JP2000148163A - ディスクエンコード装置及びディスク再生装置 - Google Patents

ディスクエンコード装置及びディスク再生装置

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JP2000148163A
JP2000148163A JP10314944A JP31494498A JP2000148163A JP 2000148163 A JP2000148163 A JP 2000148163A JP 10314944 A JP10314944 A JP 10314944A JP 31494498 A JP31494498 A JP 31494498A JP 2000148163 A JP2000148163 A JP 2000148163A
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JP
Japan
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audio data
audio
data
disk
disc
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JP10314944A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tanaka
美昭 田中
Hiroaki Suzuki
弘明 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチチャネルで高品質に記録されたDVD
オーディオデイスクの再生音声データを処理して、カラ
オケを楽しめるようにすること。 【解決手段】 ディスク再生部でDVDオーディオデイ
スクから再生されたオーディオデータはオーディオ再生
部でデコード後、復調されてからデスクランブラーによ
りスクランブルが解除されて、DVDオーディオデフォ
ーマット化処理部によりデフォーマットされて、前方
左、中央、前方右、後方左、後方右の音声データに分離
され、これら音声データがミキサーに入力される。ユー
ザによりスイッチSWをb側に切り換え、ミクス指示を
行うと、前方左の、前方右の音声データとA/D変換部
より入力される歌い手の音声データがミキシング回路に
より混合されて2チャネルの音声データとなり、出力端
子33、34から出力される。これにより、前記前方左
と前方右の音声データを伴奏として、カラオケを行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチチャネルの
音声データをDVDオーディオディスクに記録するディ
スクエンコード装置及びDVDディスクからマルチチャ
ネルの音声データを再生するカラオケに好適なディスク
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDなどでは、音楽ソースが
2チャネルオーディオデータとして記録されるが、マル
チチャネルとして楽しむことが考えられる。しかし、2
チャネルに比べてマルチチャネルではデータ量が膨大に
なり、記憶容量が同一では演奏時間が減少する。
【0003】そこで、DVDビデオが考えられ、このD
VDビデオでは圧縮したサラウンド信号やカラオケ信号
が記録され(特開平9−46799)、カラオケ等にも
対応できるようになっている。
【0004】この従来のカラオケ対応装置(特開平9−
46799)のカラオケモードでは、カラオケの左
(L)、右(R)の伴奏、女声ボーカルA2−1、男声
ボーカルA2−2がドルビ−AC−3の規格に沿ったオ
ーディオストリームに記録され、再生時にダウンミクス
されて2チャネルで出力されることにより、カラオケと
しての機能が実現されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の装置では圧縮したサラウンド方式を流用するのでデー
タ量は節約されるが、圧縮による品質のロス及びサンプ
リング周波数、ビット数などの制限を受ける欠点があっ
た。
【0006】これを回避するために、DVDビデオを尊
重すると共にそれとの互換性を求めるDVDオーディオ
デイスクに、圧縮による品質のロスがなく、サンプリン
グ周波数192kHz、ビット数が24ビットの高品位
としたマルチチャネル音声データを収納する期待が高ま
っている。
【0007】その上、マルチチャネルで記録されたDV
Dオーディオデイスクを再生し、カラオケとして使用で
きるように、各チャネルの音声信号を処理することが要
請されている。更に、DVDデイスクに前記マルチチャ
ネルの音声信号を記録すると共に、静止画または動画を
記録し、カラオケ時、静止画または動画を再生して背景
等に用いることにより、カラオケ時の雰囲気を盛り上げ
る要請がなされている。
【0008】本発明は、上記のような従来の課題に答え
