JP2000143015A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2000143015A
JP2000143015A JP11356219A JP35621999A JP2000143015A JP 2000143015 A JP2000143015 A JP 2000143015A JP 11356219 A JP11356219 A JP 11356219A JP 35621999 A JP35621999 A JP 35621999A JP 2000143015 A JP2000143015 A JP 2000143015A
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cover
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feeding
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JP11356219A
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English (en)
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Yoshimasa Sasaoka
義正 笹岡
Atsushi Yoshida
敦 吉田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーの開閉を繰り返しても位置の再調整の
必要なく用紙の正常な給送が維持され、たとえ、ジャム
が生じても詰まった用紙の除去が容易にできる、画像形
成装置に適した用紙搬送装置を提供する。 【解決手段】 用紙搬送装置32は、第1のガイド41
と第2のガイド42によって形成される搬送路と、この
搬送路に設けられた第1のローラ38と第2のローラ3
9によって成る、少なくとも1対の搬送ローラとを備え
ている。更に、用紙搬送装置は、用紙搬送装置本体6に
対して軸を中心に旋回して開閉可能に設けられたカバー
10を有し;用紙搬送装置本体側に、前記第1のガイド
41と第1の位置決め部45とを設け;前記カバー側
に、前記第2のガイド42と、前記第1の位置決め部4
5と係止可能な第2の位置決め部55とを設けている。
また、用紙搬送装置本体側に第1のローラ38を、カバ
ー側に第2のローラを設けて、ローラ対のニップを適正
な位置に維持するのも好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙搬送装置に関
し、詳細には、装置本体に開閉可能に設けられたカバー
を有する、画像形成装置に適する用紙搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多段の用紙トレイを有する専用キャビネ
ットに載置された、複写機やプリンタ等の画像形成装置
本体を有し、任意のトレイの用紙に画像を形成すること
のできる多段トレイ付き画像形成装置は、実開昭62−
194634号公報に開示されている。この画像形成装
置では、キャビネットの側壁が画像形成装置本体の下部
に延びて該本体の側壁と一体のカバーを構成しており、
このカバーとキャビネット本体側面及び装置本体側面と
の間には各トレイから取り出された用紙を画像形成装置
本体に送る給送手段が設けられ、該カバーは開閉自在に
キャビネット及び画像形成装置本体に取付けられてい
る。
【0003】この装置には、上記のように、キャビネッ
トのトレイから用紙を画像形成装置本体に給送する給送
手段の外にも、片面複写された用紙をトレイに戻す戻し
給送手段が前記給送手段の側とは違う側の側面に設けら
れていて、両面複写や別の画像を複写する多重複写等を
選択できるように構成されている。また、この装置で
は、上記のように、カバーが開閉自在になっていて、先
の給送手段や戻し給送手段の用紙通路を開放して、紙詰
まり等の給送不良すなわちジャムを生じた場合の用紙の
除去を容易にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる公知の多段トレ
イ付き画像形成装置におけるカバーは開閉できるので、
ジャムの場合の用紙の除去が容易ではあった。しかしな
がら、カバーだけが開放し、用紙の給送部材としての給
送ローラや用紙給送通路形成部材としてのガイド板はキ
