JP2000145582A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JP2000145582A JP2000145582A JP10320905A JP32090598A JP2000145582A JP 2000145582 A JP2000145582 A JP 2000145582A JP 10320905 A JP10320905 A JP 10320905A JP 32090598 A JP32090598 A JP 32090598A JP 2000145582 A JP2000145582 A JP 2000145582A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
- F02M2200/44—Valves, e.g. injectors, with valve bodies arranged side-by-side
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機関の低出力時においても針弁のリフトを高
精度で制御可能として、機関の全出力域において安定し
た燃料噴射がなされ、機関性能を向上し得る燃料噴射弁
を提供する。 【解決手段】 燃料噴射弁において、針弁ばねを針弁と
は反対側の上端部において支持する上部ばね受の下部
に、熱膨張液体が封入され同熱膨張液体の体積変化によ
り変形して上記針弁のリフトを規制する針弁リフトスト
ッパを設け、さらに上記針弁リフトストッパ内の熱膨張
液体の温度を制御する制御装置を設け、熱膨張液体の温
度を制御して針弁リフトストッパにより、針弁最高リフ
トを機関出力に適合させる。
精度で制御可能として、機関の全出力域において安定し
た燃料噴射がなされ、機関性能を向上し得る燃料噴射弁
を提供する。 【解決手段】 燃料噴射弁において、針弁ばねを針弁と
は反対側の上端部において支持する上部ばね受の下部
に、熱膨張液体が封入され同熱膨張液体の体積変化によ
り変形して上記針弁のリフトを規制する針弁リフトスト
ッパを設け、さらに上記針弁リフトストッパ内の熱膨張
液体の温度を制御する制御装置を設け、熱膨張液体の温
度を制御して針弁リフトストッパにより、針弁最高リフ
トを機関出力に適合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用燃料噴射
弁、特に同噴射弁の針弁リフトの制御装置に関する。
弁、特に同噴射弁の針弁リフトの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はディーゼル機関用燃料噴射弁の従
来の1例を示す。図3において、30は弁本体、31は
先端に噴孔5が設けられたノズル、6はデイスタンスピ
ース、32はノズルナットであり、上記ノズル31及び
デイスタンスピース6はノズルナット32によって弁本
体30に締付けられている。4は上記ノズル31に往復
動自在に嵌合された針弁、3は針弁ばね、7は同針弁ば
ね3の下端部を支持する下部ばね受、9は同針弁ばねの
上端部を支持する上部ばね受である。
来の1例を示す。図3において、30は弁本体、31は
先端に噴孔5が設けられたノズル、6はデイスタンスピ
ース、32はノズルナットであり、上記ノズル31及び
デイスタンスピース6はノズルナット32によって弁本
体30に締付けられている。4は上記ノズル31に往復
動自在に嵌合された針弁、3は針弁ばね、7は同針弁ば
ね3の下端部を支持する下部ばね受、9は同針弁ばねの
上端部を支持する上部ばね受である。
【0003】2は上記ノズル31に設けられた油溜りで
あり、上記針弁4の下端部が臨み、同油溜り2内の燃料
圧力が針弁4を上方に押し上げるようになっている。1
は上記弁本体30、デイスタンスピース6及びノズル3
1内を貫通して上記油溜り2に達する燃料通路で、燃料
噴射ポンプ(図示省略)から圧送された燃料が導入され
る。
あり、上記針弁4の下端部が臨み、同油溜り2内の燃料
圧力が針弁4を上方に押し上げるようになっている。1
は上記弁本体30、デイスタンスピース6及びノズル3
1内を貫通して上記油溜り2に達する燃料通路で、燃料
噴射ポンプ(図示省略)から圧送された燃料が導入され
る。
【0004】8は上記弁本体30内に上下方向(軸方
向)に移動可能に設けられた開弁圧調整具であり、その
下端面が上記上部ばね受9の上面に当接され、上端面は
作動油室33に臨んでいる。そして、開弁圧調整装置
(図示省略)から作動油室33に導入される作動油の圧
力によって同開弁圧調整具8が上下動して針弁ばね3の
取付荷重を変化させることにより開弁圧を変化させるよ
うになっている。
向)に移動可能に設けられた開弁圧調整具であり、その
下端面が上記上部ばね受9の上面に当接され、上端面は