るために、音声信号をマルチチャネルで高品質に記録す
るディスクエンコード装置と、マルチチャネルで高品質
に記録されたDVDオーディオデイスクの各チャネルか
らの再生音声信号をカラオケ用に処理することができ、
必要に応じて、静止画または動画も再生することができ
るディスク再生装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、複数チャネルのオーディオデ
ータをDVDオーディオディスクの規格に沿ってフォー
マット化する手段と、前記フォーマット化したオーディ
オデータにスクランブルを施す手段と、前記スクランブ
ルを施されたオーディオデータを変調して出力する手段
とを備えたことにある。
【0010】この第1の発明によれば、例えば、前方
左、中央、前方右、後方左又は左のボーカル、後方右又
は右のボーカルの5チャネルの音声データをDVDオー
ディオディスクの規格に沿ってフォーマット化し、これ
にスクランブルを掛けて変調したものをカッティングマ
シンによりディスクに記録することによって、DVDオ
ーディオディスクを作成する。
【0011】第2の発明の特徴は、前記請求項1に記載
のディスクエンコード装置において、前記複数チャネル
のオーディオデータと共に、画像/文字データ及び動画
/静止画のいずれか1方又は両方をフォーマット化する
ことにある。
【0012】第3の発明の特徴は、複数チャネルのオー
ディオデータを記録したDVDオーディオディスクを再
生するディスク再生装置において、DVDオーディオデ
ィスクから読み出したオーディオデータをデコードして
復調してからスクランブルを解除する再生手段と、再生
されたオーディオデータをデフォーマットして複数チャ
ネルのオーディオデータに分離する手段と、マイクロフ
ォンで集音された音声信号をデジタル化して入力する手
段と、前記分離されたオーディオデータと前記マイクロ
フォンから入力された音声データをミキシングする手段
とを備えたことにある。
【0013】この第3の発明によれば、DVDオーディ
オディスクを再生してデフォーマットすることにより、
例えば、前方左、中央、前方右、後方左又は左のボーカ
ル、後方右又は右のボーカルの5チャネルの音声データ
を得ることができる。これら音声データとマイクロフォ
ンで集音された歌い手のボーカルデータをミキシングす
ることにより、前方左、前方右の伴奏の音声データの各
々に前記歌い手のボーカルデータを混ぜた2チャネルの
音声データを得、これをオーディオアンプなどで増幅し
て、スピーカより出力することにより、カラオケを楽し
むことができる。
【0014】第4の発明の特徴は、前記請求項3に記載
のディスク再生装置において、前記分離されたオーディ
オデータと前記入力された音声データをミクス係数によ
りミキシングすることにある。
【0015】第5の発明の特徴は、前記請求項3乃至4
いずれかに記載のディスク再生装置において、前記マイ
クロフォンから入力された音声データをモニターするた
めに取り出して出力する手段を備えたことにある。
【0016】第6の発明の特徴は、前記請求項3乃至5
いずれかに記載のディスク再生装置において、前記デフ
ォーマットして得られたオーディデータから画像/文字
データ復元する画像プロセッサを備えたことにある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明のディスクエンコ
ード装置の第1の実施の形態を示したブロック図であ
る。ディスクエンコード装置は、マルチチャンネルのオ
ーディオ信号をDVDオーディオフォーマットの規格に
沿ってフォーマット化するDVDオーディオフォーマッ
ト化処理部1、フォーマット化データにスクランブルを
かけるスクランブラー2、スクランブラー2からの信号
を変調する変調部3、装置全体の制御を行なうシステム
コントローラ4、ユーザの指示を入力する操作入力部
5、DVDオーディオフォーマット化処理部1によるフ
ォーマット化の際に必要なミクス係数を入力するインタ
ーフェース(I/F)6、画像/文字データを入力する
インターフェース(I/F)7、前方左の音声データ
(FL)を入力する入力端子8、中央の音声データ
(C)を入力する入力端子9、前方右の音声データ(F
R)を入力する入力端子10、後方左の音声データ又は
左のボーカル(RL/KL)を入力する入力端子11、
後方右の音声データ又は右のボーカル(RR/KR)を
入力する入力端子12、カッティングマシンなどにデー
タを出力するための出力端子13を有している。
【0018】次に、本実施形態の動作について説明す
る。入力端子8、9、10、11、12から入力される
5チャネルの前方左の音声データ(FL)、中央の音声
データ(C)、前方右の音声データ(FR)、後方左又
は左のボーカルの音声データ(RL/KL)、後方右又
は右のボーカルの音声データ(RR/KR)はDVDオ
