理手段A17の結果により、再生
済みの場合には、スイッチをoffにするかまたは無効
データ出力手段14に切り替えて、ブルーバックや黒画
面などの無効データを出力し、未再生の場合には、スイ
ッチを認証・暗号化手段13に切り替えて暗号化された
AVデータを出力する手段である。再生情報管理手段A
17は、指定されたデータブロックに対応した再生情報
を記録、読み出しし、また再生情報から再生済みかどう
か判断する手段である。
【0053】図2の認証・暗号化手段13は図3のよう
に構成される。すなわち復号化手段20、認証手段2
1、鍵生成手段22、暗号化手段23、切替スイッチ2
4、切替スイッチ25から構成される。
【0054】認証手段21は、デジタルI/F手段1間
を接続するAV装置間で相互に認証を行い、認証が成功
すると、デジタルI/F側にAVデータを出力したい場
合、自分が暗号化に使用したときの鍵を相手に渡し、デ
ジタルI/F手段1側からAVデータを入力したい場
合、自分が復号化に使用する鍵を相手からもらう手段で
ある。暗号化手段23は、データブロックアクセス手段
18を経由してディスク媒体6から読み出されたAVデ
ータを鍵生成手段22により生成された鍵を用いて暗号
化してデジタルI/F手段1に出力する手段である。鍵
生成手段22は暗号化のために使用する鍵を生成し、暗
号化手段23と認証手段21に渡す手段である。復号化
手段20は、デジタルI/F手段1から入力される暗号
化されたAVデータを認証手段21で得られた鍵を用い
て復号化し、データブロックアクセス手段18に出力す
る手段である。スイッチ24、25は、EMI判定手段
12の判定結果に対してEMIが00のときは、入出力
データを暗号化手段23及び復号化手段20を経由しな
いように切り替え、EMIが00以外のときは、入出力
データが暗号化手段23及び復号化手段20を経由する
ように切り替える手段である。
【0055】また図2の再生情報管理手段A17は図4
のように構成される。すなわち再生情報更新手段26、
再生済判定手段27、再生情報生成手段28、再生情報
アクセス手段29、切替スイッチ30から構成される。
【0056】再生情報生成手段28は、再生情報を生成
する手段であり、例えば再生済みフラグplay_fl
agを0で初期化する手段である。play_flag
が0の場合は、該当するAVデータがまだ再生されてい
ないことを表すものとする。再生情報更新手段26は、
再生情報を更新し、データが再生済みであるという情報
に更新する手段である。例えば再生済みフラグplay
_flagを1で更新する手段である。play_fl
agが1の場合は、該当するAVデータがすでに再生さ
れていることを表すものとする。再生情報アクセス手段
29は、各データブロックに対応する再生情報をテーブ
ルで記憶し、LBAアクセス手段3を経由してディスク
媒体6に再生情報を記録または読み出しを行う手段であ
る。再生済判定手段27は、再生情報アクセス手段29
が読み出した再生情報に基づいて、再生済みであるかど
うかを判定する手段である。例えば再生済みフラグpl
ay_flagが1ならば既に1回再生されたと判断
し、またEMI判定結果を使ってEMIが11のcop
y neverの場合、未再生と判断したらスイッチ3
0を切り替えて、再生情報(再生済みフラグ)を更新さ
せる手段である。スイッチ30は、再生済み判定手段2
7で新規にAVデータを記録すると判定されたら、再生
情報生成手段28の側に切り替え、また再生時などでA
Vデータがすでに記録されていると判定されたら、再生
情報更新手段26の側に切り替える手段である。
【0057】次にこのような本実施の形態の動作につい
て説明する。
【0058】AVデータを送ってくるもとの装置として
STBを考えることにする。また、IEEE1394バ
スで結合された装置に番組受信命令や、記録開始命令、
記録停止命令等を送るコントローラが存在するが、コン
トローラとハードディスク装置及びSTBとのコマンド
のやりとりを記述することは、本実施の形態の本旨から
それるので、本実施の形態では記述を省略する。
【0059】まずコントローラが、STBに放送局から
送られてくる番組の受信を開始する受信開始コマンドを
送り、かつハードディスク装置に記録開始コマンドを送
ったとする。STB以外の装置、例えばDVHSやハー
ドディスク装置などの記録再生装置から送られてくるA
Vデータを受信する場合は後述する。そうすると放送局
から送られて来た番組はSTBによって受信され、EM
Iを付与されたあとアイソクロナス・パケットデータと
してIEEE1394バスに送られる。またハードディ
スク装置は、デジタルI/F手段1からアクセス方式2
またはアクセス方式3のコマンドで記録開始コマンドを
受信すると、デジタルI/F手段1は自分が欲しいチャ
ンネル番号を確認して、該当するアイソクロナス・パケ
ットデータを取り込む。今、アクセス方式2のコマンド
で記録開始コマンドを受信したとする。そうすると認証
手段21はSTBに認証コマンドを送る。EMI検出手
段9は、取り込まれたアイソクロナス・パケットデータ
のヘッダ部分に保持されているEMI情報を検出する。
EMI判定手段12は、検出したEMI情報から利用許
諾の有無とその種類を判定する。その結果は認証・暗号
化手段13に入力され、認証手段21は、利用許諾の有
無とその種類によって認証方法を決める。EMIが11
のとき、すなわちcopy neverの場合は、AV
データの重要度は高いので、公開鍵による認証を行う。
またEMIが10のとき、すなわちcopy one
generationのときは、AVデータの重要度は
EMIが11の場合よりは高くないので、共通鍵による
認証を行う。またEMIが00のとき、すなわちcop
y freeのときは、AVデータは重要でないので、
認証を行わないで、認証が成功したものとみなす。ST
Bは認証コマンドを受信すると、ハードディスク装置と
の間で公開鍵または共通鍵による認証を行い、認証が成
功すると、ハードディスク装置に鍵を渡す。認証手段2
1は、デジタルI/F手段1を介して、ハードディST
Bから送られてきた鍵を受け取り、復号化手段20に渡
す。ただしEMIが00のときは、認証手段21はST
Bからの鍵を受け取らない。この場合はAVデータ自体
が暗号化されない。EMIが11の場合とEMIが10
の場合は復号化手段20は、認証手段21から鍵を受け
取る。さて、デジタルI/F手段1を介して、アクセス
方式2のコマンドで、記録コマンドを受信したとする。
これ以後の処理を図10のフローチャート図を参照して
説明する。デジタルI/F手段1を介して、切替スイッ
チ24は、送られてくるAVデータのEMIが00でな
い場合、AVデータが復号化手段20を経由するように
切り替える。また切替スイッチ24は、EMIが00の
場合、AVデータが復号化手段20を経由しないように
切り替える。そして復号化手段20は、受け取った鍵を
用いて暗号化されているAVデータを復号化する。スト
リームアクセス手段16は、データブロックアクセス手
段18にブロックxの記録を指示する。データブロック
アクセス手段18は、EMIアクセス手段11に現在ア
クセス中のブロック番号(=x)を通知する。EMIア
クセス手段11は、EMI検出手段9で検出されたEM
I情報を、通知されたブロック番号に対応付けて記録す
る。ただしEMIが10すなわちcopy one g
enerationの場合はディスク媒体6にEMI情
報を記録する際にEMIを01すなわちnomore
copyに書き替えて記録する。またデータブロックア
クセス手段18は、再生情報管理手段A17に現在アク
セス中のブロック番号(=x)を通知する。切替スイッ
チ30は、記録時には再生情報生成手段28の側にスイ
ッチを切り替える。再生情報アクセス手段29は通知さ
れたブロック番号(=x)に対応付けて、再生情報をテ
ーブルにして記憶する。再生情報生成手段28は、デー
タが未再生であるという情報を再生情報に登録する。す
なわちplay_flag=0で再生情報を初期化する
(S1)。次に再生情報アクセス手段29は、LBAア
クセス手段3を経由してディスク媒体6に再生情報を記
録する(S2)。次にブロック番号を1だけ増加する。
すなわちx=x+1とする(S3)。次にデジタルI/
F手段1から別のコマンドの受信があるかどうか判定す
る(S4)。別のコマンドを受信していれば処理は終了
する。そうでない場合は記録コマンドを受信してからの
処理を別のコマンドの受信があるまで繰り返し行う。以
上がAVデータをディスク媒体6に記録する場合であ
る。
【0060】次にハードディスク装置が、AVデータを
再生する場合を説明する。AVデータをテレビモニタに
再生する場合を考える。さらにハードディスク装置に記
録されているAVデータはSTBから記録されたものと
する。また、IEEE1394バスで結合された装置に
再生開始命令、再生停止命令等を送るコントローラが存
在するが、コントローラとハードディスク装置及びテレ
ビモニタとのコマンドのやりとりを記述することは、本
実施の形態の本旨からそれるので、本実施の形態では記
述を省略する。
【0061】まずコントローラが、テレビモニタに再生
開始コマンドを送り、ハードディスク装置にも再生開始
コマンドを送る。そうするとハードディスク装置は、デ
ータブロックアクセス手段18が再生情報管理手段A1
7とEMIアクセス手段11にアクセス箇所を通知す
る。EMIアクセス手段11は、通知されたアクセス箇
所のEMI情報を取り出し、EMI付与手段10にEM
I情報を渡す。切替スイッチ19は、無効データ出力手
段14の側に切り替えられ、ブルーバック画面や黒画面
などの無効なデータがEMI付与手段10に渡される。
EMI付与手段10は、EMIアクセス手段11から渡
されたEMI情報と無効データ出力手段14から渡され
たAVデータをデジタルI/F手段1を介して、アイソ
クロナス・パケットデータとしてIEEE1394バス
に送る。テレビモニタは、ハードディスク装置に対して
認証コマンドを送る。さらにテレビモニタはハードディ
スク装置から送られるアイソクロナス・パケットデータ
を取り込み、そこに付与されているEMI情報を参照し
て、認証方法を決定する。EMIが11つまりcopy
neverの場合、認証手段21はデジタルI/F手
段1を介して、テレビモニタと公開鍵による認証を行
う。また、EMIが01つまりno morecopy
の場合、認証手段21はデジタルI/F手段1を介し
て、テレビモニタと共通鍵による認証を行う。またEM
Iが00の場合は認証は行わないで、成功したものとみ
なす。本実施の形態ではSTBから送られてきたAVデ
ータを記録したものを再生する場合を扱っているので、
EMIが10すなわちcopy one genera
tionのAVデータはすべてEMIが01に書き換え
られて記録されている。ハードディスク装置はデジタル
I/F手段1を介して認証コマンドを受け取ると、認証
手段21はEMI情報を参照して、認証の種類を決定
し、テレビモニタと認証を行う。認証が成功すると、認
証手段21は、鍵生成手段22で生成された鍵を暗号化
手段23に渡す。EMIが00の場合は暗号化手段23
に鍵を渡さず、切替スイッチ25を暗号化手段23を経
由しない側に切り替える。また、切替スイッチ19は、
認証・暗号化手段13の側に切り替えられる。
【0062】以後の動作は再生情報管理手段A17でい
つ再生情報を更新するかで二通りの動作を行うことがで
きる。第1の場合は、再生終了後にまとめて再生情報を
更新する場合であり、第2の場合は、再生中にブロック
ごとに再生情報を更新する場合である。
【0063】まず第1の場合を図10のフローチャート
図を参照して説明する。
【0064】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、EMIアクセ
ス手段11と、再生情報管理手段A17に、現在アクセ
ス中のブロック番号(=x)を通知する。同時にデータ
