JP2000147856A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000147856A
JP2000147856A JP10323245A JP32324598A JP2000147856A JP 2000147856 A JP2000147856 A JP 2000147856A JP 10323245 A JP10323245 A JP 10323245A JP 32324598 A JP32324598 A JP 32324598A JP 2000147856 A JP2000147856 A JP 2000147856A
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JP
Japan
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developing device
toner
image forming
color
forming apparatus
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JP10323245A
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English (en)
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Tatsuya Tokoshima
辰也 床島
Takashi Ono
孝史 小野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー色に拘束されず、現像器を任意の位置
に装填できる画像形成装置を得る。 【解決手段】 着脱可能且つ感光体ベルトに対して離接
可能にそれぞれ設置され、収容されたトナーを感光体ベ
ルトに供給して潜像を顕像化する複数の現像器と、現像
器の装填位置および当該現像器に収容されたトナーの色
が入力可能とされたコントロールパネル42と、コント
ロールパネル42に入力された内容に沿って、装填され
た複数の現像器に収容されたトナーを用いて単一色また
は複数色の印刷を実行させる制御部とを有する画像形成
装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスコンピュ
ータやパーソナルコンピュータ等で用いられる画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーレーザプリンタやカラーコ
ピー機など、記録媒体である用紙にカラー画像を印刷す
るカラー画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」と
いう。)が急速に普及している。そして、その普及と共
に、多様な使われ方をする画像形成装置へのユーザから
の要求は、画質に関わる面のみならず印刷のスピードや
機能に関する面に対しても高くなってきている。
【0003】ここで、従来の画像形成装置の構成につい
て、以下に図5を参照しながら説明する。図5は従来の
画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
【0004】図5に示す画像形成装置において、シア
ン、マゼンタ、イエロー(CMYK)の各色のプレーン
ごとに、画像形成装置へデータ展開を行った装置より主
走査ラインの単位ごとにドットデータが送られる。
【0005】最初に、ブラックの画像データが、発光信
号として半導体レーザ素子とモータによって回転するポ
リゴンミラーを内蔵したLSU(Laser Scan
ning Unit)1に入力される。これによりLS
U1は発光信号に応じてドットごとにレーザのオンとオ
フを切り替え、帯電器2によって一様に負に帯電された
感光ベルト3に対してレーザを発射していき、感光ベル
ト3上にレーザが照射されることによって生じた電位差
による潜像を形成する。
【0006】次に、ブラック現像器当接離間カム4が回
転してブラック現像器5が感光ベルト3へ当接する。す
ると、このブラック現像器5に印加される所定の電圧値
である現像バイアスで発生するクーロン力でトナーが感
光ベルト3上に形成された潜像に付着する。これによ
り、トナーによる現像が感光ベルト3上で行われ、ブラ
ックトナー画像が形成される。
【0007】現像が終了してブラック現像器5がブラッ
ク現像器当接離間カム4の回転により感光ベルト3から
離間して元の位置に戻った後、ブラックトナー画像はP
