JPH08212686A - 動圧型流体軸受スピンドルモータ - Google Patents
動圧型流体軸受スピンドルモータInfo
- Publication number
- JPH08212686A JPH08212686A JP3439195A JP3439195A JPH08212686A JP H08212686 A JPH08212686 A JP H08212686A JP 3439195 A JP3439195 A JP 3439195A JP 3439195 A JP3439195 A JP 3439195A JP H08212686 A JPH08212686 A JP H08212686A
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- Japan
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- dynamic pressure
- pressure generating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動圧軸受用パータンの内周及び外周に潤滑剤
溜を形成してモータの耐久性を向上させる。 【構成】 モータの固定軸の端部と対向し、この軸端ま
たは軸端を封止するスラスト板のいずれか一方に形成し
た動圧発生用パターン部の中央部、及びこの動圧発生用
パターン部を囲繞する外周部に潤滑剤溜まりを形成す
る。
溜を形成してモータの耐久性を向上させる。 【構成】 モータの固定軸の端部と対向し、この軸端ま
たは軸端を封止するスラスト板のいずれか一方に形成し
た動圧発生用パターン部の中央部、及びこの動圧発生用
パターン部を囲繞する外周部に潤滑剤溜まりを形成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は動圧型流体軸受スピンド
ルモータに関する。
ルモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、機器の小型化に伴って情報を記録
する手段として磁気ディスク装置等、記録再生用ディス
ク装置の薄型化及び小型化が進んでいる。そして、この
種の装置の心臓部である回転駆動部は、駆動ハブの中に
軸受とモータ部の両方を内臓し、かつ駆動ハブの外周に
複数枚の記録再生用のディスクを取付けることにより、
装置の小型化と記憶容量の増大を図る動きがある。ま
た、記録の高密度化を図るためには回転主軸部の精度を
飛躍的に高める必要がある。
する手段として磁気ディスク装置等、記録再生用ディス
ク装置の薄型化及び小型化が進んでいる。そして、この
種の装置の心臓部である回転駆動部は、駆動ハブの中に
軸受とモータ部の両方を内臓し、かつ駆動ハブの外周に
複数枚の記録再生用のディスクを取付けることにより、
装置の小型化と記憶容量の増大を図る動きがある。ま
た、記録の高密度化を図るためには回転主軸部の精度を
飛躍的に高める必要がある。
【０００３】図７はこの種の動圧型流体軸受スピンドル
モータの半断面図、図８はスラスト方向動圧発生部の部
分拡大図である。
モータの半断面図、図８はスラスト方向動圧発生部の部
分拡大図である。
【０００４】同図に示す如く、磁性材からなる円盤状の
ベース２上には固定軸１が植設され、かつ上面には巻線
３ａを巻回した磁性材からなるコア３が固定されてい
る。固定軸１の外周面にはラジアル方向動圧発生用溝
（ヘリングボーン溝）１ａ，１ｂが、軸方向に所定の間
隔を保って夫々形成されている。
ベース２上には固定軸１が植設され、かつ上面には巻線
３ａを巻回した磁性材からなるコア３が固定されてい
る。固定軸１の外周面にはラジアル方向動圧発生用溝
（ヘリングボーン溝）１ａ，１ｂが、軸方向に所定の間
隔を保って夫々形成されている。
【０００５】４はディスク固定部４ａの内周部にスリー
ブ４ｂを固定したハブ組立体（ハブ）であり、スリーブ
４ｂが固定軸１に嵌挿されることにより、ハブ組立体４
は軸１に対して回転自在とされる。このスリーブ４ｂは
両ラジアル方向動圧発生用溝１ａ，１ｂの間隔と対応す
る面及び下端部にオイル溜まり４ｂ1 ，４ｂ2 がそれぞ
れ形成されている。上記ラジアル方向動圧発生用溝１
ａ，１ｂは固定軸１またはスリーブ４のいずれか一方に