ブロックアクセス手段18は、LBAアクセス手段3を
介してディスク媒体6からAVデータを読み出す(S
5)。EMIアクセス手段11は、通知されたブロック
番号に対応するEMI情報をディスク媒体6から読み出
す。読み出されたEMI情報はEMI判定手段12で判
定され、その判定結果は、認証・暗号化手段13と、再
生済判定手段27に送られる。
【0065】EMI判定結果でEMIが00の場合(S
6)は切替スイッチ25が暗号化手段23を経由しない
側に切り替えられ、AVデータは暗号化されないで出力
される(S8)。またEMIが00でない場合(S6)
は切替スイッチ25は暗号化手段23を経由する側に切
り替えられる。切替スイッチ30は、再生時には再生情
報更新手段26の側にスイッチを切り替える。再生済判
定手段27は、読み出されたEMI情報の判定結果を調
べる。
【0066】EMIが11の場合、再生済み判定手段2
7は、AVデータが未再生であるか再生済みであるかを
判定する(S7)。EMIが11のcopy neve
rであって、かつ再生済みである場合は、切替スイッチ
19が無効データ出力手段14の側に切り替えられブル
ーバック画面や黒画面などの無効なデータが出力される
(S10)。EMIが11のcopy neverであ
って、データが未再生の場合またはEMIが11でない
場合、切替スイッチ19は認証・暗号化手段13の側に
切り替えられ、AVデータは暗号化手段23で暗号化さ
れて、デジタルI/F手段1を介して出力される(S
8)。
【0067】次にブロック番号を1だけ増加する。すな
わちx=x+1とする(S9)。次にデジタルI/F手
段1から別のコマンドの受信があるかどうか判定する
(S11)。別のコマンドを受信していれば処理は終了
する。再生処理が終了したら、再生情報アクセス手段2
9で再生したブロックの初期値の番号から最終値の番号
までの再生情報をアクセスし、再生情報更新手段26で
再生済みすなわちplay_flag=1に更新する
(S12)。そうでない場合は再生コマンドを受信して
からの処理を別のコマンドの受信があるまで繰り返し行
う。以上が第1の場合でAVデータを再生する場合であ
る。
【0068】次に第2の場合を図11のフローチャート
図を参照して説明する。
【0069】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、EMIアクセ
ス手段11と、再生情報管理手段A17に現在アクセス
中のブロック番号(=x)を通知する。同時にデータブ
ロックアクセス手段18は、LBAアクセス手段3を介
してディスク媒体6からAVデータを読み出す(S1
7)。EMIアクセス手段11は、通知されたブロック
番号に対応するEMI情報をディスク媒体6から読み出
す。読み出されたEMI情報はEMI判定手段12で判
定され、その判定結果は、認証・暗号化手段13と、再
生済判定手段27に送られる。
【0070】EMI判定結果でEMIが00の場合(S
18)は切替スイッチ25が暗号化手段23を経由しな
い側に切り替えられ、AVデータは、認証。暗号化手段
13を経由し、デジタルI/F手段1を経由して、暗号
化されないで出力される(S21)。またEMIが00
でない場合(S18)は切替スイッチ25は暗号化手段
23を経由する側に切り替えられる。切替スイッチ30
は、再生時には再生情報更新手段26の側にスイッチを
切り替える。再生済判定手段27は、読み出されたEM
I情報の判定結果を調べる。
【0071】EMIが00でない場合、AVデータが未
再生であるか再生済みであるかを判定する(S19)。
EMIが11のcopy neverであって、かつ再
生済みすなわちplay_flag=1である場合は、
切替スイッチ19が無効データ出力手段14の側に切り
替えられブルーバック画面や黒画面などの無効なデータ
が出力される(S22)。再生済判定手段27で、EM
Iが11のcopyneverであってかつデータが未
再生であるすなわちplay_flag=0と判定され
た場合、再生情報更新手段26が再生情報をデータが再
生済みにすなわちplay_flag=1に更新する
(S20)。次に切替スイッチ19は認証・暗号化手段
13の側に切り替えられ、データブロックアクセス手段
18で読み出されたAVデータは、暗号化手段23で暗
号化されて、デジタルI/F手段1を介して出力される
(S21)。さらに再生情報アクセス手段29でブロッ
クxの再生情報を更新する(S23)。次にブロックx
をx+1とおき(S24)、再生コマンド以外のコマン
ドを受信したら(S25)処理を終了する。そうでない
場合は再生コマンドを受信してからの処理を別のコマン
ドの受信があるまで繰り返し行う。
【0072】以上が第2の場合でAVデータを再生する
場合である。
【0073】ハードディスクに記録されたAVデータの
EMIが11すなわちcopy neverである場合
に、再生情報管理手段A17による判定で切替スイッチ
19を切り替えることと、再生情報管理手段A17で再
生情報を管理することにより、copy neverの
AVデータを一回だけ再生することができる。
【0074】なお、本実施の形態では、アクセス方式2
によってストリームアクセス手段16でコマンドを実行
する場合を説明したが、これに限らずアクセス方式3に
よってファイルアクセス手段15でコマンドを実行して
もよい。この場合、記録再生の順序はブロック番号の順
序ではなく、ファイル管理情報によって管理するブロッ
クの順序に依存する。つまりx番目に記録再生するブロ
ックをf(x)とすると、図10、図11のブロックx
の記述部分はブロックf(x)で置き換えさえすればよ
い。
【0075】さて、EMIに対応して認証の方式を選択
して実施することも可能である。すなわち認証の方式を
2通り用いる。EMIが11のcopy neverに
対する認証方式として方式Aの認証を用いる。またEM
Iが10のcopy onegenerationとE
MIが01のno more copyに対する認証方
式として方式Bの認証を用いる。具体的には方式Aの認
証として公開鍵による認証、方式Bの認証として共通鍵
による認証を用いることができる。そしてテレビモニタ
やSTBなどのAVデータを記録しない装置は方式Aと
方式Bの両方の認証をサポートし、VTRなどのAVデ
ータを記録する装置は方式Bの認証のみサポートする。
さらに本発明のハードディスク装置は方式Aと方式Bの
両方の認証をサポートする。本発明のハードディスク装
置が、STBから送られてくるAVデータを記録したと
する。STBと本発明のハードディスク装置は方式Aと
方式Bの両方の認証をサポートしているので、EMIが
00でない場合に認証は成功し、AVデータを本発明の
ハードディスク装置に記録することができる。本発明の
ハードディスク装置の再生時に、テレビモニタにAVデ
ータを再生する場合、EMIが11のcopy nev
erであれば、テレビモニタは方式Aの認証をサポート
しているので、認証が成功し、AVデータをテレビモニ
タに出力することができる。テレビモニタはAVデータ
を記録しないので、copy neverの利用許諾を
守ることができる。またEMIが10のcopy on
egenerationかEMIが01のno mor
e copyの場合もテレビモニタは、方式Bの認証を
サポートしているので、認証が成功し、AVデータをテ
レビモニタに出力することができる。ところがVTRに
EMIが11のcopy neverのAVデータを出
力する場合は、本発明のハードディスク装置は方式Aの
認証を行おうとする。ところがVTRは方式Bの認証し
かサポートしていないので、認証は失敗する。従ってE
MIが11のAVデータはVTRに記録することはでき
ない。ところが、EMIが10のcopy one g
enerationかEMIが01のno more
copyの場合は、方式Bの認証を行うことになる。V
TRは方式Bの認証をサポートしているので、認証は成
功する。EMIが10のcopy one gener
ationの場合はVTRにAVデータを記録すること
ができる。またEMIが01のno morecopy
の場合は、認証は成功するが、VTRはno more
copyを記録してはいけないので、EMI情報から
判断してそのAVデータを記録しない。また、本発明の
ハードディスク装置が2台あって一方がEMIが11の
copyneverのAVデータを出力して(こちらを
ディスク装置Aとする)、もう一方が前記AVデータを
記録する(こちらをディスク装置Bとする)場合が考え
られる。この場合、方式Aの認証を互いに行い、AVデ
ータはディスク装置Aからディスク装置Bへ転送するこ
とができる。このときディスク装置Aは1回しか前記A
Vデータを出力しないので、ディスク装置Aはこれ以上
前記AVデータを出力することができない。結果として
前記AVデータはディスク装置Aからディスク装置Bへ
データの移動が行われたことになる。しかしながらデー
タの移動先はテレビモニタではないのでこの間ユーザは
前記AVデータを視聴することはできない。つまりAV
データの移動が可能である。このようにして利用許諾を
容易に守ることができる。
【0076】さらに前述したように、STB以外の装置
から送られてきたAVデータを本発明のハードウェア装
置に記録する場合について説明する。STBから送られ
てきたAVデータはEMIが01のno more c
opyであるものは存在しなかったが、STB以外の装
置から送られてくる場合、EMIがno moreco
pyのAVデータも存在する。EMIが01のno m
ore copyである場合は、データブロックアクセ
ス手段18とEMIアクセス手段11でAVデータとE
MI情報をディスク媒体6に記録しないようにする。そ
れ以外はSTBから送られてきたAVデータを記録する
場合と同様である。また本発明のハードデスク装置どう
しで再生記録を行う場合は、EMIが11のcopy
neverのAVデータは再生する装置から記録する装
置に移動することができる。
【0077】EMIが11以外のときは本発明のハード
ディスク装置とVTRとを接続した場合と同様の動作と
なる。このようにEMIに対応して認証の方式を選択す
ることによりcopy neverのようなより重要な
AVデータは公開鍵等のより安全な方式を用いて認証す
ることができる。
【0078】ここで、再生情報とAVデータをディスク
媒体に格納する例として次の2通りの場合を説明する。
【0079】まずはじめに再生情報をブロック単位に持
たせる場合を説明する。図5において、ディスク媒体6
は、システム領域31とユーザ領域32に分けられてい
る。システム領域31はシステムが使用する領域で、ユ
ーザがアクセスすることはできない領域である。一方ユ
ーザ領域32はユーザが使用する領域である。ユーザ領
域32はk個のブロックから構成されているものとす
る。システム領域31の一部に再生情報記録部33が設
けられている。再生情報記録部33にブロックごとの再
生情報を記録する。ブロック1(34)、ブロック2
(35)、ブロック3(36)、ブロックk(37)の
再生情報は再生情報記録部(33)のビットマップ形式
で保存されたテーブルを参照すると全て0となってい
る。つまり未再生の領域であることを表す。ただし、ブ
ロックk(37)などの領域はまだ使われていない領域
であり、未使用の領域も再生情報としては0としておく
ものとする。またブロック11、ブロック12、ブロッ
ク13の再生情報は1となっているので、再生済みの領
域である。このような再生情報記録部31は再生情報管
理手段A17で作成、更新される。再生情報記録部33
はシステム領域31に格納されているので、容易にユー
ザが再生情報記録部33の内容を改竄して不正にAVデ
ータを視聴することができないようになっている。従っ
て本実施の形態の機能を有するハードディスクの信頼性
を高いものにしている。
【0080】次に再生情報をアドレスで管理する場合を
説明する。図6において、ディスク媒体6が、システム