TL12において光除電されて中間転写ベルト13に転
写される。
【0008】中間転写ベルト13上のブラックトナー画
像は、次の色重ねされる画像が中間転写ベルト13に転
写されるまでの間、中間転写ベルト13上で保持され
る。また、中間転写ベルト13上に転写されずに感光ベ
ルト3上に残った残トナーは、感光ベルトクリーナ14
によって擦り取られて感光ベルト3上からクリーニング
される。
【0009】なお、感光ベルト3上から残トナーがクリ
ーニングされても、感光ベルト3上には残留電位がまだ
帯電しているので、この残留電位を除去するために除電
器15によって電位調整される。
【0010】次に、シアンの画像データが送られて同様
の工程で感光ベルト3上に潜像が形成される。そして、
シアン現像器7がシアン現像器当接離間カム6によって
感光ベルト3へ当接され、形成された潜像がシアン現像
器7によって現像されてシアントナー画像となる。その
後、シアントナー画像もブラックトナー画像と同様な工
程を進んでいき、中間転写ベルト13へブラックトナー
画像に色重ねされて転写される。
【0011】さらにマゼンタとイエローの画像データ
も、同様の工程で感光体ベルト3上に潜像が形成され、
マゼンタ現像器当接離間カム8およびイエロー現像器当
接離間カム10によってマゼンタ現像器9およびイエロ
ー現像器11が順次感光ベルト3へ当接され、マゼンタ
トナー画像およびイエロートナー画像が形成される。そ
して、中間転写ベルト13上に色重ねされて保持され
る。
【0012】4色が色重ねされたトナー画像は、トナー
画像の先端と用紙カセット16からピックアップローラ
17によってピックアップされた用紙18の先端とが一
致するように用紙18の供給タイミングを合せるため、
用紙18はレジストセンサ19の位置まで用紙搬送ロー
ラ20によって搬送される。そして、用紙18の先端が
レジストセンサ19によって検知された後、トナー画像
の先端と用紙18の先端のタイミングを合せてレジスト
ローラ21が回転を開始する。これにより、中間転写ベ
ルト13上に保持されていたトナー画像は、用紙転写ロ
ーラ22において用紙18上に転写される。
【0013】なお、この用紙18への転写において用紙
18上に転写されずに中間転写ベルト13上に残った残
留トナーは、中間転写体クリーナ23において擦りとら
れてクリーニングされる。
【0014】用紙18上に転写された4色のトナー画像
は、定着器24において熱と圧力によってトナーが溶解
されることにより用紙18に定着される。定着後、用紙
18は排紙搬送ローラ25によって搬送され、カラー画
像が出力される。
【0015】以上の工程を経て、画像形成装置はカラー
画像を印刷出力する。ところで、ここで用いられている
4つの現像器5,7,9,11はカラーを表現するため
に設置されており、したがって、各々には相互に異なる
色のトナーが収納されている。そして、画像形成装置に
おいて、ブラック現像器5、シアン現像器7、マゼンタ
現像器9、イエロー現像器11の4つの現像器は、一般
に内部に設置されているので、これらの現像器5,7,
9,11が画像形成装置内に装填されているかどうかを
検知する必要がある。
【0016】図6は、図5の画像形成装置における要部
を示す斜視図である。図6に示すように、感光体ベルト
26の近傍には、現像器29が装填されるフレーム50
が設置されている。そして、フレーム50には、その二
箇所の側壁に発光部27aと受光部27bとから構成さ
れるフォトセンサ28が取り付けられている。現像器2
9がフレーム50に装填されたときには発光部27aか
らの光は現像器29により遮られて受光部27bには受
光されず、装填されていないときには発光部27aから
の光が受光部27bで受光されるので、受光部27bに
光が受光されたかどうかにより現像器29の有無を検知
している。
【0017】すなわち、画像形成装置が電源オンのとき
や画像形成動作のときにおいて発光部27aを発光さ
せ、そのときに受光部27bにおいてある値以上の光量
が検知されると、フレーム50には現像器29が装填さ
れていないとされる。この場合、電源オン時であればエ
ラー処理を行って印刷動作の要求を受け付けないように
し、画像形成動作時であれば動作を中止して待避処理と
エラー処理とを行った後に印刷動作の要求を受け付けな
いようにする。
【0018】さらに、画像形成装置には、異なる色のト
ナーが収容された4つの現像器が用いられているので、
画像形成装置の制御側において、どの位置にある現像器
が何色の現像器であるかを把握しておかなければカラー
画像形成の制御を行うことができない。したがって、ト
