JP2000147945A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000147945A
JP2000147945A JP10323491A JP32349198A JP2000147945A JP 2000147945 A JP2000147945 A JP 2000147945A JP 10323491 A JP10323491 A JP 10323491A JP 32349198 A JP32349198 A JP 32349198A JP 2000147945 A JP2000147945 A JP 2000147945A
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Shigeto Kojima
成人 小島
Hiroshi Nagame
宏 永目
Hirota Sakon
洋太 左近
Ryuta Takechi
隆太 武市
Akiyo Nakajima
章代 中嶋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機系電子写真感光体に耐久性がもたらさ
れ、長期にわたっての使用が可能な画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 有機系電子写真感光体とともに、帯電手
段、画像露光手段、転写手段、定着手段およびクリーニ
ング手段を有する画像形成装置において、帯電手段及び
/又は転写手段が、接触帯電方式を採用し、かつ、感光
体の表面摩擦制御機能と表面特性劣化抑制機能を有する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用感光体
を用いた画像形成装置に関し、より詳しくは、接触帯電
方式あるいは接触転写方式を用いた画像形成方法で用い
られるものであって、電子写真複写装置、ファクシミ
リ、レーザープリンタ、ダイレクトデジタル製版機等に
応用される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、ファクシミリ、レーザ
ープリンタ、ダイレクトデジタル製版機等に応用されて
いる電子写真用感光体を用いた電子写真方法は、少なく
とも電子写真用感光体に一次帯電、画像露光、現像の過
程を経た後、画像保持体(転写紙)へのトナー画像の転
写、定着、及び電子写真用感光体表面のクリーニングと
いうプロセスよりなる方法である。近年、電子写真複写
機、ファクシミリ、レーザープリンタ等の画像形成装置
のパーソナル化が進む中、これら画像形成装置の高耐久
化(メンテナンスフリー化)及び小型化が要求されてい
る。
【0003】この画像形成装置に於いて使用される感光
体としてはコストの低さ、感光体設計の自由度の高さ、
無公害性等から有機系感光体が広く利用されるようにな
ってきている。有機系の電子写真感光体には、ポリビニ
ルカルバゾール(PVK)に代表される光導電性樹脂、
PVK−TNF(2,4,7−トリニトロフルオレノ
ン)に代表される電荷移動錯体型、フタロシアニン−バ
インダーに代表される顔料分散型、電荷発生物質を主成
分とする層(電荷発生層)と電荷輸送物質を主成分とす
る層(電荷輸送層)とを組み合わせて用いる機能分離型
などの感光体が知られており、特に機能分離型の感光体
が注目されている。
【0004】この電荷発生層と電荷輸送層とを積層した
機能分離型の感光体における静電潜像形成のメカニズム
は、感光体を帯電した後光照射すると、光は透明な電荷
輸送層を通過し、電荷発生層中の電荷発生物質により吸
収され、光を吸収した電荷発生物質は電荷担体を発生
し、この電荷担体は電荷輸送層に注入され、帯電によっ
て生じている電界にしたがって電荷輸送層中を移動し、
感光体表面の電荷を中和することにより静電潜像を形成
するものである。機能分離型の感光体においては、主に
紫外部に吸収を持つ電荷輸送物質と、主に可視部に吸収
を持つ電荷発生物質とを組み合わせて用いることが知ら
れており、かつ有用である。
【0005】一方、有機系の電子写真用感光体の弱点と
して、機械的・化学的な耐久性に乏しいということが知
られている。すなわち、電荷輸送物質は多くが低分子化
合物として開発されているが、低分子化合物は単独で製
膜性がないため、通常、不活性高分子に分散・混合して
用いられる。しかるに低分子電荷輸送物質と不活性高分
子からなる電荷輸送層は一般に柔らかく、電子写真プロ
セスにおいては繰り返し使用による種々接触部材(現像
剤・転写紙・クリーニングブラシ・クリーニングブレー
ド等)から受ける機械的な負荷により膜削れを生じやす
い。
【0006】また、電子写真プロセスに必要不可欠な感
光体表面への各種帯電工程で発生するオゾン、NOx等
の活性種(コロナ生成物と称する)に反応し、帯電特性
等の劣化や異常画像が発生(画像流れ・ボケ等)という
欠点もあり、近年、特に要求されている電子写真装置の
高耐久化を達成する上で大きな課題となっており、その
改良が強く望まれている。
【0007】前者の問題に対しては、例えば、特開平6
−342236号公報、特開平8−202226号公
報、特開平9−81001号公報には、感光体の周辺
に、その感光体表面に潤滑性付与剤を供給する手段を配
置し、感光層の摩耗を抑制する技術が開示されている
が、摩耗は抑制されても、電気的・化学的劣化の抑制に
対しては効果が無く、実質的な耐久性の向上には効果が
不十分である。
【0008】後者の電気的・化学的劣化に関する問題に
対しては、以下のような技術が知られている。電子写真
方法における帯電および転写方法は、大きく非接触方式
と接触方式の2つに分けられる。非接触方式とはコロナ
放電装置に代表されるような、感光体から離れた位置に
感光体の軸方向と平行に固定された導電性部材(細線
状、板状等)に、高電圧を印加して帯電、転写を行う方
法のことである。感光体表面に均一な放電を比較的容易
に与えることができる方法として、従来電子写真方法に
おいて最も一般的に用いられてきたものである。これに
対し、接触帯電方式あるいは接触転写方式とは、適切な
導電性と弾性を有したブラシ、ローラー状ブラシ、ロー
ラー、ブレード、ベルト等の部材に電圧を印加して感光
体表面に接触させ帯電・転写を行う方法(特開昭63−
149668号公報、特開平7−281503号公報
等)である。
【0009】この接触帯電あるいは転写方式は、非接触
方式と比較して、感光体に帯電あるいは転写を行うため
に印加する電圧が小さくて済むため、感光体や人体にダ
メージを及ぼすと考えられているオゾン等の発生が小さ
いというメリットがあり、近年急速に普及している帯
電、転写方法である。機能分離型を含む有機光導電体の
感光体を使用する場合、帯電効率が高く、コロナ生成物
の発生量が少ない接触帯電を行うことは、画像ボケ等の
画像欠陥の発生を抑制し、感光体をコロナ生成物に暴露
することによる劣化を避けて寿命をのばすという観点か
らは非常に有効である。このため、上記のように、また
特開昭56−104351号公報、特開昭57−178
267号公報、特開昭58−40566号公報、特開昭
58−139156号公報、特開昭58−150975
号公報等に見られるように多くの提案がなされている。
しかし、近年要求されている更なる高耐久性の実現には
これだけでは効果が不十分である。
【0010】また、これらの感光体周りからの化学的・
電気的負荷に対して、抵抗力を向上するために、感光層
内に各種添加剤を加える技術も多く知られている。しか
し、これにしても、感光層中に添加可能な量では要求さ
れる耐久性実現には不十分である。加えて、電子写真装
置は前述のように、感光体の周りを種々の装置が取り囲
んでおり、近年の電子写真装置などの小型化のため、感
光体を小さく(小径化あるいは小外周長化)すると、周
辺装置の配置が非常に困難になるという問題を生じてい
る。例えば、前記の特開平6−342236号公報、特
開平8−202226号公報、特開平9−81001号