領域38とユーザ領域39に分けられている。システム
領域38はシステムが使用する領域で、ユーザがアクセ
スすることはできない領域である。一方ユーザ領域39
はユーザが使用する領域である。再生情報が再生済みか
ら未再生あるいは未再生から再生済みに変化するごとに
データ分割してストリームを定義した。そして再生情報
記録部40は、そのストリームの再生情報とそのストリ
ームの開始LBAと終了LBAで再生情報を表すように
した。ストリーム1(41)は、開始LBAが0であり
終了LBAがa1であり、このストリームはすべて未再
生である。ストリーム2(42)は、開始LBAがa1
であり、終了LBAがa2であり、このストリームはす
べて再生済みである。ストリーム3(43)は、開始L
BAがa2であり、終了LBAがa3であり、このスト
リームは未再生である。またストリームn(44)は、
開始LBAがa4であり、終了LBAがa5であり、こ
のストリームの再生情報は再生済みである。このような
再生情報記録部40は再生情報管理手段A17で作成、
更新される、再生情報記録部40はシステム領域38に
格納されているので、容易にユーザがその内容を改竄し
て、不正にAVデータを視聴することができないように
なっている。従って本実施の形態のハードディスク装置
の信頼性を高いものにしている。
【0081】なお再生情報記録部33または40はシス
テム領域31または38に置く他に、ハードディスク装
置の場合交替セクタ領域に置いてもよい。
【0082】さらに以上説明した実施の形態においてハ
ードディスク装置を用いる代わりに光ディスク装置(D
VDーRAMなど)でも実施可能である。この時再生情
報記録部33または40は、光ディスク装置を用いて実
施する場合、ユーザが不正にアクセスできない領域とし
て、図24に示すようにDVD−Rの場合ならばレーザ
ーパワーの調整などに使用される試し書きのための領域
でパワーキャリブレーションエリア(PCA)と呼ばれ
る領域や、データを追記する場合の追記位置情報などを
記録するレコーディングマネージメントエリア(RM
A)と呼ばれる領域でもよい。また、TOC情報などが
記録されているリードインエリアや終わりを示すリード
アウトエリアでもよい。また図25に示すようにDVD
−RAMの場合は上記エリアに加えて各セクタ毎のID
情報などが記録されているヘッダ部であってもよい。ま
たDVD−RAMにおいても交代セクタ領域に記録して
もよい。要するに記録装置の形態にかかわらず、ユーザ
が直接データを変更できない領域であればどこに再生情
報を記録してもよい。
【0083】さらにEMI情報はEMIアクセス手段1
1によってLBAアクセス手段を介してディスク媒体6
に対して記録再生されるが、EMI情報を再生情報と同
じようにディスク媒体6のシステム領域等のユーザがデ
ータを直接変更することができない領域に記録すること
によって、容易にユーザがEMI情報を改竄して、不正
にAVデータを視聴することができないようにすること
ができる。従って本実施の形態のハードディスク装置の
信頼性を高いものにすることができる。
【0084】(実施の形態2)次に第2の実施の形態に
ついて説明する。
【0085】本実施の形態では、放送局から送られてく
るAVデータの利用許諾情報が複製禁止を意味するco
py neverである場合に、放送が行われた時間帯
以後の任意の時間にその番組を一回だけ視聴できる記録
再生装置の例としてハードディスク装置について説明す
る。
【0086】本実施の形態では、利用許諾情報がcop
y neverであるAVデータを記録可能とし、再生
情報管理手段を用いてそのAVデータを一回しか再生で
きないようにすることでこのようなハードディスク装置
を実現した。
【0087】第1の実施の形態では再生情報は、データ
ブロックとは別の領域に記録されていたが、本実施の形
態では再生情報をデータブロックとは同じ領域に記録す
る。
【0088】以下、第1の実施の形態と異なる点につい
て構成を説明する。
【0089】図7において、再生情報管理手段B45
は、指定されたデータブロックに対応した再生情報を読
み出して更新し、また再生情報から再生済みかどうかを
判断する手段である。再生情報生成及びEMI混合手段
46は、EMI情報、再生情報をデータブロックと対に
し、再生情報は未再生の状態を表すように初期化する手
段である。再生情報EMI分離手段47は、対になって
いるEMI情報、再生情報とデータブロックを分離抽出
する手段である。
【0090】また再生情報管理手段B45は以下のよう
に構成される。すなわち、再生情報管理手段B45は、
再生情報更新手段26、再生済判定手段27、再生情報
アクセス手段29、切替スイッチ48から構成される。
【0091】再生情報更新手段26は、再生情報を更新
する手段で、AVデータが再生済みであるという情報に
更新する手段である。例えば再生済みフラグplay_
flag=1で更新する手段である。再生情報アクセス
手段29は、各データブロックに対応する再生情報を更
新し、またLBAアクセス手段3を経由してディスク媒
体6に記録を行い、また各データブロックに対応する再
生情報をテーブルで記憶し、キャッシュする機能を有す
る手段である。再生済判定手段27は、再生情報アクセ
ス手段29が読み出した再生情報に基づいて、再生済み
であるかどうかを判定する手段である。例えば、再生済
みフラグがplay_flag=1ならば1回再生され
たと判断し、またEMI判定結果を使ってEMI=11
の場合、かつ未再生と判断したら切替スイッチ48を再
生情報更新手段26の側に切り替えて、再生情報を更新
する手段である。また再生済み判定手段27は、EMI
=11でかつ再生済みと判定した場合切替スイッチ19
をオフにするか、または無効データ出力手段14に切り
替える手段である。
【0092】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0093】本実施の形態では、第1の実施の形態と同
様STBより送られてくるAVデータをハードディスク
装置が記録再生するものとする。STBと本実施の形態
のハードディスク装置の認証・鍵交換は第1の実施の形
態と同一であるので記述を省略する。
【0094】さて、デジタルI/F手段1を介して、ア
クセス方式2のコマンドで、記録コマンドを受信したと
する。これ以後の処理を図10のフローチャート図を参
照して説明する。切替スイッチ24は、送られてくるA
VデータのEMIが00でない場合、AVデータが復号
化手段20を経由するように切り替える。また切替スイ
ッチ24は、EMIが00の場合、AVデータが復号化
手段20を経由しないように切り替える。そして復号化
手段20は、受け取った鍵を用いて暗号化されているA
Vデータを復号化する。ストリームアクセス手段16
は、データブロックアクセス手段18にブロックxの記
録を指示する。データブロックアクセス手段18は、再
生情報管理手段B45に現在アクセス中のブロック番号
(=x)を通知する。EMI検出手段9で検出されたE
MIは、EMI判定手段12で許諾の有無と種類を判定
されたあと、判定結果は再生情報生成及びEMI混合手
段46に渡される。再生情報生成及びEMI混合手段4
6は、EMI情報、再生情報をデータブロックと対に
し、再生情報は未再生の状態を表すように初期化する。
すなわち再生情報の再生済みフラグをplay_fla
g=0とする(S1)。ただしEMIが10すなわちc
opy one generationの場合は、EM
Iを01すなわちno more copyに書き替え
る。さらに再生情報生成及びEMI混合手段46は、デ
ータブロックアクセス手段18にAVデータ、再生情
報、EMI情報を対にしたデータを渡す。データブロッ
クアクセス手段18は、LBAアクセス手段8を介し
て、この対になったデータをディスク媒体6のブロック
xに記憶する(S2)。ブロックxに記録するフォーマ
ットについては後述する。次にブロック番号を1だけ増
加する。すなわちx=x+1とする(S3)。次にデジ
タルI/F手段1から別のコマンドの受信があるかどう
か判定する(S4)。別のコマンドを受信していれば処
理は終了する。そうでない場合は記録コマンドを受信し
てからの処理を別のコマンドの受信があるまで繰り返し
行う。以上がAVデータをディスク媒体6に記録する場
合である。
【0095】次にハードディスク装置が、AVデータを
再生する場合を説明する。AVデータをテレビモニタに
再生する場合を考える。さらにハードディスクに記録さ
れているAVデータはSTBから記録されたものとす
る。テレビモニタと本実施の形態のハードディスク装置
の認証・鍵交換は第1の実施の形態と同一であるので記
述を省略する。
【0096】以後の動作は再生情報管理手段B45でい
つ再生情報を更新するかで二通りの動作を行うことがで
きる。第1の場合は、再生終了後にまとめて再生情報を
更新する場合であり、第2の場合は、再生中にブロック
ごとに再生情報を更新する場合である。
【0097】まず第1の場合を図10のフローチャート
図を参照して説明する。
【0098】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、再生情報管理
手段B45に、現在アクセス中のブロック番号(=x)
を通知する。同時にデータブロックアクセス手段18
は、LBAアクセス手段3を介してディスク媒体6から
EMI情報と再生情報が対になったAVデータを読み出
す(S5)。再生情報EMI分離手段47は、この対に
なったデータからEMI情報と再生情報を分離する。E
MI情報はEMI付与手段10とEMI判定手段12に
渡され、また再生情報は再生済判定手段27に渡され
る。EMI判定手段12は、EMI情報を判定し、その
判定結果は、認証・暗号化手段13と、再生済判定手段
27に送られる。
【0099】EMI判定結果でEMIが00の場合(S
6)は切替スイッチ25が暗号化手段23を経由しない
側に切り替えられ、AVデータは暗号化されないで出力
される(S8)。またEMIが00でない場合(S6)
は切替スイッチ25は暗号化手段23を経由する側に切
り替えられる。切替スイッチ48は、EMI=11の場
合のみ再生時には再生情報更新手段26の側にスイッチ
を切り替える。再生済判定手段27は、読み出されたE
MI情報の判定結果を調べる。
【0100】EMIが11のcopy neverの場
合、再生済み判定手段27は、AVデータが未再生であ
るか再生済みであるかを判定する(S7)。EMIが1
1のcopy neverであってかつ再生済みである
場合は、切替スイッチ19が無効データ出力手段14の
側に切り替えられブルーバック画面や黒画面などの無効
なデータが出力される(S10)。EMIが11のco
py neverであってかつデータが未再生の場合、
またはEMIが11でない場合は、切替スイッチ19は
認証・暗号化手段13の側に切り替えられ、AVデータ
は暗号化手段23で暗号化されて、デジタルI/F手段
1を介して出力される(S8)。
【0101】次にブロック番号を1だけ増加する。すな
わちx=x+1とする(S9)。次にデジタルI/F手
段1から別のコマンドの受信があるかどうか判定する
(S11)。別のコマンドを受信していれば処理は終了
する。再生処理が終了したら、再生情報アクセス手段2
9で再生したブロックの初期値の番号から最終値の番号
までの再生情報をアクセスし、再生情報更新手段26で
再生済みすなわちplay_flag=1に更新する
(S12)。そうでない場合は再生コマンドを受信して
からの処理を別のコマンドの受信があるまで繰り返し行
う。以上が第1の場合でAVデータを再生する場合であ
る。
【0102】次に第2の場合を図11のフローチャート
図を参照して説明する。
【0103】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、再生情報アク
セス手段29に現在アクセス中のブロック番号(=x)
