JP2000143135A - 乗客コンベアの改造方法 - Google Patents

乗客コンベアの改造方法

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JP2000143135A
JP2000143135A JP32084798A JP32084798A JP2000143135A JP 2000143135 A JP2000143135 A JP 2000143135A JP 32084798 A JP32084798 A JP 32084798A JP 32084798 A JP32084798 A JP 32084798A JP 2000143135 A JP2000143135 A JP 2000143135A
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JP
Japan
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passenger conveyor
frame
existing
lower horizontal
gradient
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Pending
Application number
JP32084798A
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English (en)
Inventor
Masami Arai
雅美 荒井
Yoshio Matsuzaki
義夫 松崎
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建屋のはつり作業を行なうことなくフレーム
の水平部の延長を可能とした乗客コンベアの改造方法を
提供する。 【解決手段】 上下水平部2a、2bと中間傾斜部2c
とからなるフレーム2と、このフレーム2内を無端状に
移動する複数の踏段3とを有している乗客コンベアを、
新設乗客コンベアに取り替える改造方法において、前記
新設乗客コンベアの勾配αを、既設の勾配より大きな勾
配とすることで、中間傾斜部2cの寸法が短縮されるた
め、その分上下水平部の長さ2a、2bを長くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の乗客コンベ
アを取り外し、新設の乗客コンベアに改造する乗客コン
ベアの改造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、既設の乗客コンベアを取外し新
設の乗客コンベアとする方法として、特開昭58−15
2779号公報等に示すように既設のフレームを残し、
この既設フレーム内に幅狭に形成された新設の乗客コン
ベアをフレームごと取り付ける案が提案され、部分的に
実施されている。
【0003】また、既設の乗客コンベアをフレームごと
取り外し、ほぼ同一形状の乗客コンベアを取り付けるこ
とも行なわれている。
【0004】一方、近時、高齢者が増加するに伴って、
乗り降りのしやすい人にやさしいエスカレータが求めら
れており、また車いすの乗降が可能なエスカレータに改
造するためにも、踏段の水平移動部を長くするニーズが
増加している。これに対応するためには、改造の際に建
屋の支持梁をはつる必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】既設の建屋の支持梁を
はつる作業は、騒音の問題が伴うばかりか、デパート等
では売り場面積の縮小という問題があった。また、改造
工期が長くなるため、利用者に多大の迷惑をかけるとい
う問題もあった。
【0006】本発明の目的は、建屋のはつり作業を行な
うことなく、フレームの水平部の延長を可能とした乗客
コンベアの改造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、上下水平部
と中間傾斜部とからなるフレーム内に、駆動装置と、こ
の駆動装置により駆動される複数のステップとを備えた
既設乗客コンベアを、新設乗客コンベアに取り替える乗
客コンベアの改造方法において、前記新設乗客コンベア
の勾配を、既設の勾配より大きな勾配とし、少なくとも
上下水平部のいずれかを長くしたことにより達成され
る。
【0008】即ち、勾配の大きい新設乗客コンベアを取
り付けることにより、中間傾斜部の寸法が短縮され、そ
の分水平部の長さを長くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベアの改
造の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態に係わる方法
で改造した乗客コンベアの説明図である。図に示す乗客
コンベアは、上部水平部2aと下部水平部2bと中間傾
斜部2cからなる建屋支持梁1によって支えられたフレ
ーム2と、このフレーム2内を無端状に移動する複数の
踏段3とを有している。さらに、この踏段3の上部の水
平移動部長さをX、下部の水平移動部長さをYとし、フ
レーム2の階高をH、中間傾斜部2cの勾配をαで示し
ている。ここで、フレーム2の中間傾斜部2cはその水
平投影長さを、上部および下部水平部2a、2bもそれ
ぞれの長さを示すものとし、2aと2b、2cを足し合
わせてフレーム全長2lとする。
【0011】本実施形態の改造方法では、改造後の勾配
αを既設の勾配より大きくしている。これにより、中間
傾斜部の水平投影長さ2cは、既設の長さより短縮され
ている。建屋の支持梁1のはつり作業をなくすため、フ
レーム全長2lを改造の前後で変えないものとすると、
中間傾斜部の水平投影長さ2cが短縮された分を、上部
および下部水平部2a、2bの少なくともいずれかに割
り当てることができる。したがって、踏段3の上部およ
び下部水平移動部長さX、Yの少なくともいずれかを、
既設より長くすることができる。
【0012】以上の実施形態を、具体的数値を基に説明
する。
【0013】図1において、階高Hと既設乗客コンベア
の勾配αを、 H=5000[mm] α=30[度] と仮定すると、中間傾斜部の水平投影長さ2cは、 2c=Hcotα=8660[mm] となる。
【0014】ここで、改造後の新設乗客コンベアの勾配
をα’で表すこととし、例として、 α=35[度] のように既設より大きい勾配にすると、新設の中間傾斜
部の水平投影長さ2c’は、 2c’=Hcotα’=7141[mm] となるため、既設より 2c’−2c=1519[mm] だけ短縮することが分かる。
【0015】建屋支持梁1のはつり作業を行なわずにこ
の乗客コンベアを改造した場合、フレーム全長2lは変
わらない。そこで、この短縮分だけ、上部および下部水
平部長さ2a、2bを長くすることができる。これによ
り、踏段3の上部および下部水平移動部長さX、Yも長
くできることが分かる。
【0016】なお、本発明の応用としては、既設乗客コ
ンベアの本体枠部分を流用し、既設本体枠内に新設乗客
コンベアを設置する改造方法でも同様な効果が得られる
ことは明白である。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、建
屋のはつり作業を行なわずに、上下水平部を既設より長
くすることが可能である。したがって、比較的短い工期
で騒音も最小限に抑え、既設と同じスペース内で、高齢
者や車いすでも乗り込みやすいエスカレータに改造する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態により改造した乗客コンベ
アの説明図である。
【符号の説明】
1 建屋支持梁 2 フレーム 2l フレーム全長 2a 上部水平部長さ 2b 下部水平部長さ 2c 中間傾斜部水平投影長さ 3 踏段 X 上部踏段水平移動部長さ Y 下部踏段水平移動部長さ H 階高 α 勾配

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下水平部と中間傾斜部とからなるフレ
    ーム内に、駆動装置と、この駆動装置により駆動される
    複数のステップとを備えた既設乗客コンベアを、新設乗
    客コンベアに取り替える乗客コンベアの改造方法におい
    て、前記新設乗客コンベアの勾配を、既設の勾配より大
    きな勾配とし、少なくとも上下水平部のいずれかを長く
    したことを特徴とする乗客コンベアの改造方法。
JP32084798A 1998-11-11 1998-11-11 乗客コンベアの改造方法 Pending JP2000143135A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190018647A (ko) * 2016-06-21 2019-02-25 인벤티오 아게 에스켈레이터 또는 무빙 워크를 현대화하기 위한 방법
JP2020125199A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 フジテック株式会社 マンコンベヤの製造方法

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