作動油室33に臨んでいる。そして、開弁圧調整装置
(図示省略)から作動油室33に導入される作動油の圧
力によって同開弁圧調整具8が上下動して針弁ばね3の
取付荷重を変化させることにより開弁圧を変化させるよ
うになっている。
【0005】上記燃料噴射弁を備えたディーゼル機関の
運転時において、燃料噴射ポンプから圧送された燃料は
燃料通路1を経て油溜り2に入り、針弁4に作用する。
そして同針弁4を押し上げる燃料圧力が針弁ばね3のば
ね力に打勝つ、つまり開弁圧になると針弁4は燃料圧力
によって押し上げられて開弁し、油溜り2内の燃料が噴
孔5から機関の燃焼室(図示せず)に噴射される。上記
針弁4は、これの肩部4a1がデイスタンスピース6の
下端面6aに当接した位置で最高リフトLとなる。
運転時において、燃料噴射ポンプから圧送された燃料は
燃料通路1を経て油溜り2に入り、針弁4に作用する。
そして同針弁4を押し上げる燃料圧力が針弁ばね3のば
ね力に打勝つ、つまり開弁圧になると針弁4は燃料圧力
によって押し上げられて開弁し、油溜り2内の燃料が噴
孔5から機関の燃焼室(図示せず)に噴射される。上記
針弁4は、これの肩部4a1がデイスタンスピース6の
下端面6aに当接した位置で最高リフトLとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示されるような
従来の燃料噴射弁においては、針弁の最大リフトLは上
記のように下部ばね受7が上部ばね受9に当接する位置
で決まるが、針弁4がかかる最大リフトLまでリフトす
るのは、燃料噴射量が一定値以上の中、高出力時であ
り、アイドリング時等の低出力時には燃料圧力が低いた
め針弁4は上記最大リフトLまでリフトせず、途中まで
のリフトとなる。
従来の燃料噴射弁においては、針弁の最大リフトLは上
記のように下部ばね受7が上部ばね受9に当接する位置
で決まるが、針弁4がかかる最大リフトLまでリフトす
るのは、燃料噴射量が一定値以上の中、高出力時であ
り、アイドリング時等の低出力時には燃料圧力が低いた
め針弁4は上記最大リフトLまでリフトせず、途中まで
のリフトとなる。
【0007】このため上記従来のものにおいては、機関
の低出力時には針弁4のリフトが変化し毎サイクルの燃
料噴射量が所定の一定噴射量つまり必要最少限の噴射量
とならず、燃料の過噴射が生じて不整噴射が引き起さ
れ、機関性能が低下する恐れがある。
の低出力時には針弁4のリフトが変化し毎サイクルの燃
料噴射量が所定の一定噴射量つまり必要最少限の噴射量
とならず、燃料の過噴射が生じて不整噴射が引き起さ
れ、機関性能が低下する恐れがある。
【0008】本発明の目的は、機関の低出力時において
も針弁のリフトを高精度で制御可能として、機関の全出
力域において安定した燃料噴射がなされ、機関性能を向
上し得る燃料噴射弁を提供することにある。
も針弁のリフトを高精度で制御可能として、機関の全出
力域において安定した燃料噴射がなされ、機関性能を向
上し得る燃料噴射弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記不具合を解
決するもので、その要旨とする第1の手段は、請求項1
に記載の通り、油溜りに導入された燃料の圧力を針弁に
作用させ、上記針弁の上部から同針弁を閉弁方向に押圧
する針弁ばねの弾力に抗して同針弁を開弁して上記油溜
り内の燃料を噴孔から機関のシリンダ内に噴射するよう
にした燃料噴射弁において、上記針弁ばねを上記針弁と
は反対側の上端部において支持する上部ばね受の下部
に、熱膨張液体が封入され同熱膨張液体の体積変化によ
り変形して上記針弁のリフトを規制する針弁リフトスト
ッパを設け、上記針弁リフトストッパ内の熱膨張液体の
温度を制御する制御装置を設けたことにある。
決するもので、その要旨とする第1の手段は、請求項1
に記載の通り、油溜りに導入された燃料の圧力を針弁に
作用させ、上記針弁の上部から同針弁を閉弁方向に押圧
する針弁ばねの弾力に抗して同針弁を開弁して上記油溜
り内の燃料を噴孔から機関のシリンダ内に噴射するよう
にした燃料噴射弁において、上記針弁ばねを上記針弁と
は反対側の上端部において支持する上部ばね受の下部
に、熱膨張液体が封入され同熱膨張液体の体積変化によ
り変形して上記針弁のリフトを規制する針弁リフトスト
ッパを設け、上記針弁リフトストッパ内の熱膨張液体の
温度を制御する制御装置を設けたことにある。
【0010】上記手段において請求項3記載のように、
上記熱膨張液体の温度を検出する手段及び同熱膨張液体
を加熱する手段を上記制御装置に接続し、同制御装置は
上記温度の検出信号に基づき上記加熱手段を介して上記
熱膨張液体の温度を所定温度に調整するように構成され
てなるのが好ましい形態である。
上記熱膨張液体の温度を検出する手段及び同熱膨張液体
を加熱する手段を上記制御装置に接続し、同制御装置は