ャビネットや画像形成装置の本体の側に設けられている
ため、詰まった用紙の除去にはこれらのローラやガイド
板等が邪魔をすることがあり、また、ローラ対やガイド
板対等の間に用紙が挟まった状態でジャムを生じると除
去が困難になる等のため、詰まった用紙の除去について
はまだ改良の余地があった。
【0005】上記の装置とは別の用紙給送装置として、
多段のほぼ水平な棚を有し、これらの棚に上部から垂直
な給送通路を通って用紙を送るソータが知られている。
このソータでは、側面に開閉自在なカバーが設けられ、
ジャムが生じた場合に、詰まった用紙を容易に除去でき
るように構成されている。すなわち、このソータでは、
間に用紙を挟んで給送する一対の給送部材としての給送
ローラ、間の用紙通路を確保する一対の用紙通路形成部
材としてのガイド板等の対になった給送手段の内、一方
がカバー側に取付けられ、他方の給送手段が本体の側に
取付けられている。従って、カバーを開放すると、対に
なった給送手段が開き、この部分にある用紙の除去が容
易になる。
【0006】ところが、このようなソータの場合でも、
カバーの開閉のたびに、給送部材としての給送ローラ間
の圧接力や用紙通路形成部材としてのガイド板の通路間
隙の位置が変化し、これがジャムの原因となることがあ
った。このため、カバーの開閉のたびに位置や間隔を再
調整することを余儀無くされ、正常な給送の維持が面倒
になるという欠点があった。
【0007】従って、本発明の目的は、カバーの開閉を
繰り返しても再調整の必要なく用紙の正常な給送が維持
され、たとえ、ジャムが生じても詰まった用紙の除去が
容易にできる、画像形成装置に適した用紙搬送装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決する手段】かかる目的を達成するため、本
発明は、第1のガイドと第2のガイドによって形成され
る搬送路と、この搬送路に設けられた第1のローラと第
2のローラによって成る、少なくとも1対の搬送ローラ
とを備えた用紙搬送装置を提供し、この用紙搬送装置
は、用紙搬送装置本体に対して軸を中心に旋回して開閉
可能に設けられたカバーを有し;前記用紙搬送装置本体
側に、前記第1のガイドと第1の位置決め部とを設け;
前記カバー側に、前記第2のガイドと、前記第1の位置
決め部と係止可能な第2の位置決め部とを設けた;こと
を特徴とする。また、本発明の用紙搬送装置は、第1の
ガイドと第2のガイドによって形成される搬送路と、こ
の搬送路に設けられた第1のローラと第2のローラによ
って成る、少なくとも1対の搬送ローラとを備えた用紙
搬送装置であって、用紙搬送装置本体に対して軸を中心
に旋回して開閉可能に設けられたカバーを有し;前記用
紙搬送装置本体側に、前記第1のガイドと、前記第1の
ローラと、該第1のローラと所定の位置関係にある第1
の位置決め部とを設け;前記カバー側に、前記第2のガ
イドと、前記第2のローラと、該第2のローラと所定の
位置関係にあり且つ前記第1の位置決め部と係止可能な
第2の位置決め部とを設けた;ことを特徴とする。更
に、前記第1の位置決め部及び前記第2の位置決め部
は、前記軸の軸線方向を規制するものであることを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。先ず、図1及び図2を参
照しながら、本発明の多段トレイ付き画像形成装置1の
全体について説明する。本発明に係る多段トレイ付き画
像形成装置1は、多数の段に配置された用紙トレイ2、
3、4及び5を有する専用キャビネット6と、この上に
載置された画像形成装置本体7(本実施例では、複写
機)とを有する。
【0010】キャビネット6において、各トレイ2、
3、4及び5は、図1及び図2の手前の側に引き出せる
ように構成され、異なるサイズの用紙を手前側から容易
に装填できる、いわゆるフロント・ローディング構成に
されている。また、最下部のトレイ5は、他のトレイに
比べて大量の用紙が収容できるように大きく形成され、
大量の用紙が入ってもその重量に耐えるように、キャス
タ8が、キャビネット全体のキャスタ9とは別に設けら
れている。また、トレイ4は、図2に明らかなように、
単純な用紙収容トレイではなく、1度画像形成装置本体
に給送されて片面が複写された用紙を再度戻して、用紙
のもう1つの面に画像を形成したり、同じ面に他の画像
を形成したりするのに使用される中間トレイで構成され
ている。