を通知する。同時にデータブロックアクセス手段18
は、LBAアクセス手段3を介してディスク媒体6から
EMI情報、再生情報と対になったAVデータを読み出
す(S17)。再生情報EMI分離手段47は、その対
になったAVデータからEMI情報と再生情報を分離す
る。EMI情報は、EMI付与手段10とEMI判定手
段12に渡され、再生情報は、再生済判定手段27に渡
される。EMI判定手段12は、EMI情報を判定し、
その判定結果は、認証・暗号化手段13と、再生済判定
手段27に送られる。
【0104】EMI判定結果でEMIが00の場合(S
18)は切替スイッチ25が暗号化手段23を経由しな
い側に切り替えられ、AVデータは、認証。暗号化手段
13を経由しないで、EMI付与手段10でEMI情報
を付与されたあと、デジタルI/F手段1を介して、暗
号化されないで出力される(S21)。またEMIが0
0でない場合(S18)は切替スイッチ25は暗号化手
段23を経由する側に切り替えられる。切替スイッチ3
0は、再生時には再生情報更新手段26の側に切り替え
る。再生済判定手段27は、読み出されたEMI情報の
判定結果を調べる。
【0105】EMIが11のcopy neverの場
合、AVデータが未再生であるか再生済みであるかを判
定する(S19)。EMIが11のcopy neve
rであってかつ再生済みすなわちplay_flag=
1である場合は、切替スイッチ19が無効データ出力手
段14の側に切り替えられブルーバック画面や黒画面な
どの無効なデータが出力される(S22)。再生済判定
手段27で、EMIが11のcopy neverであ
ってかつデータが未再生であるすなわちplay_fl
ag=0と判定された場合、再生情報更新手段26が再
生情報をデータが再生済みにすなわちplay_fla
g=1に更新する(S20)。次に切替スイッチ19は
認証・暗号化手段13の側に切り替えられ、データブロ
ックアクセス手段18で読み出されたAVデータは、暗
号化手段23で暗号化されて、EMI付与手段10でE
MIを付与された後、デジタルI/F手段1を介して出
力される(S21)。さらに再生情報アクセス手段29
でブロックxの再生情報を更新する(S23)。次にブ
ロックxをx+1とおき(S24)、再生コマンド以外
のコマンドを受信したら(S25)処理を終了する。そ
うでない場合は再生コマンドを受信してからの処理を別
のコマンドの受信があるまで繰り返し行う以上が第2の
場合でAVデータを再生する場合である。
【0106】前述したように、再生情報生成及びEMI
混合手段46で生成され、再生情報管理手段B45で更
新されるデータのフォーマットについて説明する。図9
にディスク媒体6のユーザ領域を示す。ユーザ領域はブ
ロック1(49)、ブロック2(50)、ブロック3
(51)・・・ブロックk(52)のk個のブロックに
分割されている。ブロック1にはEMI53が格納さ
れ、その次に再生情報54が格納され、最後にAVデー
タ55が格納される。再生情報は、再生済みフラグがp
lay_flag=0のとき未再生であり、play_
flag=1のとき再生済みである。このようにEMI
情報と再生情報とAVデータを対にして同じ領域に格納
することによって、一回のディスク媒体へのアクセスで
一度に3種類の情報が処理できるので、ディスク媒体へ
のアクセスのオーバーヘッドが少なくなる。
【0107】以上説明した第2の実施の形態において、
再生情報生成及びEMI混合手段46によってAVデー
タと再生情報を混合し、また再生情報EMI分離手段4
7によってAVデータと再生情報を分離することによっ
て、再生情報を第1の実施の形態のようにシステム領域
に記録しなくても(ユーザ領域に記録しても)ユーザが
デジタルI/F手段1を介して直接再生情報に変更を加
えることができないように構成した。従って不正な再生
情報の改竄を防ぎ、本実施の形態のハードディスク装置
の信頼性を高いものにしている。
【0108】なお第2の実施の形態においてEMI情報
は再生情報と別にシステム領域に記録して実施しても構
わない。またその逆に第1の実施の形態においてEMI
情報のみを第2の実施の形態のようにユーザ領域に記録
して、再生情報はシステム領域に記録して実施してもよ
い。すなわち、再生情報、EMI情報の記録方法は第1
の実施の形態及び第2の実施の形態で示した方法のうち
の考えられるいずれかの方法で記録してもよい。
【0109】(実施の形態3)次に第3の実施の形態に
ついて説明する。
【0110】本実施の形態では、放送局から送られてく
るAVデータの利用許諾情報が複製禁止を意味するco
py neverである場合に、放送が行われた時間帯
以後の任意の時間にその番組を一回だけ視聴できる記録
再生装置の例としてハードディスク装置について説明す
る。
【0111】本実施の形態では、利用許諾情報がcop
y neverであるAVデータを記録可能とし、再生
中または再生後にAVデータを消去することによりその
AVデータを一回しか再生できないようにすることでこ
のようなハードディスク装置を実現した。
【0112】以下、第1の実施の形態と異なる点につい
て構成を説明する。
【0113】本実施の形態の構成を図26に示す。第1
の実施の形態で用いた図2の構成において以下の点が異
なるのみである。すなわち再生情報管理手段Aと無効デ
ータ出力手段を持たない構成にした。また切替スイッチ
19は常に暗号化データ出力側に接続されているものと
する。またデータブロックアクセス手段はEMI判定手
段の判定結果を入力し、結果に応じたアクセスを行うこ
とができるものとする。
【0114】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0115】本実施の形態では、第1の実施の形態と同
様STBより送られてくるAVデータをハードディスク
装置が記録再生するものとする。STBと本実施の形態
のハードディスク装置の認証・鍵交換は第1の実施の形
態と同一であるので記述を省略する。
【0116】さて、デジタルI/F手段1を介して、ア
クセス方式2のコマンドで、記録コマンドを受信したと
する。これ以後の処理を図22のフローチャート図を参
照して説明する。切替スイッチ24は、送られてくるA
VデータのEMIが00でない場合、AVデータが復号
化手段20を経由するように切り替える。また切替スイ
ッチ24は、EMIが00の場合、AVデータが復号化
手段20を経由しないように切り替える。そして復号化
手段20は、受け取った鍵を用いて暗号化されているA
Vデータを復号化する。ストリームアクセス手段16
は、データブロックアクセス手段18にブロックxの記
録を指示する。データブロックアクセス手段18は、E
MIアクセス手段11に現在アクセス中のブロック番号
(=x)を通知する。EMIアクセス手段11は、EM
I検出手段9で検出されたEMI情報を、通知されたブ
ロック番号に対応付けて記録する。ただしEMIが10
すなわちcopy one generationの場
合はディスク媒体6にEMI情報を記録する際にEMI
を01すなわちno more copyに書き替えて
記録する(S50)。
【0117】次にブロック番号を1だけ増加する。すな
わちx=x+1とする(S51)。次にデジタルI/F
手段1から別のコマンドの受信があるかどうか判定する
(S52)。別のコマンドを受信していれば処理は終了
する。そうでない場合は記録コマンドを受信してからの
処理を別のコマンドの受信があるまで繰り返し行う。以
上がAVデータをディスク媒体6に記録する場合であ
る。
【0118】次にハードディスク装置が、AVデータを
再生する場合を説明する。AVデータをテレビモニタに
再生する場合を考える。さらにハードディスクに記録さ
れているAVデータはSTBから記録されたものとす
る。テレビモニタと本実施の形態のハードディスク装置
の認証・鍵交換は第1の実施の形態と同一であるので記
述を省略する。
【0119】以後の動作はいつAVデータを消去するか
で二通りの動作を行うことができる。第1の場合は、再
生終了後にまとめてAVデータを消去する場合であり、
第2の場合は、再生中にブロックごとにAVデータを消
去する場合である。
【0120】まず第1の場合を図22のフローチャート
図を参照して説明する。
【0121】まず最初に全ブロックの消去フラグ=
「偽」で初期化する(S53)。この消去フラグは各ブ
ロックに1対1対応のフラグであり、消去フラグ=
「真」であるブロックは後に消去する必要があることを
意味するものである。
【0122】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、EMIアクセ
ス手段11に、現在アクセス中のブロック番号(=x)
を通知する。同時にデータブロックアクセス手段18
は、LBAアクセス手段3を介してディスク媒体6から
AVデータを読み出す(S54)。EMIアクセス手段
11は、通知されたブロック番号に対応するEMI情報
をディスク媒体6から読み出す。読み出されたEMI情
報はEMI判定手段12で判定され、その判定結果は、
認証・暗号化手段13に送られる。EMI判定結果でE
MIが00の場合(S55)は切替スイッチ25が暗号
化手段23を経由しない側に切り替えられ、AVデータ
は暗号化されないで出力される(S57)。またEMI
が00でない場合(S55)は切替スイッチ25は暗号
化手段23を経由する側に切切り替えられる。
【0123】EMIが11の場合はブロック番号に対応
する消去フラグを「真」に書き替える。次にEMIが0
0でない場合、切替スイッチ19は認証・暗号化手段1
3の側に切り替えられ、AVデータは暗号化手段23で
暗号化されて、デジタルI/F手段1を介して出力され
る(S57)。
【0124】次にブロック番号を1だけ増加する。すな
わちx=x+1とする(S58)。次にデジタルI/F
手段1から別のコマンドの受信があるかどうか判定する
(S59)。別のコマンドを受信していれば処理は終了
する。再生処理が終了したら、再生したブロックの初期
値の番号から最終値の番号までのうち、消去フラグ=
「真」のブロックについて、AVデータを消去するか、
ブロックxのディスク上の記録位置へのリンク情報を消
去する(S60)。そうでない場合は再生コマンドを受
信してからの処理を別のコマンドの受信があるまで繰り
返し行う。以上が第1の場合でAVデータを再生する場
合である。
【0125】次に第2の場合を図23のフローチャート
図を参照して説明する。
【0126】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、EMIアクセ
ス手段11に現在アクセス中のブロック番号(=x)を
通知する。同時にデータブロックアクセス手段18は、
LBAアクセス手段3を介してディスク媒体6からAV
データを読み出す(S64)。EMIアクセス手段11
は、通知されたブロック番号に対応するEMI情報をデ
ィスク媒体6から読み出す。読み出されたEMI情報は
EMI判定手段12で判定され、その判定結果は、認証
・暗号化手段13と、再生済判定手段27に送られる。
【0127】EMI判定結果でEMIが00の場合(S
66)は切替スイッチ25が暗号化手段23を経由しな
い側に切り替えられ、AVデータは、認証。暗号化手段
13を経由し、デジタルI/F手段1を経由して、暗号
化されないで出力される。またEMIが00でない場合
(S66)は切替スイッチ25は暗号化手段23を経由
する側に切り替えられる。次に切替スイッチ19は認証
・暗号化手段13の側に切り替えられ、データブロック
アクセス手段18で読み出されたAVデータは、暗号化
手段23で暗号化されて、デジタルI/F手段1を介し
て出力される。ブロックxのEMIが11のときデータ
ブロックアクセス手段18は、ブロックxを消去するか
または無効なデータを書き込むかまたはブロックxのデ
ィスク上の記録位置へのリンク情報を消去する(S6
7)。次にブロックxをx+1とおき(S68)、再生
