JP2000145760A - シール機能付き多段ローラ - Google Patents

シール機能付き多段ローラ

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JP2000145760A
JP2000145760A JP10323255A JP32325598A JP2000145760A JP 2000145760 A JP2000145760 A JP 2000145760A JP 10323255 A JP10323255 A JP 10323255A JP 32325598 A JP32325598 A JP 32325598A JP 2000145760 A JP2000145760 A JP 2000145760A
Authority
JP
Japan
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roller
side surfaces
hub member
tire
multistage
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Pending
Application number
JP10323255A
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English (en)
Inventor
Takashi Yokoyama
隆 横山
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸上で多段組された複数個のシール機能
付きローラであって、コスト低減が可能であり、ローラ
外周の緩衝タイヤに摩耗などが生じて交換を要する場
合、簡便に取り外して交換作業の能率を向上させ得るも
のを提供する。 【解決手段】 回転シャフト1上で多段組された複数の
多段ローラ20がそれらの両側面を接触させた状態で回
転可能に支持されている。多段ローラ20の緩衝タイヤ
24には、両側面から突出して断面凸形状の環状シール
部24e,24fが一体成形されており、互いに隣接す
る多段ローラ20と20A,20Bとの接触面間で対向
する環状シール部24e,24f同士を互いに密着させ
ることにより、接触面間に各種異物が侵入するのを防止
して所要のシール性を確保する。緩衝タイヤ24が経時
使用により交換の必要を生じた際、交換対象ローラの補
強金具23をハブ部材21の外周から取り外すだけで、
円滑に交換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般産業機器や装
置において動力伝動または機器走行用などとして使用さ
れるシール機能を備えた多段ローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種多段ローラとしては、隣り
合うローラ同士の合わせ面に使用環境中の異物、泥水お
よびグリース潤滑油などの浸入を防止できるようにした
シール機能を備えたものが知られている。図3および図
4は、いずれも従来例のシール機能付き多段ローラを示
す組立断面図である。
【0003】図3に示すシール機能付き多段ローラは、
駆動軸である回転シャフト1上に多段組された複数のロ
ーラ2A、2B、2C・・・が互いに接触状態で回転自
在に軸支されている。個々のローラ2A、2B、2C・
・・は、ローラ芯金となるリング状の金属製ハブ部材3
a、3b、3c・・・の外周面にゴム状弾性材料または
弾性プラスチック材料などによる緩衝タイヤ4a、4
b、4c・・・を溶着している。これらのローラ2A、
2B、2C・・・の両側面の一方側には環状凹部5a、
5b、5c・・・が、また他方側に環状凸部6a、6b
・・・がそれぞれ回転軸線C−C上に中心を一致させて
設けられている。ローラ2Aの環状凸部6aは隣のロー
ラ2Bの環状凹部5bに係合し、この隣のローラ2Bの
環状凸部6bが他の隣のローラ2Cの環状凹部5cに互
いに係合している。さらに、各ローラ2A、2B、2C
・・・の環状凸部6a、6b・・・と環状凹部5b、5
c・・・との係合面には、O−リングなどによるシール
部材7a、7b・・・が装着され、それら係合面に各種
異物が浸入するのを防止するようになっている。
【0004】また、図4に示すシール機能付き多段ロー
ラにあっては、回転シャフト1上に多段組された複数の
ローラ8A、8B、8C・・・が互いに接触状態で回転
自在に軸支されている。個々のローラ8A、8B、8C
・・・は、ローラ芯金となるリング形状の金属製ハブ部
材9a、9b、9c・・・の外周面にゴム状弾性材料ま
たは弾性プラスチック材料などによる緩衝タイヤ10
