JP2000149115A - 自動販売機用のコイン処理装置 - Google Patents

自動販売機用のコイン処理装置

Info

Publication number
JP2000149115A
JP2000149115A JP10368438A JP36843898A JP2000149115A JP 2000149115 A JP2000149115 A JP 2000149115A JP 10368438 A JP10368438 A JP 10368438A JP 36843898 A JP36843898 A JP 36843898A JP 2000149115 A JP2000149115 A JP 2000149115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
coins
hopper
hopper device
denomination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10368438A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Abe
寛 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Seiko Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Seiko Co Ltd filed Critical Asahi Seiko Co Ltd
Priority to JP10368438A priority Critical patent/JP2000149115A/ja
Priority to US09/405,760 priority patent/US6193599B1/en
Priority to DE69941837T priority patent/DE69941837D1/de
Priority to ES99307808T priority patent/ES2336513T3/es
Priority to EP99307808A priority patent/EP0996100B1/en
Priority to ES06026581T priority patent/ES2329399T3/es
Priority to EP06026581A priority patent/EP1764750B1/en
Priority to DE69941309T priority patent/DE69941309D1/de
Priority to KR1019990042810A priority patent/KR100610029B1/ko
Priority to AU55969/99A priority patent/AU758899B2/en
Publication of JP2000149115A publication Critical patent/JP2000149115A/ja
Priority to US09/636,416 priority patent/US6609966B1/en
Priority to US10/264,332 priority patent/US7059957B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の自動販売機用コイン処理装置では疑似コ
インがホッパ装置内に収納されて返却ボタンが押される
と当該ホッパ装置から別の真性コインが払い出されると
いう問題点があった。言い換えると従来の自販機用コイ
ン処理装置は疑似コインを真性コインに両替するという
問題点があった。 【解決手段】本発明は少なくとも、投入されたコインの
金種を判別するための手段と、この判別手段によって金
種が判別されたコインを一時的に保留するための手段
と、同一金種のコインを貯留するための手段と、この貯
留手段内のコインを払い出すための手段と、前記一時保
留手段によって保留されているコインを返却するための
手段と、前記一時保留手段によって保留されているコイ
ンを前記貯留手段に分配するための手段と、を備えてい
ることを特徴としたコイン処理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投入された複数種類
のコインを金種別に処理するためのコイン処理装置に関
する。とくに本発明は自動販売機に組み込まれて投入さ
れたコインを釣り銭用に備えるためのコイン処理装置に
関する。本発明は更に具体的には自動販売機に投入され
た複数種類のコインを金種別に処理して釣り銭用に備え
るためのコイン処理装置に関する。なお本明細書の用語
