JP2000145764A - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

Info

Publication number
JP2000145764A
JP2000145764A JP10322437A JP32243798A JP2000145764A JP 2000145764 A JP2000145764 A JP 2000145764A JP 10322437 A JP10322437 A JP 10322437A JP 32243798 A JP32243798 A JP 32243798A JP 2000145764 A JP2000145764 A JP 2000145764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamic pressure
thrust plate
bearing
main body
pressure generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10322437A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuji Miura
和司 三浦
Masato Gomyo
五明  正人
Tokio Tago
登喜雄 多胡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP10322437A priority Critical patent/JP2000145764A/ja
Publication of JP2000145764A publication Critical patent/JP2000145764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、しかも軸受性能を損なうこと
なく環状スラスト板16の接合強度を十分に確保するこ
とを可能とする。 【解決手段】 環状スラスト板16を径方向にやや大き
く形成して補強部16bを設けることだけで、基本的な
軸受設計にはほとんど影響を与えることなく環状スラス
ト板16の軸部材12に対する接合強度を確実に向上さ
せるように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸部材に環状スラ
スト板を設けてスラスト方向の軸支持用動圧力を得るよ
うにした動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モータ等の各種装置において、特
に高速回転に対応し得るようにオイルやエアー等の潤滑
流体による動圧を利用した動圧軸受装置が種々検討され
ている。この動圧軸受装置のうちのスラスト動圧軸受装
置においては、例えば図7に示されているように、固定
部材として設けられた軸部材(固定軸)1に対して環状
スラスト板(スラストプレート)2が、圧入又は焼き嵌
めによって嵌着され接合されている。
【0003】そして、この環状スラスト板2の動圧面
と、回転部材として設けられた軸受部材(軸受スリー
ブ)3側の動圧面とが、軸方向に狭小隙間を介して対向
するように配置されており、これら対向動圧面どうしの
間の狭小隙間内に潤滑流体が注入されている。一方、上
記環状スラスト板2側の動圧面または軸受部材3側の動
圧面の少なくとも一方側には、動圧発生用溝が化学研磨
や塑性加工などの手段によって加工・形成されており、
回転部材3の回転時に動圧発生用溝のポンピング作用に
より上記狭小隙間内の潤滑流体を昇圧させて動圧作用を
発生させ、当該潤滑流体の動圧力によって回転部材3を
浮上状態にて保持させ回転支持を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにスラスト動
圧軸受部を構成している環状スラスト板2は、上述した
ように、軸部材1に嵌着接合されており、軸部材1との
間の摩擦力のみで保持・固定されている。従って、何ら
かの衝撃等が環状スラスト板2に作用した場合には、嵌
着位置がずれたり抜けてしまうことが考えられ、装置全
体に対する信頼性を損なうおそれがある。
【0005】このような問題に対して、環状スラスト板
2の圧入又は焼き嵌めによる接合長さを大きくすること
が考えられるが、シメ代として成立する範囲が限られて
いることから限界がある上、大型化してしまうために近
年の薄型化の要請に反することとなって採用することは
できない。また、種々の構造を付加して環状スラスト板
2の補強を行うことも考えられてはいるが、いずれも構
成の複雑化を招来するとともに軸受特性を損なうおそれ
があり、実現性あるものは未だ開発されていない。
【0006】そこで本発明は、簡易な構成で、しかも軸
受性能を損なうことなく環状スラスト板の接合強度を十
分に確保することができるようにした動圧軸受装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、軸部材と、この軸部材に対
して鍔状に嵌着接合され、軸方向端面に動圧面を有する
環状スラスト板と、該環状スラスト板の動圧面に対して
軸方向に狭小隙間を介して近接配置された他の動圧面を
有する軸受部材と、上記環状スラスト板及び軸受部材に
おける両動圧面の少なくとも一方側に設けられた動圧発
生用溝と、を備え、上記動圧発生用溝が設けられた部位
が、スラスト方向の動圧発生部に構成された動圧軸受装
置において、上記環状スラスト板は、前記動圧発生部を
