JP2000141443A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

化粧板及びその製造方法

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JP2000141443A
JP2000141443A JP10323364A JP32336498A JP2000141443A JP 2000141443 A JP2000141443 A JP 2000141443A JP 10323364 A JP10323364 A JP 10323364A JP 32336498 A JP32336498 A JP 32336498A JP 2000141443 A JP2000141443 A JP 2000141443A
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幸雄 鈴木
Yoichi Morita
洋一 守田
Seiji Sano
誠治 佐野
Hiromasa Togasaki
浩昌 戸賀崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絵柄と凹凸模様の施され、リサイクル可能なオ
レフィン系樹脂と木粉とから成る内外装用に使用する窯
業系基材から成る化粧板を提供することを目的とする。 【解決手段】溶融したオレフィン系樹脂−木粉混合物
を、冷却ロール上に共押出しながら窯業系基材に押し付
け、貼り合わせることを特徴とする化粧板の製造方法お
よびそれにより得られる化粧板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、建築物等の
内外装材等に使用する化粧板に関するもので、特に、絵
柄と凹凸模様の施された窯業系化粧板に関わる。また、
リサイクル可能なオレフィン系樹脂と木粉とから成る内
外装用に使用する化粧板に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の用途に用いられる窯業系
化粧板としては住宅・建築物の内外装用として、各種化
粧板が使用されている。
【0003】特に外装用としての化粧板には窯業系等の
無機質基材に、単色の塗装を施して作成され、あるいは
グラビアオフセット印刷や転写による絵付けが知られて
いる(特開昭54−116470号)。
【0004】ところが、上記窯業系等の無機質基材から
成る化粧板に転写で絵柄を印刷すると、2.5mmを越
える凹凸がある基材では奥部に絵柄層が入り込まず、ま
た、グラビアオフセット印刷では微細な絵柄が得られな
かった。また、熱可塑性樹脂と木粉、充填剤を押出成形
してリサイクル可能にした製品が知られているが、表面
に任意の絵柄層を設けることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点を解決するためになされたものであり、その課題
とするところは、絵柄と凹凸模様の施され、リサイクル
可能なオレフィン系樹脂と木粉とから成る内外装用に使
用する窯業系基材から成る化粧板を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく考えられたものであり、請求項1の発明は、溶融
したオレフィン系樹脂−木粉混合物を、冷却ロール上に
共押出しながら窯業系基材に押し付け、貼り合わせるこ
とを特徴とする化粧板の製造方法である。請求項2の発
明は、前記溶融したオレフィン系樹脂−木粉混合物の少
なくとも片面に接着性樹脂を二層以上で押出すことを特
徴とする請求項1記載の化粧板の製造方法である。請求
項3の発明は、前記冷却ロールに凹凸を施したことを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の化粧板の製造方法
である。請求項4の発明は、溶融したオレフィン系樹脂
−木粉混合物と冷却ロールの間に、絵柄層が樹脂側にな
るように転写シートを挿入して押出しながら、窯業系基
材に押し付け、貼り合わせながら絵柄層を転写した後、
透明保護層を設けることを特徴とする化粧板の製造方法
である。請求項5の発明は、前記溶融したオレフィン系
樹脂−木粉混合物を、凹凸冷却ロール上に共押出しなが
ら、冷却固化させることを特徴とする請求項4記載の化
粧板の製造方法である。請求項6の発明は、請求項1乃
至請求項5に記載の何れかの製造方法により製造された
化粧板である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に、本発明の窯業系基
材に貼り付ける請求項4に係わる化粧板の断面を示す。