ーディオフォーマット化処理部1に入力され、ここで、
インターフェース6から5チャネル音声データにフォー
マット化され、スクランブラー2で、スクランブルが掛
けられてから変調部3により変調された後、出力端子1
3から図示されないカッティングマシンに出力されて、
前記した5チャネル音声データを記録したDVDオーデ
ィオディスクが作成される。
【0019】尚、左、右のボーカル(KL/KR)をミ
クスする場合、DVDオーディオフォーマット化処理部
1はインターフェース8から入力されるミクス係数に従
って、左右のボーカルをミクスしてフォーマット化す
る。
【0020】その際、記録内容のメニュー画像などを示
す文字データやカラオケ用の背景画像もインターフェー
ス7からDVDオーディオフォーマット化処理部1に入
力され、上記した音声データと共にフォーマット化され
る。
【0021】本実施の形態によれば、前方左、中央、前
方右、後方左、後方右の5チャネルの音声データをDV
Dオーディオディスクに記録して作成することができ、
しかも、DVDオーディオディスク容量が大きいため、
5チャネルの音声データを圧縮する必要がなく、且つ十
分高いサンプリング周波数、ハイビットなどで、前記デ
ィスクに記録することができ、高音質で前記5チャネル
の音声データを長時間記録することができる。
【0022】図2は、本発明のディスクエンコード装置
の第2の実施の形態を示したブロック図である。但し、
図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符
号を付し、且つその説明を適宜省略する。ディスクエン
コード装置は、多チャンネルのオーディオ信号をDVD
オーディオフォーマットの規格に沿ってフォーマット化
するDVDオーディオフォーマット化処理部1、フォー
マット化データにスクランブルをかけるスクランブラー
2、スクランブラー2からの音声データを図示されない
回線上に送信する送信部14、図示されない回線上の音
声データを受信する受信部17、装置全体の制御を行な
うシステムコントローラ4、ユーザの指示を入力する操
作入力部5、音声データを格納するメモリ15、DVD
オーディオフォーマット化処理部1によるフォーマット
化の際に必要な係数を入力するインターフェース(I/
F)6、画像、文字データを入力するインターフェース
(I/F)7、制御係数を入力するインターフェース
(I/F)16、左の音声データ(L)を入力する入力
端子8、右(R)の音声データを入力する入力端子9、
ボーカルの音声データ(K)を入力する入力端子10を
有している。
【0023】次に本実施の形態の動作について説明す
る。本例のDVDオーディオフォーマット化処理部1
は、入力端子8、9、10から入力される左右の音声デ
ータとボーカルをインターフェース6、16から入力さ
れるミクス係数や制御係数に従ってフォーマット化し、
それにスクランブラー2でスクランブルを掛けたマルチ
チャネル音声データを送信部14から回線を通して送信
したり、或いは図示されていないが変調部3からカッテ
ィングマシンに供給してDVDオーディオディスクに記
録する。
【0024】送信部14から送信された音声データは遠
方の編集装置などに送られて編集された後、返送されて
くるが、この返送データを受信部17で受信し、システ
ムコントローラ4を介してメモリ15に一旦格納され
る。その後、DVDオーディオディスク等に記録され
る。尚、上記したスクランブラー2から出力されるオー
ディオデータはシステムコントローラ4により一旦メモ
リ15に格納されてから送信部14より送信される場合
もある。
【0025】本実施の形態によれば、左右及びボーカル
の3チャネルの音声データを記録したDVDオーディオ
ディスクを作成することができると共に、これらオーデ
ィオデータを送受信することができる。他の効果は図1
に示した第1の実施の形態と同様である。
【0026】図3は、本発明のディスクエンコード装置
の第3の実施の形態を示したブロック図である。但し、
図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符
号を付し、且つその説明を適宜省略する。本例のDVD
オーディオフォーマット化処理部1は、入力端子8、
9、10、11、12、19からそれぞれ入力される前
方左の音声データ(FL)、中央の音声データ(C)、
前方右の音声データ(FR)、後方左の音声データ(R
L)、又は左のボーカル(KL)、後方右の音声データ
(RR)又は右のボーカル及びLFEをインターフェー
ス6から入力されるミクス係数に従ってフォーマット化
し、スクランブラー2でスクランブルを掛けてから、変
調部3で変調した後、図示されないカッティングマシン
によりDVDオーディオディスクに記録する。
【0027】また、本例は、画像/文字データの他に、
インターフェース20から入力される動画/静止画デー