構成する本体部と、この本体部から半径内方側又は外方
側に向かって連続一体的に延出する補強部と、を有し、
上記環状スラスト板の補強部における軸方向端面と、該
補強部の軸方向端面に対向する前記軸受部材の表面との
間に、前記動圧発生部における狭小隙間よりも大きい寸
法の隙間が形成されている。
【0008】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の環状板スラスト板の軸方向厚さ寸法は、前記
本体部よりも補強部において小さく設定されている。
【0009】さらに、請求項3記載の発明では、上記請
求項1又は2記載の軸部材に対する環状スラスト板の軸
方向の嵌着接合長さが、該環状スラスト板の本体部にお
ける軸方向厚さ寸法と略同一に設定されているととも
に、前記補強部は、本体部よりも半径方向外側に配置さ
れている。
【0010】このような発明では、環状スラスト板を径
方向にやや大きく形成するだけで、基本的な軸受設計に
はほとんど影響を与えることなく接合強度が確実に向上
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる動圧軸受装
置を、いわゆる両端軸固定型のHDDスピンドルモータ
に適用した実施形態について図面により詳細に説明す
る。まず図2に示されたHDDスピンドルモータの全体
構造を説明すると、当該HDDスピンドルモータは、固
定部材としてのステータ組1と、このステータ組1に対
して図示上側から組み付けられた回転部材としてのロー
タ組2とから構成されている。このうちステータ組1
は、図示を省略した固定基台側にネジ止めされているフ
レーム11を有しているとともに、このフレーム11の
略中央部分に立設された固定軸(軸部材)12が、図示
上方に向かって延在している。本実施形態における固定
軸12は、例えばステンレス鋼(SUS440C,SU
S420J2)等から形成されており、当該固定軸12
の先端部(図示上端部)は、図示を省略した固定基台に
対してネジ止めされている。
【0012】上記フレーム11の上面部略中央部分に
は、中空円筒状の支持ホルダー13が上記固定軸12の
周囲を取り囲むようにして設けられており、この支持ホ
ルダー13の外周部にステータコア14が嵌着されてい
る。このステータコア14の突極部には巻線15が巻回
されている。
【0013】一方、上記ロータ組2では、図示を省略し
た所定の記録媒体を支持するためのハブ21が、軸受部
材を構成している軸受スリーブ22の外周側に固着され
ている。上記ハブ21は、磁気ディスク等の上記記録媒
体を外周部に装着する略円筒形状の胴部21aを有して
いるとともに、この胴部21aの内周側に、バックヨー
ク21bを介して駆動マグネット21cが環状に装着さ
れている。上記駆動マグネット21cは、前述したステ
ータコア14の外周端面に対して環状に対向するように
近接配置されている。
【0014】上記ハブ21を固定している軸受スリーブ
22の構成材質としては、例えば、Cu−Sn−P系合
金(リン青銅等)などの銅系合金またはSUS430F
等の鉄鋼材料が採用される。
【0015】この軸受スリーブ22の中心部分に貫通形
成された中心穴の内周壁部分には、一組の軸受突部22
a,22bが軸方向に所定間隔離して形成されており、
これらの各軸受突部22a,22bの内周面に設けられ
たラジアル動圧面と、上記固定軸12の外周面に設けら
れたラジアル動圧面とが、半径方向に数μmの狭小隙間
を介して近接するように周状に対向配置されていること
によって、軸方向に隣接した一組のラジアル動圧軸受部
RBa,RBbが並ぶようにして形成されている。そし
て、これら一組のラジアル動圧軸受部RBa,RBbを
形成している狭小隙間内には、オイルや磁性流体、ある
いはエアー等からなる所定の潤滑流体が連続するように
して注入・充填されている。
【0016】また、少なくとも上記軸受スリーブ22側
の各動圧面には、図示を省略したヘリングボーン形状の
動圧発生用溝が環状に並列するようして多数凹設されて
おり、前記ハブ21の回転時に、これらラジアル動圧発
生用溝のポンピング作用により潤滑流体が昇圧されて動
圧が生じ、その潤滑流体に生じさせられた動圧によっ
て、ハブ21が軸受スリーブ22を介してラジアル方向
に回転自在に軸支持されるように構成されている。
【0017】上述したように、隣接する一組のラジアル
動圧軸受部RBa,RBbを構成する狭小隙間は、軸方
向に連続して延びる軸受空間として形成されているが、
その一組のラジアル動圧軸受部RBa,RBbの間部分
の軸受空間には、軸受スリーブ22を半径方向外方に向
かって窪ませた拡大空間からなる流体溜め部30が形成
されている。この流体溜め部30の隙間寸法は、ラジア
ル動圧軸受部RBa,RBbにおける軸受空間における
隙間寸法の3倍以上または40μm以上に設定されてい
る。これは、軸受空間に対して潤滑流体に量的な余裕を
持たせるように一定量以上の潤滑流体を保持し、装置の
長寿命化を図るためである。
【0018】また、それらの各ラジアル動圧軸受部RB
a,RBbを構成する軸受空間の軸方向両端部分には、
毛細管シール部が、各ラジアル動圧軸受部RBa,RB
bを軸方向両側から挟むように設けられている.これら
の各毛細管シール部は、軸受スリーブ22に形成された
傾斜面によって、当該軸受スリーブ22と前記固定軸1
2との間の隙間を軸受外方に何かって徐々に拡大したも
のであって、軸受内方側に配置された毛細管シール部
