JP2000145762A - 動圧軸受 - Google Patents

動圧軸受

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JP2000145762A
JP2000145762A JP31782198A JP31782198A JP2000145762A JP 2000145762 A JP2000145762 A JP 2000145762A JP 31782198 A JP31782198 A JP 31782198A JP 31782198 A JP31782198 A JP 31782198A JP 2000145762 A JP2000145762 A JP 2000145762A
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JP
Japan
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dynamic pressure
oil
sleeve
resin
pressure sleeve
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31782198A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Yasuda
尚文 安田
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Namiki Precision Jewel Co Ltd
Original Assignee
Namiki Precision Jewel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造でオイル循環機構を構成し、低コス
トで、長寿命の樹脂製動圧軸受を提供すること。 【構成】内周に動圧溝を形成した動圧スリーブと、これ
を内包するハウジングと、先端を球面加工したシャフト
と、これを受けるスラスターと、軸受に充填されたオイ
ルから構成された動圧軸受において、上記動圧スリーブ
がむり抜き工法で形成された樹脂動圧スリーブから作ら
れ、その樹脂動圧スリーブの外周及び端面にオイル循環
溝が形成され、スリーブ内周から外周へとオイルを循環
させる構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂製の動圧軸受に
関する。
【0002】
【従来の技術および課題】従来より、スリーブ内周に動
圧溝が形成された動圧軸受は、動圧溝を機械加工で形成
したものが多かった。また、動圧スリーブは金属が多く
用いられているので、オイル循環溝を作るのには手間が
かかっていた。さらに、オイル溜は不織布等の繊維でで
きているものが多かった。
【0003】しかしながら、上記従来の方法では、まず
動圧溝の機械加工にコストがかかるという問題点があっ
た。次に、金属の動圧スリーブにオイル循環溝を形成す
るにはコストがかかるという問題点があった。さらに、
オイル溜を不織布で作るとオイルが減少してきた時に、
必要な部分に集中してのこらないという問題点があっ
た。
【0004】そこで、この発明の目的は、簡単な構造で
オイル循環機構を構成し、低コストで、長寿命の樹脂製
動圧軸受を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の欠
点を解決するためになされたもので、本発明の請求項1
記載の動圧軸受においては、内周に動圧溝を形成した動
圧スリーブ1と、これを内包するハウジング6と、先端
を球面加工したシャフト7と、これを受けるスラスター
4と、軸受に充填されたオイルから構成された動圧軸受
において、前記動圧スリーブ1がむり抜き工法で形成さ
れた樹脂動圧スリーブから作られ、その樹脂動圧スリー
ブ1の外周及び端面にオイル循環溝が形成され、スリー
ブ1内周から外周へとオイルを循環させる構造としたも
のである。
【0006】請求項2記載の動圧軸受においては、前記
樹脂動圧スリーブ1の端面に隣接し、放射方向に多数の
オイル溜テーパ溝9を有し、オイル溜テーパ溝9は表面
張力の働く所定の幅でできており、中心に向かって前記
幅が細くなり、且つ動圧スリーブ側に狭くなり、親油性
の樹脂で形成されている構成としたものである。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の動圧軸受においては、
動圧スリーブ1が樹脂成形でできるためコストが大巾に
低減された。また、オイル循環溝が易いコストでできる
ようになったので、オイル循環によりオイル劣化が少な
くなり軸受の長寿命が達成できた。
【0008】本発明の請求項2記載の動圧軸受において
は、オイル溜テーパ溝9によりオイルが少なくなっても
オイルが中心部に集まり、最後の1滴までオイルを有効
に使うことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により説明す
る。図1は本発明の実施例である動圧軸受を説明する断
面図である。 この図において、1は内周に動圧溝が形
成された樹脂動圧スリーブで、これをハウジング6が包
み、樹脂動圧スリーブ1内は単面を球状に加工したシャ
フト7が挿入されている。
【0010】シャフト7の球状端面は、スラスターホル
ダー5で固定されているスラスター4で支持されてい
る。一方、スリーブのスラスター4と反対側にはオイル
溜めリング2が動圧スリーブ1に隣接し、オイル溜テー
パ溝9が放射線状に多数配置されている。
【0011】また、樹脂動圧スリーブ1の外周端面には
オイル循環溝が設けられ、図中の矢印の方向にオイルが
循環する構造とした。また、オイル溜めリング2の外側
には止め輪8が近在し、オイル発水性コーティングを施
しているので、リング端面でオイルを阻止する。また、
オイル溜めリング2に隣接してシールキャップ3をはめ
ている。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の動圧軸受においては、動圧スリーブが樹脂成形ででき
るため製造コストが大巾に低減された。また、オイル循
環溝が易いコストでできるようになり、オイル循環によ
りオイル劣化が少なくなり軸受の長寿命が達成できた。
さらに、オイル溜りのテーパー溝によりオイルが少なく
なってもオイルが中心部に且つ動圧スリーブ側に集ま
り、最後の1滴までオイルを有効に使うことができるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する動圧軸受の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 動圧スリーブ 2 オイル留めリング 3 シールキャップ 4 スラスター 5 スラスターホルダー 6 ハウジング 7 シャフト 8 止め輪 9 オイル溜テーパ溝 a 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に動圧溝を形成した動圧スリーブ
    と、これを内包するハウジングと、先端を球面加工した
    シャフトと、これを受けるスラスターと、軸受に充填さ
    れたオイルから構成された動圧軸受において、上記動圧
    スリーブがむり抜き工法で形成された樹脂動圧スリーブ
    から作られ、その樹脂動圧スリーブの外周及び端面にオ
    イル循環溝が形成され、スリーブ内周から外周へとオイ
    ルを循環させる構造としたことを特徴とする樹脂動圧軸
    受。
  2. 【請求項2】 前記樹脂動圧スリーブ端面に隣接し、放
    射方向に多数のオイル溜溝を有し、前記オイル溜溝は表
    面張力の働く所定の幅でできており、中心に向かって前
    記幅が細くなり、且つ動圧スリーブ側に狭くなり、親油
    性の樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の樹脂動圧軸受。
JP31782198A 1998-11-09 1998-11-09 動圧軸受 Withdrawn JP2000145762A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107569A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Ntn Corp 流体軸受装置およびその製造方法
KR101285038B1 (ko) * 2011-09-23 2013-07-10 셰플러코리아(유) 저 토크 롤러 베어링
CN113260796A (zh) * 2019-01-07 2021-08-13 三菱重工发动机和增压器株式会社 轴承装置以及具有该轴承装置的涡轮增压器

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Effective date: 20060110