公報には、感光体表面に潤滑性付与剤を供給する手段を
感光体の周りに配置する技術が開示されているが、この
ような周辺装置の配置が、電子写真装置の小型化にとっ
ては困難なものであることは明らかである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、これらの要求に適合する画像形成装置を提供するこ
とにあり、特に有機系電子写真感光体と組み合わせた場
合に優れた耐久性が得られる画像形成装置を提供するこ
とにある。本発明の第2の目的は、有機系電子写真感光
体と組み合わせた場合に優れた耐久性が得られ、かつ小
型化が可能な、多機能型の接触帯電装置及び/又は接触
転写装置を有する画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは従来の有機
系感光体と電子写真プロセスを組み合わせた場合の、更
なる高耐久性の実現の為に検討した結果、少なくとも、
帯電−画像露光−現像−転写−定着−クリーニング工程
を有する画像形成プロセスにおいて、感光体の表面(基
体と反対側の面)に、感光体表面摩擦係数制御機能と感
光体表面特性制御機能を付与するプロセスを付与するこ
とにより、感光体摩耗量の低減と電気的・化学的劣化の
長期的抑制を同時に達成することが可能であることが判
明した。また、本発明者らは上記課題に加え電子写真装
置の小型化の両立という命題も解決するために鋭意検討
した結果、画像形成装置を帯電方式及び/又は転写方式
を多機能型の接触帯電方式あるいは接触転写方式とし、
帯電機能あるいは転写機能以外に感光体表面特性制御機
能及び感光体表面特性劣化防止機能を同時に有するもの
にすることにより上記課題を達成することができた。本
発明はこれらに基づいてなされたものである。
【0013】従って、本発明によれば、第一に有機系電
子写真用感光体とともに、少なくとも帯電手段、画像露
光手段、現像手段、転写手段、定着手段およびクリーニ
ング手段を有する画像形成装置において、該有機系電子
写真用感光体の表面に、感光体表面摩擦係数制御機能を
付与する手段と感光体表面特性制御機能を付与する手段
を設けたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0014】第二に、帯電手段もしくは転写手段が、有
機系電子写真用感光体と接触する事により電界を印加す
る方式の接触帯電装置もしくは接触転写装置であり、か
つ、本来の電界印加機能以外に、感光体表面摩擦係数制
御機能と感光体表面特性劣化抑制機能を同時に有するこ
とを特徴とする上記第一の画像形成装置が提供される。
【0015】第三に、接触帯電装置もしくは接触転写装
置が、電界印加用部材と感光体表面摩擦係数制御用潤滑
性部材及び感光体表面特性劣化抑制材料とから構成され
ることを特徴とする上記第二の画像形成装置が提供され
る。
【0016】第四に、接触帯電装置もしくは接触転写装
置が、電界印加用導電性材料と感光体表面摩擦係数制御
用フッ素樹脂材料及び感光体表面特性劣化抑制材料から
構成されることを特徴とする上記第二又は第三の画像形
成装置が提供される。
【0017】第五に、接触帯電装置もしくは接触転写装
置が、電界印加用導電性材料と感光体表面摩擦係数制御
用潤滑性部材及び感光体表面特性劣化抑制用酸化防止剤
とから構成されることを特徴とする上記第二又は第三の
画像形成装置が提供される。
【0018】第六に、感光体表面摩擦係数制御用潤滑性
材料及び/又は感光体表面劣化防止用材料を、接触帯電
装置もしくは接触転写装置の電界印加用部材へ供給する
手段を有し、その接触帯電装置もしくは接触転写装置の
電界印加用部材を介して該感光体表面摩擦係数制御用潤
滑性材料及び該感光体表面特性劣化防止用材料を感光体
表面へ供給することを特徴とする上記第二の画像形成装
置が提供される。
【0019】第七に、感光体表面摩擦係数制御用潤滑性
材料が液体であることを特徴とする上記第六の画像形成
装置が提供される。
【0020】第八に、感光体表面摩擦係数制御用潤滑性
材料が固体であることを特徴とする上記第六の画像形成
装置が提供される。
【0021】第九に、感光体表面摩擦係数制御用潤滑性
材料がフッ素樹脂材料であることを特徴とする上記第六
の画像形成装置が提供される。
【0022】第十に、感光体表面特性劣化防止用材料が
酸化防止剤であることを特徴とする上記第六〜九のいず
れかに記載の画像形成装置が提供される。
【0023】第十一に、感光体表面摩擦係数をオイラー
ベルト法による測定値で0.1〜0.4の範囲以下に制
御することを特徴とする上記第一〜十のいずれかに記載
の画像形成装置が提供される。
【0024】第十二に、接触帯電装置もしくは接触転写
装置の電界印加用部材を介して感光体表面に供給される
潤滑性材料の供給量をコントロールする機構を具備し、
かつその塗布量のコントロールを、該感光体上に形成さ
れる画像の変化を検知することによって行うことを特徴
とする上記第六〜十一のいずれかに記載の画像形成装置
が提供される。
【0025】第十三に、画像の変化は感光体表面の摩擦
係数が下がりすぎることにより生じる現像不良として検
知するものであって、その検知をセンサによって判断す
るか又は出力された画像を判断することにより行うこと
を特徴とする上記第十二の画像形成装置が提供される。
【0026】本発明によれば、接触帯電部材あるいは接
触転写部材に複数の機能を持たせることにより、本来の
電子写真プロセスに必要な、また高耐久化のために、電
子写真用感光体の周りに新たに必要となる装置を少なく
まとめることができ、小型化の障害となっている各装置
のレイアウトスペースを確保することができるようにな
る。
【0027】ところで、電子写真用感光体において感光
層の膜削れが発生すると、感光体の電気特性(帯電性能
や光減衰性能等)が変化し、所定の作像プロセスが行え
なくなり、最終アウトプットとなるハードコピーの品質
を維持することが困難になる。この膜削れは電子写真プ
ロセスにおいて、感光体と他の作像ユニットが接触する
部位の全てで発生するが、一番問題となるユニットは感
光体に残留するトナーを力学的に除去するクリーニング
ユニット(ブレード又はブラシ)である。他のユニット
による摩耗は有るものの、実質寿命に影響するほどでは
ない。
【0028】クリーニングユニットで発生する感光体表
面の摩耗は、主に二つの形態に分けられる。一つは、感
光体とブレード(ブラシ)に発生する剪断力による摩
耗、もう一つは、トナーがブレード(ブラシ)と感光体
とに挟まれて砥石のような働きをし、摩耗するざらつき
摩耗である。これらを決定する要因として、感光体の構
造上の強さ、クリーニングブレード(ブラシ)の当接
圧、トナー粒子の組成、感光体の表面摩擦係数(μ)な
どがある。特に、感光体とクリーニングブレード(ブラ
シ)との接触部における剪断力と感光体表面摩擦係数及
びその摩耗量には大きな相関があり、感光体表面摩擦係
数を低く維持することにより、摩耗を小さく抑制するこ
とができることが判明した。
【0029】もう一方の感光層の摩耗以外に感光体寿命
を左右する問題として、前記のように帯電・転写工程で
発生するコロナ生成物による感光層自身の劣化(表面抵
抗、バルク抵抗の低下等)も知られている。これらの原
因は上記コロナ生成物のいずれかと感光層材料との酸化
反応に起因していると考えられている。従って、この反
応を抑制するような反応抑制材料を感光層中に添加する
ことによりいくらかは、感光体の劣化を押さえることが
できる。しかし、感光体の更なる高耐久性を実現するに
は感光層中への反応抑制材料の添加では不十分であり改
良方法が望まれていた。本発明によれば、接触帯電部材
もしくは接触転写部材又はこれら両方の部材に感光体表
面特性である摩擦係数を低下させる機能及び感光層表面
特性である劣化抑制材料を供給する機能を組み合わせて
同時に持たせることにより、コンパクトなシステムで、
クリーニングユニットとの接触により発生する感光層の
摩耗を減少させ、更に感光層自身の劣化も抑制でき、非