コマンド以外のコマンドを受信したら(S69)処理を
終了する。そうでない場合は再生コマンドを受信してか
らの処理を別のコマンドの受信があるまで繰り返し行
う。
【0128】以上が第2の場合でAVデータを再生する
場合である。
【0129】ハードディスクに記録されたAVデータの
EMIが11すなわちcopy neverである場合
に、AVデータ出力後にそのAVデータのデータブロッ
クを消去するか無効なデータを書き込むかまたはディス
ク上の記録位置へのリンク情報を消去することにより、
copy neverのAVデータを一回だけ再生する
ことができる。
【0130】なお、本実施の形態では、アクセス方式2
によってストリームアクセス手段16でコマンドを実行
する場合を説明したが、これに限らずアクセス方式3に
よってファイルアクセス手段15でコマンドを実行して
もよい。この場合、記録再生の順序はブロック番号の順
序ではなく、ファイル管理情報によって管理するブロッ
クの順序に依存する。つまりx番目に記録再生するブロ
ックをf(x)とすると、図22、図23のブロックx
の記述部分はブロックf(x)で置き換えさえすればよ
い。またブロックxの消去はファイル管理上で消去を行
えばよい。
【0131】なお本実施の形態においてEMIは第2の
実施の形態のようにAVデータと混合して記録しても同
様に実施可能である。
【0132】(実施の形態4)次に第4の実施の形態に
ついて説明する。
【0133】本実施の形態では、放送局から送られてく
るAVデータの利用許諾情報が複製禁止を意味するco
py neverである場合に、放送が行われた時間帯
以後の任意の時間にその番組を一回だけ視聴できる記録
再生装置の例としてVCR(ビデオカセットレコーダ)
について説明する。
【0134】本実施の形態では、利用許諾情報がcop
y neverであるAVデータを記録可能とし、再生
情報管理手段を用いてそのAVデータを一回しか再生で
きないようにすることでこのようなVCRを実現した。
【0135】図12にVCRの基本構成図を示す。VC
RはデジタルI/F1、ストリームコントロール手段9
0、メモりアクセス手段56、記録再生手段57、コン
トロール手段58、ヘッド60、メモり59、テープ媒
体61より構成される。
【0136】デジタルI/F手段1は第1の実施の形態
で説明したものと同一である。ストリームコントロール
手段90は、第1の実施の形態で説明したものとの相違
点に限って、後述する。メモりアクセス手段56は、テ
ープ媒体61に設けられたメモり59に対して、EMI
情報や再生情報などを記録再生する手段である。記録再
生手段57は、ヘッド60からの再生信号を信号処理し
てデジタルAVデータを出力し、またストリームコント
ロール手段90から送られてくるAVデータを信号処理
してヘッド60に記録信号を送る手段である。コントロ
ール手段58は、テープ媒体61の走行制御、ヘッド6
0のトラッキング、記録再生手段57のコントロールを
行う。ヘッド60はテープ媒体61に信号を記録するか
またはテープ媒体61の信号を再生する。メモり59
は、テープ媒体61に内蔵され、EMI情報や再生情報
などを記録再生するものである。
【0137】前述したように図13を参照して、ストリ
ームコントロール手段90の第1の実施の形態との相違
点を説明する。コマンド実行手段62は、デジタルI/
F手段1から受信されるコマンドを実行する手段であ
る。すなわちコマンドの処理内容を解釈して、再生、記
録、停止などをコントロール手段58に指示する手段で
ある。このようなデジタルI/F手段1に送られるコマ
ンドには、AV/C digital Interfa
ce Command Set VCR subuni
t Specification version
2.0.1に準拠した方式などがある。また第1の実施
の形態でデータブロックアクセス手段18に代わるもの
として、記録再生手段57がある。記録再生手段57
は、現在記録または再生中のトラック番号を再生情報管
理手段Aに通知する手段である。
【0138】本実施の形態の動作は、第1の実施の形態
の動作で「ブロック」を「トラック」におきかえ、さら
にファイルアクセス手段15とストリームアクセス手段
16をコマンド実行手段62におきかえると、第1の実
施の形態の動作と同一になる。このようにして、放送局
から送られてくるAVデータの利用許諾情報が複製禁止
を意味するcopy neverである場合に、放送が
行われた時間帯以後の任意の時間にその番組を一回だけ
視聴できるVCRが実現できた。
【0139】ここで、再生情報とAVデータをテープ媒
体61に格納する例として次の2通りの場合を説明す
る。
【0140】まずはじめに再生情報をトラック単位に持
たせる場合を説明する。図14において、テープ媒体6
1は、k個のトラックから構成されている。テープ媒体
61にはメモり59が組み込まれており、メモり59に
再生情報記録部67が記録されている。トラック1(6
3)、トラック2(64)、トラック3(65)、トラ
ックk(66)の再生情報は、再生情報記録部67にビ
ットマップ形式で保存されたテーブルを参照すると全て
0となっている。つまり未再生の領域であることを表
す。ただし、トラックk(66)などの領域はまだ使わ
れていない領域であり、未使用の領域も再生情報として
は0としておくものとする。またトラック11、トラッ
ク12、トラック13の再生情報は1となっているの
で、再生済みの領域である。このような再生情報記録部
67は再生情報管理手段A17で作成、更新される。再
生情報記録部67はテープ媒体61に内蔵されているメ
モり59に格納されているので、容易にユーザが再生情
報記録部67の内容を改竄して不正にAVデータを視聴
することができないようになっている。従って本実施の
形態のVCRの信頼性を高いものにしている。
【0141】次に再生情報をアドレスで管理する場合を
説明する。図15において、テープ媒体61のテープ全
体73の部分に、再生情報が再生済みから未再生あるい
は未再生から再生済みに変化するごとにデータを分割し
てストリームを定義した。そして再生情報記録部67
は、そのストリームの再生情報とそのストリームの開始
トラックと終了トラックの対で表すようにした。ストリ
ーム1(69)は、開始トラックが0であり終了トラッ
クがa1であり、このストリームはすべて未再生であ
る。ストリーム2(70)は、開始トラックがa1であ
り、終了トラックがa2であり、このストリームはすべ
て再生済みである。ストリーム3(71)は、開始トラ
ックがa2であり、終了トラックがa3であり、このス
トリームは未再生である。またストリームn(72)
は、開始トラックがa4であり、終了トラックがa5で
あり、このストリームの再生情報は再生済みである。こ
のような再生情報記録部67は再生情報管理手段A17
で作成、更新される、再生情報記録部67はテープ媒体
61のメモり59に格納されているので、容易にユーザ
が再生情報記録部67の内容を改竄して、不正にAVデ
ータを視聴することができないようになっている。従っ
て本実施の形態のVCRの信頼性を高いものにしてい
る。
【0142】(実施の形態5)次に第5の実施の形態に
ついて説明する。
【0143】本実施の形態では、放送局から送られてく
るAVデータの利用許諾情報が複製禁止を意味するco
py neverである場合に、放送が行われた時間帯
以後の任意の時間にその番組を一回だけ視聴できる記録
再生装置の例としてVCRについて説明する。本実施の
形態では、第4の実施の形態とは異なり、EMI情報を
AVデータと対にしてテープに格納した。また利用許諾
情報がcopy neverであるAVデータを記録可
能とし、再生しながらAVデータを消去することでこの
ようなVCRを実現した。
【0144】図16にVCRの基本構成図を示す。図1
2に示したように第4の実施の形態のVCRとの相違点
は第4の実施の形態が記録再生手段であったのを、本実
施の形態では再生手段と記録手段を別々の構成にし、ヘ
ッドは記録用ヘッドと再生用ヘッドが別々に設けられ、
分離手段と混合手段を設けた点である。VCRはデジタ
ルI/F1、ストリームコントロール手段91、分離手
段77、再生手段78、混合手段79、記録手段80、
コントロール手段81、ヘッド74、記録用ヘッド7
5、再生用ヘッド76、テープ媒体61から構成され
る。
【0145】デジタルI/F手段1は第1の実施の形態
で説明したものと同一である。ストリームコントロール
手段91の構成は第4の実施の形態と相違する点のみ後
述する。分離手段77は、再生手段78から読み出され
たデータをEMI情報とAVデータに分離する手段であ
る。混合手段79は、EMI情報とAVデータを対にす
る手段である。再生手段78は、テープ媒体61に記録
されているEMI情報とAVデータをヘッド74の再生
用ヘッド76を介して再生する手段である。記録手段8
0は、ヘッド74の記録用ヘッド75を介してテープ媒
体61にEMI情報とAVデータを記録する手段であ
る。ヘッド74は、記録用ヘッド75と再生用ヘッド7
6から構成され、再生用ヘッド76によりテープ媒体6
1に記録されている信号を再生し、また記録用ヘッド7
5でテープ媒体61に信号を記録する手段である。コン
トロール手段81は、テープ媒体61の走行制御、ヘッ
ド74のトラッキング、再生手段78と記録手段80の
コントロールを行う手段である。テープ媒体61は信号
を記録するものである。
【0146】前述したようにストリームコントロール手
段91の第4の実施の形態との相違点は以下のようにな
る。切替スイッチ82は、記録中は認証・暗号化手段1
3からの出力データをそのまま混合手段79に出力する
よう切り替え、再生中はEMI判定手段12の判定結果
がEMI=11の場合無効データ出力手段14に切り替
えるものである。再生中でありかつEMI=01または
10の場合は認証・暗号化手段13とも無効データ出力
手段14ともつながないものである。コマンド実行手段
62は、第4の実施の形態で記述している内容に加え、
切替スイッチ82に記録中か再生中かを通知する手段で
ある。また再生情報管理手段Aは本実施の形態では使わ
れていない。
【0147】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0148】本実施の形態では、第1の実施の形態と同
様STBより送られてくるAVデータをVCRが記録再
生するものとする。STBと本実施の形態のVCRの認
証・鍵交換は第1の実施の形態と同一であるので記述を
省略する。
【0149】さて、デジタルI/F手段1を介して、コ
マンド実行手段62が記録コマンドを受信したとする。
コマンド実行手段62は、記録コマンドを受信したこと
を切替スイッチ82に通知する。すると切替スイッチ8
2は、送られてくるAVデータが認証・暗号化手段13
から混合手段79へ渡されるように切り替える。送られ
てくるAVデータのEMIが00でない場合、AVデー
タが復号化手段20を経由するように切替スイッチ24
を切り替える。またEMIが00の場合、AVデータが
復号化手段20を経由しないように切替スイッチ24を
切り替える。そして復号化手段20は、STBから受け
取った鍵を用いて暗号化されているAVデータを復号化
する。混合手段79は、EMI検出手段9で検出された
EMI情報を受け取り、また認証・暗号化手段13から
出力されるAVデータを切替スイッチ82を介して受け
取る。混合手段79は受け取ったEMI情報とAVデー
タを対にする。そうして、記録手段80は、対になった
AVデータとEMI情報をヘッド74の記録用ヘッド7
5を介して、テープ媒体61に記録する。ただしEMI
情報は、EMIが10すなわちcopy one ge
nerationの場合はディスク媒体6にEMI情報
を記録する際にEMIを01すなわちnomore c
opyに書き替えて記録する。AVデータとEMI情報
がテープ媒体61に記録されるフォーマットについては