「コイン」には通貨は勿論のことメダルやトークンなど
の疑似コインをも含むことは勿論である。
【0002】また本明細書の用語「自動販売機」にはメ
ダル販売機は勿論のこと両替機やゲーム機などを含むこ
とは勿論である。
【従来の技術】自動販売機を使用するとき商品価格より
も投入金額が多いときには差額が釣り銭として自動的に
払い出される。また自動販売機に投入されたコインが外
国コインなどの疑似コインであると自動的に返却される
即ちキャンセルされる。そして自動販売機に投入された
コインは組み込まれているコイン処理装置によって釣り
銭用にリサイクルされている。
【0003】すなわち自動販売機内に予め釣り銭用のコ
インを用意しておき釣り銭コインが不足してくると投入
されたコインが釣り銭用に再利用されている。自販機用
のコイン処理装置としては例えば本件出願人による特願
平8−214917(特開平9−265561)に開示
されたものがある。このコイン処理装置は同一金種の多
数のコインをバラ積み状態で収納するためのホッパ装置
が複数個垂直に積み上げられている。そして垂直に積み
上げられたホッパ装置の頂部にはコインのセレクタが設
置されている。自販機に投入されたコインはセレクタに
よって其の金種が判別され通路を介在して同一金種のホ
ッパ装置内に収納される。
【0004】そして釣り銭コインが必要なときには電気
信号によって各ホッパ装置が作動され所望の釣り銭が自
動的に払い出される。
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自販機
用コイン処理装置では真性に近い疑似コインがセレクタ
でリジェクトされずにホッパ装置内に収納されるという
問題点があった。すなわち疑似コインがホッパ装置内に
収納されて返却ボタンが押されると当該ホッパ装置から
別の真性コインが払い出されるという問題点があった。
言い換えると従来の自販機用コイン処理装置は疑似コイ
ンを真性コインに両替するという問題点があった。
【0005】他方、コインのセレクタの精度を上げると
真性コインをも受け付けずにリジェクトしてしまうとい
う問題点があった。本発明は投入されたコインを一時的
に保留しておき返却ボタンが押されると当該投入された
コインをそのまま返却することを目的に開発されたもの
である。すなわち本発明は自販機用コイン処理装置にエ
スクロウ機能を付加して疑似コインを真性コインに両替
するという問題点を解消するものである。言い換えると
本発明は投入されたコインを一時保留して商品購入ボタ
ンが押されると当該コインを自販機内に受け入れること
を目的に開発されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】本発明は少なくとも、投入されたコインの
金種を判別するための手段と、この判別手段によって金
種が判別されたコインを一時的に保留するための手段
と、同一金種のコインを貯留するための手段と、この貯
留手段内のコインを払い出すための手段と、前記一時保
留手段によって保留されているコインを返却するための
手段と、前記一時保留手段によって保留されているコイ
ンを前記貯留手段に分配するための手段と、を備えてい
ることを特徴としたコイン処理装置である。また本発明
は、前記同一金種コインの貯留手段と其のコインの払い
出し手段とが一体的にされて上下方向に複数個積み重ね
られていることを特徴としたコイン処理装置である。
【0007】また本発明は、前記コインの一時保留手段
ならびに同一金種コインの貯留手段がそれぞれホッパ装
置であることを特徴としたコイン処理装置である。
【発明の実施の形皺】以下に本発明を其の実施について
添付の図面を参照しつつ説明する。図1は本発明による
一実施例の全体を概略的に示す斜面図である。図2は図
1の要部の一部を拡大して示す斜面図である。図3は図
1の他の要部を拡大して示す斜面図である。図4は本発
明による第二の実施例の要部を概略的に示す斜面図であ
る。まず図1を概略的に説明すると下方部にほぼ横箱形
の第一のホッパ装置11が配置され其の上に同様な第二
のホッパ装置12が配置されている。
【0008】そして第二のホッパ装置12の上にも同様
な第三のホッパ装置13が配置され更に其の上には同様
な第四のホッパ装置14が配置されている。この第四の
ホッパ装置14の上には更に同様な横箱形のホッパ装置
15が配置されている。そして当該ホッパ装置15の上
には縦箱形になるコインのセレクタ16が配置されてい
る。このセレクタ16は自動販売機(図示略)内に投入
されたコインを電子工学的に判別する。すなわち自販機
内に投入されたコインは自然落下を利用してガイドされ
セレクタ16のスロット17内に投入される。
【0009】スロット17内に投入されて自然落下する