a、10b、10c・・・を溶着している。また、ロー
ラ8A、8B、8C・・・の両側面が互いに接触してお
り、その接触面間にO−リングなどによるシール部材1
1a、11b・・・が装着されていて、各種異物の浸入
を防止している。
【0005】ところで、上記図3および図4に示す従来
のシール機能付き多段ローラにあっては、緩衝タイヤ4
a、4b、4c・・・(または10a、10b、10c
・・・)が経時的使用により摩滅などして新旧交換が必
要となった場合、その交換対象ローラを回転シャフト1
から抜外す交換作業が行われる。しかしながら、そうし
た交換作業時、隣り合うローラ同士の係合面や接触面に
浸入した上記の各種異物や潤滑油グリースが固着などし
ていると、その対象ローラを抜き取る交換作業が非常に
厄介なものとなる。また、構造上の問題点として、特に
図3に示すシール機能付き多段ローラの場合、ローラ2
A、2B、2C・・・に環状凹部5a、5b、5c・・
・と環状凸部6a、6b・・・を設けているため、それ
ら凹凸部の係合による嵌合精度が要求され、組立コスト
が高価につく不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コス
ト低減が可能であり、しかもローラ外周輪の緩衝タイヤ
に摩耗などが生じて交換を要する場合に、簡便に取り外
して交換作業の能率を向上させることができるシール機
能付き多段ローラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動軸上で多
段組された複数のローラがそれらの両側面を互いに接触
させた状態で回転可能に支持され、駆動軸上に固定され
るローラ芯金の金属製ハブ部材の外周に緩衝タイヤを設
けてなる多段ローラであって、緩衝タイヤが内周にリン
グ状の補強金具を接合して一体化され、その補強金具を
介してハブ部材の外周に嵌合させて着脱可能となってお
り、補強金具の両側面よりも外側に突出して緩衝タイヤ
の両側面に断面凸形状の環状シール部が一体成形され、
隣接する一方のローラと他方のローラの接触面間で対向
する環状シール部同士を互いに密着させることにより、
接触面間のシール性を確保している。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるシール機能付き多段
ローラの実施の形態について、図面を参照しながら詳細
に説明する。図1は、駆動軸である回転シャフト上に複
数のシール機能付き多段ローラが装着された状態を示す
正面図、図2はそのY−Y線断面図である。
【0009】多段ローラ20は、回転シャフト1の外周
面に嵌合固定されるローラ芯金として、リング形状に形
成された金属製のハブ部材21を有している。このハブ
部材21の嵌合内周面にはキー溝22が設けられ、回転
シャフト1の外周に図示していないキーで固定して回り
止めされる。ハブ部材21の外周には、筒状の補強金具
23を介してゴム状弾性材料または弾性プラスチック材
料による緩衝タイヤ24が取り外し可能に接合されて一
体化されている。
【0010】補強金具23と緩衝タイヤ24はパーツ化
された一体化部品となっており、緩衝タイヤ24に摩耗
や摩滅が生じて取り替えを要する際、ハブ部材21の外
周から容易に取り外しできるようになっている。緩衝タ
イヤ24は補強金具23の外周面に沿って焼き付けなど
されており、周方向へ平行な数本の放熱用環状スリット
24aによって複数の平行なタイヤ部24b,24c,
24d・・・に区分されている。また、そうした緩衝タ
イヤ24の両端には環状凸部によるシール部24e,2
4fが設けられ、このシール部24e,24fを回転シ
ャフト1上で連接される他の多段ローラ20A,20B
(図中、二点仮想線で示す)のシール部と互いに密着さ
せて多段組されるようになっている。
【0011】このような緩衝タイヤ24の内周の補強金
具23は、ハブ部材21の外周に嵌合によって着脱可能
である。ハブ部材21と補強金具23との相対的な抜け
を防止するために、嵌合状態の両部材の両端側に一対の
リング状押え板25,26が取り付けられている。これ
ら両側の押え板25,26は円周方向の複数個所で固定
ボルト27によってハブ部材21の両側面に締結され、
補強金具23の両側面を押えて固定している。また、本
実施形態では、図示したように、両側の押え板25,2
6によって外側から止められる形で、平行ピン27,2
8をハブ部材21と補強金具23との接合面間に装着し
た構造とすることもできる。
【0012】したがって、隣接する一方と他方の多段ロ
ーラ20は互いに環状のシール部24e,24f同士を
適度な接触圧でもって密着させた状態で回転シャフト1
