JP2000146496A - 玩具花火 - Google Patents

玩具花火

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JP2000146496A
JP2000146496A JP10323611A JP32361198A JP2000146496A JP 2000146496 A JP2000146496 A JP 2000146496A JP 10323611 A JP10323611 A JP 10323611A JP 32361198 A JP32361198 A JP 32361198A JP 2000146496 A JP2000146496 A JP 2000146496A
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JP
Japan
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charge
ignition
film
water
toy fireworks
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Pending
Application number
JP10323611A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Inoue
吉勝 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoue Toy Fireworks Mfg Co Ltd
Original Assignee
Inoue Toy Fireworks Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Inoue Toy Fireworks Mfg Co Ltd filed Critical Inoue Toy Fireworks Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロウソク等の火により点火薬に点火すれば、
火薬部ないし塗薬部も確実に着火するようにする。 【解決手段】 火薬部(11)における点火部(17)
に点火薬(19)を塗着し、該点火薬の表面に水性塗料
の皮膜(21)を形成する、或いは軸部(31)に設け
た塗薬部(33)の先端に点火薬(35)を塗着し、該
点火薬の表面に水性塗料の皮膜(37)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパークラー等の玩
具花火に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、軸部1に塗薬部3を
設け、該塗薬部3の表面に水性塗料の皮膜5を形成し、
該塗薬部3の先端における水性塗料の皮膜5上に点火薬
7を塗着してなる玩具花火は既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
玩具花火においては次のような問題がある。
【0004】(イ)点火薬は塗薬部の火薬に比べて着火
温度が低く、火付きが良いため、ロウソク等の火を露出
した点火薬に近付けると該点火薬は直ちに燃えるが、着
火温度が高い塗薬部の火薬には着火しないことがしばし
ばある。この点について更に説明すれば、玩具花火の使
用者はロウソク等の火を用いて玩具花火に点火する際
に、点火薬が着火すると直ちに玩具花火をロウソク等の
火から離して玩具花火の燃焼を楽しむものであり、点火
薬が着火した後もロウソク等の火により塗薬部を加熱し
続けることはない。即ち、塗薬部の火薬はロウソク等の
火の熱により加熱されて着火するのではなく、専ら点火
薬の燃焼による熱のみにより加熱されて着火しなければ
ならないのである。従って、点火薬が着火すると直ちに
玩具花火をロウソク等の火から離したときには、塗薬部
の火薬に着火しないことがしばしばあり得るのである。
【0005】(ロ)上記従来の玩具花火においては、水
性塗料の皮膜上に点火薬を塗着しているため、塗薬部の
火薬は更に着火し難くなる。蓋し、水性塗料の皮膜は燃
え難いからである。
【0006】(ハ)露出した点火薬の一部に点火する
と、図3に示すように、点火薬の火は風等により点火薬
における他の部分に飛び火(伝火)し、点火薬7の端部
7aが点火薬7の残部7bから離れて飛び去るという所
謂「爆燃」が生ずるおそれがある。このような爆燃が発
生したときには、塗薬部の火薬に着火しないだけでな
く、玩具花火の使用者、看者等の身体に危険を及ぼすお
それがある。
【0007】(ニ)点火薬が露出しているため、玩具花
火の運搬時、保管時等に該点火薬が衝撃や摩擦等により
剥がれ落ちるおそれがある。
【0008】本発明は上記従来の玩具花火における上述
の如き問題を解決しようとしてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は下記の玩具花火を提供するものである。
【0010】(1)火薬部における点火部に点火薬を塗
着し、該点火薬の表面に水性塗料の皮膜を形成したこと
を特徴とする玩具花火(請求項1)。
【0011】(2)軸部に設けた塗薬部の先端に点火薬
を塗着し、該点火薬の表面に水性塗料の皮膜を形成した
ことを特徴とする玩具花火(請求項2)。なお、特許請
求の範囲を含む本明細書における「水性塗料」には、水
性塗料の他、水性塗料に硝酸バリウム、硝酸カリウム等
の酸化剤或いは硫黄、木粉等の可燃剤ないし可燃物等を
