JP2000142817A - 粉末食品包装用袋 - Google Patents
粉末食品包装用袋Info
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Landscapes
- Packages (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全で、雰囲気改良剤が備えられている、
湿気や酸素を嫌う粉末食品に適している袋を提供するこ
と。 【解決手段】 プラスチックフィルムからなり、内壁面
に脱酸素剤、乾燥剤等の雰囲気改良剤が固定されている
粉末食品包装用袋を提供する。
湿気や酸素を嫌う粉末食品に適している袋を提供するこ
と。 【解決手段】 プラスチックフィルムからなり、内壁面
に脱酸素剤、乾燥剤等の雰囲気改良剤が固定されている
粉末食品包装用袋を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体、顆粒状等の
粉末食品を変質させることなく収容できる粉末食品包装
用袋1に関するものである。
粉末食品を変質させることなく収容できる粉末食品包装
用袋1に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食塩、砂糖、粉末スープ、育児用粉乳等
といった粉体、また、調味料、インスタントコーヒー、
ふりかけといった顆粒等の粉末食品(以下、粉末食品と
いう。)を包装する場合には、金属缶、ガラス容器、プ
ラスチック容器等が、広く用いられている。
といった粉体、また、調味料、インスタントコーヒー、
ふりかけといった顆粒等の粉末食品(以下、粉末食品と
いう。)を包装する場合には、金属缶、ガラス容器、プ
ラスチック容器等が、広く用いられている。
【0003】昨今、廃棄物問題に対する関心の高まりに
対応して、ゴミの減量化が叫ばれており、このような中
プラスチックフィルム袋からなる詰め替え用容器は、廃
棄時に嵩張らず、包装も比較的簡易に行なうことができ
ることから注目されてきている。しかし、詰め替え容器
を使用した液体洗剤、シャンプー等は多くみられるが、
粉末食品については、詰め替え容器はあまり使用されて
いなかった。
対応して、ゴミの減量化が叫ばれており、このような中
プラスチックフィルム袋からなる詰め替え用容器は、廃
棄時に嵩張らず、包装も比較的簡易に行なうことができ
ることから注目されてきている。しかし、詰め替え容器
を使用した液体洗剤、シャンプー等は多くみられるが、
粉末食品については、詰め替え容器はあまり使用されて
いなかった。
【0004】一方、食品の包装においては、食品の固
化、色合いの変退色、品質の低下等を防止する目的で、
包装する際に脱酸素剤、乾燥剤等の雰囲気改良剤(以
下、雰囲気改良剤という。)を入れることが広く行われ
ている。粉末食品においても、吸湿性が高く、また酸化
されやすいものも少なくない。しかしながら、粉末食品
を包装した袋の中に、雰囲気改良剤をそのまま入れた場
合、取り出す際に雰囲気改良剤が、内容物と一緒に出て
しまうため、誤って飲食してしまう恐れがあった。
化、色合いの変退色、品質の低下等を防止する目的で、
包装する際に脱酸素剤、乾燥剤等の雰囲気改良剤(以
下、雰囲気改良剤という。)を入れることが広く行われ
ている。粉末食品においても、吸湿性が高く、また酸化
されやすいものも少なくない。しかしながら、粉末食品
を包装した袋の中に、雰囲気改良剤をそのまま入れた場
合、取り出す際に雰囲気改良剤が、内容物と一緒に出て
しまうため、誤って飲食してしまう恐れがあった。
【0005】これらの要因から、湿気や酸素を嫌うよう
な粉末食品においては、容易に詰め替え用プラスチック
フィルム袋へ切り替えるということが困難となってい
る。
な粉末食品においては、容易に詰め替え用プラスチック
フィルム袋へ切り替えるということが困難となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の従来技術の課題を解決した、雰囲気改良剤2が袋内部
に備えられているため安全で、湿気や酸素を嫌う粉末食
品に適している袋であり、特に、詰替用の粉末食品包装
用袋1を提供するものである。
の従来技術の課題を解決した、雰囲気改良剤2が袋内部
に備えられているため安全で、湿気や酸素を嫌う粉末食
品に適している袋であり、特に、詰替用の粉末食品包装
用袋1を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、プラスチッ
クフィルムからなり、内壁面に雰囲気改良剤2が固定さ
れている粉末食品包装用袋1が提供され、更に、前記袋
が、スタンディングパウチである粉末食品包装用袋1が
提供され、更にまた、プラスチックフィルムからなり、
内壁面に雰囲気改良剤2が固定されている粉末食品用詰
め替え袋1が提供される。
クフィルムからなり、内壁面に雰囲気改良剤2が固定さ
れている粉末食品包装用袋1が提供され、更に、前記袋
が、スタンディングパウチである粉末食品包装用袋1が
提供され、更にまた、プラスチックフィルムからなり、
内壁面に雰囲気改良剤2が固定されている粉末食品用詰
め替え袋1が提供される。
【0008】すなわち、雰囲気改良剤と共に包装されて
いることによる、粉末食品の品質保持、また、その雰囲
気改良剤が、袋の内部に固定されていることによる誤飲
防止、といった機能を持つ粉末食品包装用袋1が提供さ
れる。
いることによる、粉末食品の品質保持、また、その雰囲
気改良剤が、袋の内部に固定されていることによる誤飲
防止、といった機能を持つ粉末食品包装用袋1が提供さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、より詳細に説明する。雰囲気改良剤2は、脱酸素
剤、乾燥剤など、収容する粉末食品の内容によって適宜
選ばれる。これら雰囲気改良剤2の形状は、顆粒、錠剤
が小袋に収容されたものが一般的であるが、シート状に
なっているものでもよく、その形状を限定するものでは
ない。そしてこれらは、本発明の粉末食品包装用袋1の
内壁面に位置するプラスチックフィルムに固定させられ
る。固定手段としては、熱融着を用いる手段、ホットメ
ルト接着剤等の接着剤を用いる手段、両面粘着テープを
用いる手段等がある。
て、より詳細に説明する。雰囲気改良剤2は、脱酸素
剤、乾燥剤など、収容する粉末食品の内容によって適宜
選ばれる。これら雰囲気改良剤2の形状は、顆粒、錠剤
が小袋に収容されたものが一般的であるが、シート状に
なっているものでもよく、その形状を限定するものでは
ない。そしてこれらは、本発明の粉末食品包装用袋1の
内壁面に位置するプラスチックフィルムに固定させられ
る。固定手段としては、熱融着を用いる手段、ホットメ
ルト接着剤等の接着剤を用いる手段、両面粘着テープを
用いる手段等がある。
【0010】本発明の粉末食品包装用袋1に用いられる
プラスチックフィルムの基材構成は、特に限定されるも
のでないが、内容物充填までの雰囲気改良剤の効能保持
と、粉末食品を充填した後の流通過程での品質保持のた
めに、ガスバリアー性に優れている樹脂からなる層を、
少なくとも一層有する積層フィルムが好ましい。
プラスチックフィルムの基材構成は、特に限定されるも
のでないが、内容物充填までの雰囲気改良剤の効能保持
と、粉末食品を充填した後の流通過程での品質保持のた
めに、ガスバリアー性に優れている樹脂からなる層を、
少なくとも一層有する積層フィルムが好ましい。
【0011】このようなガスバリアー性に優れた合成樹
脂とは、例えば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール
樹脂、ナイロンが挙げられる。またアルミニウム、酸化
珪素等を蒸着させたフィルム、Kコートナイロン、Kコ
ートPETもガスバリアー性を付与する上で非常に有効
である。
脂とは、例えば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール
樹脂、ナイロンが挙げられる。またアルミニウム、酸化
珪素等を蒸着させたフィルム、Kコートナイロン、Kコ
ートPETもガスバリアー性を付与する上で非常に有効
である。
【0012】粉末食品包装用袋1の形状は、平袋、側面
シール、封筒型、中央合掌シール形、三方シール、ガゼ
ット袋等があるが、特に図1記載のスタンディングパウ
チが好ましい。本発明の袋の形状をスタンディングパウ
チにすることにより、商品陳列時においては見栄えがよ
いうえに無駄なスペースをとらず、更に使用時において
は、自立型であるので使い勝手がよいという利点が得ら
れる。また、開口部の形状も特に限定せず、図2記載の
如く無加工のものや、図3記載の如く嵌合可能な雌雄の
ファスナー部材3によって、成形されているものがあ
り、どちらも適宜選ばれる。
シール、封筒型、中央合掌シール形、三方シール、ガゼ
ット袋等があるが、特に図1記載のスタンディングパウ
チが好ましい。本発明の袋の形状をスタンディングパウ
チにすることにより、商品陳列時においては見栄えがよ
いうえに無駄なスペースをとらず、更に使用時において
は、自立型であるので使い勝手がよいという利点が得ら
れる。また、開口部の形状も特に限定せず、図2記載の
如く無加工のものや、図3記載の如く嵌合可能な雌雄の
ファスナー部材3によって、成形されているものがあ
り、どちらも適宜選ばれる。
【0013】以下、図面を用いてより詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す模式図であり、粉末食
品を、雰囲気改良剤2と共に、袋に収容した状態を示し
ている。
図1は本発明の一実施形態を示す模式図であり、粉末食
品を、雰囲気改良剤2と共に、袋に収容した状態を示し
ている。
【0014】図2(A)、(B)は本発明の粉末食品包
装用袋1の一例を示す模式図であり、図2(B)は図2
(A)のa−a’線での断面を示す。図2に示す粉末食
品包装用袋1は、該袋体内部に雰囲気改良剤2が固定さ
れることにより収容されている。該袋体を使用する場合
は、内容物を充填した後、ヒートシール等で封鎖する。
装用袋1の一例を示す模式図であり、図2(B)は図2
(A)のa−a’線での断面を示す。図2に示す粉末食
品包装用袋1は、該袋体内部に雰囲気改良剤2が固定さ
れることにより収容されている。該袋体を使用する場合
は、内容物を充填した後、ヒートシール等で封鎖する。
【0015】図3(A)、(B)は本発明の粉末食品包
装用袋1の他の一例を示す模式図であり、図3(B)は
図3(A)のb−b′線での断面を示す。図3に示す粉
末食品包装用袋1は、該袋体内部に雰囲気改良剤2が固
定されることにより収容されており、開口部に嵌合可能
な雌雄のファスナー部材3が施されている。該粉末食品
包装用袋1を使用する場合は、粉末食品を充填した後、
ファスナー部材3を閉じ合わせ封鎖する。更に、ファス
ナー部材3よりも開口部側にヒートシール等でさらに封
鎖するのがより好ましい。
装用袋1の他の一例を示す模式図であり、図3(B)は
図3(A)のb−b′線での断面を示す。図3に示す粉
末食品包装用袋1は、該袋体内部に雰囲気改良剤2が固
定されることにより収容されており、開口部に嵌合可能
な雌雄のファスナー部材3が施されている。該粉末食品
包装用袋1を使用する場合は、粉末食品を充填した後、
ファスナー部材3を閉じ合わせ封鎖する。更に、ファス
ナー部材3よりも開口部側にヒートシール等でさらに封
鎖するのがより好ましい。
【0016】本発明の粉末食品包装用袋1は、粉末食品
が収容され、封鎖されるまでの間、常に開口部が解放さ
れているため、その間の雰囲気改良剤2の劣化を防止す
ることが必要である。例えば、粉末食品を充填する直前
に雰囲気改良剤2を袋の内壁面に固定させたり、あるい
は、製袋後、複数にまとめた袋を真空包装等で密封状態
にさせたりする方法によって、雰囲気改良剤が、水分や
酸素等に触れ、効果が失効するという事を防ぐことがで
きる。
が収容され、封鎖されるまでの間、常に開口部が解放さ
れているため、その間の雰囲気改良剤2の劣化を防止す
ることが必要である。例えば、粉末食品を充填する直前
に雰囲気改良剤2を袋の内壁面に固定させたり、あるい
は、製袋後、複数にまとめた袋を真空包装等で密封状態
にさせたりする方法によって、雰囲気改良剤が、水分や
酸素等に触れ、効果が失効するという事を防ぐことがで
きる。
【0017】本発明の粉末食品包装用袋1は、詰め替え
用袋としての機能を有しており、開封後は空気に触れに
くい缶、ガラスといった剛性の容器に移し替えることが
でき、その使い勝手がよく、更にはゴミの減量化問題も
寄与できる。また、開口部に嵌合可能な雌雄のファスナ
ー部材があるものは、開封後、詰め替え用以外にも長期
保存用としても使用することができる。
用袋としての機能を有しており、開封後は空気に触れに
くい缶、ガラスといった剛性の容器に移し替えることが
でき、その使い勝手がよく、更にはゴミの減量化問題も
寄与できる。また、開口部に嵌合可能な雌雄のファスナ
ー部材があるものは、開封後、詰め替え用以外にも長期
保存用としても使用することができる。
【0018】充填する内容物は特に、食塩、粉末スー
プ、育児用粉乳、調味料、インスタントコーヒーといっ
た粉末食品に適しているが、これらに限定することな
く、フレーク状菓子、緑茶、紅茶といった嗜好品あるい
は粉末食品に近いその他食品等も、幅広く適用でき、良
好に保存することができる。
プ、育児用粉乳、調味料、インスタントコーヒーといっ
た粉末食品に適しているが、これらに限定することな
く、フレーク状菓子、緑茶、紅茶といった嗜好品あるい
は粉末食品に近いその他食品等も、幅広く適用でき、良
好に保存することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粉末食品包
装用袋1は、雰囲気改良剤2が固定されているため、誤
って食品の中に混入するという恐れがなく、粉末食品の
品質劣化を起こすことがなく長期保存ができるものであ
る。また、本発明の粉末食品包装用袋1は、廃棄時かさ
ばらず安価なうえ、詰替用袋としての機能を有している
ものである。
装用袋1は、雰囲気改良剤2が固定されているため、誤
って食品の中に混入するという恐れがなく、粉末食品の
品質劣化を起こすことがなく長期保存ができるものであ
る。また、本発明の粉末食品包装用袋1は、廃棄時かさ
ばらず安価なうえ、詰替用袋としての機能を有している
ものである。
【図1】本発明の袋に粉末食品を実際に収容した場合の
状態を示す模式図である。
状態を示す模式図である。
【図2】(A) 本発明の粉末食品包装用袋1の一例を
示す斜視図である。 (B) (A)で示した本発明の粉末食品包装用袋1の
a−a′線での断面を示す模式図である。
示す斜視図である。 (B) (A)で示した本発明の粉末食品包装用袋1の
a−a′線での断面を示す模式図である。
【図3】(A) 本発明の粉末食品包装用袋1の他の一
例を示す斜視図である。 (B) (A)で示した本発明の粉末食品包装用袋11
のb−b′線での断面を示す模式図である。
例を示す斜視図である。 (B) (A)で示した本発明の粉末食品包装用袋11
のb−b′線での断面を示す模式図である。
1 粉末食品包装用袋 2 雰囲気改良剤 3 嵌合可能な雌雄のファスナー部材
Claims (3)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムからなり、内壁面
に脱酸素剤、乾燥剤等の雰囲気改良剤2が固定されてい
ることを特徴とする粉末食品包装用袋1。 - 【請求項2】 前記袋が、スタンディングパウチである
ことを特徴とする請求項1に記載の粉末食品包装用袋
1。 - 【請求項3】 プラスチックフィルムからなり、内壁面
に脱酸素剤、乾燥剤等の雰囲気改良剤2が固定されてい
ることを特徴とする粉末食品用詰め替え袋1。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327085A JP2000142817A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 粉末食品包装用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327085A JP2000142817A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 粉末食品包装用袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000142817A true JP2000142817A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18195131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10327085A Pending JP2000142817A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 粉末食品包装用袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000142817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003072744A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Maruto Insatsu Kogyo Kk | 包装用箱 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP10327085A patent/JP2000142817A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003072744A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Maruto Insatsu Kogyo Kk | 包装用箱 |
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