後述する。このような処理を別のコマンドの受信がある
まで続ける。以上がテープ媒体61に記録する場合の処
理である。
【0150】次にVCRがAVデータを再生する場合を
説明する。AVデータをテレビモニタに再生する場合に
ついて説明する。さらにVCRに記録されているAVデ
ータはSTBから記録されたものとする。テレビモニタ
と本実施の形態のVCRの認証・鍵交換は第1の実施の
形態と同一であるので記述を省略する。
【0151】VCRは、デジタルI/F手段1から再生
コマンドを受信したとする。そうすると、コマンド実行
手段62は切替スイッチ82に再生コマンドを受信した
ことを通知する。そうすると切替スイッチ82はEMI
判定手段12の判定結果が11の場合、無効データ出力
手段82の側に切り替える。またEMI=10または0
1の場合、切替スイッチ82は認証・暗号化手段13に
も無効データ出力手段14にもつながない。ただし、本
実施の形態の場合STBから記録されたAVデータを再
生する場合を扱っているので、EMI=10のAVデー
タは存在しない。すなわちSTBから記録されるときに
AVデータのEMIで10のものはすべて01に書き替
えられている。分離手段77は、テープ媒体61からヘ
ッド74、再生手段78を介して再生されたAVデータ
とEMI情報を分離する。AVデータは認証・暗号化手
段13に渡される。またEMI情報はEMI付与手段1
0に渡され、認証・暗号化手段13を介して出てきたA
VデータもEMI付与手段10を経由し、ここでAVデ
ータはEMIを付与されたあとデジタルI/F手段1を
介して出力される。分離手段77がAVデータとEMI
情報を分離する直後に、混合手段79は、EMIが11
のとき、無効データ出力手段14により無効データを、
記録手段80、ヘッド74の記録用ヘッド75を介して
テープ媒体61に書き込む。このようにして再生された
テープ媒体61上のAVデータは、ブルーバック画面や
黒画面などの無効データで書き替えられてしまう。この
ようにして、放送局から送られてくるAVデータの利用
許諾情報が複製禁止を意味するcopy neverで
ある場合に、放送が行われた時間帯以後の任意の時間に
その番組を一回だけ視聴できるVCRが実現できた。
【0152】前述したように、AVデータとEMI情報
がテープ媒体61に記録されるフォーマットについて説
明する。
【0153】図18に示すように、テープ84は、トラ
ック単位で記録してゆき、記録されたトラックにはトラ
ック番号84が付される。一つのトラックは、EMI情
報記録部85とデータ記録部86の2つの領域に分割さ
れる。EMI情報記録部85は、EMI情報を記録す
る。またデータ記録部86はAVデータを記録する。
【0154】なお、本発明のEMI情報は上述した実施
の形態におけるEMI情報記録部に記録されるものに限
らない。テープ媒体にメモりを搭載してメモりに記録し
てもよい。このようにすることによって情報が改竄でき
にくくなりシステムの信頼性が向上する。
【0155】(実施の形態6)次に第6の実施の形態に
ついて説明する。
【0156】本実施の形態では、放送局から送られてく
るAVデータの利用許諾情報が複製禁止を意味するco
py neverである場合に、放送が行われた時間帯
以後の任意の時間にその番組を一回だけ視聴できる記録
再生装置の例としてハードディスク装置について説明す
る。本実施の形態では、利用許諾情報がcopy ne
verであるAVデータを記録可能とし、AVデータを
第2暗号/復号化手段により再暗号化して記録し、再生
時に第2暗号/復号化手段で用いる鍵を消去しながら再
生することによってこのようなハードディスク装置を実
現した。
【0157】図1は本発明のハードディスク装置の基本
構成図である。これについては第1の実施の形態で説明
したのと同一である。図1でハードディスク装置のスト
リームコントロール手段2は、図19のように構成され
る。すなわちストリームコントロール手段2は、EMI
検出手段9、EMI付与手段10、EMIアクセス手段
11、EMI判定手段12、認証・暗号化手段13、フ
ァイルアクセス手段15、ストリームアクセス手段1
6、データブロックアクセス手段18、時変鍵手段8
7、鍵アクセス手段88、第2暗号/復号化手段89か
ら構成される。
【0158】ストリームコントロール手段2の構成のう
ち、第1の実施の形態と相違している部分のみ説明す
る。時変鍵手段87は、時間とともにランダムに変化す
る鍵を生成する手段であり、生成された鍵は鍵アクセス
手段88と第2暗号/復号化手段89に渡される手段で
ある。鍵アクセス手段88は、時変鍵生成手段87で生
成された鍵を、対応するデータブロックと関連づけて記
憶し、ディスク媒体6に記録し、ディスク媒体6から読
み出す手段である。第2の暗号/復号化手段89は、入
力された鍵をもとにAVデータを暗号化または復号化す
る手段である。
【0159】次にこのような本実施の形態の動作につい
て説明する。
【0160】本実施の形態では、第1の実施の形態と同
様記録時にはSTBより送られてくるAVデータをハー
ドディスク装置が記録再生するものとする。STBと本
実施の形態のハードディスク装置の認証・鍵交換は第1
の実施の形態と同一であるので記述を省略する。
【0161】デジタルI/F手段1を介して、アクセス
方式2のコマンドで、記録コマンドを受信したとする。
これ以後の処理を図20のフローチャート図を参照して
説明する。デジタルI/F手段1を介して、切替スイッ
チ24は、送られてくるAVデータのEMIが00でな
い場合、AVデータが復号化手段20を経由するように
切り替える。またEMIが00の場合、AVデータが復
号化手段20を経由しないように切り替える。そして復
号化手段20は、受け取った鍵を用いて暗号化されてい
るAVデータを復号化する。ストリームアクセス手段1
6は、データブロックアクセス手段18にブロックxの
記録を指示する。データブロックアクセス手段18は、
EMIアクセス手段11に現在アクセス中のブロック番
号(=x)を通知する。EMIアクセス手段11は、E
MI検出手段9で検出されたEMI情報を、通知された
ブロック番号に対応付けて記録する。ただしEMIが1
0すなわちcopy one generationの
場合はディスク媒体6にEMI情報を記録する際にEM
Iを01すなわちno more copyに書き替え
て記録する。また時変鍵手段87で鍵を生成する。生成
された鍵は鍵アクセス手段88に渡され、LBAアクセ
ス手段3を介してディスク媒体6に記録される(S2
6)。またこの鍵は第2暗号/復号化手段89に渡さ
れ、認証・暗号化手段13から受け取ったAVデータを
再び暗号化し、暗号化されたAVデータはデータブロッ
クアクセス手段18に渡され、LBAアクセス手段3を
介して、ディスク媒体6に記録される(S27)。次に
ブロック番号を1だけ増加する。すなわちx=x+1と
する(S28)。次にデジタルI/F手段1から別のコ
マンドの受信があるかどうか判定する(S29)。別の
コマンドを受信していれば処理は終了する。そうでない
場合は記録コマンドを受信してからの処理を別のコマン
ドの受信があるまで繰り返し行う。以上がAVデータを
ディスク媒体6に記録する場合である。
【0162】次にハードディスク装置が、AVデータを
再生する場合を説明する。AVデータをテレビモニタに
再生する場合を考える。さらにハードディスクに記録さ
れているAVデータはSTBから記録されたものとす
る。テレビモニタと本実施の形態のハードディスク装置
の認証・鍵交換は第1の実施の形態と同一であるので記
述を省略する。
【0163】再生時の動作は時変鍵生成手段87で生成
された鍵をディスク媒体6からいつ消去するかで二通り
の動作を行うことができる。第1の場合は、再生終了後
にまとめて鍵を消去する場合であり、第2の場合は、再
生中にブロックごとに鍵を消去する場合である。
【0164】まず第1の場合を図20のフローチャート
図を参照して説明する。
【0165】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、EMIアクセ
ス手段11と鍵アクセス手段88に、現在アクセス中の
ブロック番号(=x)を通知する。同時にデータブロッ
クアクセス手段18は、LBAアクセス手段3を介して
ディスク媒体6からAVデータを読み出す(S30)。
EMIアクセス手段11は、通知されたブロック番号に
対応するEMI情報をディスク媒体6から読み出す。読
み出されたEMI情報はEMI判定手段12で判定さ
れ、その判定結果は、認証・暗号化手段13と、鍵アク
セス手段88に送られる。鍵アクセス手段88は、ブロ
ックxの鍵をディスク媒体6から読み出す(S31)。
さらに鍵アクセス手段88は、読み出した鍵を第2暗号
/復号化手段89に渡し、第2暗号/復号化手段89
は、データブロックアクセス手段18より受け取ったブ
ロックxのAVデータを復号化する(32)。さらに鍵
アクセス手段88は、ブロックxの鍵の消去フラグを0
にセットする(S33)。EMI判定結果でEMIが0
0の場合(S34)は、切替スイッチ25が暗号化手段
23を経由しない側に切り替えられ、AVデータは暗号
化されないで出力される。またEMIが00でない場合
(S34)は切替スイッチ25は暗号化手段23を経由
する側に切り替えられる。
【0166】EMIが11すなわちcopy neve
rである場合、またはEMIが01すなわちno mo
re copyの場合、第2暗号/復号化手段89は、
復号化したブロックxのAVデータを、認証・暗号化手
段13に渡す。
【0167】その後、鍵アクセス手段88は、ブロック
xの鍵の消去フラグを1に設定する(S35)。次にブ
ロック番号を1だけ増加する。すなわちx=x+1とす
る(S36)。次にデジタルI/F手段1から別のコマ
ンドの受信があるかどうか判定する(S37)。別のコ
マンドを受信していれば処理は終了する。再生処理が終
了したら、鍵アクセス手段は、EMIが11の場合に限
り、ブロックの初期値の番号から最終値の番号までの消
去フラグが1のブロックの鍵を消去する(S38)。消
去するとは、例えば無効なデータで鍵の記録部分を上書
きするとか、または鍵が記録されているディスク媒体上
の記録位置へのリンク情報を消去してもよい。
【0168】次に第2の場合を図21のフローチャート
図を参照して説明する。
【0169】ハードディスク装置は、デジタルI/F手
段1からアクセス方式2のコマンドで再生コマンドを受
信したとする。ストリームアクセス手段16は、データ
ブロックアクセス手段18にブロックxの再生を指示す
る。データブロックアクセス手段18は、EMIアクセ
ス手段11と鍵アクセス手段88に、現在アクセス中の
ブロック番号(=x)を通知する。同時にデータブロッ
クアクセス手段18は、LBAアクセス手段3を介して
ディスク媒体6からAVデータを読み出す(S43)。
EMIアクセス手段11は、通知されたブロック番号に
対応するEMI情報をディスク媒体6から読み出す。読
み出されたEMI情報はEMI判定手段12で判定さ
れ、その判定結果は、認証・暗号化手段13と、鍵アク
セス手段88に送られる。鍵アクセス手段88は、ブロ
ックxの鍵をディスク媒体6から読み出す(S44)。
さらに鍵アクセス手段88は、読み出した鍵を第2暗号
/復号化手段89に渡し、第2暗号/復号化手段89
は、データブロックアクセス手段18より受け取ったブ
ロックxのAVデータを復号化する(S45)。EMI
判定結果でEMIが00の場合(S46)は、切替スイ
ッチ25が暗号化手段23を経由しない側に切り替えら
れ、AVデータは暗号化されないで出力される。またE
MIが00でない場合(S46)は切替スイッチ25は
暗号化手段23を経由する側に切り替えられる。
【0170】EMIが11すなわちno more c
opyの場合、第2暗号/復号化手段89は、復号化し
たブロックxのAVデータを、認証・暗号化手段13に
渡す。その後、鍵アクセス手段88は、ブロックxの鍵