コインは電子工学的に其の金種が判別される。自然落下
するコインは例えば三対の磁気センサ(図示略)によっ
て直径・厚さ・材質が判別され其の金種が決定される。
金種が決定されたコインはソレノイド(図示略)などに
よってガイドされホッパ装置15のホッパ25内に自然
落下して収納される。金種が決定されない外国コインな
どの疑似コインは自然落下を利用して通路18にガイド
されてリジェクト即ち返却される。図2には角筒形のホ
ッパ25を取り除いたホッパ装置15が示されている。
【0010】ホッパ装置15は回動軸(図示略)の突出
端が下方に位置して配置される電気モータ35を備えて
いる。そして電気モータ35の回動軸下端には第一のギ
ア(図示略)が固定されている。一方、コインを収納す
るホッパ25の底位置にはやや大きなディスク45が備
えられている(図1を参照)。この円形のディスク45
はコインを一個一個放出するためのものである。そして
ディスク45の回転軸55の下端には第二のギア(図示
略)が固定されている。そして更に第二のギアと前記第
一のギアとを連結するためのギア列(図示略)が備えら
れている。
【0011】なお第一ギアならびに第二ギアおよびギア
列は平坦な駆動装置用のケース65内に配設されてい
る。このケース65は長方形の底板と蓋になるベース板
とから構成されている。またケース65は樹脂成形品か
らなり上面中央に金属製の大きなほぼ円形になるプレー
ト75が固定されている。なおディスク45と電気モー
タ35との間にはコインのガイド片(図示略)が固定さ
れている。また電気モータ35近くのコイン放出口には
コイン検出用のセンサ95が配置されている。
【0012】センサ95は例えば磁気センサからなり放
出されるコインの直径などでコインの金種を検出する。
センサ95の両サイドにはそれぞれローラ(図示略)が
枢軸されている。また各ローラはそれぞれスプリング
(図示略)を介在して動き自在になっている。また一方
のローラの近くにはコインをガイドするための一対のピ
ン(図示略)がバネ板を介在して出没自在に配設されて
いる。なおディスク45にはコインを平らに貫入するた
めのやや大きな貫通孔5が周方向に等間隔に開口されて
いる。ディスク45の下面にはコインを押し出すための
細長い小さな爪85が複数個突出されている。
【0013】またホッパ25も樹脂成形品であり其の一
角部には電気モータ35の上方部を収納するように形成
されている。このホッパ25は例えばケース65に形成
された爪105がスプリング(図示略)を介在して孔に
食い込んで固定される。上述のホッパ装置15は電気モ
ータ35が回動されるとギア群(図示略)ならびに回転
軸55を介在してディスク45が矢印の方向に回転され
る。この結果、ホッパ25内の複数金種のコインがディ
スク45によって電気モータ35近くの放出口から一個
一個払い出されることになる。すなわち電気モータ35
が回動されると回転されるディスク45の貫通孔5の何
れかにコインが填り込む。
【0014】貫通孔5内に填り込んだ最も下のコインは
ディスク45の回転により爪85を介在して金属プレー
ト75の上面をスライドする。プレート75上面をスラ
イドされるコインはホッパ25の内壁ならびにガイド片
(図示略)によってセンサ95方向にガイドされる。セ
ンサ95方向にガイドされたコインは爪85と一対のピ
ン(図示略)とによって貫通孔5の位置から外側に押し
出される。外側に押し出されたコインは更に爪85によ
って一対のローラ(図示略)のスプリングに抗してセン
サ95の上に押し出されて放出される。押し出されて放
出されたコインはセンサ95を通過するときに其の金種
が電子工学的に判定される。
【0015】図3には図1の最も下のホッパ装置11が
示されている。ホッパ装置11は図2のホッパ装置15
とほぼ同様に構成されている。すなわちコインを一個一
個放出するためのディスク41がコインを収納するホッ
パ21の底位置に配設されている。同様にディスク41
の回転軸51の下端にギア(図示略)が固定されてい
る。このギアを含めて複数のギア(図示略)が平坦な駆
動装置用のケース61内に配設されている。同様にケー
ス61は樹脂成形品からなり上面中央に金属製の大きな
ほぼ円形になるプレート71が固定されている。
【0016】また電気モータ31近くのコイン放出口に
はコイン検出用のセンサ91が配置されている(図1下
部を参照)。このセンサ91は例えば磁気センサからな
り放出されるコインを検出する。したがって当該センサ
91は放出されるコインの計数用に使用される。同様に
センサ91の両サイドにはそれぞれローラ(図示略)が
枢軸されている。また各ローラはそれぞれスプリング
(図示略)を介在して動き自在になっている。同様に一