常に高耐久な電子写真装置を得ることが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面に沿って本発明を詳細に
説明する。図1から図18までは本発明の多機能接触帯
電装置あるいは多機能接触転写装置を有した電子写真プ
ロセス乃至装置の模式断面図のいくつかの例を示したも
のである。
【0031】図1において、(101)は矢印方向に回
転する感光体ドラムで、その周辺部には、接触帯電装置
(102)、露光装置からの像露光手段(103)、現
像装置(104)、接触転写装置(106)、クリーニ
ングユニット(107)、除電ランプ(108)、定着
装置(109)等が設けられており、ここに転写体(1
05)が供給される。ここでイメージ露光手段(10
3)は、複写原稿の反射光をレンズやミラーを介して照
射するアナログイメージ露光、またはコンピュータ等か
らの電気信号あるいは複写原稿をCCD等の画像センサ
で読みとり変換した電気信号等をレーザー光やLEDア
レイ等により光像として再現するデジタルイメージ露光
のいずれであってもかまわない。
【0032】図2は図1の接触帯電装置(102)の一
例を拡大して示したもので、弾性ローラー状の接触帯電
装置(102a)の感光体接触部材が帯電を印加するた
めの材料(111a)と感光体(101)の表面摩擦係
数を制御するための材料(112a)及び感光体表面特
性劣化抑制材料(113a)より構成されているもので
ある。
【0033】図3は図1の接触帯電部材(102)がフ
ェルト状帯電部材(102b)よりなり、そのフェルト
状帯電部材が、帯電を印加するためのの繊維(111
b)と、感光体表面摩擦係数を制御するための材料(1
12b)及び感光体表面特性劣化抑制材料(113b)
より構成されているものである。
【0034】図4は図1の接触転写部材(106)の実
施形態を示したもので、弾性ローラー状の接触転写装置
(106a)の感光体接触部材が帯電を印加するための
材料(121a)と感光体表面屋擦係数を制御するため
の材料(122a)及び感光体表面特性劣化抑制材料
(123a)より構成されているものである。
【0035】図5は図1の接触転写部材(106)の別
の実施形態を示したもので、ベルト状の接触転写装置
(106b)の感光体接触部材が帯電を印加するための
材料(121b)と感光体表面摩擦係数を制御するため
の材料(122b)及び感光体表面特性劣化抑制材料
(123b)より構成されているものである。
【0036】図6は弾性ローラー等の接触帯電装置(1
02c)あるいは接触転写装置(106c)に、感光体
表面摩擦係数を制御するための粉末材料(115a)及
び感光体表面特性劣化を抑制する粉末材料(116a)
を供給する装置(130a)が付与してある一例を示し
たものである。
【0037】図7は弾性ローラー等の接触帯電装置(1
02c)あるいは接触転写装置(106c)の感光体接
触部材が、帯電を印加するための材料(111c)と感
光体(101)の表面摩擦係数を制御するための材料
(112c)より構成されており、これに感光体表面特
性劣化を抑制する粉末材料(116a)を供給する装置
(130a)が付与してある一例を示したものである。
【0038】図8は弾性ローラー等の接触帯電装置(1
02c)あるいは接触転写装置(106c)の感光体接
触部材が、帯電を印加するための材料(111c)と感
光体(101)の表面特性劣化抑制材料(113c)よ
り構成されており、これに感光体の表面摩擦係数を制御
するための粉末材料(115a)を供給する装置(13
0a)が付与してある一例を示したものである。
【0039】図9は弾性ローラー等の接触帯電装置(1
02c)あるいは接触転写装置(106c)に、感光体
表面摩擦係数を制御するための液体材料(115b)及
びそれと混合した感光体表面特性劣化抑制材料(116
b)を徐放性を持たせたスポンジ状ローラーに含浸させ
て接触させるようにした装置(130b)が付与してあ
る一例を示したものである。
【0040】図10は弾性ローラー等の接触帯電装置
(102c)あるいは接触転写装置(106c)の感光
体接触部材が、帯電を印加するための材料(111c)
と感光体(101)の表面摩擦係数を制御するための材
料(112c)より構成されており、これに感光体表面
特性劣化を抑制する液体材料(116b)を徐放性を持
たせたスポンジ状ローラーに含浸させて接触させるよう
にした装置(130b)が付与してある一例を示したも
のである。
【0041】図11は弾性ローラー等の接触帯電装置
(102c)あるいは接触転写装置(106c)の感光
体接触部材が、帯電を印加するための材料(111c)
と感光体(101)の表面特性劣化抑制材料(113
c)より構成されており、これに感光体の表面摩擦係数
を制御するための液体材料(115b)を徐放性を持た
せたスポンジ状ローラーに含浸させて接触させるように
した装置(130b)が付与してある一例を示したもの
である。
【0042】図12は弾性ローラー等の接触帯電装置
(102c)あるいは接触転写装置(106c)に、感
光体表面摩擦係数を制御するための材料(115c)と
感光体の表面特性劣化を抑制する材料(116c)より
構成される固体材料を接触させるようにした装置(13
0c)が付与してある一例を示したものである。
【0043】図13は弾性ローラー等の接触帯電装置
(102c)あるいは接触転写装置(106c)の感光
体接触部材が、帯電を印加するための材料(111c)
と感光体(101)の表面摩擦係数を制御するための材
料(112c)より構成されており、これに感光体表面
特性劣化を抑制する材料(116c)より構成される固
体材料を接触させるようにした装置(130c)が付与
してある一例を示したものである。
【0044】図14は弾性ローラー等の接触帯電装置
(102c)あるいは接触転写装置(106c)の感光
体接触部材が、帯電を印加するための材料(111c)
と感光体(101)の表面特性劣化抑制材料(113
c)より構成されており、これに感光体の表面摩擦係数
を制御するための材料(115c)より構成される固体
材料を接触させるようにした装置(130c)が付与し
てある一例を示したものである。
【0045】図15はブラシ状帯電部材(102d)
に、感光体表面摩擦係数を制御するための材料(115
d)と感光体の表面特性劣化を抑制する材料(116
d)より棚成される固体材料を接触させるようにした装
置(130d)が付与してある一例を示したものであ
る。
【0046】図16はブラシ状帯電部材(102d)が
帯電を印加するための繊維(111d)と、感光体表面
摩擦係数を制御するための繊維(112d)との複数種
類の繊維により構成されており、これに感光体表面特性
劣化を抑制する材料(116d)より構成される固体材
料を接触させるようにした装置(130d)が付与して
ある一例を示したものである。
【0047】図17は接触帯電あるいは転写装置(10
2c,106c)に、感光体表面摩擦係数を制御するた
めの液体材料(115b)及びそれと混合した感光体表
面特性劣化抑制材料(116b)を供給する装置(13
0b)にソレノイド(141)等の力により支点(14
0)を中心として接離する機構をさらに設けた実施形態
を示したものである。
【0048】図18は接触帯電あるいは転写装置(10
2c,106c)に、感光体表面摩擦係数を制御するた
めの材料(115c)と感光体の表面特性劣化を抑制す
る材料(116c)より構成される固体材料を供給する
装置(130c)にソレノイド(141)等の力により
支点(140)を中心として接離する機構をさらに設け
た実施形態を示したものである。
【0049】なお、これらの図は本発明の幾つかの例を
図示したものに過ぎず、これらの実施形態になんら限定
されるものではない。
【0050】ここで一般的に、接触帯電装置あるいは接
触転写装置とは適切な導電性を有した弾性ローラー、ブ
ラシ状ローラー、弾性ブレード、ブラシ、ベルト等の部