上記温度の検出信号に基づき上記加熱手段を介して上記
熱膨張液体の温度を所定温度に調整するように構成され
てなるのが好ましい形態である。
【0011】上記手段によれば、熱膨張液体の温度を温
度検出手段によって検出して制御装置に入力し、同制御
装置において上記温度の検出値に基づき、加熱手段への
電力を制御して上記熱膨張液体の温度を上記針弁リフト
ストッパの変形量がそのときの機関出力に対応する針弁
最高リフトになるように調整する。
度検出手段によって検出して制御装置に入力し、同制御
装置において上記温度の検出値に基づき、加熱手段への
電力を制御して上記熱膨張液体の温度を上記針弁リフト
ストッパの変形量がそのときの機関出力に対応する針弁
最高リフトになるように調整する。
【0012】これにより、機関のアイドリング運転時等
の低出力時における針弁最高リフトを運転状態に適合す
るように変化させることが可能となり、機関の低出力時
から最大出力時までの全運転域において機関出力に対応
して針弁最高リフトを変化させることができる。
の低出力時における針弁最高リフトを運転状態に適合す
るように変化させることが可能となり、機関の低出力時
から最大出力時までの全運転域において機関出力に対応
して針弁最高リフトを変化させることができる。
【0013】従って、上記手段によれば、低出力時にお
ける針弁リフトが安定し、燃料噴射量を機関出力に対応
して必要最少限に保持することができ、不整噴射が回避
されて安定した燃焼が得られる。
ける針弁リフトが安定し、燃料噴射量を機関出力に対応
して必要最少限に保持することができ、不整噴射が回避
されて安定した燃焼が得られる。
【0014】また第2の手段は、油溜りに導入された燃
料の圧力を針弁に作用させ、上記針弁の上部から同針弁
を閉弁方向に押圧する針弁ばねの弾力に抗して同針弁を
開弁して上記油溜り内の燃料を噴孔から機関のシリンダ
内に噴射するようにした燃料噴射弁において、上記針弁
を2個並設し、一方側の針弁用の上記針弁ばねを支持す
る支持部材に、熱膨張液体が封入され同熱膨張液体の体
積変化により変形して上記一方側の針弁のリフトを阻止
あるいは所定量に規制する針弁リフトストッパを設け、
上記針弁リフトストッパ内の熱膨張液体の温度を制御す
る制御装置を設けたことにある。
料の圧力を針弁に作用させ、上記針弁の上部から同針弁
を閉弁方向に押圧する針弁ばねの弾力に抗して同針弁を
開弁して上記油溜り内の燃料を噴孔から機関のシリンダ
内に噴射するようにした燃料噴射弁において、上記針弁
を2個並設し、一方側の針弁用の上記針弁ばねを支持す
る支持部材に、熱膨張液体が封入され同熱膨張液体の体
積変化により変形して上記一方側の針弁のリフトを阻止
あるいは所定量に規制する針弁リフトストッパを設け、
上記針弁リフトストッパ内の熱膨張液体の温度を制御す
る制御装置を設けたことにある。
【0015】上記第2の手段においても、請求項3記載
のように構成するのが好ましい形態である。
のように構成するのが好ましい形態である。
【0016】上記手段によれば、アイドリング運転時等
の機関の一定出力以下の低出力時においては、制御装置
は温度検出手段から熱膨張液体の温度検出信号を受け、
加熱手段を介して上記熱膨張液体の温度を針弁リフトス
トッパが下方に変形して針弁リフトを0(ゼロ)とせし
める温度に制御する。
の機関の一定出力以下の低出力時においては、制御装置
は温度検出手段から熱膨張液体の温度検出信号を受け、
加熱手段を介して上記熱膨張液体の温度を針弁リフトス
トッパが下方に変形して針弁リフトを0(ゼロ)とせし
める温度に制御する。
【0017】これにより、上記低出力時においては一方
側の針弁のリフトが阻止され、開弁圧の低い他方側の針
弁のみがリフトして、この針弁に連通される噴孔のみか
ら燃料が噴射され、噴孔面積が小さくなって噴射圧力の
低下が防止される。従って上記手段によれば、低出力時
における噴射モードが安定し燃焼が改善される。
側の針弁のリフトが阻止され、開弁圧の低い他方側の針
弁のみがリフトして、この針弁に連通される噴孔のみか
ら燃料が噴射され、噴孔面積が小さくなって噴射圧力の
低下が防止される。従って上記手段によれば、低出力時
における噴射モードが安定し燃焼が改善される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図1〜図2を参照して本発明
の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施
形態に係る燃料噴射弁の縦断面図である。
の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施
形態に係る燃料噴射弁の縦断面図である。
【0019】図1において、30は弁本体、31は先端