方のローラの近くにはコインをガイドするための一対の
ピン(図示略)がバネ板を介在して出没自在に配設され
ている。
【0017】またディスク41にはコインを平らに貫入
するためのやや大きな貫通孔1が周方向に等間隔に開口
されている。同様にディスク41の下面にはコインを押
し出すための細長い小さな爪(図示略)が複数個突出さ
れている。ホッパ21も樹脂成形品であり其の一角部に
は電気モータ31の上方部を収納するように形成されて
いる。そしてホッパ21の一周縁部たとえば電気モータ
31と対向する一周縁部には切り欠けN1が形成されて
いる。この切り欠けN1は屋根形のガイド板G1によっ
て開閉される。
【0018】ガイド板G1の下端部はホッパ装置11の
下面すなわちケース61の下面に折り曲げられている。
ケース61の下面には厚板形のソレノドS1が配置され
ている。このソレノドS1によってガイド板G1が横方
向に往復移動される。上述のホッパ装置11は前述と同
様に電気モータ31が回動されるとギア群(図示略)な
らびに回転軸51を介在してディスク41が矢印の方向
に回転される。この結果、ホッパ21内の同一金種のコ
インがディスク41によって電気モータ31近くの放出
口から一個一個払い出されることになる。すなわち電気
モータ31が回動されると回転されるディスク41の貫
通孔1の何れかにコインが填り込む。
【0019】貫通孔1内に填り込んだ最も下のコインは
ディスク41の回転により爪を介在して金属プレート7
1の上面をスライドする。プレート31上面をスライド
されるコインはホッパ41の内壁ならびにガイド片(図
示略)によってセンサ91方向にガイドされる。センサ
91の方向にガイドされたコインは爪と一対のピン(図
示略)とによって貫通孔1の位置から外側に押し出され
る。外側に押し出されたコインは更に爪によって一対の
ローラ(図示略)のスプリングに抗してセンサ91の上
に押し出されて放出される。押し出されて放出されたコ
インはセンサ91を通過するときに電子工学的に検出さ
れる。
【0019】なお図1において図示を殆ど省略したが上
述と同様な第二のホッパ装置12が第一のホッパ装置1
1の上に配置されている。そして第二のホッパ装置12
の上にも図示を殆ど省略したが同様な第三のホッパ装置
13が配置されている。さらに第三のホッパ装置13の
上にも図示を殆ど省略したが同様な第四のホッパ装置1
4が配置されている。したがって図1においては此等の
ホッパ装置11〜14の対応する部分については参照符
号が記載されている。
【実施例】
【0020】上述の構成からなる本実施例は自販機(図
示略)にコインが投入されるとガイドされてセレクタ1
6のスロット17内に当該コインが投入される。スロッ
ト17内に投入されたコインはセレクタ16によって電
子工学的に金種が判別される。金種が判別されないコイ
ンは自然落下によって通路18内に案内されてリジェク
トされる。すなわち金種が判別されないコインは自動販
売機の返却口(図示略)にキャンセルされる。セレクタ
16によって金種が判別されたコインはソレノド(図示
略)の作動を介在してホッパ装置15内に収納される。
言い換えると金種が判明したコインはホッパ装置15内
に一時的に保留される。
【0021】この状態のときに自販機の返却ボタン(図
示略)が押されると電気モータ35が駆動されて当該コ
インは通路18内に放出される。すなわちホッパ装置1
5内に一時的に保留されていたコインは自販機の返却口
にキャンセルされる。通常は金種が判明したコインがホ
ッパ装置15内に保留されているときに自販機の商品購
入ボタン(図示略)が押される。このときも電気モータ
35が駆動されて当該コインは通路18内に放出され
る。ホッパ装置15から放出されるコインはセンサ95
を通過して通路18内を自然落下する。コインがセンサ
95を通過するときに当該コインの金種が判定されて此
の判定信号によって例えばソレノイドS1が作動され
る。
【0022】ソレノイドS1が作動されるとガイド板G
1が通路18内に突出されて落下して来る当該コインを
ホッパ装置11内に取り込むことになる。したがって自
販機の返却ボタンが押されたときは電気モータ35が高
速で駆動されることが望ましい。また自販機の商品購入
ボタンが押されたときは電気モータ35が低速で駆動さ
れることが望ましい。なお例えば最も上のホッパ装置1
4を500円コイン用に使用し下のホッパ装置13を1
00円コイン用に使用する。そして最も下のホッパ装置
11を10円コイン用に使用し上のホッパ装置12を5
0円コイン用に使用する。
【0023】この場合、たとえば直径が大きな500円
コイン専用であるホッパ24の高さを大きくして容量を
大にしても良いことは勿論である。これに対応して直径