材を感光体表面に接触させた状態で感光体を移動し、感
光体に帯電あるいは転写に必要な極性の直流電圧を印加
することにより感光体表面に所望の電位を保持させた
り、またトナーを転写させる装置のことである。効率よ
くかつ均一安定に、帯電の印加あるいはトナーの転写を
するための方法としては、ローラー状の部材を感光体表
面と線速差を設けて接触させたり、接触帯電部材あるい
は接触転写部材に印加する直流電圧に対して、サイン波
やパルス波等の対称あるいは非対称交番電界を重乗させ
たりする工夫が行われる。
【0051】感光体表面へ感光体表面摩擦係数制御のた
めに及び感光体表面特性劣化抑制のために供給する物質
を均一に供給するためには、ブラシ状ローラー、弾性ロ
ーラー、多孔質弾性ローラー、多孔質弾性ブレード、ブ
ラシ、ベルト等が好ましく用いられる。
【0052】感光体表面特性の表面摩擦係数を制御する
目的で接触帯電部材あるいは接触転写部材を介して感光
体表面に供給される潤滑剤には液体、固体、粉体等の各
種潤滑作用を有する材料を用いることができる。
【0053】すなわち、シリコーンオイル、フッ素オイ
ル等の潤滑性液体、PTFE・PFA・PVDF等の各
種フッ素含有樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン系
樹脂、シリコングリース、フッ素グリース、パラフィン
ワックス、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩、黒鉛、
二硫化モリブデン等の潤滑性固体や粉体等を適切な方法
にて感光体表面に供給することにより目的が達成され
る。
【0054】更に感光体表面特性劣化を抑制する目的で
接触帯電部材あるいは接触転写部材を介して感光体表面
に供給される材料としては、各種酸化防止剤が有効であ
る。本発明に用いることができる酸化防止剤の例とし
て、下記のものが挙げられる。
【0055】(モノフェノール系化合物)2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニ
ソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノー
ル、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネートなど。
【0056】(ビスフェノール系化合物)2,2’−メ
チレンービス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−
t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチ
リデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)など。
【0057】(高分子フェノール系化合物)1,1,3
−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3
−(3’、5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビ
ス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブ
チリックアシッド]クリコールエステル、トコフェロー
ル類など。
【0058】(パラフェニレンジアミン類)N−フェニ
ル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、
N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミ
ン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレ
ンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニ
レンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−t
−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
【0059】(ハイドロキノン類)2,5−ジ−t−オ
クチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキ
ノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5
−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチ
ルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−
メチルハイドロキノンなど。
【0060】(有機硫黄化合物類)ジラウリル−3,
3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’
−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−
チオジブロピオネートなど。
【0061】(有機燐化合物類)トリフェニルホスフィ
ン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニ
ルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、ト
リ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
【0062】これら化合物は、ゴム、プラスチック、油
脂類などの酸化防止剤として知られており、市販品を容
易に入手できる。またこれら酸化防止剤はそれぞれ単独
あるいは複数を組み合わせて使用することができる。
【0063】このような接触帯電装置あるいは接触転写
装置において、その部材には適切な抵抗が要求されると
ともに、感光体がドラム形状で弾性変形しない様な場合
には、さらに、感光体表面と接触帯電部材あるいは接触
転写部材の十分な接触面積を確保するための適切な弾性
も要求される。
【0064】このような接触帯電装置あるいは接触転写
装置の弾性部材材料として、一般的に使用されている有
機ポリマー材料には、樹脂材料(プラストマー)とゴム
材料(エラストマー)があり、その具体例としては、ポ
リ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアル
コール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビ
ニルホルマールなどのビニル系樹脂;ポリスチレン、ス
チレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体などのポリスチレン樹
脂;ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体など
のポリエチレン系樹脂;ポリメチルメタクリレート、ポ
リメチルメタクリレート−スチレン共重合体などのアク
リル系樹脂;ポリアセタール、ポリアミド、セルロー
ス、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂、ポリエステ
ル、フッ素樹脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、シリコーン樹脂等の樹脂材料;天然ゴム、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、塩
素化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ニト
リルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、
シリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーン変性エチレン