に噴孔5が設けられたノズル、6はデイスタンスピー
ス、32はノズルナットであり、上記ノズル31及びデ
イスタンスピース6はノズルナット32によって弁本体
30に締付けられている。4は上記ノズル31に往復動
自在に嵌合された針弁、3は針弁ばね、7は同針弁ばね
3の下端部を支持する下部ばね受である。9は上記針弁
ばねの上端部を支持する上部ばね受であり、その詳細は
後述する。
に噴孔5が設けられたノズル、6はデイスタンスピー
ス、32はノズルナットであり、上記ノズル31及びデ
イスタンスピース6はノズルナット32によって弁本体
30に締付けられている。4は上記ノズル31に往復動
自在に嵌合された針弁、3は針弁ばね、7は同針弁ばね
3の下端部を支持する下部ばね受である。9は上記針弁
ばねの上端部を支持する上部ばね受であり、その詳細は
後述する。
【0020】2は上記ノズル31に設けられた油溜りで
あり、上記針弁4の下端部が臨み、同油溜り2内の燃料
圧力が針弁4を上方に押し上げるようになっている。1
は上記弁本体30、デイスタンスピース6及びノズル3
1内を貫通して上記油溜り2に達する燃料通路で、燃料
噴射ポンプ(図示省略)から圧送された燃料が導入され
る。
あり、上記針弁4の下端部が臨み、同油溜り2内の燃料
圧力が針弁4を上方に押し上げるようになっている。1
は上記弁本体30、デイスタンスピース6及びノズル3
1内を貫通して上記油溜り2に達する燃料通路で、燃料
噴射ポンプ(図示省略)から圧送された燃料が導入され
る。
【0021】8は上記弁本体30内に上下方向(軸方
向)に移動可能に設けられた開弁圧調整具であり、その
下端面が上記上部ばね受9の上面に当接され、上端面は
作動油室33に臨んでいる。以上の構成は、上部ばね受
9を除いて図3に示す従来例と同様である。
向)に移動可能に設けられた開弁圧調整具であり、その
下端面が上記上部ばね受9の上面に当接され、上端面は
作動油室33に臨んでいる。以上の構成は、上部ばね受
9を除いて図3に示す従来例と同様である。
【0022】10は上記上部ばね受9の下面に取付けら
れた針弁リフトストッパである。同針弁リフトストッパ
10は、加熱によって体積が膨張する熱膨張液体が封入
されて変形可能にされたストッパであり、その内部には
電熱線及び温度センサからなる温度検知兼加熱部11が
設けられている。同温度検知兼加熱部11は、上記熱膨
張液体を加熱する電熱線及び同針弁リフトストッパ10
の温度を検出する温度センサが取付けられている。
れた針弁リフトストッパである。同針弁リフトストッパ
10は、加熱によって体積が膨張する熱膨張液体が封入
されて変形可能にされたストッパであり、その内部には
電熱線及び温度センサからなる温度検知兼加熱部11が
設けられている。同温度検知兼加熱部11は、上記熱膨
張液体を加熱する電熱線及び同針弁リフトストッパ10
の温度を検出する温度センサが取付けられている。
【0023】12は制御装置、12aは同制御装置の電
源、12bは同制御装置12に接続される電気回線であ
る。同電気回線12bは、上記制御装置12から上記開
弁圧調整具8に穿設された孔8a内を通して上記温度検
知兼加熱部11に接続されている。
源、12bは同制御装置12に接続される電気回線であ
る。同電気回線12bは、上記制御装置12から上記開
弁圧調整具8に穿設された孔8a内を通して上記温度検
知兼加熱部11に接続されている。
【0024】また上記針弁リフトストッパ10は、その
下面10aと下部ばね受7の上面7aとの間隙即ち針弁
リフトL1 が、針弁4の肩部4a1とデイスタンスピー
ス6の下端面6aとの間隙即ち針弁4の最高リフトL以
下になるように調整されている。
下面10aと下部ばね受7の上面7aとの間隙即ち針弁
リフトL1 が、針弁4の肩部4a1とデイスタンスピー
ス6の下端面6aとの間隙即ち針弁4の最高リフトL以
下になるように調整されている。
【0025】上記燃料噴射弁を備えたディーゼル機関の
運転時において、燃料噴射ポンプから圧送された燃料は
燃料通路1を経て油溜り2に入り、針弁4に作用する。
そして同針弁4を押し上げる燃料圧力が針弁ばね3のば
ね力に打勝つ、つまり開弁圧になると針弁4は燃料圧力
によって押し上げられて開弁し、油溜り2内の燃料が噴
孔5から機関の燃焼室(図示せず)に噴射される。
運転時において、燃料噴射ポンプから圧送された燃料は
燃料通路1を経て油溜り2に入り、針弁4に作用する。
そして同針弁4を押し上げる燃料圧力が針弁ばね3のば
ね力に打勝つ、つまり開弁圧になると針弁4は燃料圧力
によって押し上げられて開弁し、油溜り2内の燃料が噴
孔5から機関の燃焼室(図示せず)に噴射される。
【0026】上記針弁4の開弁圧を調整するにあたって
は、開弁圧調整装置(図示省略)から作動油室33に導
入される作動油の圧力によって開弁圧調整具8が上下動
して針弁ばね3の取付荷重を変化させる。