図2に、本発明の請求項5、請求項6に係わる化粧板の
断面を示す。図3に、本発明に用いられる化粧シートの
製造工程の一例を示す。
【0007】エンボスの施された冷却ロール(7)と加
圧ロール(8)の間に溶融させたオレフィン樹脂と超低
密度ポリエチレンを共押出して、冷却固化とエンボス付
与、転写を同時に行なう。凹凸の施された化粧板は、凹
凸ロールの外周に沿って移動し、剥離ロール(9)によ
って剥離され、転写凹凸化粧板(12)(13)を作製
されたものである。
【0008】本発明における化粧板に使用する無機質基
材(1)としては表面がフラットな基材、または凹凸を
有する基材でも用いることができる。その材質は窯業系
サイディング材、ケイ酸カルシウム板、スレート板、ス
ラグ石膏板、パーライト板、コンクリートブロック等で
ある。
【0009】必要に応じてシーラー処理として、ウレタ
ン樹脂系、アクリルウレタン系等の樹脂を公知の方法で
塗装してもよい。
【0010】接着性樹脂(2)としてはオレフィン系樹
脂と接着性の良い超低密度ポリエチレン系樹脂を使用す
ることができる。
【0011】オレフィン系樹脂−木粉混合物層(3)
は、オレフィン系樹脂の中でもポリプロピレン樹脂主体
の組成が好ましい。さらに得られたシートに耐熱性、耐
衝撃性が要求される場合は、その要求度合いにより、使
用するポリプロピレンもホモポリマー、ランダムコポリ
マー、ブロックコポリマー等を任意に選択することがで
きる。
【0012】さらに、シートを押出す際および得られた
製品の熱酸化を防止するために、酸化防止剤を、紫外線
による劣化を防止するために紫外線吸収剤、光安定剤を
それぞれ適宜添加してもよい。
【0013】これら添加剤の種類、添加量は特に規定し
ないが、オレフィン系樹脂に一般的に使用されているも
のの組合せで充分である。また、外装に使用する場合は
長期耐候性を考慮して添加剤の種類、添加量を決める必
要がある。
【0014】木粉としは200メッシュ程度以下に粉砕
して使う。
【0015】オレフィン系樹脂−木粉混合物層の押出温
度は木粉中の結合水の揮発や木粉の色相変化を防ぐため
に210℃以下が好ましい。また、フィラーとして、炭
酸カルシウム、タルク、酸化チタン等を入れてもよい。
また、オレフィン系樹脂と木粉の配合比は70:30〜
60:40程度が押出成形がしやすく、好ましい。
【0016】絵柄層(4)に用いる印刷インキは色材、
バインダー樹脂およびバインダー樹脂の溶解溶剤、体質
顔料等から成る。色材としては無機系顔料等の耐候性の
あるものを使用することが好ましい。
【0017】バインダー樹脂としては塩酢ビ樹脂系、ウ
レタン樹脂系、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹
脂、スチレン樹脂、アルキッド樹脂、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、アクリルシリコーン樹脂、
フッ素樹脂、有機−無機複合高分子樹脂(金属アルコキ
シド)、またはこれらの樹脂の組合せによる共重合物や
混合物が用いられる。
【0018】転写シートの基体フィルムとしてはポリエ
チレンテレフタレート樹脂フィルムが好ましい。厚みは
窯業系基材の凹凸形状に合わせて選択するが、5〜25
μmが好ましい。
【0019】透明、半透明保護層としてはウレタン樹脂
系、ウレタンアクリレート樹脂系、アクリルシリコーン
樹脂系、フッ素樹脂系、有機−無機複合高分子樹脂系が
好ましい。
【0020】その他、透明、半透明保護層には必要に応
じて、紫外線吸収剤、光安定剤を添加してもよく、厚み
としては5〜200μm程度が好ましい。さらに粒径3
0〜80μmの樹脂ビーズを入れてもよい。
【0021】次に本発明の実施例について説明する。
【0022】
【実施例】<実施例1>ランダム重合タイプのポリプロ
ピレンに、熱可塑性エラストマーとして水素添加された
スチレン−ブタジエンゴムを15重量%、フェノール系
酸化防止剤を0.5重量%、ヒンダードアミン系光安定
剤を0.5重量%、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
を0.5重量%添加した樹脂と200メッシュの木粉を
7:3の割合で混合し、かつ、オレフィン樹脂−木粉混
合物と超低密度ポリエチレンを8:2の割合で、オレフ
ィン樹脂−木粉混合物が冷却ロール側になるように御影
石調エンボスの施された冷却ロールと加圧ロールの間に
Tダイより185℃の温度、200μmの厚みで共押出
し、窯業系基材に押出しと同時に貼り付ける。
【0023】さらに、外装用途に使用できる二液アクリ
ルウレタン樹脂表面保護層(大日本塗料(株)製:製品