−プロピレンゴム等のゴム材料が挙げられる。
【0065】これらの材料への導電性付与材料として
は、Ni、Cu等の金属粉;ファーネスブラック、ラン
プブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック、
チャンネルブラックなどのカーボンブラック;酸化ス
ズ、酸化亜鉛、酸化モリブデン、酸化アンチモン、チタ
ン酸カリウムなどの導電性酸化物;酸化チタン、雲母上
などにメッキを施した無電界めっき物;グラファイト、
金属繊維、炭素繊維などの無機系充填剤や界面活性剤等
が挙げられる。これらの導電性付与剤は有機ポリマーが
絶縁性の場合に添加されるものであるが、ポリアミド、
クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ニトリル
ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム等の中抵抗領域(1
2〜1012Ω・cm)が可能な有機ポリマー類には必
ずしも添加する必要がない。
【0066】以上のような材料を使用して、適切な抵抗
値に調節して、接触帯電装置用あるいは接触転写装置用
の弾性部材として用いる。また、単一層でなく、特性改
善のため、必要に応じて積層構造や抵抗値等の異なる複
数の材料を混在させた状態で使用する。
【0067】また、接触帯電装置あるいは接触転写装置
に用いられるブラシ用材料としては、適切な導電性を有
する合成あるいは天然繊維が使用される。その具体例と
しては、レーヨン、ナイロン、アセテート、ビニリデ
ン、ビニロン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の繊維形成能
の有る樹脂繊維中にカーボンブラック、炭素繊維、金属
粉、金属酸化物、半導体材料等の抵抗制御剤を分散ある
いは表面被覆させたもの等が主に用いられる。
【0068】次に、感光体摩擦係数のコントロール方式
とその必要性について脱明する。上記の様な方法で感光
体が低摩擦係数化されると、感光体摩耗量を小さくする
ことができることは既に述べたが、感光体表面摩擦係数
がオイラーベルト法による測定で0.4以下に維持され
ているときにその効果が顕著である。一方、摩擦係数が
必要以上に低下したときには、不具合として、現像ユニ
ットにより、潜像を顕像化するとき、トナーと感光体と
の付着力が低下し、トナーが感光体上に意図するように
転移できなくなるという現象が発生する。これらは特に
2成分現像など現像剤が感光体上に接触しながら現像す
るシステムに生じることがある。すなわち、2成分現像
の特徴である現像剤の穂が、感光体表層に接触した場
合、接触時にその穂による力学的な力が生じ、感光体に
転移されたトナーを再度掻き落としてしまったり、像が
正規位置からずれてしまうなどの現象がこの不具合の原
因となっている。
【0069】これらの現象は感光体表層の摩擦係数が高
い時点ではほとんど生じることが無く、表面摩擦係数が
オイラーベルト法による測定で0.1より小さい値、例
えば0.05程度になると顕著に発生するようになる。
この不具合はハードコピー品質において致命的な問題で
あり、発生を防ぐため、感光体表層の摩擦係数を必要以
上に低下させないよう添加剤の塗布をコントロールしな
ければならない。
【0070】本発明で、感光体表面摩擦係数の定量化方
法として採用しているオイラーベルト法を以下に説明す
る。円筒形の感光体表面の外周1/4部分に、中厚上質
紙を紙すき方向が長手方向になるように切断したベルト
状測定部材を接触させ、その一方(下端)に荷重(10
0g)をかけ、もう一方にフォースゲージをつないだ
後、このフォースゲージを一定速度で移動させ、ベルト
が移動開始した際のフォースゲージの値を読みとり、次
の式により算出する。 μs=2/π×ln(F/W) ただし μs:静止摩擦係数 F:フォースゲージ読み値(g) W:荷重(100g)
【0071】以上、添加剤塗布のコントロールの必要性
を述べた。本発明においては先に述べたようにそのコン
トール必要性に鑑み、低摩耗感光体システムを提供しつ
つ、長期的に異常画像を押さえ、その画像を正常に保つ
ものである。
【0072】
【実施例】次に、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。なお実施例中、使用する部はすべて重量部を表わ
す。
【0073】(実施例評価用感光体の作製)φ30mm
のアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用塗工
液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、
塗布乾燥することにより、厚さ3.5μmの下引き層、
厚さ0.2μmの電荷発生層、厚さ25μmの電荷輸送
層を形成して、本発明の電子写真感光体を得た。
【0074】 〔下引き層用塗工液〕 アルキッド樹脂 6部 (ベッコゾール 1307−60−EL、大日本インキ化学工業(株)製) メラミン樹脂 4部 (スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業(株)製) 酸化チタン 40部 メチルエチルケトン 200部
【0075】 〔電荷発生層用塗工液〕 下記構造のトリスアゾ顔料
【化1】 ポリビニルブチラール(UCC社製:XYHL) 0.25部 シクロヘキサノン 200部 メチルエチルケトン 80部
【0076】 〔電荷輸送層用塗工液〕 ビスフェーノルA型ポリカーボネート樹脂 10部 (帝人社製:パンライトK1300) 下記構造の低分子電荷輸送物質 10部
【化2】 塩化メチレン 100部
【0077】以上のように作製した電子写真感光体を実
装用にした後、以下に示す各実施例及び比較例の画像形
成装置に搭載し、評価を行った。
【0078】(実機ランニング特性評価方法)各実施例
及び各比較例の画像形成装置により、それぞれ最高10
万枚までの通紙試験を行った。通紙試験中及び通紙試験
後に感光体の電位特性、画像品質特性、感光層表面摩擦
係数、感光層摩耗量の評価を適時行った。なお、それぞ
れのサンプルに対し、初期電位をVD=850V,VL
=120Vと設定して評価を開始した。 暗部電位(VD):一次帯電の後、現像部位置まで移動
した際の感光体表面電位 明部電位(VL):一次帯電後画像露光(ベタ露光)を
受け現像部位置まで移動した際の感光体表面電位 画像品質 :ベタ濃度、細線再現性、異常画像等
総合的に評価 感光層表面摩擦係数(μs):オイラーベルト方式によ
る値 摩耗量(Δd) :実機ランニングによる感光層膜厚減
少量
【0079】実施例1 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図2
に示すように、導電性弾性材料(111a)とフッ素樹
脂微粒子(KTL−8N:(株)喜多村製)(112
a)及びモノフェノール系化合物2,6−ジ−t−ブチ
ル−p−クレゾール(Sumilizer BHT:住
友化学工業(株)製)(113a)からなる弾性ローラ
ー状帯電ローラーに交換して、実施例1の画像形成装置
を作製し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0080】実施例2 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図2
に示すように、導電性弾性材料(111a)とシリコー
ン樹脂微粒子(トスパール120:東芝シリコーン
(株)製)(112a)及び2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール(Sumi1izer BHT:住友化
学工業(株)製)(113a)からなる弾性ローラー状
帯電ローラーに交換して、実施例2の画像形成装置を作