上に多段組される。そうした互いの密着によって、一方
と他方の多段ローラ20の接触面間に各種異物、水分、
そして潤滑油のグリースなどが侵入するのを防止する。
すなわち、接触面間にそれら異物が侵入してローラ側面
に固着などするのを防ぎ、所要のシール性を確保する。
【0013】経時使用によって、多段ローラ20の例え
ば1つにおいて、緩衝タイヤ24に摩耗や摩滅が生じた
場合は新旧交換される。すなわち、両側の固定ボルト2
7を緩めて取り外し、両側の押え板25,26によるハ
ブ部材21と補強金具23に対する押えを解除する。そ
れから、嵌合されている補強金具23をハブ部材21の
外周から抜き外す。この間、迅速かつ容易な作業でもっ
て不良化した緩衝タイヤ24をハブ部材21を主体とす
るローラ芯金側から取り外すことができる。続いて、新
規な緩衝タイヤ24が元のハブ部材21の外周に取り付
けられ、両側の押さえ板25,26を固定ボルト27で
固定して交換作業が完了する。この間の交換作業にあっ
て、シール部24e,24fによってシール性が確保さ
れていたことで各種異物のローラ側面への固着もなく、
回転シャフト1から容易にその交換対象ローラを取り外
すことが可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明によるシール機能付き多段ローラ
は、回転シャフト上で複数の多段ローラが連接されてお
り、ローラの緩衝タイヤにその両側面から突出して断面
凸形状の環状シール部が一体成形され、隣接する一方の
多段ローラと他方の多段ローラの接触面間で対向する環
状シール部同士を互いに密着させることにより、接触面
間に各種異物が侵入するのを防止して所要のシール性を
確保している。したがって、ローラの緩衝タイヤが経時
使用により摩耗などが生じて交換の必要を生じた際、そ
の緩衝タイヤの補強金具をハブ部材の外周から抜き外す
だけで簡便に交換作業を行うことができ、接触面間にお
いて侵入異物による固着などがないために交換作業が円
滑に行われる。また、構造上の利点として、従来のよう
に、Oリングなどによる特別なシール部材が不要とな
り、そうしたシール部材を装着するための構造をローラ
側に設ける必要もなくなるので、大幅なコスト低減が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシール機能付き多段ローラを
示す一部半裁の正面図である。
【図2】図1のY−Y線からの側面断面図である。
【図3】従来例のシール機能付き多段ローラを示す組立
断面図である。
【図4】別種の従来例のシール機能付き多段ローラを示
す組立断面図である。
【符号の説明】
1 回転シャフト 20 多段ローラ 21 ハブ部材 23 緩衝タイヤにパーツ化された補強金具 24 緩衝タイヤ 24e,24f 環状のシール部 25,26 押さえ板 27 固定ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸上で多段組された複数のローラが
    それらの両側面を互いに接触させた状態で回転可能に支
    持され、駆動軸上に固定されるローラ芯金の金属製ハブ
    部材の外周に緩衝タイヤを設けてなる多段ローラであっ
    て、 緩衝タイヤが内周にリング状の補強金具を接合して一体
    化され、その補強金具を介してハブ部材の外周に嵌合さ
    せて着脱可能となっており、補強金具の両側面よりも外
    側に突出して緩衝タイヤの両側面に断面凸形状の環状シ
    ール部が一体成形され、隣接する一方のローラと他方の
    ローラの接触面間で対向する環状シール部同士を互いに
    密着させることにより、接触面間のシール性を確保して
    なるシール機能付き多段ローラ。
  2. 【請求項2】 嵌合状態のハブ部材と補強部材の両端側
    に、一対のリング状押え板が取付けられている請求項1
    記載のシール機能付き多段ローラ。
  3. 【請求項3】 一対のリング状押え板が円周方向の複数
    個所で固定ボルトによってハブ部材の両側面に締結さ
    れ、補強金具の両側面を押えて固定している請求項2記
    載のシール機能付き多段ローラ。
  4. 【請求項4】 両側の押さえ板によって外側から止めら
    れる形で、平行ピンをハブ部材と補強金具との接合面間
    に装着した請求項1記載のシール機能付き多段ローラ。
JP10323255A 1998-11-13 1998-11-13 シール機能付き多段ローラ Pending JP2000145760A (ja)

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