ナー色ごとに4つの現像器のそれぞれの設置位置は決め
られており、規定の位置には規定のトナー色の現像器し
か設置できないように機構的に作られている。
【0019】ここで、図6に示すように、現像器29の
側部には、ガイド30が突出形成されている。また、フ
レーム50の側壁には、現像器29が装填された際にこ
のガイド30が嵌合する嵌合孔31が形成されている。
そして、ガイド30と嵌合孔31とはトナー色の異なる
現像器29ごとに微妙に形状と位置とが変えられてガイ
ド30と嵌合孔31とが一対一の関係になっており、相
互に対応していないガイド30と嵌合孔31とは嵌合し
ないようになっている。
【0020】したがって、ガイド30と嵌合孔31とが
嵌合した場合には、規定のトナー色の現像器29が規定
のフレーム50の適正な位置に装填されていることにな
る。
【0021】これによって、ブラック現像器はブラック
現像器の決められた位置のみのフレームに、シアン現像
器はシアン現像器の決められた位置のみのフレームに、
マゼンタ現像器はマゼンタ現像器の決められた位置のみ
のフレームに、イエロー現像器はイエロー現像器の決め
られた位置のみのフレームに、それぞれ装填可能になっ
ており、それ以外のフレームには装填できない。
【0022】よって、従来の画像形成装置において、あ
るトナー色の現像器を取り外し、この現像器とは異なる
トナー色の現像器をその場所に装填することは不可能で
あった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の画
像形成装置においては、あるトナー色の現像器を取り外
して使用したり、取り外した現像器の位置に異なるトナ
ー色の現像器を装填することができなかった。また、画
像形成装置に何れかのトナー色の現像器が装填されてい
なかったり、同じトナー色の現像器が複数個装填されて
いることを想定して装置が作られていなかった。
【0024】そのため、画像形成装置を利用するユーザ
が、ある色のトナーは使用しないので、その色のトナー
が収容された現像器を取り外したり、取り外したトナー
色の現像器の代わりに最も頻繁に使用するトナー色の現
像器を増設し、トナー消耗のライフ期間を長くしてメン
テナンス性を向上させたいというような要望があっても
対応することができなかった。
【0025】また、当初は画像形成装置として利用する
ことを目的として装置の導入を行ったユーザが、装置の
導入後、カラー画像を印刷出力することがあまりにも少
ないことから、単色しか印刷できない画像形成装置とし
て利用したいため、画像形成装置内に装填する現像器の
トナー色を単色にしたいという要求が出てきても、同様
に対応することができなかった。
【0026】そこで、本発明は、一部の現像器を取り外
した状態でも印刷の実行が可能な画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0027】また、本発明は、現像器のトナー色に拘束
されることなく、現像器を任意の位置に装填することの
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置は、感光体と、感光体を一様
に帯電させる帯電器と、帯電された感光体にレーザを照
射して画像データに対応した潜像を形成する露光手段
と、着脱可能且つ感光体に対して離接可能にそれぞれ設
置され、収容されたトナーを感光体に供給して潜像を顕
像化する複数の現像器と、現像器の装填位置および当該
現像器に収容されたトナーの色が入力可能とされたコン
トロールパネルと、コントロールパネルに入力された内
容に沿って、装填された複数の現像器に収容されたトナ
ーを用いて単一色または複数色の印刷を実行させる制御
部とを有する構成としたものである。
【0029】これにより、一部の現像器を取り外した状
態でも印刷の実行が可能になる。また、現像器のトナー
色に拘束されることなく、現像器を任意の位置に装填す
ることが可能になる。
【0030】また、本発明の画像形成装置は、前述した
画像形成装置において、現像器に収容されたトナーの色
は相互に同一色となっているものである。
【0031】これにより、トナー消耗サイクルが長期に
なってメンテナンス性を向上させることが可能になる。
【0032】さらに、本発明の画像形成装置は、前述し
た画像形成装置において、コントロールパネルは、現像
に使用される現像器の順番が入力可能となっているもの
である。
【0033】これにより、ユーザの利便性の向上を図る