は、開弁圧調整装置(図示省略)から作動油室33に導
入される作動油の圧力によって開弁圧調整具8が上下動
して針弁ばね3の取付荷重を変化させる。
【0027】以上の作動は従来のものと同様である。本
発明の実施形態においては、針弁4のリフトを機関の全
運転域において制御している。
発明の実施形態においては、針弁4のリフトを機関の全
運転域において制御している。
【0028】即ち、図1において、制御装置12は、機
関の出力に対応する針弁4の最高リフトと針弁リフトス
トッパ10内の熱膨張液体の温度との関係が設定されて
いる。
関の出力に対応する針弁4の最高リフトと針弁リフトス
トッパ10内の熱膨張液体の温度との関係が設定されて
いる。
【0029】そして、上記制御装置12は、温度検知兼
加熱部11の温度センサから上記熱膨張液体の検出温度
が電気回線12bを介して入力されると、そのときの機
関出力に対応する針弁4の最高リフトL1 になるように
温度検知兼加熱部11の電熱線の電力を制御する。これ
により、上記熱膨張液体は電熱線で所定の温度に加熱さ
れ、同熱膨張液体の温度変化により針弁リフトストッパ
10が変形し、同針弁リフトストッパ10の下面10a
と下部ばね受7の上面との間隙、つまり針弁最高リフト
L1 が機関出力に対応する値まで変化せしめられる。
加熱部11の温度センサから上記熱膨張液体の検出温度
が電気回線12bを介して入力されると、そのときの機
関出力に対応する針弁4の最高リフトL1 になるように
温度検知兼加熱部11の電熱線の電力を制御する。これ
により、上記熱膨張液体は電熱線で所定の温度に加熱さ
れ、同熱膨張液体の温度変化により針弁リフトストッパ
10が変形し、同針弁リフトストッパ10の下面10a
と下部ばね受7の上面との間隙、つまり針弁最高リフト
L1 が機関出力に対応する値まで変化せしめられる。
【0030】従って、この実施形態によれば、温度によ
って体積が変化する熱膨張液体が封入され、熱膨張液体
の温度変化によって変形可能にされた針弁リフトストッ
パ10を、その下面と下部ばね受7の上面とが当接する
ように設ける。そして、上記熱膨張液体の温度を温度検
知兼加熱部の温度センサによって検出して制御装置12
に入力し、同制御装置12において、上記温度の検出信
号に基づき上記温度検知兼加熱部11の電熱線の電流を
制御して、熱膨張液体の温度を、上記針弁リフトストッ
パ10の変形量が、そのときの機関出力に対応する針弁
最高リフトL1になるように制御する。
って体積が変化する熱膨張液体が封入され、熱膨張液体
の温度変化によって変形可能にされた針弁リフトストッ
パ10を、その下面と下部ばね受7の上面とが当接する
ように設ける。そして、上記熱膨張液体の温度を温度検
知兼加熱部の温度センサによって検出して制御装置12
に入力し、同制御装置12において、上記温度の検出信
号に基づき上記温度検知兼加熱部11の電熱線の電流を
制御して、熱膨張液体の温度を、上記針弁リフトストッ
パ10の変形量が、そのときの機関出力に対応する針弁
最高リフトL1になるように制御する。
【0031】これにより、機関のアイドリング運転等の
低出力時における針弁4の最高リフトL1 をそのときの
機関出力に適合するように変化させることができ、機関
の低出力時から上記針弁4の肩部4aとデイスタンスピ
ース6の下端面6aとが当接する最大出力時の針弁最高
リフトLまでの全運転域において、機関出力に対応して
針弁最高リフトL1 を変化させることができ、低出力時
における針弁リフトが安定し、燃料噴射量を必要最少限
の量に一定に保持することができる。
低出力時における針弁4の最高リフトL1 をそのときの
機関出力に適合するように変化させることができ、機関
の低出力時から上記針弁4の肩部4aとデイスタンスピ
ース6の下端面6aとが当接する最大出力時の針弁最高
リフトLまでの全運転域において、機関出力に対応して
針弁最高リフトL1 を変化させることができ、低出力時
における針弁リフトが安定し、燃料噴射量を必要最少限
の量に一定に保持することができる。
【0032】図2は本発明の実施の第2形態に係る燃料
噴射弁の断面図である。この実施形態では、弁本体30
内に2つの針弁4a,4bを併設し、一方側の針弁4b
に上記第1形態のような針弁リフトストッパ10を設け
ている。
噴射弁の断面図である。この実施形態では、弁本体30
内に2つの針弁4a,4bを併設し、一方側の針弁4b
に上記第1形態のような針弁リフトストッパ10を設け
ている。
【0033】即ち、図2において、4a及び4bは、弁
本体30内に平行に設けられた針弁であり、針弁4aの
開弁圧が針弁4bの開弁圧よりも小さく設定されてい
る。
本体30内に平行に設けられた針弁であり、針弁4aの
開弁圧が針弁4bの開弁圧よりも小さく設定されてい
る。