【0011】キャビネット6の上部に載置された複写機
等の画像形成装置本体7の下部には、キャビネット6の
側壁を構成するカバー10が該本体7の側壁に延びてい
る。本実施例では、カバー10の上部は画像形成装置本
体7の下部側面にまで延びていて、キャビネット6のト
レイから画像形成装置本体7へ延びる用紙給送通路全体
に渡っている。すなわち、このカバー10とキャビネッ
ト本体側面11との間には、選択されたトレイから取り
出された用紙を画像形成装置本体に送る給送通路12が
形成されている。なお、カバー10は画像形成装置本体
7に連続していなくともよく、キャビネット6だけを覆
うように形成されたものでもよい。この場合には、画像
形成装置本体7にもカバーが設けられるであろう。
【0012】また、反対側の側面にも、同様のカバー1
3が設けられていて、片面複写された用紙を画像形成装
置本体7から再度戻すための戻し給送通路14が、該カ
バー13とキャビネット側面との間に形成されている。
これらのカバー10及び13は、奥の側で枢支されて手
前の側が開放する(図1参照)ように取付けられ、紙詰
まりの除去が容易にできるようになっている。なお、こ
れらのカバー及び用紙給送手段については、後に更に詳
しく説明する。
【0013】画像形成装置本体7は、本実施例の場合、
普通の複写機である。この複写機7の内部には、プラテ
ン16上に載置された原稿の画像を走査するための光学
装置17と、感光体ドラム18と、現像装置19と、ク
リーニング装置20等が配置されており、光学装置17
からの光線によって感光体ドラム18に静電潜像が形成
され、現像装置19からのトナーによって静電潜像が現
像されて可視画像にされる。
【0014】このトナーによって現像された画像は、感
光体ドラム18の転写部21において、用紙トレイから
用紙給送装置22によって送られてきた用紙に転写され
る。用紙は、整合装置26によって、感光体ドラム上の
画像が適正な位置に転写されるように給送が調整され、
転写部で画像が用紙に転写されると、搬送装置23によ
って定着装置24に送られ、ここでトナー画像が用紙に
定着される。定着像を有する用紙は、普通には排出通路
を通ってトレイ25に排出される。なお、感光体ドラム
上に残留したトナーは次の画像形成のためクリーニング
装置20によって清掃される。
【0015】画像形成装置本体としての複写機7は、通
常の用紙トレイ27を備えており、また、葉書等の特殊
用紙等を手差しできるように、本体側面に手差しトレイ
28を備えている。更に、本発明においては、既述のよ
うに、キャビネット6に多段に重なった多数の用紙トレ
イ2〜5を備え、使用者は適当にそのトレイを選択し
て、必要なサイズあるいは、所望の複写を得ることがで
きる。従って、用紙トレイ2、3、5、27には、異な
るサイズの用紙が収容され、手差しトレイ28を含め
て、用紙の選択が操作パネル29のボタンを押すことに
より行われる。
【0016】選択された用紙は、選択されたトレイから
給送手段によって感光体ドラムに向けて給送され、整合
装置22によって整合がとられる。なお、手差しトレイ
28が選択されたときには、他のトレイからの用紙の給
送が行われないように、通常の給送手段の動作は停止さ
せられる。キャビネット6の用紙トレイ2〜5からの用
紙の給送は、用紙給送通路12を通って行われ、この通
路12には、用紙を給送するための手段として、間に用
紙を挟んで給送する対になった給送部材すなわちローラ
と用紙が通る通路を形成する、対になった通路形成部材
すなわちガイド板が設けられている。これらの給送手段
は、戻し通路14にも同様に設けてあり、定着装置24
を出た片面複写済みの用紙が偏向部材30によって偏向
された用紙が戻し通路14に給送される。なお、戻し通
路14には、中間トレイ4に転写部21の状態に対して
用紙を裏返した状態に収容するか、用紙を同じ向きに収
容するかを選択するための、用紙逆送用の偏向部材31
が設けられている。この偏向部材31が図2の位置にあ
るとき、用紙は戻し通路14をそのまま下方に移動し、
トレイ5の下方に送られた後、偏向部材に隣接するロー
ラ対の逆転によって用紙は中間トレイ4に、転写部21
にあるときのように画像面を上にして収容され、次の画
像形成では裏面に画像形成(すなわち、両面複写)され
る。偏向部材31が向きを変えて戻し通路14を送られ
てきた用紙をそのまま中間トレイ4に送ると、用紙は画
像面が裏返して収容され、次の画像形成では表面に画像