製し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0081】実施例3 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図3
に示すように、導電性繊維(111b)と4フッ化エチ
レン樹脂繊維(112b)及び酸化防止剤(irgan
ox1076:チバガイギー製)(113b)からなる
フェルト状帯電装置に交換して、実施例3の画像形成装
置を作製し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0082】実施例4 図1に示す構成の画像形成装置の接触転写装置を、図4
に示すように、導電性弾性材料(121a)とフッ素樹
脂微粒子(KTL−8N:(株)喜多村製)(122
a)及び2,6−ジーt−ブチル−p−クレゾール(S
umilizerBHT:住友化学工業(株)製)(1
23a)からなる弾性ローラー状転写ローラーに交換し
て、実施例4の画像形成装置を作製し、20万枚までの
通紙試験をおこなった。
【0083】実施例5 図1に示す構成の画像形成装置の接触転写装置を、図5
に示すように、表面材料が導電性材料(121b)とフ
ツ素樹脂微粒子(KTL−8N:(株)喜多村製)(1
22b)及び2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール
(Sumi1izer BHT:住友化学工業(株)
製)(123b)からなる転写ベルトに交換して、実施
例5の画像形成装置を作製し、20万枚までの通紙試験
をおこなった。
【0084】実施例6 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図6
に示すように、弾性ローラー状帯電ローラーに4フッ化
エチレン微粉末(ルブロンL−2:ダイキン工業(株)
製)(115a)及び酸化防止剤粉末(Sumiliz
er BBM−S:住友化学工業(株)製)(116
a)を供給する機構を付与したものに交換して、実施例
6の画像形成装置を作製し、20万枚までの通紙試験を
おこなった。
【0085】実施例7 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図7
に示すように、導電性弾性材料(111c)とフッ素樹
脂微粒子(KTL−8N:(株)喜多村製)(112
c)からなる弾性ローラー状帯電ローラーに酸化防止剤
粉末(Sumilizer BBM−S:住友化学工業
(株)製)(116a)を供給する機構を付与したもの
に交換して、実施例7の画像形成装置を作製し、20万
枚までの通紙試験をおこなった。
【0086】実施例8 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図8
に示すように、導電性弾性材料(111c)とモノフェ
ノール系化合物2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル(Sumilizer BHT:住友化学工業(株)
製)(113c)からなる弾性ローラー状帯電ローラー
に4フッ化エチレン微粉末(ルブロンL−2:ダイキン
エ業(株)製)(115a)を供給する機構を付与した
ものに交換して、実施例8の画像形成装置を作製し、2
0万枚までの通紙試験をおこなった。
【0087】実施例9 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図6
に示すように、弾性ローラー状帯電ローラーにシリコー
ン樹脂微粉末(KMP590:信越シリコーン製)(1
15a)及び酸化防止剤粉末(Sumilizer B
BM−S:住友化学工業(株)製)(116a)を供給
する機構を付与したものに交換して、実施例9の画像形
成装置を作製し、20万枚までの通紙試験をおこなっ
た。
【0088】実施例10 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図7
に示すように、導電性弾性材料(111c)とシリコー
ン樹脂微粉末(KMP590:信越シリコーン製)(1
12c)からなる弾性ローラー状帯電ローラーに酸化防
止剤粉末(Sumilizer BBM−S:住友化学
工業(株)製)(116a)を供給する機構を付与した
ものに交換して、実施例7の画像形成装置を作製し、2
0万枚までの通紙試験をおこなった。
【0089】実施例11 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図8
に示すように、導電性弾性材料(111c)とモノフェ
ノール系化合物2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル(Sumilizer BHT:住友化学工業(株)
製)(113c)からなる弾性ローラー状帯電ローラー
にシリコーン樹脂微粉末(KMP590:信越シリコー
ン製)(115a)を供給する機構を付与したものに交
換して、実施例11の画像形成装置を作製し、20万枚
までの通紙試験をおこなった。
【0090】実施例12 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図9
に示すように、弾性ローラー状帯電ローラーに対し、シ
リコーンオイル(KF50:信越化学工業(株)製)
(115b)及びdl−αトコフェロール(116b)
の混合物を含浸させた徐放性弾性ローラー(130b)
を付与したものに交換して、実施例12の画像形成装置
を作製し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0091】実施例13 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
0に示すように、導電性弾性材料(111c)とフッ素
樹脂微粒子(KTL−8N=(株)喜多村製)(112
c)からなる弾性ローラー状帯電ローラーに対し、dl
−αトコフェロール溶液(116b)を含浸させた徐放
性弾性ローラー(130b)を付与したものに交換し
て、実施例13の画像形成装置を作製し、20万枚まで
の通紙試験をおこなった。
【0092】実施例14 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
1に示すように、導電性弾性材料(111c)とモノフ
ェノール系化合物2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ール(Sumi1izer BHT:住友化学工業
(株)製)(113c)からなる弾性ローラー状帯電ロ
ーラーに対し、シリコーンオイル(KF50:信越化学
工業(株)製)を含浸させた徐放性弾性ローラー(13
0b)を付与したものに交換して、実施例14の画像形
成装置を作製し、20万枚までの通紙試験をおこなっ
た。
【0093】実施例15 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図9
に示すように、弾性ローラー状帯電ローラーに対し、フ
ッ素オイル(デムナムS−100:ダイキン工業(株)
製)(115b)及びd1−αトコフェロール(116
b)の混合物を含浸させた徐放性弾性ローラー(130
b)を付与したものに交換して、実施例15の画像形成
装置を作製し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0094】実施例16 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
1に示すように、導電性弾性材料(111c)とモノフ
ェノール系化合物2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ール(Sumilizer BHT:住友化学工業
(株)製)(113c)からなる弾性ローラー状帯電ロ
ーラーに対し、フッ素オイル(デムナムS−100:ダ
イキン工業(株)製)を含漫させた徐放性弾性ローラー