形成されていれば良いものである。なお、５はモータの
駆動回路部品等が搭載されたプリント基板Ｐをベース２
上に固定するねじである。
ブ４ｂを固定したハブ組立体（ハブ）であり、スリーブ
４ｂが固定軸１に嵌挿されることにより、ハブ組立体４
は軸１に対して回転自在とされる。このスリーブ４ｂは
両ラジアル方向動圧発生用溝１ａ，１ｂの間隔と対応す
る面及び下端部にオイル溜まり４ｂ1 ，４ｂ2 がそれぞ
れ形成されている。上記ラジアル方向動圧発生用溝１
ａ，１ｂは固定軸１またはスリーブ４のいずれか一方に
形成されていれば良いものである。なお、５はモータの
駆動回路部品等が搭載されたプリント基板Ｐをベース２
上に固定するねじである。
【０００６】上記ディスク固定部４ａの外周には複数枚
のアルミニウム製のディスク８，８がスペーサ６を介し
て取付けられ、これらディスク８はディスク固定部４ａ
に固定板７を介してねじ９にて固定される。また、ディ
スク固定部４ａの下部に固定されたヨーク１０はベース
２に形成された環状の凹部２ａに囲繞される如くこれと
所定の間隔を保って配置されると共に、ヨーク１０の内
面には上記コア３と所定の間隔を保ったマグネット１１
が固定されることにより磁気回路を形成するものであ
る。
のアルミニウム製のディスク８，８がスペーサ６を介し
て取付けられ、これらディスク８はディスク固定部４ａ
に固定板７を介してねじ９にて固定される。また、ディ
スク固定部４ａの下部に固定されたヨーク１０はベース
２に形成された環状の凹部２ａに囲繞される如くこれと
所定の間隔を保って配置されると共に、ヨーク１０の内
面には上記コア３と所定の間隔を保ったマグネット１１
が固定されることにより磁気回路を形成するものであ
る。
【０００７】また、図８に併せて示すように、上記固定
軸１の上端部には軸径より膨出したフランジ１２が螺着
されることにより、このフランジ１２とスリーブ４ｂに
形成した切欠き４ｂ3 との間に上部オイル溜まり空間１
５が形成される。そして、フランジ１２上に蓋体となる
スラスト板１３を配置してこれをディスク固定部４ａに
ねじ１４にて固定することにより軸受部が封止される。
軸１の上端部には軸径より膨出したフランジ１２が螺着
されることにより、このフランジ１２とスリーブ４ｂに
形成した切欠き４ｂ3 との間に上部オイル溜まり空間１
５が形成される。そして、フランジ１２上に蓋体となる
スラスト板１３を配置してこれをディスク固定部４ａに
ねじ１４にて固定することにより軸受部が封止される。
【０００８】このように構成される軸受部は、スラスト
板１３の下面１３ａに形成した図９（Ａ）（Ｂ）に示す
ようなポンプインまたはヘリングボーンの溝のようなス
ラスト方向動圧発生用溝（パターン）１７（１７ａ，１
７ｂ）、上部オイル溜まり空間１５及び上記各ラジアル
方向動圧発生用パターン溝１ａ，１ｂなどにオイルまた
はグリースなどの潤滑剤１６を充填・塗布することによ
り軸受部の潤滑が図られる。図中、黒く塗りつぶした部
分がパターン溝（凹部）を示すものである。この組立て
状態にあって上記マグネット１１の磁気センタの軸線方
向の高さはコア３の高さの中心より上側に配置され、マ
グネット１１の吸引力Ｆによりハブ組立体４は常時ベー
ス２側に引き寄せられる。
板１３の下面１３ａに形成した図９（Ａ）（Ｂ）に示す
ようなポンプインまたはヘリングボーンの溝のようなス
ラスト方向動圧発生用溝（パターン）１７（１７ａ，１
７ｂ）、上部オイル溜まり空間１５及び上記各ラジアル
方向動圧発生用パターン溝１ａ，１ｂなどにオイルまた
はグリースなどの潤滑剤１６を充填・塗布することによ
り軸受部の潤滑が図られる。図中、黒く塗りつぶした部
分がパターン溝（凹部）を示すものである。この組立て
状態にあって上記マグネット１１の磁気センタの軸線方
向の高さはコア３の高さの中心より上側に配置され、マ
グネット１１の吸引力Ｆによりハブ組立体４は常時ベー
ス２側に引き寄せられる。
【０００９】以上のように構成された動圧型流体軸受ス
ピンドルモータの動作は、コイル３ａに通電することに
より磁界が発生しマグネット１１と共にハブ組立体４が
回転駆動する。この始動時、ラジアル方向動圧発生用溝
１ａ，１ｂのポンピング力により固定軸１に対してスリ
ーブ４ｂはセンタリングされ、また軸線方向に対しては