名「Vセラン」)をスプレー塗装により吹き付け塗装し
て、乾燥し、化粧板を得た。
【0024】<実施例2>実施例1のオレフィン樹脂−
木粉混合物を、実施例1の方法で厚み2.5mmで押出
し、実施例1の表面保護層を吹き付け塗装して化粧板を
得た。
【0025】
【発明の効果】(イ)窯業系等の無機質基材に溶融した
オレフィン樹脂−木粉混合物を押出しながら転写で絵柄
を印刷すると、2.5mmを越える凹凸がある基材でも
奥部に絵柄層が入り込み、また、グラビアオフセット印
刷では微細な絵柄のある化粧板を得ることができる。 (ロ)熱可塑性樹脂と木粉を単体で押出成形すると、リ
サイクル可能な任意の絵柄層のある化粧板を得ることが
できる。 (ハ)表面保護層を外装用途に使える耐候性塗料、処方
にすると、外壁材にも使える。 (ニ)熱可塑性樹脂と木粉を単体で押出成形すると、リ
サイクル可能な任意の絵柄層が得られ、窯業系サイディ
ングよりも軽いものが得られる(従来、15×455×
3022mmの大きさで約20kgあったものが、同じ
大きさで約18kgと軽くなる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる化粧板の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明に係わる化粧板の一例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明による化粧板の製造方法の一実施例を示
す概略図である。
【符号の説明】
1:窯業系基材 6:押出機 2:接着性樹脂 7:冷却ロール 3:オレフィン系樹脂/木粉混合物 8:転写シート 4:絵柄層 9:塗装機 5:表面保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 511:14 B29L 9:00 (72)発明者 戸賀崎 浩昌 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA00B AK01C AK03A AK06C AK07A AK51D AK73A AL09A AP00A AT00B BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10B BA10D CA05A CA06A CA07A DD01 DE01A EH20 GB08 HB00 JB16A JL11C JL16 4F207 AA03 AA07 AA11 AA46 AA49 AB06 AC04 AD04 AG02 AG03 AG05 AH46 KA01 KA05 KA17 KB21 KB26 KK64 KL65 KL84 KW26 KW42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融したオレフィン系樹脂−木粉混合物
    を、冷却ロール上に共押出しながら窯業系基材に押し付
    け、貼り合わせることを特徴とする化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記溶融したオレフィン系樹脂−木粉混合
    物の少なくとも片面に接着性樹脂を二層以上で押出すこ
    とを特徴とする請求項1記載の化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記冷却ロールに凹凸を施したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】溶融したオレフィン系樹脂−木粉混合物と
    冷却ロールの間に、絵柄層が樹脂側になるように転写シ
    ートを挿入して押出しながら、窯業系基材に押し付け、
    貼り合わせながら絵柄層を転写した後、透明保護層を設
    けることを特徴とする化粧板の製造方法。
  5. 【請求項5】前記溶融したオレフィン系樹脂−木粉混合
    物を、凹凸冷却ロール上に共押出しながら、冷却固化さ
    せることを特徴とする請求項4記載の化粧板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5に記載の何れかの製
    造方法により製造された化粧板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019042959A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 凸版印刷株式会社 化粧シートおよび化粧板

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