ことが可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、感光体と、感光体を一様に帯電させる帯電器と、帯
電された感光体にレーザを照射して画像データに対応し
た潜像を形成する露光手段と、着脱可能且つ感光体に対
して離接可能にそれぞれ設置され、収容されたトナーを
感光体に供給して潜像を顕像化する複数の現像器と、現
像器の装填位置および当該現像器に収容されたトナーの
色が入力可能とされたコントロールパネルと、コントロ
ールパネルに入力された内容に沿って、装填された複数
の現像器に収容されたトナーを用いて単一色または複数
色の印刷を実行させる制御部とを有する画像形成装置で
あり、一部の現像器を取り外した状態でも印刷の実行が
可能になるという作用を有する。また、現像器のトナー
色に拘束されることなく、現像器を任意の位置に装填す
ることが可能になるという作用を有する。
【0035】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、現像器に収容されたトナーの色
は相互に同一色となっている画像形成装置であり、トナ
ー消耗サイクルが長期になってメンテナンス性を向上さ
せることが可能になるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、コントロールパネルは、現像に
使用される現像器の順番が入力可能となっている画像形
成装置であり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能
になるという作用を有する。
【0037】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0038】図1は本発明の一実施の形態による画像形
成装置の全体構成を示す概略図、図2は図1の画像形成
装置におけるコントロールパネルを示す説明図、図3は
図1の画像形成装置におけるメニュー構成を示す説明
図、図4は図1の画像形成装置の要部を詳しく示す説明
図である。
【0039】図1に示す画像形成装置は、半導体レーザ
素子(図示せず)とモータによって回転するポリゴンミ
ラーとが内蔵されてシアン、マゼンタ、イエロー(CM
YK)の各色ドットデータがラスタライズされた画像デ
ータが発光信号として入力されるLSU−Laser
Scanning Unit−(露光手段)1を有して
いる。このLSU1は、画像データの発光信号に応じて
ドットごとにオンとオフとを切り替えるレーザを照射す
る。また、画像形成装置には、潜像が形成される感光ベ
ルト(感光体)3が3つのローラにより回転自在に調帯
支持されている。
【0040】感光ベルト3の近傍には、感光ベルト3上
に形成されて後述する中間転写ベルト13に転写される
前のトナー画像を光除電するPLT12、感光ベルト3
を一様に負に帯電させる帯電器2、感光ベルト3の残留
電位を除去する除電器15、および感光ベルト3の残留
トナーを擦り取る感光ベルトクリーナ14が配置されて
いる。そして、LSU1から一様に帯電された感光ベル
ト3に前述のレーザを照射することにより、感光ベルト
3には潜像が形成される。
【0041】感光ベルト3に対してそれぞれ離接可能
に、黒色のトナー像を現像するブラック現像器5、シア
ンのトナー像を現像するシアン現像器7、マゼンタのト
ナー像を現像するマゼンタ現像器9、イエローのトナー
像を現像するイエロー現像器11の4つの現像器が着脱
可能に設置されている。なお、現像器はこのような4色
でなくてもよく、また複数台設置されている限り、4台
でなくてもよい。
【0042】これらの現像器5,7,9,11は感光ベ
ルト3と離反する方向に付勢されており、それぞれブラ
ック現像器当接離間カム4,シアン現像器当接離間カム
6,マゼンタ現像器当接離間カム8,イエロー現像器当
接離間カム10の回転によりこの付勢力に抗して感光ベ
ルト3に押圧される。そして、押圧された現像器5,
7,9,11から供給されたトナーにより潜像が顕像化
されて感光ベルト3上にトナー像が形成される。
【0043】図示するように、感光ベルト3に接触して
中間転写ベルト(中間転写体)13が設けられている。
この中間転写ベルト13も3つのローラにより回転自在
に調帯支持されている。中間転写ベルト13は感光ベル
ト3に圧接されるとともにこの感光ベルト3に対して順
方向に周回動するようになっており、感光ベルト3に形
成されたトナー像は押圧力で中間転写ベルト13に転写
される。
【0044】画像形成装置には用紙カセット16が設け
られている。用紙カセット16には用紙18が収容され
ており、この用紙18はピックアップローラ17により