スラスト板１３のスラスト方向動圧発生用溝１７ａ（１
７ｂ）により軸１及び軸と一体のフランジ１２に対して
スラスト板１３及びハブ組立体４が数μm 浮上し、ハブ
組立体４は固定軸１及びフランジ１２に対して潤滑剤１
６を介して無接触で回転する。
ピンドルモータの動作は、コイル３ａに通電することに
より磁界が発生しマグネット１１と共にハブ組立体４が
回転駆動する。この始動時、ラジアル方向動圧発生用溝
１ａ，１ｂのポンピング力により固定軸１に対してスリ
ーブ４ｂはセンタリングされ、また軸線方向に対しては
スラスト板１３のスラスト方向動圧発生用溝１７ａ（１
７ｂ）により軸１及び軸と一体のフランジ１２に対して
スラスト板１３及びハブ組立体４が数μm 浮上し、ハブ
組立体４は固定軸１及びフランジ１２に対して潤滑剤１
６を介して無接触で回転する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図９
（Ａ）（Ｂ）に示すような渦巻き状のポンプインまたは
複数の矢羽を組み合わせて構成したヘリングボーンの溝
のようなスラスト方向動圧発生用パターン溝１７ａ（１
７ａ1 ，１７ａ2 ）にあっては、パターン溝内に蓄積さ
れるオイルのような潤滑剤の量が制限されるため、モー
タ駆動によって経時的な潤滑剤の蒸発や減少に伴う汚れ
等により、モータの信頼性を支える動圧軸受部の信頼性
が低くなり、安定した記録再生を行うことが不可能であ
った。
（Ａ）（Ｂ）に示すような渦巻き状のポンプインまたは
複数の矢羽を組み合わせて構成したヘリングボーンの溝
のようなスラスト方向動圧発生用パターン溝１７ａ（１
７ａ1 ，１７ａ2 ）にあっては、パターン溝内に蓄積さ
れるオイルのような潤滑剤の量が制限されるため、モー
タ駆動によって経時的な潤滑剤の蒸発や減少に伴う汚れ
等により、モータの信頼性を支える動圧軸受部の信頼性
が低くなり、安定した記録再生を行うことが不可能であ
った。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点に着眼
し、軸受部の耐久性を向上させたハードディスク用に好
適な耐久性に優れたスピンドルモータを提供するもので
ある。
し、軸受部の耐久性を向上させたハードディスク用に好
適な耐久性に優れたスピンドルモータを提供するもので
ある。
【００１２】そのために、固定軸及びコイルを巻回した
コアを備えたベースと、ディスクを保持し、前記固定軸
と嵌合するスリーブ部を有する回転自在なハブと、前記
固定軸または前記スリーブ部のいずれか一方に形成した
動圧発生用溝部と、前記固定軸の端部と対向し、この軸
端または軸端を封止するスラスト板のいずれか一方に形
成した動圧発生用パターン部と、前記コアと対向するよ
う前記ハブに取付けられたマグネットとよりなり、前記
動圧発生用パターン部の中央部、及びこの動圧発生用パ
ターン部を囲繞する外周部に潤滑剤溜まりをそれぞれ形
成した動圧型流体軸受スピンドルモータ。
コアを備えたベースと、ディスクを保持し、前記固定軸
と嵌合するスリーブ部を有する回転自在なハブと、前記
固定軸または前記スリーブ部のいずれか一方に形成した
動圧発生用溝部と、前記固定軸の端部と対向し、この軸
端または軸端を封止するスラスト板のいずれか一方に形
成した動圧発生用パターン部と、前記コアと対向するよ
う前記ハブに取付けられたマグネットとよりなり、前記
動圧発生用パターン部の中央部、及びこの動圧発生用パ
ターン部を囲繞する外周部に潤滑剤溜まりをそれぞれ形
成した動圧型流体軸受スピンドルモータ。
【００１３】及び固定軸及びコイルを巻回したコアを備
えたベースと、ディスクを保持し、前記固定軸と嵌合す
るスリーブ部を有する回転自在なハブと、前記固定軸ま
たは前記スリーブ部のいずれか一方に形成した動圧発生
用溝部と、前記固定軸の端部と対向し、この軸端または
軸端を封止するスラスト板のいずれか一方に形成したヘ
リングボーンタイプの動圧発生用パターン部と、前記コ
アと対向するよう前記ハブに取付けられたマグネットと
よりなり、前記ヘリングボーンタイプの動圧発生用パタ
ーン部の中央部、または前記ヘリングボーンタイプの動
圧発生用パターン部を囲繞する外周部の一方に潤滑剤溜
まりを形成すると共に、前記潤滑剤溜まりを前記ヘリン