は、上述した流体溜め部30に連通している。これら毛
細管シール部において連続的に拡大している狭小隙間の
寸法は、20μmから300μmになされており、軸受
外方側に配置された毛細管シール部における潤滑流体の
液面位置が、モータの回転・停止のいずれの場合にも当
該毛細管シール部の内部所定位置となるように設定され
ている。
【0019】一方、図1にも示されているように、上記
固定軸12の先端部分(図示上端側部分)には、円板状
に形成されたスラストプレート(環状スラスト板)16
が圧入又は焼き嵌めによって嵌着接合され固定されてい
る。このスラストプレート16は、上述した軸受スリー
ブ22の図示上側の中心部分に凹設された円筒状の窪み
部内に収容するように配置されており、当該軸受スリー
ブ22の窪み部の底壁部22cに設けられた動圧面に対
して、上記スラストプレート16の図示下面側に設けら
れた動圧面が軸方向に近接配置されていることによっ
て、下側のスラスト動圧軸受部SBaが構成されてい
る。
【0020】また、上記スラストプレート16の図示上
面側に近接するようにして、スラスト軸受部材を構成し
ている円盤状のカウンタープレート(スラスト板)25
が、上記軸受スリーブ22の窪み部を覆うように取り付
けられており、このカウンタープレート25の図示下面
側に設けられた動圧面と、上述したスラストプレート1
6の図示上面側に設けられた動圧面とにより上側のスラ
スト動圧軸受部SBbが構成されている。
【0021】すなわち、スラストプレート16の軸方向
両端面部分に隣接するようにして配置された一組のスラ
スト動圧軸受部SBa,SBbのそれぞれにおいては、
軸受スリーブ22又はカウンタープレート25側の各動
圧面と、スラストプレート16側の両動圧面とが、軸方
向に数μmの狭小隙間を介してそれぞれ対面配置されて
いる。そして、これら両スラスト動圧軸受部SBa,S
Bbの狭小隙間どうしは、スラストプレート16の外周
側に設けられた通路を介して連通されており、その連続
した軸受空間内に、オイルや磁性流体等からなる所定の
潤滑流体が連続的に注入・充填されている。
【0022】また、上記スラストプレート16の軸方向
両端面に設けられた各動圧面のそれぞれには、図示を省
略したヘリンボーン形状のスラスト動圧発生用溝が環状
並列するように多数凹設されており、前記ハブ21の回
転時における両スラスト動圧発生用溝のボンピング作用
によって、潤滑流体が昇圧されて動圧が生じ、その潤滑
流体に生じさせられた動圧によって、ハブ21がスラス
ト方向に軸支持されるように構成されている。
【0023】このように、動圧発生用溝が設けられた部
位が、スラスト方向の動圧発生部として構成されている
ものであるが、上記スラストプレート16は、その動圧
発生部を構成している本体部16aと、この本体部16
aから半径外方側に向かって連続一体的に延出する補強
部16bとを備えている。上記補強部16bの軸方向両
端面は、前記本体部16aの軸方向両端面に設けられた
動圧面から階段状に窪むようにして形成されている。す
なわち、上記補強部16bの軸方向における厚さ寸法T
1(図1参照)は、前記本体部16aの軸方向厚さ寸法
T0よりやや小さくなるように設定されている。
【0024】換言すれば、上記スラストプレート16
と、前述した各軸受部材(軸受スリーブ22及びカウン
タープレート25)との間の軸方向における隙間寸法
が、動圧発生部に相当する本体部16aよりも補強部1
6bの方がやや大きい寸法となるように形成されてい
る。より具体的には、本体部16aによって0.01m
mの狭小隙間が形成されているのに対して、補強部16
bでは0.2mmの隙間が形成されている。これは、補
強部16bによる軸受ロスを少なくするために隙間を大
きくしたものであって、軸受ロスが隙間寸法に反比例す
ることからすれば、補強部16bにおける軸受ロスは、
理論的には本体部16aの1/20程度に抑えられるこ
ととなる。
【0025】また、上記スラストプレート16の固定軸
12に対する嵌着接合長さは、上述したスラストプレー
ト16の本体部16aの軸方向厚さ寸法T0と略同一に
設定されている。これは、補強部16bを設けることに
よって、後述するようにスラストプレート16の固定軸
12に対する接合強度が向上されるために、スラストプ
レート16の嵌着接合長さを拡大しないように設定した
ものである。つまり、本発明は、両部材16,12の嵌
着接合長さを増やすことなく十分な接合強度を得るよう
にしたものである。
【0026】一方、上述した一組の各スラスト動圧軸受
部SBa,SBbを構成する軸受空間の半径方向両端側
部分には、毛細管シール部が、各スラスト動圧軸受部S
Ba,SBbを半径方向両側から挟むように設けられて
いる。
【0027】これらの各毛細管シール部は、スラストプ
レート16側に形成された傾斜部によって、当該スラス
トプレート16と前記軸受スリーブ22との間の隙間を
半径方向の外方に向かって徐々に拡大したものであっ
て、半径方向内方側に配置された毛細管シール部が、上
述したラジアル動圧軸受部RBa側及びモータ外部側の
大気にそれぞれ連通している。なお、当該毛細管シール
部において連続的に拡大している狭小隙間は20μmか
ら30μmとなっており、潤滑流体の液面位置が、モー
タの回転・停止のいずれの場合にも、各毛細管シール部
の内部所定位置となるように設定されている。
【0028】このような本発明の実施形態では、スラス
トプレート16を半径方向にやや大きく形成して補強部