【0034】13aは上記一方側の針弁(以下大針弁と
いう)4aの上部に連結されるプッシュロッド、3aは
上記大針弁4aの開閉を制御する針弁ばね、7aは同針
弁ばね3aの下端を支持する下部ばね受であり、同下部
ばね受7の下面は上記プッシュロッド13aの上端に当
接されている。38は上記大針弁4a用の針弁ばね3a
の開弁圧を調整するための開弁圧調整ねじで上記針弁ば
ね3aの上部ばね受を兼ねている。
いう)4aの上部に連結されるプッシュロッド、3aは
上記大針弁4aの開閉を制御する針弁ばね、7aは同針
弁ばね3aの下端を支持する下部ばね受であり、同下部
ばね受7の下面は上記プッシュロッド13aの上端に当
接されている。38は上記大針弁4a用の針弁ばね3a
の開弁圧を調整するための開弁圧調整ねじで上記針弁ば
ね3aの上部ばね受を兼ねている。
【0035】また、13bは上記他方側の針弁(以下小
針弁という)4bの上部に連結される下部側のプッシュ
ロッド、3bは上記小針弁4bの開閉を制御する針弁ば
ね、7bは同針弁ばね3bの下端を支持する下部ばね受
であり、同下部ばね受7bの下面は上記下部のプッシュ
ロッド13bの上端に当接されている。8は上記小針弁
4b用の針弁ばね3bの開弁圧を調整するための開弁圧
調整具であり、上記針弁ばね3bの上部ばね受を兼ねて
いる。14は上部のプッシュロッドであり、上記開弁圧
調整具8内に往復摺動自在に嵌合されるとともに、その
下端が上記下部ばね受7bの上面に当接され、上記小針
弁3と同期して上記開弁圧調整具8内を往復動するよう
になっている。
針弁という)4bの上部に連結される下部側のプッシュ
ロッド、3bは上記小針弁4bの開閉を制御する針弁ば
ね、7bは同針弁ばね3bの下端を支持する下部ばね受
であり、同下部ばね受7bの下面は上記下部のプッシュ
ロッド13bの上端に当接されている。8は上記小針弁
4b用の針弁ばね3bの開弁圧を調整するための開弁圧
調整具であり、上記針弁ばね3bの上部ばね受を兼ねて
いる。14は上部のプッシュロッドであり、上記開弁圧
調整具8内に往復摺動自在に嵌合されるとともに、その
下端が上記下部ばね受7bの上面に当接され、上記小針
弁3と同期して上記開弁圧調整具8内を往復動するよう
になっている。
【0036】10は針弁リフトストッパであり上記開弁
圧調整具8の上部に螺着された調整ねじ35の下面に固
着され、その下端面と上記プッシュロッド14の上端面
との間に、上記小針弁4bの後述するように調整可能な
最大リフトL1 に相当する間隙が形成されている。尚上
記針弁リフトストッパ10が固着される調整ねじ35は
上記開弁圧調整具8との間でねじ部を進退させることに
よって上下動可能となっている。
圧調整具8の上部に螺着された調整ねじ35の下面に固
着され、その下端面と上記プッシュロッド14の上端面
との間に、上記小針弁4bの後述するように調整可能な
最大リフトL1 に相当する間隙が形成されている。尚上
記針弁リフトストッパ10が固着される調整ねじ35は
上記開弁圧調整具8との間でねじ部を進退させることに
よって上下動可能となっている。
【0037】上記針弁リフトストッパ10は上記実施の
第1形態(図1)と同一構造のもので、内部に熱膨張液
体が封入され、該熱膨張液体の体積変化によって変形
し、上記プッシュロッド14の上端との間隙即ち小針弁
4bの最大リフトL1 が変化するようになっている。1
1は上記針弁リフトストッパ10内に設けられた温度検
知兼加熱部で、上記第1形態と同様な構造を有するもの
である。
第1形態(図1)と同一構造のもので、内部に熱膨張液
体が封入され、該熱膨張液体の体積変化によって変形
し、上記プッシュロッド14の上端との間隙即ち小針弁
4bの最大リフトL1 が変化するようになっている。1
1は上記針弁リフトストッパ10内に設けられた温度検
知兼加熱部で、上記第1形態と同様な構造を有するもの
である。
【0038】12は制御装置、12aは同制御装置12
の電源、12bは電気回線である。同制御装置12の機
能は上記第1形態のものと同様で、上記温度検知兼加熱
部11からの熱膨張液体の温度検出信号に基づき、電熱
線を介して熱膨張液体の温度を制御し、針弁リフトスト
ッパ10とプッシュロッド14との間隙即ちその運転時
の小針弁4bの最高リフトL1 を変化させ、あるいは0
(ゼロ)とするようになっている。
の電源、12bは電気回線である。同制御装置12の機
能は上記第1形態のものと同様で、上記温度検知兼加熱
部11からの熱膨張液体の温度検出信号に基づき、電熱
線を介して熱膨張液体の温度を制御し、針弁リフトスト
ッパ10とプッシュロッド14との間隙即ちその運転時
の小針弁4bの最高リフトL1 を変化させ、あるいは0
(ゼロ)とするようになっている。
【0039】1は燃料通路であり、燃料噴射ポンプ(図
示せず)からの燃料が導入されるようになっている。2