タもDVDオーディオフォーマット化処理部1によりフ
ォーマット化してDVDオーディオディスクに記録する
ことができる。
【0028】本実施の形態によれば、前方左、中央、前
方右、後方左、後方右及びLFEの6チャネルの音声デ
ータを記録したDVDオーディオディスクを作成するこ
とができ、しかも、DVDオーディオディスク容量が大
きいため、6チャネルの音声データを圧縮する必要がな
く、且つ十分高いサンプリング周波数、ハイビットなど
で、前記ディスクに記録することができ、高音質で前記
6チャネルの音声データを長時間記録することができ
る。
【0029】図4は、本発明のディスク再生装置の第1
の実施の形態を示したブロック図である。ディスク再生
装置は、DVDオーディオディスク100からデータを
読み出すディスク再生部21、ディスク再生部21から
読み出されたデータをデコードして復調するオーディオ
再生部22、復調されたデータをデフォーマットして5
チャネルの音声データに、即ち前方左(FL)、中央
(C)、前方右(FR)、後方左(RL)又は左ボーカ
ル(KL)、後方右(RR)又は右ボーカル(KR)に
分離するDVDオーディオデフォーマット化処理部2
3、分離された前方左、中央、前方右、後方左(又は左
ボーカル)、後方右(又は右ボーカル)データをミキシ
ング回路241で混合するか、又はそのまま出力するミ
キサー24、画像文字データを復元する画像プロセッサ
25、マイクロフォン(図示せず)で集音した左ボーカ
ル信号を入力する入力端子36、マイクロフォン(図示
せず)で集音した右ボーカル信号を入力する入力端子3
7、左ボーカル信号をデジタル化するA/D変換部2
6、右ボーカル信号をデジタル化するA/D変換部2
7、前方左の音声データ、中央の音声データ、前方右の
音声データ、後方左(左ボーカル)の音声データ、後方
右(右ボーカル)の音声データをそれぞれ出力する出力
端子28、29、30、31、32及び2チャネルのミ
キシング音声データを出力する出力端子33、34、画
像/文字データを出力する出力端子35を有している。
【0030】次に本実施の形態の動作について説明す
る。DVDオーディオディスク100はディスク再生部
21により再生され、読み出されたデータはオーディオ
再生部22でデコードされて復調され、更にデスクラン
ブラー41でデスクランブルされた後、DVDオーディ
オデフォーマット化処理部23によりデフォーマットさ
れて、5チャネルの音声データ、即ち、前方左、中央、
前方右、後方左(又は左ボーカル)、後方右(又は右ボ
ーカル)の音声データに分離される。これら5チャネル
の音声データは、ミキサー24を通して、そのまま、出
力端子28〜32から出力される。
【0031】その際、ミキサー24にDVDオーディオ
デフォーマット化処理部23からミクス係数が入力さ
れ、且つスイッチSW1、SW2が端子a側であると、
前方左、中央、前方右、後方左(又は左ボーカル)、後
方右(又は右ボーカル)の音声データが前記ミクス係数
に従って、2チャネルに混合され、出力端子33、34
から出力される。
【0032】また、この時、画像/文字データが再生さ
れた場合は、これらデータがDVDオーディオデフォー
マット化処理部23により分離され、画像プロセッサ2
5に入力されて、ここで画像/文字信号となって、出力
端子35から外部のモニターなどに出力され、画像又は
文字が表示される。
【0033】また、ユーザはボーカルをミクスするかし
ないかを選択して指示する。カラオケなどを行う時は、
ミクス指示を出す。この場合、スイッチSW1、SW2
が端子b側で、入力端子36、37からボーカル信号が
入力されると、A/D変換部26、27により、これら
信号がデジタルデータ化される。これらボーカルデータ
がミキシング回路241に入力されて、前方左、中央、
前方右の音声データと2チャネルに混合され、ミクス出
力端子33、34から出力される。この場合、例えば、
中央の音声データのレベルが0となり、前方左、前方右
の音声データがカラオケの伴奏になり、歌い手のボーカ
ルと混合されて、出力端子33、34から出力される。
【0034】ここで、ミキシング回路241の動作につ
いて詳しく説明する。音声データをミクスする場合は、
ミクスダウン係数テーブル番号を用い、ミクスしない場
合はミクスダウン係数テーブル番号iをひとつカウント
アップして変更する。ミクスダウン係数テーブルをひと
つカウントアップしたところ(ATS−DM−COEF
T#(i+1))にはチャネルRL/KL、RR/KR
をゼロとしてミクスする。
【0035】なお、チャネルRL/KLのみをミクスす
る場合はミクスダウン係数テーブル番号iを2つカウン
トアップして変更し、チャネルRR/KRのみをミクス
する場合はミクスダウン係数テーブル番号iを3つカウ
ントアップして変更するようにする。これにより、出力
端子33、34から所定のミクス音声データが取り出さ
れる。