16bを設けただけで、基本的な軸受設計にはほとんど
影響を与えることなく接合強度が確実に向上される。こ
の点についての根拠を、以下詳細に説明する。
【0029】まず、両部材16,12の接合強度Fは、
図3に示されているように、固定軸12の外径Da、嵌
め合い有効長さL、接合部面圧P、及び摩擦係数μに対
して、
【数1】 で表される。そして、上式1中の接合部面圧Pは、スラ
ストプレート16の内外径db,Db、固定軸12及び
スラストプレート16の各ヤング率Ea,Eb、並び
に、固定軸12及びスラストプレート16の各ポアソン
比νa,νbに対して、
【数2】 で表される。
【0030】そして、本発明のように、スラストプレー
ト16に補強部16bを設けることによって、当該スラ
ストプレート16の外径Dbを拡大すると、上式2中の
分母が2乗に比例して小さくなり、その分、接合部面圧
Pが急激に大きくなって、僅かな大きさの補強部16b
を設けるだけで大きな接合強度Fが得られるものであ
る。
【0031】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。例え
ば、図4に示されている実施形態にかかるスラストプレ
ート46では、動圧発生部を構成している本体部46a
から半径方向内側に向かって連続一体的に延出する補強
部46bが設けられている。さらに、図5に示されてい
る実施形態にかかるスラストプレート56では、動圧発
生部を構成している本体部56aを中心として、半径方
向の内外両側に向かって補強部56bが連続一体的に各
々延出するように設けられている。さらにまた、図6に
示されている実施形態にかかるスラストプレート66で
は、動圧発生部を構成している本体部66aの半径方向
途中部分に補強部66bが連続一体的に延出するように
設けられている。このような他の各実施形態において
も、前述した実施形態と同様な作用・効果を得ることが
できる。
【0032】また、動圧を発生する潤滑流体としては、
オイル等の液体の他に空気等の気体も同様に採用するこ
とができる。さらに本発明は、上述したHDDモータ以
外に用いられる動圧軸受装置に対しても本発明は同様に
適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、環状スラス
ト板を径方向にやや大きく形成して補強部を設けること
だけで、基本的な軸受設計にはほとんど影響を与えるこ
となく環状スラスト板の軸部材に対する接合強度を確実
に向上させるように構成したものであるから、簡易な構
成で、しかも軸受性能を損なうことなく環状スラスト板
の接合強度を十分に確保することができ、動圧軸受装置
の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる動圧発生装置の要
部を表した部分拡大横断面説明図である。
【図2】図1に表された動圧発生装置を備えたHDDモ
ータ全体の横断面説明図である。
【図3】図1に表された軸部材と環状スラスト板との寸
法関係を表した部分拡大半断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態にかかる動圧発生装置の
要部を表した部分拡大横断面説明図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態にかかる動圧発生装
置の要部を表した部分拡大横断面説明図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態にかかる動圧発生装
置の要部を表した部分拡大横断面説明図である。
【図7】従来の動圧発生装置を備えたHDDモータ全体
の横断面説明図である。
【符号の説明】
RBa,RBb ラジアル動圧軸受部 SBa,SBb スラスト動圧軸受部 12 固定軸(軸部材) 22 軸受スリーブ(軸受部材) 16 スラストプレート(環状スラスト板) 25 カウンタープレート(軸受部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多胡 登喜雄 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 3J011 AA01 BA01 BA06 CA02 KA02 KA03 MA02 PA02 5H607 AA00 BB01 BB09 BB14 BB17 BB25 CC01 DD16 GG03 GG09 GG12 GG14 GG15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材と、 この軸部材に対して鍔状に嵌着接合され、軸方向端面に
    動圧面を有する環状スラスト板と、 該環状スラスト板の動圧面に対して軸方向に狭小隙間を
    介して近接配置された他の動圧面を有する軸受部材と、 上記環状スラスト板及び軸受部材における両動圧面の少
    なくとも一方側に設けられた動圧発生用溝と、を備え、 上記動圧発生用溝が設けられた部位が、スラスト方向の
    動圧発生部に構成された動圧軸受装置において、 上記環状スラスト板は、前記動圧発生部を構成する本体
    部と、この本体部から半径内方側又は外方側に向かって
    連続一体的に延出する補強部と、を有し、 上記環状スラスト板の補強部における軸方向端面と、該
    補強部の軸方向端面に対向する前記軸受部材の表面との
    間に、前記動圧発生部における狭小隙間よりも大きい寸