aは上記大針弁4aの下部が臨む油溜り、2bは上記小
針弁4bの下部が臨む油溜りである。そして上記燃料通
路1の下部が分岐され、一方側が上記大針弁4b側の油
溜り2aに、他方側が上記小針弁4b側の油溜り2bに
夫々接続されている。
示せず)からの燃料が導入されるようになっている。2
aは上記大針弁4aの下部が臨む油溜り、2bは上記小
針弁4bの下部が臨む油溜りである。そして上記燃料通
路1の下部が分岐され、一方側が上記大針弁4b側の油
溜り2aに、他方側が上記小針弁4b側の油溜り2bに
夫々接続されている。
【0040】5a,5bはノズル31の先端に開孔され
た噴孔で、一方側の噴孔5aが上記大針弁4a側の油溜
り2aに油路1bを介して連通され、他方側の噴孔5b
が上記小針弁4b側の油溜り2bに油路1aを介して連
通されている。
た噴孔で、一方側の噴孔5aが上記大針弁4a側の油溜
り2aに油路1bを介して連通され、他方側の噴孔5b
が上記小針弁4b側の油溜り2bに油路1aを介して連
通されている。
【0041】上記第2形態において、機関の一定出力以
下の低出力時においては、制御装置12は、上記温度検
知兼加熱部11の温度センサからの上記熱膨張液体の温
度の検出信号を受けて、上記温度検知兼加熱部11の電
熱線の電流を制御して熱膨張液体を所定の温度まで加熱
する。これにより、上記針弁リフトストッパ10は下方
に変形してプッシュロッド14の上端面に当接し、小針
弁4bのリフトが阻止され、上記低出力域では開弁圧の
低い大針弁4aのみが作動することとなる。
下の低出力時においては、制御装置12は、上記温度検
知兼加熱部11の温度センサからの上記熱膨張液体の温
度の検出信号を受けて、上記温度検知兼加熱部11の電
熱線の電流を制御して熱膨張液体を所定の温度まで加熱
する。これにより、上記針弁リフトストッパ10は下方
に変形してプッシュロッド14の上端面に当接し、小針
弁4bのリフトが阻止され、上記低出力域では開弁圧の
低い大針弁4aのみが作動することとなる。
【0042】従って燃料噴射量の少ないアイドリング運
転時を含む上記低出力域においては、大針弁4a側に連
通される噴孔5aのみから燃料が噴射されることとな
り、噴孔面積が小さくなって噴射圧力の低下が防止され
る。これによって低出力時における噴射モードが安定し
て燃焼が改善される。
転時を含む上記低出力域においては、大針弁4a側に連
通される噴孔5aのみから燃料が噴射されることとな
り、噴孔面積が小さくなって噴射圧力の低下が防止され
る。これによって低出力時における噴射モードが安定し
て燃焼が改善される。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
請求項1及び3の発明によれば、針弁リフトストッパ内
に設けられた熱膨張液体の温度を、制御装置によって機
関の運転状態に適合した針弁リフトストッパの変形量に
なるように制御するので、機関のアイドリングで運転時
等の低出力域における針弁最高リフトを機関の運転状態
に適合するように変化させることが可能となり、機関の
低出力時から最高出力時まで機関の運転状態に適合した
針弁最高リフトとすることができ、殊に低出力域におけ
る針弁リフトが安定し、燃料噴射量を機関出力に対応し
て必要最少限に保持することができる。これにより、不
整噴射が回避されて燃焼が安定し、機関性能を向上させ
ることができる。
請求項1及び3の発明によれば、針弁リフトストッパ内
に設けられた熱膨張液体の温度を、制御装置によって機
関の運転状態に適合した針弁リフトストッパの変形量に
なるように制御するので、機関のアイドリングで運転時
等の低出力域における針弁最高リフトを機関の運転状態
に適合するように変化させることが可能となり、機関の
低出力時から最高出力時まで機関の運転状態に適合した
針弁最高リフトとすることができ、殊に低出力域におけ
る針弁リフトが安定し、燃料噴射量を機関出力に対応し
て必要最少限に保持することができる。これにより、不
整噴射が回避されて燃焼が安定し、機関性能を向上させ
ることができる。
【0044】また請求項2及び3によれば、機関の低出
力時において、上記制御装置により針弁リフトストッパ
を介して2個並設した針弁のうちの好ましくは開弁圧の
高い方の針弁のリフトを阻止し、開弁圧の低い他方側の
針弁に連通される噴孔のみから燃料を噴射することがで
きる。これにより、上記低出力時において噴孔面積が小
さくなって噴射圧力の低下が防止され、噴射モードが安
定して燃焼が改善される。
力時において、上記制御装置により針弁リフトストッパ
を介して2個並設した針弁のうちの好ましくは開弁圧の
高い方の針弁のリフトを阻止し、開弁圧の低い他方側の
針弁に連通される噴孔のみから燃料を噴射することがで
きる。これにより、上記低出力時において噴孔面積が小