【0036】本実施の形態によれば、マルチチャネルで
高品質に記録されたDVDオーディオデイスク100の
各チャネルからの再生音声データをカラオケ用に処理す
ることができ、必要に応じて、画像や文字情報も再生す
ることができる。
【0037】図5は、本発明のディスク再生装置の第2
の実施の形態を示したブロック図である。但し、図4に
示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付
し、且つその説明を適宜省略する。本例は図4に示した
第1の実施の形態とその構成はほとんど同じである。異
なる点は、入力端子36、37から入力されたボーカル
信号をデジタルデータ化した後、スイッチSWL、SW
Rで構成されるスイッチ回路を通すことにより、前記デ
ジタルデータをモニター出力端子53、54から外部に
出力することができるようになっている点にある。
【0038】スイッチSWL、SWRを端子a側に切り
替えると、歌い手の音声のみがモニター出力端子53、
54から得られるので、これをヘッドホーンなどを介し
て、歌い手に聴かせることができる。又、スイッチSW
L、SWRを端子b側に切り替えると、DVDオーディ
オディスクから再生された後方左(又は左ボーカル)、
後方右(又は右ボーカル)のみをモニター出力端子5
3、54から出力させてモニターすることができる。
【0039】図6は、本発明のディスク再生装置の第3
の実施の形態を示したブロック図である。但し、図1に
示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付
し、且つその説明を適宜省略する。本例は左(L)、右
(R)、中央(C)又はボーカル(K)の3チャネルの
音声データが記録されたDVDオーディオディスクを再
生して、カラオケに使用する例である。
【0040】前記DVDオーディオディスクから再生さ
れて復調された音声データはデスクランブラー41によ
りスクランブルが解除された後、DVDオーディオデフ
ォーマット化処理部23によりデフォーマットされ、3
チャネルの音声データに分離され、これら音声データが
ミキサー24に入力される。
【0041】ミキサー24には、DVDオーディオデフ
ォーマット化処理部23からミクス係数/制御係数が入
力され、例えば、左(L)に中央(C)又はボーカル
(K)が、同様に、右(R)に、中央(C)又はボーカ
ル(K)が混合され、出力端子28、29から出力され
る。また、何等混合されることなく、左(L)、右
(R)、中央(C)又はボーカル(K)が出力端子3
0、31、32からそのまま出力される場合もある。
【0042】一方、カラオケで使用する場合、ミキサー
24は、左(L)と右(R)の音声データをそのままの
レベル(α=γ=1)で出力端子30、32から出力
し、中央(C)又はボーカル(K)をレベルゼロとし、
結果的に出力端子31から出力せず(β=1)、その代
わり、A/D変換部26でデジタル化された歌い手のボ
ーカルデータを出力端子31から出力する。
【0043】これにより、DVDオーディオディスクか
ら再生された左(L)、右(R)の音声データを伴奏に
してカラオケを行うことができる。その際、画像プロセ
ッサ25で処理した画像や静止画をカラオケの背景とし
て用いることができる。
【0044】また、MIDI信号がMIDIプロセッサ
38に供給されて音楽信号に変換され、出力端子39か
ら取り出される。これにより、例えば、ピアノ、ギタ
ー、ベースのような複数の楽器による伴奏音を得ること
ができる。
【0045】本実施の形態によれば、左(L)、右
(R)、中央(C)又はボーカル(K)の3チャネルの
DVDオーディオディスクを再生して、高音質の伴奏で
カラオケを楽しむことができる。
【0046】図7は、本発明のディスク再生装置の第4
の実施の形態を示したブロック図である。但し、図6に
示した第3の実施の形態と同様の部分には同一符号を付
し、且つその説明を適宜省略する。本例は図6に示した
第3の実施の形態とその構成はほとんど同じである。異
なる点はスイッチ回路SW60を切り替えることで、D
VDオーディオディスクからの再生音声(歌手)又はカ
ラオケ時の歌い手の音声を出力端子39から出力してモ
ニターすることができる。他の構成は図6に示した第3
の実施の形態と同様の効果がある。
【0047】図8は、本発明のディスク再生装置の第5
の実施の形態を示したブロック図である。但し、図1に
示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付
し、且つその説明を適宜省略する。6チャネルのDVD
オーディオディスクを再生し、得られた復調データのス
クランブルを解除した音声データが入力端子42からD
VDオーディオデフォーマット化処理部23に入力され
て、デフォーマット化され、前方左(FL)、中央
(C)、前方右(FR)、後方左又は左ボーカル(RL
/KL)、後方右又は右ボーカル(RR/KR)、LF
Eの6チャネルの音声データに分離される。これら音声
データはミキサー24に入力され、ミクス係数/制御係
数により各音声データが混合されたり、或いは混合され
ずにそのまま出力端子28〜32、43から出力され
る。
【0048】又、DVDオーディオデフォーマット化処
理部23によりデフォーマットされた静止画、動画デー
タはビデオ変換部44でNTSC方式のビデオ信号に変
換されて、出力端子45から外部に出力される。
【0049】上記ミキサー24でデータのミキシングを
しない場合、前方左、中央、前方右、後方左(左ボーカ
ル)、後方右(右ボーカル)、LFEの6チャネルの音
声データが、出力端子28、29、30、31、32、
43から出力される。
【0050】一方、ミキサー24でデータがミキシング
される場合、前方左(FL)と中央(C)又はボーカル
(K)及び、前方右(FR)、中央(C)又はボーカル
(K)が混合され、出力端子28、30から出力される
が、この場合、ミクス係数α、β、γが1又は0の値を
取ることにより、マルチチャネル出力のミクスを変更す
ることができる。
【0051】例えば、(1)β=0、α=γ=1とすれ
ば、出力端子29から中央(C)の音声データは出力さ
れず、出力端子28、30から中央(C)の音声がミッ
クスされた前方左(FL)、前方右(FR)の音声デー
タが出力され、音声と伴奏をミクスして2チャネルで再
生できる。この場合のミクス出力は出力端子33、34
からも取り出される。
【0052】(2)α=γ=0、β=0とすれば、前方
左(FL)、前方右(FR)の音声データ(伴奏チャネ
ル)のみを出力端子28、30から再生し、出力端子2
9からの音声を消去できる。この場合のミクス出力は出
力端子33、34からも取り出される。
【0053】この際、入力端子36、37から入力され
る歌い手のボーカル信号をA/D変換部46、47でデ
ジタル化してから、加算器48で加算して、1チャネル
の音声データにした後、これをミキサー24に入力する
と、ミキサー24はボーカルデータを出力端子29から
出力するため、出力端子28、30から再生される音声
データを伴奏として、カラオケで歌えることになる。
【0054】(3)β=1、α=γ=0とすれば、通常
のマルチチャネルを再生できる。
【0055】また、システムコントローラ49を用いて
ミキサー24のミクス条件を補正することができる。例
えば、上記(1)で、α=0.5とすれば音声が左に移
動するので、カーオーディオで右にいる運転者にはちょ
うどよくなる。
【0056】静止画または動画がDVDオーディオデフ
ォーマット化処理部23でデコードされ、ビデオ変換部
44によりNTSC信号に変換されてビデオ信号として
取り出される。この静止画又は動画は、図3に示したデ
ィスクエンコード装置でカラオケの背景画としてDVD
オーディオディスクに記録されているもので、DVDオ
ーディオディスクからオーディオデータと共に再生され
る。
【0057】本実施の形態も、第1の実施の形態と同様
の効果がある。なお、オーディオデータはPCM信号の
他、1ビットストリーム信号でもよい。この場合は、ミ
キシングの困難さから2チャネル出力は設けずに、マル
チチャネル出力のみとし、ミクスしないでボーカルチャ
ネルの選択か、ミュートで機能を実現する。
【0058】図9は、本発明のディスク再生装置の第6
の実施の形態を示したブロック図である。但し、図8に
示した第5の実施の形態と同様の部分には同一符号を付
し、且つその説明を適宜省略する。本例は図8に示した
第5の実施の形態とその構成はほとんど同じである。ス
イッチ回路SW70を切り替えることで、DVDオーデ
ィオディスクからの再生音声(歌手)又はカラオケ時の
歌い手の音声を出力端子39から出力してモニタするこ
とができる。他の構成は図8に示した第5の実施の形態
と同様の効果がある。
【0059】なお、ミクス条件を変更するために、シス
テムコントローラ49を用いて行うように説明したが、
あらかじめ複数の態様に相当するミクス係数を備えたオ
ーディオタイトルセットを用意しておいて、それらのオ
ーディオタイトルを選択することによりミクス条件を変
更するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のデ
ィスクエンコード装置によれば、音声データをマルチチ
ャネルで高品質に記録することができる。
【0061】本発明のディスク再生装置によれば、マル
チチャネルで高品質に記録されたDVDオーディオデイ
スクの各チャネルからの再生音声データをカラオケ用に
処理することができ、必要に応じて、静止画または動画
も再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクエンコード装置の第1の実施
の形態を示したブロック図である。