(130b)を付与したものに交換して、実施例16の
画像形成装置を作製し、20万枚までの通紙試験をおこ
なった。
【0095】実施例17 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
2に示すように、弾性ローラー状帯電ローラーに多孔質
4フッ化エチレン樹脂(115c)にモノフェノール系
化合物2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(Su
mi1izerBHT:住友化学工業(株)製)(11
6c)溶液を含浸させた後乾燥させた板状部材(130
c)を接触させる機構を付与したものに交換して、実施
例17の画像形成装置を作製し、20万枚までの通紙試
験をおこなった。
【0096】実施例18 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
3に示すように、導電性弾性材料(111c)とフッ素
樹脂微粒子(KTL−8N:(株)喜多村製)(112
c)からなる弾性ローラー状帯電ローラーに対し、多孔
質4フッ化エチレン樹脂(115c)にモノフェノール
系化合物2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(S
umilizer BHT:住友化学工業(株)製)
(116c)溶液を含浸させた後乾燥させた板状部材
(130c)を接触させる機構を付与したものに交換し
て、実施例18の画像形成装置を作製し、20万枚まで
の通紙試験をおこなった。
【0097】実施例19 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
4に示すように、導電性弾性材料(111c)とモノフ
ェノール系化合物2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ール(Sumilizer BHT:住友化学工業
(株)製)(113c)からなる弾性ローラー状帯電ロ
ーラーに対し、板状4フッ化エチレン樹脂(115c)
を接触させる機構を付与したものに交換して、実施例1
9の画像形成装置を作製し、20万枚までの通紙試験を
おこなった。
【0098】実施例20 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
5に示すように、導電性繊維(111d)からなるブラ
シローラー状帯電装置に多孔質4フッ化エチレン樹脂
(115d)に酸化防止剤(irganox1076:
チバガイギー製)(116d)溶液を含浸させた後乾燥
させた板状部材(130d)を接触させる機構を付与し
たものに交換して、実施例20の画像形成装置を作製
し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0099】実施例21 図1に示す構成の画像形成装置の接触帯電装置を、図1
6に示すように、導電性繊維(111d)と4フッ化エ
チレン樹脂繊維(112d)からなるブラシローラー状
帯竜装置に多孔質4フッ化エチレン樹脂(115d)に
酸化防止剤(irganox1076:チバガイギー
製)(116d)溶液を含浸させた後乾燥させた板状部
材(130d)を接触させる機構を付与したものに交換
して、実施例21の画像形成装置を作製し、20万枚ま
での通紙試験をおこなった。
【0100】実施例22 実施例12において、シリコーンオイル(KF50:信
越化学工業(株)製)(115b)及びd1−αトコフ
ェロール(116b)の混合物を含浸させた徐放性弾性
ローラー130bを弾性ローラー状帯電ローラーに対
し、感光体上に形成される画像の変化を検知するセンサ
ーの信号情報を元に、図17又は図18に示すような接
離する機構(140,141)をさらに付与した実施例
22の画像形成装置を作製し、20万枚までの通紙試験
をおこなった。
【0101】実施例23 実施例17において、多孔質4フッ化エチレン樹脂(1
15c)にモノフェノール系化合物2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール(SumilizerBHT:住
友化学工業(株)製)(116c)溶液を含浸させた後
乾燥させた板状部材(130c)を弾性ローラー状帯電
ローラーに対し、感光体上に形成される画像の変化を検
知するセンサーの信号情報を元に、図17又は図18に
示すように、適時接離させる機構を付与したものに交換
して、実施例23の画像形成装置を作製し、20万枚ま
での通紙試験をおこなった。
【0102】比較例1 実施例1及び2における画像形成装置の接触帯電装置
を、導電性弾性材料(111a)のみからなる弾性ロー
ラー状帯電ローラーとし、比較例1の画像形成装置を作
製し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0103】比較例2 実施例3における画像形成装置の接触帯電装置を導電性
繊維(111b)のみからなるフェルト状帯電装置に交
換して、比較例1の画像形成装置を作製し、20万枚ま
での通紙試験をおこなった。
【0104】比較例3 実施例4における画像形成装置の接触転写装置を導電性
弾性材料(121a)のみからなる弾性ローラー状転写
ローラーに交換して、比較例3の画像形成装置を作製
し、20万枚までの通紙試験をおこなった。
【0105】比較例4 実施例5における画像形成装置の接触転写装置を表面材
料が導電性材料(121b)のみからなる転写ベルトに
交換して、比較例4の画像形成装置を作製し、20万枚
までの通紙試験をおこなった。
【0106】比較例5 実施例20における画像形成装置の接触帯電装置を、導
電性繊維(111d)のみからなるブラシローラー状帯
電装置として、比較例5の画像形成装置を作製し、20
万枚までの通紙試験をおこなった。
【0107】比較例6 実施例6における画像形成装置の接触帯電装置を弾性ロ
ーラー状帯電ローラーに4フッ化エチレン微粉末(ルブ
ロンL−2:ダイキン工業(株)製)(115a)のみ
を供給する機構を付与したものに交換して、比較例6の
画像形成装置を作製し、20万枚までの通紙試験をおこ
なった。
【0108】各実施例及び比較例の評価結果を表1に示
した。評価基準は以下の通りである。 ◎:非常に良好 ○:良好 △1:わずかなスジ状画像発生 △2:画像流れがわずかに発生 △3:わずかな現像不良発生 ×1:スジ状画像、地汚れ発生 ×2:画像流れ発生 ×3:現像不良発生
【0109】
【表1】
【0110】表1より明らかなように、本発明(実施
例)の画像形成装置は、有機電子写真用感光体の電気特
性の劣化が少なく、又感光層の摩耗も非常に少なく、高
画質のハードコピーを長期間安定して得ることができ
る。さらに、感光体上に形成される画像の変化を検知す
るセンサーの信号情報を元に感光体表面特性制御量をコ
ントロールすることにより、この効果をより長期間にわ
たり維持することが出来る。一方、従来の画像形成装置
は感光体の膜厚の減少が大きく、電気特性や画像特性が
短期間で大きく劣化し、高耐久、高信頼性の画像形成装
置としては実施例より明らかに劣ることがわかる。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、コンパクトで、高性能
でかつ信頼性の高い画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置が用いられる画像形成装置の一例
を示す模式図。
【図2】(a)は本発明の接触帯電装置の一例を示す模
式図、(b)は(a)図に丸く囲ったところの断面図。
【図3】本発明の接触帯電装置の別の一例を示す断面
図。
【図4】(a)は本発明の接触転写装置の一例を示す模
式図、(b)は(a)図に丸く囲ったところの断面図。
【図5】(a)は本発明の接触帯電装置の別の一例を示
す模式図、(b)は(a)図に丸く囲ったところの断面
図。