一枚ずつ取り出されて給紙路を搬送されて行く。
【0045】給紙路上には、用紙18の搬送方向に回転
してこの用紙18を搬送方向に送る第1の給紙路搬送補
助ローラ28、用紙18の位置検出を行う用紙センサ2
7、用紙18を搬送する用紙搬送ローラ20、用紙18
の搬送方向と逆方向に回転して用紙18を搬送方向と逆
方向に送る第2の給紙路搬送補助ローラ29、トナー画
像の先端と用紙18の先端とのタイミングを合わせて回
転を開始するレジストローラ21、中間転写ベルト13
に用紙18を押圧して送ることにより中間転写ベルト1
3上のトナー像を用紙18に転写する用紙転写ローラ2
2が順次設置されている。そして、給紙路上には、給紙
路の一部を開放する給紙路排紙ドア26が後述する排紙
ドアモータ33により自動的に開閉可能に設置されてい
る。
【0046】用紙転写ローラ22よりも後方の用紙18
の搬送路上には定着器24が設置されている。そして、
用紙18がこの定着器24を通過することにより、転写
されたトナー像が用紙18に定着される。なお、トナー
像が転写、定着された用紙18は、搬送路の終端に設け
られた排紙搬送ローラ25により図示しないトレイに排
出される。
【0047】トナー像を用紙18に転写した後の中間転
写ベルト13の表面を清浄にするために、中間転写体ク
リーナ23が設けられている。そして、中間転写ベルト
13に残留しているトナーはこの中間転写体クリーナ2
3により削り取られる。
【0048】なお、本画像形成装置には種々のローラが
用いられているが、これらのローラは筒状のもの、ある
いはベルト状のものを用いることができる。
【0049】図2に示すように、画像形成装置の外装部
分にはコントロールパネル42が設置されている。
【0050】このコントロールパネル42は、情報を表
示するためのLCD(LiquidCrystal D
isplay)36と、ユーザがキー入力を行うための
ボタンスイッチ37と、緊急の表示情報があったときや
画像形成装置の状態が変化したときに点灯または点滅す
るLED(Light Emitting Diod
e)38とから構成されている。
【0051】画像形成装置に対する印刷形式や動作モー
ド、あるいはパラメータなどの設定は、図2に示すコン
トロールパネル42のLCD36とボタンスイッチ37
とを用いて行えるようになっている。
【0052】すなわち、本実施の形態の画像形成装置の
コントロールパネル42より設定入力されるメニュー構
成は、図3に示すようなツリー構造になっており、幾つ
かのメニュー階層より成り立っている。そして、NEX
T/EXITキーボタン39を押すとこのツリー構造の
最上位に入り、LCD36にその状態が表示される。当
該ツリー構造において、同階層のメニューの移動は移動
キーボタン40を使って行われ、その移動に伴ってLC
D36における表示も変化していく。また、同階層のメ
ニューはキュー構造になっており、同階層におけるメニ
ューを全て一通り表示してしまうと、再び最初のメニュ
ーに戻って表示を行うようになっている。
【0053】移動キーボタン40を使って印刷形式、動
作モード、パラメータなどのメニューを選択した後、E
NTERキーボタン41を押すことによって、その下の
階層に表示とメニューとが移動する。そして、移動した
階層においても同様の操作を行ってメニューを選択して
ENTERキーボタン41を押すと、印刷形式や動作モ
ード、パラメータなどが設定され、制御部(図示せず)
によって当該設定内容に沿った印刷動作が実行される。
【0054】このようにして、コントロールパネル42
によりユーザによる設定が行われるようになっている。
【0055】そして、本実施の形態の画像形成装置にお
いては、このようなコントロールパネル42による設定
で、装置内の4箇所の位置に装填されている現像器5,
7,9,11について、どのトナー色の現像器がどの位
置に装填されているかを入力することができるようにな
っている。また、装置内の4箇所のどの位置に現像器が
装填されていないかを入力することができるようになっ
ている。さらに、どの位置の現像器から使用して行くか
を入力することができるようになっている。そして、制
御部は、入力されたこのような内容に沿って、装填され
た現像器のトナー色で印刷を実行する。
【0056】たとえば、感光ベルト3の回転方向に沿っ
て、ブラック現像器、ブラック現像器、マゼンタ現像
器、シアン現像器が装填されているとすれば、その装填
内容をコントロールパネル42よりキー入力すると、装
置側がこの画像形成装置はブラック、マゼンタおよびシ
アンの3色の画像形成装置であるということを認識す
る。そして、本来イエローの色を印刷する画像の部分を
他の色で置き換えるか、またはその部分には何も印刷し
ないようにして、その画像形成装置が表現可能な色でカ
ラー画像を形成していく。
【0057】また、4箇所に装填された現像器の全てが
ブラック現像器であるとすれば、その装填内容をコント
ロールパネル42よりキー入力すると、装置側がこの画
像形成装置はモノクロ単色の画像形成装置であるという
ことを認識し、指定された位置の現像器から順に現像に
使用する。この場合には、全てブラック現像器であるこ
とにより、トナーのライフサイクルの長寿命なモノクロ
単色の画像形成装置として動作する。
【0058】さらに、感光ベルト3の回転方向に沿っ
て、ブラック現像器、マゼンタ現像器、シアン現像器が
装填され、4番目の位置には現像器は装填されていない
とすれば、その装填内容をコントロールパネル42より
キー入力すると、装置側がこの画像形成装置はブラッ
ク、マゼンタおよびシアンの3色の画像形成装置であ
り、4番目の位置に現像器は未装填ということを認識す
る。そして、本来イエローの色を印刷する画像の部分を
他の色で置き換えるか、またはその部分には何も印刷し
ないようにして、さらに、未装填位置については現像動
作を行わないようにして、その画像形成装置が表現可能
な色でカラー画像を形成していく。
【0059】このように、本実施の形態の画像形成装置
では、装填された現像器のトナー色と装填位置、および
使用される現像器の順番をユーザが入力でき、この入力
内容に従って印刷が行われるようになっている。
【0060】ここで、このようにユーザが入力するので
はなく、さらに進んで、装置自体が装填された現像器の
トナー色と装填位置とを自動的に認識し、現在装填され
ている現像器のトナー色のみ画像を印刷したり、現像器
の装填情報をユーザに対して伝えたりすることも可能で
ある。
【0061】そのために、本実施の形態では、ブラック
現像器5、シアン現像器7、マゼンタ現像器9、イエロ
ー現像器11には、各現像器に収納されたトナー色に対
応したトナー色表示部32,33,34,35がそれぞ
れ設けられている。このトナー色表示部32,33,3
4,35は、図4に示すように、各現像器5,7,9,
11の側面に必要に応じて設けられた突出部43で構成
されている。図示するように、突出部43は、ブラック
現像器5には設けられておらず、シアン現像器7とマゼ
ンタ現像器9には相互に異なる位置の一箇所にそれぞれ
設けられており、イエロー現像器11にはシアン現像器
7とマゼンタ現像器9の各取り付け位置と同じ位置の二
箇所に設けられている。なお、突出部43の設置または
非設置および設置位置は各現像器5,7,9,11ごと
に相互に異なっていればよく、本実施の形態に例示する
パターンに限定されるものではない。さらに、突出部4
3は現像器5,7,9,11と一体に形成されていても
よく、別体であってもよい。また、突出部43は、たと
えば羽根状など種々の形状とすることができる。
【0062】また、現像器5,7,9,11の設置位置
には、発光動作を行う発光部44aと、この発光部44
aからの光を受光する受光部44bとからなる2組のフ
ォトインタラプタ(トナー色検出部)45が設置されて
いる。
【0063】2つのフォトインタラプタ45は、それぞ
れの発光部44aとこれに対応した受光部44bとの間
に前述した突起部43の二箇所の取り付け場所がそれぞ
れ位置するようにして設置されている。したがって、本
実施の形態において、ブラック現像器5には突起部43
が設けられていないので、2つの発光部44aからの光
は何れも2つの受光部44bに受光される。また、シア
ン現像器7とマゼンタ現像器9には相互に異なる位置の
一箇所に突起部43がそれぞれ設けられているので、相
互に異なる位置に設置された一方の発光部44aからの
光のみが、この発光部44aに対応した受光部44bに
受光され、他方の発光部44aからの光は、当該発光部
44aに対応した突起部43に遮断されて受光部44b
には受光されない。そして、イエロー現像器11にはシ
アン現像器7とマゼンタ現像器9の各取り付け位置と同
じ位置の二箇所に突起部43が設けられているので、2
つの発光部44aからの光はどちらも突起部43に遮ら
れて2つの受光部44bには受光されない。
【0064】このように各現像器5,7,9,11によ
ってフォトインタラプタ45での受光パターンが異なる
ので、画像形成装置の電源入力時や印刷開始時などにこ
れを制御部が認識することによって、何れのトナー色の
現像器が装填されているかを自動的に識別することが可
能になっている。
【0065】なお、本実施の形態においては、感光ベル
ト3の回転方向に沿って、ブラック現像器5、イエロー
現像器11、マゼンタ現像器9、シアン現像器7が順次
配置されているが、これらの現像器5,7,9,11の
位置関係が入れ替わっていてもよい。
【0066】このように、装填された現像器のトナー色
と装填位置とをトナー色表示部32,33,34,35
とフォトインタラプタ45とで自動認識し、これに従っ
て制御部が印刷を実行させるようにすれば、ユーザによ
る入力の手間がかからず、入力ミスが発生することもな
い。
【0067】次に、このような構成を有する画像形成装
置の動作について説明する。図1において、画像形成装
置へデータ展開を行った装置より、CMYKの各色ずつ
ドットデータが主走査ラインごとに送られる。
【0068】最初に送られるのはたとえばブラックの画
像データで、当該画像データがLSU1に入力される。
これによりLSU1は発光信号に応じてドットごとにレ
ーザのオンとオフを切り替え、帯電器2によって一様に
負に帯電された感光ベルト3に対してレーザを発射して
いき、感光ベルト3上にレーザを照射されることによっ
て生じた電位差による潜像を形成する。
【0069】次に、ブラック現像器当接離間カム4が回
転してブラック現像器5が感光ベルト3へ当接する。す
ると、このブラック現像器5に印加される所定の電圧値
である現像バイアスで発生するクーロン力でトナーが感
光ベルト3上に形成された潜像に付着する。これによ
り、トナーによる現像が感光ベルト3上で行われ、ブラ
ックトナー画像が形成される。現像が終了してブラック
現像器5がブラック現像器当接離間カム4の回転により
感光ベルト3から離間して元の位置に戻った後、ブラッ
クトナー画像はPTL12において光除電されて中間転
写ベルト13に転写される。
【0070】中間転写ベルト13上のブラックトナー画
像は、次の色重ねされる画像が中間転写ベルト13に転
写されるまでの間、中間転写ベルト13上で保持され
る。また、中間転写ベルト13上に転写されずに感光ベ
ルト3上に残った残トナーは、感光ベルトクリーナ14
によって擦り取られて感光ベルト3上からクリーニング
される。
【0071】なお、感光ベルト3上から残トナーがクリ
ーニングされても、感光ベルト3上には残留電位がまだ
帯電しているので、この残留電位を除去するために除電
器15によって電位調整される。
【0072】次に、シアンの画像データが送られて同様
の工程で感光ベルト3上に潜像が形成される。そして、
シアン現像器7がシアン現像器当接離間カム6によって
感光ベルト3へ当接され、形成された潜像がシアン現像
器7によって現像されてシアントナー画像となる。その
後、シアントナー画像もブラックトナー画像と同様な工
程を進んでいき、中間転写ベルト13へブラックトナー
画像に色重ねされて転写される。
【0073】さらに、マゼンタとイエローの画像データ
も、同様の工程で感光体ベルト3上に潜像が形成され、
マゼンタ現像器当接離間カム8およびイエロー現像器当
接離間カム10によってマゼンタ現像器9およびイエロ
ー現像器11が順次感光ベルト3へ当接され、マゼンタ
トナー画像およびイエロートナー画像が形成される。そ
して、中間転写ベルト13上に色重ねされて保持され
る。
【0074】4色が色重ねされたトナー画像は、トナー
画像の先端と用紙カセット16からピックアップローラ
17によってピックアップされた用紙18の先端とが一
致するように用紙18の供給タイミングを合せるため、
用紙18はレジストセンサ19の位置まで用紙搬送ロー
ラ20によって搬送される。
【0075】そして、用紙18の先端がレジストセンサ
19によって検知された後、トナー画像の先端と用紙1
8の先端のタイミングを合せてレジストローラ21が回
転を開始する。これにより、中間転写ベルト13上に保
持されていたトナー画像は、用紙転写ローラ22におい
て用紙18上に転写される。
【0076】なお、この用紙18への転写において用紙
18上に転写されずに中間転写ベルト13上に残った残
留トナーは、中間転写体クリーナ23において擦りとら
れてクリーニングされる。
【0077】用紙18上に転写された4色のトナー画像
は、定着器24において熱と圧力によってトナーが溶解
されることにより用紙18に定着される。定着後、用紙
18は排紙搬送ローラ25によって搬送され、カラー画
像が出力される。
【0078】以上の工程を経て、画像形成装置はカラー
画像を印刷出力する。ここで、このような本実施の形態
の画像形成装置においては、前述のように、装填された
現像器のトナー色と装填位置とをユーザが入力でき、こ
の入力内容に従って印刷が行われるようになっているの
で、一部の現像器を取り外した状態でも印刷が実行で
き、また現像器のトナー色に拘束されることなく、現像
器を任意の位置に装填することが可能になる。
【0079】また、現像器に収容されたトナーの色は相
互に同一色とすれば、トナー消耗サイクルが長期になっ
てメンテナンス性を向上させることが可能になる。この
場合、現像に使用される現像器の順番を指定すれば、ユ
ーザの利便性の向上を図ることが可能になる。
【0080】さらに、装填された現像器のトナー色と装
填位置とをトナー色表示部32,33,34,35とフ
ォトインタラプタ45とで自動認識し、これに従って印
刷を行うようにすれば、ユーザによる入力の手間がかか
らず、入力ミスが発生することもなく、一部の現像器を
取り外した状態でも印刷が実行でき、また現像器のトナ
ー色に拘束されることなく、現像器を任意の位置に装填
することが可能になる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、装填さ
れた現像器のトナー色と装填位置とに従って印刷が行わ
れるようになっているので、一部の現像器を取り外した
状態でも印刷の実行が可能になるという有効な効果が得
られる。
【0082】また、現像器のトナー色に拘束されること
なく、現像器を任意の位置に装填することが可能になる
という有効な効果が得られる。
【0083】現像器に収容されたトナーの色は相互に同
一色とすれば、トナー消耗サイクルが長期になってメン
テナンス性を向上させることが可能になるという有効な
効果が得られる。
【0084】この場合、現像に使用される現像器の順番
を指定すれば、ユーザの利便性の向上を図ることが可能
になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像形成装置の全
体構成を示す概略図
【図2】図1の画像形成装置におけるコントロールパネ
ルを示す説明図
【図3】図1の画像形成装置におけるメニュー構成を示
す説明図
【図4】図1の画像形成装置の要部を詳しく示す説明図
【図5】従来の画像形成装置の全体構成を示す概略図
【図6】図5の画像形成装置における要部を示す斜視図
【符号の説明】
3 感光ベルト(感光体ベルト) 5 ブラック現像器(現像器) 7 シアン現像器(現像器) 9 マゼンタ現像器(現像器) 11 イエロー現像器(現像器) 32 トナー色表示部 33 トナー色表示部 34 トナー色表示部 35 トナー色表示部 42 コントロールパネル 43 突出部 44a 発光部 44b 受光部 45 フォトインタラプタ(トナー色検出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/29 H04N 1/29 G Fターム(参考) 2H027 DA27 DD05 ED08 FA28 GB14 2H030 AD07 AD08 AD09 BB23 BB32 2H077 BA09 DA24 DA42 DA62 DB10 GA04 GA13 5C074 AA13 BB03 DD24 DD28 FF15 GG13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、 前記感光体を一様に帯電させる帯電器と、 帯電された前記感光体にレーザを照射して画像データに
    対応した潜像を形成する露光手段と、 着脱可能且つ前記感光体に対して離接可能にそれぞれ設
    置され、収容されたトナーを前記感光体に供給して前記
    潜像を顕像化する複数の現像器と、 前記現像器の装填位置および当該現像器に収容されたト
    ナーの色が入力可能とされたコントロールパネルと、 前記コントロールパネルに入力された内容に沿って、装
    填された複数の前記現像器に収容されたトナーを用いて
    単一色または複数色の印刷を実行させる制御部とを有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記現像器に収容されたトナーの色は相互
    に同一色となっていることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記コントロールパネルは、現像に使用さ
    れる現像器の順番が入力可能となっていることを特徴と
    する請求項2記載の画像形成装置。
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