【図2】本発明のディスクエンコード装置の第2の実施
の形態を示したブロック図である。
【図3】本発明のディスクエンコード装置の第3の実施
の形態を示したブロック図である。
【図4】本発明のディスク再生装置の第1の実施の形態
を示したブロック図である。
【図5】本発明のディスク再生装置の第2の実施の形態
を示したブロック図である。
【図6】本発明のディスク再生装置の第3の実施の形態
を示したブロック図である。
【図7】本発明のディスク再生装置の第4の実施の形態
を示したブロック図である。
【図8】本発明のディスク再生装置の第5の実施の形態
を示したブロック図である。
【図9】本発明のディスク再生装置の第6の実施の形態
を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 DVDオーディオフォーマット化処理部 2 スクランブラー 3 変調部 4、49 システムコントローラ 5、50 操作入力部 6、7、16、20 インターフェース 8、9、10、11、12、19、36、37、40、
42 入力端子 13、28、29、30、31、32、33、34、3
5、39、43、45、53、54 出力端子 14 送信部 15 メモリ 17 受信部 18、51 表示部 21 ディスク再生部 22 オーディオ再生部 23 DVDオーディオデフォーマット化処理部 24 ミキサー 25 画像プロセッサ 26、27、46、47 A/D変換部 38 MIDIプロセッサ 41 デスクランブラー 44 ビデオ変換部 48 加算器 241 ミキシング回路 SW60,SW70,SWL,SWR スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 AB08 BC06 CC04 DE02 DE14 GK17 5D062 AA01 AA02 AA14 AA45 CC20 5D108 BA04 BA36 BA39 BA40 BB03 BB10 BD12 BD20 BE10 BG06 BG10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルのオーディオデータを所定
    フォーマットのオーディオディスクの規格に沿ってフォ
    ーマット化する手段と、 前記フォーマット化したオーディオデータにスクランブ
    ルを施す手段と、 前記スクランブルを施されたオーディオデータを変調し
    て出力する手段とを備え、 前記複数チャネルのオーディオデータと共に、画像/文
    字データ及び動画/静止画のいずれか1方又は両方をフ
    ォーマット化することを特徴とするディスクエンコード
    装置。
  2. 【請求項2】 複数チャネルのオーディオデータを記録
    した所定フォーマットのオーディオディスクを再生する
    ディスク再生装置において、 所定フォーマットのオーディオディスクから読み出した
    オーディオデータをデコードして復調してからスクラン
    ブルを解除する再生手段と、 再生されたオーディオデータをデフォーマットして複数
    チャネルのオーディオデータに分離する手段と、 マイクロフォンで集音された音声信号をデジタル化して
    入力する手段と、 前記分離されたオーディオデータと前記マイクロフォン
    から入力された音声データをミキシングする手段とを備
    えたことを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 複数チャネルのオーディオデータを所定
    フォーマットのオーディオディスクの規格に沿ってフォ
    ーマット化する手段と、前記フォーマット化したオーデ
    ィオデータにスクランブルを施す手段と、前記スクラン
    ブルを施されたオーディオデータを変調して出力する手
    段とを備えたディスクエンコード装置と、 オーディオデータを記録した所定フォーマットのオーデ
    ィオディスクから読み出したオーディオデータをデコー
    ドして復調してからスクランブルを解除する再生手段
    と、再生されたオーディオデータをデフォーマットして
    複数チャネルのオーディオデータに分離する手段と、マ
    イクロフォンで集音された音声信号をデジタル化して入
    力する手段と、前記分離されたオーディオデータと前記
    マイクロフォンから入力された音声データをミキシング
    する手段とを備えたディスク再生装置とを有することを
    特徴とするシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006508592A (ja) * 2002-12-02 2006-03-09 トムソン ライセンシング 2つ以上のオーディオ信号の処理方法および装置

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