の小さな50円コイン専用であるホッパ22の高さを小
さくして容量を小にしても良いことは勿論である。前述
したように例えば自販機に投入されて金種が判明した5
00円コインがホッパ装置15内に保留されているとす
る。このときに自販機の300円商品の購入ボタンが押
されると電気モータ35が駆動されて500円コインは
通路18内に放出される。ホッパ装置15から放出され
る500円コインはセンサ95を通過して通路18内を
自然落下する。
【0024】500円コインがセンサ95を通過すると
金種が判定されて500円判定信号によってソレノイド
S4が作動される。ソレノイドS4が作動されるとガイ
ド板G4が通路18内に突出されて落下して来る500
円コインをホッパ装置14内に取り込む。他方、図示を
省略したCPUなどの信号処理装置によって自販機から
300円商品が払い出される。と同時に500円−30
0円=200円の釣り銭用信号が第三ホッパ装置13の
電気モータ(図示略)に出力される。この電気モータが
駆動されるとホッパ装置13から一個の100円コイン
が通路19内に放出される。
【0025】ホッパ装置13から放出される一個の10
0円コインはセンサ(図示略)を通過して通路19内を
自然落下する。このセンサは一個の100円コインを検
出して其の検出信号を信号処理装置に送信する。通路1
9内に放出された一個の100円コインは自然落下して
自販機の返却口に釣り銭として払い出される。他方、電
気モータ33は更に駆動されてホッパ装置13からもう
一個の100円コインが通路19内に放出される。上述
と同様にしてセンサはもう一個の100円コインを検出
して其の検出信号を信号処理装置に送信する。
【0026】この信号処理装置は前記200円の釣り銭
完了を確認して第三ホッパ装置13の電気モータを停止
する。したがって自販機の返却口には釣り銭として合計
二個の100円コインが払い出されていることになる。
なお図示を省略したが通路18の下方にはソレノイドな
どを配設しておくことは勿論である。たとえば何れかの
ガイド板G1〜G4が作動されないときコイン返却を防
止して当該コインを自販機内に収納するためである。ま
た例えば何れかのホッパ装置11〜14が満杯近くにな
ったときにもコイン返却を防止して当該コインを自販機
内に収納するためである。
【0027】
【実施例II】図4には第二の実施例の要部であるホッ
パ装置10が概略的に示されている。ホッパ装置10は
図1のホッパ装置15と概略同様に構成されている。す
なわちホッパ装置10は回動軸の突出端が下方に位置し
て配置される電気モータ30を備えている。なお当該電
気モータ30は正回転ならびに逆回転が可能である。そ
して電気モータ30の回動軸下端には第一のギア(図示
略)が固定されている。同様にコインを収納するホッパ
20の底位置にはやや大きなディスク40が備えられて
いる。なお当該ディスク40は正回転ならびに逆回転が
可能である。
【0028】この円形のディスク40はコインを一個一
個放出するためのものである。そしてディスク40の回
転軸の下端には第二のギア(図示略)が固定されてい
る。そして更に第二のギアと前記第一のギアとを連結す
るためのギア列(図示略)が備えられている。同様に第
一ギアならびに第二ギアおよびギア列は平坦な駆動装置
用のケース60内に配設されている。このケース60は
長方形の底板と蓋になるベース板とから構成されてい
る。同様にケース60は樹脂成形品からなり上面中央に
金属製の大きなほぼ円形になるプレート70が固定され
ている。
【0029】電気モータ30の近くにコインの放出口6
が形成されていると共に更に其の反対側にもコインの放
出口7が形成されている。なおコイン放出口7にはコイ
ン検出用のセンサ90が配置されている。このセンサ9
0は例えば磁気センサからなり放出されるコインの直径
などでコインの金種を検出する。なおコインの各放出口
6と7のそれぞれの両サイドにはそれぞれローラ(図示
略)が枢軸されている。言い換えると合計四個のローラ
がそれぞれ配置されている。また此等の各ローラはそれ
ぞれスプリング(図示略)を介在して動き自在になって
いる。
【0030】また一方の各ローラの近くにはコインをガ
イドするための一対のピン(図示略)がそれぞれバネ板
を介在して出没自在に配設されている。言い換えると合
計二対になる四個のガイドピンが配設されている。同様
にディスク40にはコインを平らに貫入するためのやや
大きな貫通孔が周方向に等間隔に開口されている。ディ
スク40の下面にはコインを押し出すための爪(図示
略)が複数個突出されている。同様にホッパ20は樹脂
成形品であり其の一角部には電気モータ30の上方部を
収納するように形成されている。同様に例えばケース6