を消去する(S47)。消去するとは、無効なデータで
鍵の記録部分を上書きするか、または鍵が記録されてい
るディスク媒体上の記録位置へのリンク情報を消去して
もよい。
【0171】EMIが01すなわちno more c
opyである場合、第2暗号/復号化手段89は、復号
化したブロックxのAVデータを出力する。この場合は
ブロックxの鍵を消去しない(S47)。
【0172】次にブロック番号を1だけ増加する。すな
わちx=x+1とする(S48)。次にデジタルI/F
手段1から別のコマンドの受信があるかどうか判定する
(S49)。別のコマンドを受信していれば処理は終了
する。
【0173】このように、本実施の形態では、AVデー
タを暗号化してメディアに記録するため、暗号化されて
いないAVデータを記録するよりもDVD−RAMなど
の交換可能なメディアの場合、不正使用に対して安全性
を高めることができる。
【0174】なお本実施の形態における鍵の記録方法は
AVデータと対にして記録してもよいし、AVデータと
は別々に記録してもよい。その際、鍵はユーザが直接ア
クセスできない領域すなわちシステム領域などに記録し
てもよい。またユーザが直接アクセスできない領域とは
これに限らず第1の実施の形態で説明したように交代セ
クタ領域、PCA、RMA、リードイン、リードアウト
またはDVD−RAM媒体上のヘッダ部であってもよ
い。要するにユーザが直接アクセスできない領域であれ
ばなんでもよい。このようにすれば鍵のデータをユーザ
がアクセスすることによって解読されるおそれがなくな
りより安全性が向上するものである。
【0175】さらに本実施の形態では再生時に鍵を消去
することで1回だけ再生できる方法を説明したが、鍵に
対しての再生情報を管理しても同様に実施可能である。
すなわち鍵に対して読み出し済であるか否かを鍵の再生
情報として、第1または第2の実施の形態で説明した再
生情報と同様に管理して実施することにより、鍵を1回
しか読み出すことが出来なくなり、結果として再生時に
は1回だけ記録媒体上に暗号化されて記録されているA
Vデータを再生することができるものである。
【0176】さらに鍵の再生情報も上述したようにユー
ザがアクセスできない領域に記録するとより安全性が向
上する。
【0177】さらに第1から第6の実施の形態におい
て、EMI=11のcopy neverのAVデータ
について、1回だけ再生できる装置について説明した
が、EMI=10のcopy one generat
ionのAVデータをEMI=01のno more
copyにして記録されている場合に、前記AVデータ
をEMI=10のcopy one generati
onで1回だけ再生することによって、機器間で前記A
Vデータの移動を行うことが可能である。この場合AV
データの移動を要求するコマンドに対して、EMI=0
1で記録されたAVデータをEMI=10にして出力す
る以外は第1から第6の実施の形態と同様にして実施可
能である。EMI=11のAVデータの移動については
第1の実施の形態ですでに説明しているが、このように
してEMI=11以外のAVデータについても移動が可
能となる。これによりユーザはAVデータを保存する媒
体を自由に選択できるという利点がある。
【0178】さらに第1から第6の実施の形態ではEM
Iを用いたが、EMIに限らず、CGMSを用いて許諾
の有無と種別を判定してもよい。CGMSを用いて許諾
の有無と種別を判定する場合は、CGMSを検出するた
めに本発明の記録再生装置にトランスポートデコーダが
必要になり、装置構成が複雑になるが、EMIを用いる
場合と同等の効果がある。CGMSの場合、copy
one generationのまま1回複製されたA
Vデータを再びcopy one generatio
nのまま出力して1回だけ再生すればよい。
【0179】さらに本発明の無効なデータは本実施の形
態におけるブルーバック画面や黒画面に限らず、テスト
パターン、白画面、視聴できないことを示すメッセージ
が書かれた画面など、要するに再生対象となっているA
Vデータ以外のデータでありさえすればよい。
【0180】さらに本発明の時変鍵生成手段は本実施の
形態におけるブロックごとに鍵を生成する手段に限ら
ず、2ブロック毎、4ブロック毎に鍵を生成するなど、
要するに時間とともに変化する鍵を生成する手段であり
さえすればよい。
【0181】さらに本実施の形態のハードディスク装置
は本発明の記録再生装置の例であり、本実施の形態のV
CRも本発明の記録再生装置の例であり、本実施の形態
の再生情報管理手段、EMIアクセス手段、データブロ
ックアクセス手段は本発明の記録手段の例であり、本実
施の形態のEMIアクセス手段、再生情報管理手段、デ
ータブロックアクセス手段、切替スイッチは本発明の再
生手段の例である。
【0182】さらに本発明の記録再生装置は、本実施の
形態におけるハードディスク装置やVCRに限らず、光
ディスク装置、DVD−RAM装置など、要するに記録
再生ができる装置でありさえすればよい。
【0183】さらに第1から第6の実施の形態において
説明したLBAアクセス手段は、ハードディスク装置の
場合ならばヘッド、シリンダ、セクタによるアクセス手
段であってもよい。また光ディスク装置の場合ならば
分、秒、フレーム(1フレームは75分の1秒)による
アクセス手段であってもよい。要するにディスク媒体上
への物理的なアクセスが可能な手段であれば何でもよ
い。
【0184】さらに第1から第6の実施の形態におい
て、再生情報が再生みであるAVデータについてデータ
を出力する相手の機器に対して、無効なデータを出力す
る代わりに認証において失敗させるかまたはAVデータ
の復号化の鍵を渡さないように実施してもよい。
【0185】さらに本発明の記録再生装置の各機能の全
部または一部の機能をコンピュータに実行させるための
プログラムを格納していることを特徴とするプログラム
記録媒体も本発明に属する。
【0186】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は番組の利用許諾情報を表す情報が複製禁止
の場合に、一回だけ視聴を許可するという著作者の意図
通りにAVデータを視聴者が視聴でき、かつAVデータ
が放送された時刻以後で時間帯を限定されずにそのAV
データを視聴者が視聴できる記録再生装置及びプログラ
ム記録媒体を提供することができる。また利用許諾情報
が複製禁止または1世代のみ複製許可の場合に2回だけ
再生することによりAVデータの移動ができ、ユーザは
保存する媒体を自由に選択出来る記録再生装置も提供す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、2、3、6の実施の形態におけ
るハードディスク装置の基本構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における再生情報と
データブロックとをディスク媒体の別々の領域に記録す
る場合のストリームコントロール手段の構成を示すブロ
ック図。
【図3】本発明の第1〜6の実施の形態における認証・
暗号化手段の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第1、4の実施の形態における再生情
報管理手段Aの構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第1の実施の形態における再生情報と
データブロックとをディスク媒体の別々の領域に記録す
る場合において再生情報をデータブロック単位でシステ
ム領域に記録する記録方法を示す図。
【図6】本発明の第1の実施の形態における再生情報と
データブロックとをディスク媒体の別々の領域に記録す
る場合において再生情報が変化する開始LBAと終了L
BAとで再生情報を記録する記録方法を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態における再生情報と
データブロックとをディスク媒体の同じ領域に記録する
場合のストリームコントロール手段の構成を示すブロッ
ク図。
【図8】本発明の第2の実施の形態における再生情報と
データブロックとをディスク媒体の同じ領域に記録する
場合の再生情報管理手段Bの構成を示すブロック図。
【図9】本発明の第2の実施の形態における再生情報と
データブロックとをディスク媒体の同じ領域に記録する
場合において再生情報とデータブロックとを記録する記
録方法を示す図。
【図10】本発明の第1、2の実施の形態におけるAV
データの記録時と再生時の処理の流れを示し、再生時に
は再生情報を再生終了後に更新する場合の処理の流れを
示すフローチャート図。
【図11】本発明の第1、2の実施の形態におけるAV
データの記録時と再生時の処理の流れを示し、再生時に
は再生情報を再生中に更新する場合の処理の流れを示す
フローチャート図。
【図12】本発明の第4の実施の形態におけるVCRの
基本構成図。
【図13】本発明の第4の実施の形態における再生情報
をメモりに記録しAVデータをテープに記録する場合の
ストリームコントロール手段の構成を示すブロック図。
【図14】本発明の第4の実施の形態における再生情報
をメモりに記録しAVデータをテープに記録する場合に
おいて、再生情報をトラック単位で記録する記録方法を
示す図。
【図15】本発明の第4の実施の形態における再生情報
をメモりに記録しAVデータをテープに記録する場合に
おいて、再生情報が変化する開始トラックと終了トラッ
クとで再生情報を記録する記録方法を示す図。
【図16】本発明の第5の実施の形態におけるVCRの
基本構成図。
【図17】本発明の第5の実施の形態におけるAVデー
タを再生しながら消去する場合のストリームコントロー
ル手段の構成を示すブロック図。
【図18】本発明の第5の実施の形態におけるAVデー
タを再生しながら消去する場合において、EMI情報と
AVデータをテープに記録する記録方法を示す図。
【図19】本発明の第6の実施の形態におけるAVデー
タをディスク媒体に記録する際に再暗号化して記録し、
再生する際にAVデータを復号化して出力したあとディ
スク媒体に記録されている鍵を消去する場合のストリー
ムコントロール手段の構成を示すブロック図。
【図20】本発明の第6の実施の形態におけるAVデー
タの再生終了後に鍵を消去する場合の処理の流れを示す
フローチャート図。
【図21】本発明の第6の実施の形態におけるAVデー
タの再生中に鍵を消去する場合の処理の流れを示すフロ
ーチャート図。
【図22】本発明の第3の実施の形態におけるAVデー
タの再生後にAVデータを消去する場合の処理の流れを
示すフローチャート図。
【図23】本発明の第3の実施の形態におけるAVデー
タを再生中にAVデータを消去する場合の処理の流れを
示すフローチャート図。
【図24】本発明の第1の実施の形態におけるDVD−
Rの記録方法を示す図。
【図25】本発明の第1の実施の形態におけるDVD−
RAMの記録方法を示す図。
【図26】本発明の第3の実施の形態におけるAVデー
タの再生中または再生後にAVデータを消去する場合の