グボーンタイプの動圧発生用パターン部と相互に連通さ
せてなる動圧型流体軸受スピンドルモータをそれぞれ提
供するものである。
えたベースと、ディスクを保持し、前記固定軸と嵌合す
るスリーブ部を有する回転自在なハブと、前記固定軸ま
たは前記スリーブ部のいずれか一方に形成した動圧発生
用溝部と、前記固定軸の端部と対向し、この軸端または
軸端を封止するスラスト板のいずれか一方に形成したヘ
リングボーンタイプの動圧発生用パターン部と、前記コ
アと対向するよう前記ハブに取付けられたマグネットと
よりなり、前記ヘリングボーンタイプの動圧発生用パタ
ーン部の中央部、または前記ヘリングボーンタイプの動
圧発生用パターン部を囲繞する外周部の一方に潤滑剤溜
まりを形成すると共に、前記潤滑剤溜まりを前記ヘリン
グボーンタイプの動圧発生用パターン部と相互に連通さ
せてなる動圧型流体軸受スピンドルモータをそれぞれ提
供するものである。
【００１４】
【実施例】以下に本発明に係る動圧型流体軸受スピンド
ルモータにおけるスラスト方向動圧発生用パターン溝の
一実施例を図１乃至図７を参照して順次詳細に説明す
る。図中、黒く塗りつぶした部分は溝（凹部）を示すも
のである。
ルモータにおけるスラスト方向動圧発生用パターン溝の
一実施例を図１乃至図７を参照して順次詳細に説明す
る。図中、黒く塗りつぶした部分は溝（凹部）を示すも
のである。
【００１５】固定軸１の上端部に取り付けられた円盤状
のフランジ１２と対向するスラスト板１３の下面１３ａ
に形成したスラスト方向動圧発生用パターンが図１に示
すヘリングボーンタイプにあっては、円環状の溝部１８
Ａ内の中央に凸状のヘリングボーンパターン１８Ｂが円
環状に形成してあり、溝部１８Ａの内外周はヘリングボ
ーンパターン１８Ｂを介して連通している。この溝部１
８Ａの内外周が潤滑剤溜たまりとして機能する。なお、
２１はスラスト板１３に形成した固定用のねじ１４を挿
通するための透孔である。
のフランジ１２と対向するスラスト板１３の下面１３ａ
に形成したスラスト方向動圧発生用パターンが図１に示
すヘリングボーンタイプにあっては、円環状の溝部１８
Ａ内の中央に凸状のヘリングボーンパターン１８Ｂが円
環状に形成してあり、溝部１８Ａの内外周はヘリングボ
ーンパターン１８Ｂを介して連通している。この溝部１
８Ａの内外周が潤滑剤溜たまりとして機能する。なお、
２１はスラスト板１３に形成した固定用のねじ１４を挿
通するための透孔である。
【００１６】また、図２にあっては、環状に形成された
中央部の溝１９Ｂ内には凸状のヘリングボーンパターン
１９Ａが形成され、溝１９Ｂの内周及び外周には環状の
溝部１９Ｃ，１９Ｄがそれぞれ形成され、かつ各溝部１
９Ｃ，１９Ｄは溝１９Ｂと放射状の連通溝１９Ｅ，１９
Ｆにて相互に連通されている。
中央部の溝１９Ｂ内には凸状のヘリングボーンパターン
１９Ａが形成され、溝１９Ｂの内周及び外周には環状の
溝部１９Ｃ，１９Ｄがそれぞれ形成され、かつ各溝部１
９Ｃ，１９Ｄは溝１９Ｂと放射状の連通溝１９Ｅ，１９
Ｆにて相互に連通されている。
【００１７】図３に示す実施例はスラスト方向動圧発生
用パターンとしてポンプインタイプのパターンを示した
ものであり、従来例の図９（Ａ）で示した渦巻き状の溝
からなるポンプインパターン２０Ａが形成されると共
に、ポンプインパターン２０Ａの外周全面は一様に連設
した環状の溝構成となっている。従って、ポンプインパ
ターン２０Ａの中心部２０Ｂ及び外周部２０Ｃの溝が潤
滑剤溜まりとして機能する。
用パターンとしてポンプインタイプのパターンを示した
ものであり、従来例の図９（Ａ）で示した渦巻き状の溝
からなるポンプインパターン２０Ａが形成されると共
に、ポンプインパターン２０Ａの外周全面は一様に連設
した環状の溝構成となっている。従って、ポンプインパ
ターン２０Ａの中心部２０Ｂ及び外周部２０Ｃの溝が潤
滑剤溜まりとして機能する。
【００１８】また、図４にあっては、渦巻き状の溝から
なるポンプインパターン２０Ａのパターン外周の一部よ
り放射状の連通溝２０Ｄを延出し、この放射状の連通溝
２０Ｄと連設される環状の溝部２０Ｅを形成してある。
これら中心部２０Ｂ及び環状の溝部２０Ｅが潤滑剤溜ま
りとして機能する。
なるポンプインパターン２０Ａのパターン外周の一部よ
り放射状の連通溝２０Ｄを延出し、この放射状の連通溝