0に形成された爪がスプリング(図示略)を介在してホ
ッパ20の孔に食い込んでホッパ20は固定される。
【0031】上述のホッパ装置10は電気モータ30が
逆回動されるとギア群(図示略)ならびに回転軸を介在
してディスク40が反時計方向に回転される。この結
果、ホッパ20内のコインがディスク40によって電気
モータ30近くの放出口6から一個一個払い出されるこ
とになる。すなわち電気モータ30が逆回動されると回
転されるディスク40の貫通孔の何れかにコインが填り
込む。貫通孔内に填り込んだ最も下のコインはディスク
40の回転により爪を介在して金属プレート70の上面
をスライドする。プレート70上面をスライドされるコ
インはホッパ20の内壁ならびにガイド片(図示略)に
よって放出口6方向にガイドされる。
【0032】放出口6方向にガイドされたコインは爪と
一対のピン(図示略)とによって貫通孔の位置から外側
に押し出される。外側に押し出されたコインは更に爪に
よって一対のローラ(図示略)のスプリングに抗して放
出口6に押し出されて放出される。同様に電気モータ3
0が正回動されるとディスク40は時計方向に回転され
る。この結果、ホッパ20内の複数金種のコインがディ
スク40によって他方の放出口7から一個一個払い出さ
れることになる。すなわち電気モータ30が正回動され
ると回転されるディスク40の貫通孔の何れかにコイン
が填り込む。
【0033】貫通孔内に填り込んだ最も下のコインはデ
ィスク40の回転により爪を介在して金属プレート70
の上面をスライドする。同様にして放出口7方向にガイ
ドされたコインは爪と一対のピン(図示略)とによって
貫通孔の位置から外側に押し出される。外側に押し出さ
れたコインは更に爪によって一対のローラ(図示略)の
スプリングに抗して放出口7に押し出されて放出され
る。押し出されて放出されたコインはセンサ90を通過
するときに其の金種が電子工学的に判定される。上述の
構成からなる図4の実施例は図1と概略同様に動作する
ことになる。すなわち自販機(図示略)にコインが投入
されるとセレクタ16のスロット17内に当該コインが
投入される。
【0034】スロット17内に投入さたコインはセレク
タ16によって金種が判別される。金種が判別されない
コインは自然落下によって通路19内に案内されてリジ
ェクトされる。すなわち金種が判別されないコインは自
販機の返却口(図示略)にキャンセルされる。セレクタ
16によって金種が判別されたコインは適宜にソレノド
(図示略)の作動を介在してホッパ装置10内に収納さ
れる。言い換えると金種が判明したコインはホッパ装置
10内に一時的に保留される。この状態のときに自販機
の返却ボタン(図示略)が押されると電気モータ30は
逆回動されて当該コインは通路19内に放出される。す
なわちホッパ装置10内に一時的に保留されているコイ
ンは自販機の返却口にキャンセルされる。
【0035】金種が判明したコインがホッパ装置10内
に保留されているときに自販機の商品購入ボタン(図示
略)が押される。このときは電気モータ35が正回動さ
れて当該コインは通路18内に放出される。ホッパ装置
10から放出されるコインはセンサ90を通過して通路
18内を自然落下する。コインがセンサ90を通過する
ときに当該コインの金種が判定されて此の判定信号によ
って例えばソレノイドS1が作動される。なお説明なら
びに図面を殆ど省略したがホッパ装置10の下方には図
1と同様に四個のホッパ装置11〜14ならびにソレノ
イドS1〜S4が積み上げられているものとする。
【0036】ソレノイドS1が作動されるとガイド板G
1が通路18内に突出されて落下して来る当該コインを
ホッパ装置11内に取り込むことになる。図1と同様に
例えば最も上のホッパ装置14を500円コイン用に使
用し下のホッパ装置13を100円コイン用に使用す
る。そして最も下のホッパ装置11を10円コイン用に
使用し上のホッパ装置12を50円コイン用に使用す
る。かくして自販機に投入されて金種が判明した500
円コインがホッパ装置10内に保留されているものとす
る。そして自販機の300円商品の購入ボタンが押され
ると電気モータ30が正回動されて500円コインは通
路18内に放出される。
【0037】ホッパ装置10から放出される500円コ
インはセンサ90を通過して通路18内を自然落下す
る。500円コインがセンサ90を通過すると金種が判
定されて500円判定信号によってソレノイドS4が作
動される。ソレノイドS4が作動されるとガイド板G4
が通路18内に突出されて落下して来る500円コイン
がホッパ装置14内に取り込まれる。他方、CPUなど
の信号処理装置によって自販機から300円商品が払い