ストリームコントロール手段の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 デジタルI/F手段 2 ストリームコントロール手段 3 LBAアクセス手段 4 ハードディスクコントロール手段 5 アクチュエータ手段 6 ディスク媒体 7 ヘッド 8 スピンドルモータ手段 9 EMI検出手段 10 EMI付与手段 11 EMIアクセス手段 12 EMI判定手段 13 認証・暗号化手段 14 無効データ出力手段 15 ファイルアクセス手段 16 ストリームアクセス手段 17 再生情報管理手段A 18 データブロックアクセス手段 19 切替スイッチ 20 復号化手段 21 認証手段 22 鍵生成手段 23 暗号化手段 24 切替スイッチ 25 切替スイッチ 26 再生情報更新手段 27 再生済判定手段 28 再生情報生成手段 29 再生情報アクセス手段 30 切替スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04L 9/00 675A (72)発明者 武知 秀明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山田 正純 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 飯塚 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後藤 昌一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA06 AA07 BA05 BA07 BB03 BB10 CA06 CA07 CA09 CA11 CA16 5B065 BA01 CA11 PA04 5D044 AB05 AB07 BC01 BC02 CC03 CC04 DE50 GK12 GK17 HL08 HL11 5J104 AA13 BA03 EA09 EA16 NA02 NA27 PA14

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AVデータを記録する記録手段と、 前記AVデータの利用許諾情報を示す信号情報が1回だ
    け視聴することを許可する複製禁止(copy nev
    er)を表す場合、前記記録手段により記録された前記
    AVデータを1回だけ再生する再生手段とを備えたこと
    を特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 AVデータを記録する記録手段と、 前記AVデータの利用許諾情報を示す信号情報が1回だ
    け複製することを許可する(copy one gen
    eration)ことを表す場合、前記記録手段により
    1回複製された後の前記AVデータの前記利用許諾情報
    を示す信号情報を、再び1回だけ複製することを許可す
    る(copy one generation)ことを
    表して、前記AVデータを1回だけ再生する再生手段と
    を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記利用許諾情報は、IEEE1394
    によるパケットのヘッダ内にEMIとして保持されてお
    り、IEEE1394に基づくパケットデータとして送
    られてくることを特徴とする請求項1または2記載の記
    録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記利用許諾情報は、IEEE1394
    によるパケットの内部に埋め込まれているCGMSであ
    り、IEEE1394に基づくパケットデータとして送
    られてくることを特徴とする請求項1または2記載の記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、前記利用許諾情報が複
    製禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記AVデ
    ータを記録する際、未再生のデータであることを意味す
    る再生情報を付加し、 前記再生手段は、前記利用許諾情報が複製禁止または1
    回だけ複製許可を表す場合、前記AVデータを再生する
    際、前記AVデータの再生された部分に再生済みである
    ことを意味する前記再生情報を付加し、前記AVデータ
    の未再生の部分と区別することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記再生手段は、前記利用許諾情報が複
    製禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記AVデ
    ータを再生する際、記録媒体上の前記AVデータに関す
    る配置情報を削除してそのAVデータの占有する領域を
    空き領域とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記再生手段は、前記利用許諾情報が複
    製禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記AVデ
    ータを再生する際、前記AVデータが記録されている記
    録媒体上の記録部分を消去することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、前記AVデータと前記
    再生情報とを同じ領域に関連付けて記録することを特徴
    とする請求項5記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は、前記AVデータと前記
    再生情報とを別々の領域に関連付けて記録することを特
    徴とする請求項5記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は、前記再生情報をユー
    ザがアクセス出来ない領域に記録することを特徴とする
    請求項5、8または9のいずれかに記載の記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項5、8、9または10のいずれ
    かに記載の再生情報を記録していることを特徴とする記
    録媒体。
  12. 【請求項12】 前記再生手段は、前記AVデータを再
    生する際、前記利用許諾情報が前記AVデータが複製禁
    止または1回だけ複製許可を表す場合、前記再生情報が
    前記AVデータの全部または一部が未再生であることを
    示すとき、その部分の前記AVデータを暗号化して出力
    することを特徴とする請求項5、8、9または10のい
    ずれかに記載の記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記再生手段は、前記AVデータを再
    生する際、前記利用許諾情報が前記AVデータが複製禁
    止または1回だけ再生許可を表す場合、前記再生情報が
    前記AVデータの全部または一部が再生済であることを
    示すとき、その部分の前記AVデータを暗号化して出力
    し、かつ復号化のための鍵は出力しないことを特徴とす
    る請求項5、8、9または10のいずれかに記載の記録
    再生装置。
  14. 【請求項14】 前記再生手段は、前記AVデータを再
    生する際、前記利用許諾情報が前記AVデータが複製禁
    止または1回だけ複製許可を表す場合、前記再生情報が
    前記AVデータの全部または一部が再生済みであること
    を示すとき、その部分の前記AVデータを出力しない
    で、無効なデータを出力するすることを特徴とする請求
    項5、8、9、10または12のいずれかに記載の記録
    再生装置。
  15. 【請求項15】 時間とともに変化する一連の鍵を生成
    する時変鍵生成手段と、 前記鍵を用いて前記AVデータを暗号化する記録用暗号
    化手段と、 暗号化された前記AVデータを復号化する再生用復号化
    手段とを有し、 前記AVデータを記録する際、前記利用許諾情報が複製
    禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記記録用暗
    号化手段は、前記時変鍵生成手段で生成された前記鍵を
    用いて順次前記AVデータを暗号化し、 前記記録手段は、前記鍵と前記AVデータを関連付けて
    記録し、 前記AVデータを再生する際、前記利用許諾情報が複製
    禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記再生手段
    は、暗号化されている前記AVデータと前記鍵とを取り
    出し、取り出された前記鍵の記録部分を消去し、 前記再生用復号化手段は、取り出された前記鍵を用いて
    暗号化されている前記AVデータを復号化することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録再生装
    置。
  16. 【請求項16】 前記再生手段は、前記鍵の記録部分を
    消去する際、記録媒体上の鍵に関する記録位置情報を削
    除することを特徴とする請求項15記載の記録再生装
    置。
  17. 【請求項17】 時間とともに変化する一連の鍵を生成
    する時変鍵生成手段と、 前記鍵を用いて前記AVデータを暗号化する記録用暗号
    化手段と、 暗号化された前記AVデータを復号化する再生用復号化
    手段とを有し、 前記AVデータを記録する際、前記利用許諾情報が複製
    禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記記録用暗
    号化手段は、前記時変鍵生成手段で生成された前記鍵を
    用いて順次前記AVデータを暗号化し、 前記記録手段は、前記鍵と前記AVデータを関連付けて
    記録し、 前記鍵が未だ読み出されていないことを意味する鍵読み
    出し情報を付加して記録し、 前記AVデータを再生する際、前記利用許諾情報が複製
    禁止または1回だけ複製許可を表す場合、前記再生手段
    は、暗号化されている前記AVデータと前記鍵とを取り
    出し、取り出された前記鍵が読み出し済であることを意
    味する前記鍵読み出し情報を付加し、 前記再生用復号化手段は、取り出された前記鍵を用いて
    暗号化されている前記AVデータを復号化することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録再生装
    置。
  18. 【請求項18】 前記記録手段は、前記鍵または前記鍵
    読み出し情報を前記AVデータと同じ領域に関連付けて
    記録することを特徴とする請求項15または17記載の
    記録再生装置。
  19. 【請求項19】 前記記録手段は、前記鍵または前記鍵
    読み出し情報を前記AVデータと別々の領域に関連付け
    て記録することを特徴とする請求項15または17記載
    の記録再生装置。
  20. 【請求項20】 前記記録手段は、前記鍵または前記鍵
    読み出し情報をユーザがアクセスできない領域に記録し
    たことを特徴とする請求項15、17、18または19
    のいずれかに記載の記録再生装置。
  21. 【請求項21】 前記ユーザがアクセス出来ない領域と
    は、LBA(logical block adres
    s)単位でアクセス出来ない領域、またはLBA単位で
    アクセス出来る領域を限定した領域、または交代セクタ
    領域、またはAVデータとして再生される領域以外の領
    域(AUX)、または記録媒体に付加されたRAM、ま
    たは光ディスクのヘッダ領域、またはパワーキャリブレ
    ーションエリア、またはレコーディングマネージメント
    エリア、またはリードインエリア、またはリードアウト
    エリアであることを特徴とする請求項10または20記
    載の記録再生装置。
  22. 【請求項22】 請求項17に記載の鍵読み出し情報を
    記録していることを特徴とする記録媒体。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれかに記載の記
    録再生装置の各構成要素の全部または一部の機能をコン
    ピュータに実行させるためのプログラムを格納している
    ことを特徴とするプログラム記録媒体。
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