２０Ｄと連設される環状の溝部２０Ｅを形成してある。
これら中心部２０Ｂ及び環状の溝部２０Ｅが潤滑剤溜ま
りとして機能する。
【００１９】図５，６は、ヘリングボーンタイプの変形
例を示すものであり、図５においてはスラスト板１３の
中心部がパターン形成に使用できない場合を示すもの
で、上記した図２の実施例で、内周の環状溝１９Ｅ及び
連通溝１９Ｆを除去した形態を示す。更に図６は図５と
は逆のタイプの外周部が利用できない場合を示すもの
で、上記した図１の実施例において凸状のヘリングボー
ンパターン１８Ｂに内周全面を潤滑剤溜まりとして円盤
状の溝としたものである。
例を示すものであり、図５においてはスラスト板１３の
中心部がパターン形成に使用できない場合を示すもの
で、上記した図２の実施例で、内周の環状溝１９Ｅ及び
連通溝１９Ｆを除去した形態を示す。更に図６は図５と
は逆のタイプの外周部が利用できない場合を示すもの
で、上記した図１の実施例において凸状のヘリングボー
ンパターン１８Ｂに内周全面を潤滑剤溜まりとして円盤
状の溝としたものである。
【００２０】従って、上記した如くの動圧発生用パター
ンによって、パターンの内外周には潤滑に充分な量の潤
滑剤を保持させる潤滑剤溜まりを形成することにより、
モータ駆動によって経時的な潤滑剤の蒸発や減少に伴う
汚れ等を回避して、モータの信頼性を支える動圧軸受部
の信頼性が高く、安定した記録再生を行うことができ
る。
ンによって、パターンの内外周には潤滑に充分な量の潤
滑剤を保持させる潤滑剤溜まりを形成することにより、
モータ駆動によって経時的な潤滑剤の蒸発や減少に伴う
汚れ等を回避して、モータの信頼性を支える動圧軸受部
の信頼性が高く、安定した記録再生を行うことができ
る。
【００２１】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる動圧型流体
軸受スピンドルモータによると、スラスト板部にオイル
等の潤滑剤が十分に補充されて浮上力が安定し、繰り返
し変位であるNRROは小となって装置を高速化及び高密度
化し得、しかも軸受部の騒音を低減して、耐久性に優れ
たものとなるなどの特長がある。
軸受スピンドルモータによると、スラスト板部にオイル
等の潤滑剤が十分に補充されて浮上力が安定し、繰り返
し変位であるNRROは小となって装置を高速化及び高密度
化し得、しかも軸受部の騒音を低減して、耐久性に優れ
たものとなるなどの特長がある。
【図１】本発明の動圧型流体軸受式スピンドルモータに
おけるスラスト板の動圧発生用溝がヘリングボーンパタ
ーンの一実施例の平面図である。
おけるスラスト板の動圧発生用溝がヘリングボーンパタ
ーンの一実施例の平面図である。
【図２】本発明の動圧型流体軸受式スピンドルモータに
おける第２の実施例のヘリングボーンパターンである。
おける第２の実施例のヘリングボーンパターンである。
【図３】本発明の動圧型流体軸受式スピンドルモータに
おける第３の実施例のポンプインパターンである。
おける第３の実施例のポンプインパターンである。
【図４】本発明の動圧型流体軸受式スピンドルモータに
おける第４の実施例のポンプインパターンである。
おける第４の実施例のポンプインパターンである。
【図５】本発明のヘリングボーンパターンの第１の変形
例である。
例である。
【図６】本発明のヘリングボーンパターンの第２の変形
例である。
例である。
【図７】一般的な動圧型流体軸受式スピンドルモータを
示す半断面図である。
示す半断面図である。
【図８】図７における軸受部の拡大半断面図である。
【図９】従来のスラスト板の動圧発生用溝のポンプイン
及びヘリングボーンパターンである。
及びヘリングボーンパターンである。
１…固定軸、１ａ，１ｂ…ラジアル方向動圧発生用溝、
２…ベース、２ｂ…突起部、３…コア、４…ハブ組立体
（ハブ）、４ａ1 …突起部、８…ディスク、１１…マグ
ネット、１３…スラスト板、１８Ａ，１９Ａ…ヘリング
ボーンパターン、２０Ａ…ポンプインパターン。
２…ベース、２ｂ…突起部、３…コア、４…ハブ組立体
（ハブ）、４ａ1 …突起部、８…ディスク、１１…マグ
ネット、１３…スラスト板、１８Ａ，１９Ａ…ヘリング
ボーンパターン、２０Ａ…ポンプインパターン。
Claims (3)
- 【請求項１】固定軸及びコイルを巻回したコアを備えた