    法の隙間が形成されていることを特徴とする動圧軸受装
    置。
  2. 【請求項2】 前記環状板スラスト板の軸方向厚さ寸法
    は、前記本体部よりも補強部において小さく設定されて
    いることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記軸部材に対する環状スラスト板の軸
    方向の嵌着接合長さが、該環状スラスト板の本体部にお
    ける軸方向厚さ寸法と略同一に設定されているととも
    に、 前記補強部は、本体部よりも半径方向外側に配置されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の動圧軸受装
    置。
JP10322437A 1998-11-12 1998-11-12 動圧軸受装置 Pending JP2000145764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322437A JP2000145764A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 動圧軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322437A JP2000145764A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 動圧軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000145764A true JP2000145764A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18143673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10322437A Pending JP2000145764A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 動圧軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000145764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7721445B2 (en) 2006-04-03 2010-05-25 Nidec Corporation Thrust plate, method of manufacturing thereof, motor using the thrust plate, and the data storage disk drive using the motor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7721445B2 (en) 2006-04-03 2010-05-25 Nidec Corporation Thrust plate, method of manufacturing thereof, motor using the thrust plate, and the data storage disk drive using the motor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0942298A (ja) 流体軸受ユニットのための改良されたシール
JP2011080597A (ja) 流体動圧軸受、モータおよび記録媒体駆動装置
JP4451771B2 (ja) スピンドルモータ
US20030091250A1 (en) Dynamic pressure bearing device
JP2003329032A (ja) 動圧軸受装置
JP2000291648A (ja) 動圧型軸受ユニット
KR20140021086A (ko) 스핀들 모터 및 이를 포함하는 하드 디스크 드라이브
JP2006300245A (ja) 動圧流体軸受装置
JP3958922B2 (ja) 動圧型軸受ユニットおよびその製造方法
JP2003209950A (ja) スピンドルモータ
JP3996436B2 (ja) 動圧軸受モータ
JP2003009462A (ja) スピンドルモータ
JP2003194060A (ja) 流体動圧軸受装置
JP2000145764A (ja) 動圧軸受装置
JP2003274602A (ja) スピンドルモータ
JP4056349B2 (ja) 動圧軸受装置を備えたモータ
JP2003289646A (ja) スピンドルモータ
KR101310425B1 (ko) 유체동압 베어링 모듈 및 이를 갖는 스핀들 모터
JP2005337295A (ja) 円錐型動圧軸受装置およびモータならびにディスク駆動装置
JP4121142B2 (ja) モータ
JP3673799B2 (ja) 流体動圧軸受、モータおよび記録媒体駆動装置
JP2002266878A (ja) 動圧軸受装置及びその製造方法
JP2001173647A (ja) 動圧流体軸受装置および同装置を備えたモータ
JP2005337341A (ja) 動圧軸受装置及びこれを用いたモータ
JPH08212686A (ja) 動圧型流体軸受スピンドルモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070327