出される。と同時に500円−300円=200円の釣
り銭用信号が第三ホッパ装置13の電気モータ(図示
略)に出力される。
【0038】この電気モータが駆動されるとホッパ装置
13から一個の100円コインが通路19内に放出され
る。ホッパ装置13から放出される一個の100円コイ
ンはセンサ(図示略)を通過して通路19内を自然落下
する。このセンサは一個の100円コインを検出して其
の検出信号を信号処理装置に送信する。通路19内に放
出された一個の100円コインは自然落下して自販機の
返却口に釣り銭として払い出される。他方、前記電気モ
ータは更に駆動されてホッパ装置13からもう一個の1
00円コインが通路19内に放出される。
【0039】上述と同様にして前記センサはもう一個の
100円コインを検出して其の検出信号を信号処理装置
に送信する。この信号処理装置は前記200円の釣り銭
完了を確認して第三ホッパ装置13の電気モータを停止
する。したがって自販機の返却口には釣り銭として合計
二個の100円コインが払い出されていることになる。
【発明の効果】以上のように本発明によると簡単な構成
の付加で自動販売機に投入されたコインを一時的に保留
し当該投入されたコインをそのまま返却することができ
る効果がある。すなわち本発明は自販機用コイン処理装
置にエスクロウ機能を付加しただけで疑似コインを真性
コインに両替しないという効果がある。言い換えると本
発明は投入されたコインを一時保留して商品購入ボタン
が押されたときにのみ当該コインを自販機内に受け入で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による一実施例の全体を概略的に
示す斜面図である。
【図2】図2は図1の要部の一部を拡大して示す斜面図
である。
【図3】図3は図1の他の要部を拡大して示す斜面図で
ある。
【図4】図4は本発明による第二の実施例の要部を概略
的に示す斜面図である。
【符号の説明】
・コイン金種の判別手段・・・16:コレクタ、17:
スロット、 ・コインの一時保留手段・・・10:ホッパ装置、1
5:ホッパ装置、20:ホッパ、25:ホッパ、 ・同一金種コインの貯留手段・・・11:ホッパ装置、
12:ホッパ装置、13:ホッパ装置、14:ホッパ装
置、21:ホッパ、22:ホッパ、23:ホッパ、2
4:ホッパ、 ・貯留手段内のコイン払い出し手段・・・11:ホッパ
装置、12:ホッパ装置、13:ホッパ装置、14:ホ
ッパ装置、41:ディスク、 ・一時保留手段のコイン返却手段・・・30:電気モー
タ、35:電気モータ、40:ホッパ装置、45:ホッ
パ装置、40:ディスク、45:ディスク、 ・一時保留手段のコインを前記コイン貯留手段に分配す
るための手段・・・30:電気モータ、35:電気モー
タ、90:センサ、95:センサ、S1:ソレノイド、
G1:ガイド板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、投入されたコインの金種を
    判別するための手段と、この判別手段によって金種が判
    別されたコインを一時的に保留するための手段と、同一
    金種のコインを貯留するための手段と、この貯留手段内
    のコインを払い出すための手段と、前記一時保留手段に
    よって保留されているコインを返却するための手段と、
    前記一時保留手段によって保留されているコインを前記
    貯留手段に分配するための手段と、を備えていることを
    特徴としたコイン処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、前記同一金種コ
    インの貯留手段と其のコインの払い出し手段とが一体的
    にされて上下方向に複数個積み重ねられていることを特
    徴としたコイン処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2の記載において、前記コインの一
    時保留手段ならびに同一金種コインの貯留手段がそれぞ
    れホッパ装置であることを特徴としたコイン処理装置。
JP10368438A 1998-10-20 1998-11-17 自動販売機用のコイン処理装置 Pending JP2000149115A (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10368438A JP2000149115A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 自動販売機用のコイン処理装置
US09/405,760 US6193599B1 (en) 1998-10-20 1999-09-27 Coin hopper device