ベースと、ディスクを保持し、前記固定軸と嵌合するス
リーブ部を有する回転自在なハブと、前記固定軸または
前記スリーブ部のいずれか一方に形成した動圧発生用溝
部と、前記固定軸の端部と対向し、この軸端または軸端
を封止するスラスト板のいずれか一方に形成した動圧発
生用パターン部と、前記コアと対向するよう前記ハブに
取付けられたマグネットとよりなり、前記動圧発生用パ
ターン部の中央部、及びこの動圧発生用パターン部を囲
繞する外周部に潤滑剤溜まりをそれぞれ形成したことを
特徴とする動圧型流体軸受スピンドルモータ。 - 【請求項２】前記動圧発生用パターン部の中央部の潤滑
剤溜まりとこの動圧発生用パターン部を囲繞する外周部
の潤滑剤溜まりとを動圧発生用パターン部を介して相互
に連通させてなる請求項１記載の動圧型流体軸受スピン
ドルモータ。 - 【請求項３】固定軸及びコイルを巻回したコアを備えた
ベースと、ディスクを保持し、前記固定軸と嵌合するス
リーブ部を有する回転自在なハブと、前記固定軸または
前記スリーブ部のいずれか一方に形成した動圧発生用溝
部と、前記固定軸の端部と対向し、この軸端または軸端
を封止するスラスト板のいずれか一方に形成したヘリン
グボーンタイプの動圧発生用パターン部と、前記コアと
対向するよう前記ハブに取付けられたマグネットとより
なり、前記ヘリングボーンタイプの動圧発生用パターン
部の中央部、または前記ヘリングボーンタイプの動圧発
生用パターン部を囲繞する外周部の一方に潤滑剤溜まり
を形成すると共に、前記潤滑剤溜まりを前記ヘリングホ
ーンタイプの動圧発生用パターン部と相互に連通させて
なることを特徴とする動圧型流体軸受スピンドルモー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3439195A JPH08212686A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 動圧型流体軸受スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3439195A JPH08212686A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 動圧型流体軸受スピンドルモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08212686A true JPH08212686A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12412877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3439195A Pending JPH08212686A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 動圧型流体軸受スピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08212686A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10259820A (ja) * | 1997-03-19 | 1998-09-29 | Nippon Densan Corp | 動圧流体軸受装置 |
| KR100223234B1 (ko) * | 1996-12-30 | 1999-10-15 | 전주범 | 헤드드럼 조립체의 메탈베어링 압입장치 |
| WO2003046911A1 (en) * | 2001-11-29 | 2003-06-05 | G & W Technologies Inc. | Spindle motor for hard disk drives |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP3439195A patent/JPH08212686A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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