【図6】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電あるい
は転写装置の別の一例を示す模式図。
【図7】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電あるい
は転写装置の別の一例を示す模式図。
【図8】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電あるい
は転写装置の別の一例を示す模式図。
【図9】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電あるい
は転写装置の別の一例を示す模式図。
【図10】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【図11】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【図12】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【図13】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【図14】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【図15】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【図16】(a)は本発明の画像形成装置に用いる接触
帯電あるいは転写装置の別の一例を示す模式図、(b)
は(a)図に丸く囲ったところの断面図。
【図17】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【図18】本発明の画像形成装置に用いる接触帯電ある
いは転写装置の別の一例を示す模式図。
【符号の説明】
101 感光体ドラム 102 接触帯電装置 103 イメージ露光 104 現像装置 105 転写体 106 接触転写装置 107 クリーニングブレード 108 除電ランプ 109 定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 左近 洋太 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 武市 隆太 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中嶋 章代 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 CC06 DD03 2H027 DA15 EC14 ZA07 2H034 FA07 9A001 JJ35 LL02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機系電子写真用感光体とともに、少な
    くとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段、
    定着手段およびクリーニング手段を有する画像形成装置
    において、該有機系電子写真用感光体の表面に、感光体
    表面摩擦係数制御機能を付与する手段と感光体表面特性
    制御機能を付与する手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 帯電手段もしくは転写手段が、有機系電
    子写真用感光体と接触することにより電界を印加する方
    式の接触帯電装置もしくは接触転写装置であり、かつ、
    本来の電界印加機能以外に、感光体表面摩擦係数制御機
    能と感光体表面特性劣化抑制機能を同時に有することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 接触帯電装置もしくは接触転写装置が、
    電界印加用部材と感光体表面摩擦係数制御用潤滑性部材
    及び感光体表面特性劣化抑制材料とから構成されること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 接触帯電装置もしくは接触転写装置が、
    電界印加用導電性材料と感光体表面摩擦係数制御用フッ
    素樹脂材料及び感光体表面特性劣化抑制材料から構成さ
    れることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 接触帯電装置もしくは接触転写装置が、
    電界印加用導電性材料と感光体表面摩擦係数制御用潤滑
    性部材及び感光体表面特性劣化抑制用酸化防止剤とから
    構成されることを特徴とする請求項2又は3記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 感光体表面摩擦係数制御用潤滑性材料及
    び/又は感光体表面劣化防止用材料を、接触帯電装置も
    しくは接触転写装置の電界印加用部材へ供給する手段を
    有し、その接触帯電装置もしくは接触転写装置の電界印
    加用部材を介して、該感光体表面摩擦係数制御用潤滑性
    材料及び該感光体表面特性劣化防止用材料を感光体表面
    へ供給することを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 感光体表面摩擦係数制御用潤滑性材料が
    液体であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 感光体表面摩擦係数制御用潤滑性材料が
    固体であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 感光体表面摩擦係数制御用潤滑性材料が
    フッ素樹脂材料であることを特徴とする請求項6記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 感光体表面特性劣化防止用材料が酸化
    防止剤であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 感光体表面摩擦係数をオイラーベルト
    法による測定値で0.1〜0.4の範囲に制御すること
    を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 接触帯電装置もしくは接触転写装置の
    電界印加用部材を介して感光体表面に供給される潤滑性
    材料の供給量をコントロールする機構を具備し、かつそ
    の塗布量のコントロールを該感光体上に形成される画像
    の変化を検知することによって行うことを特徴とする請
    求項6〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 画像の変化は感光体表面の摩擦係数が
    下がりすぎることにより生じる現像不良として検知する
    ものであって、その検知をセンサによって判断するか又
    は出力された画像を判断することにより行うことを特徴
    とする請求項12記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013125272A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Xerox Corp 運搬装置
JP2013148896A (ja) * 2012-01-19 2013-08-01 Xerox Corp 運搬装置

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JP2013125272A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Xerox Corp 運搬装置
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