ES06026581T ES2329399T3 (es) 1998-10-20 1999-10-04 Dispositivo de tolva de monedas.
ES99307808T ES2336513T3 (es) 1998-10-20 1999-10-04 Dispositivo de tolva de monedas.
EP99307808A EP0996100B1 (en) 1998-10-20 1999-10-04 Coin hopper device
DE69941837T DE69941837D1 (de) 1998-10-20 1999-10-04 Münzbehälter
EP06026581A EP1764750B1 (en) 1998-10-20 1999-10-04 Coin hopper device
DE69941309T DE69941309D1 (de) 1998-10-20 1999-10-04 Münzbehälter
KR1019990042810A KR100610029B1 (ko) 1998-10-20 1999-10-05 코인 호퍼장치 및 자동판매기용 코인 처리장치
AU55969/99A AU758899B2 (en) 1998-10-20 1999-10-20 Coin hopper and processor
US09/636,416 US6609966B1 (en) 1998-10-20 2000-08-10 Coin hopper device
US10/264,332 US7059957B2 (en) 1998-10-20 2002-10-03 Coin hopper device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10368438A JP2000149115A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 自動販売機用のコイン処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000149115A true JP2000149115A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18491822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10368438A Pending JP2000149115A (ja) 1998-10-20 1998-11-17 自動販売機用のコイン処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000149115A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100610029B1 (ko) 코인 호퍼장치 및 자동판매기용 코인 처리장치
EP1805728B1 (en) Money item dispensing apparatus
JP4665087B2 (ja) 硬貨入出金装置
GB2142457A (en) Gaming machines
JP5560446B2 (ja) リサイクル式硬貨釣銭機
US5715924A (en) Game play media lending machine, for which bank notes can be used
JP2011242894A5 (ja)
JP3954783B2 (ja) 硬貨選別装置
JP2000149115A (ja) 自動販売機用のコイン処理装置
JPH0677629B2 (ja) 遊技機島
JP3766130B2 (ja) 硬貨払出装置
JP2002177619A (ja) 遊技用装置
JPH0763543B2 (ja) パチンコ玉貸装置
JP3950949B2 (ja) コインの金種振り分け装置
JP3126740B2 (ja) 遊技用媒体貸出装置
AU2003200087B2 (en) Coin hopper and processor
JPH09265561A (ja) 自動販売機用の硬貨処理装置
JP4461221B2 (ja) メダル貸出装置及びメダル貸出装置におけるメダル貸出方法
JP4222972B2 (ja) 遊技機
JPH03128079A (ja) 台間玉貸し機
JPS5852791A (ja) 硬貨処理装置
JPH0316670B2 (ja)
JPH0583882U (ja) 遊技用媒体貸出機に於ける釣銭返却口
JPH0583881U (ja) 遊技用媒体貸出機に於ける釣銭硬貨排出機構
JP2000137846A (ja) コインを金種に振り分ける装置