加えてなるものも含まれるものとする。
【0012】
【作用】[請求項1の玩具花火]請求項1の玩具花火を
使用する際には、従来の玩具花火と同様に、使用者はロ
ウソク等の火により火薬部における点火部の点火薬に点
火するのであるが、点火薬の表面には水性塗料の皮膜が
形成されているため、点火薬といえども容易には着火し
ない。蓋し、水性塗料の皮膜は燃え難いものであって、
点火薬が着火し難くなるようにするために点火薬の表面
に形成されているからである。即ち、点火薬は本来、火
薬部の着火を容易ならしめるために火薬部に設けられる
ものであるが、請求項1の玩具花火においてはこの点火
薬の表面に敢えて燃え難い水性塗料の皮膜を形成するこ
とにより点火薬の着火を遅らせるようにしているのであ
る。従って、玩具花火の使用者は点火薬に着火させるた
めには該点火薬にロウソク等の火を比較的長い間当て続
けなければならない。このように、水性塗料の皮膜は点
火薬をロウソク等の火により比較的長い間加熱させるこ
とによる蓄熱作用を生じさせる結果、点火薬は該点火薬
に密着している火薬部と共に高温に達し、点火薬が着火
した時には火薬部も確実に着火する。
【0013】点火薬の表面に燃え難い水性塗料の皮膜が
形成されているため、点火薬はゆっくりと確実に燃える
ものであり、点火薬の一部に点火したときに点火薬の火
が風等により点火薬における他の部分に伝火するおそれ
はない。従って、前述の如き爆燃が生ずるおそれはな
い。
【0014】点火薬の表面に水性塗料の皮膜が形成され
ているため、玩具花火の運搬時、保管時等に該点火薬が
衝撃や摩擦等により剥がれ落ちるおそれはない。
【0015】[請求項2の玩具花火]請求項2の玩具花
火は、軸部に設けた塗薬部の先端に点火薬を塗着してな
るスパークラーに関するものであるが、点火薬の表面に
形成した水性塗料の皮膜は請求項1の玩具花火における
前記作用と同様の作用をなす。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1に示す事例における符号1
1に示すものは玩具花火の火薬部である。火薬部11い
かなるものであってもよいが、図1に示す事例における
火薬部11は筒体13内に火薬15を充填してなるもの
である。符号17に示すものは火薬部11の点火部であ
る。点火部17には点火薬19を塗着する。該点火薬1
9の表面には所望の色彩を有する水性塗料の皮膜21を
形成する。水性塗料の皮膜21は点火薬19の表面のみ
に形成してもよいが、点火薬19の表面から火薬部11
の表面まで連続して形成してもよく、更には点火薬19
の表面を含む玩具花火全体の表面に形成してもよい。符
号23に示すものは点火薬19に点火するためのロウソ
クである。
【0017】図2に示す事例は、軸部31に設けた塗薬
部33の先端に点火薬35を塗着してなるスパークラー
である。該点火薬35の表面には所望の色彩を有する水
性塗料の皮膜37を形成する。水性塗料の皮膜37は点
火薬35の表面にのみ形成してもよいが、点火薬35の
表面から塗薬部33の表面まで連続して形成してもよ
く、更には点火薬35の表面を含む玩具花火全体の表面
に形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
点火薬の表面に燃え難い水性塗料の皮膜を形成されてい
るため、ロウソク等の火により点火薬に点火すれば、火
薬部ないし塗薬部も確実に着火する。また、点火薬の表
面に燃え難い水性塗料の皮膜が形成されているため、点
火薬はゆっくりと確実に燃えるものであり、点火薬の一
部に点火したときに点火薬の火が風等により点火薬にお
ける他の部分に伝火するおそれはない。従って、前述の
如き爆燃が生ずるおそれはない。更に、点火薬の表面に
水性塗料の皮膜が形成されているため、玩具花火の運搬
時、保管時等に該点火薬が衝撃や摩擦等により剥がれ落
ちるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による玩具花火の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明による玩具花火の別の一例を示す断面図
である。
【図3】従来の玩具花火を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸部 3 塗薬部 5 水性塗料の皮膜 7 点火薬 11 火薬部 13 筒体 15 火薬 17 点火部 19 点火薬 21 水性塗料の皮膜 23 ロウソク 31 軸部 33 塗薬部 35 点火薬 37 水性塗料の皮膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火薬部における点火部に点火薬を塗着
    し、該点火薬の表面に水性塗料の皮膜を形成したことを
    特徴とする玩具花火。
  2. 【請求項2】 軸部に設けた塗薬部の先端に点火薬を塗
    着し、該点火薬の表面に水性塗料の皮膜を形成したこと
    を特徴とする玩具花火。
JP10323611A 1998-11-13 1998-11-13 玩具花火 Pending JP2000146496A (ja)

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JP10323611A JP2000146496A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 玩具花火

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