さくなって噴射圧力の低下が防止され、噴射モードが安
定して燃焼が改善される。
【図1】本発明の実施の第1形態に係る内燃機関用燃料
噴射弁の縦断面図。
噴射弁の縦断面図。
【図2】本発明の実施の第2形態を示す図1応当図。
【図3】従来の燃料噴射弁を示す図1応当図。
1 燃料通路 2,2a,2b 油溜り 3,3a,3b 針弁ばね 4 針弁 4a 大針弁 4b 小針弁 5,5a,5b 噴孔 6 デイスタンスピース 6,7a,7b 下部ばね受 8 開弁圧調整具 9 上部ばね受 10 針弁リフトストッパ 11 温度検知兼加熱部 12 制御装置 13a,13b プッシュロッド 14 プッシュロッド 30 弁本体 31 ノズル 35 調整ねじ 38 開弁圧調整ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 裕幸 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AD12 BA10 CC13 CC14 CC26 CC51 CC56 CC61 CC64T CD22 CD25 CD26 CE12 DA01 DA06 DB06 DB07 DB08 DB09 DC13
Claims (3)
- 【請求項1】 油溜りに導入された燃料の圧力を針弁に
作用させ、上記針弁の上部から同針弁を閉弁方向に押圧
する針弁ばねの弾力に抗して同針弁を開弁して上記油溜
り内の燃料を噴孔から機関のシリンダ内に噴射するよう
にした燃料噴射弁において、上記針弁ばねを上記針弁と
は反対側の上端部において支持する上部ばね受の下部
に、熱膨張液体が封入され同熱膨張液体の体積変化によ
り変形して上記針弁のリフトを規制する針弁リフトスト
ッパを設け、上記針弁リフトストッパ内の熱膨張液体の
温度を制御する制御装置を設けたことを特徴とする燃料
噴射弁。 - 【請求項2】 油溜りに導入された燃料の圧力を針弁に
作用させ、上記針弁の上部から同針弁を閉弁方向に押圧
する針弁ばねの弾力に抗して同針弁を開弁して上記油溜
り内の燃料を噴孔から機関のシリンダに噴射するように
した燃料噴射弁において、上記針弁を2個並設し、一方
側の針弁用の上記針弁ばねを支持する支持部材に、熱膨
張液体が封入され同熱膨張液体の体積変化により変形し
て上記一方側の針弁のリフトを阻止あるいは所定量に規
制する針弁リフトストッパを設け、上記針弁リフトスト
ッパ内の熱膨張液体の温度を制御する制御装置を設けた
ことを特徴とする燃料噴射弁。 - 【請求項3】 上記熱膨張液体の温度を検出する手段及
び同熱膨張液体を加熱する手段を上記制御装置に接続
し、同制御装置は上記温度の検出信号に基づき上記加熱
手段を介して上記熱膨張液体の温度を所定温度に調整す
るように構成されてなる請求項1又は2に記載の燃料噴
射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10320905A JP2000145582A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10320905A JP2000145582A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145582A true JP2000145582A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18126587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10320905A Withdrawn JP2000145582A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000145582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3247896B1 (en) * | 2015-01-23 | 2022-09-07 | Paul Johan Willem Maria Nooijen | Injector assembly and method of using same |
-
1998
- 1998-11-11 JP JP10320905A patent/JP2000145582A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3247896B1 (en) * | 2015-01-23 | 2022-09-07 | Paul Johan Willem Maria Nooijen | Injector assembly and method of using same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |