JP2000147660A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2000147660A
JP2000147660A JP10315741A JP31574198A JP2000147660A JP 2000147660 A JP2000147660 A JP 2000147660A JP 10315741 A JP10315741 A JP 10315741A JP 31574198 A JP31574198 A JP 31574198A JP 2000147660 A JP2000147660 A JP 2000147660A
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JP
Japan
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light
heat
absorbing plate
cold mirror
heat absorbing
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JP10315741A
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English (en)
Inventor
規 ▲高▼田
Tadashi Takada
Noboru Fujino
昇 藤野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外光による発熱に起因する各種の不具合を
解消することができる光学装置を提供する。 【解決手段】 ランプ1より発した光L0は、コールド
ミラー2によって可視光L1と赤外光L2とに分離され
る。コールドミラー2の背面側には、赤外光L2による
熱を吸収する熱吸収板230が配置されている。熱吸収
板230の表面を略階段状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
装置等の光学装置に係り、可視光と赤外光とを分離する
コールドミラーの背面側に配置される熱吸収板を改良し
た光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタ装置等の光学装置にお
いては、光源となるランプを内蔵している。液晶プロジ
ェクタ装置は、ランプより発した光を液晶パネルに照射
し、液晶パネルを反射もしくは透過した光を投射レンズ
にてスクリーン上に投射する。ランプより発した光は、
赤外光と可視光とを含んでいるので、ランプより発した
光をそのまま用いると、赤外光により熱が発生しやす
い。そこで、可視光と赤外光とを分離するコールドミラ
ーを設け、可視光のみを用いるようにしている。
【0003】図3は従来の光学装置を示す部分平面図で
ある。図3において、筐体100の内部には、光源とな
るランプ1が取り付けられている。ランプ1より発した
実線で示す光L0は、レンズ21,22を介してコール
ドミラー2に入射される。コールドミラー2は、ランプ
1より発した光L0の進行方向に対して略45°の角度
で配置されている。コールドミラー2は、一点鎖線で示
す可視光L1と破線で示す赤外光L2とを分離する。
【0004】可視光L1は、コールドミラー2で反射し
て、進行方向が略90°曲げられ、図示していない光学
系へと入射される。コールドミラー2の背面側には、熱
吸収板23が配置されている。赤外光L2は、コールド
ミラー2を透過して熱吸収板23に入射される。赤外光
L2による熱は、熱吸収板23によって吸収される。な
お、コールドミラー2及び熱吸収板23は、筐体100
に設けたリブ101,102によって筐体100に固定
されている。熱吸収板23の熱が極力筐体100に伝達
しないよう、熱吸収板23の背面側には、十分な空間1
03を形成している。以上のように構成される筐体10
0は、取り付けフランジ104によって図示していない
ベースに取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光学装置の代表として
液晶プロジェクタ装置では、高輝度が要求されているの
で、ランプ1のパワーが従来より大きくなっている。従
って、赤外光L2のパワーも大きくなり、それに伴っ
て、熱吸収板23の発熱が増加する。熱吸収板23の発
熱が増加すると、筐体100に熱が伝達しやすくなり、
筐体100が高温となる。筐体100としては、不飽和
ポリエステルをガラスファイバで強化したBMCと称さ
れる材質がよく用いられている。BMCが高温となる
と、スチレンモノマーガス等が発生し、それがコールド
ミラー2の表面に付着して光の反射率を下げてしまうと
いう問題点がある。
【0006】また、熱吸収板23の熱が筐体100に伝
達しにくくなるよう、空間103を大きくしなければな
らない。すると、筐体100を小さくすることができ
ず、取り付けフランジ104は必然的に外側に突出する
ので、光学装置を小型化することができないという問題
点がある。さらに、熱吸収板23によって吸収されなか
った赤外光L2が反射して光学系へと入射してしまい、
熱に弱い色分解ミラー(ダイクロイックミラー)等の光
学系を加熱して信頼性を損なうという問題点もある。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、可視光と赤外光とを分離するコールドミラ
ーの背面側に配置される熱吸収板を備えた光学装置にお
いて、赤外光による発熱に起因する各種の不具合を解消
もしくは軽減することができる光学装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、光源(1)と、この光源
からの光を可視光と赤外光とに分離するコールドミラー
(2)と、このコールドミラーの背面側に配置され、前
記赤外光による熱を吸収する熱吸収板(230)とを備
えた光学装置において、前記熱吸収板の表面を略階段状
に形成したことを特徴とする光学装置を提供するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光学装置につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の光学
装置の一実施例を示す部分平面図、図2は本発明の光学
装置の一例である液晶プロジェクタ装置の全体構成を示
す図である。なお、図1において、図3と同一部分には
同一符号が付してある。
【0010】まず、図2を用いて本発明の光学装置の一
例である液晶プロジェクタ装置の全体構成について説明
する。ここでは、反射型の液晶プロジェクタ装置の構成
を示し、その動作を説明することとする。
【0011】図2において、例えばキセノンアークラン
プであるランプ1より発せられた光は、コールドミラー
2に入射される。コールドミラー2で反射した光はダイ
クロイックミラー3に入射される。ダイクロイックミラ
ー3に入射された光の内、赤色(R)光はダイクロイッ
クミラー3を透過してミラー5に入射される。このR光
はミラー5で反射して偏光ビームスプリッタ(PBS)