が重ねて形成(すなわち、多重複写)される。
【0017】以上が、本発明の一実施例に係る多段トレ
イ付き画像形成装置1の全体についての構成及び作用の
説明である。以下、本発明の特徴となる給送手段の詳細
について、図3〜図6も参照しながら説明する。
【0018】本発明においては、トレイ2〜5のそれぞ
れの用紙送り出し側に、給紙機構32が設けられてい
る。各給紙機構32は、キャビネット6の各トレイの用
紙送り出し側の給送部材としての給送ローラ対と、用紙
通路形成部材としてのガイド板対とを有する。そして、
各給紙機構32の給送ローラ対及びガイド板対の一方
が、支持部材33によってカバー10に取付けられ、他
方の給送ローラ及びガイド板がキャビネット6の本体の
側に取付けられている。また、図3以降に詳細に図示の
ように、カバー側の給送ローラはキャビネット本体側の
給送ローラに当接するように支持部材33によって支持
されている。なお、この支持部材33は、図示のよう
に、カバー側の給送ローラとガイド板とを、カバーに対
してそれぞれ独立に移動可能に支持するもので、給送ロ
ーラもガイド板もカバーに支持されつつ相互に独立に移
動可能であれば、ガイド板に一体的に形成されてもよ
い。
【0019】また、カバー10側のガイド板は本体側の
ガイド板に向けてばね付勢され、カバーと本体側前との
間に用紙が通過できる間隙を維持する突起がガイド板の
いずれかの側に設けられている。なお、この突起は、以
下の説明では、カバー側のガイド板側に設けられるもの
として説明しているが、キャビネット本体の側のガイド
板側に設けても同じ効果を得ることは勿論である。
【0020】図3は、トレイ2及び3から給送通路12
に向けて用紙を給送する給送手段を示している。この例
において各用紙トレイには、用紙を引き出す送り出しロ
ーラ35が設けられ、これによって、最上部の用紙が1
枚ずつ送り出される。送り出された用紙は、対になった
給紙ローラ34及び36に把持されて給送通路12に向
けられる。なお、この給紙ローラの下方のもの(ローラ
36)は、リタードローラとして作用して用紙の2枚以
上の重送を阻止する。給紙ローラ34、36によって1
枚ずつ給送された用紙は、偏向部材37によって水平な
姿勢から垂直な姿勢に偏向させられる。
【0021】偏向部材37を出た用紙は、本発明におけ
る給送部材として作用する対になった給送ローラ38及
び39によって把持され、そのまま、垂直な給送通路1
2中を給送される。なお、本実施例では、給送ローラ3
8はモータ等の駆動手段によって駆動され、他の給送ロ
ーラ39は用紙をローラ間に圧接するピンチローラとし
て利用される。
【0022】次に、例えば、図3の下部のトレイ3から
上方に給送された用紙は、その上のトレイ2の出口部分
に形成された対のガイド板41及び42によって形成さ
れた通路を案内される。なお、このガイド板41として
は、前記の偏向部材37の側面を利用すれば、別部品と
してガイド板を用意する必要がなくなる。このガイド板
対を通って、用紙は、給送部材としての第2の対の給送
ローラ38及び39に至り、図2の整合装置26に向け
て更に上方に給送される。
【0023】既述のように、本発明では、各トレイ毎に
設けられた給紙機構32の、対になった給送手段がカバ
ー10の側とキャビネット本体の側とに分離して設けら
れている。すなわち、各トレイ毎に、一方のローラ38
は、キャビネット本体の側に取付けられ、他方のローラ
39は、カバー10の側に設けられている。また、一方
のガイド板41がキャビネット本体の側に取付けられ、
他方のガイド板42がカバー10の側に取付けられてい
る。従って、カバー10を枢動させると、図1、図5及
び図6に図示のように、カバー10はローラ39とガイ
ド板42とともに開き、ローラ及びガイド板対に挟まっ
た用紙の除去を容易にしている。なお、本例では、実開
昭62−194634号公報に記載のカバーと違って、
カバーのヒンジ点が装置の後ろ側に設けられ、詰まった
用紙の除去を更に容易にしている。なお、図1に示すよ
うに、戻し給送通路14の側のカバー13にも同様に一
方の給送ローラと一方のガイド板が取付けられ、他方の
ローラとガイド板がキャビネット本体の側に分離して取
付けられている。
【0024】本発明においては、各給紙機構32の、給
送部材としての給送ローラ対38及び39は、間に用紙
を挟んで給送するため相互に圧接されている。このた
め、カバー10側のローラ39は、支持部材33によっ
て移動可能に支持され且つローラと支持部材またはカバ
ーとの間にばね(図示せず)等が設けられて該ローラ3
9がキャビネット本体の側のローラ38に向けて圧接し
ている。
【0025】また、本発明では、カバー10の側のガイ
ド板42は、キャビネット6の本体側のガイド板41に
向けてばね44で付勢されている。そして、カバー10
とキャビネット本体側面との間に、用紙給送通路として
の用紙が通過できる間隙を維持するため、ガイド板4
1、42のいずれかに、突起46が設けられている。こ
の突起46は、幾つかの箇所に設けるのが好ましく、こ
れにより、用紙給送通路としての間隙を広い範囲に渡っ
て一様にできる。すなわち、カバー10を閉じると、図
3に示すように、ばね44と突起46によって、ガイド
板42が他のガイド板に対して押されて用紙給送通路と
しての所定の間隙を保った状態で保持される。
【0026】なお、図示のように、カバー10側の各給
紙機構32の、給送部材としての給送ローラ39と、通
路形成部材としてのガイド板42と、給送通路の間隙を
維持するばね44及び突起46とが、支持部材33に取
付けられ、この支持部材33は、上記給送ローラ39と
ガイド板42とがキャビネット本体の側に向けて移動可
能にカバー10に取付けられている。そして、本発明に
おいては、支持部材33は、給送ローラ39とガイド板
42とを上下の方向に移動できるようにも支持してお
り、給紙機構32の内、特に、ローラ39及びガイド板
42の位置を相手側のローラ38及びガイド板41に適
正な位置に配置される。
【0027】このように、支持部材33を移動可能にす
るため、支持部材33には取付け用のアーム47がカバ
ー10の側に延びており、カバー10のフレーム48に
形成された長穴49を介してピン連結されている。な
お、支持部材33がガイド板42に一体的に形成されて
いる場合には、アーム47はガイド板から延びる。従っ
て、カバー10を図3の位置に閉じて、突起46が本体
側のガイド板41に当接し始めると、所定の間隙を維持
するように、アーム47がカバー10のフレーム48の
長穴49を移動してガイド板42全体がカバーの側に移
動する。なお、このガイド板の移動が滑らかになるよう
に、アーム47は複数設けられるのが好ましい。
【0028】更に、ガイド板42の位置、特に、相手側
のガイド板41に対する位置を確実にし、また、給送ロ
ーラ39の位置、特に、垂直方向の位置を相手側の給送
ローラ38に対する位置を確実にするため、支持部材3
3には、キャビネット本体のピン45に係合するフック
部分55が形成されている。従って、カバー10を閉じ
ると、フック部分55がピン45に係合して給送ローラ
39が給送ローラ38に、また、ガイド板42がガイド
板41に対して適正な位置に保持される。なお、ピンは
単に突起でもよく、フック部分は突起手段に係合すれば
任意の係合手段でよい。また、図示の例ではピンがキャ
ビネット本体側に設けられているが、カバー側すなわち
支持部材33に設けてもよく、この場合には、フック部
分はキャビネット本体に設けられる。
【0029】既述のように、キャビネット6の水平な各
トレイ2、3、5から垂直なカバー10等に至る給送通
路12には、用紙の姿勢を水平な姿勢から給送通路に向
けて垂直な姿勢に変更する偏向部材37が設けられてい
る。本発明においては、この偏向部材37は断面で見る
と、図3等に図示のように、ほぼ上部に鋭角の角がある
三角形に形成されている。なお、各トレイからの用紙を
滑らかに水平な姿勢から垂直な姿勢に変更できるよう
に、給紙ローラ36と給送ローラ39との間は下側に所
定の半径で湾曲しているのが好ましい。この偏向部材3
7は、かかる形状によって、トレイからの用紙を水平姿
勢から垂直姿勢に偏向するだけでなく、下部トレイから
給送された用紙の垂直給送通路のガイド板面を形成し
て、用紙の滑らかな給送を確保している。
【0030】本発明においては、前記の偏向部材37が
その下端側で軸50により枢支されている。従って、カ
バー10の開放時、自重によって上部が軸50を中心に
下方に枢動する構成になっている(図5参照)。このよ
うに下がった偏向部材37が一定の範囲以上には下がら
ないように、ストッパピン51が設けられている。これ
により、開いたカバー10を閉じると、ガイド板42が
その偏向部材37を起こし上げて作動位置に固定できる
便利さがある。この場合、この偏向部材37にも、用紙
給送通路用の所定の間隙を維持するため、通路部材52
に当接する突起53を設けるのが好ましい。なお、突起
53も、突起46と同様に、偏向部材37にではなく、
通路部材52に形成してもよい。このように、カバー1
0をあけると、偏向部材37が枢動できることにより、
トレイの出口部が開き、この部分に詰まった用紙を簡単
に除去できる。なお、この偏向部材37を透明な部材で
構成すれば、カバーをあけたとき、詰まった用紙を目視
できるので好ましい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、位置決め部が設けられ
ているので、カバーを閉じたとき、ガイドのずれがなく
なる。また、搬送ローラ対で形成されるニップのずれも
なくなる。特に、カバーの旋回軸の軸線に直交する方向
のずれは、軸の存在により比較的ずれは少ないが、軸線
方向には比較的ずれが大きいので、本発明による上記の
ずれの防止は、用紙搬送を正確に維持する上で高い効果
を発揮する。従って、本発明によれば、カバーの開閉に
かかわらず、用紙の適正な搬送が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多段トレイ付き画像形成装置の斜
視図である。
【図2】本発明に係る多段トレイ付き画像形成装置の動
作説明図である。
【図3】本発明に係る多段トレイ付き画像形成装置の、
カバー閉じ状態にある用紙給送通路部分の断面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線から見た矢示図である。
【図5】本発明に係る多段トレイ付き画像形成装置の、
カバー開き状態にある用紙給送通路部分の断面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線から見た矢示図である。
【符号の説明】
1……画像形成装置 2、3、5、27……用紙トレイ 4……中間トレイ 6……キャビネット本体 7……画像形成装置(複写機) 10、13……カバー 12……用紙給送通路 14……戻し給送通路 16……プラテン 18……感光体ドラム 19……現像装置 20……クリーニング装置 24……定着装置 32……給紙機構 33……支持部材 34、36……給紙ローラ 35……送り出しローラ 37……偏向部材 38、39……給送部材としてのローラ 41、42……通路形成部材としてのガイド板 44……ばね 45……ピン(突起手段) 46……突起 47……アーム 50……枢支軸 51……ストッパ 53……突起 55……フック部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のガイドと第2のガイドによって形成
    される搬送路と、この搬送路に設けられた第1のローラ
    と第2のローラによって成る、少なくとも1対の搬送ロ
    ーラとを備えた用紙搬送装置において、 用紙搬送装置本体に対して軸を中心に旋回して開閉可能
    に設けられたカバーを有し、 前記用紙搬送装置本体側に、前記第1のガイドと第1の
    位置決め部とを設け、 前記カバー側に、前記第2のガイドと、前記第1の位置
    決め部と係止可能な第2の位置決め部とを設けたことを
    特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】第1のガイドと第2のガイドによって形成
    される搬送路と、この搬送路に設けられた第1のローラ
    と第2のローラによって成る、少なくとも1対の搬送ロ
    ーラとを備えた用紙搬送装置において、 用紙搬送装置本体に対して軸を中心に旋回して開閉可能
    に設けられたカバーを有し、 前記用紙搬送装置本体側に、前記第1のガイドと、前記
    第1のローラと、該第1のローラと所定の位置関係にあ
    る第1の位置決め部とを設け、 前記カバー側に、前記第2のガイドと、前記第2のロー
    ラと、該第2のローラと所定の位置関係にあり且つ前記
    第1の位置決め部と係止可能な第2の位置決め部とを設
    けたことを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の装置において、前記第1
    の位置決め部及び前記第2の位置決め部は、前記軸の軸
    線方向を規制するものであることを特徴とする装置。
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