9に入射される。
【0012】青色(B)/緑色(G)光はダイクロイッ
クミラー3で反射してダイクロイックミラー4に入射さ
れる。ダイクロイックミラー4に入射された光の内、G
光はダイクロイックミラー4で反射して偏光ビームスプ
リッタ(PBS)10に入射される。ダイクロイックミ
ラー4に入射された光の内、B光はダイクロイックミラ
ー4を透過して偏光ビームスプリッタ(PBS)11に
入射される。
【0013】PBS9に入射されたR光はその接合面で
S波成分のみが反射し、液晶パネル6に入射される。液
晶パネル6に入射されたS波成分は液晶パネル6で反射
してP波成分となり、PBS9の接合面を透過して合成
プリズム12に入射される。PBS10に入射されたG
光はその接合面でS波成分のみが反射し、液晶パネル7
に入射される。液晶パネル7に入射されたS波成分は液
晶パネル7で反射してP波成分となり、PBS10の接
合面を透過して合成プリズム12に入射される。
【0014】PBS11に入射されたB光はその接合面
でS波成分のみが反射し、液晶パネル8に入射される。
液晶パネル8に入射されたS波成分は液晶パネル8で反
射してP波成分となり、PBS11の接合面を透過して
合成プリズム12に入射される。なお、液晶パネル6〜
8には、周知のように、映像に応じた電圧がかけられ、
入射されたR,G,B光がそれぞれ変調される。
【0015】合成プリズム12に入射されたR,G,B
光は合成プリズム12によって合成され、投射レンズ1
3によってスクリーン14に投射される。このようにし
て、スクリーン14には映像が表示される。
【0016】次に、図1を用いて、本発明の要部につい
て説明する。図1において、筐体100の内部には、光
源となるランプ1が取り付けられている。ランプ1より
発した実線で示す光L0は、レンズ21,22を介して
コールドミラー2に入射される。コールドミラー2は、
ランプ1より発した光L0の進行方向に対して略45°
の角度で配置されている。コールドミラー2は、一点鎖
線で示す可視光L1と破線で示す赤外光L2とを分離す
る。
【0017】可視光L1は、コールドミラー2で反射し
て、進行方向が略90°曲げられ、図2に示すようなダ
イクロイックミラー3以降の光学系へと入射される。コ
ールドミラー2の背面側には、熱吸収板230が配置さ
れている。赤外光L2は、コールドミラー2を透過して
熱吸収板230に入射される。赤外光L2による熱は、
熱吸収板230によって吸収される。なお、コールドミ
ラー2及び熱吸収板230は、筐体100に設けたリブ
101,102によって筐体100に固定されている。
【0018】本発明においては、熱吸収板230は、従
来の図3に示す熱吸収板23のように平面状ではなく、
複数の屈曲部を有する略階段状となっている。熱吸収板
230が略階段状となっているので、熱吸収板230の
表面積(放熱面積)が増え、熱の放熱効率が増大する。
従って、熱吸収板230の発熱は従来より抑えられる。
従って、筐体100に熱が伝達しにくくなり、筐体10
0からのスチレンモノマーガス等の発生を抑えることが
できる。
【0019】さらに、従来のように、熱吸収板23の背
面側の大きな空間103が不要となるので、この部分
に、筐体100をベースに取り付けるための取り付けフ
ランジ105を設けることが可能となる。従って、筐体
100を小さくすることができる。
【0020】さらに、赤外光L2は、略階段状となった
熱吸収板230における光L0の軸方向と直交する面に
入射されることになるため、熱吸収板23によって吸収
されなかった赤外光L2は、光学系へと入射せず、ラン
プ1方向へと戻るだけである。従って、熱吸収板23に
よって吸収されなかった赤外光L2が光学系へと入射し
てしまい、ダイクロイックミラー3以降の光学系を加熱
して信頼性を損なうということもない。
【0021】なお、熱吸収板230表面の階段形状は、
本実施例に限定されない。屈曲部の数は任意でよい。ま
た、屈曲している部分は90°でなくても、アール形状
となっていても、本発明の範疇である。熱吸収板230
の表面積を増加すべく、熱吸収板230の表面を1つの
平面で構成していないものは、全て階段状という概念に
含まれ、本発明の範囲内である。さらに、本発明は、液
晶プロジェクタ装置に限定されることなく、全ての光学
装置に用いることができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
学装置は、光源と、この光源からの光を可視光と赤外光
とに分離するコールドミラーと、このコールドミラーの
背面側に配置され、赤外光による熱を吸収する熱吸収板
とを備え、熱吸収板の表面を略階段状に形成したので、
赤外光による発熱に起因する各種の不具合を解消もしく
は軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分平面図である。
【図2】本発明の一例である液晶プロジェクタ装置の全
体構成を示す図である。
【図3】従来例を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 ランプ(光源) 2 コールドミラー 100 筐体 101,102 リブ 105 取り付けフランジ 230 熱吸収板 L0 光 L1 可視光 L2 赤外光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源からの光を可視光と赤外
    光とに分離するコールドミラーと、このコールドミラー
    の背面側に配置され、前記赤外光による熱を吸収する熱
    吸収板とを備えた光学装置において、 前記熱吸収板の表面を略階段状に形成したことを特徴と
    する光学装置。
JP10315741A 1998-11-06 1998-11-06 光学装置 Pending JP2000147660A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020008903A (ko) * 2000-07-21 2002-02-01 구자홍 엘씨디 프로젝터의 램프 어셈블리
JP2009151166A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Necディスプレイソリューションズ株式会社 光学装置及び投射型表示装置
JP2009169080A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Victor Co Of Japan Ltd 照明光学装置及びそれを用いた投射型表示装置
JP2010016371A (ja) * 2008-06-30 2010-01-21 Asml Netherlands Bv 光学エレメント、このような光学エレメントを備えたリソグラフィ装置、デバイス製造方法およびそれによって製造されたデバイス
WO2019124120A1 (ja) * 2017-12-20 2019-06-27 ソニー株式会社 光学ユニットおよび投射型表示装置

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